Atelierで“SCode”タグの付いているブログ記事

2008年11月10日

隠居のブログ備忘録:MovableType4.1 での Captcha 設定

 スパム・コメント対策のために、MovableType(MT)3.3 の時には Scode というランダムに発生させた6桁の数字をいれないとコメントできない仕様にしていた。
 MT4.1 にバージョンアップして、この Scode プラグインが使えなくなった。MT4 以降になって、Captcha がデフォールトで取り入れられたためかもしれない。

 しかし、これを機能させるためには、サーバーに Image::Magic という CGI スクリプトがインストールされている必要がある。私がブログを置いているレンタル・サーバー Xserver には当初見あたらなかったので、他のプラグイン(reCaptcha)を試してみたが上手くいかなかった。仕方なく、MovableType か TypeKey に登録してもらうことを推奨して認証できる方のみがコメントできるようにしていた。

 最近になって、ブログにあまり詳しくない友人からコメントをいただくことがでてきたので、再度MovableType 既定の Cpatcha の利用を調べてみると、Xserver に Image::Magic がインストールされていることが判明した。MT4 のガイドに従って、Captcha を active にしてみるとすんなりと機能するようになったので、手順について備忘録として記録しておきたい。

  1. 環境:Windows XP, Vista
       MovableType 4.1
       レンタル・サーバー:Xserver
       テンプレート・セット:「小粋空間」
  2. http://userdomain/cgi/mt/mt-check.cgi で、 Image::Magic がインストールされていることを確認する。
    「確認中: オプションモジュール」の項に「サーバーに Image::Magick がインストールされています(バージョン 6.0.7)。」とある。
  3. クリックすると大きくなりますNinsho_1.jpgMovableType 4 のドキュメント「コメントに CAPTCHA 認証を利用する」のガイドに従って、「ブログの設定: 登録 / 認証設定」を行う。
     右のスクリーンショットのように、該当ブログ管理画面→設定→ブログの設定→登録/認証 で「認証なしコメントにチェック」、私の場合「メールアドレスを要求」にもチェックをいれた。
    なお、MovableType または TypeKey の認証はそのままコメントが表示されるようにしている。
  4. 同じブログの設定→コメント で「コメントポリシー」→「即時公開する条件」 で「認証サービスで認証されたコメント投稿者のみ」にチェックをいれ、「表示オプション」→「CAPTCHAプロバイダ」 で「MovableType 既定」を選択している。
  5. 「テンプレートモジュール」の「コメント入力フォーム」でコメントをいただくときの注意事項をいささかくどいと思ったが、挿入した。


 MT4.1 での CAPTCHA の設定は、以上のように非常に簡単である。ネットサーチをしてみると MT4.0 ではいろいろとトラブルがあったようであるが、MT 4.1 では解消されている。先人に感謝しなければならない。

  

2008年5月13日

隠居、reCAPTCHA をインストール


 前回、<レンタル・サーバーの引っ越しし>で書いたように、lolipop で使っていた spamcomment 対策に導入していた Scode が Xserver ではうまく作動しなかった。今回、reCAPTCHA というプラグインを導入すると上手くいったので備忘録的に書き留めておく。

 Scode の修復は諦めて、Xserver MT3.3 で動く何かよい Captcha はないかとググッてみると MagicBox というサイトの 「CAPTCHA によるコメントスパム対策」というページがヒットした。

 このページでは、Tinny Gimpy というプラグインを紹介しているが、これではなしに、Gimpy というところからたぐると英語のサイトだが、 The Official CAPTCHA site というところに行き当たった。
 "Get a Free CAPTCHA For Your Site" をクリックすると "Use reCAPTCHA on Your Site!" というページの説明となり、さらに"easy-to-install plugins" というリンクをクリックすると "Resources" というページとなり、そのページの "Application Plugins" の中に、MovableType 用のプラグインがあることを示している。

 この MovableType をクリックすると "Adding reCAPTCHA to Movable Type" というページにたどりついた。MT4.1 用のものも用意されている。
"Installing in Movable Type" の説明とおりにインストールすると、ブログ管理画面の「設定」→「プラグイン」で表示される。作動するためには、事前に"Use reCAPTCHA on Your Site!" というページで Sign Up しておく必要がある。 Sign Up すると Public Key と Private Key がもらえる。これらの Key がブログのプラグイン設定で必要である。

 後はエントリー・アーカイブを再構築すれば、コメント画面に現れる。このとき、default では英語の表示になるから、エントリー・アーカイブのテンプレートに挿入する(私の場合、従来Scodeを表示させていたところ)ときに、日本語表示にするようにHTMLを修正すればよい。(下図)
 また、システムのコメント・プレビュー・テンプレートも同様に修正した。

 ただ、TypeKey との相性が悪い。TypeKey でサインインしても、reCAPTCHAの文字を入力しなければならない。それに、管理者の承認がなければ表示されない。これでは、TypeKey サイイン・インの意味がないので、TypeKey サイイン・インの方には申し訳ないが、reCAPTCHA だけにさせてもらった。
 しかし、おかげで spam comment はおさまったようだ。  

2008年5月13日

隠居、レンタル・サーバーの引っ越し:lolipop → Xserver

 2006 年2月に、ブログを MovableType で始めだしてから、2年と3ヶ月が経過した。その当時、最も安かった(現在もそうかもしれないが) lolipop という変わった名前のレンタル・サーバーを、ディスク容量 200MB 月額 263円で契約した。
 と同時に同じ系列の、ムームードメインサービスで、n-shuhei.net という独自ドメインを取得した。現在でも、ここが独自ドメイン取得・維持では最安らしい。 

 さすがに 200MB ではすぐ余裕がなくなり、2006年10月に、月額 105円を足して500MB とした。それも容量が残り少なくなってきたので、もう少しディスク容量が大きなレンタル・サーバーを物色していた。
  lolipop の系列に、chicappa とか hemtel といったレンタル・サーバーがあるが、ネットにあまり名前が出てこないのでもひとつ乗り気ではない。
 「小粋空間」さん(現在は引越しされたようだ)など有名な方が使われている SAKURA Internetは、自分用に MP3 ファイルをおいて楽しんできたが、MovableType を移管するにはなんとなく難しそうだ。それに、債務超過も噂されている。音楽は、RadioSenboku を専ら聴いているので無駄遣いはやめて契約を解除した。

 もう少しググッテみると、ディスク容量 3GB で月額 1050円の Xserver というレンタルが見つかった。MovableType との相性も良さそうである。
 このサーバーに、一気に MT4.1 を導入して、現在の MT3.3 を移管したいと思ったが、 MT4.1 を理解するには時間がかかりそうなので、とりあえずディスク容量を確保することを優先することにした。

 一日 200人を越える人が訪問してくださるようになったので、URL は変えたくない。幸い、独自ドメインを取得していたので URL を変更せずにサーバーの引っ越しができそうである。
 Xsever には、このような場合のマニュアルが丁寧に書いてある。ただ、ドメイン管理とかDNS とかいった言葉は familiar ではないので、加齢化現象が起きている頭では理解するのになんども読み返すことになった。

引っ越しの要領は、マニュアルの「他社からの乗り換えについて」→「サーバーだけ移転したい」を参考に、
  1. まず、ドメインの設定で、保有している独自ドメイン名(私の場合、n-shuhei.net)で、xserver にドメイン設定をする。
  2. 次に、FTPソフト(私の場合、FFFTP)で、新しいドメインに、lolipop からダウンロードしておいたファイルを xserver の新しいドメイン(/n-shuhei.net/public_html/) にアップロードする。
  3. 次に、ネーム・サーバー(プライマリーとサブがある)を lolipop のネームから xserver のネームに変えて、浸透するのを待つだけである。この作業で世の中に、サーバーを変えたことを知らしているが、浸透するまでは2日間くらいかかるそうである。
  4.  ドメイン名が同じだから、ほんとに引っ越ししているかどうか分からないが、アップロードする画像ファイルなどを故意に外しておくと表示されないから確認ができる。

  5.    要するに、
    • サーバーをレンタルしている業者と独自ドメインを管理している業者は別である。
    • 独自ドメインを持っておれば、サーバーレンタル会社のネーム・サーバー名(基本的には、IPアドレス)を、ドメイン管理業者(ここの場合、ムームードメインサービス)に用意されているコントロールパネルで書き換えるだけでよい。
    ことが分かった。

     ここまでは、なんとか上手くいったが、サーバーを変えると当然サイト・パスなどが変わってくる。ドメイン名は同じなので、テンプレートタグの<$MTBlogURL$> とか、<$MTCgiPath$> などは内容は変わるが、そのまま変えなくてもつかえる。独自ドメインを持っているとこのような時に幸いする。

     ただ、次の項目は変えなければならない。
  6. mt-config.cgi のCGI Path は変えなくてよいが、Database へのパスはフルパスが変わっているので変えなければならない。(私の場合、SQLite を使っていたので)
  7. ブログ管理画面の「設定」→「公開」でのサイトパスも絶対パスを変える必要がある。
  8. cgi ファイルの属性(パーミッション)は、xserver の場合 700 に変えねばならないが、プラグインで使っている cgi ファイルも plugins のフォルダーを展開してさがし、属性を変えておく必要がある。私の場合、plugin の RebildPreView の cgi ファイル属性を変えていなかったのでエラーを起こした。


 ここまではなんとかたどり着いて、新しいサーバーで運営ができているが、spam comment 対策の Scode plugin がかなり時間をかけて検討してみたが、どうしても上手く動かない。仕方なく、1日20通近くくる Junk Comment は手動で削除している。MT4 には対策方法があるらしい。やっぱりアップグレードを考えねばならないだろう。

 

2006年10月 8日

迷惑トラックバックを拒否する

 かなり苦戦した SCode のインストールで、迷惑コメントはこのところ1件も来なくなった。ところが、迷惑トラックバック( Junk Trackback )は迷惑トラックバックにフィルタリングされているものの1日200通近くの Junk Trackbacks 絨毯爆撃は続いていた。 H. Fujimoto さんの日本語を含まないコメントは受け付けないプラグイン NotJapaneseLookup を導入しても駄目である。毎日、迷惑トラックバックの掃除が大変になった。迷惑コメント/トラックバックの削除するまでの日数は、ひょっとして正常なトラックバックが紛れ込んでいるかもしれないということで default の3日にしているが、これでも 600 ぐらいの Junk Tracbacks が貯まることになる。それに原因がよく分からないが、迷惑トラックバックが入るたびに下のような SCode のエラーがブログ・ログとシステム・ログに記録される。

迷惑コメント/トラックバック・フィルター「SCode Filter」は、次の理由で使えません: Can't call method "blog_id" on an undefined value at /home/sites/lolipop.jp/users/lolipop.jp-dp27126502/web/cgi/mt/plugins/SCode/SCode.pl line 172. (IPアドレス: 221.162.156.71)

 これらのログの掃除にも手間がかかる。 Junk Trackbacks を拒否する良いプラグインがないかと探していたところ、なんといつもお世話になっている「小粋空間」さんに、ASCII TBPing Filter というプラグインがあることが分かった。この頃は、いくつかのプラグインをインストールしているので導入は頗る簡単であった。解凍したプラグイン・フォルダーを /mt/plugin にアップロードするだけである。フィルタリングの状況を把握したいので asciiTBPingfilter.pl を秀丸で開いて logging を設定した。
 「迷惑トラックバック」に ”迷惑トラックバックは見つかりません。” の表示がでて、上手く機能しているようなので、NotJapaneseLookup を利用しないに設定すると英語のコメントも受け付けるようになった。それとともに、SCode エラー・ログもなくなった。フィルタリングの状況ログは、相変わらず1分ぐらい間隔で 
Filter ascii trackback ping. URL:http://free.45.kg/rxme/burj-al-arab.html IP:202.106.192.134 (IPアドレス: 202.106.192.134)

と Junk Trackbacks の爆撃を告げているが、対処が全く楽になった。ログの消去はボタン一つでできるから、しばらく様子を見てログがでないように logging の設定を変えるつもりだ。こんなことは、日本語の世界だからできることだと思う。

2006年7月 8日

隠居のMT:3.3-jaへアップグレードする

 6月29日にリリースされた(7月3日に修正版リリース)MovableType3.3-jaへアップグレードした。今後のいろいろなカスタマイズは3.3を基本に行われると思われるからである。レンタル・サーバー先のlolipopのMovableTypeのアップグレードIT's MEMOを参考に、慎重に作業を進めた。安易な作業で今まで痛い目にあっている。それに今動いているWeblogの基本ソフトを触る作業なので、初心者にとっては恐る恐るである。それに、何やかやとカスタマイズもしている。
 まず、バックアップをとっていつでも元に戻せる体制にした。幸い、ローカルPCには、十分なディスク容量がある。ローカルPCには、サーバーのサイトと同じ構成のサイトが2組あることになる。次に、SixApart社から修正版をDLし、解凍ソフトLHUT32を使って新たにMT3.3というフォルダーをつくり、そこに解凍した。このようにディレクトリーごとダウンロードしたりアップロードする時のFTPソフトは、HP作成ソフトのDreamweaverMX2004を使っている。lolipopのFTPサービスは、ファイル一つずつしかアップロードできない。いきなりサーバー上のcgiディレクトリーを弄ることはさけて、ローカルPC上で上記のガイド通りに、mt 配下の db と plugin ディレクトリーおよび mt-config.cgi ファイル以外は、削除・追加を行った。このようにローカルPC上でサーバー上に実現する構成をつくり、これを cgi ディレクトリーごと put (DreamweaverMX2004でのアップロードの表現)した。そのうえで、いつもの Movable Type Publishing Platform へログインするとアップデート用スクリプトが表示されたので、その指示通り実行するとアップデートは完了した。苦労した初期のインストールに比べるとずいぶんあっけない。
 ただし、カスタマイズしていた「エントリーを投稿する前にプレビューする」プラグインが動いていない。関連するファイルを削除してしまったためらしい。今、不具合で気がついているのはこれだけだが、また何か出てくるかもしれない。(追記:2006/7/9)どうやら、BigPAPIを使うプラグインは3.3にtransformという同機能のソフトを組み込んだだめに3.3とは相性が悪いらしい。素人の手が出せる解決策もまだ提供されていないようだ。しばらく不便を覚悟しなければならないようだ。まだ、3.3の新機能はエントリーフォームを拡大することができる程度しか確認していないが、もう少しいろいろと試してみたいと思っている。
(追記:2006/7/8) コメントのSCodeが上手く動作していないようだったが、Scodeをインストールしたときにお世話になった「小粋空間」のSCode プラグインでコメントスパムを制限する(その1:基本設定)を再訪問して再度インストールし直すことにした。数字の画像が出ないのでそれに該当するようなコメントあたりも読んでいると、どうやら plugin ソフトのバグらしい。再度、SCodeのソースをDLし、インストールし直すと従前通り表示されるようになった。

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