今年最後? 舞岡公園 - Studio YAMAKO

2010年10月23日

今年最後? 舞岡公園


 10月16日 天気予報によると朝は曇っているが午前中には晴れ、気温も22~23度を超えるという。この日は何も予定がなかったので、今年最後になるなと思いつつ、舞岡公園へ向かった。前回は9月7日に来ているが、公園の様子も変わり、秋の深まりを実感した。
かかしのコンクール;クリックすると大きな写真になります 1.かかしのコンクール
ここの田んぼの刈り入れは終わっていた。かかしは先月からあったが、数も増えていた。この「たこの占師 パウル」というのはなかなか凝った作品で、出来栄えも素晴らしいと思う。ほかにも力作が多かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
柿の葉の紅葉;クリックすると大きな写真になります 2.柿の葉の紅葉
柿の葉は色づいて落葉が始っている。柿の葉にはバクテリアの繁殖を抑えバクテリアの発生による悪臭を抑える作用があり、柿の葉寿司はその作用を生かしたものという。もちろん柿の葉ずしに使われる葉は緑色の葉である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 170mm ISO400 ) 露出補正 なし
セイタカアワダチソウにヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります 3.セイタカアワダチソウにヒメアカタテハ
11時半を過ぎると陽が射し気温も上がってきた。谷戸沿いの道はセイタカアワダチソウの黄色がきれいだ。今年は見ることの少なかったヒメアカタテハも来ていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
キタテハ秋型;クリックすると大きな写真になります 4.キタテハ秋型
セイタカアワダチソウにはキタテハの秋型が集まっている。夏型に比べ翅の色は赤茶色になり、精悍に見える。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
キタテハ秋型裏面;クリックすると大きな写真になります 5.キタテハ秋型裏面
夏型に比べ秋型は裏もぐっとしまりが出て見栄えがする。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
秋景色;クリックすると大きな写真になります 6.秋景色
セイタカアワダチソウの後ろはまだ刈入れが終わっていない谷戸の稲が拡がる。秋らしさを感じる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 75mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ♂;クリックすると大きな写真になります 7.ウラギンシジミ♂
この日出会ったウラギンシジミは♂が多かった。11月に近づくと♀が目立つようになる。成虫で越冬して、来年の春、産卵をして世代をつなぐ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
IXY30Sで撮ったウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります 8.IXY30Sで撮ったウラギンシジミ
地面に降りて吸水する個体が多い。こうなると写真は撮り難くなる。上から撮ると背景は地面になってしまう。ポケットに入れていたIXY30Sの広角側マクロで撮った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
ツマグロヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります 9.ツマグロヒョウモン♀
羽化まもないツマグロヒョウモン♀がいた。最近、伊藤嘉昭という方が書かれた「ツマグロヒョウモンの北進と擬態の謎にせまる」というサブタイトルの付いた「琉球の蝶」という本をアマゾンで見つけ購入した。ツマグロヒョウモンは♂と♀で翅の模様が違う。♀はカバマダラやスジグロカマダラに擬態しているといわれる。カバマダラやスジグロカマダラは捕食者である鳥たちにとって味が悪いようで、食べない。それに擬態することで鳥に食べられるのを逃れるのか。しかし、今やツマグロヒョウモンはカバマダラやスジグロカマダラが棲めない北へ進出している。もともと琉球列島、九州、および四国の南部にのみ生息していたツマグロヒョウモンは、戦後間もなく中国地方、近畿南部、三重に定着した。私が中学生ころ(1955年ころ)高尾山の尾根道でこの蝶を見たときは大珍蝶であった。名古屋では1995年ころから急に数が増え始め、一般的な蝶になった。さらに2000年を過ぎたころだったか出張先の長野県の松本市でも見かけた。今や関東では全くの普通種である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラナミシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ウラナミシジミ
吸蜜中のウラナミシジミが開翅してくれた。控え目なブルーが陽を浴びて輝く。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
101022_011.jpg 11.雀の鈴なり
まだ刈り取りが済んでいない田んぼが広がる木立が騒がしいのでふと見ると、雀がいっぱい集まっていた。彼らにとっても豊穣の秋なのだろう。人が傍を通ると一斉に飛び立つ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし


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