八島ヶ原湿原 8月10日 - Studio YAMAKO

2011年8月17日

八島ヶ原湿原 8月10日


 3年続けて八島ヶ原湿原へ行った。2009年は高ボッチから、昨年は美ヶ原山麓の三城から八島ヶ原湿原へ廻ったが、今回は先に八島ヶ原湿原へ行き、そのあと美ヶ原高原へ廻った。前2回は8月末であったが、今年は7月末に行こうと思っていたところ、天候が優れず、この日になった。
 早朝、5時少し過ぎに自宅を出発、順調に中央高速に上がり、談合坂SAで休憩。だが、車の数はとても多い。SAを出た後はカーナビの指示通りに進む。諏訪で下りてJR上諏訪駅前を通り、しばらく国道20号線を走る。諏訪大社下社の秋宮の前を左に曲がり国道142号線を進み、和田峠でヴィーナスラインに合流、霧が峰のほうに向かって進む。八島ヶ原湿原の駐車場に着いたのは、9時少し過ぎていた。

八島ヶ原湿原駐車場;クリックすると大きな写真になります 1.八島ヶ原湿原駐車場
9時15分の駐車場はご覧の通りまだ空いていた。駐車場の脇では、すでに、キアゲハが飛び、新鮮なエルタテハが路上に止まる。エルタテハは撮りたかったが、間に合わなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリとクルマバナ;クリックすると大きな写真になります 2.オオチャバネセセリとクルマバナ
駐車場からはヴィーナスラインの下をトンネルでくぐり、湿原に向かう。まだ、歩いている人も少なく、すがすがしい。見慣れぬ花でオオチャバネセセリが吸蜜をしていた。セセリチョウの仲間は翅の割に胴体が太い。ふわふわとは飛べない。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 3.アサギマダラ
木道からやや離れたところで、アサギマダラが好物のヒヨドリバナのまわりをふわふわと飛んでいた。G12の望遠端(35mm版換算140mm)で撮ったがそれでもまだ遠い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/200秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ヒメシジミ;クリックすると大きな写真になります 4.ヒメシジミ
足元でヒメシジミが飛んでいた。バリアングルモニターを見ながら、下から仰ぐように撮った。触角が隠れてしまったのが残念。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ヒメシジミ 開翅;クリックすると大きな写真になります 5.ヒメシジミ 開翅
少し擦れているが、ヒメシジミが開翅してくれた。表翅を見たほうが裏面を見るよりミヤマシジミとの判別がしやすい。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 6.ギンボシヒョウモン
ここではウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンが混在してたくさん飛んでいた。ギンボシヒョウモンは少し擦れているのが多い。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 7.スジグロチャバネセセリ
スジグロチャバネセセリに会うのは初めてだった。鎌ヶ池の近く、道端で地面に口吻を伸ばしている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段 トリミング
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 8.ウラギンヒョウモン
ウラギンヒョウモンとギンボシヒョウモンは裏面を見せてくれれば簡単に見分けがつく。飛んでいるのは♂ばかりだった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジボソヤマキチョウ;クリックすると大きな写真になります 9.スジボソヤマキチョウ
木道から離れたところにハクサンフウロが咲き、その花から花へスジボソヤマキチョウが移り飛び、吸蜜していた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
コキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります 10.コキマダラセセリ
セセリチョウの仲間では、よく似ている種が多く同定が難しい。そのうえ、このノバラアザミで吸蜜する個体は大分擦れていて、撮った時は判らなかった。帰ってきてから、写真を拡大して、図鑑を見ながら、コキマダラセセリに落ち着いた。アカセセリかとも思ったが、触角の縞模様から、どうやらコキマダラセセリのようだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
青空をバックにウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 11.青空をバックにウラギンヒョウモン
残念ながら吸蜜しているノバラアザミが半分咲き終わってしまっている。ウラギンヒョウモンも逆光になってしまった。こんなとき、内蔵フラッシュを使うとどうなるだろうか。次の機会に試してみたい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ヒョウモンチョウ;クリックすると大きな写真になります 12.ヒョウモンチョウ
ヒョウモンチョウはいるにはいるのだが、飛んできては草の中に潜り込んでしまう個体が多く、なかなか撮るチャンスが来なかった。やっと、少々離れたところではあったが、ヒヨドリバナで吸蜜してくれた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ノリウツギにスミナガシ;クリックすると大きな写真になります 13.ノリウツギにスミナガシ
戻り道の途中、わき道に入ったところに咲いているノリウツギの花に何かいないと目を凝らした。高い位置で咲いている花に何やら黒いのがいる。逆光なので余計に黒く見える。良く見るとスミナガシだった。スミナガシの写真は撮ったことがない。蝶まで距離があり、近くの花に来るのを待ったが、だめだった。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/5000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
八島ヶ原湿原の眺め;クリックすると大きな写真になります 14.八島ヶ原湿原の眺め
八島ヶ原湿原は霧ヶ峰の北西部に位置する標高約1632mの高層湿原である。湿原の所在地は諏訪市及び諏訪郡下諏訪町にまたがる。霧ヶ峰には、八島ヶ原湿原、車山湿原、踊場湿原の3つの湿原があり、そのすべてが1939年(昭和14年)に国の天然記念物として個別に指定され、1960年(昭和35年)6月10日に八島ヶ原湿原の西半分の旧御料地を加え、個別に指定されていた3つの天然記念物は1件にまとめられ、現在の指定名称霧ヶ峯湿原植物群落となった。 八島ヶ原湿原は面積が43.2ha、泥炭層の厚さは約8.05m。1万2千年前に誕生した高層湿原であり、日本南限の高層湿原といわれる。(Wikipediaによる)

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
マルバダケブキとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 15.マルバダケブキとウラギンヒョウモン
一旦、八島ヶ原湿原の入口付近まで戻ってきた。昨年はこの辺りでクジャクチョウも撮れたので、期待していたが、現れなかった。咲き始めたマルバダケブキにウラギンヒョウモンが来ていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/3200秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギボウシとヒメシジミ;クリックすると大きな写真になります 16.ギボウシとヒメシジミ
ギボウシの花にヒメシジミが止まっていた。ヒメシジミは♂ばかりだが、擦れている個体が多い。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
アサギマダラ;クリックすると大きな写真になります 17.アサギマダラ
さっきスミナガシがいたノリウツギの花が気になり、もう一度そこまで戻る。スミナガシはいなくなっていたが、すぐそばのヒヨドリバナにきれいなアサギマダラがいた。後翅にヒヨドリバナの影が映っていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1250秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
キアゲハの裏側;クリックすると大きな写真になります 18.キアゲハの裏側
再び入口へ戻ってくると、湿原の池をバックにして咲いているタムラソウにキアゲハがぶら下がっていた。時間は11時40分になった。2時間半ほど滞在したことになる。ここで八島ヶ原湿原は切り上げ、美ヶ原へ行ってみることにした。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし


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