2014年4月アーカイブ: Studio YAMAKO

2014年4月30日

小石川伝通院 4月15日


 小石川植物園へツマキチョウの写真を撮りに行った帰り、少し歩いて徳川家の菩提寺のひとつである伝通院へ行ってみた。古い佇まいを想像していたが、山門、本堂ともに新しくなっていた。
 徳川家康の生母・於大の墓や千姫の墓がある。於大の法名「伝通院殿」にちなんで院号を伝通院という。明治時代になって墓地が一般に開放されるようになると、庶民の墓も建てられるようになった。
 昭和20年(1945年)5月25日のアメリカ軍による空襲で小石川一帯は焼け野原となり、伝通院も江戸時代から残っていた山門や当時の本堂などが墓を除いてすべて焼失した。かつての将軍家の菩提所としての面影は完全に消え去った。昭和24年(1949年)に本堂を再建、さらに現在の本堂は、昭和63年(1988年)に戦後2度目に再建されたものである。平成24年(2012年)3月には山門が再建された。道理で新しいわけだ。
 Wikipedia を引用させていただきながら記録しておく。

1.山門
小石川植物園から春日の方に向かって、最短距離(自分ではそう思っている)を歩いて、伝通院山門へ出た。ピカピカに新しい。昭和20年(1945年)5月25日のアメリカ軍による空襲で焼けたあと、山門は無かったが、平成24年3月にこの立派な山門が再建された。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/900秒 8.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
山門;クリックすると大きな写真になります。
2.鐘楼
山門から本堂に向かって左手に立派な鐘楼がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/100秒 15.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
鐘楼;クリックすると大きな写真になります。
3.本堂
昭和24年に再建された本堂。奥行きが深い。正式名称を 無量山 傳通院 寿経寺 といい、額に無量山の文字が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/950秒 5.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
本堂;クリックすると大きな写真になります。
4.千姫の墓
千姫は徳川二代目将軍秀忠の娘で、慶長8年(1603年)幼少の身で豊臣秀頼に嫁ぎ、大阪城に入った。元和元年(1615年)、桑名城主 本多忠政の子、忠国忠刻と再婚するが、死別とともに天樹院と号して江戸に帰り、竹橋に住まった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
千姫の墓;クリックすると大きな写真になります。
5.本堂の屋根
千姫の墓は墓所の一番奥まったところにある。そこから本堂の屋根を振り返る。八重桜が見事だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/900秒 17.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
本堂の屋根;クリックすると大きな写真になります。
6.千姫の命日
千姫は寛文6年(1666年)2月6日(旧暦)、江戸で死去した。享年70歳だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 8.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
千姫の命日;クリックすると大きな写真になります。
7.孝子の墓
孝子は三代将軍 徳川家光の正室である、公家の鷹司信房の娘で、京都から江戸に下り、江戸城西の丸に入る。寛永2年(1625年)家光と結婚するが、公家出身で武家の生活になじめないまま、73歳で亡くなった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/450秒 6.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
孝子の墓;クリックすると大きな写真になります。
8.於大の墓
於大の方は徳川家康の生母である。三河 刈谷の城主 水野忠政の娘。天文10年(1541年)岡崎城主 松平広忠と結婚、翌年に家康を生む。しかし、後に離婚して阿古屋城主 久松俊勝と再婚するも、人質として、織田方や今川方を転々とする我が子家康を慰め、音信を絶やさなかったという。この寺を伝通院というのは、於大の戒名である 伝通院殿蓉誉光岳智香大禅定尼 に由来する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/850秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
於大の墓;クリックすると大きな写真になります。
9.山門から春日方面を眺める
入るときは山門の左側の通りを来たが、境内から山門を見ると、その向こうには伝通院前通りという広いまっすぐな道が延びていて、春日の方に向かう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/180秒 10.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
山門から春日方面を眺める;クリックすると大きな写真になります。
10.ベニハナミズキ
白山から小石川植物園に行く通りにもあったが、街路樹には紅白のハナミズキが植えられている。 文京区の樹にでも指定されているのか調べてみたが、そうではなかった。ハナミズキは、明治時代に東京からワシントンに贈ったサクラの返礼として、大正初期にアメリカから贈られたという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/600秒 22.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ベニハナミズキ;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月26日

小石川植物園 4月15日


  4月8日に目黒の自然教育園へ行った時に、ツマキチョウの飛翔写真を撮っておられた方が、小石川植物園にもツマキチョウがたくさん飛んでいたと話してくださった。ツマキチョウはこの時期しか撮れない。そこで昨年10月3日に訪れた小石川植物園に再び行ってみることにした。正しくは、東京大学大学院理学系研究科付属植物園という。
  入園料400円を支払って、園内に入る。去年来た時を思い起こして、ツマキチョウのいそうな園内の場所を、正門からすぐ左へ日本庭園への道筋と考え、歩き始めた。しばらく歩くと真っ赤な花を咲かせたオオヤマツツジがあった。その少し先をちらちらと白い蝶が飛んでいる。ツマキチョウだ。目黒ではまだ発生していなかった♀を最初に見たが、そのあと、個体数はどんどん増えた。しかし、なかなか止まってくれず、撮り難い。
  しばらく、粘ってみたがあまり多くのショットを撮ることはできなかった。また、後で来ようと、先に進む。日本庭園から旧東京医学校本館をみて、上へ上がり、ハンカチノキを見に行った。分類標本園へも行ったが、ここはこの時期、蝶を見ることはなかった。喉が渇いたので、 売店でアイスティーを買って、一息入れる。もう午後1時になっていた。
  再びツマキチョウのいるところへ戻り、約1時間粘ったが、なかなか花で吸蜜することも少なく。多くは撮れなかった。よくあれだけ疲れずに飛び続けられるものだと感心してしまう。 2時過ぎに退出した。

小石川植物園入口;クリックすると大きな写真になります。 1.小石川植物園入口
都営地下鉄三田線を白山で降りた。昨年10月に行った時は、筋向いにある雑貨屋さんで入園券を購入したが、今日は門の中の受付で販売していた。昨年は330円だったが、400円になっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオヤマツツジ;クリックすると大きな写真になります。 2.オオヤマツツジ
今日はツマキチョウ狙いである。受付の脇から、日本庭園への道を歩く。少し進んだところに真っ赤なツツジが咲いていた。満開である。アゲハでも来ていないかと見たが、蝶の姿はない。赤とびを用心して、露出を抑えたが、撮れた画像を確認してみると、もう少し明るくても良いと思った。ここで撮り直しておかないといけないのだが。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 4.8mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 3.ツマキチョウ♀
開けたところでツマキチョウが飛び始めた。路傍の小さな花に止まる。見ると♀だった。目黒では♂ばかりだったのに、季節は進んでいる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 4.ツマキチョウ♀
最初と同じ個体はのんびりと吸蜜を続けている。HS50に持ち替えて、撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 5.ツマキチョウ♂
菜の花が咲いていた。白い蝶が絡んでいるが、なかなか止まらない。やっと止まってくれたツマキチョウの♂だった。もう一歩寄りたかったのだが、すぐ、飛んでしまった。ここではモンシロチョウとツマキチョウが混ざっている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 6.ツマキチョウ♀
♀も菜の花に来た。近寄れないので、HS50で撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
ハナズオウとオオリキュウバイ;クリックすると大きな写真になります。 7.ハナズオウとオオリキュウバイ
日本庭園の池の手前に紅色のハナズオウ(花蘇芳)と白いオオリキュウバイ(大利休梅)が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
アオサギ;クリックすると大きな写真になります。 8.アオサギ
日本庭園の石橋にいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 25.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ハンカチノキ;クリックすると大きな写真になります。 9.ハンカチノキ
小石川植物園の名物である。開花時期は4月下旬で、今日はツマキチョウもさることながら、この花を見たかった。花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「幽霊の木」などと呼ばれる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/800秒 110.8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
日本庭園と旧東京医学校本館(現 総合研究博物館小石川分室);クリックすると大きな写真になります。 10.日本庭園と 旧東京医学校本館(現 総合研究博物館小石川分室)
ここに来ると撮りたくなってしまう。この時期が一番きれいなのではなかろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
サトザクラ;クリックすると大きな写真になります。 11.サトザクラ
サトザクラ 一葉 という木札がかけられていた。オオシマザクラをもとにして掛け合わせらえた桜の一品種だそうだ。その桜の下で家族連れがお弁当を開いている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/800秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
オドリコソウ;クリックすると大きな写真になります。 12.オドリコソウ
ヒメオドリコソウは舞岡公園などでたくさん咲いているが、 オドリコソウというのは、どんなのだろうかと思っていた。菜の花の傍でツマキチョウを追っているときに目についた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 13.ツマキチョウ♂
ツマキチョウは小さな花が好きなようだ。なかなか止まってくれない。「止まった!」と思って近づく。落ち着いて吸蜜を始めてくれるとシャッター・チャンスはあるのだが、多くは、こちらがアプローチする前に飛び立ってしまう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♀;クリックすると大きな写真になります。 14.ツマキチョウ♀
同じ花に来た、これは♀のようだ。午後になって、少しは花に来る個体が多くなりはしないかと、30分以上、この場所に待機していたが、チャンスは2度しかなかった。それにしても、ツマキチョウはよく止まることなく飛んでいられるなと改めて思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
140425_015.jpg 15.ベニシジミ
ベニシジミも飛び始めた。あまり珍重されないが、特に春型は可憐な蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
モンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります。 16.モンシロチョウ
欧米各国に伝わる童謡に日本で野村秋足(1819年 - 1902年)が歌詞を付けた「蝶々 蝶々 菜の葉に止まれ」という「唱歌 ちょうちょう」のように、菜の花に止まる蝶の代名詞であるモンシロチョウ。「菜の葉に飽たら 桜に遊べ」と続くが、桜の花に来たモンシロチョウは見たことがない。HS50の望遠端で撮る。少しピントが甘くなる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ダイサギ?;クリックすると大きな写真になります。 17.ダイサギ?
ハンノキ並木がある池に白いサギがいた。5m位まで近寄ったが、獲物を狙うのに夢中である。いつも見るコサギより大きい。頸の形や、くちばしの色、眼の下の緑色から、夏羽になったダイサギではないかと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 73.7mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段


2014年4月23日

蝶春来る 4月9日


  昨日から日中の気温が20℃を超えるようになった。いよいよ蝶のシーズンが始まる。
  昨日は蝶のスプリング・エフェメラルのひとつ、ツマキチョウを求めて、目黒の自然教育園へ行ってきた。そして、この日はギフチョウだ。
  2004年から10年間、ほとんど毎年この時期に行っている場所に、今年も狙いを定めて出かけて行った。申し分ないコンディションである。ここ数年、ここにギフチョウを撮りに来られる愛好者の方々が年々増えてきた。この日も20名くらいの方が私より先に来ておられた。最近は女性の方が多いように思う。ギフチョウが桜の花を訪れると、その場にいた10人くらいのカメラを持った方が、取り囲む。90mmマクロではとても寄れる状況ではない。他の方々は300mm位の大きなレンズを付けたカメラを構える。私はHS50だ。
 初めのころは、必ず山頂に登っていた。それほど長くはないがきつい登りもある。11時ごろの山頂にはギフチョウが乱舞している。ところが山頂には花が少なく、地面に止まることが多い。小さなスミレに来ることもあるが、どうしても上から押さえつけて撮ることが多くなる。
  一方、ここ登り口のあたりでは、ウメに始まり、サクラ、アセビ、イワツツジ(ミツバツツジ)や、タチツボスミレ、オオイヌノフグリに至るまで、いろいろな花に吸蜜に来る。最近ではカタクリも植えらている。ここ数年は、登りもきついので、山頂まで登ることはなくなった。
  ここは保護されているギフチョウの産地であるが、他産地のものが放蝶されて、混血が起こり、ここ一帯の純粋な血統のギフチョウが見られなくなったという話を聞いたことがある。
  この日はギフチョウのほかに、トラフシジミ、スギタニルリシジミ、ルリシジミ、コツバメ、ミヤマセセリ、越冬後のヒオドシチョウ、テングチョウ、ウラギンシジミを見ることが出来た。いよいよ春である。
撮影を終え、いつもお茶を入れてくださる、ここにお住いのSさんに"元気だったらまた来年来ます"と別れを告げた。近くの立ち寄り湯で一風呂浴びて帰路についた。

桜とスイセン;クリックすると大きな写真になります。 1.桜とスイセン
いつもの通り、トイレ休憩を兼ねて、湖畔の公園による。桜はまだまだ咲いていた。花壇は良く手入れされていて、植えられたスイセンがきれいに咲いている。そういえば昨年は、この場所には菜の花が咲いていたのに。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ソメイヨシノ満開;クリックすると大きな写真になります。 2.ソメイヨシノ満開
満開のソメイヨシノが視野を埋める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/600秒 20.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
湖と公園;クリックすると大きな写真になります。 3.湖と公園
花壇は良く整備されていた。湖の向こうには桜が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 5.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ギフチョウ桜を訪れる;クリックすると大きな写真になります。 4.ギフチョウ桜を訪れる
現地に到着した。すでにカメラを携えた何人かの愛好家がいらっしゃった。「こんにちは」とご挨拶をして、仲間入りする。11時少し前、さっそく マメザクラというのだろうか、小ぶりの桜の花にギフチョウが訪れた。撮影者が多いので90mm macro では寄れなかった。HS50の望遠端でとる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ギタニルリシジミ 5.スギタニルリシジミ
スギタニルリシジミもスプリング・エフェメラルであり、今日の目的のひとつである。ルリシジミと見分けは付きにくいが、裏面の色とわずかな斑紋の違いでスギタニルリシジミと分かる。露出が難しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 133.4mm ISO100 ) 露出補正 +0.7段
ギフチョウ 休憩 -1;クリックすると大きな写真になります。 6.ギフチョウ 休憩 -1 
幸運にも近くの背の低い木の枝にギフチョウが止まった。 90mm macro レンズで撮るときは、F5.6の絞り優先プログラムで撮るのだが、昨日、目黒でツマキチョウを撮った時の設定を換えるのを忘れてしまい。プログラムオートになってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 休憩 -2;クリックすると大きな写真になります。 7.ギフチョウ 休憩 -2
前の写真と同じ個体だ。少し距離があるので、HS50に持ち替える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 102.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 静止;クリックすると大きな写真になります。 8.ギフチョウ 静止
150mほど先に進んだ。ここにも2本の桜の木があって。大勢のカメラマンが、ギフチョウが来るのを待っている。このギフチョウは桜ではなく下草に止まった。カメラマンが追い周囲を取り囲む。近寄れない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 130.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
地面に止まるギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 9.地面に止まるギフチョウ
よく遭遇するシーンだ。抜き足差し足忍び足で、ひとり、また一人と集まる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 95.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
ルリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 10.ルリシジミ
スギタニルリシジミか思ったが、ルリシジミだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F9.0 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウラギンシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.ウラギンシジミ
越冬後のウラギンシジミ♀がちらちらと翅を光らせながら飛んできた。目の前の道に止まり吸水を始めた。もっとカメラを下げて向こう側を映しこみたかったが、手前の落ち葉が邪魔になって駄目だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/680秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
トラフシジミ春型;クリックすると大きな写真になります。 12.トラフシジミ春型
桜の高い枝の花にトラフシジミが来た。同じようにカメラマンの皆さんが集まる。私も仲間に入れていただく。トラフシジミは桜の花に潜るようにして吸蜜していて、顔が見えない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/680秒 88.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
タチスボスミレに来たギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 13.タチスボスミレに来たギフチョウ
この日はタチスボスミレに来るギフチョウはあまり多くなかった。唯一のチャンスだったが、残念ながら人垣で正面に回り込めない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 後ろから;クリックすると大きな写真になります。 14.ギフチョウ 後ろから
桜の花に向こうを向いて止まって吸蜜するギフチョウ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 68.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
桜の花で吸蜜するギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 15.桜の花で吸蜜するギフチョウ
12時を過ぎた。ギフチョウの数はだんだん多くなっている。1本の桜の木に複数のギフチョウが訪れることもある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 185.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
イカリモンガ;クリックすると大きな写真になります。 16.イカリモンガ
これは蝶ではなく蛾だ。大きさはシジミチョウほどで、活発に飛んで花に来る。翅を閉じて止まる。蝶と見紛うてしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/600秒 102.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
「わっ!きれい」 トラフシジミ;クリックすると大きな写真になります。 17.「わっ!きれい」 トラフシジミ
また、トラフシジミが現れて、陽光を浴びて桜の花で吸蜜する。女性カメラマンから「わっ!きれい」と歓声が上がった。春型のトラフシジミは夏型より白い縞模様がはっきりして美しい。蝶の眼も捉えることが出来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 123.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 90mm macro で;クリックすると大きな写真になります。 18.ギフチョウ 90mm macro で
まだまだ、カメラマンは多いが、ギフチョウにはそろそろ食傷気味になられているようで、トラフシジミに夢中になっている方が多い。近づいて撮ることが出来た。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギフチョウ 正面から;クリックすると大きな写真になります。 19.ギフチョウ 正面から
同じ個体だが、正面に回り込んで撮ることが出来た。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ 集団吸水 -1;クリックすると大きな写真になります。 20.スギタニルリシジミ 集団吸水 -1
スギタニルリシジミの写真を撮っておきたいと思って、川の石垣を探す。すると4頭ほど集まって吸蜜しているところを見つけた。3頭がスギタニルリシジミで1頭はルリシジミのようだ。上から見下ろすように撮る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/480秒 119.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ 集団吸水 -2;クリックすると大きな写真になります。 21.スギタニルリシジミ 集団吸水 -2
このような吸水の状態になると、彼らはそこから離れようとはしない。今度は川床に下りて撮る。1頭は陰に隠れてしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミ 集団吸水 -3;クリックすると大きな写真になります。 22.スギタニルリシジミ 集団吸水 -3
ゆっくりとD5000に持ち替えて撮る。7時の位置に頭を向けて吸水しているのがルリシジミで、他の3頭はスギタニルリシジミだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F8.0 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スギタニルリシジミとルリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 23.スギタニルリシジミとルリシジミ
手前がスギタニルリシジミで向こう側がルリシジミだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F7.1 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります。 24.ヒオドシチョウ
越冬したヒオドシチョウがキフジの花に来た。キフジに蝶が来るのをあまり見たことがない。翅は傷んでいる。昨年の6月頃に羽化しているのだから、おおよそ10か月は生きていることになるのだから仕方ない。なぜISO感度が1000になってしまったのだろう。コントラストが強すぎて、例のダイナミックレンジのオートがそうさせたのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 185.0mm ISO1000 ) 露出補正 なし
名残のギフチョウ;クリックすると大きな写真になります。 25.名残のギフチョウ
そろそろ引き上げようと思っていた時、ギフチョウが正面に来てくれた。しかし、ちょっと距離が離れているのでHS50で。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 143.6mm ISO200 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります。 26.テングチョウ
今日はミヤマセセリとコツバメを撮り損なった。最後に駐車場への帰り道でテングチョウを撮った。今日もHS50を多用せざるを得なかったが、HS50はなかなか重宝なカメラと思う。遠くからしか狙えないときも、近寄って背景を入れて撮りたいときも便利に使える。無精してデジイチ撮るのを怠ってしまいそうだ。これでシャープな画が撮れればいうことはないのだが・・・。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 143.6mm ISO200 ) 露出補正 なし

2014年4月18日

目黒のツマキチョウ 4月8日 


 週末、また寒い日があったが、この日は良い天気で、気温も上がりそうだ。昨秋、新横浜にカバマダラを撮りに行った時にお目にかかった方から、白金の自然教育園のことを聞いていた。ブログを拝見すると、ツマキチョウが飛んでいるようだ。自然教育園の前の目黒通りはしばしば通るが、今まで入園したことはない。
 受付で入園料を払おうとしたところ、65歳以上は無料とのこと。都民ではなく、横浜市民なのに申し訳ない。
  中に入って、驚いた。まさに、ここが山手線の内側とは思えないほどの自然があった。面積は約6万坪あるそうだ。パンフレットによると、ここ自然教育園の生い立ちは、今から4~500年前の中世の豪族の館からはじまっている。その後、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷となり、明治時代には陸、海軍の火薬庫、大正時代には白金御料地としての歴史を重ねてきたという。昭和24年に(1949年)に全域が天然記念物および史跡に指定されると同時に一般に公開されるようになった。
  もちろん園内は採集禁止である。
 園内を進んでいくと、やがてツマキチョウが飛び始めた。白い蝶は全てツマキチョウで、モンシロチョウはいない。ただツマキチョウはほとんど止まってくれない。しばらくして、昨秋、新横浜でお目にかかった方と、そのお連れの方に出会った。二人でツマキチョウの飛翔写真を撮られている。飛んでいるツマキチョウを30cm~50cmのところで捉えて連写する。撮れた画像をモニターで見せていただいたが、素晴らしい写真が撮れていた。テクニシャンである。

1.鮮やかな黄色 ヤマブキ
園内に入ると、まずヤマブキの花の黄色が鮮やかに輝く。一週間前とは、全く違う春を感じる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 なし
鮮やかな黄色 ヤマブキ;クリックすると大きな写真になります。
2.ツマキチョウ♂
まず最初に撮った1枚。やっと地面近くに咲くクサイチゴの花に止まってくれた。この日は、D5000+TAMRON 90mm macro とHS50を持って行った。まだ発生初期のようで飛んでいるツマキチョウは全て♂である。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
プログラムオートで撮影  ( F9.0 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。
3.ラショウモンカズラ
遊歩道の脇には小さな草花が多く咲いていて、名前を記した札が差されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ラショウモンカズラ;クリックすると大きな写真になります。
4.緑のモミジ
モミジの枝から元気な若葉が生まれていた。紅葉はもちろん見事だが、この時期の青葉の輝きも捨てたものではない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/340秒 119.3mm ISO200 ) 露出補正 なし
緑のモミジ;クリックすると大きな写真になります。
5.ノウルシ
水生植物園というところにくると、一面黄色いノウルシの花が咲いていた。ウルシという名前の由来は、、茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきているそうだ。また、比較的まれな植物であり、絶滅が心配される植物のひとつであるとも言われる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
ノウルシ;クリックすると大きな写真になります。
6.キタテハ
キタテハもクサイチゴの花に来る。日が当たって赤褐色がきれいだ。ローアングルで、カメラを手前の草に中に潜り込ませて撮る。D5000では無理だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/200秒 59.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります。
7.湿地
自然教育園の一番奥へと「森の小道」を歩く。右手に湿地が広がり紫色の花が咲いていた。花の名前はわからない。ここにはツマキチョウがいっぱい舞っていた。紫色の花に止まってくれたら望遠にして撮ってみたいと思ったが、止まらない。♀を探して飛び回っているのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/320秒 39.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
湿地;クリックすると大きな写真になります。
8.アゲハ
今年初めてのアゲハを見た。今日、羽化したのだろうか。飛んで来て、木の枝の新緑の葉に翅を休める。少々距離はあるが、HS50なら撮れる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 102.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
アゲハ;クリックすると大きな写真になります。
9.アゲハ 開翅
しばらくじっとしていたが、翅を開いてくれた。右に回り込む。春のアゲハは小さくて、ギフチョウにも劣らない美しさだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 148.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
アゲハ 開翅;クリックすると大きな写真になります。
10.クサイチゴで吸蜜するツマキチョウ
昼過ぎになって、今まで飛び回ってばかりいたツマキチョウが、クサイチゴに止まって吸蜜することが多くなった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 16.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
クサイチゴで吸蜜するツマキチョウ;クリックすると大きな写真になります。
11.枝垂れ桜
午後1時を過ぎた。腹も減ってきたのでそろそろ引き上げることにする。♀が発生するころにもう一度来てもいいなと思う。自然教育園の門を出て、目黒通りを左へ50mほど行くと公園がある。枝垂れ桜が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/850秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 +1.0段
枝垂れ桜;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月15日

鶴岡八幡宮 3月28日


  散在が池森林公園を歩き、大船へ戻って昼食にした後、鎌倉の鶴岡八幡宮へ行ってみたくなった。段蔓の桜はもう咲いているだろうか?また、4年前に強風で倒れた大銀杏のひこばえはその後どうなっているだろうかということも気になっていた。

1.段蔓
鎌倉駅に着いた。まず段蔓の桜の開き具合を見たくて、駅前からまっすぐ若宮大路へ出た。残念ながら、ほとんど咲いていない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 5.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
段蔓;クリックすると大きな写真になります。
2.段蔓の桜の蕾
二の鳥居から三の鳥居までの約500mある段蔓には300本の桜の木が植えられている。桜が植えられたのは大正7年、現在は「日本の桜名所100」にも選ばれている。ただ、桜はだんだん花の付きが悪くなっているようで、2年かけて植え替えをするという話があるようだ。神奈川新聞のカナロコによれば、「ソメイヨシノの寿命はおよそ60、70年ともいわれ、段葛もこの時期を迎えた老木が多い。鶴岡八幡宮に残る記録では、大正時代に大掛かりな植え込み工事が、昭和初期には改修工事が行われた。今回、植え替えの必要な老木を選別し、新たな成木に植え替える」という。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
段蔓の桜の蕾;クリックすると大きな写真になります。
3.平家池から
三の鳥居から境内に入ると、正面に太鼓橋があり、右手に源氏池、左手に平家池がある。その平家池の端に植えられている桜は見事に花を付けていた。本宮が眺められる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/350秒 50.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
平家池から;クリックすると大きな写真になります。
4.舞殿と本宮
太鼓橋の先から、舞殿と本宮を望む。芽を吹き始めた緑に朱色が鮮やかだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/300秒 23.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
舞殿と本宮;クリックすると大きな写真になります。
5.ルリタテハ
舞殿の手前、右側にある社務所に植えられたアセビの花にルリタテハが飛んで来て吸蜜を始めた。ルリタテハはどこにでもいる蝶なのだが、数は多くない。翅を開くと瑠璃色の帯が輝く。会えると嬉しくなる蝶だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります。
6.ルリタテハ 広角側で
もちろん同じ個体である。バリアングルでローアングルで撮った。背景もシャープに写る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/900秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ルリタテハ 広角側で;クリックすると大きな写真になります。
7.舞殿の結婚式
舞殿では結婚氏が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/320秒 22.4mm ISO160 ) 露出補正 なし
舞殿の結婚式;クリックすると大きな写真になります。
8.大銀杏の子
本宮に上がる大石段の左側には、樹齢1000年と言われていた大銀杏があった。ところが、平成22年(2010年)3月10日4時40分頃に、強風のためにその大銀杏は根元から倒れた。倒伏した大銀杏の根元から高さ4mまでを、もともと生えていた場所から隣りの7mほど離れた位置へ移動して根付かせると同時にその親木からのヒコバエと、大銀杏があった場所に生えるヒコバエが育てられていた。何本かのヒコバエの中から生育の良いものを剪定し、育てているそうだ。この3月10日で倒れて4年が経つ。残った根から、奇跡的に芽吹いた若木が成長し、すくすくと育っている。2011年12月に訪れた時に見たときは、残った根から何本ものヒコバエが伸びていたが、その後、いちばん良い若木が選ばれたようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/600秒 15.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
大銀杏の子
9.大銀杏 親と子
写真左側に見えるのが、4年前に倒れた大銀杏の根から4mの高さで切断し、移動して植えられた部分だ。その右側に囲われて若木が育っている。若木は今、高さ1.2mほど。直径2cmほどの幹からは9本の枝が分かれ、それぞれの枝にも数十の新芽の気配がみられる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 8.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
大銀杏 親と子;クリックすると大きな写真になります。
10.神苑ぼたん庭園
鶴岡八幡宮のお参りを終えて、戻ってくると神苑ぼたん庭園開園中の案内板が目に付いた。入ったことがないので拝観料500円を支払って、中に入った。ここ神苑ぼたん庭園には約100品種1000株の「牡丹」が植えられているとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 7.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
神苑ぼたん庭園;クリックすると大きな写真になります。
11.真紅のぼたん
大きな深紅のぼたんがあった。デジカメで赤を撮るとしばしば飛んでしまうことがある。少し露出をアンダーにして撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/140秒 10.7mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
真紅のぼたん;クリックすると大きな写真になります。
12.記念撮影
先ほど舞殿で結婚式を挙げていた新郎新婦だろうか。その新郎新婦を囲んで鶴岡八幡宮を背景に記念撮影。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 19.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
記念撮影;クリックすると大きな写真になります。
13.大巧寺
鎌倉駅からまっすぐ歩いて、若宮大路を渡ったところに大巧寺があった。今まで何回も来ているところだが、いつもは、小町通りを進むことが多く、この大巧寺の境内に入ったことがない。本堂は、奥にあり、本堂に行く路には、いろいろな樹や花がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 5.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
大巧寺;クリックすると大きな写真になります。
14.シデコブシ
本堂の脇にシデコブシの花が咲いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/500秒 7.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
シデコブシ;クリックすると大きな写真になります。
15.ボケ
この時期、ボケが美しい花をつける。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
ボケ;クリックすると大きな写真になります。
16.大巧寺本堂
本堂は小町大路と若宮大路に挟まれた位置にあり、若宮大路に背を向けている。小町大路側が正門、私が入った若宮大路側が裏門となる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
大巧寺本堂;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月13日

散在ガ池森林公園 3月28日


 舞岡公園は変わり映えがしないので、どこか違うところへ行ってみようと思い、いくつかの候補の中から、鎌倉市の大船の近くにある散在ガ池森林公園を選んだ。
  散在ガ池というのは鎌倉湖のことである。近くに鎌倉カントリークラブがある。
  JRの大船駅から鎌倉湖循環というバスに乗った。散在ガ池森林公園は「今泉不動」というバス停で降りるが、その一つ手前の「白山神社」で降り、白山神社を見ていくことにした。散在ガ池森林公園に入る前に称名寺(今泉不動)にも行ってみた。
  散在ガ池森林公園は、まさに森林に覆われている。散在ガ池(鎌倉湖)を周るように「馬の背の小径」を上り、「のんびり小径」を下りてきたが、「馬の背の小径」はところどころ急なのぼりがあり、息がはずんだ。ただ、この公園は緑は多いが、開けたところがなく、花もなさそうだ。蝶の撮影には適さないように思えた。
午後1時ごろ、再びバスに乗って大船に戻り、昼食にした。

1.白山神社
大船から乗った神奈中バスの散在が池森林公園の下車駅は「今泉不動」だが、その一つ手前の「白山神社」で下車して、白山神社にお参りした。その昔にはさらに毘沙門天が祀られたお堂があったそうで、その毘沙門堂の別当寺として今泉寺(こんせんじ)があったそうだ。毘沙門堂は、明治政府の発令した廃仏毀釈によって失われている。現在、境内には白山神社と今泉寺が同居している。ただ、今泉寺がどれなのか(どの建物なのか)良く判らなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
白山神社;クリックすると大きな写真になります。
2.白山神社社殿
この階段を上がった先に社殿があった。質素な神社だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/600秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
白山神社社殿;クリックすると大きな写真になります。
3.称名寺(今泉不動)
白山神社を出て、バス通りを進むと右手に散在ガ池森林公園の入り口への道がある。そこをいったん通り越して、少し進むと、称名寺(今泉不動)があった。そこを右に行くと鎌倉カントリー方面だ。称名寺の境内に入る、奥に進むと不動堂上り口に出る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/170秒 7.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
称名寺(今泉不動);クリックすると大きな写真になります。
4.称名寺(今泉不動) 不動堂
苔の付いた階段を上がりきったところに不動堂があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/50秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
称名寺(今泉不動) 不動堂;クリックすると大きな写真になります。
5.称名寺(今泉不動) 三十六童子
鎌倉幕府の歴代将軍が信仰したという不動明王が祀られ、不動堂の背後には、石造の大日如来と三十六童子像が置かれている。不動堂を降りたところに 陰陽の滝というのがあり、ぜひ見たいと思ったが、今秋封切り予定の映画「ふしぎな岬の物語」(企画・主演は吉永小百合 さん)の冒頭シーンがこの陰陽の滝の前で撮影されているとかで、立ち入ることが出来なかった。吉永小百合さんもいたのだろうか?

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/640秒 7.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
称名寺(今泉不動) 三十六童子;クリックすると大きな写真になります。
6.散在ガ池(鎌倉湖)
白山神社、称名寺にお参りして、バス通りを少し戻り、左手の道を少し登って、右手にあった散在ガ池森林公園入口から公園に入った。しばらく「せせらぎの小径」を歩くとここに出てくる。途中、テングチョウとムラサキツバメを見かけたが、撮れなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/400秒 9.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
散在ガ池(鎌倉湖);クリックすると大きな写真になります。
7.カルガモと鯉
池には2羽のカルガモと多くの鯉がいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 160.5mm ISO1000 ) 露出補正 なし
カルガモと鯉;クリックすると大きな写真になります。
8.カルガモ
カルガモは渡りは行わないという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 66.0mm ISO160 ) 露出補正 -1.0段
カルガモ;クリックすると大きな写真になります。
9.カルガモと緋鯉
2羽のカルガモが作り出す波紋と緋色の鯉が撮らせた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/400秒 56.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
カルガモと緋鯉;クリックすると大きな写真になります。
10.強い虫と弱い虫
鎌倉湖を左に見て「馬の背の小径」を進む。ところどころ急なのぼりになり、息が弾む。途中には教育的ないろいろな案内板があった。この案内版の内容は興味があった。樹液に来る蝶の中ではゴマダラチョウが一番強く、アカタテハが一番弱いとされている。シータテハが描かれているが、ここにシータテハが生息しているのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/640秒 6.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
強い虫と弱い虫;クリックすると大きな写真になります。
11.アメンボ
鎌倉湖を左回りで一周するように、「のんびり小径」を下りて、「せせらぎの小径」へ戻ってきた。そのせせらぎにアメンボがスイスイと浮かんでいる。アメンボは半翅目アメンボ科の昆虫の1種で、体長は15mm内外、黒色だ。中後肢は長く、先端に毛の束があり、表面張力で体を水面に保ち滑走する。前肢は短く、食物をとるのに使う。ミズスマシとはべつものである。中後肢の毛の束が水の影を作っている。交尾中だ。ピントが今一つだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 119.3mm ISO500 ) 露出補正 なし
アメンボ;クリックすると大きな写真になります。
12.テングチョウ
「せせらぎの小径」からバス停に戻る途中、テングチョウが日向ぼっこをしていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/480秒 38.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
テングチョウ;クリックすると大きな写真になります。
13.ボケ
この時期、ボケの花がきれいだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/220秒 115.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ボケ;クリックすると大きな写真になります。
14.ヒイラギナンテン
今まで気が付かなかったが、ヒイラギナンテンがこんなにきれいな花を咲かせていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 66.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒイラギナンテン;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月10日

春近し 舞岡公園 3月24日


 この日は気温が上がりそうで、蝶の出現が期待できた。少し遅めの11時半ごろ、公園に着く。
  約2時間ほど、いつものコースを歩いてみたが、蝶の姿は少ない。この日は、キタテハ、キタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウを見たのみで、期待していたベニシジミや、ツバメシジミを見ることが出来なかった。ちょっと心配なのは、このところ公園内の整備が非常に良くなされていて、下草がきれいに刈られていることだ。
 しかし、歩く先には春の花が溢れていた。木に咲く花では、サンシュユの黄色い花や、ウグイスカグラのピンクの花、また、足元にはオオイヌノフグリやタチスボスミレ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどが咲いている。
 この日、初めて野鳥らしい野鳥を撮ることが出来た。コゲラだ。さくらなみ池にはカイツブリもいた。
この日は、D5000にTAMRON 90mmを付けて首に下げ、FINEPIX HS50EXRは右手に持って歩いたが、結局D5000を使うチャンスはなかった。

1.キブシの花
春先、葉が出てくる前に、長さが7cm~8cmほどの穂状花序が下がって、淡黄色の花を多数付ける。雄花と雌花があるというが良く区別できない。漢字で木五倍子と書き、雌株は花が咲いた後に実が成り、その実から黒い染色が採れ、 この染料はフシ(五倍子)の代用として使われ、昔の既婚女性の御歯黒に使われたそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
キブシの花;クリックすると大きな写真になります。
2.キタテハ
谷戸へ下りていくと、日溜りからキタテハが飛び立った。飛び立っても、また、同じところに戻ってきて翅を開く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります。
3.サンシュユ
漢字で山茱萸と書くそうだ。元々は薬用植物 として江戸時代の中期に朝鮮から果実が持ち込まれたそうだが、現在では春を告げる花木 のひとつとして切り花や庭木、公園樹として親しまれている。谷戸では、この時期、この一本の木に黄色い花が咲く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 24.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
サンシュユ;クリックすると大きな写真になります。
4.ネコヤナギ
穂のような形で咲く花のことを花穂というそうだが、ネコヤナギは銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、その和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。雌雄異株でこれは雄花のようだ。春、最も早く開花するヤナギのひとつとのこと。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/220秒 61.3mm ISO200 ) 露出補正 なし
ネコヤナギ;クリックすると大きな写真になります。
5.タチツボスミレ
立坪菫とかく。名まえの「坪」とは道端や庭の意味で、そういう身近な所で見られることからツボスミレで、「立」は、花の盛りを過ぎると茎がしだいに立ち上がってくるところからだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
タチツボスミレ;クリックすると大きな写真になります。
6.ウグイスカズラ
樹の高さは3~4mほどである。小さな可愛い花だ。鶯神楽と書く。ウグイスカグラの語源は鶯が繁みの陰で岩戸神楽を舞うところかららしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/350秒 85.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
ウグイスカズラ;クリックすると大きな写真になります。
7.ヒメオドリコソウ
もちろん漢字では姫踊子草と書く。ヨーロッパ原産の越年草とのこと。日本原産のオドリコソウという花がある。それは笠をかぶった踊り子が裾をあでやかに翻しながら輪になって踊っているように見えるところから命名されているという。ヒメオドリコソウの方は、明治時代にヨーロッパから入ってきて、花の形がオドリコソウに似ていて、小さいので、ヒメオドリコソウと呼ばれているそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/500秒 8.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
ヒメオドリコソウ;クリックすると大きな写真になります。
8.ホトケノザ
春の七草の一つにホトケノザというのがあるが、これは本種のことではなくキク科の草だ。こちらはオドリコソウの仲間。仏の座と書くが、茎を取り囲んで付く葉の様子を仏像の台座に見立てた和名だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/600秒 8.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
ホトケノザ;クリックすると大きな写真になります。"
9.ハナニラ
花韮。葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名があるという。野菜のニラとは同じ科の植物であるが、属が違うのであまり近縁とは言えないそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/950秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
ハナニラ;クリックすると大きな写真になります。
10.キズイセン
黄水仙。かっぱ池の近く、少し離れたところに、黄水仙がまとまって咲いていた。強い香りがするというが、ここからでは伝わってこない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 185.0mm ISO160 ) 露出補正 なし
キズイセン;クリックすると大きな写真になります。
11.キタテハの日向ぼっこ
この時期のキタテハ、日溜りの土の上などの止まって日向ぼっこをしている。こちらが気が付かないで踏み込むと、飛び立って、周囲を一回りしてくるが、また、同じようなところに止まる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/950秒 9.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
キタテハの日向ぼっこ;クリックすると大きな写真になります。
12.池端の柳
宮田池の端に立ち並ぶ柳の木の芽が吹いた。春だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 20.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
池端の柳;クリックすると大きな写真になります。
13.カイツブリ
さくらなみ池に見たことのない鳥がいた。帰宅して調べてみるとカイツブリだった。それほど珍しい鳥では無いようだが見るのは初めてである。眼の下からくちばしにかけての白い模様がカッコいい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/210秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
カイツブリ;クリックすると大きな写真になります。
14.コサギ
頭の後ろに冠毛がある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 68.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
コサギ;クリックすると大きな写真になります。
15.キジバト
別名ヤマバトというそうだ。Wikipedia によると、別名のとおり、かつては山岳地帯に生息し、めったに人前に姿を現さなかったが、1960年代に都市部での銃猟が制限されるようになってからあまり人間を恐れなくなって、1970年代には街路樹や建造物でも営巣するようになり、都市部への進出を果たしたという。保土ヶ谷公園でも撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 119.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
キジバト;クリックすると大きな写真になります。
16.コゲラ
やっと野鳥らしい野鳥を撮れた。もちろん、その時は名前はわからなかったが、帰宅して調べてみてコゲラだと思った。n-shuheiさんにも確認していただいたところ、コゲラで間違っていなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/450秒 160.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
コゲラ;クリックすると大きな写真になります。
17.ツグミ
今年の2月17日に、3日前に降った雪が残る保土ヶ谷公園でこの鳥を見て以来、舞岡公園でも、ほとんど毎回見られるようになった。今日は暖かい日だった。春の花が一斉に咲いていた。しかし、蝶はまだまだ少ない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 185.0mm ISO125 ) 露出補正 なし
ツグミ;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月 7日

クイーン・エリザベス号を見に行く(2) 3月17日


 大桟橋から関内まで歩いて、鰻の老舗「わかな」(創業明治5年)で昼食にした。
 昼食後、外に出ると陽が傾いてきている。はじめは、予定していなかったが、午前中は日陰になり、今一つだった左舷側のクイーン・エリザベス号の全景を撮りたくなり、同行者と別れて、ひとり、赤レンガ倉庫に向かった。午後は左舷側に日が回る。
  赤レンガ倉庫からは、クイーン・エリザベス号の全貌を眺めることが出来た。振り向くと「みなとみらい」にだんだん日が落ちている。ここまで待ったのなら、日が落ちて、船に灯りが灯るのを見て行こう。

23.赤レンガ倉庫到着
関内駅近くの鰻の老舗「わかな」を出て、私は、みなとみらい線で帰るという同行者と途中で別れ、ひとり赤レンガ倉庫に向かって歩いた。午後3時半、まだ、日があるうちにクイーン・エリザベス号左舷側の全景を撮っておきたい。午後の日を浴びて輝くクイーン・エリザベス号の船体が見えてきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 15.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
赤レンガ倉庫到着;クリックすると大きな写真になります。
24.西日を浴びるクイーン・エリザベス号
期待通りだった。午前中に乗った観覧船からは、日影になった船体しか見ることが出来なかったが、黒く塗られたその引き締まった船体を見ることが出来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 5.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
西日を浴びるクイーン・エリザベス号;クリックすると大きな写真になります。
25.クイーン・エリザベス号全景
赤レンガ倉庫前の広場から、さらに海に近づき、岸壁から撮る。遮るものがない。ベイ・ブリッジ、マリンタワーも入れて撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/900秒 4.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
クイーン・エリザベス号全景;クリックすると大きな写真になります。
26.警戒する警備艇
神奈川県警の警備用船舶だろうか、POLICEと記された船が巡回している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 5.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
警戒する警備艇;クリックすると大きな写真になります。
27.大成丸
午後3時45分、日没までまだだいぶ時間はある。しかしここまでいたのだから、夕暮れのクイーン・エリザベス号を撮りたい。すこし、時間をつぶそうと、2004年年12月10日から横浜海上防災基地内の「海上保安資料館横浜館」(工作船展示館)で展示されている、引き上げられた北朝鮮工作船を見ようと思ったが、あいにく月曜日は休館になっていた。そこで、新港埠頭の方へ歩いてみたが、そこに、この大成丸が停泊していた。航海実習訓練を目的として建造された5,887トン、全長124.84mの練習船だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 8.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
大成丸;クリックすると大きな写真になります。
28.京浜フェリーボート
午前中に私たちが乗ったのと同じ観覧船がやってきた。この時間なら、クイーン・エリザベス号の左舷側全景がきれいに見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/680秒 22.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
京浜フェリーボート;クリックすると大きな写真になります。
29.乗客
望遠で船の乗客を捉えてみた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/500秒 185.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
乗客;クリックすると大きな写真になります。
30.救命ボート
救命ボートは全部で16艇あるそうだ。時刻は夕方5時になっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/220秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
救命ボート;クリックすると大きな写真になります。
31.デッキから夕陽を眺める乗客
5時20分、夕日がクイーン・エリザベス号を照らす。デッキの乗客は、みなとみらいに落ちる夕日を眺めているのだろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 47.3mm ISO125 ) 露出補正 なし
デッキから夕陽を眺める乗客;クリックすると大きな写真になります。
32.夕日を浴びる船体
日が暮れてきた。よく見ると救命艇には3種類ある。それぞれ目的が違うのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/350秒 5.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
夕日を浴びる船体;クリックすると大きな写真になります。
33.夕方5時40分
だいぶ暗くなってきた。だが、まだ船に灯りが灯らない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/90秒 63.6mm ISO100 ) 露出補正 なし
夕方5時40分;クリックすると大きな写真になります。
34.点灯
5時50分、灯りがついた。煙突の下の「Queen Elizabeth」も点灯した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/85秒 25.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
点灯;クリックすると大きな写真になります。
35.日没
東の空もわずかに茜色になる。6時少し前だが、客室には灯りが付いていないようだ。乗客たちはいま、何をしているのだろうか? 夕食は何時からなのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/105秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
日没;クリックすると大きな写真になります。
36.夕方6時
夕方6時になった。だんだん空が暗くなり、船の灯が輝く。客室にも灯りが灯り始めた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/30秒 17.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
夕方6時;クリックすると大きな写真になります。
37.赤レンガ倉庫広場から
さらに寒くなってきた。手持ちで撮るのはこれ以上無理だろう。引き上げることにする。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/30秒 6.8mm ISO1600 ) 露出補正 なし
.赤レンガ倉庫広場から;クリックすると大きな写真になります。
38.万国橋の近くから
桜木町まで歩いて戻ろうと、万国橋の方へ歩く。サークル・ウォークという歩道橋の上から、クイーン・エリザベス号に別れを告げた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/15秒 4.4mm ISO1250 ) 露出補正 なし
万国橋の近くから;クリックすると大きな写真になります。
39.みなとみらい
丁度夜景を撮りやすい時間になった。横浜ワールドポーターズから汽車道を通って、日本丸の方へ歩く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/15秒 4.4mm ISO1250 ) 露出補正 なし
みなとみらい;クリックすると大きな写真になります。
40.ランドマーク・タワー
ランドマーク・タワーの手前に、帆船日本丸が見える。もうすぐ、桜木町だ。長い一日が終わる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/15秒 7.0mm ISO2500 ) 露出補正 なし
ランドマーク・タワー;クリックすると大きな写真になります。


2014年4月 3日

クイーン・エリザベス号を見に行く(1) 3月17日


  2月の終わりごろだったろうか、横浜市の広報で3月17日にクイーン・エリザベス号が横浜大桟橋に入港するのを知った。このことをインターネットで検索してみたところ、京浜フェリーボート(株)というところで、小一時間洋上のボートからクイーン・エリザベス号を眺めるというプランがあった。さっそく、11:30出航の観覧船を予約した。
  クイーン・エリザベス号は3月16日の23時30分入港し、17日の23時に出港する。
 クイーン・エリザベス(Queen Elizabeth)号は、2010年10月就航。イギリスのキュナード・ライン社が運航する大型客船で、「世界で最も有名な豪華客船」の名を受け継ぐ3代目クイーン・エリザベスとして注目を集めている大型客船だ。総トン数は90,900トン、全長294メートル、全幅32.30メートル、乗客定員は2,068人とのこと。
 今回の横浜寄港はワールド・クルーズ2014の一環で、イギリス・サザンプトンを1月10日に出港→ニューヨーク→サンフラシスコ→シドニー→鹿児島から、昨日の3月16日深夜、横浜港に着岸し、翌17日23時に神戸に向けて出航予定である。神戸(19日)→長崎(21日)を経て、5月9日にサザンプトンに帰港予定だそうだ。
  以前に大型客船がベイ・ブリッジを通ることが出来ず、大黒埠頭に停泊するということがあった。
  そのベイ・ブリッジは1989年に開通した。海面からの高さは55mで当時世界最大だったクイーン・エリザベス2号(高さ52m)が通過できる高さということで設定されたという。また、パナマ運河は太平洋とカリブ海を結んでいる運河で、そのパナマ運河を通過できる船の規模が10万トンという世界の基準を受けてベイ・ブリッジの高さは55mにされており、当時としてはちゃんと理由があって設計されたのだが、近年は乗客を増やして乗船価格を抑えるため客船の大型化が進み、 10万トン超の船も珍しくなくなっている。今では世界最大の客船は22万5000トンになってしまった。オアシス・オブ・ザ・シーズという船で、船内にはスケートリンクやメリーゴーランドもあり、高さは72m、とてもベイ・ブリッジは通れない。
  今回のクイーン・エリザベス号は、全高が62.5mとのこと。喫水8mとなっており、海面からの高さが54.5mになるのだそうだ。ぎりぎりだ。このため、深夜の干潮時を狙ってベイ・ブリッジをくぐって大桟橋に着岸したと報じられた。
  インターネットで、海上からクイーン・エリザベス号を観るボートが企画されていることを知り申し込んだ。大桟橋の手前にある大桟橋埠頭ビルから11時30分に出る。

1.みなとみらい線 日本大通り駅
一緒に行く方々と、みなとみらい線の日本大通り駅で10時45分に待ち合わせた。プラット・フォームの電光板には「クリーンエリザベス横浜初入港」の文字が光る。見回すと"それらしき人たち"が多い。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/30秒 18.6mm ISO800 ) 露出補正 なし
みなとみらい線 日本大通り駅;クリックすると大きな写真になります。
2.開港広場前交差点
大桟橋への入り口となる開港広場前交差点まで来て、大桟橋の方を見ると、いつもと様子が全く違う。クイーン・エリザベス号の大きな赤い煙突が聳えるように見えた。船体は、新しいビルが建ったようにも見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/750秒 33.9mm ISO100 ) 露出補正 なし
開港広場前交差点;クリックすると大きな写真になります。
3.12階建の船
観覧船に乗る大桟橋埠頭ビルの前まで来て、改めてクイーン・エリザベス号を見ると、さらに大きかった。大きなビルが建ったようである。12階建(層)の船なんだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/800秒 13.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
12階建の船;クリックすると大きな写真になります。
4.ロイヤル・ウイング
大桟橋埠頭ビルで京浜フェリーボート(株)が企画した海上観覧クルーズ(@¥1,500)に乗り込む。200人乗れる船だが、船内を移動してクイーン・エリザベス号を見られるように100人しか乗せないという。所要時間、約45分間のクルーズ船は、予定時間に動き出した。クイーン・エリザベス号の前に停泊している、ここ大桟橋を拠点とするエンターテイメント・レストラン船のロイヤル・ウイング号は、3千トン近くの船だが、小さく見えるのはやむを得ない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 8.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
ロイヤル・ウイング;クリックすると大きな写真になります。
5.赤い煙突とランドマーク・タワー
我々の乗った観覧船は、大桟橋を挟んでクイーン・エリザベス号の船首に向かう。ランドマーク・タワーと一緒に横浜らしさを狙った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 23.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
赤い煙突とランドマーク・タワー;クリックすると大きな写真になります。
6.船首付近
大きな船首が見えてきた。黒く塗られた船体は、初代クイーン・エリザベス号からの伝統である。左側に見えるのは大桟橋から見物している人たちだ。すごい人気である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/850秒 52.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
船首付近;クリックすると大きな写真になります。
7.正面
やがて観覧船はクイーン・エリザベス号の正面に回り込んだ。左上から陽の光が降り注ぐ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 23.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
正面;クリックすると大きな写真になります。
8.全貌
そして、左舷側のクイーン・エリザベス号の全貌が見えた。残念ながら、日陰になっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.5 1/950秒 5.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
全貌;クリックすると大きな写真になります。
9.ベイ・ブリッジと船首
昨夜、11時過ぎにクイーン・エリザベス号がくぐってきたベイ・ブリッジと船首を入れて撮った。真ん中に見える大桟橋では大勢の人が見物している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/950秒 11.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
ベイ・ブリッジと船首;クリックすると大きな写真になります。
10.見物客を乗せた船
いろいろな船が見物客を乗せてやってくる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/900秒 15.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
見物客を乗せた船;クリックすると大きな写真になります。
11.葉山から来たヨット?
今度はヨットが入ってきた。SPIRIT OF HAYAMA と記されている。葉山から来たのかなと思ったが、横浜市民ハーバー(根岸 )のヨットらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 6.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
葉山から来たヨット?;クリックすると大きな写真になります。
12.船尾から
我々の観覧船は船尾に回ってくれた。ここから仰ぎ見るクイーン・エリザベス号はまた大きい。船尾に光が当たって美しい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/800秒 5.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
船尾から;クリックすると大きな写真になります。
13.船尾に近づく
さらに船尾に近づいた。海面近くから見る巨船は難航不落の要塞のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/900秒 10.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
船尾に近づく;クリックすると大きな写真になります。
14.みなとみらい
我々を乗せた観覧船は戻り始めた。反対側を眺めると海上保安庁の船が停まる向こうにみなとみらいのビル群が見えた。この位置から写真を撮れるチャンスは少ない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/800秒 12.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
みなとみらい;クリックすると大きな写真になります。
15.ベイ・ブリッジ
中央の一番高いところが、海面から55m(満潮時)とのこと。クイーン・エリザベス号の全高は62.5mで8mが海に沈んでいる。干潮時を選んで入ってきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 27.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
ベイ・ブリッジ;クリックすると大きな写真になります。
16.何を運んでいるのだろう?
最新のクイーン・エリザベス号が停泊する港内に、何か荷物を載せた筏を曳いて入ってくるボートと行き違った。筏の上では、3~4人の人が日向ぼっこをしていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 16.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
何を運んでいるのだろう?;クリックすると大きな写真になります。
17.観覧船を下船
観覧船は大桟橋ビルへ戻ってきた。再びクイーン・エリザベス号を見上げると、船尾に英国商船旗(レッド・エンサイン)がはためいていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 40.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
観覧船を下船;クリックすると大きな写真になります。
18.大桟橋から
観覧船を降りた後、大桟橋にも行った。たくさんの人たちがいる。船首方向を眺める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/900秒 13.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
大桟橋から;クリックすると大きな写真になります。
19.船尾方向
船尾方向を眺める。船から大桟橋に上陸用のブリッジがかかっている。救命ボートは全部で16艇(収容可能人数2,400名)あるそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/950秒 8.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
船尾方向;クリックすると大きな写真になります。
20.乗組員
デッキからこちらを眺めている人がいた。多分、休憩中のクルーの人だと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/900秒 20.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
乗組員;クリックすると大きな写真になります。
21.荷物の積みこみ
横浜から乗船するお客さんの荷物だろうか?

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/400秒 18.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
荷物の積みこみ;クリックすると大きな写真になります。
22.大桟橋の賑わい
大桟橋の高いところに上がって、クイーン・エリザベス号と見物する人たちを眺めた。私たちもこれでクイーン・エリザベス号とお別れする。この日は鰻を食べることにした。のんびりと関内駅の方へ歩き始める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 12.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
大桟橋の賑わい;クリックすると大きな写真になります。