2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日~19日 (3)四万十川 - Studio YAMAKO

2014年12月 7日

2泊3日の四国駆け足ツアー 11月17日~19日 (3)四万十川


 伊予かすり会館を見学し、内子町の古い街並みを散策したあと、再び松山自動車道、さらに車窓に宇和海を眺めながら、国道56号線を走って、宇和島の道の駅で昼食をとり、四万十川に着いたのは、1時40分ごろだった。

 2日目(11月18日)の後半の楽しみとして、四万十川では遊覧船に乗った。とても穏やかな川だが、今年の夏の大雨では増水し、氾濫している。
 このあと、今夜の宿泊地である足摺岬へ行く途中、波と風によって浸食された奇岩群のある竜串に寄り、足摺温泉に着いたのは、すっかり日の暮れた夕方5時を回っていた。

44.みかん畑(車窓)
内子からしばらく内陸部を走る。伊予は温州みかんの本場である。愛媛県は1970年より34年連続で収穫量1位を守ってきたが、2004年度から6年連続和歌山県が逆転し、現在は静岡県が全国一の収穫量となっているそうだ。伊予柑というのがあるが、これはみかんとオレンジとの交雑種で、名前の通り愛媛県で多く生産されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/250秒 100mm ISO360 ) 露出補正 なし
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45.宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館(車窓)
56号線を走っていると、これはなんだろうと思う建物があった。バス・ガイドさんが「図書館です」と説明してくれた。昭和21年に吉田町出身の漢学者であり、漢和辞典「字源」の著者でもある簡野道明の寄付より「村井愛郷会立簡野道明先生記念図書館」として建築が着手され、昭和21年に完成し、翌年、吉田町青年団付属図書館として開館した。昭和61年になって、伊予吉田藩の陣屋があった場所の由来から約3億円の工事費をかけて、京都の二条城を真似た御殿風の図書館が新築されたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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46.ツアーの道程
内子町を出発して1時間ほど走ったところでトイレ休憩となった。バス・ガイドさんが説明用に持っていたこのツアーのコースを示した大きな地図を撮らせてもらった。スタート地点の徳島空港から、室戸岬方面を除いて、終点の高松空港まで左回りにぐるっと一周する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.宇和海の真珠の養殖(車窓)
リアス式海岸による波の静かな深い入り江の宇和海は真珠養殖地として最も恵まれた自然環境にある。宇和海の真珠生産は昭和42年、我が国で3位の実績をあげ、昭和53年には先進地の三重県を上まわる11,000kgの生産高を記録して、日本一となったそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/320秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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48.豊後水道(車窓)
バスはしばらく海岸沿いを走る。ここは宇和海だが、その向こうは豊後水道だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
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49.宇和海の島(車窓)
宇和海には大小さまざまな島が浮かんでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/320秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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50.四万十川を渡る
再び小1時間走ったところの道の駅、みしょうMIC というところで昼食をとった後、いよいよ、楽しみにしていた四万十川へ向かう。バスは宿毛を通って四万十市に入る。川登大橋で四万十川を渡った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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51.四万十川遊覧船
やがて「四万十の碧」という四万十川遊覧基地に着いた。ここでツアー一行は、2艘の屋形船に分乗し、約40分間の遊覧を楽しむことになる。ござの上に座るのが少々つらい。写真も撮りにくい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
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52.四万十川遊覧
四万十川には遊覧船の乗り場が11か所もあるそうだ。私たちの乗る遊覧船のコースは、三里沈下橋(深木沈下橋ともいうらしい)をくぐり、佐田沈下橋を見て、その手前で引き返す。これは、三里沈下橋だ。バス・ガイドの説明では、四万十川に沈下橋は47あるとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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53.四万十川の流れ -1
日本最後の清流と言われる四万十川だが、流れは本当に穏やかだった。遊覧船も水音も立てずに走る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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54.四万十川の流れ -2
これもバス・ガイドさんの説明だが、四万十の語源は、アイヌ語の「シマムタ」(はなはだ美しい川という意味)だそうだ。ただし、他にもいろいろな説があるそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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55.佐田沈下橋
佐田沈下橋が見えてきた。先ほどの三里沈下橋とこの佐田沈下橋は、フジテレビドラマ 「遅咲きのヒマワリ 」 ロケ現場となった沈下橋だそうだ。橋の上を歩いている人が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1259秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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56.三里沈下橋
佐田沈下橋を眺めたところで、遊覧船はUターンした。ふたたび、三里沈下橋が見えてくる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
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57.三里沈下橋をくぐる。
屋形船の舳先には乗降口が兼用になっている小さなデッキがあった。はじめは、そこには出てはいけないものと思い、窮屈な姿勢で写真を撮っていたが、すれ違った、後続の遊覧船では、みな、そのデッキに出て写真を撮っている。「なんだ、出ていいのか」と、外に出た。おかげで、屋根も無くなり、こんな写真も撮れた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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58.「四万十の碧」に戻る
小1時間の遊覧を終えて、船は先ほどバスを降りたところに戻ってきた。全長196kmにおよぶ四万十川には、様々な地形と川の流れが存在するが、屋形船 四万十の碧の遊覧航路は、四万十川の蛇行を活用した変化に富んだコース設定になっているというのが売りのようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 80mm ISO200 ) 露出補正 なし
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59.洪水の跡
バスの乗り場は、船着場から10mほど高くなったところの道路わきにある。その道路に過去の洪水の時の水位が記されていた。写真右上の赤い横線が描かれた小さな印は、平成17年(2005)9月、台風14号の時の水位だ。今年、平成26年8月に広島市に大きな土砂災害をもたらした豪雨の時は、この平成17年の大雨の時の水位に次ぐところまで、水がきていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 80mm ISO200 ) 露出補正 なし
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60.安並水車群(車窓)
中村の近くまでバスで走ると、田園風景の中の水路に水車が並んでいるのが見えた。バスはそのわきを通ってくれ、車窓観光だ。土佐藩山内家の家老、野中兼山が開発した用水路から水田に水を汲み上げるために設置された水車群。明治末期には約50基あったそうが、現在は観光用水車約13基が回り、往時をしのぶ風景が広がる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/250秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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61.竜串
ツアーのオプションに足摺海底館(海中展望台)というのがあった。その足摺海底館に続く桜浜遊歩道というところを歩く。その遊歩道から竜串海岸のほうを眺める。竜串海岸には化石漣痕という奇岩群がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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62.桜浜遊歩道の奇岩
このあたりの海岸は、1946(昭和21)年の南海道地震によって地盤が隆起し、かつての平らな海底(海食台)が海面上にあらわれ、化石漣痕という海岸地形を形成している。高知県の南海岸では至る所に見られるそうだ。足摺宇和海国立公園に属し、昭和28年に国の天然記念物に指定された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/250秒 28mm ISO250 ) 露出補正 なし
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63.足摺海底館(海中展望台)
海面下7mの全方向に設けられた窓から、1年を通して、約100種類に及ぶ熱帯魚や、回遊魚が見られるという。ここには入らなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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64.斜陽
午後4時15分、だいぶ日が傾いてしまった。残念ながら落日にはまだ時間がかかりそうだ。この日の真っ赤な落日を見たのは、足摺岬へ行くバスの中からだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
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65.「千のこしかけ」
足摺海底館から奇岩を見ながら桜浜遊歩道を駐車場へと戻る。この岩には、「千のこしかけ」という名札があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
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66.「夫婦岩」
これは「夫婦岩」だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/250秒 38mm ISO720 ) 露出補正 なし
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67.唐船島(車窓)
バス・ガイドさんが昭和21年の南海道地震(南海大地震)の時に、写真で黒く見える部分が隆起した島だと説明してくれた。清水港の唐船島だ。バスからは見えなかったが、石碑に書かれている説明では、「室町時代応仁2年(1468年)前関白一条教房郷の土佐下向以来、土佐清水港は当時中国に派遣された遣明船の前線基地となった。清水の豪族加久見宗孝は、土佐守に任命されてこれを統治したことが、資料大乗院寺壮雑事記の記録に見られる。唐船島の近辺にはそのなごりとして御古倉、カジ山、大イカリ谷、小イカリ谷等の地名が残っている。又この島は南海大地震(昭和21年)いおいて約80cm隆起し、貴重な地質学の資料とされ、昭和28年国指定の天然記念物となっている」と記されているそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/6秒 25mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
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