2016年5月アーカイブ: Studio YAMAKO

2016年5月27日

足立区生物園(1) ツシマウラボシシジミを観察 4月30日

何の協力もできていないが、私が入会している「日本チョウ類保全協会」の会員向けメールで、足立区生物園にてツシマウラボシシジミの羽化した♀をすべて交配させることが出来たので、♂の成虫を温室に放し、一般公開する。連休前半くらいまでは観察できると思う。・・・とのお知らせをいただいた。
  是非、観察したいと神奈川から東京を南から北へ走り、竹ノ塚近くにある足立区生物園へ出かけた。
  10時ごろ足立区生物園に入園した。受付で撮影の許可をいただいた。ツシマウラボシシジミは♂3頭が放たれているという。温室に入ると先に来られていた同好の方がおられた。伺ってみるとまだ、ツシマウラボシシジミには会っていないという。ややしばらくして「いましたよ」とお声をかけていただいた。
 飛んでいるところを上から見ると青紫色の表翅が輝いて美しい。しかし、止まった時は翅を開いてくれない。
 他の蝶も撮りながら小一時間たったころ、もう一人同好の方が来られていた。チラチラと青紫色を輝かせながら飛んでいるツシマウラボシシジミの飛翔写真をコンデジで試みられておられるが、なかなか難しいようだ。そのツシマウラボシシジミは私が最初に見た個体とは違うようで、静止すると翅を半分開いてくれる。しかし、飛んでいるときのような美しい青紫色には見えず、まるでウラゴマダラシジミのようなくすんだ青になってしまう。なぜだろう。
 昼過ぎに温室を出て、飼育室を見に行った。ツシマウラボシシジミの♀を飼育室の外からガラス越しに撮影した。
絶滅の危機に瀕したツシマウラボシシジミを保護され、保全されていることに敬意を表する次第である。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ツシマウラボシシジミ -1
先に来られていた同好の方から「いましたよ」と声をかけていただいた。高いところをチラチラと忙しそうに飛んでいる。思ったより小さい蝶だ。やっと、目の高さの葉に止まってくれた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/160秒 4mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ツシマウラボシシジミ -2
良いところに止まってくれた。しかし、オートフォーカスでなかなか合焦しない。仕方なくマニュアルで焦点を合わせる。ツシマウラボシシジミは長崎県の対馬にしか生息しない。しかも国内でもっとも絶滅の危機にある蝶という。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ツシマウラボシシジミ -3
同じ個体だが、少し擦れてきている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ツシマウラボシシジミ -4
近年、シカの増加による低い位置にある植生が減ってきている。食草のヌスビトハギ類もシカが食べてしまう。また、杉林が放置され、枝が伸びてしまい陽が差し込まず、林が暗くなってしまい植物が生えにくくなっているという状況に起因しているようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ツシマウラボシシジミ -5
11時20分になった。目の前の葉に止まったツシマウラボシシジミが少し翅を開いてくれた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ツシマウラボシシジミ -6
もっと開いてくれるのではないかと、じっと待つがなかなか開翅が進まない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ツシマウラボシシジミ -7
時間は12時10分。もうひとかた、同好の方が、コンデジでツシマウラボシシジミ飛翔シーンを狙っておられた。さっきのと違う個体のようだ。止まってしばらくすると翅を開いてくれたが、これ以上は開かない。しかし、飛んでいるとの鮮やかな青紫色ではなく、まるでウラゴマダラシジミのような灰色がかった青だ。生態園の中に放たれているのは♂ということだが。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツシマウラボシシジミ -8
やっとここまで開いてくれた。それにしても鮮やかな青紫には輝いてくれない。♀ではないかと疑いたくなる。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ツシマウラボシシジミ -9
飛んでいるときのように翅が打ち下ろされないと青紫色には輝かないのだろうか。同じ個体が飛んでいるところを見ると確かに鮮やかな青紫色が見えたのだが。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.飼育室のパネル
最後に飼育室を見学に行った。飼育室の前には、日本固有種のツシマウラボシシジミの危機についてわかりやすく説明されたパネルが掲げられていた。それによると、2013年8月、足立区生物園では日本チョウ類保全協会と連携し、試験的な繁殖実験が開始され、初めての交尾、採卵に成功した。2014年4月、環境省から正式に足立区生物園にツマウラボシシジミの生息域外保全への協力要請があり、保全活動が行われている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/60秒 8mm ISO1600​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ツシマウラボシシジミ 飼育室の♀
飼育室のガラス越しではあったが♀の写真を撮らせていただいた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO1600 ) 露出補正 なし


2016年5月25日

ゴールデン・ウィークの横浜(2) 県庁公開 4月29日

ゴールデン・ウィークには神奈川県庁本庁舎が一般公開されているというので、日本丸の総帆展帆を見た後、回ってみることにした。
 赤レンガ倉庫辺りは思ったほど人出は多くない。この日は大桟橋には大型客船も入っていなかった。
 日本丸が係留されている一号ドッグから、汽車道を歩き、万国橋を渡った。日本郵船歴史博物館の前を通って海岸通りをしばらく歩き、いったん133号線に出て、日本大通りの方へ向かった。何回か行ったことがある開港記念会館を見て、神奈川県庁本庁舎の正面玄関に出た。
 神奈川県庁のホームページなどによれば、神奈川県庁本庁舎は、3代目庁舎が関東大震災で焼失後、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上5階、地下1階建、その中央部に塔を建て、全体で9階建として1928(昭和3)年に竣工した。1996年に登録有形文化財(建造物)に登録されている。洋風建築に和風の搭を載せた景観は、帝冠様式と称されている。帝冠様式は、一目で日本のものと判ることから、戦時下の満州や中国などで流行し、「軍服を着た建物」との異名があったそうだ。まさに「キングの塔」と呼ばれるに相応しい建物といえる。表面に溝を刻んだスクラッチタイルで独自の幾何学的な装飾模様が特色のライト様式(旧帝国ホテルなどを設計した近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの手による建築様式)の風格のある建物は、日本趣味と洋風建築が調和し、荘厳さを感じさせる。近代化産業遺産にも指定されている。
  まずは屋上へ上がってみようと思う。エレベータは列ができているので、古めかしい階段を上る。
 屋上からの眺めを楽しんだ後、再び古い階段を降りて行った。3階の知事室も公開されていて、写真も撮らせていただいた。

32.万国橋交差点から赤レンガ倉庫を見る
時刻は正午になろうとしている。ゴールデン・ウィークの初日、良い天気に恵まれ人々はのんびりと歩いている。ベイ・ブリッジも見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 56mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.万国橋の上から
万国橋の上からランドマーク・タワーを振り返る。こんな日は遊覧船も気持ちが良いだろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 30mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.日本郵船歴史博物館
海岸通りに出ると日本郵船歴史博物館があった。1936年に竣工したギリシャ・コリント様式の建物だ。建物の中に入って見ると、多くの船の模型が展示されているようだったが、見学は割愛した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 40mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.横浜市開港記念会館
通称ジャック。Studio YAMAKO では何回か記しているが、横浜三塔として、県庁をキング、横浜税関をクィーン、そして、この横浜市開港記念会館をジャックといい、永年横浜港のシンボルとして親しまれてきている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/320秒 23mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.神奈川県庁本庁舎の階段と踊り場の絵画
県庁本庁舎の中に入った。玄関正面にある階段を上がって行く。ここは3階から4階に上がる階段、あるいは4階から5階に上がる階段だっただろうか、その踊り場に大きな絵画が飾られていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/125秒 18mm ISO3200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.「昇華」 加藤敏夫作
近くで見るとデフォルメはされているがオオムラサキが描かれている。ルリタテハらしき蝶もある。この画家は横浜市立老松中学校の画の先生をされていたようだという以外、詳しく知ることはできなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/25秒 112mm ISO3200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.屋上からの眺め
まず、屋上へ上がった。横浜港が眺められる。大桟橋には、この日は何も大型客船は停泊していない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 56mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.横浜税関の塔
1923年(大正12年)の関東大震災で庁舎が倒壊焼失し、帝都復興事業の一環として1934年(昭和9年)に完成した横浜税関庁舎は緑青色のドームがシンボルで、「クイーンの塔」として親しまれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5​.6​​​ 1​/1600秒​​​ ​140​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
4​0.旧英国総領事館
屋上から日本大通りの向こう側の緑の中に​​​旧英国総領事館の屋根が見えた。この角度から見たのは初めてで、新鮮だった。昭和6年に建てられた建物で、昭和56年からは横浜開港資料館(旧館)として再利用されている。平成19年(2007)、経済産業省「近代化産業遺産」に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5​.6​​​ 1​/1000秒​​​ ​140​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.​​テラコッタ
かつて県庁本庁舎の軒先を飾った荒い縦溝でデザインされた外装用の粘土を焼いて作ったテラコッタの装飾が屋上に保存展示されていた。1963(昭和38年)に取り外してここに復元したものだそうだ。現在、かつてテラコッタのあった部位は銅板で覆われているが、一部にテラコッタが使われた部位もあり、キングの塔の厳しい印象を造り上げているひとつの要素と言える。テラコッタとは、イタリア語で「テラ=土」+「コッタ=焼く」という意味を持ち、片手では持てない大きさの外装用の焼き物の総称で、彩色されたものもあるという。昨年、バリ島へ行った時、ウブドで「テラコッタ」というレストランに立ち寄ったのを思い出した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​7.1​​​​​​​ 1​/250秒​​​ ​26​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.屋上より横浜港と大桟橋を望む
鯉のぼりが泳ぐ空は空気が澄んでいた。横浜港と大桟橋がはっきり見える。大桟橋に大型客船が停泊していたらいいのになと思った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​11​​​​​​​ 1​/500秒​​​ ​18​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.古めかしい階段
この建物の階段はさすがに古めかしかった。この写真では良く判らないが、階段の手すりには宝相華(極楽に咲く花)のモチーフがあしらわれた装飾がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​3.5 1​/125秒​​​ ​18​​​​​​​mm ISO3200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.知事室、知事応接室の入り口
3階にある知事の執務室と応接室も公開されていた。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/30秒 19mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.知事執務室
もちろん部屋の中には入れないが入口より見せていただいている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​3.8 1​/250秒​​​ ​24​​​​​​​mm ISO1100 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.知事応接室
にこやかに手を掲げた黒岩知事の写真がデスクに座っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​3.8 1​/250秒​​​ ​24​​​​​​​mm ISO1250 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.旧英国総領事館 -1
知事室、知事応接室を見たあと、県庁本庁舎を退出した。通りを反対側に渡って、屋上から眺めていた建物へ行ってみた。旧英国総領事館で現在は横浜開港資料館として使用されている。そういえば、以前にも立ち寄った記憶がある。(再掲)昭和6年(1931年)に英国総領事館として建てられ、昭和56年(1981年)から横浜開港記念館として使用されている。英国工務局による設計でイギリスの18世紀ジョージアン・スタイルの都市邸宅を思わせるデザインであるという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f​10 1​/400秒​​​ ​32​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.旧英国総領事館 -2
建物には蔦が絡まり、シャクナゲ?の花が咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1​/320秒​​​ ​18​​​​​​​mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.横浜公園-1
日本大通りの正面に小さな公園がある。公園は外国人居留地と日本人市街地を隔てる防火道路(日本大通り)と一体的に計画されたという。西洋シャクナゲが咲いていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1​/250秒​​​ ​95​​​​​​​mm ISO320 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.横浜公園 -2
横浜公園には日本庭園もあって池もある。その池の石の上で亀が日向ぼっこしていたが、良く見ると、奥に親亀、子亀が2匹、その背に孫亀、そして、手前に小さなひ孫亀を思わせるいろいろな大きさの亀がいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1​/800秒​​​ ​140​​​​​​​mm ISO320 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年5月19日

ゴールデン・ウィークの横浜(1) 日本丸の総帆展帆 4月29日

桜木町で日本丸の姿を見るたびに一度帆を張った姿を見てみたいと思っていた。インターネットで調べてみると、4月の29日に総帆展帆が行われることを知った。幸い天候もまあまあなので出かけることにする。総帆展帆(そうはんてんぱん)は午前10時半から帆を張る作業が開始され、11時30分にすべての帆が掲げられる予定。そのあと、満船飾(まんせんしょく)といって国際信号旗を船首から各マストの頂を通して、船尾までつづるように飾る。
 10時20分ごろ日本丸が係留されている 横浜船渠第一号船渠に着いた。
 日本丸の帆は全部で29枚あるそうだ。自動で帆をひろげたり、たたんだりするのではなく、すべて手作業でひろげられる。この作業は訓練を終えて登録されているボランティアの人たちによって行われる。ボランティアは20歳以上40歳未満の健康な方で、全ての訓練に参加可能な方とされていて、男女は問われていない。約2,000人あまりの人が登録されているが、総帆を展帆するためにその中から毎回100人ほどのボランティアの人たちがに参加するそうだ。
 日本丸がすべての帆をひろげる総帆展帆は、その美しい姿から「太平洋の白鳥」と呼ばれ、4月~11月の間に約12回程度実施されている。
 やがて甲板から号令をかける声が聞こえ、準備体操が始まった。この日は少し強い風が吹いていたが、10時半ちょうどに、3本のマストに白い作業衣を来た人たちが登って行く。一番高いマストは海面から46mあるという。そして、ちょうど1時間で、29枚すべての帆がはためいた。
  横浜みなと博物館・日本丸メモリアルパークのホームページ「帆船日本丸」を参照させていただき、自分で撮った写真を見ながら記述した。

1.第一号ドッグの日本丸
10時20分ごろ日本丸が留められている、ランドマーク・タワーの下にある第一号ドッグについた。まだ、帆は束ねられたままだ。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10.1 1/250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.準備体操
甲板から号令が聞こえてきた。これから作業をする人たちが準備体操を始めたのだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 80mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.みなとみらい大観覧車
みなとみらいの大観覧車の時計は10:28 になった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.総帆展帆作業開始
10時半になった。最初の人がマストに登って行く。日本丸は4本マストのバークという船種だそうだ。船首側からフォア、メイン、ミズンと横帆が張られる3本のマストがあり、最後尾のマストはジガーマストという。写真のマストは4本あるマストの船首側から一番前のマストでフォアマストいう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.次々にマストに登る
そのあとに続いて、多くの作業員の人たちがマストに上がって行く。女性もいるようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.ゲルンボード
マストの中央に円盤のようなところが見えるが、これをゲルンボードという。海面から29mあるそうだ。この上に3枚の横帆がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 48mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.フォアロイヤルスル
いちばん髙いところをロイヤルバックステイといい、そこに張られる帆をロイヤルスルという。一番前のマストのロイヤルスル、即ちフォアロイヤルスルに2人の作業員が取り掛かった。スルとはセイルのことでそれが訛ってスルと呼ばれるそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.フォアアッパーゲルンスル
フォアマストの上から2番目の帆はフォアアッパーゲルンスルと呼ばれる。ロイヤルスルより大きな帆で、6人の人が取り掛かっている。ここで行われている作業は、帆桁に渡り、帆を縛ってあったロープを解く。上から2番目のアッパーゲルンスルと3番目のロワーゲルンスルの縛りの両方を解いていくようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/1000秒 100mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.帆を縛ってあったロープを解く
最後尾のジガーマストを除く3本のマストにはそれぞれ、上からロイヤルスル、アッパーゲルンスル、ロワーゲルンスル、アッパートップスル、ロワートップスル、フォースルの6枚の横帆がある。アッパーゲルンスルとロワーゲルンスル、および、アッパートップスルとロワートップスルは同時に作業が行われている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 34mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.帆を縛ってあったロープを解く作業はそろそろ完了
10時40分過ぎ、そろそろ各帆のロープを解く作業が終わる。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10.5 1/250秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.作業員がマストから降りた
マストの上で作業をしていたボランティア作業員の皆さんが甲板に下り、マストに人がいなくなった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 32mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.縦帆が張られる
一番前に3枚ある三角の縦帆(ステイスル)の最初の1枚が開かれた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f10 1/400秒 52mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.最初に開いた横帆はロワートップスル
まず、下から2枚目の大きな横帆が開いた。これは甲板上でロープを引いて開いていくようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 32mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.ロワートップスルから順次上の帆が開いていく
各マストの下から2番目の横帆が開くと、次にその上のアッパートップスルが開かれていく。甲板からは綱引きのようにロープを引く掛け声が聞こえてくる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.アッパートップスル開く
フォアマスト、メインマスト、ミズンマストそれぞれのマストのロワートップスルとアッパートップスルが開いた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 18mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.ゲルンスルが開く
次はゲルンスルだ。まず、ロワーゲルンスルが開かれ、次にアッパーゲルンスルが開かれていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 24mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.帆を開くのはロープを引いて
甲板では号令をかけながらロープを引いいく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.残るは一番下のフォースル
さわやかな初夏の空に日本丸の白い帆がはためく。一番上のロイヤルスルも張られた。「まさしく太平洋の白鳥」だ。これから最後に一番下のフォースルを張る。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.8 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.ランドマーク・タワー
ドックの傍に寄って、下からランドマーク・タワーとの2ショットを試みた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.フォースル
最後に残ったフォアマストのフォースルの右側が何かに引っ掛かってしまったらしく、うまく開かない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 30mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.舳
舳のフライングジブ、アウタージブ、インナージブという3枚の縦帆(ジブ)それぞれに1人ずつ、3人の人が上がった。女性もいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 66mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.総帆展帆完了
引っ掛かっていたフォアマストのフォースルをその先に鉤の付いた棒で解き、ようやく開いた。これで総帆展帆完了である。11時20分を少し過ぎたところで予定通りだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 56mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.満船飾
国際信号旗を船首から各マストの頂を通して、船尾までつづるように飾る満船飾(まんせんしょく)の作業が始まった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 62mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.国際信号旗はマストへ
国際信号旗は舳からフォアマストのてっぺんに架けられた。マストの一番高いところは海面から46mある。そこに日の丸が上がった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 30mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.ランドマーク・タワーと日本丸
ランドマーク・タワー背景に満船飾が施された日本丸はきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.船尾
最後に船尾側に回ってみた。張られた帆を裏から見る。一番船尾側のマストはジガーマストで縦帆が張られている。国際信号旗は船尾まで飾られた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.展帆ボランティアの皆さん
作業を終えた展帆ボランティアの皆さんが日本丸から下船してくる。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 34mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.日本丸の日の丸
青空のもと、ロイヤルスルの上に日の丸がはためく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/1250秒 116mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.総帆展帆、満船飾の日本丸全景
少し高いところに上がって総帆展帆、満船飾の日本丸をカメラに収めた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
プログラムオートで撮影  ( f11 1/500秒 27mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.満足!
11時50分、一号ドックを後にした。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8.4 1/400秒 5mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.汽車道から
このあと、公開されている神奈川県庁を見学しようと赤レンガ倉庫の方に歩いて行った。途中汽車道からもう一度、総帆展帆、満船飾の日本丸を見ることが出来た。

Panasonic DMCーSZ-10 f3.1-6.3 4.3mm-51.6mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.8 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年5月17日

舞岡公園のようす 4月25日

少し前の話になるが、舞岡公園のようすを見に行ってきた。一番気になっていたのは、南門手前の広場にあるタニウツギのピンクの花だった。この花が咲くとナガサキアゲハ、モンキアゲハが吸蜜に来る。だが、まだ蕾は固く、花が開くのはゴールデン・ウィークのころだろうと思ったが、どうだっただろうか。黒いアゲハは、カラスアゲハ♂とクロアゲハを見かけただけだった。(結局ほかのことと重なったり、天気が悪かったりして、タニウツギの花が咲くころには舞岡公園を訪れることが出来なかった)
  アゲハ、ツマキチョウの姿はなく、越冬したキタテハはもとより、ベニシジミ、ツバメシジミはすっかり擦れてしまっていた。春の前半終了といったところだ。
 アオスジアゲハ、キアゲハ、モンシロチョウ、コチャバネセセリ、コジャノメ、ヒメウラナミジャノメという春後半のいつもの顔ぶれが揃っていた。アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモン、モンキアゲハなどはこれからお出ましになると思う。5月後半からは、平地産ゼフィルスが愛好家を誘う。

;クリックすると大きな写真になります。 1.タニウツギの蕾
初めてこの花に来たモンキアゲハ、ナガサキアゲハを撮ったのは、5年ほど前の5月中頃だったと思う。ところがその後、このタニウツギの木は剪定されてしまい、しばらくは花を付けなくなってしまっていた。やっと昨年5月3日にこの花が咲き、モンキアゲハが吸蜜に来ているのを見ることが出来た。あと10日もすれば美しい花を咲かせると思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.6 1/160秒 12mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.モンシロチョウ♀
モンシロチョウの♀は♂に比べ前翅の中室あたりが灰色になるが、この個体は、さらに黒い色のように見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/400秒 215mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ベニシジミ
ハルジオンの花でベニシジミが吸蜜しているのを見つけた。右前翅の半分くらいが破損している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6 1/640秒 215mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.破損したキタテハ -1
越冬し、ぼろぼろになって、鱗粉もはがれ翅が透けて見えるキタテハが元気にタンポポで吸蜜していた。6か月以上生きていたと推察できる。ご苦労様・・・

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.破損したキタテハ -2
前の写真と同じ個体。熱心に吸蜜を続けている。再びP610に持ち替えて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.5 1/500秒 5mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アオスジアゲハ -1
長久保の池の近くに咲くハルジオンの花から花へアオスジアゲハが飛び回っていた。望遠端で引き寄せて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 258mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.アオスジアゲハ -2
PowerShot G7X でも撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 37mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.コジャノメ春型
ジャノメチョウが飛び出して、日の当たる翅の上に静止した。ヒメジャノメかと思ったが、コジャノメのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 179mm ISO140​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.小谷戸の里
小谷戸の里の門扉が新しくなった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/500秒 8mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.小谷戸の里
多くの来園客で賑わう小谷戸の里にもこんな静かなところがあった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4 1/125秒 8mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.鯉のぼり
毎年、この時期に舞岡公園を訪れると、古民家の庭に鯉のぼりが泳いででいる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.8 1/1000秒 6mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.コチャバネセセリ
コチャバネセセリの季節になった。新鮮な個体が多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/250秒 179mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.コチャバネセセリ開翅
前翅の付け根の黄茶色の鱗粉が全く擦れていない。ハルジオンの花が好きだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ダイコンの花にモンシロチョウ
畑のダイコンの花にモンシロチョウが舞っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/320秒 258mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.アオスジアゲハ
ダイコンの花にはアオスジアゲハも吸蜜に来る。花までは距離があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 179mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.ツバメシジミ
ツバメシジミの♂がダイコンの花の傍の草地に止まる。大分擦れてしまっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/160秒 258mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.キアゲハ -1
ダイコンの花に今度はキアゲハがやってきた。花から花へと飛び回る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/320秒 258mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.キアゲハ -2
元気な♂だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/500秒 236mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.キアゲハ -3
同じ個体だが、やはり左側の尾状突起がなかったのだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 143mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.きれいなベニシジミ
やっと擦れていないベニシジミが撮れた。ベニシジミは年5~6回発生する、幼虫で越冬するが、必ずしも終齢幼虫で越冬するとは限らないそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/400秒 197mm ISO100​ ) ​  ​​ 露出補正 なし


2016年5月13日

小石川植物園 (2) ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハ 4月15日

午後1時になった。もう1時間半近く、ツマキチョウを撮っていたことになる。少し歩いてみることにする。日本庭園の池を右手に見て、旧東京医学校から右の方に上がる。次郎稲荷というのがあった。さらに上に登って行く。カゴノキ、保土ヶ谷公園で見るのより何倍も大きいトキワマンサクや、ユリノキ、スズカケの木などの大きな木を見ながら歩くと、サトザクラや、オオシマザクラが咲く芝生の広場に出た。木陰で小さな子供さんを伴った家族連れが楽しそうにお弁当を開いている。
 最後にもう一度、菜の花の咲いていたところへ戻ってみた。しばらくすると、ツマグロヒョウモン、アオスジアゲハがやってきた。最後にやっとセリバヒエンソウで吸蜜するツマキチョウの♀に♂がアプローチする写真を撮って、小石川植物園を後にした。
 白山駅近くのそば屋で乾いた喉を冷たいビールで潤し、蕎麦を食べて帰路に着いた。

;クリックすると大きな写真になります。 21.コミスジ
日本庭園の池の傍にコミスジがいた。テリトリーを貼るように木の高いところにある葉上で羽を広げる。裏面を撮ることになる。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.次郎稲荷
古くからありそうな稲荷社があった。少し調べてみたが由緒はわからない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO160) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.太郎稲荷
場所を違えて太郎稲荷というのもある[。ネットで探していくと、由緒についてはわからなかったが、東京大学大学院理学系の邑田仁教授が「小石川植物園の昔と今」と言う講演の中で、「享保7年、御薬園内に有名な養生所が出来ました。享保20年(1735)、青木昆陽が養生所と御薬園の敷地の一部を利用してサツマイモの試作を行います。享保年間の御薬園の図を見ますと、ほぼ現在の場所に稲荷と書き込まれており、太郎稲荷はこの時代からあったと思われます。」と述べられている資料があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO320) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.サトザクラが咲く芝生の広場
薬園保存園の方の近くに、まだ花をいっぱい付けている桜があった。サトザクラだ。芝生では、小さな子供たちを連れたお母さん仲間だろうか、花見をしている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 13mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.ツマグロヒョウモン♂ -1
再び菜の花のところに戻ってみる。しばらくすると、オレンジ色の蝶が颯爽と飛んできて、菜の花に止まる。羽化したてのツマグロヒョウモンの♂で、ツマグロヒョウモンとしては小さな固体だった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 26.ツマグロヒョウモン♂ -2
このツマグロヒョウモンは、菜の花の花から花へと移り、長い間楽しませてくれた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 27.菜の花に産卵するツマキチョウ♀ -1
モンシロチョウに交じってツマキチョウの♀が飛んでいる。花芽に止まって産卵を試みているようだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 28.ツマグロヒョウモン♂ -3
菜の花に飽きると地面に止まって休んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.2 1/1250秒 21mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 29.ツマグロヒョウモン♂ -4
これも同じ個体だ。また、菜の花に戻ってきた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 30.モンシロチョウ♂
清楚な蝶だ。マルチパターン測光で白飛びがない。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 31.アオスジアゲハ -1
次に菜の花にやってきたのはアオスジアゲハだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 32.アオスジアゲハ -2
ツマグロヒョウモンとのツー・ショットになった。両方にピントを合わせるのは難しい。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 33.アオスジアゲハ -3
なかなかじっとしていてくれない。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 34.菜の花に産卵するツマキチョウ♀ -2
ツマキチョウの♀は菜の花の花芽に産卵を続ける。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 90mm IS360 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 35.アオスジアゲハ -4
このアオスジアゲハもツマグロヒョウモン同様、しばらくの間、菜の花畑に滞在した。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 36.アオスジアゲハ -5
丸いボケがきれいだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 37.アオスジアゲハ -6
次から次へと菜の花を移動する。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 38.カラスノエンドウに来たモンシロチョウ
同じようにマルチパターン測光で撮っているが、今度は少し白飛びしてしまった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 39.セリバヒエンソウで♀が吸蜜
初めて♀がセリバヒエンソウで吸蜜している写真が撮れた。この♂は♀が目当てなのか、それともセリバヒエンソウが目当てなのだろうか。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm IS200 ) 露出補正 なし


2016年5月 9日

小石川植物園 (1) スプリング・エフェメラル:ツマキチョウ 4月15日

今年もツマキチョウの写真が撮りたくて小石川植物園へ出かけた。昨年は4月16日に小石川植物園に来ているが、その時は♂の発生の最盛期で、♀はまだ少なかった。
 都営地下鉄の白山駅を降りて、小石川植物園へと歩く。この日は暖かい日だった。もう、ツマキチョウらしき蝶が飛んでいる。
 11時半、入園料400円を払って、中に入る。受付の女性が「今日は天気が良くて、きっと鳥たちもたくさん現れるでしょう」とあいさつしてくれた。
 昨年、ツマキチョウの写真を撮った菜の花が咲くところへ行く。ニリンソウが群生していて白い花を咲かせている。ニリンソウの花には蝶は訪れないようだ。
 菜の花にはツマキチョウの姿は少なかった。多く飛んでいる白い蝶たちはほとんどがモンシロチョウである。その近くに紫色の小さな花であるセリバヒエンソウが沢山咲いていて、その花にツマキチョウは吸蜜に来るようだ。同じく紫色のショウカツサイも咲いているが、ツマキチョウはこの花には来ない。ところが♀が、このショカツサイの新芽に止まる。どうやら産卵しているようだ。ショカツサイもアブラナ科の植物なのだ。
  昨年は♂が多かったが、この日は♀も多かった。♂と♀が半々くらいだったと思う。

;クリックすると大きな写真になります。 1.セリバヒエンソウの花に来たツマキチョウ♀
この日最初に撮影したのはツマキチョウの♀だった。背の低い、小さなセリバヒエンソウの花で吸蜜する。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.オオアマナに来たモンシロチョウ♂
日本庭園への道を歩いていくと、白い花が咲いている。ニリンソウの群落もある。そのひとつオオアマナの花にモンシロチョウが来ていた。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.セリバヒエンソウに来たツマキチョウ♂
昨年は菜の花に飛び交うツマキチョウをよく撮ったが、この日はいつもの菜の花畑にツマキチョウの姿は少ない。その代り、下に咲くセリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の紫色の可憐な花をよく訪れる。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ショカツサイに来たツマキチョウ♀
ツマキチョウのメスはセリバヒエンソウより、このショカツサイにやってくる。ショカツサイはアブラナ科でツマキチョウの食草のひとつであることを知った。諸葛孔明が広めたとの伝説から諸葛采と呼ばれるとのこと。オオアラセイトウ、またはハナダイコン、ムラサキハナナともいうらしい。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ショカツサイに産卵
ツマキチョウの♀が原端をまげてショカツサイに産卵姿勢をとる。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.産卵
同じくツマキチョウの♀がショカツサイの葉に産卵しようとしている。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ヒメオドリコソウでひと休み
ヒメオドリコソウに止まって翅を休めるツマキチョウの♀

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ショカツサイに止まるツマキチョウ♀
♀の方は否地紫色の花でもセリバヒエンソウの花には芽もくれず、もっぱらショカツサイに寄って行く。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.セリバヒエンソウにきた♂ ♂はセリバヒエンソウの花で吸蜜だ。しかし、一つの花で時間をかけて吸蜜するわけではないので、撮ろうとして近ずくと飛び立たれてしまうことが多い。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.Spring Ephemeral
スプリング・エフェメラルとは、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称だそうだ。春植物(はるしょくぶつ)ともいう。直訳すると「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれることが多い。蝶ではギフチョウがスプリング・エフェメラルの代表である。しかし、このツマキチョウも春先のみ成虫が出現し、スプリング・エフェメラルのひとつであろう。とくに♂は美しい春の妖精である。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ツマキチョウ♂
ツマキチョウの♂の撮影チャンスは、セリバヒエンソウの花に止まるときしかない。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ツマキチョウ♂とセリバヒエンソウ
セリバヒエンソウの花にフォーカスして待っていると、♂が飛んできた。ピントも合った。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.ツマキチョウ♂ セリバヒエンソウの花で開翅
まさに Spring Ephemeral を感じる。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.タンポポにも来たツマキチョウ
舞岡公園などではツマキチョウは良くタンポポの花で吸蜜する。ここでは圧倒的にセリバヒエンソウに向かっていくことが多い。G7Xでローアングルで撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ツマキチョウ♀
♂はこのように止まって翅を休めることはほとんどなく、吸蜜しているか、飛び回っているかだが、♀は時々このようにただ止まって翅を休めることがある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.♂が♀にアプローチ
その翅を休めていたツマキチョウの♀に♂が近づいてきた。♀は腹端を上げて、つれない返事をする。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.菜の花に産卵するツマキチョウ♀ -1
菜の花の咲くところへ移動する。多くはモンシロチョウだが、中にはツマキチョウの♀がいる。この♀は菜の花の花芽に産卵をしようとしている。こうしてみるとここはツマキチョウにとって食草豊かな楽園なのだ。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.菜の花に産卵するツマキチョウ♀ -2
お腹の太い♀だった。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.♂はセリバヒエンソウが大好き
菜の花にはツマキチョウの♂は見られなかった。昨年はあれほどいたのに。不思議に思って昨年の写真を見てみたところ、昨年は逆にセリバヒエンソウで吸蜜している♂を撮っていない。昨年は4月16日にここへきているが、セリバヒエンソウは咲いていなかったのだろうか?開花の時期と蝶の発生時期とのタイミングは難しい。

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.♀はショカツサイに
一方、♀はセリバヒエンソウの花にはほとんど来ないで、もっぱらショカツサイで産卵行動だ。この場面もショカツサイで吸蜜かと思ったらそうではなかった。   

Nikon D5000​ ​TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし


2016年5月 5日

小諸城址懐古園と真田の上田城跡 (2) 上田城跡公園 4月9日

NIHK大河ドラマ「真田丸」が面白い。日曜日にはこれを見るのを楽しみにしている。ちょうど先週だったか、徳川の軍勢が上田城に攻め込んでくるところが放映されていた。これからその上田城跡へ行く。
上田城は1583年(天正11年)上杉に対する徳川の最前線基地として、徳川家康の命で築城された。上田城は、千曲川の分流である尼が淵に面して建てられ、高い防御力を誇り、德川の大軍を二度も退けた。第一次上田合戦ではわずか2千人足らずで、徳川軍7千人を退けた。続く第二次上田合戦でも、徳川軍3万8千に対し、2千5百人ほどの軍で上田城を守り抜いたという。
  上田城跡の駐車場に着いたのは午後2時だった。桜は満開、加えて今日は土曜日で、青空が広がる暖かい日とあって凄い人出だ。駐車場わきのイベント会場からは、賑やかな楽曲が聞こえてくる。

ここで、懐古園と同じように、2人のガイドさんが紹介された。一行は2組に分けられ、我々は小林さんというガイドさんにご案内いただくことになった。あとで、今回のバスツアーのツアコンさんに聞いたところ、TV番組にも出演した人気のガイドさんだそうだ。
 上田城の南側に位置する尼が淵を廻って遊歩道になっている堀跡を歩く。二の丸橋に上がり、東虎口櫓門から本丸跡へ入った。本丸を囲むようにめぐらされた堀はソメイヨシノが満開だった。
 鬼門の北東の位置にある本丸土塁の隅おとしまで約1時間、ガイドさんが説明してくれて、そこで解散となった。東虎口櫓門を出ると、右手の広場に「信州上田真田丸大河ドラマ館」が設けられ、多くの人で賑わっていたが、そこには寄らず、イベント会場で生ビールを一杯飲んで、駐車場に戻り、4時少し前に新宿に向け帰路に着いた。途中は渋滞もなく、順調だった。
  Wikipediaによると、真田昌幸(大河ドラマ「真田丸」では草刈正夫が演ずる)が属した西軍が関ヶ原の戦いで敗れ、昌幸が九度山に配流となると、1601年に上田城は徳川軍に破却され、堀も埋められた。父・昌幸と弟・信繁(幸村)と袂を分かち、東軍についた昌幸の長男の信之(​同じく大泉洋)​​​は昌幸の旧領(上田領)を引き継ぎ、三の丸跡地に居館(陣屋)を構えた。真田信之は徳川氏の幕府に対し、元和7年(1621年)に城の再整備・拡張を申請するが却下され、元和8年(1622年)9月には信濃国松代へ転封された。
 そして上田城には小諸藩より仙石氏が移封された。仙石忠政は破却されたままの上田城の再建を申請し、寛永3年(1626年)から現在の上田城が普請されることとなった。真田氏時代の縄張りをも利用していると推測されているが、徹底破却ののちに近世城郭として新たに築城された。本丸には櫓7棟、櫓門2棟、それらを繋ぐ塀が普請された。現在ある本丸の3棟の櫓(南櫓、北櫓、西櫓)など建物の外壁は煤と柿渋で防水した板を用いた下見板張の黒い外観である。二の丸にも櫓や櫓門を再建するため、櫓台なども構築されたが、寛永5年(1628年)4月20日仙石忠政の死により工事は中断され、これ以上の増築は行われないまま、仙石氏の転封および松平氏(藤井松平家)に藩主家が交代し、幕末を迎えたとなっている。
 1600年の関ヶ原の戦いで敗れた信繁=幸村(同じく堺雅人)は父・昌幸とともに幽閉の身となった。父・昌幸は慶長16年(1611年)6月4日、九度山で病死した。享年65歳あるいは67歳とも言われる。
​  真田丸とは、​1614年、徳川家康が大阪城を攻めた「大坂冬の陣」の際、真田信繁=​​​​幸村が大阪城の平野口に築いた出城の名称だった​​​​。​​​しかし数度に渡る突撃戦により部隊は消耗し、兵力で勝る徳川勢に追い詰められ、ついに四天王寺近くの安居神社(大阪市天王寺区)の境内で、傷つき疲れた身体を休ませていたところを松平忠直隊鉄砲組頭の西尾宗次に発見され、「わしの首を手柄にされよ」と最後の言葉を残して討ち取られたと伝えられる。享年49歳だったそうだ。
 逸話として、家康は大坂方の諸将の中で最も活躍した信繁に脅威を覚え、大坂冬の陣の後には信繁の兄・真田信之に命じて信濃一国40万石で彼を調略しようとしているが、この破格の条件に興味を微塵も見せず豊臣家への忠誠を最期まで貫き通したとされている。

30.尼が淵から見る東虎口南櫓
駐車場の前のイベント会場になっている芝生広場の向こうは、城の南側にあたり、当時は千曲川分流が流れ、穏やかで深みのある流れが天然の堀となっていたという。そこは尼が淵と称したことから上田城は尼が淵城と呼ばれていたという説がある。見えているのは、東虎口の南櫓だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 31mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.イベント広場の模擬店
模擬店が並び、みんな楽しそうだ。尼が淵の向こう側の左奥に見えるのは西櫓。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.堀跡の散策路
堀跡の散策路を歩く。観光客が多く、ガイドさんから左側通行を言われる。向こうに見えるのは、今はコンクリート造りの二の丸橋跡だ。ここはなかなか風情のある道である。かってはこの堀跡を「真田そひえ線」という鉄道が走っていたそうだ。昭和47年に廃止となり、その後ケヤキ並木が完成したという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.堀跡の散策路 二の丸橋跡の向こう側
ガイドさんに引率されて、二の丸橋の先を右へ上って、ちょっと戻って二の丸橋を渡って、二の丸跡へ入ったが、その前に二の丸橋跡の先に続く散策路を眺めると、そこには観光客の姿はなく、落ち着いた風景が見られた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f8 1/250秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.二の丸橋
二の丸橋の上に上がった。この橋の下は堀跡だが、その土手に咲く桜も満開だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/250秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.二の丸橋の上から堀跡の散策路を見下ろす
観光客はこの先の階段を右に登って、少し戻って、今、私たちがいる二の丸橋を渡る。この二の丸橋が上田城跡公園のいわば正面入り口になる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.観光ガイドさん
二の丸跡へ入ったところにある「上田城跡公園案合図」の前で、私たちのグループを案内してくれている観光ガイドさんの説明があった。とても解りやすく、質問にも丁寧に応じてくれる。お名前は小林みつ子さんという。上田城紹介のTV番組でも案内役をされたそうだ。人気ガイドさんとのことで、敢えてお名前を記させていただく。天正11年(1583年)真田昌幸により築城された上田城は大河ドラマ「真田丸」の舞台である。現在は公園として整備され約1000本の桜が咲き誇り、夜にはライトアップされた桜が楽しめるそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.シダレグワ
マグワの園芸品種で枝垂れの独特な樹形を楽しむという。山桑(ヤマグワ)の一種で、養蚕用として蚕の餌になるそうだ。桑の実(マルベリー)は黒っぽい紫あるいは赤で、木イチゴを細長くしたような形。甘酸っぱくて、美味という。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.北櫓
堀の桜の向こうに北櫓が見える。 ​​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.ソメイヨシノとシジュウカラ
堀のソメイヨシノの花にシジュウカラが来た。精いっぱい200mmに伸ばして撮る。少しトリミングした。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.南櫓
北櫓の向こう側に東虎口櫓門があり、その向こうにソメイヨシノの間から南櫓がが見える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 31mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.まじかに見る北櫓
東虎口櫓門に近づき、北櫓を見上げる。南櫓と北櫓は昭和24年に移築復元された。南櫓と北櫓をつなぐ櫓門が復元されたのは平成6年だそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 29mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.東虎口櫓門
南櫓と北櫓は昭和24年に移築されたというが、いったいどこから移築されてて来たのだろうか。1874年(明治7年) 廃藩置県により廃城となった上田城の土地、建物が民間へ払い下げられ、本丸に7棟あった櫓は、一つ(現・西櫓)を残して解体、売却された。このうち2棟は上田市常磐城(新地)にあった遊郭に6円で払い下げられ、一つの建物に連結されて金秋楼と万豊楼として使用されていたという。櫓門は平成9年に復元新築されたものだ。櫓門は発掘調査で柱の基礎の位置を調べ、古い写真に写っている解体前の姿から建物の寸法などを割り出し、復元することができたという。その解体前の櫓門の古写真が撮影されたのは明治10年(1878)頃で、櫓門が解体されたのは明治12年頃ではないかと考えられているそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f1​0​​​ 1/4​00​​​秒 29mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.東虎口櫓門と枝垂​​​​​​桜
櫓門の前にはシダレザクラ​​が咲いていた。右手が南櫓だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f7.1​​​ 1/800​​​秒 65mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.真田石
南櫓の石垣に埋め込まれた真田石。​​天正11年(1583)、真田昌幸が上田城を築くとき、本丸の入口右手の石垣に高さ 約​2​​​​​​​.5m​​​、横​3​​m​​​ほどの大きな石を柱石として据えた。城内で最も大きな石である。元和8年(1622)、真田信之が松代へ移る時この石を父の形見に持って行こうと したが、数万人の人夫の力でも動かなかったという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f3.5​​​ 1/250​​​秒 18mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.真田神社
東虎口櫓門を抜けて本丸跡に入ると、楼門の正面に真田神社があった。真田氏ほか歴代上田城主を祀る。長野県神社庁のHPによれば、神社の創立は明治21年10月15日だそうだ。真田氏は旧真田村より出て領主となるや善政を敷き、領民を大切にした。その徳を敬い慕い、その神霊を慰めようと有志が集まり真田神社の建設を図るべく、明治18年3月30日出願、翌19年に許可を得て県下はもとより真田氏に縁故の深い大阪などからも建設資金を仰ぎ工事を進めた。ところが建築中の明治20年4月の大火で類焼してしまったという。その後、明治21年10月15日本殿祝詞殿を再建、28年には拝殿が再建され社頭は荘厳をきわめた。しかし、その後は荒れるにまかせたまま放置されていたことをを嘆き大正8年に現在の場所に遷座されたそうだ。「落ちない」城として受験生に人気があるという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f3.5​​​ 1/250​​​秒 18mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.本丸側から見た櫓門
振り返って櫓門を見る。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400​​​秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
47.真田神社参拝者の列
今回は列には並ばず、脇から拝して失礼してしまった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.真田井戸
本丸唯一の井戸。直径2m、深さ16.5mに達する。この井戸には抜け穴があり、城北の太郎山の砦や上田藩主居館に通じていたという伝説があるそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.本丸西櫓から美ヶ原を望む
本丸跡の南西の角に西櫓がある。西櫓から北陸新幹線の線路と上田の街並みの向こうに美ヶ原が見えた。標高2034mの王ヶ頭の電波塔が見える。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/2000秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
50.ムクロジ
果皮は石鹸の代用として使われたことで知られる。また、果実の中の黒い種子が羽根つきの羽根の頭に使われるとガイドさんが説明してくれた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 200mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.本丸土塁の隅おとし
ガイドさんは本丸土塁にみられる隅おとしまで案内してくれた。ここにも隅櫓の跡があり、その敷石が残っている。この写真では花の形状はわからないが、見たことにない白い花が咲いていた。ガイドさんに「なんという花ですか」と質問をしたら、ズミだと教えてくれた。リンゴに近縁な野生種だという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.本丸跡東側から東虎口を眺める
ガイドさんに駐車場へ戻る道を教えていただき、解散となった。そのまま桜がきれいに咲く堀に沿って東虎口櫓門に向かう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 20mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.堀の前の賑わい
二の丸跡の堀の前にも模擬店が沢山出ていて賑やかだ。「きんぎょすくい」なんていうのもある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.「真田そひえ線」の停車場跡
ガイドさんに教えていただいた通り、二の丸跡から右手に「信州上田真田丸大河ドラマ館」を見て、二の丸橋を渡って、下に降り、散策路に戻って、その二の丸橋の下を尼が淵の方へ歩く。この写真で右側に見える高くなったところは「真田そひえ線」のプラットフォームだったところ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f8 1/250秒 20mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.尼が淵の土塁
ここは尼が淵の東端で、崖がむき出しになっている。ここは崩れたことはないそうだ。尼が淵の崖に見られる地層は三つだそうだ。一番上が火山が崩壊した土砂などが堆積した上田泥流層、二番目に火砕流に由来する粉塵が堆積、その下は川の作用で砂礫が堆積した染屋層となっているそうだ。二番目の層は一番やわらかくてもろいため大水のたびに、この層を中心に崖が崩れて櫓に被害が及ぶ心配があったそうだ。後の上田藩主・松平忠愛は享保18年(1733)から石垣を築き、崖を浸食から守ったとされる。尼ヶ淵側の石垣のほとんどは江戸時代中期の1732年(享保17年)に起きた「享保の洪水」後に築かれたもので、真田時代のものではないそうだ。おそらく真田時代はほぼすべてが段丘崖のままだったのだろうといわれている。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f6 1/320秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
56.イベント広場は観光物産展の会場
着いたとき歩き始めたところへ戻ってきた。集合時間まで15分ほどある。少し喉が渇いた。生ビールとソーセージを買い求め、イベント会場のベンチに座ってのどを潤す。旨かった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/800秒 95mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年5月 3日

小諸城址懐古園と真田の上田城跡 (1) 軽井沢駅と懐古園 4月9日

「ガイドと共に巡る!真田の上田城址公園・小諸城跡歴史散策としなの鉄道ローカル列車」という日帰りバスツアーに参加した。
 4月12日出発の横浜発のツアーに申し込んでおいたのだが、不催行となり、代替として4月9日(土)新宿発に変更した。新宿7時出発というのは、6時半過ぎには集合せねばならず、自宅を5時過ぎに出なくてはならなかった。横浜からの湘南新宿ラインの始発は、6時26分発なので、利用できず、品川回りになる。
 予想に反して、高速道路は順調に走れ、予定より少し早く軽井沢駅に着いた。そこから、御代田までしなの鉄道に乗るが、11時8分発まで、小一時間の待ち時間が出来るほどだった。何人かの人たちはアウトレットに行ったようだ。
  昼食は休憩した横川SAで峠の釜めしが積み込まれ、軽井沢到着前にバス車内で済ませてしまった。
 3っ先の御代田まで浅間山を眺めながら、しなの鉄道に乗車、御代田駅で再びバスに乗り、小諸城跡に着いたのは、12時少し前だった。添乗員さんが心配していた駐車場にもすぐに入ることでき、懐古園の三の門から現地の観光ガイドさんに案内していただいた。大手門は線路の反対側にあり、地下道をくぐっていくことが出来るが、今回は時間の都合で割愛された。大手門は慶長17年(1612年)、藩主仙石越前守秀久が小諸城を築いた時代の建築であり、現存する400年前に築かれた門だそうで、是非見たかったのだが。
 約1時間、懐古園を見た後、再びバスに乗り、上田へと向かった。

1.横川S.A.の桜
休憩した上信越自動車道の横川S.A.で見た桜。満開で花が房のようにびっしり咲いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f5 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.軽井沢駅
新宿を7時に出発して、途中2回、計40分の休憩を入れて、10時20分に軽井沢駅に着いた。走行時間は2時間半と順調だった。休日の軽井沢アウトレット渋滞もなかった。長野新幹線開通でできた新しい駅だが、何か閑散として活気がない。やはり軽井沢が賑やかなのは夏だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1250秒 20mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.EF63形電気機関車
これから乗車するしなの鉄道のホームと並んで、EF63形電気機関車が置かれていた。Wikipediaによれば、EF63は新幹線が開業する前の信越本線横川 - 軽井沢間の碓氷峠専用の補助機関車としての役割に特化して開発された機関車だそうだ。このことから「峠のシェルパ」、もしくは形式称号から「ロクサン」の愛称がある。EF63は急勾配上で停車する際の確実な停止力のための鉄製の電磁石でできたブレーキを備え、直接レールに接触(磁力による電磁吸着)するその大きな摩擦力によって、確実に停車せしめる。このブレーキは自動車にたとえるとパーキングブレーキ的な役割で通常の減速には使用しないという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 26mm ISO125) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.旧軽井沢駅舎と軽井沢駅前交番
我々はここから11時8分発のしなの鉄道 に乗るが、少し時間があったので駅の周りを歩いてみた。中軽井沢寄りにこの旧軽井沢駅舎と軽井沢駅前交番があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 ​9​​​​​​​​​​mm ISO125) 露出補正 なし
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5.草軽電鉄の​​電気機関車
「この電気機関車はデキ12形機関車といい、アメリカのジェフェリー社で大正9年に制作したハンドブレーキ常用、非常用電気ブレーキ付きという鉱山用のトロッコを改造したものである。大正4年7月より 草軽電気鉄道 は営業を開始、大正15年軽井沢・草津間(55.5km)の電化が完成してから、昭和37年1月31日路線を廃止するまでの約35年の間、地元民の足として、また、旅行者、避暑客の良き案内人として親しまれてきた電気機関車である。」と記されていた。この機関車が牽引した客車の車輪も置かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 ​20​​​​​​​​​​mm ISO125) 露出補正 なし
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6.イベント列車「ろくもん」
2014年7月11日に運行開始されたしなの鉄道の観光列車がある。新しい軽井沢駅の駅舎の上から、しなの鉄道の軽井沢駅を眺める。これは10時40分発の長野行の「ろくもん」だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( f5.3 1/250秒 95mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.しなの鉄道車両とEF63形電気機関車
これはこれから我々一行が乗車する11時8分発のしなの鉄道長野行の車両。JR東日本から譲り受けた115系電車だ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( f7.1 1/250秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.しなの鉄道車両と信越本線時代の電車
向こう側にグリーンとオレンジに塗り分けられた懐かしい湘南型の電車が止められていた。165系だろうか?​​信越本線に使われた​165​​​​​​​​​​系には横川~軽井沢間の急勾配区間に対応させるため連結器、台枠、台車などに改造が施され​​​​​​​​​​​​ていたという。​​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm ​f​3.5-5.6G
プログラム​​オートで撮影 ( ​f​​8​​​​ 1/250秒 ​32​mm ISO200 ) 露出補正 なし
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9.10000形電気機関車
調べてみると、アプト式による旧信越本線碓氷峠越えは、1893年4月1日に官営鉄道中山道線(後の信越本線)として横川 - 軽井沢間が開通したが、当初はもちろん電化されていなかった。開通前年の1892(明治25)年、アプト式蒸気機関車がドイツから日本へ初めて輸入されたそうだ。横浜港に到着したドイツのエスリンゲン(Esslingen)社製アプト式蒸気機関車4両は、新橋工場で組み立てられて横川へ回送された。その後、蒸気機関車による牽引が続くが、碓氷峠越えはトンネルの連続による煤煙の問題から、乗務員の中には吐血や窒息する者も現れ、1911年に横川駅付近に火力発電所が設けられて1912年には日本で最初の幹線電化が行われた。その時にスイスのエスリンゲン・アルゲマイネ社から12両輸入されたのが、この10000形電気機関車だった。そして太平洋戦争後は輸送隘路の解消のため一般的な車輪による粘着運転で登降坂することになり、1961年に着工し1963年7月15日に旧線のやや北側をほぼ並行するルートで新線が1線で開通した。同年9月30日にアプト式は廃止され、さらに1966年7月2日には、旧アプト式線の一部を改修工事する形でもう1線が開通し複線となった。これによって当区間の所要時間は旅客列車で40分から下り列車は17 分、上り列車は24分に短縮されたという。私が初めて軽井沢へ行った時はまだアプト式のころで、ゆっくりと峠を上る列車の窓からオオムラサキが悠々と飛ぶのをながめ、補虫網をとり出して採りたい衝動に駆られたのを覚えている。今は新幹線で峠であることも気が付かない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f​6.3​​​​ 1/250秒 ​18​mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.浅間山
軽井沢からしなの鉄道に3駅間乗車するが、その間、進行方向右手には標高2568mの 浅間山がはっきり見えていた。学生のころ、軽井沢合宿打ち上げ後、頂上まで登ったことを思い出す。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f​7.1 1/800秒 ​65mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.小諸城跡懐古園
しなの鉄道を御代田駅で降ると、新宿から乗ってきたバスが待ってくれていて。小諸城跡懐古園へと向かった。懐古園には12時に到着した。​​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/250秒 ​18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.小諸城跡懐古園 三の門
この門は小諸城三の門で、元和元年(1615)に創建された。寛保2年(1742)に発生した大洪水の折に流され、明和2年(1765)に再建され、今は懐古園の正門にして象徴である。駐車場は三の門の内側にあり、三の門をくぐっていわば外側から見たところだ。正面に掲げられた「懐古園」の扁額は徳川第16代当主(慶喜の次)、徳川家建(いえさと)が書いたもので国重要文化財だ。なぜ、小諸城跡のことを懐古園というのか知りたかったが・・・。小諸城の表玄関の大手門はしなの鉄道の線路の向こう側にあり、地下道をくぐっていくことが出来る。大手門は慶長年間に仙石秀久により築かれた。大手門は国重要文化財になっている。大手門も見たかったが時間の都合で割愛された。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f​8 1/250秒 ​18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.二の門跡
ここに二の門があった。二の丸へと入っていく。ガイドさんは私塾小諸義塾の塾長木村熊二のレリーフガイドのところで説明している。Wikipediaによれば、小諸義塾とは、キリスト教牧師であった木村熊二が小山太郎らの要請の応えて1893年(明治26年)11月に現在の小諸市で開設した私塾である。1906年に閉鎖されるまでキリスト教による近代教育を実践した。塾長は木村熊二、教師は島崎藤村、三宅克己、丸山晩霞らが務めたとある。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f​5.6 1/250秒 ​18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.二の丸跡
徳川秀忠が関ヶ原へ向かう途中の上田城攻略で真田親子に足止めされ、ここに逗留したと伝えられる。 ​​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 ​22mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.黒門橋
小諸城の本丸へ入る手前にあるのがこの黒門橋だ。本丸を防御していたこの堀は深い。そして黒門橋を渡ったところには黒門跡があった。黒門跡には、礎石と石垣だけが残っているが、実は門も現存しており、市内の正眼院に移築されているという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f​10 1/400秒 ​18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.本丸跡の桜
本丸跡に入る。桜は満開だった。小諸城跡懐古園を埋める数百本の老桜が栄枯の夢を語るがごとく咲いている。平成2年に実施された日本さくらの会「日本さくら名所100選」に選定されているそうだ。懐古園の桜は、ソメイヨシノをはじめ、枝垂桜や八重桜など多くの種類が植えられ、咲く時期が少しづつ異なり、長い期間にわたり桜の花を楽しむことができるらしい。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f​10 1/400秒 ​18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.懐古神社
明治の廃藩置県により役割を終えた小諸城は、本丸跡に「懐古神社」を祀り「懐古園」と名付けられたとのこと​​​​​​​​。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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18.鏡石
懐古神社の手前に、山本勘助ゆかりの鏡石があった。小諸市観光協会のホームページによれば、天文23年(1554年)甲斐のの武田信玄の侵攻で武田氏の手中に落ち、以後約30年間、武田氏の城代によって支配された鍋蓋城以下諸城があった。信玄はこの地の重要性にかんがみ、 重臣の山本勘助と馬場信房に命じて鍋蓋、乙女城を取り込んだ新たな縄張りをして城郭を整備し、総合的な大城とした。それが小諸城の原型だそうだ。勘助が縄張りをした小諸城は「攻めるに難しく、 守るに易い城」いわば難攻不落の城だった。小諸城址本丸跡には山本勘助が小諸城築城の時に研磨したと伝えられている鏡石がある。勘助は朝夕この鏡石におのれの顔を映し反省したと伝えられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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19.懐古園桜まつり
4月9日から4月30日の間、懐古園では桜祭りというイベントが行われている。鎧を身につけた若者が観光客を迎えてくれた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/1250秒 20mm ISO125) 露出補正 なし
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20.本丸跡の石垣
本丸跡には立派な石垣が残っていた。​​本丸は約6メートルの石垣で囲まれている​​​​​​​​​​​という。この奥には、​​​​本丸北西に迫り出し、他の石垣よりひときわ大きな野面石で築かれた天守の石垣(天守台)がそびえる。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 ​36mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.天守台
天守台は一際高い。この天守台には、三層の天守閣が建造されていたと伝わっているが、寛永3年(1626年)落雷により焼失、その後は幕府の許しが得られず再建されることはなかったそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/500秒 ​170mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.コモロスミレ
本丸跡の石垣の間にコモロスミレ(小諸菫)が咲いていた。気が付かないで通り過ぎるところだったが、ガイドさんが教えてくれた。花の色は濃い紫色で八重咲という特徴がある。昭和47年に小諸市天然記念物に指定されているそうだ。もう少し良い写真を撮っておけばよかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.2 1/1250秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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23.ほら貝を吹く子役武者
千曲川が見えるところに行く途中で、今度は鎧を着た武者姿の子供がほら貝を吹きならしてくれた。観光客は拍手。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 ​40mm ISO200 ) 露出補正 なし
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24.千曲川
島崎藤村の歌碑のあるところから千曲川が見下ろせた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 ​135mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.人力車の観光客
懐古園のもっとも西側に馬場があり、その向こうは千曲川が流れている。お年を召したご夫婦が人力車に乗ってこられて、富士見台という展望所から千曲川を眺めていた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f8 1/250秒 ​35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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26.天守台の桜
ここで、ガイドさんの案内は終わった。各自、桜の花が咲く馬場を通り抜け、再び天守台の方へと歩く。天守台に咲く桜も青空をバックに満開だった。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f8 1/1000秒 ​70mm ISO200 ) 露出補正 なし
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27.黒門橋から見下ろす紅葉谷
秋にはモミジの名所になるという。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラム​​オートで撮影 ( f9​​​​ 1/​320​​​​​​​​​​秒 ​40mm ISO200 ) 露出補正 なし
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28.若山牧水歌碑 二の丸跡の石垣
既成の石垣を碑とする最初の試みで、昭和9年11月4日に除幕された。この「かたはらに秋くさの花かたるらくほろびしものはなつかしきかな」は、牧水26歳の時、​​明治​43​​​​​​​年​9​月~​11​月頃​、病気療養のため​小諸に滞在した折に詠んだ歌だそうだ。歌人・牧水の歌碑は​​全国に建立されている。その数は、他の歌人を圧倒しているという。牧水の歌がいかに、多くの人に愛されているかがうかがえる。これはその2番目の歌碑という。​​ ​​​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm f3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( f8​​​​ 1/​250​​​​​​​​​​秒 ​26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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29.三の門と桜
午後1時に三の門まで戻ってきた。駐車場で待っていてくれたバスに乗り、これから上田城跡へ向かう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/1250秒 14mm ISO125) 露出補正 なし
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