2泊3日の京都紅葉狩り(8) 龍安寺 12月6日 - Studio YAMAKO

2018年1月18日

2泊3日の京都紅葉狩り(8) 龍安寺 12月6日

仁和寺からはバスで龍安寺へ。龍安寺はさいわい、まだ紅葉が残っているところがあった。
 山門から入り、左側に鏡容池を眺めながら、龍安寺の玄関である庫裡へと進む。庫裡から方丈(本堂)に上がった。
 方丈の縁に腰を下ろし、石庭を眺め、写真を撮っていたら、男性の外国人から声を掛けられ、「庭にあるそれぞれの石に意味があるのか?」と聞かれた。そんなこと考えたこともないし、分からなかった。私は拝観受付でもらったパンフレットの石庭の英文説明を見せた。それには、彼の答えになるようなことは書いていなかった。かみさんもそのことに興味を持って、帰り際に案内係受付の女性に質問していたが、石庭は作者も明確になってなく、明らかではないということだった。
  庫裡の玄関から外に出て、順路に従い、国の名勝になっている鏡容池を中心とする庭園の周りを歩いた。思っていた以上に、「ありがとう」と言いたくなるほどモミジが残っていた。
 さて、次は鹿苑寺金閣へ行く。

191.龍安寺山門
龍安寺は臨済宗妙心寺派の禅寺の名刹である。山門わきの拝観受付でもらったパンフレットによれば、龍安寺は徳大寺家の別荘だったのを、報徳2年(1450)菅領そして応仁の乱の東軍総師でもあった細川勝元が譲り受けて寺地とし、妙心寺の義天玄承を開山(初代住職)として創建された。応仁の乱に焼失して、明応8年(1499)、勝元の子、政元が再興したが、寛政9年(1797)火災で方丈、仏殿、開山堂などを失った。山門は宝暦5年(1755)の洪水によって破損し、江戸時代中期に再建された。切妻造である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f8 1/250秒 26mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
192.山門のモミジ
山門の傍にあったモミジは、葉は落ち始めて入るが、十分きれいだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f10 1/400秒 48mm ISO200) 露出補正 なし
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193.鏡容池 -1
山門を入って、庫裡、方丈の玄関の方へ歩いていくと、左手に大きな池がある。この池は徳大寺家によって築かれたもので、かってはオシドリが群れ遊んだところからオシドリ池と呼ばれたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 82mm ISO200) 露出補正 なし
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194.鏡容池 -2
池の周りには紅葉した木々があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/640秒 102mm ISO200) 露出補正 なし
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195.モミジ
色は褪せてきているが、まだしっかりと葉を残しているモミジがあった。すでに紅葉のシーズンを逸してしまっているが、今回の京都紅葉狩りでは、東福寺と、ここ龍安寺が救ってくれた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f7.1 1/250秒 46mm ISO200) 露出補正 なし
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196.龍安寺 石庭 -1​​
この名高い石庭は正式には「方丈庭園」という。方丈の広縁に腰を降ろして眺める石庭は東西の幅が25m、奥行きが10mの長方形で、その面積は約75坪。畳にすると150畳程の広さがあるそうだ。そこに敷き詰められた白砂には、あたかも大海がうねるかのような波模様の筋目がつけられ、そこに15個の石が置かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 17mm ISO125 )露出補正 なし
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197.龍安寺 石庭 -2​​
15個の石の配置には不思議なことがあるという。この石庭は、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置されていることでも有名だそうだ。庭のどの位置から眺めても、15個の石のうち、必ず1個は他の石に隠れて見ることができない。15という数は十五夜、つまり満月に結びつけられ、それは"完全"を意味するとされている。しかし、この世には完全というものは存在せず、ものごとは完成した時点から崩壊が始まるという思想の元、この石庭の作者は15個の石を置きながらも、完全とされる数の15にひとつ足りない14個の石しか見えるように設計したのではないかと言われている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (f8 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
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198.方丈
1797年(寛政9年)に火災で方丈・仏殿・開山堂を焼失したが、1606年(慶長 11年)に建築・造営された西源院の方丈が移築され、現在の方丈(本堂)となっている。方丈の襖絵について、wikipediaによると、明治初期の廃仏毀釈の影響により、明治28年(1895年)に寺から出て以来、115年ぶりの2010年10月に龍安寺方丈襖絵のうち6面が帰還した。東本願寺に売却後、伊藤傳右衛門など個人の手に渡るなどして散逸したもので、その一部は米国シアトル美術館などが所有している。2010年に戻った襖絵は、狩野派の作と言われる「群仙図」20面のうち4面と「琴棋書画図」20面のうち2面で、米国のオークションに出品されたものであるが、イギリス人の仲介により、龍安寺が落札したという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影(f3.8 1/250秒 24mm ISO1250) 露出補正 なし
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199.方丈の広縁から方丈庭園を眺める
wikipediaから引用すると、この庭は石の配置から「虎の子渡しの庭」や「七五三の庭」の別称がある。「虎の子渡し」とは、虎は、3匹の子供がいると、そのうち1匹は必ずどう猛で、子虎だけで放っておくと、そのどう猛な子虎が他の子虎を食ってしまうという。そこで、母虎が3匹の虎を連れて大河を渡る時は次のようにする。母虎はまず、どう猛な子虎を先に向こう岸に渡してから、いったん引き返す。次に、残った2匹のうち1匹を連れて向こう岸に行くと、今度は、どう猛な子虎だけを連れて、ふたたび元の岸に戻る。その次に、3匹目の子虎を連れて向こう岸へ渡る。この時点で元の岸にはどう猛な子虎1匹だけが残っているので、母虎は最後にこれを連れて向こう岸へ渡る、という中国の説話(虎、彪を引いて水を渡る)に基づくものである。また、「七五三の庭」とは、東から5、2、3、2、3の5群で構成される石組を、5と2で七石、3と2で五石、そして3で三石と、七・五・三の3群とも見られることによる。古来より奇数は陽数、すなわちおめでたい数とされ、その真ん中の数字をとったものである。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f9 1/320秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
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200.紅葉の道 -1
方丈庭園を見て、再び庫裡の玄関から外に出る。方丈庭園の南側を西に向かう順路に沿って、納骨堂のほうへと歩く。道筋の紅葉が陽を浴びて美しい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f5.6 1/250秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
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201.落ち葉​​
人が歩かないところの地面は、赤や黄色の落ち葉で覆われていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (f4.5 1/250秒 18mm ISO200) 露出補正 なし
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202.残されたモミジの葉 -1
あと、2日もすれば、このモミジの葉も落ちるのだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/400秒 56mm ISO200) 露出補正 なし
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203.残されたモミジの葉 -2​​
前の写真と同じところで、地面を覆った落葉を入れた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (f4.8 1/250秒 56mm ISO200) 露出補正 なし
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204.紅葉の道 -1
順路に従って木立の間を南へ下りる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f5 1/250秒 70mm ISO560) 露出補正 なし
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205.鏡容池 -3
西源院(龍安寺塔頭)の傍を通ると、湯豆腐専門店の入口があった。案内にも、精進料理に豆腐を加えた「七草湯豆腐」は、野菜を散りばめ目にも美しいとある。豆腐はもともと僧の食物であり、室町時代に中国から伝わったとされる。そこから鏡容池に沿って、その南側の道を山門へ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
206.鏡容池 -4
対岸は龍安寺塔頭の大珠院であろう。わずかに残った紅葉が池の水面に映る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ プログラムオートで撮影  (f9 1/250秒 38mm ISO200) 露出補正 なし
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207.鏡容池 -5
​​ 対岸の紅葉と、手前の木になる柿の実、そして水鳥。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 62mm ISO200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。

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