2021年12月アーカイブ: Studio YAMAKO

2021年12月29日

原鉄道模型博物館 2 of 4 ジオラマを走る日本の車両 11月27日

原信太郎さんのコレクションは約6,000両と言われるが、展示されているその代表的な模型を見終えて、いよいよ、いちばんテツモパークと呼ばれるジオラマを走る鉄道模型を楽しむ時間に入る。ここは写真撮影が許可されている。
 世界最大級と言われるいちばんテツモパークは、30m x 10m の1周約70mという大きさで、1番ゲージという軌間45mmのレールが6路線あり、1周の長さは約70mで、全線路の長さは約450mある。そのジオラマを本物の車両が本物の街を走るように、鉄道模型が走り、見ている者を魅了する。
 ジオラマを数々の鉄道の車両が走るが、まずは日本の車両に注目する。
 横浜の原鉄道模型博物館は2012年に開設された。さっそく足を運んだが、素晴らしさに魅了され、早速購入した原信太郎さんの著書「原信太郎 鉄道模型のすべて 技術の極み、躍動美」を購入した。勝手ながら、ブログの記述はその著書の内容を参照・引用させていただいている。

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ジオラマを走る相鉄線新型車両 リオン駅を通貨 2021年11月27日 原鉄道模型博物館

010_211127096 X800 〇原鉄道模型 京福電気鉄道 3 RX10M4.jpg 10.京福電気鉄道 No.3
13歳の時にブリキ缶を材料に第1号となる模型を作られたそうだが、この京福電気鉄道 No.3 は1978年に原鉄道模型(シャングリラ鉄道)で制作された。著書の説明には。「最初は2本ポールだったが、その後パンタグラフに改造した。模型の台車は、本物はドイツのマン社製だったが、色気がないので高野山鉄道の登山用のものを流用した。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 43mm ISO3200 ) 露出補正 なし
011_211127129 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 11.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -1
1931年上越線清水トンネル開通に合わせて製造された電気機関車だそうだ。私はこのED16形という電気機関車は、南武線で時々見たことがある。wikipediaによれば、本形式は最後に18両全機が立川機関区に集められ奥多摩駅 - 浜川崎駅間などで運転される青梅線・南武線の石灰石列車の牽引に使用されたからだ。1984年(昭和59年)6月19日をもって全車廃車となった。国鉄初期の旧型電気機関車としては実に53年間の長きにわたって運用された長命な形式であった。原鉄道模型博物館では、国鉄の旧形客車を牽いて走行していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
012_211127130m X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 12.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -2
原鉄道模型博物館のジオラマでは、スハ43など国鉄の旧形客車を牽いて走行していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_211127196 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 13.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -3
ジオラマの駅を通過するところだが、プラットフォームにいる人などフィギュアがとてもリアルである。高架下の自動車などのクラシックな車が良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 38mm ISO3200 ) 露出補正 なし
014_211127307 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 14.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -4
原鉄道模型は架線から集電している。パンタグラフも機能するように作られているが、架線集電のための材料は日本では手に入り難いため自作されたのだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 20mm ISO3200 ) 露出補正 なし
015_211127314 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 15.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -5
貨物列車とすれ違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 46mm ISO3200 ) 露出補正 なし
016_211127329tm X800 ▲原鉄道模型 RX10M4.jpg 16.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -6
いちばんテツモパークのジオラマは、照明も工夫されている。写真を撮るには少々つらいのだが夜景も演出される。客車の室内には明かりが灯る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/100秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_211127335 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 17.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -7
鉄橋を渡る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 なし
018_211127339 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 18.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -8
列車が通過すると信号が赤に変わる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 73mm ISO3200 ) 露出補正 なし
019_211127358 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 19.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -9
DB(ドイツ国鉄)のV200形ディーゼル機関車がけん引する貨物列車と行きかう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO2000 ) 露出補正 なし
020_211127359 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 20.国鉄 ED16形がけん引する旅客列車 -10
夜間の照明演出の間はシャッタースピードが遅くなってしまう。向こう側のプラットフォームに入っているのは、箱根登山鉄道タイプと称される3両編成だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 21mm ISO2000 ) 露出補正 なし
021_211127274 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 21.箱根登山鉄道 チキ2形 -1
この車両は箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだシャングリラ鉄道(原鉄道模型)の創作模型である。1970年に制作されている。この車両は12時半からの運転予定になっていて、走行を見ないで退出しまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 29mm ISO1200 ) 露出補正 なし
022_211127275 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 22.箱根登山鉄道 チキ2形 -2
箱根登山鉄道の電車が停車しているホームで、4人に人がそれぞれくつろいでいる。このフィギュアがとてもリアルである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 29mm ISO3200 ) 露出補正 なし
023_211127344t X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 23.箱根登山鉄道 チキ2形 -3
先に見てきた展示室に、箱根登山鉄道 チキ1形 チキ1 が展示されていた。原信太郎さんは幼いころに祖母と最も急な勾配の箱根登山鉄道に乗った。うなりを上げるモーターの力強さ、急カーブの続く山道、そして万全のブレーキ装置、自分と同じ1919年生まれのこの電車が大好きになったという。手前に見えるくらっひくな自動車の模型が素晴らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO1600 ) 露出補正 なし
024_211127198 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 24.阪神電気鉄道301形 301
ジオラマのいちばん奥に、外周を走る線路の内側に円周のレールがあるが、ここを単行の車両が走る。この日、私がいた時間には 阪神電気鉄道301形 301 が走行していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 65mm ISO3200 ) 露出補正 なし
025_211127182 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 25.相模鉄道 12000系 -1
マレー型の蒸気機関車が牽く貨物列車が走っていた2番内回りの線路を、11時ごろから相模鉄道の新型車両12000系が走行を始めた。相模鉄道は私が横浜から自宅の最寄り駅星川迄利用する路線である。2019年11月14日(木)から、相鉄・JR直通線開業を記念し、新型車両12000系の1番ゲージ模型の走行を開始しがアナウンスされていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 39mm ISO3200 ) 露出補正 なし
026_211127228 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 26.相模鉄道 12000系 -2
wikipediaによれば、本線及びいずみ野線に加え、2019年(令和元年)11月30日開業の相鉄新横浜線の一部区間(西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間)及びその先の相鉄・JR直通線対応車両Jとしてのの運用を想定し投入された。同年度末までに全6編成が製造されている。「YOKOHAMA NAVYBLUE」の塗装が採用されている。なお、12000系が営業運転を開始する前に、2022年度下期に開業予定でである相鉄・東急線対応車両として、先行して20000系が2018年(平成30年)2月11日に横浜駅10時30分発の特急海老名行きより営業運転を開始している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし
027_211127236 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 27.相模鉄道 12000系 -3
ジオラマの線路をそれなりのスピードで走行する編成を1/160秒では、止めることが出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 26mm ISO3200 ) 露出補正 なし
028_211127255 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 28、相模鉄道 12000系 -4
「YOKOHAMA NAVYBLUE」の塗装は、照明が落ちるとピントが合わせ難くなる

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
029_211127294 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 29.相模鉄道 12000系 -5
動体ブレはしているが、スポットライトを浴びたように撮れた。実際の相鉄線もこういうところを走ってくれると楽しいのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
030_211127403 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 30.HOゲージ 横浜ジオラマ
いちばんテツモパークのジオラマを抜けると左手に横浜ジオラマと称される、横浜の今昔を再現したHOゲージの部屋があった。原鉄道模型博物館の見どころガイドには、かっての横浜駅周辺の様子や、馬車道や中華街エリアなど、横浜の町並みが再現されていると記されていた。写真は現在の桜木町駅の高架ホームと想像できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年12月25日

原鉄道模型博物館 1 of 4 11月27日

前回、原鉄道模型博物館へ行ったのは、2017年11月だった。その後、久しぶりに行って見ようと思って、ホームページを開いてみると、コロナ感染防止のため閉館になっていた。
 今年も秋になってようやくコロナ感染者数が減少し、10月1日に緊急事態宣言も全面解除となって、原鉄道模型博物館は10月14日に営業再開された。ただ、密にならないように、事前にチケットの購入が求められる。久しぶりに行って見たくなって、11月27日の10時の予約をとった。
 当日は開館時間前に10名ほどの列が出来ていた。子供さんを連れて来られているかたもいるが、むしろ大人の入場者が多い。この日は SONY RX10M4 を携行する。写真を撮りながら2時間ほど滞在した。写真撮影は許可されている。

000_211127004 X700 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg
JR九州の観光列車「在る列車」の原型となった模型のこと 2021年11月27日 原鉄道模型博物館

001_211127002 X800 原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 1.「在る列車」
wikipediaを見ると、明治時代末期に九州鉄道がアメリカ合衆国のJ.G.ブリル社より輸入した豪華客車のイメージを持たせて設計された車両とあるが、写真が原信太郎さんが制作したその模型である。 今回のJR九州の観光列車である「在る列車」の専用車となった車両は、四国旅客鉄道(JR四国)で2011年4月に廃車となったキハ47形気動車のキハ47 176・1505を譲り受け小倉総合車両センターで改造した2両編成 で、2015年7月18日に報道関係者向けに公開され、同日小倉総合車両センターから出場した。その車両は世界的に著名な鉄道模型愛好家の原信太郎が製作した模型をベースに、次男で原鉄道模型博物館副館長である原健人の監修のもと、水戸岡鋭治がデザイン・設計を行ったと記されていた。列車名の「或る列車」は、この車両のコンセプトの基となった豪華客車に対して当時の鉄道趣味者が付けた呼び名である。また、キーワードの"ARU"には A - AMAZING(「素晴らしい」九州の魅力を広く紹介) R - ROYAL(「豪華な」デザイン、「素晴らしい」スイーツコース) U - UNIVERSAL(「世界中の」「皆さま」に愛される列車を目指して)の意味が込められている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/200秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
002_211127030 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 2.ブダペストの地下鉄
電車を使った地下鉄として、世界最古のハンガリーの首都ブダペストの地下鉄1号線が開業時に導入した木造車両の模型。私が2009年11月に中欧旅行をした折、ブダペストでその古い駅舎跡を見たようなな記憶があるが定かではない。一号線は2002年に世界文化遺産の一部になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/320秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
003_211127033 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 3.ボストン高架鉄道の車両
私は路面電車が好きだ。広島とか熊本へ行くとしばしば見とれていることがある。高知の土佐電鉄もいい。ここではケースの中に多くの路面電車の車両が展示されていて、見惚れてしまう。ボストン高架鉄道の車両が何両かあった。wikipediaでは、ボストン高架鉄道は、マサチューセッツ州ボストンとその周辺地域の街路の上、下、を運行する路面電車と高速輸送鉄道だった。 1894年に設立され、最終的にリースと合併によりウェストエンドストリート鉄道を買収し、市内の主要な公共交通機関のプロバイダーとなった。と記されていた。しかしこの車両のことかどうかわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO2200 ) 露出補正 なし
004_211127040 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 4.京阪電気鉄道60号 びわこ号
説明板には、1930年代の流線形の流行をいち早く採用し、電力方式の異なる2路線を直通するため、パンタグラフとトロリーポールを持つ。日本初の2車体連接構造を採用して急曲線の輸送力確保を両立した。と記されている。1934年に製造され、現役時代の形式は60型で3編成が製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/400秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_211127044 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 5.阪神電気鉄道 71型
説明板には、1937年に登場した14.5mの路面電車用大型車両。大きな窓と当時関西で流行していた流線形の外観から「金魚鉢」の愛称でも親しまれたとある。1937年に製造されて1975年にい引退した。10両製造され、71号が水明公園(尼崎市水明町)、74号が蓬川公園(尼崎市崇徳院3丁目)、79号が民間企業敷地内(滋賀県)の3両が保存されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/400秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_211127058 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 6.パリ・リヨン・地中海鉄道(上)とチェサピーク・オハイオ鉄道の蒸気機関(下)
車 上のパリ・リヨン・地中海鉄道の蒸気機関車は151A型、151A3 (1932年製造)で、蒸気圧の使用効率を高めるため、前後2基、左右合計で4基のシリンダーを搭載している。1,520tの貨車を牽引して1/125の勾配を50km/hで登った。下のチェサピーク・オハイオ鉄道の蒸気機関車 H8型 H8 1601(1941年製造) は、アメリカ東部アリゲーニー山脈を越えるルートで使われた。最大5,200tがけん引可能でウェスト・バージニア州で採掘された石炭の輸送などで活躍した。UP(ユニオン・パシフィック)のビッグボーイを超える強力な機関車と云えると説明されている。展示ケースにはまだまだたくさんの美しい車両たちの模型があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/200秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_211127083 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 7.世界の模型店巡り
原信太郎さんは海外旅行をすると鉄道模型店巡りが楽しみだったようだ。ひとたび店に入ると、引っ越しの荷物のような木箱をいくつも持ち帰ったと記されている。海外では鉄道模型は大人の趣味のひとつであるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
008_211127085 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 8.原信太郎さんの「青年時代満州への旅」
青年時代になると大陸の鉄度を見たいと思うようになる。大学入学前には、北朝鮮の当時最新の鋼製電車である金剛山電気鉄道を見た。1942年には戦争の緊迫感のなか、東京から下関、下関から連絡船で釜山へ連絡船で渡り、釜山から北京へ行き、北京から国際列車「大陸」で奉天(現瀋陽)へ行った。奉天からソ連製の寝台列車で異国情緒溢れるハルピンに到着した。なお、wikipediaによれば、有名な「あじあ号」は南満州鉄道(満鉄)が1934年(昭和9年)から1943年(昭和18年)まで大連駅 - 哈爾濱(ハルビン)駅間の約950kmを連京線・京浜線経由で運行していた特急列車である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.4 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
009_211127090 X800 〇原鉄道模型博物館 DSC04018.jpg 9.貴重なメルクリン社の模型
下の3両の電車模型は20世紀初頭、ドイツのケルン・ボン鉄道が重役15人に記念品として贈るため、ドイツのメルクリン社に発注した15台(45両)のうちの1台(3両)だそうだ。原信太郎さんはこれを1950年にスイスで購入したとのこと。世界で15台しかない希少性に加え、メルクリン社の歴史としても貴重な模型であり、同社から譲って欲しい懇願されたことのある1品という。「メルクリン」は150年以上の歴史を持つ、ドイツの老舗玩具メーカーの名前であり、1895年に最初の鉄道模型を発売して以来、世界中の人たちに愛されて、世界最大級のシェアを持ち続けている。私も子供の頃はあこがれたが、親にねだれるほど安くはなかった。なお、メルクリン社は2009年2月4日 、 資金繰りに行き詰まって裁判所に破産手続きを申請したが、2010年10月 に自己再生をはたしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/200秒 15mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2021年12月22日

古都鎌倉紅葉巡り ② 東慶寺 海蔵寺 鶴岡八幡宮 12月2日

円覚寺の参拝と撮影を終えて、次に鎌倉街道を東慶寺へ向かう。江戸時代に群馬県の満徳寺と共に幕府寺社奉行も承認する縁切寺として知られ、女性の離婚に対する家庭裁判所の役割も果たしていたことから東慶寺は駆け込み寺と呼ばれている。  夫との離縁を達成するために妻が駆け込んだ寺のことである。 寺は夫に内済離縁(示談)を薦め、調停がうまく行かない場合は妻は寺入りとなり足掛け3年(実質満2年)経つと寺法にて離婚が成立する。東慶寺は江戸幕府公認の縁切寺であった。
 東慶寺を参拝し、この日の次の目的地は海蔵寺である。鎌倉街道を鎌倉鶴岡八幡宮の方へ歩く。ここから、どこかで右に入らなければいけないのだが、今一つ自信がなく、曲がるべきところをまっすぐ行ってしまった。鶴岡八幡宮に沿って歩いて、ようやく小町通りに入る手前で寿福寺、英勝寺、海蔵寺と右へ行く表示があった。そこからもまだしばらく歩く。
 海蔵寺はそれほど参拝者は多くなかった。鐘ともみじの構図で写真を撮る。
 最後に鶴岡八幡宮へ行く。2010年の3月10日未明に雪混じりの強風で倒れた樹齢千年と言われる大銀杏だったが、その根から生えてきたひこばえから若木が選ばれて後継ぎとして育てられている。10年たった今の姿を見てみたかったからだ。立派に育っていた。
 この日は、ここまでで18,000歩ほど歩いた。午後1時、腹も減った。前回来たときに入った蕎麦屋へ行って見たが、お休みだったので、新しい店に入った。悪くない。冷たいビールが美味かった。

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海蔵寺の鐘堂ともみじ 2021年12月2日

29.東慶寺 小さな山門
円覚寺を出て、横須賀線の線路を渡り、鎌倉街道を左へ進む。ほんの数分歩くと右側に東慶寺の山門へ上がる石段が見えた。東慶寺のホームページを見ると「小さな山門をくぐると、谷戸と呼ばれる鎌倉独特の地形に境内が広がります。墓苑まで続く石畳を中心に本堂、書院、茶室、宝物館が配置され、初春の梅、6月の花菖蒲やイワガラミなど四季を通じて、様々な草花が咲きます。」と記されていた。かつては鎌倉街道沿いに総門もかまえていたが、現在はおとな二人が通れるほどの小さな山門を残すのみとなったという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4 プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 52mm ISO180 ) 露出補正 なし
029_211202209m X800 東慶寺 D750 TAMRON35-150.jpg
30.梅の古木と鐘楼
山門を行ってすぐ左手には鐘楼があり、その前に梅の古木が植えられている。大正5年に建立されたようでそう古いものではない。天井に龍が描かれているのだが、今回見損なってしまった。梵鐘は観応元年(1350年)の補陀落寺のもの(神奈川県指定文化財)だそうだ。元弘2年(1332年)に作られた元の梵鐘は現在韮山の本立寺にある。私は2016年1月に伊豆韮山の本立寺を訪ねている。その時、本立寺に鎌倉の東慶寺に在った梵鐘があるのを知った。何故なのだろうかと思い、調べた記憶があったので、たどってみると、鎌倉手帳(社寺散策)というサイトに「梵鐘が鋳造された1332年(元徳4年・元弘2年)の翌年、鎌倉幕府が滅亡すると、(鎌倉幕府9代執権北条貞時の側室であった)覚海円成は子女を連れて伊豆韮山に移り住み、北条氏邸跡に円成寺を建立して北条氏の菩提を弔ったという。おそらく、そのときに東慶寺の梵鐘も伊豆韮山に運ばれ、江戸中期に円成寺が焼失した後、韮山の有力者で徳川幕府の代官だった江川氏の菩提所(菩提寺である本立寺)へ移されたものと考えられる。」という記述を見付けた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 38mm ISO3200 ) 露出補正 なし
030_211202177 X800 東慶寺 D750 TAMRON35-150.jpg
31.本堂
wikipediaによれば、東慶寺は、臨済宗円覚寺派の寺院である。山号は松岡山、寺号は東慶総持禅寺。寺伝では開基は北条貞時、開山は覚山尼と伝える。開山以来明治に至るまで本山を持たない独立した尼寺で、室町時代後期には住持は御所様と呼ばれ、江戸時代には寺を松岡御所とも称した特殊な格式のある寺であった。現在は円覚寺の末寺で男僧の寺である。東慶寺ホームページによれば、本堂には本尊の釈迦如来坐像が祀られる。関東大震災後、佐藤禅忠師が紺紙金泥で観音菩薩を揮毫して寄進を募り、 昭和10年(1935)に建立したものだそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/125秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 なし
031_211202181 X800 東慶寺 本堂 D750 TAMRON35-150.jpg
32.寒雲亭
裏千家ゆかりの宗旦の茶室だそうだ。小さな門の屋根の苔に惹かれた。ホームページには斉藤利助翁の尽力により、昭和35年(1960年)、堀越家から寄進、移築されたとある。 千宗旦筆「寒雲」の扁額がかかり、真行草の天井、櫛形の欄間のある名席。平成6年(1994年)に露地を含め大改修が行われた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO2000 ) 露出補正 なし
032_211202183 X800 東慶寺 D750 TAMRON35-150.jpg
33.墓苑への道
山門から墓苑へと続く石畳の道は、大仏様のような石仏のあるところで緩やかに右へ曲がり、再びまっすぐに進む。右手に東慶寺伝来の寺宝を展示する宝物館である松岡寳藏が見える。松岡寳藏は昭和53年、方丈跡に新築。釈宗演老師の遺言書よりおこした扁額がかかっていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4 プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO560 ) 露出補正 なし
033_211202185 東慶寺 X800 D750 TAMRON35-150.jpg
34.墓苑
石畳の道をさらにまっすぐ進むと墓石が並ぶ墓苑に入る。背の高い木々が多くなり、歴代住職、檀信徒の墓苑となる。前回訪れたときは、この辺りのイチョウ、カエデの紅葉がきれいで、今回もそれを期待して訪れたのだが、少しタイミングがずれていたようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 105mm ISO100 ) 露出補正 なし 撮影後補正
034_211202195m2 X800 東慶寺 D750 TAMRON35-150.jpg
35.長寿寺
東慶寺を辞して、鎌倉街道をさらに進む。横須賀線の踏切を渡ると右手に長寿寺へ上がる石段があった。山号を宝亀山という臨済宗建長寺派の寺院で本尊は観音菩薩だそうだ。このお寺は春と、秋の週末に境内に入れるとあったが、この日は木曜日。でも、中に入っている参拝者もいた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 78mm ISO800 ) 露出補正 なし
035_211202216 X800 東慶寺→海蔵寺 長寿寺 D750 TAMRON35-150.jpg
36.建長寺
鎌倉街道を進む。街道の反対側に建長寺の天下門が見えてくる。wikipediaによれば、建長寺は臨済宗建長寺派の大本山。正式には巨福山建長興国禅寺という。鎌倉時代の建長5年(1253年)の創建で、本尊は地蔵菩薩。開基(創立者)は鎌倉幕府第5代執権・北条時頼、開山(初代住職)は南宋の禅僧・蘭渓道隆で、第二世は同じく南宋の兀庵普寧である。鎌倉五山の第一位。境内は「建長寺境内」として国の史跡に指定されている。今日は参拝は割愛させていただく。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
036_211202221 X800 東慶寺→海蔵寺 建長寺 D750 TAMRON35-150.jpg
37.落石防護用のシェード
建長寺を過ぎると鎌倉街道はこの落石防護用のシェードをくぐる。トンネルではない。上が開いている。ここは現在の巨福呂坂新道であり、ここを抜けると八幡宮の裏に出る。旧道の巨福呂坂はこの新道よりさらに上の場所に位置しており、鎌倉の七切通しの一つで小袋坂とも書く。明治時代に新道が開かれたが、大正12年(1923年)の関東大震災で崩落したため、さらに掘り下げて現在の新道が通った。昭和31年(1956年)に再度拡幅、平成5年(1993年)には落石防護シェードが作られた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO1250 ) 露出補正 なし
037_211202223 X800 東慶寺→海蔵寺 落石防護施設 D750 TAMRON35-150.jpg
38.海蔵寺への道
さて、そろそろこの辺から右に入るのだろうと思って、歩いているが、なかなか行き先表示が現れず、ここかと思うが今一つ自信がなく、まっすぐ進んでしまった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO200 ) 露出補正 なし
038_211202228 X800 東慶寺→海蔵寺 D750 TAMRON35-150.jpg
39.鎌倉近代美術館
左に鎌倉近代美術館がある。門の中には行って見ると、右の方に池が見える。もうそこは鶴岡八幡宮の源平池の平家池だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
039_211202233 X800 東慶寺→海蔵寺 鎌倉近代美術館 D750 TAMRON35-150.jpg
40.寿福寺
もう目の前で鎌倉街道は左へ曲がり、まっすぐ行くと小町通というところまできた。そこでやっと、寿福寺、海蔵寺への行き先表示版があった。右へ曲がって、寿福寺へ行く。門前から参道を眺めるにとどめる。なかなか魅力的な石畳の道が中門まで続いている。寿福寺は建長寺、円覚寺に次ぐ鎌倉五山第三位の寺院であり、臨済宗建長寺派の寺院である。境内は「寿福寺境内」として1966年(昭和41年)3月22日、国の史跡に指定された。この日は参拝を失礼したが、次回は是非境内には行って見たい。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 38mm ISO560 ) 露出補正 なし
040_211202239 X800 東慶寺→海蔵寺 寿福寺 D750 TAMRON35-150.jpg
41.海蔵寺本堂
海蔵寺に着いたのは12時少し前だった。円覚寺にお参りしてほぼ3時間歩いてしまった。海蔵寺も臨済宗建長寺派の寺院で、山号は扇谷山で、本尊は薬師如来だ。wikipediaによれば、建長5年(1253年)に宗尊親王の命により藤原仲能が創建し、鎌倉幕府滅亡時に焼失、応永元年(1394年)に上杉氏定の開基、心昭空外を開山として再興されたと伝えられる。本堂には十一面観音が安置されている。春はカイドウの花が有名である。また、非公開ではあるが本堂裏の庭園が美しいという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/320秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 なし
041_211202249 X800 〇海蔵寺 本堂 D750 TAMRON35-150.jpg
42.海蔵寺鐘堂
本堂に向かって右側に鐘堂がある。なぜか赤い大きな唐傘があり、その向こうに仏殿(薬師堂)が見える。その間のもみじがポイントになる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
042_211202258 X800 〇海蔵寺 海棠 D750 TAMRON35-150.jpg
43.海蔵寺山門
海蔵寺には写真の男坂を上がる山門と、この右側に女坂を上る脇門がある。男坂、女坂と云ってもほんのわずかな坂だ。ご住職が落ち葉の掃除をされている男坂を小学生たちが上がって行った。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
043_211202264 X800 海蔵寺 D750 TAMRON35-150.jpg
44.モズ
海蔵寺を出て、次は鶴岡八幡宮の大銀杏である。小町通りを横切るようにして、いったん檀蔓へ出る。行く道で、野鳥が目の前の小枝に止まった。葉が落ちているので見つけやすい。モズだった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO160 ) 露出補正 なし 撮影後補正
044_211202268tm X800 海蔵寺 モズ D750 TAMRON35-150.jpg
45.鶴岡八幡宮 太鼓橋から枚殿、本宮を望む
鎌倉街道の交差点を渡り、朱色の大きな三の鳥居をくぐると、源平池に渡された太鼓橋がある。太鼓橋は渡ることが出来ないが、カメラを上にあげて撮る。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4 プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 68mm ISO100 ) 露出補正 なし
045_211202273 X800 鶴ケ丘八幡宮 D750 TAMRON35-150.jpg
46.生まれ変わった大銀杏
本宮に上がる石段の左側にある大銀杏は、生まれ変わった大銀杏である。建保7年(1219年)1月27日、源頼家の子で八幡宮の別当を務めていた公暁が階段脇に生えていたこの銀杏の木に隠れて待ち伏せ、この大階段の13段目に降りてきた源実朝を殺害したという伝説があり、隠れ銀杏という別名がある。樹齢800年とも1000年余ともいわれていたその大銀杏が、2010年(平成22年)3月10日4時40分頃、強風のために大銀杏は根元から倒れてしまった。倒壊から約1か月たち、再生への努力が実を結び、若芽(蘖・ひこばえ)が確認された。11年目、元の大銀杏の根から生えてきたひこばえから、若木が選ばれて後継ぎとして育てられている。こんなに大きくなった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 60mm ISO100 ) 露出補正 なし
046_211202276 X800 鶴ケ丘八幡宮 D750 TAMRON35-150.jpg
47.倒れた大銀杏の根元
倒れた大銀杏は3つに切断され、2010年の3月15日、根元から高さ4mまでが、7m離れた場所に移植された。残る2つは境内に保存されたそうだ。倒壊から約1か月たち、再生への努力が実を結び、若芽(ひこばえ)が確認されたという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
047_211202277 X800 〇鶴ケ丘八幡宮 D750 TAMRON35-150.jpg
48.大銀杏の若木
写真46で見ていただいた後継ぎの大銀杏を本宮の大階段の途中から撮る。その向こうに倒れたかっての大銀杏の根元が見える。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
048_211202278 X800 〇鶴ケ丘八幡宮 D750 TAMRON35-150.jpg


2021年12月18日

古都鎌倉紅葉巡り ① 円覚寺 12月2日

鎌倉の紅葉の状況をネットで調べてみると「見ごろ」になっている。少し早いかなと思いつつ、快晴の12月2日に行って見ることにした。
 少し早めに家を出た。北鎌倉駅に着いたのは9時少し前だった。この日のコースは、円覚寺→東慶寺→海蔵寺→鎌倉八幡宮 を予定している。
 まず円覚寺にお参りをする。すでに拝観受付には列が出来ていたが、石段を上がり総門を入って、すぐに拝観志納金を納めて境内に入ることが出来た。
 私は結婚した昭和43年から7年間北鎌倉に住んだ。翌年に生まれた長女は円覚寺の幼稚園に通ったが、入園させるため出勤前に、朝4時に起きて山門の下で並んだ記憶がよみがえる。その幼稚園の運動会では父兄対抗のリレーで走ったりした。
 午前9時、まだ、参拝者は少ない。山門の辺りのイロハモミジは見ごろであった。陽の光に透けて輝いている。次に、仏殿に入り、ご本尊である宝冠釈迦如来にお参りし、天井の白龍図を仰ぎ見る。一番奥にある黄梅院までお参りしながら歩いた。
 円覚寺に関する記述は 円覚寺ホームぺージ 、および境内に建てられている説明板等を参照させていただいている。

000_211202173 X700 円覚寺 総門 D750 TAMRON35-150.jpg
円覚寺総門の石段 2021年12月2日

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円覚寺総門に掲げられていた境内案内図

  この境内案内図の隣に「円覚寺案内」の立札があり「当山は、臨済宗円覚寺派の大本山であり、弘安5年(1282年)の開創。開山は中(宋)より渡来の佛光国師無学祖元。開基は鎌倉幕府の執権北条時宗公。(後略)」と記されていた。

1.総門
紅葉の下をくぐるようにして石段を上がると、「瑞鹿山」という山号の扁額が掲げられた総門がある。写真は総門を入って振り返ったところ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
001_211202002 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
2.桂昌庵(十王堂)
総門を入るとすぐ左手に桂昌庵がある。江戸幕府3代将軍・徳川家光の側室で、5代将軍・綱吉の生母であった桂昌院を思い浮かべるが、それは関係ない。ここは第四十九世承先道欽(しょうせんどうきん)の塔所である。塔所とは、禅宗で、大寺の高僧の死後、弟子がその徳を慕って建てた墓塔)や庵などの小院のことで塔頭ともいう。木造十王像が祀られていることから「十王堂」または「閻魔堂」とも呼ばれ、十王蔵像は、鎌倉十橋の一つ十王堂橋付近にあった十王堂に安置されていたものといわれているそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3 1/500秒 46mm ISO900 ) 露出補正 なし
002_211202005 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
3.山門
山門の脇から参道に戻り、山門を振り返る。山門脇のもみじの葉が、陽の光に輝く。現在の山門(三門ともいう)は天明5年(1785年)、開山した無学祖元禅師の五百年遠諱の年に大用国師(だいゆうこくし)によって再建され、現在は神奈川県指定重要文化財となっている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211202009 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
4.仏殿
山門から見る仏殿である。大光明宝殿ともいう。仏殿は、円覚寺の本尊である宝冠釈迦如来が祀られている建物だ。大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964年)に再建された。鉄筋コンクリート造りである。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物となっている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO450 ) 露出補正 なし
004_211202007 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
5.ご本尊 宝冠釈迦如来坐像
釈迦如来坐像は、廬舎那仏ともいわれ、頭の部分だけが鎌倉時代に作られたもの(市指定文化財)だそうだ。1964年(昭和39年)に仏殿が再建されるまでは、仏殿西側の選仏場に安置されていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3 1/60秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_211202018 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
6.白龍図
円覚寺仏殿の天井画は、ともに岐阜県出身の日本画家である前田青邨画伯(1885年〜1977年)監修のもと、守屋多々志画伯(1912年〜2003年)によって描かれたものである。前田青邨画伯の弟子には鎌倉市の名誉市民となった平山郁夫画伯もいるそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/25秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_211202020 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
7.修学旅行の生徒たち
仏殿の引き戸から山門の方を見ると、修学旅行の生徒たちの姿が見えた。コロナも落ち着いてきたのだと実感する。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO2000 ) 露出補正 なし
007_211202024 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
8.黄梅院へ続く道
境内案内図で見ていただくように、仏殿に沿って一番奥にある黄梅院への石畳の道を、居士林の辺りにあった灯篭から覗き見る。(「居士」とは在家の禅の修行者を指し、居士林は禅を志す在家のための専門道場である。もと東京の牛込にあった柳生流の剣道場が、昭和3年(1928)柳生徹心居士より寄贈され、移築されたそうだ。)

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO1100 ) 露出補正 なし
008_211202030 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
9.エナガ -1
紅葉するイロハモミジの枝に野鳥が来ていた。はじめシジュウカラかと思ったが、身体が小さいし、白黒がはっきりしている。帰宅して調べてみるとどうやらエナガのようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211202037 X800 △円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
10.エナガ -2
隣のカエデの木に移った。エナガは初めて見る野鳥だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211202048 X800 ◎円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
11.居士林(濟蔭庵)
説明板には、明治の頃より円覚寺では、在家の人の座禅(居士禅)が盛んになり、山岡鉄舟、鈴木大拙、夏目漱石など多くの居士が参禅した。大正11年にこの濟蔭庵の居士の座禅道場として居士林が開設されたが、大正15年に焼失、早大濟蔭団が中心になり復興運動を起こした。幸いなことに柳生新陰流の剣道場を柳生基夫氏(徹心居士)が寄付を決断し、昭和3年にこの濟蔭庵に移築して開単となり、以来80年近く学生や社会人が中心となって雲水と同じように修行する学生坐禅会、土日坐禅会を運営してきた。堂内には本尊不動明王が祀られ、「頭燃を救うが如し」の扁額が掲げられ、心の安らぎを求めて坐禅に来る人を待ち受けている。と記されていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211202062 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
12.居士林から妙香池への道
この辺りの紅葉が美しい。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_211202069 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
13.石崖
舎利殿に行く途中の左側にこんな石崖があった。円覚寺には何回も来ているが、今まで気づかなかった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211202070 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
14.妙香池を背に石畳を振り返る
もう少し行くと舎利殿へと左に入るところがある。その手前で今歩いてきた道を振り返ると、修学旅行の生徒たちと石垣ともみじの取り合わせだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_211202074m X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
15.舎利殿(国宝)
舎利殿には、源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られているという。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する最も美しい建物として国宝に指定されている。屋根の勾配や軒の反りの美しさが特徴で、特に屋根の軒下から出ている上の段の垂木たるきは、扇子の骨のように広がっており、「扇垂木」とよばれている。これが屋根を一層大きく、建物全体を小さいながらも壮大に見せている。(円覚寺ホームぺージ)

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_211202084 X800 円覚寺 舎利殿 D750 TAMRON35-150.jpg
16.開基廟
円覚寺大檀那である北条時宗、貞時、高塒が祀られている。現在の開基廟は江戸時代1811年に改築されたものとされている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO900 ) 露出補正 なし
016_211202087 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
17.黄梅院 武山堂
黄梅院は第15世夢想疎石(1275年-1351年)の塔所で、疎石の弟子の方外宏遠が、華厳塔のあった場所に建立したものだそうだ。その境内の奥には武山堂と呼ばれる観音堂があり、観音像が祀られているが、中国から贈られたものとのこと。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/320秒 50mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_211202098 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
18.竹林
竹林は報国寺が有名で、私も行ったことがあるが、円覚寺の大方丈の裏側(南東側)にある竹林もなかなか見事である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f5 1/5000秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし 撮影後補正
018_211202104m X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
19.妙香池付近の紅葉
この辺りの紅葉も美しく、参拝者の多くがスマホで撮影していた。今はいわゆるコンデジを使う人は少なく、スマホかあるいは一眼だ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/5000秒 75mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_211202108 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
20.大方丈の百観音石仏 -1
大方丈の書院と庫裏になっているが、その庫裏側の庭に、鎌倉市の市指定天然記念物である柏槙(ビャクシン)の樹があるが、その向こう側に百観音がある。石仏「百観音」は、江戸時代に拙叟尊者が塔頭の奥にある岩窟で、百体の観音石像を祀った事がそのはじまりだそうだ。1888年(明治21年)には、洪川禅師が西国三十三体の観音像を新たに刻み、補陀落迦観自在窟と名付けて境内の一部に安置し、その後、1983年(昭和58年)、方丈前に移されたという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_211202113 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
21.大方丈の百観音石仏 -2
石仏「百観音」は、前述したとおり、江戸時代に拙叟尊者が百態の石仏を塔頭(松籟院)の奥の岩屋に閉じこもって彫ったという百体の観音石像を祀った事がそのはじまりだそうだ。1888年(明治21年)には、洪川禅師が西国三十三体の観音像を新たに刻み、補陀落迦観自在窟と名付けて境内の一部に安置し、その後、1983年(昭和58年)、方丈前に移されたという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_211202121 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
22.大方丈 書院側
大方丈の書院側にも庭がある。その庭には池がある。書院の縁に並ぶガラス戸に紅葉が映っている。そのガラス戸に映った姿が、水はきれいではないが池に映っていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
022_211202130 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
23.弁天堂
もう一度百観音の方へ戻り、唐門から外に出た。しばらく行って左に長い石段がある。もう一つの国宝である洪鐘(鐘楼)がある高台へと上る道だ。ちょっと逡巡したが上がって行くことにした。おおよそ130段ほどあったように思う。そこに弁天堂があった。江ノ島弁財天の加護によって洪鐘の鋳造が完成したと伝えられ、その弁財天を祀るお堂だそうだ。北条貞時が洪鐘とあわせて弁天堂を建立し、当山の鎮守とした。その弁財天の横には、お茶所(弁天茶屋)と円覚寺グッズの売店があった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/50秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
023_211202137 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
24.国宝 洪鐘(鐘楼)
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)だそうで、国宝に指定されている。円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3年(1301年)に国家安泰を祈願して寄進したものだそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_211202144 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
25.円覚寺の高台から見た富士山
この日は素晴らしく晴れていた。空気も澄んで富士山がはっきりと見える。その手前に見える建物は北鎌倉女子学園(中・高)だろう。私はその左下の辺りで7年間を過ごした。湿気の多いところだったと記憶している。この少し左側が東慶寺になる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 122mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_211202146 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
26.山門
山門のところに下りてきた。朝とは光の当たり方が違っている。山門、即ち三門は三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされている。楼上には通常非公開である十一面観音、十二神将、十六羅漢が祀られている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3 1/500秒 44mm ISO250 ) 露出補正 なし
026_211202151 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
27.松籟院 十月桜
総門に向かって山門の左側に松籟院がある。松籟院は、第百五十世叔悦禅懌の塔所である。拝観料を入れ、中に入ってみた。数本の十月桜があり、咲いていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_211202154 X800 円覚寺 松籟院 D750 TAMRON35-150.jpg
28.総門の参拝者
10時半、約1時間半の散策を終え、再び総門に戻ってきた。朝に比べ参拝者は多くなっていた。さて、これから東慶寺へ向かう。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
028_ 211202167 X800 円覚寺 総門 D750 TAMRON35-150.jpg


2021年12月14日

保土ヶ谷公園 紅葉探し 11月25日

少し早いかと思ったけれど保土ヶ谷公園のイチョウとカエデの紅葉を見に行った。保土ヶ谷公園では、「辻広場」というところを除いて、カエデ類の紅葉はあまり多く見られない。
 星川駅前で乗った市営バスは、横浜新道の星川入り口からへ左へ曲がって、イチョウ並木を上がって行く。イチョウはもちろん色づいているが、まだピークではないようだ。明神台のバス停で下りて、辻広場へ向かう。
 見渡したところ、カエデ類は紅葉はしているもののあまり色濃くない。イロハモミジはまだ青い葉が残っている一方、ハナカエデは葉が落ち始めていた。

000_211125050 X700 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg
保土ヶ谷公園 イチョウ並木のバス通り 11月25日

001_211125003 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 1.オオモミジ
保土ヶ谷公園のなかでは一番紅葉が美しく、何種かのカエデがある「辻広場」に来た。このカエデは葉が大きく7裂になっている。オオモミジのようだ。あまり赤くはなってていない。葉は色が褪せて、落ち始めていた。オオモミジに関してはタイミングが遅かったようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO110 ) 露出補正 なし
002_211125008 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 2.イロハモミジ
これはイロハモミジのようだ。まだ、紅葉していない葉も残っている。陽を浴びて輝いていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
003_211125012 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 3.ハナカエデ -1
このハナカエデの木は美しく紅葉するのだが、やや遅く、葉は落ち始めていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_211125014m X800 〇保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 4.若いお母さんと幼児 -1
「辻広場」で若いお母さんが子供を遊ばせていた。お母さんに「2歳ですか?」と尋ねるとまだ1歳だとのこと。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO110 ) 露出補正 撮影後補正
005_211125015m X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 5.若いお母さんと幼児 -2
「遠くから撮らせてください」と言って、この女の子に手を振ると、バイバイをしてくれた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO140 ) 露出補正 撮影後補正
006_211125018 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 6.ハナカエデ -2 「辻広場」の奥の方にもハナカエデがあり、まだ、紅葉の進まない葉が残っていた。ハナノキともいう。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 150mm ISO180 ) 露出補正 なし
007_211125019 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 7.「下池」
「下池」の手前から「上池」、「にぎわい広場」方向を眺める。午前十時、人影はない。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
008_211125021 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 8.「わんぱく広場」
逆に「上池」を背に、「辻広場」の下にある桜丘高校方面への出口の方を見る。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/640秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211125027 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 9.「ふれあいの森」の紅葉
保土ヶ谷公園のカエデの紅葉は、そう広い範囲ではない。「上池」の先の「にぎわい広場」を左に階段を上がると「ふれあいの森」がある。そこのモミジが逆光できれいだった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 120mm ISO180 ) 露出補正 なし
010_211125028 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 10.春を待つ「梅園」
「にぎわい広場」を右へ上がると5面のテニスコートがある。年配の方々がプレーを楽しんでおられた。右下に「上池」、「下池」を眺めながら戻るように進むと「梅園」に出る。約40品種、約120本のウメがあり、2月には「梅まつり」が行われる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211125032 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 11.イチョウ並木 -1
星川駅前から、横浜新道の星川入り口を左に曲がる路線バスは、保土ヶ谷公園へのイチョウ並木を登って、明神台から右の方へ、保土ヶ谷公園のなかを花見台方面へ進む。そのイチョウの写真を撮ろうと明神台から、横浜新道の星川入口の方へ下って行った。イチョウ並木の左側を下りていくと、右後ろからお日様が照り、イチョウ並木の遊歩道に影をつくる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 46mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211125038 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 12.イチョウ並木 -2
イチョウ並木をいったん下まで下りて、バス通りを反対側に渡り、再び明神台へと上っていく。今度はイチョウ並木は順光である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 72mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211125039 X800 保土ヶ谷公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 13.イチョウ並木 -3
一本一本の木々は色づき方が異なり、グラデーションになっていた。神宮外苑のイチョウには叶わないが、ここのイチョウ並木も美しい。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_211125057 X800 光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 14.寺光榮山法性寺
明神台のバス停から、帰路にいつも寄る明神台公園へ寄って見た。明神台公園の隅にキバナコスモスが植えられていて、秋にはツマグロヒョウモンがいつも来ている。そのキバナコスモスは、整備のためか抜かれてしまっていたが、土から顔を出す可愛い芽が見えた。この公園は保土ヶ谷区の土木事務所で管理されているようだ。そこから、法性寺へ。大イチョウが見たかった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_211125063 X800 ◎光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 15.10月桜
法性寺の門を入ると、七面堂の前に今年も10月桜が咲いていた。「猫の足あと」というサイトの寺社案内によると、このお寺は日蓮宗の寺院で、芝生村の人齋藤忠兵衞が開基檀那となり、法性院日在(元和7年寂)が元和2年(1616)に開山したと記されていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムで撮影  ( f4.1 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_211125068 X800 光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 16.法性寺山門と大イチョウ
御本堂でお参りをして、山門と大イチョウの写真を撮った。まだ、紅葉の見ごろまではちょっと間があったようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.1 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_211125075 X800 光栄山法性寺 D750 TAMRON 35-150.jpg 17.法性寺山門への階段と大イチョウ
山門をくぐると星川駅から保土ヶ谷公園へ向かうバス通りに向けて、石段が造られていた。振り向くと大イチョウはその右側に立つ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_211125079 X800 ◎峰岡公園 D750 TAMRON 35-150.jpg 18.コセンダングサとキタテハ
自宅に戻る途中、何か飛んでいないかと、いつもの公園の裏手にある空き地に寄った。キタテハとウラナミシジミ、ヤマトシジミが元気に飛んでいた。クロマダラソテツシジミはどうかと、いつものポイントを見回ったが見られなかった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年12月10日

港の見える丘公園から山下公園へ 11月3日

期待したクロマダラソテツシジミは現れなかったが、素晴らしい秋晴れのもと、港の見える丘公園を歩いて爽快な気分になった。11時30分、フランス山を下って山下公園へ行こうと歩き始める。
 フランス山は港の見える丘公園の北側に位置する。幕末の横浜開港直後、生麦事件をはじめとする外国人殺傷事件を背景に、自国民保護のためにフランス軍が駐留、フランス山と呼ばれるようになったそうだ。明治29年にはフランス領事館が置かれ、現在フランス領事館跡にはその遺構が残されていた。
 途中、写真を撮りながら、木陰の道を下っていくが、これも心地よい。フランス山を下りきると、元町商店街の入り口に出た。運河(中村川)にかかる橋を渡って、山下公園へ行く前に、さっき見たガンダムが気になって、山下ふ頭へ行って見た。ここで、2020年12月19日から2022年3月31日までの期間限定で「ガンダムファクトリーヨコハマ(GUNDAM FACTORY YOKOHAMA)」が開催されている。
 バンダイナムコグループによるものだが、人気作品"機動戦士ガンダム"の40周年を記念して、山下ふ頭に "動く18mの実物大ガンダム" を展示することを、2014年から計画が進められてきたプロジェクトだそうだ。もちろん有料だが、動くガンダムを格納し、メンテナンスワークを行うデッキ「GUNDAM-DOCK」に入ることもできる。ガンダムという海外からも高い注目を集めるコンテンツと日本のものづくり、優れた技術力の融合をライブで体感できる施設とされている。
 子供連れの皆さんで賑わっていた。私は入り口で眺めただけで、山下公園へ向かった。

000_211103205 X700 山下ふ頭 RX10M4.jpg
山下ふ頭から見る氷川丸右舷と白灯台 2021年11月3日 横浜港

018_211103178 X800 フランス山 RX10M4.jpg 18.撮影会 フランス山
港の見える丘公園の北側から、木漏れ日の差す坂を下りていく。左手の陽だまりに座る女性に向け多くのカメラが向けられていた。写真教室の撮影会のように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし
019_211103180m X800 フランス山 RX10M4.jpg 19.フランス山の風車
説明板を見ると、1896年(明治29年)、フランス山にフランス領事館とその官邸が建設された時、井戸水を汲み上げるために風車が設置された。フランスに残されている資料から1909年(明治42年)頃までは存在していたいう。現在、フランス領事館遺構の横に設置されているこの風車は、フランス山の公園整備に際し、かつてのフランス山を偲ぶモニュメントとして設置された。風車の形は、同時代に使われていた「フェリス女学院の赤い風車」や「ヴィラ・サクソニア(ドイツ人の別荘または大邸宅)の風車」の写真から、多翼型の風車が再現されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 19mm ISO100 ) 露出補正 撮影後補正
020_211103191 X800 フランス山 フランス領事館跡 RX10M4.jpg 20.フランス領事館遺構 -1
フランス山は、幕末から明治初期にかけてフランス軍が駐屯したところ。フランス領事館遺構は、1023年(大正12年)9月1日の関東大震災で倒壊したため、1930年(昭和5年)、スイス人建築家マックス・ヒンデルの設計で新しい領事官邸が建てられたそうだ。1階はコンクリート造り、2.3階は木造の3階建ての建物だったようだが、一部に4階建てに相当する塔屋があり、屋根裏部屋があったように推測されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 915mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_211103186 X800 フランス山 RX10M4.jpg 21.フランス領事館遺構 -2
1859年(安政6年)6月2日に開港し、新たな時代を歩み始めた横浜だったが、1862年(文久2年)のイギリス人殺傷事件(生麦事件)に象徴されるように、攘夷派の浪人などによる外国人殺傷事件が少なくなかった。そのため、イギリスとフランスは、横浜居留地へ自国軍を駐屯させることを幕府に認めさせた。フランス軍は、1863年(文久3年)からフランス山に駐屯を開始、イギリス軍は1864年(文久4年)から山手に駐屯を開始した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
022_211103194 X800 山下ふ頭へ RX10M4.jpg 22.運河(中村川
フランス山を下りて来ると元町通りの入り口に出てくる。山下公園の方へ渡る橋の上から運河を眺める。上を首都高速神奈川3号狩場が走る。橋を下りて右へ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
023_211103198 X800 山下ふ頭へ RX10M4.jpg 23.山下公園通りのイチョウ並木
左へ行くと山下公園、右へ行くと山下ふ頭の角に出る。左側に見える山下公園通りのイチョウ並木は色づき始めている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
024_211103199 X800 山下ふ頭から RX10M4.jpg 24.山下ふ頭から見た氷川丸
山下ふ頭には2018年に行われた 「RALLY YOKOHAMA 2018」のスタートを見に来たことがある。その時は、手前の岸壁に貨物船が停泊していて、このように氷川丸を見ることは出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
025_211103206 X800 山下ふ頭 RX10M4.jpg 25.白灯台
氷川丸を係留すされている特設桟橋先端に白い灯台が見えた。横浜が貿易港として発展するために築かれた航路を進む船へ、港の入り口を示す防波堤灯台として横浜港北水堤の先端に建つ赤灯台とともに建設された白灯台で、横浜港内防波堤突端に建っていた紅白灯台の1基だったものだ。ところが、昭和33年4月14日、横浜港をホノルル港に向け強風の中、出港したキュナード・ライン社(Cunard Line=イギリスの海運会社)の客船「カロリナ号」(当時「春季世界一周クルーズ」が有名だったそうだ)が、米軍艦とのニアミスを避けるため旋回したことで、東水堤に激突、この横浜東水堤灯台(白灯台)をなぎ倒すという事故がおきた。その後、白灯台は引き上げられ、昭和38年10月、山下ふ頭の建設で氷川丸横に移設、さらに平成22年に復原修理されて、ここで往時の姿を蘇らせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
026_211103201 X800 山下ふ頭 RX10M4.jpg 26.GUNDAM FACTORY YOKOHAMA -1
氷川丸と白灯台を左に見て、山下ふ頭を進むと、前述したGUNDAM FACTORY YOKOHAM の会場が見えた。wikipediaによれば、ガンダムシリーズの第1作である日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ「機動戦士ガンダム」は、テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映された。 戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと、ロボットを「モビルスーツ」(MS)と呼ばれる兵器の一種として扱う設定を導入したことで、1980年代初頭から半ばにかけての、後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ変革の先駆けとなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5 1/1000秒 50mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
027_211103202 X800 山下ふ頭 RX10M4.jpg 27.GUNDAM FACTORY YOKOHAMA -2
登場する主役のロボットであるガンダムを「モビルスーツ」と呼んで、現実の兵器に近い描写を行ったのも本作の重要な試みの一つであったという。軍事勢力の一つ「地球連邦軍」が開発した兵器であるガンダムの仕様は、頭頂高18.0m、本体重量43.4t、60mmバルカン砲×2、ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ビーム・サーベル / ビーム・ジャベリン×2、シールド、スーパー・ナパーム、ガンダム・ハンマー、ハイパー・ハンマー が装備され全備重量60.0t とされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5 1/1000秒 181mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
028_211103218 X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 28.キタテハ 山下公園 -1
山下公園の氷川丸が係留されている辺りには、花壇がある。この花は、ここひと月ほど自宅近くの公園の花壇で、毎日のように見てきたセンニチコウだ。キタテハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
029_211103258m X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 29.噴水と水の守護神の像
横浜市とサンディエゴ市は昭和32年10月29日に姉妹都市として提携した。昭和35年4月に横浜からサンディエゴへ茶室を寄贈。そのお返しとして昭和35年7月にこの「水の守護神」がサンディエゴ市から贈られ、山下公園に設置されたとのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
030_211103228m X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 30.水の守護神と氷川丸
水の守護神像を囲むように花壇が設けられ、サンディエゴとの姉妹都市提携の25周年記念で寄贈された4基の「ミッションベル」、さらに「美しきサンディエゴ」の歌碑が立ち、一帯は、「サンディエゴ友好の泉」と名付けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
031_211103246 X800 山下公園 RX10M4.jpg 31.横浜サンディエゴ姉妹都市提携25周年記念碑
左側には、「美しきサンディエゴ」歌碑がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/140秒 23mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
032_211103269 X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 32.キタテハ 山下公園 -2
水の守護神が立つ噴水の周りの花壇では、ツマグロヒョウモンやキタテハの秋型が元気に飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
033_211103272 X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 33.山下公園中央口
山下公園通りのイチョウ並木はなかなか立派だ。山下ふ頭方面を眺める。この大通りを左(写真では手前)へ「産業貿易センター」の方へ歩き、コンサートを聴きに行ったときなど、何回か利用したことのある「神奈川県民ホール」の「英一番館」というレストランに入り、港を眺めながらの昼食をとった。暖かい秋の日差しを浴びて歩いてきたので、冷たいビールが喉にしみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段


2021年12月 7日

文化の日 港の見える丘公園と山下公園 11月3日

今年も9月10日に、自宅近くでクロマダラソテツシジミを見かけ、観察を続けてきたが、ここへきて寒い日が続いたこともあり、すっかり姿を見せなくなった。観察は11月20日まで続いた。クロマダラソテツシジミ観察記は10月23日分までアップしてきたが、他にも忘れないうちに掲載しておきたいこともあり、いったん中断し、来年になってから続けようと思う。
 神奈川でのクロマダラツシジミの発生状況を、ネットで調べていると、芥川千景という方のブログ(GANREF)に、昨年10月2日に「港の見える丘公園」で撮ったウラナミシジミの写真の中にクロマダラソテツシジミの写真があり、その後、10月21日と26日に再確認に行ってみたところ、あっちにもこっちにもいたという記載があった。
 11月3日は文化の日。朝から良い天気だった。コロナも落ち着いてきた休日なので、人が多いかなと思いつつ、港の見える丘公園へ出かけてみることにした。
 自宅からバスで桜木町へ。桜木町の駅前にはこの4月に運行を始めた YOKOHAMA AIR CABIN の10時始発を待つ人たちの列が出来ていた。私は10時2分始発の「あかいくつ」というバスに乗って、港が見える丘公園まで行こうと思って、乗り場で待っていると、目の前を港が見える丘公園方面と字幕にある路線バスが通って、先の方にあるバス停に止まった。走って乗ることが出来た。

000_211103103 X700 ▲港の見える丘公園 RX10M4.jpg
噴水の周りで咲く花で ウラナミシジミ雌 2021年11月3日 港が見える丘公園

001_211103026t X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 1.公園の花壇に舞うキタテハ秋型
まだ10時を過ぎたばかりだが、公園には多くの人が来ていた。ここは山手本通りの終点で、外人墓地のすぐ傍の高台にある。複数のキタテハが飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 132mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_211103017 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 2.イチモンジセセリ
公園の広場を囲む花壇には、多くの花が咲いている。花の名前は分からない。目立たないが、イチモンジセセリは多く飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 129mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211103031 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 3.港の見える丘公園からの眺め
写真左側に見えるのが1961年に建築された、高さ106mのマリンタワー。マリンタワーは、その後2009年にリニューアルされ、さらに現在は2019年からの改修工事のため休館中である。赤レンガ倉庫やランドマークタワーはその左側になり、見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5 1/1000秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_211103028 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 4.ガンダム -1
海を見ていると、山下ふ頭の辺りだと思うが、ガンダムらしき姿が見えた。とても大きい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 210mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211103038x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 5.沈水花壇のウラナミシジミ -1
展望台前の広場から、大佛次郎記念館の方へ向かうと、多くの花が咲いている港の見える丘公園が広がる。そのほぼ中央に噴水のある池が設けられていた。沈水花壇という。その噴水の周囲に紫色の花が咲く。この花に何頭かのウラナミシジミがいた。スマホの「Picture This」というアプリで検索するとブルーサリビアという花のようだ

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_211103042 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 6.ウラナミシジミ 雄 -1
クロマダラソテツシミはいないかと、目を凝らすが見当たらない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211103047x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 7.ウラナミシジミ 雄 -2
ブルーサルビアの花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 36mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_211103056 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 8.ウラナミシジミ 雌 -1
雄も雌もきれいな個体が多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211103065 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 9.チャバネセセリ
ブルーサルビアにはチャバネセセリも来る。チョウの好きな花のようだ。噴水の様子も映し込みたかったので、精いっぱいチョウに近づいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 22mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211103075 X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 10.沈水花壇のウラナミシジミ -2
さらに近づいて、広角端で撮る。裏面からは雌雄の同定が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211103099x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 11.沈水花壇のウラナミシジミ -3
位置を変えて撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211103101x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 12.ウラナミシジミ 雌 -2
水面を背景にして、その色を取り込む。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211103130x X800 ◎港の見える丘公園 RX10M4.jpg 13.キタキチョウ
控えめに飛んできて花で吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
014_211103138 X800 ◎港の見える丘公園 ウラナミ RX10M4.jpg 14.ウラナミシジミ 雄 -3
「ひょっとして」クロマダラソテツシジミかと思った。しかし、翅表の青がクロマダラソテツシジミよりくすんでいる。裏面を除いてみると、ナミ模様が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_211103140 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 15.ガーデンベア どこかで見た記憶のあるマスコット・キャラクターと思った。今年の春「横浜ズーラシア」で開催されていた「里山ガーデンフェスタ2021」のマスコット・キャラクター「ガーデンベア」だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
016_211103161 X800 ◎港の見える丘公園 ヤマト RX10M4.jpg 16.ヤマトシジミ
港が見える展望台へ戻ってきた。広場の周囲の花壇では、キタテハ、キタキチョウ、ツマグロヒョウモンなどが飛んでいる。ヤマトシジミもいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 219mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_211103166 X800 港の見える丘公園 RX10M4.jpg 17.ガンダム -2
展望台ではガンダムを見ている人が多い。さっきと腕の位置が違っている。動いているのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 168mm ISO100 ) 露出補正 なし


2021年12月 4日

クロマダラソテツシジミ その25 10月23日 自宅付近のクロマダラソテツシジミ

前の日(10月22日)は一日雨模様の天候だった。この日も午前中は気温が低かったが、11時ごろからは日も照り、暖かくなってきたので、カメラをぶら下げてクロマダラソテツシジミを探しに出かける。
 まず、我が家のある集合住宅の玄関へ出ると、さっそく花壇を囲う石垣にクロマダラソテツシジミが止まっていた。体を温めているのだろうか? 傷のない比較的きれいな雄である。ローズマリーにも絡んでいる。10分ほど撮影して、ソテツの鉢植えのあるところへ移動し、観察する。ここにもクロマダラソテツシジミはいた。高温期型の雌がいたがこの個体は一昨日、ローズマリーにいた雌と同じく、右前翅の肛角部がちぎれている。同じ個体だろうか? とすると200mほど移動したことになる。
 さらにセンニチコウの咲く花壇へ行って見る。そこにもクロマダラソテツシジミがいた。

000_211023160 X700 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg
はっきりした青色鱗が現れている中温期型の雌 2021年10月23日 横浜市

001_211023004 X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 1.石垣で日光浴するクロマダラソテツシジミ雄
気持ちよさそうに開翅しているように見えた。傷もなく、鱗粉もほとんど落ちていないきれいな雄である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_211023009 X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 2.ローズマリーの葉に止まるクロマダラソテツシジミ雄 -1
日向ぼっこ?をしていた雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211023015t X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 3.ローズマリーの葉に止まるクロマダラソテツシジミ雄 -2
前の2枚の写真と同じ個体である。この時はここにはこの1頭しかいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_211023023x X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 4.ローズマリーの葉に止まるクロマダラソテツシジミ雄 -3
後翅表面の尾状突起の付け根にある黒斑は、小さいように思える。低温期型へ移りつつあるようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 160mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211023030 X800 ◎高橋宅 RX10M4.jpg 5.高温期型の雌
ソテツの鉢植えがあるお宅の玄関先の鉢に植えられている、まだ蕾の黄色い野菊のような花に、クロマダラソテツシジミの雌がいた。ソテツには来ない。この個体は一昨日、ローズマリーにいた個体と同じ個体かもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 203mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_211023037 X800 ◎高橋宅 RX10M4.jpg 6.小さなクロマダラソテツシジミ雄
花の大きさと比べてみても、とても小さな個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 181mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211023041 X800 ◎高橋宅 RX10M4.jpg 7.クロマダラソテツシジミ 雌 -1
5.の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_211023051 X800 ◎高橋宅 RX10M4.jpg 8.クロマダラソテツシジミ 雌 -2
前の写真と同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211023065x X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 9.センニチコウで吸蜜する雄 -1
センニチコウの花壇がある公園にも行って見た。花の勢いは衰えているように見えるが、1頭の雄が吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211023101 X800 ◎峰岡公園 RX10M4.jpg 10.センニチコウで吸蜜する雄 -2
前の写真と同じ個体だが、破損もなく、鱗粉の剥離も少ないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211023133 X800 ◎峰岡 高橋宅 RX10M4.jpg 11.鉢植えのソテツに止まるクロマダラソテツシジミ雄
鉢植えのソテツのあるお宅へ戻るとソテツの葉に雄が止まっていた。この個体は少し擦れている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_211023156 X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 12.中温期型の雌 -1
自宅のある集合住宅の階下の花壇に咲くローズマリーに、一昨日に見た雌とは違う、きれいな個体が止まっていた。前翅の黒帯の縁取りは広いが、青い鱗粉はきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
013_211023172x X800 ◎ソフィア横浜 RX10M4.jpg 13.中温期型の雌 -2
この個体は翅の縁の白い柔毛も録れてない。この日は5頭のクロマダラソテツシジミを撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 181mm ISO160 ) 露出補正 なし


2021年12月 1日

クロマダラソテツシジミ その24 10月21日 帷子川のヤマトイシジミと、ローズマリーのクロマダラソテツシジミ

この日は、ヤマトシジミとクロマダラソテツシジミに集中した。
 ヤマトシジミの良い写真が撮れていないので、帷子川公園へ行く。ヨメナの花盛りとなっていた。ただ、昨年より、個体数が少ないように思う。雄は高温期型と、低温期型が混在し、雌は低温期型の青い鱗粉をちりばめた個体こそいなかったが、ビロードのような光沢のある魅力的な個体に会えた。
 昨日初めて我が家のある集合住宅の玄関に咲くローズマリーでクロマダラソテツシジミを見たが、この日も雄2頭、雌1頭を観察できた。そのうちの雄の1頭は傷もなく鱗粉も落ちていないきれいな個体だった。ここへは何処で羽化した個体が飛来してくるのだろうか。

000_211021051tm X700 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg
ヨメナで吸蜜するヤマトシジミ雄 2021年10月21日 横浜市

001_211021002 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 1.ヤマトシジミ 雄 低温期型 -1
帷子川公園の辺りには、カタバミが自生し、昨年もこの時期にヤマトシジミたちを撮影した。今まで、ヤマトシジミを撮ろうと思って出かけたことはなかったが、そのとき、ヤマトシジミの美しさを改めて感じた。これは低温期型の雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 172mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_211021013 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 2.ヤマトシジミ 雄
左手が帷子川で、川沿いを帷子川公園として、散策路がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211021023 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 3.ヤマトシジミ 雄2頭
高温期型と低温期型の中間のようだ。隣に咲くヨメナの隣の席が空いているとばかり、舞い込んできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_211021027 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 4.ヤマトシジミ裏面
一般的に裏面は雌の方が暗い色をしている。これは雌雄どちらだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
005_211021033 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 5.ヤマトシジミ 雄 高温期型 -1
最盛期のヨメナで吸蜜する。まだ、高温期型の個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
006_211021038 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 6.ヤマトシジミ 雄 低温期型 -2
高温期型と低温期型が混在する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_211021065x X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 7.ヤマトシジミ 雄 高温期型 -2
今日は個体数が多く、一視野に3~4頭が飛び回る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 16mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_211021075 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 8.ヤマトシジミ 雌 高温期型
少し擦れて鱗粉が落ちた個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211021078xt X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 9.ヤマトシジミ 雌 -1
これはきれいな個体だった。青い鱗粉は目立たないが、低温期型のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211021084x X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 10.ヤマトシジミ 雌 -2
前の写真と同じ個体が翅を開いてくれた。羽化したのようで、光の加減で見えるビロードのような光沢は初めて見る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211021095 X800 ◎帷子川公園 ヨメナ RX10M4.jpg 11.ヤマトシジミ 雄 低温期型 -3
前翅外縁部の黒帯部分が狭く、典型的な低温期型だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし


000_211021190 X700 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg
クロマダラソテツシジミ 植栽のローズマリーで吸蜜する雌 高温期型 2021年10月21日 横浜市

012_211021108 X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 12.クロマダラソテツシジミ 雌 -1
自宅のある集合住宅の玄関前に戻ってきた。クロマダラソテツシジミが飛んでいる。ローズマリーの花で吸蜜する。雌の高温期型のようだ。昨日いた雌とは違う個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211021134m X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 13.クロマダラソテツシジミ 雄 -1
翅を閉じているのでわかり難いが、この個体は、右側前翅に欠損がなく、裏面尾黒点もはっきりしていて、雄のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
014_211021138 X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 14.クロマダラソテツシジミ 雌 -2
これは、写真12.と同じ個体である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_211021144 X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 15.クロマダラソテツシジミ 雌 -3
これも写真12.と同じ個体。右前翅の欠損部分が見えない位置になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
016_211021153xm X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 16.クロマダラソテツシジミ 雄 -2
これはまた別の個体である。きれいな雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f2.8 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_211021155 X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 17.クロマダラソテツシジミ 雄 -3
前の写真と同じ個体だが、傷もなく、鱗粉もほとんど落ちてないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
018_211021165 X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 18.クロマダラソテツシジミ 雄 -4
これも同じ個体だったと思う。裏面もきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
019_211021179 X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 19.クロマダラソテツシジミ 雄 -5
前の写真に同じ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO125 ) 露出補正 なし
020_211021203x X800 ◎ソフィア横浜 ローズマリー RX10M4.jpg 20.クロマダラソテツシジミ 雌 -4
写真12、14、15 と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 203mm ISO320 ) 露出補正 なし