2022年7月アーカイブ: Studio YAMAKO

2022年7月29日

⑤時計台、二条市場、すすきの など(6月29日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

北大総合博物館を見学し、ポプラ並木を見て、北大正門の前でタクシーに乗り、サッポロファクトリーと告げた。札幌駅の東側の、昨日、富良野へ行くバスで通ったところにある。バスの中から見たときは、蔦が絡まったレンガ造りの壁しか見えなかったが、中に入ると透明な高い天井で覆われたアトリウム(温室のような建物)が広がり、その両側には、ショッピングモール、アミューズメント施設、レストラン、フィットネスクラブ、ホテルなどの施設があり、それぞれの建物は連絡通路で接続していた。入って左奥に見えたレストランエリアへ行って見た。外階段で3階に上がったところに、北海道らーめん 奥原流「久楽」というところが見えた。4~5人待っていたが、急ぐ旅ではないので並んで入ることにする。味は良かった。
 ラーメンを食べたあと、アトリウムの外に出て、札幌開拓使麦酒醸造所跡の建物や煙突などを見てきた。
 そこから、時計台まではそう遠くはない。腹も満たされたし、婿殿の案内で歩き始めた。正式名称を「旧札幌農学校演武場」という札幌市時計台は、今まで何回も札幌へ来たことがあるのにゆっくり見学したことがなかった。
 今日の夕食は「すすきの」でジンギスカンと決めていたが、まだ午後3時である。次は何処に行くかと協議の結果、「二条市場」をのぞいて見ようということになった。南へ1kmほど下がった創成川沿いにある。平日の午後であったが、お客さんはほとんどなく活気がない。コロナの影響を大きく受けているのだろう。
 ここから狸小路を通って「すすきの」へ向かう。婿殿のお目当てのジンギスカン店は2っあった。ひとつは「松尾ジンギスカン」のすすきの店、もう一つは、「だるま」という店だった。探しながら歩く。ジンギスカンの店が多い。「だるま」という店を探し当てた。開店は4時半だという。あと10分だ。入り口の前に立って開店を待つことにする。私たちのすぐ後に若いご夫婦が来られた。「どちらからですか」と尋ねると、「京都です」ということだった。
 ゆっくりと本場のジンギスカンを楽しんで、「すすきの」から地下街を歩いて札幌駅に戻ってきた。デパ地下で夜食をちょっと探してホテルに戻る。この日は18,000歩も歩いたので、少し疲れた。

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重要文化財 札幌市時計台(旧札幌農学校演武場) 2022年6月29日 札幌市中央区北1条西2丁目

086_220629811 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 86.札幌開拓使麦酒醸造所跡の建物 レンガ館
明治政府は、明治2年(1869年)北海道の開拓と近代国家建設のために「開拓使」を設置したことは北大博物館でも学んだ。アメリカなどから招いた技術者の指導のもと新たな産業を数多く興していった。農業と勧業の柱になったのが、ビール造りだったという。原料の大麦・ホップの調達、低温で発酵・熟成させるビール造りには欠かせない氷が豊富に手に入る北海道は、ビール造りに必要な条件に恵まれていたことがその理由だった。そして、明治9年(1876年)ドイツで醸造法を学んだ日本人技術者らも集まってサッポロビールの前身となる開拓使麦酒醸造所が誕生したのだ。そこは現在サッポロファクトリーとなり「札幌開拓使麦酒醸造所」はその一角で当時の製法にならったビール造りを続けているブルワリーである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 160) 露出補正 なし
087_220629816 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 87.サッポロファクトリー 商業施設
サッポロファクトリーは、サッポロビール工場跡地につくられた大型複合商業施設である。レンガ造りの壁から中に入ると、写真のような広大なアトリウムが広がる。館内は大きく7つのエリアに分かれ、特徴的なのは大きな温室のような造りになっているアトリウムだ。地下から4階分が吹抜けになっており、日差しが注ぐ気持ちのよい空間。吹抜けを囲むように並ぶアウトドアショップや雑貨店、インテリアショップやカフェをめぐりながら買い物が楽しめるようになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 250) 露出補正 なし
088_220629819 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 88.煙突広場
レンガ館として転用されている「赤煉瓦建築群」の中で最も古いものは明治25年に建てられた煙突である。「サッポロビール煙突」は大正4年に作られたもので、ともに開拓使時代からの歴史を物語る風貌が印象的である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO 125) 露出補正 なし
089_220629829 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 89.札幌開拓使麦酒醸造所見学館
前の写真で煙突の右側に見える赤レンガの建物が見学所になっていた。中に入ってみる。階段を上がって2階が展示室になっていて、復刻版と思うが、札幌開拓使麦酒醸造所のクラフトビールが並べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 800) 露出補正 なし
090_220629834 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 90.「男は黙ってサッポロビール」
こんなコピーが流行った時代があった。三船敏郎、石原裕次郎、長嶋茂雄がポスターに登場している。サッポロのHPには「サッポロビールは爽やかで切れ味が特色であり、やや女性的であるとされていました。当時のヘビーユーザーは男性でしたから、男らしいイメージに方向転換させなければなりませんでした。こうした背景で生まれたのが"男は黙ってサッポロビール"。1970(昭和45)年のことです。世界の三船敏郎の起用は必然性があったのです」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 400) 露出補正 なし
091_220629837 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 91.赤レンガの札幌開拓使麦酒醸造所見学館
前後したが、札幌開拓使麦酒醸造所見学館の正面である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO 125) 露出補正 なし
092_220629844 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 92.札幌開拓使麦酒醸造所の煙突跡
開拓使は1876(明治9)年6月、醸造所の建設が着手され、9月に「開拓使麦酒醸造所」が完成。サッポロビールの歴史が始まった。その後、1886年に開拓使廃止されて北海道庁が開設され、1886年(明治19年)11月、官営ビール事業は民営化され「大倉組札幌麦酒醸造場」として新たなスタートをきった。この「サッポロビール煙突」は大正4年に作られたもので、開拓使時代からの歴史を物語る。煙突の根元を見る機会はないので迫力を感じた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO 400) 露出補正 なし
093_220629296l X800 札幌の街 Z50 18-140.jpg 93.札幌市時計台 -1
正式名称を「旧札幌農学校演武場」といい、1878年(明治11年)に建てられた。特徴的な外観の建築物であり、時計台としては日本最古である。計画者は札幌農学校の2代目教頭であったウィリアム・ホイーラーであり、北辺警備に備えた訓練を目的として、安達喜幸をはじめとする北海道開拓使工業局による設計・監督のもと建造された。この写真を撮ったところに、撮影スポットとして台が設けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 50mm ISO 110 ) 露出補正 なし
094_220629300 X800 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg 94.札幌市時計台 -2
正面の前を通って奥へ行って見た。なるべくビル群が映り込まない位置を探したが、どうしても入ってしまう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 180 ) 露出補正 なし
095_220629860 X800 札幌時計台 G7X.jpg 95.時計台が描かれたマンホールの蓋
日本独特の伝統や文化の中でも、外国人観光客を強烈に惹きつけるコンテンツの一つにマンホールの蓋があるという。日本でも以前からマンホール蓋に魅力を感じるマニアが存在しているが、そのルーツは、デザイナーで路上観察学会員の林丈二さんが1984年に「マンホールのふた 日本篇」という本を出版した。「マンホール蓋」を観察する文化はそれから始まったといえるようで、実は結構長いようだ。写真のマンホールの蓋は時計台の敷地内にあった、時計台と鮭が描かれ印象に残った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 400) 露出補正 なし
096_220629880 X800 札幌時計台 G7X.jpg 96.時計台の中
時計台の中に入ってみた。平成7年から10年にかけての改修工事が終了し、資料館として整備されている。2階は明治32年札幌農学校卒業生として初めて博士号を授与された佐藤昌介、南鷹次郎、宮部金吾の学位授与祝賀会の時の講堂の情景を再現している。夜間は音楽会、講演会、結婚式などのホールとして貸し出しがされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/160秒 14mm ISO 3200) 露出補正 なし
097_220629888 X800 札幌時計台 G7X.jpg 97.クラーク博士の像
クラク先生と一緒に写真が撮れるコーナーもあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/80秒 16mm ISO 3200) 露出補正 なし
098_220629306 X800 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg 98.札幌市時計台 -3
時計台と道路を挟んで反対側の建物にあったカフェでお茶にすることにした。階段を2階に上がったところがテラスになっていて、時計台を正面から見られる。トップの写真は反対側の道路から撮った写真だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 400 ) 露出補正 なし
099_220629900 X800 札幌時計台 G7X.jpg 99.テレビ塔
テレビ塔を見ながら南へ、二条市場を目ざして歩き始めた。当初は電波発信塔としての役割を担っており、1956年(昭和31年)にはすでに塔体が完成していて、12月22日にはNHK札幌放送局が、1959年(昭和34年)4月1日には札幌テレビ放送 (STV)が、それぞれテレビ放送の電波を発射し始めた。塔体が完成した翌年の1957年8月24日 、 塔体に付属する展望台などが完成し、展望台の営業が開始された。2002年(平成14年)に内外装の大改修が実施されている。今も大通の景観上重要な存在だが、近隣に40階建ての超高層マンションが完成するなど周囲の建物の高層化が進み、かつての突出感はなくなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 160) 露出補正 なし
100_220629903 X800 〇札幌時計台 G7X.jpg 100.秋野総本店薬局
数日前、TVで「札幌で100万円を使う」といったようなテーマのお笑い番組で、この薬局が登場した。「さっぽろふるさと文化百選」に選ばれている秋野総本店薬局である。南1条西1丁目にある。この建物は1901年(明治34年)に竣工しているが、南1条通に面した部分は石造倉で隣が店舗になっている。明治の商家の佇まいを今に伝える貴重な文化資産だ。開拓使が札幌の街造りを始めた時期に始めた老舗中の老舗といえるだろう。そのTV番組では創業明治5年、ご主人は6代目と言っていた。南一条通の先にもう1軒、上村漢薬堂薬局とい大きな漢方の薬局があった。ここは昭和4年創業だった。漢方薬の大きな薬局が2件もあったのにちょっと驚いた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO 320) 露出補正 なし
101_220629909 X800 二条市場 G7X.jpg 101.二条市場
創成川の向こうに二条市場が見えてきた。特に何を買いたいという目的はない。平日の午後というためか、あるいはコロナのためか、ひっそりとしている。かつては、 「二条魚町」と呼ばれ、現在も正式名称は「札幌二条 魚町商業協同組合」という。 この市場が生まれたきっかけは、明治初期に浜の漁師が石狩川を上って札幌に入り、鮮魚を売り 始めたことといわれている。アクセスの良さが魅力の二条市場。南二条通に面した道路沿いには創業100年以上の商店があり、常連客も多い歴史ある市場である。札幌にはもうひとつ、少し離れてはいるが地下鉄東西線の二十四軒駅近くに札幌市中央卸売市場の場外市場がある。そこは約60店舗のお店で食事もお土産も叶えられる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 160) 露出補正 なし
102_220629911 X800 二条市場 G7X.jpg 102.二条市場の路地
ここは飲食店の多い区画なのだろうか。中途半端な時間のためか、閑散として、閉まっている店が多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
103_220629913 X800 〇二条市場 G7X.jpg 103.二条市場の鮮魚店 -1
表通りに面した鮮魚店には蟹が並んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO 1000) 露出補正 なし
104_220629917 X800 〇二条市場 G7X.jpg 104.二条市場の鮮魚店 -2
鮮魚店が軒を連ねているが、お客さんがいない。淋しく感じるのは平日の午後のためだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 640) 露出補正 なし
105_220629920 X800 〇狸小路 G7X.jpg 105、狸小路
二条市場の前の創成川を渡ると、1丁目から7丁目迄続く狸小路商店街のアーケードが見えた。総延長約900m、店舗数約200軒の北海道で歴史ある商店街の一つになっている。1869年(明治2年)に明治政府が開拓使を設置して1871年(明治4年)に札幌に本庁舎が移転すると、現在の南1条から南3条までの間に町屋や飲食店が建ち並び始めた。1873年(明治6年)頃には、すでに現在の西2丁目から西3丁目の一角を「狸小路」と呼んでいたという。145年以上の歴史があるのだ。全蓋アーケードは、1958(昭和33)年に狸小路3丁目に設置されたのを皮切りに、狸小路商店街はその街区ほとんどの部分が全蓋アーケードとなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO 800) 露出補正 なし
106_220629928 X800 すすきのへ G7X.jpg 106.「すすきの」を走る札幌市電1100形(愛称シリウス)
札幌市電の新しい車両である。運転開始後50年以上経過し老朽化した路面電車車両を置き換えるため、2024年度まで毎年1、2両ずつ、新型低床車両の導入を計画していた。しかし、東京オリンピック・パラリンピックを前に、全国の鉄道会社などから車両メーカーへ注文が殺到した。そのため車両メーカーの生産が追いつかず、計画通りに車両を導入できなくなった。そこで、先に2013年(平成25年)と2014年(平成26年)に3編成導入した3車体連接車であるA1200形(愛称ポラリス)の導入計画を変更し、2018年(平成30年)からは、構造がシンプルで作りやすい「単車タイプ」の車両とすることとして、新型車両の導入を急ぐこととなり、1100形が制作され、2018年(平成30年)10月27日より営業運転を開始した。今後、2028年(令和10年)度までに10両が導入される予定となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO 800) 露出補正 なし
107_220629934 X800 すすきのへ G7X.jpg 107.札幌市電ラッピング車両
札幌にはいろいろなラッピング車両の市電が走っている。これは「不動産のビッグ」というラッピング車両、210形である。「すすきの」停留所に停車中。210形は1958年(昭33)に札幌で製造された道産車両だそうだ。2軸車の電気部分を一部流用して新造したもので、210形・220形・240形は3形式とも仕様は同だが、製造年の違いから形式番号を変えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO 640) 露出補正 なし
108_220629936 X800 すすきのへ 札幌で一番 G7X.jpg 108.きょうど料理亭 「杉の目」
婿殿が「あそこはなかなか高級なところです」と教えてくれた。昭和38年創業のかにと北海道料理の店である。HPには「昭和38年に札幌・すすきのに誕生して以来、地元をはじめ多くのお客様に支えられてまいりました。大正4年に建てられた札幌軟石づくりの石蔵の中で、北海道ならではの歴史を感じながら北の味覚をご堪能いただけます。」とあった。残念!今夜はジンギスカンに決めている。どっちにしても水曜日は定休日だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO 2000) 露出補正 なし
109_220629940 X800 すすきのへ ジンギスカンだるま G7X.jpg 109.成吉思汗「だるま」
ジンギスカンのお目当ての店「だるま」を探し当てた。店の前へ行って見ると開店は4時半である。あと10分ほどだ。人気店なのであとで来て入れなくなっても困る。そのまま待って、京都から来られていた若いご夫婦と同時に入店した。まだ、注文をし終わらないうちに、どんどんお客さんが入ってきた。「だるま」は昭和29年創業の老舗である。値段はリーズナブルだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO 1600) 露出補正 なし
110_220629941 X800 すすきのへ ジンギスカンだるま G7X.jpg 110.成吉思汗「だるま」 店内
なかなか清潔感のある店だった。365日欠かさず仕入れている新鮮なマトン肉だそうで、全く臭みなどない。女将自らが仕込む秘伝のたれでジンギスカンを楽しんだ。帰る頃は店は満席で、京都から来たご夫婦に「よい旅を」と挨拶して店を出た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
111_220629947 X800 札幌地下街 G7X.jpg 111.札幌地下街
ほろ酔い気分で、「すすきの」の街に出た。まだ宵の口である。だが、この日は随分と歩いた。早くホテルに帰って休みたいと思う。しかし、「すすきの」からもうひと歩きすることになってしまった。 札幌地下街  である。 札幌地下街  を私たちは「すすきの」駅から札幌駅まで歩くことになった。仕事帰りの人たちが多い。1972年札幌オリンピックに向けた札幌市営地下鉄建設に合わせて建設された。地下空間の発展は、積雪寒冷地にある札幌の市街形成の特徴のひとつでもある。JR北海道札幌駅北側から札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)・ポールタウンを通ってすすきの駅までの1,900 mがほぼ直線でつながっており、日本国内で最も直線距離が長い地下通路(地下道)になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2500) 露出補正 なし


④北海道大学構内散策と総合博物館見学(6月29日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

富良野・美瑛バスツアーの翌日の主な予定は、北海道大学総合博物館の見学だった。実は2015年5月にKさんご夫妻と「日本一周鉄道の旅」という某旅行社企画のツアーに参加した時、その第1日目は、新横浜(こだま)→東京(東北新幹線はやぶさ)→新青森(スーパー白鳥)→函館(スーパー北斗)→そして札幌に夕方に着く行程だった。翌日スーパー宗谷で、稚内迄行くが朝食後、出発までのわずかな時間、Kさんのご主人と北大の構内を散歩した。その時に、また札幌に来たときは少し時間をとって、北大の構内を散策してみたいと思っていた。
 北大は泊ったホテルからは線路の反対側だが、そのガードくぐって、ちょっと行ったところに門があった。婿殿が案内してくれる。小雨が降っていたが、それがまた趣があった。ゆっくり構内を歩いて、北海道大学総合博物館へ行く。少し早く着くと、まだ門が閉まっていて、数人の方が開館を待っていた。10時に開く。
 約1時間半ほど、博物館を見学し、その1階にある「ミュージアムカフェ ぽらす」で一休みしたが、そこのアイスクリームが美味しかったとかみさんに好評だった。
 総合博物館の見学を終えたあとは、ポプラ並木を見に行った。
 昼時になった。特にどこへ行こうという予定はない。3人で協議の結果、まず、ビール工場の跡地にできている商業施設「サッポロファクトリー」へ行って、札幌ラーメンで昼食にしようということになり、タクシーに乗った。
 なお、写真に関する記述は、案内板やパネルの説明、wikipedia などを参照、引用させていただいている。

000_220629796 X700 〇北大構内 G7X.jpg
花木園の緑色に覆われた池に泳ぐマガモ 2022年6月29日 札幌市北海道大学構内

066_220629661 X800 北大構内 G7X.jpg 66.北大構内
JR函館本線の札幌駅北側のガードをくぐってまっすぐ歩くと、左側に北大正門があった。構内に入って、しばらく進むと、札幌駅の傍とは思えぬ緑の静寂があった。北海道大学は、日本初の学士授与機関として1876年(明治9年)に設立された札幌農学校を前身とする総合大学である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 640) 露出補正 なし
067_220629664 X800 〇北大構内 G7X.jpg 67.サクシュコトニ川
wikipediaなどによれば、サクシュコトニ川は、北海道札幌市北区を流れる小さな川工で、新川水系琴似川支流の準用河川である。ほとんどの区間を北海道大学敷地内で占める。現在は人工流水になっているが、昭和初期までここにサケが遡上していたそうだ。1951年頃から水源である上流域の開発のため水量が徐々に減り始め、やがて枯渇し、流れの無くなった自然河川を2004年に再生事業により復活させた。川の名の由来は、アイヌ語で「浜(豊平川の河原)の方を通る琴似川」を意味する「サ・クㇱ・コトニ」にある。涸れた川になってしまった。今も河川として残っているのは北大構内で、ほとんど昔の風情そのままに潅漑用や、自然水等の水路として利用されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO 3200) 露出補正 なし
068_220629666 X800 〇北大構内 G7X.jpg 68.古賀講堂(旧東北帝国大学農科大学林学教室)
北大には古い歴史のある建物が多くある。1907年(明治40年) 、 札幌農学校が東北帝国大学の設立に伴い、東北帝国大学農科大学に改組されたが、この木造2階の建物は 1909年(明治42年) 11月24日 に竣工している。1997年(平成9年) に国の登録有形文化財となる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO 250) 露出補正 なし
069_220629668 X800 〇北大構内 G7X.jpg 69.古賀講堂 正面玄関
全体的にフランス・ルネサンス風にまとめられた建物である。古河家寄付記念事業の寄付金によって建てられた教室の中で、唯一現存している建物だそだ。足尾銅山で利益を上げていた古河財閥が足尾鉱山鉱毒事件の償いの意味を含めて寄贈したそうだ。正面玄関には、左から「古賀家寄贈」と書かれた銘が見える。現在は文学研究科の校舎として使用されていて、観光客が中に入ることはできない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO 125) 露出補正 なし
070_220629675 X800 〇北大総合博物館 G7X.jpg 70.北大総合博物館 -1
少し小雨が降ってきた。クラーク像を左に見て、その先を右へ向かうと総合博物館の建物が見えてきた。wikipediaによると、北海道大学における博物館は、札幌農学校時代の1884年(明治17年)に、それまで開拓使が管理・運営していた植物園博物館を譲り受けたことにより発する。なお、こことは別に北大植物園にも博物館はあるが、そこは現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの管轄下に置かれており、この総合博物館とは別組織となっている。 

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 1000) 露出補正 なし
071_220629676 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 71.北大総合博物館 -2
1966年(昭和41年)より札幌キャンパス内に総合博物館の設置の検討が開始され、およそ30年に渡る構想の上、1999年(平成11年度)文部省より設置が認められた。建物は1930年に造られた理学部本館約9千㎡のうち約3千㎡を展示に充て設置されている。2016年(平成28年)には 開学140周年にあたりリニューアルオープンされ、展示スペースが従来の倍近くとなったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 800) 露出補正 なし
072_220629677 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 72.北大総合博物館 正面
9時50分ごろに着いたが、開館時間は10時である。待っている方が数人いた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO 1000) 露出補正 なし
073_220629685 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 73.北大総合博物館 入館
10時になった。検温と手指の消毒を行い、記帳して入館する。入館料は無料だった。順路に従って見学していく。先ずは北大の歴史である。北海道大学は、明治9年(1876年)に札幌農学校として始った。東北帝国大学農科大学、北海道帝国大学を経て、昭和22年(1947年)から北海道大学となり、現在の組織体制が築かれた。、この写真は「1969 大学改革とグローバリゼーション」というパネルである。1969年と云えば大学紛争が始まった頃だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/800秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
074_220629693 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 74.ウィリアム・スミス・クラーク
札幌農学校と云えば、クラーク博士である。「Boys, be ambitious」というその言葉があまりにも有名だ。明治3年に開拓次官、後に開拓長官に就任した黒田清隆の要請で北海道開拓顧問を引き受けたアメリカの農務長官ホーレス・ケプロンは、通算4年にわたり北海道開拓に大きな功績を遺した。そして、初代教頭としてマサチューセッツ農科大学長ウィリアム・S・クラーク(1826年-1886年)を迎えて1876年(明治9年)札幌農学校が開校した。そのクラークはマサチューセッツ農科大学のカリキュラムをほぼそのまま札幌農学校に移植して、諸科学を統合した全人的な言語中心のカリキュラムを導入した。札幌農学校に広大な農場を開き、北海道への移住者に未経験の近代的な大規模有畜農業を採り入れる拠点を作った。明治政府(開拓使)は欧米の大学と遜色ないカリキュラムを採る札幌農学校に、国内で初めて学士の称号を授与する権限を与えた。クラーク博士は9ヶ月の札幌滞在の後、翌年の1877年5月に離日した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
075_220629694 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 75.クラーク博士胸像
クラーク像は1926年(大正15年)のクラーク博士生誕100周年、札幌農学校創立50周年を記念して建立された。この像は、同窓生の強い要望で制作された同じ作者によるミニチュア像である。キャンパスの博物館に来る手前にあった現在のクラーク像は戦後再建されたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
076_220629698 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 76.ノーベル化学賞 鈴木章 北海道大学名誉教授
鈴木 章(1930年- )北大名誉教授は、パラジウムを触媒とする、芳香族化合物の炭素同士を効率よく繋げる画期的な合成法を編み出し、1979年に「鈴木・宮浦カップリング」を発表、芳香族化合物の合成法の一つとしてしばしば用いられるようになった。北海道大学での勤務は、理学部で2年半、工学部で32年半に及んだ。途中、1963年(昭和38年)から1965年(昭和40年)までの3年間(実質的には2年弱)、アメリカ合衆国インディアナ州のパデュー大学のハーバート・C・ブラウン(1979年ノーベル化学賞受賞)のもとで有機ホウ素化合物の研究を行う。このときの経験が、当時助手だった宮浦憲夫(現在、北海道大学特任教授)とのカップリング反応の研究に活かされ、1979年(昭和54年)発表の鈴木・宮浦カップリングの発見につながった。2010年(平成22年)10月6日、スウェーデン王立科学アカデミーよりノーベル化学賞受賞が発表された。ご本人には6日午後6時25分頃、ノーベル財団からの自宅への電話で伝えられたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
077_220629701 X800 〇北大総合博物館 ニューロタン G7X.jpg 77.カップリング反応と医薬品の合成
「高血圧治療薬ロサルタンの合成家庭に用いられた鈴木カップリング反応」というパネルを見つけた。「ロサルタン」は私が勤務していたアメリカの製薬会社が開発した製品である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 20mm ISO 3200) 露出補正 なし
078_220629703 X800 北大総合博物館 ニューロタン G7X.jpg 78.鈴木・宮浦クロスカップリング
科学の知識のない私には、このことは難解で理解しがたい。鈴木章教授がノーベル化学賞を受賞された「鈴木・宮浦クロスカップリング反応」はここ北海道大学で生み出された。1979年に発表され、この30年間に世界を大きく変えてきたと説明されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
079_220629703 X800 北大総合博物館 ニューロタン G7X.jpg 79.鈴木章名誉教授 ノーベル賞授与式
カール16世グスタフ・スウェーデン国王から化学賞のメダルと賞状を受け取る鈴木章北海道大学名誉教授。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/640秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
080_220629722 X800 連結北大総合博物館 G7X.jpg 80.「都ぞ弥生」
2階から3階へ上がる廊下の白い壁に ♫都ぞ弥生の雲紫に・・・という北大寮歌の歌詞が書かれていた。思わず口ずさむ。明治38年に建てられた札幌農学校の寄宿舎は2年後に恵迪寮と命名された。wikipediaによれば、この寮歌は1912年(明治45年)度の恵迪寮の寮歌として作られた。当時の恵迪寮は、北海道大学の前身となる東北帝国大学農科大学の予修科(予科)学生の寄宿舎であった。恵迪寮では1907年から寮歌が作られており、都ぞ弥生は第6回目の寮歌である。作曲者は当時予科3年生であった赤木顕次(1891年 - 1959年)。作詞者は同じく2年生であった横山芳介(1893年 - 1938年)という。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO 400) 露出補正 なし
081_220629743 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 81.台湾原住民族×グラフィックデザイン
鮮やかな色彩が目を引いた。アイヌ先住民研究センターによる『台湾原住民族×グラフィックデザイン--順益台湾原住民博物館所蔵・学生創作ポスター展』という展示があった。新型コロナ拡散防止のための緊急事態宣言が解除され、昨年10月5日より北海道大学総合博物館が開館(再開)されたが、それに合わせて、北海道大学総合博物館2階の当センター展示ブースは展示替えをおこない、順益台湾原住民博物館のご協力のもと『台湾原住民族×グラフィックデザイン--順益台湾原住民博物館所蔵・学生創作ポスター展』がスタートした。それぞれタイトルがつけられた24枚の学生創作ポスターが展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
082_220629748 X800 〇北大総合博物館 G7X.jpg 82.マンモスの原寸模型
チレフチャフマンモスの原寸模型が展示されていた。天井につきそうだ。日本で一般的にマンモスと呼ばれるのはマンモスの仲間の1種、ケナガマンモスだそうだ。寒冷な環境に適応した全身の長い毛が特徴である。25万年前に登場し、ユーラシア大陸から北アメリカ大陸にわたり広大な地域で繁栄したという。この模型は1971年にシベリア東部のサハ共和国で発掘された3万年前のケナガマンモスの骨格を元に、国立アクーツク北方民族歴史・文化博物館によって原寸大に復元された。全身を覆う長い毛は見つかった毛によく似た馬の毛400頭分で再現されている。発見場所の川の名にちなんでチレフチャフマンモスと名付けられている。北海道は日本で唯一マンモスが暮らしていた地域だ。このチレフチャフマンモスが生きていた時代に北海道でもマンモスが闊歩していたのだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/250秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
083_220629769 X800 北大総合博物館 G7X.jpg 83.チョウの標本
蝶の標本も何箱か展示されていた。北大では1896年に松村松年が札幌農学校助教授に着任し、日本で最初の昆虫学教室が開設されたというから歴史は古い。クモマツマキチョウなど松村コレクションも展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/400秒 12mm ISO 3200) 露出補正 なし
084_220629787 X800 〇北大ポプラ並木 G7X.jpg 84.ポプラ並木
約1時間半の見学を終え、博物館1階にある「ミュージアムカフェ ぽらす」でひと息入れる。博物館を退出し、正門のほうに少し戻って右(西)へ、ポプラ並木を見に行った。スマホで写真を撮る2人の女性の姿を取り込んで撮った。他に観光客の姿はなく、雨上がりのしっとりとしたポプラ並木を眺めてきた。平成16年9月8日、北海道に上陸した台風18号の最大風速50mにも及ぶ強風により、構内の樹木約1,900本、植物園の樹木約500本が倒木等の被害を受けた。ポプラ並木も51本のうち、19本が根元から倒れ、8本が幹だけを残し倒れるという被害を受けた。倒れた19本のうち、倒れたときの衝撃が少なく再生の可能性が高かった1本30トンもあるポプラ2本を立て直し、残りはポプラの枝を土に埋め込み育てていた若木を植えた。札幌市民や全国の「北大ポプラ並木」を愛する方々の支援により立派に再生され、現在は250m、ポプラ計72本からなる並木道になっているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO 3200) 露出補正 なし
085_220629797 X800 〇北大構内 G7X.jpg 85.緑の池を泳ぐマガモ
ポプラ並木を見て、花木園に寄った。小さな池があり、その水面は緑色に覆われていた。どうやら水草の葉で覆われているようだ。静寂そのものである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/320秒 37mm ISO 3200) 露出補正 なし


2022年7月25日

③青い池・四季彩の丘(6月28日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

2日目のつづき
 「ファーム富田」を出発したバスは、次の目的地である美瑛の「青い池」へ向かった。「青い池」は昨年秋のツアーでも来ている。しかし、季節が変わるとその景観も異なって見えた。何かチョウはいないかと探したが、気温が低く現れなかった。
 その次は「四季彩の丘」である。ここも、何年か前に来たことがあるが、さらに広げられたようだ。ひとり500円のトラクターが牽くバスに乗って、15分ほど園内をめぐった。そのあと、「ジェットコースターの道」と名付けられたアップダウンのある2車線の直線道路を2.5kmほど走って、富良野のワイン工場を見学へ行った。楽しみにしていた試飲のワインは独特な味わいがあった。
 バスは予定通り夕方6時ごろ札幌駅に帰着した。合流する婿殿は既にホテルにいた。いっしょに、札幌駅の近くの「かに本家」という店で蟹を賞味した。

000_220628235 X700 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg
「四季彩の丘」から眺める美瑛の丘陵と大雪山系の山々 2022年6月28日 北海道上川郡美瑛町

044_220628196 X800 〇富田ファーム-青い池 Z50 18-140.jpg 44. 「ファーム富田」から「青い池」へ 車窓
中富良野「ファーム富田」から白金温泉の近くの「青い池」までは、道道353号を走って30分ほどだった。写真正面の山は十勝岳である。十勝岳の噴煙と雪らしいものも見える。運転手さんのすぐ後ろの席から撮影した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO 500 ) 露出補正 なし
045_220628200 X800 青い池 Z50 18-140.jpg 45.「青い池」 -1
バスは湯元白金温泉ホテルから5分ほど走って、「青い池」の駐車場に入った。駐車場から「青い池」の散策路を歩く。さっそく観光で来ているお嬢さんたちがスマホで写真を撮っていた。残念ながら青空という訳には行かなかった。昨年秋に来たときは池の水面に青空に浮かぶ雲が映り込んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 125 ) 露出補正 なし
046_220628207 X800 〇青い池 Z50 18-140.jpg 46. 「青い池」 -2
ここは、「青い池」の奥の方である。水の色は前回来た時と違うように見える。木々の緑と立ち枯れた木が水面に映り込んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO 360 ) 露出補正 なし
047_220628222 X800 青い池 Z50 18-140.jpg 47.「青い池」と美瑛川の本流
前にも記したが、この池は十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜まったものだそうだ。目的を持って造られた溜池や貯水池などとは異なり、「青い池」は偶発的に人造池となったものである。「青い池」が青く見える理由を説明したパネルがあった。それによると、上流の白金温泉地区で湧出している「白ひげの滝」などからアルミニウムを含んだ水が美瑛川の河川水と混じることにより、コロイドが生成される。太陽光が水中のコロイド粒子と衝突し波長の短い青い光が散乱されるため青く見えると説明されていた。物質が、光学顕微鏡では確認できない程度に小さな粒子として媒質中に分散している状態をコロイド状態というそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 160 ) 露出補正 なし
048_220628228 X800 〇青い池 Z50 18-140.jpg 48.「青い池」 -3
レンタカーで周っている観光客を含め、平日ではあるが、多くの観光客が来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 41mm ISO 400 ) 露出補正 なし
049_220628231 X800 青い池 ハンゲショウ Z50 18-140.jpg 49.ハンゲショウ(半夏生)
「青い池」の遊歩道から駐車場へ戻る道筋でハンゲショウを見つけた。普通は白くなる部分がピンク色になっていた。紅を差したハンゲショウだ。ハンゲショウは、花期になると花序に近い数枚の葉が白くなり送粉者への広告塔となるが、花期が終わると再び緑色になるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
050_220628233 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 50.四季彩の丘 サルビア(来路花)
大雪山系の山々を背景に、見事な紫色が広がっていた。ラベンダーではなくサルビアである。ブラジル原産のシソ科だそうだ。この風景は「ファーム富田」より好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 60mm ISO 220 ) 露出補正 なし
051_220628249 X800 〇四季彩の丘 カリフォルニアポピー Z50 18-140.jpg 51.カリフォルニアポピー(花菱草)
2台の客車を農耕用のトラクターが牽く「ノロッコ号」(1人500円)に乗って園内を15分ほど回る。見ごろの花が咲くところで止めてくれて写真を撮らせてくれた。これはカリフォルニアポピーという。お日様とともに花が開き、夕方には花が閉じるのだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 400 ) 露出補正 なし
052_220628259 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 52.色彩豊かな花々
オリエンタルポピーやルピナスが帯状に植えられている。まだまだこれから彩りは賑やかになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 125mm ISO 250 ) 露出補正 なし
053_220628276 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 53.「展望花畑 四季彩の丘」
wikipediaによれば、パノラマロードの小高い丘にある「展望花畑 四季彩の丘」は、7ha(東京ドーム3個分)もの広さを有し、季節によってはラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど年間約30種類の草花が、丘全体にカラフルなじゅうたんのように咲く美瑛を代表する花園である。園内には農産物直売所やお土産販売所、レストランなどがあり、トラクターバスで園内を巡る四季彩ノロッコ号、白樺に囲まれた花畑を一周できる貸しバギー、花畑の好きな場所に移動できる4人乗りのカートといったアトラクションもあると説明されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO 200 ) 露出補正 なし
054_220628283m X800 〇四季彩の丘 青+20 赤+20 Z50 18-140.jpg 54.「四季彩の丘」と美瑛の丘陵、十勝岳や富良野岳の山々
トラクターの「ノロッコ号」に乗ってよかった。広いだけでなく、アップダウンもあり、歩いて回っていると限られたところしか見られなかったと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 32mm ISO 110 ) 露出補正 なし
055_220628284 X800 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 55.エゾシロチョウとサルビア -1
ノロッコ号のスタート地点に戻ってきた。サルビアの花畑にエゾシロチョウが翔んでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 640 ) 露出補正 なし
056_220628290t X800 〇四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 56.エゾシロチョウとサルビア -2
少し近くに来てくれた。擦れてはいるが貴重な1枚だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 800 ) 露出補正 なし
057_220628292 X800 四季彩の丘 Z50 18-140.jpg 57.ノロッコ号のトラクター
ノロッコ号を牽くのはクボタ製の M720W (72馬力)で、価格は500万~600万ほどのトラクターだ。クボタは創業1890年の大阪に本社を置く産業機械(農業機械、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカーである。農機メーカーとしては国内首位、世界でも3位である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO 160 ) 露出補正 なし
058_220628615 X800 〇アップダウンの道 G7X.jpg 58.ジェットコースターの道(車窓)
「四季彩の丘」に約40分間滞在して、次の目的地は、富良野にある「カンパーナ六花亭」、または「富良野ワイン工場」になっている。参加者の希望により、どちらかだという。私たちは迷わず「富良野ワイン工場」にした。「四季彩の丘」からJR美馬牛駅に出て、正式名を西11線農免道路という延長約2.5キロメートルの農道を走行する。農免道路とは「農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業」とされ、農林漁業用機械に使用されるガソリンは免除される。 その免除された分のお金で道路を整備しているのが農免道路である。ほとんど民家がない。それがジェットコースターと称される緩急さまざまな坂で丘陵地を直線道路で貫いている、観光に絶景の道としても知られている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO 200 ) 露出補正 なし
059_220628651 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 59.「富良野ワイン工場」見学
先に「カンパーナ六花亭」を選択した人たちが降り、それからバスは5分ほど走って「Chateau Furano」の看板のある「富良野ワイン工場」に着いた。誰も案内係の人は付かず、順路に沿って各自見学していく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO 160 ) 露出補正 なし
060_220628625 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 60.シャトー富良野の製品
ふらの2号(セイベル種×山ぶどう)・ツバイゲルトレーベを使用し、各ぶどうの特徴を生かした複雑味がある余韻の長いという「シャトー富良野」の製品の一部が並べられている。富良野産のツバイゲルトレーベをセニエ(果汁を抜いて濃縮度を高める)することで濃厚感が増し、アメリカンオークで1年間熟成することで風味豊かになったという「ツバイゲルトレーベ」が自慢のワインのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
061_220628638 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 61.100年カプセル
タイムカプセルのようだ。20年カプセルから100年カプセルまで並んでいた。2004年に全て保管し、いずれリリースされるワインになっていくのだろう。20年カプセルには20年後の2024年にリリースされるワインがあり、写真の100年カプセルは2104年まで保管されるワインだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/60秒 9mm ISO 3200) 露出補正 なし
062_220628644 X800 富良野ワイナリー G7X.jpg 62.試飲コーナー
売店の手前には楽しみにしていた試飲コーナーがあった。小さなカップに自分で注いで飲んでみる。富良野産セイベル種や国産ブドウ品種をブレンドした白ワインだという。今まで経験したことがないような独特な味の白ワインだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
063_220628653 X800 かに本家 G7X.jpg 63.「札幌かに本家」 -1
バスは予定通り、夕方6時ごろ札幌駅に着いた。今夜合流する婿殿に電話をしてみると、既にホテルで待っていてくれた。今日はジンギスカンにしようということで、予約の電話をしていてくれたのだが、札幌駅近くの「松尾ジンギスカン」はいっぱいで8時にならないと空かないという。ということで翌日の計画と入れ替えて蟹を食べようということになった。札幌駅近くの老舗「かに本家」の予約が取れた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 18mm ISO 800) 露出補正 なし
064_220628654 X800 かに本家.jpg 64.「札幌かに本家」 -2
最上階の大きな部屋の通された。「札幌かに本家」の前身である「かに道楽」名古屋住吉店は1967年6月に開店した。「札幌かに本家」は愛知県名古屋市に本部を、北海道札幌市に本店を置く。設立は1971年9月2日、現在の社名になったのは1984年だそうだ。1985年からは北海道に本格的に進出、同年3月にはこの札幌駅前店をオープンさせている。2015年2月15日、札幌かに本家の駅前本店にある地上15m、重さ25kgの看板が落下し歩道を通行していた女性が意識不明の重体となる事故があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO 400) 露出補正 なし
065_220628657 X800 かに本家 G7X.jpg 65.花咲ガニ
蟹はタラバの刺身、茹で、焼きなどを少しづつ食べたあと、夏が旬だという花咲ガニを注文した。花咲ガニは、生息域が狭いことと漁獲量が制限されていることから「幻のカニ」と呼ばれている。 そんな花咲ガニの旬は夏の時期(7月~9月)だそうだ。 もう何年も前のことだが札幌出張の折、二条市場に寄って花咲ガニを買って帰り、茹でて食べた美味さが忘れられなかった。残念ながらこの夜の花咲ガニは随分と小ぶりだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO 320) 露出補正 なし


2022年7月21日

②富良野 「ファーム富田」(6月28日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日​ 

2日目、事前に申し込んでおいた札幌発富良野・美瑛日帰りバスツアーに参加した。札幌からはちょっと遠いが、せっかく北海道に来るのだから、せめてクジャクチョウやコヒオドシくらいは撮ってきたいという下心があったからだ。
 朝7時40分に札幌駅で集合。バス1台がほぼ満席になる参加者数だった。7時50分にバスに乗り込んで出発した。
 道央自動車道の岩見沢SAで休憩して、三笠ICで下り、山間部の道を「ファーム富田」へ向かう。私たちのバスの座席は運転手さんのすぐ後ろだったので眺めがよい。途中、エゾシロチョウかウスバシロチョウ、あるいはヒメウスバシロチョウかははっきりわからないが、白い蝶が飛んでいるのが見えた。
 「ファーム富田」へは10時頃到着し、2時間ほど滞在することになった。昼食は各自でとることになっているが、私たちは昨夜ホテルに戻る前に駅前のデパ地下で買ったパンを、園内のベンチで飲み物を購入して食べた。北海道にしかいないエゾシロチョウが飛んでいた。チョウはいないかと傾斜地にあるトラディショナル・ラベベンダー畑を上がったり、下がったりして汗をかいた。
 次は「青い池」である。12時半ごろ富田ファームを出発し、30分ほどで着いた。

000_220628157 △富田ファーム Z50 18-140.jpg
ラベンダー畑に翔ぶモンシロチョウ 2022年6月28日 北海道中富良野町 「ファーム富田」

027_220628578 札幌駅 G7X.jpg 27.札幌駅前広場 彫刻「牧歌」
朝7時半の札幌駅前広場。彫刻「牧歌」の群像は昭和35年札幌市出身の彫刻家 本郷新氏の作品である。その説明板には、「作品は北海道の特徴としてポプラの若木、トウモロコシ、スズランを持った3人の少女、子羊を抱いて立つ男性、角笛を吹く男性という5基の等身大の像で構成されている。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 160 ) 露出補正 なし
028_220628105 〇岩見沢SA キャットミント Z50 18-140.jpg 28.岩見沢SA キアゲハ
バスは道央自動車道の岩見沢SAで休憩となった。花が咲いているところがあったので行って見ると、サルビアのような青紫色の花(Picture This で検索するとキャットミントと出た)に、少々傷んでいたがキアゲハが来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
029_220628107 岩見沢SA Z50 18-140.jpg 29.ばんえい競馬
岩見沢のばんえい競馬の歴史は古く、1889年(明治22年)、岩見澤村競馬山(現・鳩が丘)に競馬場を造成し、翌1891年(明治24年)9月15日に祭典奉納競馬としてばんえい競走が行われている。そのばんえい競馬のモニュメントが置かれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO 110 ) 露出補正 なし
030_220628108 X800 岩見沢SA Z50 18-140.jpg 30.三笠市のアンモナイト化石
岩見沢の近くの三笠市は、約1億年前、恐竜が陸上の王者として君臨していた頃、まだ海の底にあった。そこには、たくさんのアンモナイト、モササウルスやクビナガリュウなどの大型爬虫類が生息する、今とは全く異なる世界が広がっていたという。三笠市の桂沢周辺の地層は中生代白亜紀層で構成され、太古のロマンを秘める化石の宝庫として世界的に有名である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 34mm ISO 125 ) 露出補正 なし
031_220628585 X800 〇車窓 三笠 G7X.jpg 31.「三笠市立博物館」
岩見沢SAを出発したバスは、三笠市を走る。バスのガイドさんが、右手に見えた「三笠市立博物館」を紹介し、その屋上から恐竜が顔を出していた。アッという間に通り過ぎる恐竜の顔をカメラに収めるのは難しかった。wikipediaによれば、別名「化石の博物館」とも言われる「三笠市立博物館」は、天然記念物に指定されている「エゾミカサリュウ」の化石をはじめとして、アンモナイト等およそ3,000点以上の展示物を収蔵する。また、炭坑の街として栄えた三笠市の歴史を刻む北海道の資料や、三笠市の豊かな自然を知ることができる屋外博物館なども整備されていると。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO 800 ) 露出補正 なし
032_220628113 X800 〇ファーム富田 キンギョソウ Z50 18-140.jpg 32.「ファーム富田」 赤いキンギョソウ
バスは桂沢ダムのところで、道道116号を左に曲がって、国道452号を芦別から右へ、さらに国道38号を走って中富良野の「ファーム富田」に着いたのは10時少し過ぎていた。園内はおよそ15haあるそうだ。ラベンダーが栽培されている畑のほかにも多くの花が栽培されている。花畑はそれぞれ「花人の畑」、「倖の畑」、「春の彩りの畑」、「秋の彩りの畑」、「彩りの畑」、「森の彩りの畑」、「トラディショナルラベンダー畑」に分かれている。 園内を歩き始める。バスを降りたところの前に広がる「花人の畑」にはいろいろな花が咲いている。これはキンギョソウだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 130mm ISO 180 ) 露出補正 なし
033_220628114 X800 〇ファーム富田 キンギョソウ Z50 18-140.jpg 33.「ファーム富田」 白いキンギョソウ
「花人の畑」には、このほか、ビオラやケイトウ、サルビア、マリーゴールドなど色とりどりの花が咲いていて、眼を楽しませてくれる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 125mm ISO 100 ) 露出補正 なし
034_220628123 X800 〇ファーム富田 ハシドイ Z50 18-140.jpg 34.「ファーム富田」 十勝岳連峰を望む
「アルプの舎」のテラスにあるベンチに座り、飲み物を頼んで、持ち込んだパンを食べる。正面には早咲きのラベンダーが咲く畑があり、その向こうに十勝岳連峰が眺められた。花色の違う ようてい、はなもいわ、濃紫早咲(のうしはやざき)、おおむらさき の4っの品種が紫色のグラデーションを作り出す。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 34mm ISO 100 ) 露出補正 なし
035_220628128 X800 ファーム富田 ハマナス Z50 18-140.jpg 35.ハマナス
ハマナスも咲いていた。ハマナスの花は2mほどの灌木に咲く。花期は初夏から夏(6 - 8月頃)で、枝先に1 - 3個ほど紅紫色の5弁花を咲かせ、甘い芳香がある。花は径5 - 8 cmあり、花びらの先端に少し凹みがあり、中心は雄しべは多数つき、野生のバラとしては大輪で、2 - 3日で枯れる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 180 ) 露出補正 なし
036_220628146t X800 〇ファーム富田 ノロッコ号 Z50 18-140.jpg 36.ノロッコ号 -1
「アルプの舎」のテラスでラベンダー畑と十勝岳連峰を眺めながらパンをほおばっていると、ラベンダー畑の向こうをトロッコ列車が走っているのを見つけた。富良野線旭川駅・美瑛駅 - 富良野駅間で1997年(平成9年)6月から運行しているトロッコ列車(臨時列車)である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 63mm ISO 100 ) 露出補正 なし
037_220628143 X800 〇ファーム富田 ノロッコ号 Z50 18-140.jpg 37.ノロッコ号 -2
ノロッコ号は1日3往復しか運行されない。つまり、6回、ここを通るのだが見られたのはラッキーだった。3両編成で機関車はDE15形のディーゼル機関車で 2019年(令和元年)より美瑛の丘をイメージした塗装の機関車で牽引しているそうだが、ここからはその機関車の様子は良く見えない。客車は50系客車をトロッコ仕様に改造し、自然に溶け込むように配慮された茶色(ブドウ色)を配し、レトロ調のイメージとした車両が使用さているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 63mm ISO 110 ) 露出補正 なし
038_220628150 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 38.「トラディショナル ラベンダー畑」
「アルプの舎」の西側に町道があり、その向こう側は傾斜地になっていて、さらにラベンダー畑が続く。そこは「ファーム富田」の原点となった、最も歴史のあるラベンダー畑だった。まだ、あまり花は咲いていないが7月上旬から中旬が見ごろであるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO 360 ) 露出補正 なし
039_220628159 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 39.ラベンダーの花 -1
「トラディショナル ラベンダー畑」のラベンダーの花である。まだまだ蕾が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 91mm ISO 500 ) 露出補正 なし
040_220628184 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 40.ラベンダーの花 -2
これから開花するラベンダーの蕾である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 130mm ISO 800 ) 露出補正 なし
041_220628161 X800 富田ファーム Z50 18-140.jpg 41.森のラベンダー畑
「トラディショナル ラベンダー畑」の奥には白樺林があり、これから手が入れられる畑もあった。1970年には富良野における香料用ラベンダー栽培がピークを迎えるが、その後、合成香料の技術進歩とともに香料会社がラベンダーオイルの買い上げ中止をするようになり、富良野地方でのラベンダー栽培農家は「ファーム富田」だけとなったそうだ。しかし、1976年にはラベンダー畑が国鉄のカレンダーになり、全国に紹介されて観光客が訪れ始め、今日の人気につながって行った。また、1990年には南フランスのラベンダー生産者組織から「オートプロヴァンス・ラベンダー修道騎士」を授与された。ラベンダーオイル品評会に置いて「ラベンダーオイル おおむらさき」が第1位を獲得した。2008年6月には、隣接する上富良野町に開園50年記念して「ファーム富田 ラベンダーイースト」が開園した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 58mm ISO 500 ) 露出補正 なし
042_220628181 X800 〇富田ファーム エゾシロ Z50 18-140.jpg 42.エゾシロチョウ
道端に咲く黄色い花(クレピスサンクタ?)に白い蝶が止まった。北海道だけに生息するエゾシロチョウだ。北海道ではごく普通種のようだ。だが、本州の高山蝶ミヤマシロチョウに似ていて魅力的である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO 250 ) 露出補正 なし
043_220628189 X800 〇富田ファーム Z50 18-140.jpg 43.「カフェ ルネ」
12時を過ぎたので、そろそろバスに戻ろうと「トラディショナル ラベンダー畑」から「ポプリの舎」へ下り、早咲きのラベンダーが咲く「悻の畑」と、「秋の彩りの畑」「春の彩りの畑」の間をゆっくり下って、富良野川の脇を駐車場に向かった。ラベンダーを愛でながら、お茶を飲む人々があった。なお、南側にある、テレビなどでよく紹介される鮮やかな色彩の花の帯がなだらかな斜面を美しい虹のように染める「彩りの畑」は見るのを割愛した。そこは、2009年の7月に訪れている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO 250 ) 露出補正 なし


2022年7月17日

①北海道神宮・旧札幌控訴院(6月27日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日​ ①北海道神宮・旧札幌控訴院(6月27日)​

5月の連休の後、コロナも落ち着いてきたので、どこかへ旅行してみようという気になった。今回はチョウから離れて、観光旅行を計画した。少し残っていたマイレージを無駄にしないようにと、早めにチケットを申し込む。
 旅行先を札幌にしたのは、今までの北海道旅行はチョウが目的で大雪山周辺や十勝方面がほとんどで、札幌の街をゆっくり歩いたことがない。関東が梅雨の頃の札幌は気候もよさそうだと思ったからだ。
 蟹、ジンギスカンなどを食べるのも楽しみだし、北大の構内や、北大植物園にも行って見たい。  3泊4日の旅行だが、2日目には、富良野、美瑛へ行く札幌発着の日帰りバスツアーを申し込んでおいた。
 6月の9日―10日と箱根に家族旅行をした際、この話をしたら、札幌勤務の経験がある婿殿が一緒に行ってくれるという。2日目の夜に合流することになった。
 爽やかな気候を期待していたが、雨にはほとんど降られなかったものの、気温は低いのに湿気が多く、歩くと汗ばむ曇りの日が続き、そこは期待はずれであった。
 平日であったためか人出はそれほど多くはない。しかし、私たちが泊ったホテルはビジネス客も多く満室に近い状態だったようだ。
 最後の日は、午前中、北大植物園を歩き、ここでもう一泊して旧友と飲むという婿殿と別れ、私たち夫婦は早めに新千歳空港へ着いた。昨年秋に某旅行社のパッケージツアーで北海道へ来た時も、帰りは新千歳空港から搭乗したが、空港で食べた回転寿司や、海鮮市場と称するショッピング・コーナーに並ぶ、酒の肴に良さそうな、塩干や貝の燻製などを買い歩くのも楽しみだったからだ。
 旅行記を綴っていきたい。

 出発の日、羽田空港へはフライト便出発2時間前に着いてしまった。朝が早いので、店も開いているところが少ない。まだ、少々時間があるので第1ターミナル6階の展望デッキへ上がって見ることにした。離陸していく飛行機を見ていると飽きない。
 私たちが乗ったJAL511便は、定刻12:05に新千歳空港に着いた。かって出張で来ていた時は、札幌の市内まではバスを利用していたが、初めてJRの快速電車に乗り札幌駅へ行った。40分足らずで着くのでバスより速い。先ずホテルに行って荷物を置いてこようと思ったら、すでにチェック・インすることが出来た。
 身軽になって、ホテルを出た。札幌の駅ビルで軽く昼食にして、タクシーでまず北海道神宮へ向かう。円山公園の近くだ。勅旨として札幌神社と命名されたのが明治4年で、新社殿が円山に遷宮した。北海道神社となったのは1964年(昭和39年)だそうだ。
 北海道神社を参拝を終えて、円山公園駅から地下鉄に乗った。大通公園の西の端にある旧札幌控訴院(現札幌市資料館)の建物を見たかったからだ。大通公園の西12丁目サンクガーデン「バラ園」にて、折からバラフェスタ開催され、そのバラが見事に咲いていた。そして、西11丁目駅から地下鉄東西線に乗り、大通駅で南北線に乗り換えて「すすきの」へ出た。まだ5時半だが、「おたる亭」という居酒屋で夕食にする。お任せの刺身で一杯飲み、寿司にした。前に立つ若い板さんとの会話を楽しみながら、ほろ酔い気分で外に出たのは、まだ7時を少し回ったところだった。
 翌日の朝は早い。富良野・美瑛のバスツアーは朝7時40分に札幌駅集合だ。

000_220627566 X700 〇すすきの G7X.jpg
夕暮れ近いすすきの交差点を走る路面電車 2022年6月27日 北海道札幌市

001_220627029 X800 羽田空港 Z50 18-140.jpg 1.羽田空港第一ターミナル
第一ターミナル6階の展望デッキへ上がってみた。日本航空のエアバスA350の出発準備が行われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f13 1/640秒 38mm ISO 100 ) 露出補正 なし
002_220627039 X800 〇羽田空港 Z50 18-140.jpg 2.全日空機の離陸
第一ターミナル展望台から、目の前の滑走路からANAの Boeing 767-300 離陸していくのを眺める。プレミアムシート10席を含む270席の機体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO 100 ) 露出補正 なし
003_220627463 X800 羽田空港 G7X.jpg 3.北原コレクション
羽田空港第1ターミナルビル中央にあるマーケットプレイス3階に、TVのなんでも鑑定団などで有名なおもちゃのコレクター北原照久さんが主催する「北原コレクションエアポートギャラリー」というところがあった。一度ゆっくり来てみたいところだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 21mm ISO 320 ) 露出補正 なし
004_220627476 X800 羽田空港 搭乗機 G7X.jpg 4.搭乗機
私たちが乗り込む Airbus A350-900 がどこからか到着し、乗客が降機し、客室内の清掃のための係員の出入りや、荷物の搬入、機体の点検などが行わるのをしばらく眺めていた。間もなく搭乗がはじまる。客室内は満席だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO 125 ) 露出補正 なし
005_220627496 X800 新千歳空港駅 G7X.jpg 5.快速エアポート
飛行中、搭乗機は途中で機内サービスが停止されるほど揺れたが、無事、新千歳空港に着陸した。空港からは、快速エアポートで札幌駅へ向かう。wikipediaによると、1988年3月に新千歳空港が開港したのを機に、空港アクセス列車として、千歳空港駅(現在の南千歳駅)・苫小牧駅 - 札幌駅間で運転開始された快速「空港ライナー」が前身に当たる。1992年7月には新千歳空港ターミナルビルの完成に合わせて千歳空港駅 - 新千歳空港駅間が延伸開業したため新千歳空港駅への乗り入れを開始し、大幅な増発の上、列車名も「エアポート」に改称されたとある。所要時間37分で札幌駅に着いた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 15mm ISO 3200 ) 露出補正 なし
006_220627504 X800 北海道神宮 G7X.jpg 6.北海道神宮
この日から3泊するホテルにチェックインし、札幌駅の駅ビルで簡単に昼食を済ませ、駅前からタクシーで北海道神宮の大鳥居(第二鳥居)の前で下りた。北海道を見守り続けて150年以上。多くの市民が参拝に訪れるそうだ。蝦夷地から北海道へと名前を変えた明治2年(1869年)に、明治天皇が「開拓三神」を祀るよう詔(みことのり=天皇の仰せ)を出したことに始まる。明治4年(1871年)に現在の円山に移され、2019年に御鎮斎150年を迎えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO 125 ) 露出補正 なし
007_220627050 X800 北海道神宮 Z50 18-140.jpg 7.島義勇判官銅像建立の記
札幌市の建設に着手し、「北海道開拓の父」と呼ばれる島義勇は佐賀の人である。明治2年(1869年)に蝦夷地が北海道と改称され、6月6日に新政府において藩主鍋島直正 が蝦夷開拓督務となった。安政3年(1856年)に直正の命により、島義勇は北海道、帰阿太野の調査に行っている。島は蝦夷地に通じているということで蝦夷開拓御用掛に任命され、同年7月22日、開拓判官に就任した。札幌神社から北海道神宮に改められて満10年の昭和49年に建立された島義勇の銅像の建立の記が当時の宮司さんによって記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO 1000 ) 露出補正 なし
008_220627052 X800 北海道神宮 Z50 18-140.jpg 8.島義勇判官銅像
第二鳥居から桜並木の表参道進んでくると、神門の手前、手水舎の左手に、北海道を開拓し、札幌の街の基礎をつくった 佐賀の七賢人 と言われる島義勇判官の、台座を含めると高さ3.5mの銅像が立っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 37mm ISO 640 ) 露出補正 なし
009_220627076 X800 〇北海道神宮 Z50 18-140.jpg 9.神門の前の茅の輪
茅の輪くぐりというのは、お正月のものと思っていたが、北海道神宮では、6月30日に執り行われる夏越の大祓 を前に、茅の輪が設置されるのだそうだ。茅の輪は真新しかった。・水無月の夏越の祓する人は 千歳の命のぶといふなり(6月の夏越の大祓をする人は 寿命が千年にも延びると言われている)、・思ふ事みなつきねとて麻の葉を きりにきりても祓ひつるかな(思い悩む事 皆尽きてしまえと 麻の葉を切りに切ってお祓いしよう)、・千早振る神の御前に祓ひせば 祈れる事の叶はぬはなし(神様の前でお祓いすれば お祈りが叶わないことはない)という3つの和歌が掲げられているそうだが気が付かなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO 360 ) 露出補正 なし
010_220627074 X800 北海道神宮 Z50 18-140.jpg 10.神門
昭和11年、昭和天皇行幸に際し、現在の神門が造営されたそうだ。神門の向こうには社殿が見えるが、神様を正面から撮るのは遠慮した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO 2800 ) 露出補正 なし
011_220627057 X800 北海道神宮 Z50 18-140.jpg 11.社殿
創建は明治4年(1871年)造営された。1913年に史上初の伊勢神宮の古材下賜により建て替えられ、昭和49年(1974年)訪花により全焼し、昭和53年(1978年)に再建された。本殿は、拝殿、幣殿の奥にある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 18mm ISO 100 ) 露出補正 なし
012_220627060 X800 〇北海道神宮 Z50 18-140.jpg 12.拝殿
本殿・幣殿の前に拝殿がある。拝礼を済ませ拝殿を横から撮影した。幣殿、拝殿を含め社殿は465㎡(140.9坪)、御祭神は大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、そして明治天皇が1964年(昭和39年)に増祀された。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 29mm ISO 2000 ) 露出補正 なし
013_220627087 X800 〇北海道神宮 Z50 18-140.jpg 13.穂多木神社
本殿から地下鉄円山公園に向けて歩いていくと途中にはいくつかの北海道神宮境内末社がある。穂多木神社は北海道拓殖銀行に永年勤務功労のあった物故役職員の御霊を祀るため昭和13年(1938年)本店の屋上に建立された。昭和25年(1950年)には拓銀法廃止により普通銀行へ転換し、同年、穂多木神社も当時の札幌神社(現北海道神宮)境内に遷座されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 30mm ISO 5600 ) 露出補正 なし
014_220627091 X800 〇北海道神宮 Z50 18-140.jpg 14.開拓神社
穂多木神社のもう一つ円山公園駅側に、度重なる鉱山事故の殉職者の御霊を祀った末社 札幌鉱霊神社があり、その先にこの開拓神社があった。北海道神宮末社 開拓神社は、昭和13年(1938年)北海道開拓70周年を迎えるに当たり、開拓功労者をしのんで北海道神宮内に創建された。北海道の名付け親である、幕末の探検家松浦武四郎氏など、北海道の開拓に尽くした先人37柱が祭られている。昭和13年に開拓神社が創建されてから、明治2年に蝦夷地を北海道という名称に改めた毎年8月15日を例祭日としている。昭和53年(1978年)から子ども神輿渡御が始まり、平成4年(1992年)からは、なんと重さ4.5トンという日本最大級の大神輿が神輿奉納委員会によって奉納された。その大きさから、500人以上の担ぎ手が必要となり、人集めや運営費用が普通サイズの神輿よりもかさむため数年に一度しか見ることができないという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 35mm ISO 4500 ) 露出補正 なし
015_220627095 X800 〇北海道神宮 Z50 18-140.jpg 15.境内の緑
北海道神社の境内には大きな木が沢山あり、緑に覆われ、野鳥や小動物が多く生息する。残念ながらチョウの姿は見られなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 35mm ISO 720 ) 露出補正 なし
016_220627100 X800 円山公園付近 Z50 18-140.jpg 16.オーベルジュ・ド・リル サッポロ
北海道神宮の境内を出て、地下鉄円山公園駅へ向かう途中に瀟洒な建物があった。門柱には「D'AUBERGE DE L'ILL SAPPORO」

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO 400 ) 露出補正 なし
017_220627509 X800 西11丁目駅 大通公園 G7X.jpg 17.大通公園
円山公園前で地下鉄に乗った。2つ目の西11丁目駅で降りて地上に上がる。石山通りを渡って大通り公園に出た。ここは大通公園の西エリアある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO 200 ) 露出補正 なし
018_220627514 X800 西11丁目駅 大通公園 G7X.jpg 18.サンクガーデン -1
ひと区画西へ渡って、花のサンクガーデンに入る。ここは西11丁目である。バラの花が沢山咲いていた。その正面に見えるクラシックな建物が旧札幌控訴院である。現在は札幌市資料館になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO 320 ) 露出補正 なし
019_220627515 X800 西11丁目駅 大通公園 G7X.jpg 19.サンクガーデン -2
このサンクガーデンゾーンは中央にカナール(水路)を配置したバラを中心とする沈床式の空間である。アメリカのポートランド市は札幌市にとって最初の姉妹都市だそうだ。ポートランドは「バラの都市」として知られ、毎年6月には同市最大のお祭りである「ポートランド・ローズ・フェスティバル」が開かれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 19mm ISO 125 ) 露出補正 なし
020_220627520 X800 西11丁目駅 大通公園 Z50 18-140.jpg 20. サンクガーデン -3
佐藤忠良(1912年-2011年)作「若い女の像」というブロンズ像。1984年に制作された。札幌控訴院であった札幌資料館を背景にバラの咲くサンクガーデンで、環境と調和している。佐藤忠良は設置する場所としてここを選び、「札幌で育てられた私が、こんな良いところに作品を置かせてもらえ、大変うれしいと」語ったそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 12mm ISO 125 ) 露出補正 なし
021_220627525 X800 西11丁目駅 大通公園 旧札幌控訴院 G7X.jpg 21.旧札幌控訴院 -1
控訴院とは簡単に言えば、当時の大審院の下級、地方裁判所の上級に置かれた裁判所のことである。控訴院は、地方裁判所の判決に対する控訴の裁判を行った。現在、この建物は札幌市資料館になっている。月曜日がお休みであることは承知していた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 12mm ISO 400 ) 露出補正 なし
022_220627527 X800 西11丁目駅 大通公園 旧札幌控訴院 G7X.jpg 22.旧札幌控訴院 -2
大正15年(1926年)に札幌控訴院として建てられたこの建物は、幌軟石を使った建物として貴重なものであり、歴史的景観に寄与することなどから、平成9年(1997年)5月に国の登録有形文化財に登録、平成19年(2007年)3月に札幌景観資産に指定、平成30年(2018年)3月に札幌市指定有形文化財に指定、令和2年(2020年)12月に国の重要文化財に指定されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels

プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO 250 ) 露出補正 なし
023_220627540 X800 西11丁目駅 大通公園 G7X.jpg 23.サンクガーデンに咲くバラ ヴェスターランド
ドイツのKordesという人が、1969年に作出したヴェスターランドというバラで、オレンジ色のバラである。花をいっぱいに付けた大きなバラだった。バラの品種数はとても多く3万種~10万種、それ以上とも言われているそうだ。 そのほとんどは交配により作出された園芸種である。 原種・オールドローズ・モダンローズの分類は学者や生産者、本によって様々で正式に統一されているものはない。 また、年ごとに分類も変化しており今後も変わる可能性がるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO 125 ) 露出補正 なし
024_220627552 X800 西11丁目駅 大通公園 G7X.jpg 24.サンクガーデンに咲くバラ ベティブープ
アメリカのCarruthという人が、1999年に作出したバラ。白に赤の縁取りが変わっていて、印象に残った。ちょっと調べてみると、ベティ・ブープ(英語: Betty Boop)は、1930年代にマックス・フライシャーにより制作されパラマウント映画から配給された一群のアニメーション映画に登場する架空の少女キャラクターである。やはり、その名の通りアメリカのアニメのキャラクターベティちゃんをイメージしたバラのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO 160 ) 露出補正 なし
025_220627559 X800 すすきの G7X.jpg 25.すすきの の居酒屋
大通公園の西12丁目のサンクガーデンの前に、誰も乗っていないタクシーが停まっていた。覗いていると運転手さんが戻ってきて、元気よく「乗りますか」と声を掛けてくれた。渡りに船とはこのことで、楽してすすきのまで行くことが出来た。2015年にKさんご夫妻と日本一周旅行をしたとき、札幌の夜に行った店が忘れがたく、探してみたのだが、しっかり店の名を覚えていなかったので探し出すことが出来なかった。いわば飛び込みで入った「おたる亭」という店はなかなか良かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/13200秒 9mm ISO 320 ) 露出補正 なし
026_220627570 X800 すすきの 地下鉄 G7X.jpg 26.札幌市営地下鉄南北線 すすきの駅
札幌市営地下鉄は日本で4番目の地下鉄として、1972年(昭和47年)2月に開催された札幌オリンピックに合わせ「南北線」が開業した。鉄輪ではなく、日本初の「ゴムタイヤ方式」が採用されている。現在、南北線・東西線・東豊線の3路線・48kmが営業している。世界で最初にゴムタイヤ方式が採用されたのは、1956年にパリメトロ11号線シャトレ駅 - メリー・デ・リラ駅間だった。タイヤが使われている理由は、ズバリ騒音対策にあり、その他にもスムーズな乗り心地、加速が良いという利点がある反面、システムの維持費がかさむという問題もあるようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000 ) 露出補正 なし
027_220627572 X800 地下鉄 札幌駅 G7X.jpg 27.札幌駅前広場
地下鉄で札幌駅に戻った。駅前広場はビアガーデンである。しかし、まだ時間が早いのと、涼しいためかお客さんは少ない。明日は、札幌駅から出発する富良野・美瑛 日帰り観光のバスに乗る。集合時間は朝の7時40分。今朝は朝が早かったので、少々疲れた。足が不自由なかみさんも良く歩いてくれた。ホテルに戻ってゆっくり休もう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO 3200 ) 露出補正 なし


2022年7月13日

舞岡公園 ゼフィルスシーズンの終盤に 6月13日

舞岡公園のゼフィルスの季節はそろそろ終わりになろうとしている。この先、他の予定もあり、今シーズンはこれで終わりにしようと舞岡公園へ行った。舞岡公園に生息する平地産ゼフィルス6種のうち、ミズイロオナガシジミだけが撮れていないが、この日も現れなかった。
 いつものポイントへ行くと、ひとり先客がおられた。「お邪魔します」と挨拶をして、「いますか」と尋ねたところ、指をさして教えてくれた。静かにハンノキの葉に止まっているきれいな個体だった。まだまだこれから出てくるのだろうか?
 どうしたわけか、今年はアカボシゴマダラを見ることが少ない。ツマグロヒョウモンも少ない。トラフシジミの夏型が出ていないかと注意していたが、逢えなかった。ムラサキシジミも見かけない。
 4月の後半から6月の終わりごろにかけて、舞岡公園では最もチョウの種類、数が多くなる季節だが、今年はゼフィルスは比較的多かったが、他はあまり振るわなかった。

000_220613068x X700 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg
散策路で吸水するクロアゲハ雄 2022年6月13日 横浜市戸塚区 舞岡公園

001_220613006m X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 1.ミドリシジミ -1
9時半過ぎにミドリシジミのポイントに着いた。前述したように先に来られていた方がおられたので、「いますか」と尋ねてみたところ羽化したばかりのようなミドリシジミがいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1250 ) 露出補正 +0.7段
002_220613037s X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 2.ミドリシジミ -2
前の写真と同じ個体。開翅してくれないかとしばらく待ってみるが、じっとして動かない。雌のように思えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
003_220613052 X800 ◎舞岡公園 ウラギン RX10M4.jpg 3.ウラギンシジミ夏型 雄 -1
ウラギンシジミが飛来した。新鮮な夏型の雄である。翅を閉じて地面に止まったが、ゆっくりと翅を開き始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 136mm ISO100 ) 露出補正 なし
004_220613016 X800 ◎舞岡公園 Z50 18-140.jpg 4.ウラギンシジミ夏型 雄 -2
一旦飛び立って近くの葉の上に静止して、翅を半分開く。翅の縁にある絨毛も全くとれてない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 +0.7段
005_220613018 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 5.ガクアジサイ (アマチャ?)
舞岡公園にはいわゆるアジサイは少なく、ガクアジサイが多い。アジサイ、ガクアジサイの品種は多く、私にはわからない。ネットで画像を検索してみたが、これはアマチャという品種に見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
006_220613020 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 6.キキョウ(桔梗)
キキョウは秋の季語であり、また秋の七草の一つであるが、実際の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。雌雄同花だが雄性先熟であり、まず雄しべが成熟して花粉が出て(雄花期)、その後に真ん中にある雌しべが開き柱頭が受粉可能になるという。この写真ではまだ、雌蕊は完全に開いていない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO450 ) 露出補正 +0.7段
007_220613024 X800 舞岡公園 Z50 18-140.jpg 7.ガクアジサイ (ベニガクアジサイ?)
花のように見える部分はがくが変化した装飾花とよばれるもので、実際の花は非常に小さく装飾花の下に集まってつく。ガクアジサイは額縁のように花序の周りに装飾花がある。瓜久保の家からかっぱ池へ行く道の左側に毎年花を咲かせる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 +0.7段
008_220613065 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 8.クロアゲハの吸水 -1
毎年、この頃に古民家の前の散策路の辺りでクロアゲハが吸水しているところを目撃することがある。アゲハ類の雄の成虫の羽化後のナトリウム塩摂取が配偶行動に重要な役割をもつことが研究されている。これらの研究は、羽化後の摂食(吸水)行動が彼らの繁殖(配偶行動)を成功させるために重要であることを示しているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_220613087 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 9.クロアゲハの吸水 -2
後翅前縁部の白斑が見え、紛れもなく雄である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 なし
010_220613088 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 10.クロアゲハの吸水 -3
しばらくの間、行ったり来たりしていた。落ち着いて吸水することはなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
011_220613090 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 11.クロアゲハの吸水 -4
連写で追うが撮影はなかなか難しい。一定の方向へは翔んでくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
012_220613118 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 12.ミドリシジミ -3
過日、多くのミドリシジミなどが集まっていたクリの木へ行ってみる。1頭のミドリシジミを見つけた。この個体もまだフレッシュである。前翅の"襟元"に緑色の金属光沢が見え、雄と解る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
013_220613027m X800 〇舞岡公園 ミドリ Z50 18-140.jpg 13.ミドリシジミ -4
前の写真と同じ個体である。開翅は期待できない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO6400 ) 露出補正 +0.7段


2022年7月 9日

箱根温泉一泊旅行 6月10日-11日

6月の初めに電話があり、娘たち夫婦から箱根に行こうと誘われた。家内の足が少し心配だが、車での移動であり、断る理由は何もない。
 娘の主人が新しく購入したBMWで家まで迎えに来てくれた。パワーがあって、乗り心地もよい。難点は後部座席に乗るときにルーフに頭をぶつけそうになることだったが、腰から先にシートに入れて行けば大丈夫だ。
 コースはすべて二人にお任せだ。止まるところも知らされていない。
 どこをどう走ったかは定かではないが国道1号から西湘バイパスにはいり、国府津辺りで下り、小田急線の栢山駅の近くにある「月読」(つきよみ)という蕎麦屋で昼食にした。
 そこから小田原に出て、箱根は強羅方面に向かい、道に迷いながらも宿に着いた。そこは早川を挟んで強羅の反対側で、宮城野の奥、大文字焼の明神岳のすそ野に位置する。宿のバルコニーからは強羅の街と早雲山へ上るケーブルカー、そしてその向こう側は大涌谷という山肌が見えた。宿は、2020年の11月にオープンしたホテルだった。全8室しかなく、源泉掛け流し半露天風呂付き客室であった。
 久しぶりに家族4人でのんびりと過ごすことが出来た。有難い。
 翌日は、娘たち夫婦が、私が良く写真を撮りに行く湿性花園のすぐそばの「相原精肉店」に寄るといったのは偶然だった。ロースト・ビーフやらソーセージを買い求めて、外に出てきたら店のご主人と鉢合わせし、サラミを追加購入することになってしまった。
 帰路は小田原にできた新しいショッピングセンターに寄り、また少々海産物などをお買い上げ。そして、西湘バイパス、東海道を走って、我が家にもどり、近くの街中華で夕食にして、解散となった。

000_220610021 X700 HAKONE NICA G7X.jpg
宿から強羅の街と箱根火山の最高峰・神山(1437.8m)を望む

001_220610001 X800 小田原郊外 蕎麦屋「月読」 G7X.jpg 1.栢山の蕎麦屋「月読(つきよみ)」
ドライバーの娘の主人がカーナビを見ながら到着したのは、小田急線の栢山駅近くの「月読」という蕎麦屋だった。ここで昼食。店主がこだわる「味のある蕎麦」を求めて、遠方や、開店時間前から訪れる人もいるという。店主は、毎朝その日に使う分だけの蕎麦を碾くそうだ。流石に美味い蕎麦だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_220610004 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 2.芦ノ湖畔のカフェ
湯本の方から登ってきて箱根神社の先にある「山のホテル」の芦ノ湖畔に建つ「サロン・ド・テ ロザージュ」というカフェでお茶にした。ダージリンの中でもタルボやマカイバリといった有名茶園で、茶園の風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶など、常時20種類以上と充実の品揃えをしているという。紅茶に特化している。紅茶に無知な私は聞いたことがある名のアッサムを注文した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220610006 X800 芦ノ湖畔 山のホテル G7X.jpg 3.芦ノ湖の遊覧船
湖の上を遊覧船が行く。海賊船タイプではない白い落ち着いた形の船だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
004_220610029 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 4.ホテル到着
娘たち夫婦にとっては、静かなホテルでのんびりするのが旅の目的らしい。少し早めの到着。ビールが美味かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
005_220611036 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 5.ロビーのテラスからの眺め
午後の4時である。空は雲に覆われ、コントラストが出ないが、豊かな緑が広がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_220610034 X800 HAKONE NICA 強羅の眺め G7X.jpg 6.神山(1437.8m)
強羅の街の向こうに箱根火山の最高峰である神山が見える。強羅から神山の手前の早雲山に登るケーブルカーの軌道が見え、その終点からロープウェイが右の方に登っていく。ここからは見えないが、噴煙が見える神山の山肌に隠れた、その奥が大涌谷になる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_220611052 X800 HAKONE NICA G7X.jpg 7.テラスから
翌日(6月11日)の朝、テラスから見下ろす緑には、多分マルバウツギと思われる白い花が咲き、その花の周囲をチョウが舞っている。矢印の上の花にアサギマダラが止まって吸蜜していた。望遠端37㎜(35mm版100mm相当)で撮っても、確認できないほど遠くに止まっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
008_220611052t X800 HAKONE NICA G7X.jpg 8.アサギマダラ
画像があれるのを覚悟で、アサギマダラと解る画像サイズに拡大してみた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 ) 露出補正 なし
009_220611093 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 9.ミナカ小田原
仙石の箱根湿性花園の入り口にある「相原精肉店」で、ローストビーフ、ソーセージ、サラミ、そして生ラーメンなどを買って、小田原へ下りた。小田原駅の近くに新しくできた「ミナカ小田原」という商業施設に寄っていく。ミナカ小田原は小田原駅直結、地上14 階+地下1階 の「タワー棟」と江戸情緒薫る「小田原新城下町」からなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
010_220611091 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 10.ミナカ小田原 城下町市場 3階
40以上の店舗が集結している。「ミナカ小田原」という名称は、小田原の新しい時代の幕開けを願い、市民公募により命名されたそうだ。「みなか」とは、「真ん中(中心)」という意味の古語で、万葉集に日本一の霊峰・富士山を示す意味としても使われているという。城下町市場3階は21の店舗が両側に並び、その通りに置かれたテーブル、椅子には多くの人が陣取って行った。この日は土曜日で、人が多く出ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.5​ 1/1000秒 ​15​mm ISO1​25​ ) 露出補正 なし
011_220611089 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 11.ミナカ小田原 二宮金次郎広場
城下町市場3階の小田原城寄りには郷土の偉人、二宮金次郎にちなんだ金次郎広場というところがある、これまで一度も描かれることのなかった 二宮金次郎の激動の生涯が初めて完全劇映画化され、2019年6月1日に封切られた。その「二宮金次郎夫婦像」が見守る金次郎広場では、賑わいを創出するための広場として、多彩なイベントが実施されている。昨日の昼に栢山の蕎麦屋「月読」寄ったが、その近くに尊徳の生誕の地があり、二宮尊徳生家に隣接する記念館があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
012_220611098 X800 小田原 ミナカ G7X.jpg 12.ビルに映る小田原城
金次郎広場では、地上14 階の「タワー棟」の建物の側面に小田原城が映っていたのが見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし


2022年7月 5日

一本のクリの木に平地産ゼフィルス5種 舞岡公園 6月9日

それほど良い天気ではなかったが、気温は上がりそうだった。そろそろミドリシジミを撮っておきたいと思い、舞岡公園へ出かけた。例年なら時期的にはもう雌が多くなる頃である。
 どこかの小学校の児童たちが遠足に来ていた。結構人数が多い。一学年でこんなに生徒がいるのだろうか。それともいくつかの学校から来ているのだろうか。これから公園の何処を歩くのだろうか。ちょっと気になる。谷戸の畦道にはモンシロチョウが飛んでいた。
 ミドリシジミのポイントを歩くがその姿はない。この天気で、もしミドリシジミが出てくれば開翅シーンも期待できると思ったが。
 散策路に咲くクリの花が満開だった。いるかなと思って目を凝らしていると、アカシジミがいた。そしてミドリシジミも飛来してきた。雄もいる。だが、背よりも高いところの花に止まって吸蜜するので撮り難い。背景が曇り空で、クリの葉蔭に止まるチョウたちの姿は暗くなってしまう。カメラをクリの花に向けていると、愛好家が4~5人集まってこられた。皆さん撮り難いとこぼしている。ここの状況はしばらく変わらないと思い、一旦席を外して、他を廻ってみたが成果なし。また、戻ってきた。この日はこの木で2時間近く撮った。やがてオオミドリシジミもやってきて、ウラゴマダラシジミ、ウラナミアカシジミも見つかり、この1本のクリの木で、ミズイロオナガシジミを除く平地産ゼフィルス5種を見つけることが出来た。ゼフィルスの発生期とクリの花の最盛期が重なったのだ。アカシジミは傷んでいる個体もあったが、ほとんどの個体はきれいな個体だった。  

000_220609230 X700 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg
クリの花に来て吸蜜するミドリシジミ 2022年6月9日 横浜市舞岡公園

001_220609196 X800 舞岡公園 RX10M4.jpg 1.小学生の遠足
10時10分前、さくら休憩所に行くと小学生の生徒さんたちが集まっていた。遠足で来られたのだろうか。コロナで遠足もなかなかできなかったのだろうが、感染も大分落ち着いてきて、解禁になったのだろう。でも、引率の先生や、子供たちはみんなマスクをしていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
002_220609201 X800 〇舞岡公園 RX10M4.jpg 2.谷戸の田んぼとモンシロチョウ 田植えが終わった谷戸の田んぼの畦道に咲く雑草のハルジオンにモンシロチョウが止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_220609209 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 3.アカシジミ -1
クリの花が咲いていた。5月30日にも、ほかの場所だが、クリの花にいたアカシジミを撮った。今年はクリの開花が遅かったのだろうか、クリの花穂は白く伸び瑞々しい。アカシジミもまだまだ新鮮だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_220609221 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 4.アカシジミ -2
アカシジミは複数いた。この個体は尾状突起を含め肛角部が食いちぎられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
005_220609223 X800 ◎舞岡公園 ウラナミ RX10M4.jpg 5.ウラナミアカシジミ
葉の蔭になっているところを探してみるとウラナミアカシジミがいた。チョウの姿は暗い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 なし
006_220609227 X800 〇舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 6.ミドリシジミ -1
何処からか飛来したミドリシジミがクリの花に止まり吸蜜を始めた。今シーズン4種目のゼフィルスだ。クリの花の独特の匂いに誘われるのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO400 ) 露出補正 なし
007_220609013 X800 〇舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 7.ミドリシジミ -2
また来た。今の個体とは違うようだ。雌雄が確認できない。この時間では開翅は期待できない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500秒 110mm ISO560 ) 露出補正 なし
008_220609242 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 8.ミドリシジミ -3
ミドリシジミの個体数は多いようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
009_220609264 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 9.ミドリシジミ -4
これも別の個体だ。それぞれの個体で裏面の白条が微妙に異なっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
010_220609274 X800 ◎舞岡公園 ミドリ2頭 RX10M4.jpg 10.2頭のミドリシジミ -1
近い位置にミドリシジミが2頭いた。両方にピントが合う位置に移動して撮るが、なかなか難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO500 ) 露出補正 +0.7段
011_220609278 X800 〇舞岡公園 ミドリ+ダイミョウ RX10M4.jpg 11.ミドリシジミとダイミョウセセリ
多くの昆虫がクリの花に集まってくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO640 ) 露出補正 +0.7段
012_220609283 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 12.ミドリシジミ -5
ミドリシジミはどの個体もほとんど破損がない。上を見上げて撮るので首が疲れてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
013_220609298 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 13.ミドリシジミ -6
少し撮り易いところに来てくれたが、顔が花に隠れてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 +0.7段
014_220609318tm X800 ◎舞岡公園 ミドリ2頭 RX10M4.jpg 14.2頭のミドリシジミ -2
上手く撮れなかった。右側のミドリシジミは、どこからか飛来してきて、葉上に止まったばかり。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 +0.7段
015_220609332 X800 ◎舞岡公園 アカ RX10M4.jpg 15.アカシジミ -3
カメラを上に向けて撮ると、曇り空が入ってしまうことがあり、露出が難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
016_220609336x X800 ◎舞岡公園 アカ RX10M4.jpg 16.アカシジミ -4
この個体はきれいだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_220609341 X800 ◎舞岡公園 RX10M4.jpg 17.キタテハ夏型
ちょっと、お休み。目線を下げるとそこにいたのはキタテハの第1化だ。すでに擦れてきているようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_220609352 X800 ◎舞岡公園 オオミドリ RX10M4.jpg 18.オオミドリシジミ -1
背景が明るく見難くかったが、ミドリシジミにしては白っぽい。オオミドリシジミだった。これでゼフィルス5種目。舞岡公園では久しぶりに見るオオミドリシジミだった。折角のオオミドリシジミが暗くなってしまったので、画像ソフトで明るくしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_220609361 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 19.ミドリシジミ -7
襟元に緑色の金属光沢が覗き見える。雄だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO800 ) 露出補正 +0.7段
020_220609369 X800 ◎舞岡公園 ミドリ RX10M4.jpg 20.ミドリシジミ -8
この個体は尾状突起と肛角部が失われている。チョウの肛角部の黒い丸い紋は、鳥に襲われた時にそれを頭部と思わせて逃れるというが、この個体も鳥に襲われたのかもしれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO320 ) 露出補正 +0.7段
021_220609399x X800 ◎舞岡公園 ウラゴ RX10M4.jpg 21.ウラゴマダラシジミ -1
クリの花の間に見え隠れして目立たなかったが、ウラゴマダラシジミもいた。このカメラで撮る220mmでの背景のボケはきれいなので気に入っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
022_220609093 舞岡公園 クリの花 Z50 18-140.jpg 22.クリの花
この一本のクリの花に平地産ゼフィルス5種がいた。クリの花はチョウのみならず、いろいろな虫たちが好んで集まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/500秒 26mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
023_220609095 X800 ◎舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 23.ミドリシジミ -9
撮りやすいところに止まってくれた。雄のように見える。まだ新鮮な個体だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし
024_220609119 X800 ◎舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 24.ミドリシジミ -10
この個体の前翅裏面の白条はきれいな形の弧を描いている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
025_220609156 X800 〇舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 25.オオミドリシジミ -2
オオミドリシジミはこの1頭しかいなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO450 ) 露出補正 +0.7段
026_220609161 X800 ◎舞岡公園 ミドリシジミ Z50 18-140.jpg 26.ミドリシジミ -10
この個体は腹部が太い。見えている後翅の表側も黒っぽい。雌のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 +0.7段¥
027_220609173 X800 ◎舞岡公園 オオミドリ Z50 18-140.jpg 27.オオミドリシジミ -3
ちょっと離れていたが、撮りやすいところに移動してきてくれた。まずまずだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO720 ) 露出補正 +0.7段