2023年4月アーカイブ: Studio YAMAKO

2023年4月28日

いにしえの奈良 2泊3日のサクラ見物 ① 2023年4月5日ー7日 奈良公園

某旅行社の「新幹線で行く!世界遺産・吉野山はたっぷり3時間滞在!いにしえの奈良9つの桜3日間」という長ったらしいタイトルの付いたツアーに1月に申し込んであった。うちの奥さんが、長い間、吉野の桜を見たいといっていたからだ。申し込む時点で最も適時と推察した4月5日出発のコースを選んだ。だが、今年のサクラの開花は各地で例年より著しく早いのでいささか心配ではあったが、日程は変更できない。しかし、開花後気温が下がる日もあって、多少は長持ちしてくれたようだ。

日程はおおよそ次の通りだった。
4月5日 新横浜から新幹線で三河安城へ。観光バスで奈良公園 泊:奈良市内興福寺の近く
4月6日 吉野山(金峯山寺・吉水神社など)、壷阪寺、談山神社、泊:奈良市内
4月7日 又兵衛桜、長谷寺、大野寺 往路と同じく伊勢湾道路を三河安城へ。新幹線で新横浜。

さて、集合は新幹線の新横浜駅に朝6時45分だった。自宅からは比較的近いが、それでも5時半には家を出なくてはならなかった。7時15分発の「こだま」に乗って、9時21分に三河安城着。愛知県岡崎市に本社のある観光バスに乗り込んだ。参加者は29名で、一人で参加されている方も数名いらっしゃった。バスは伊勢湾自動車道(略称 伊勢湾岸道)を走り、レゴランドやジェット・コースターが見えたナガシマスーパーランドを車窓に見ながら、亀山で名阪国道へ入る。関というところで休んで、天理で名阪国道の自動車専用道路を下りた。
 バスは奈良県庁の駐車場へ入る。ベテランのツアコンさんに引率されて、すぐ近くの氷室神社へ。そこでいったん解散して、各自それぞれ春日大社や、大仏殿など奈良公園一帯を自由に歩くことになった。我々2人は、かみさんの脚も考え、奈良公園の散策をしたあと、興福寺の国宝館へ行くことにした。奈良公園は外国からの観光客が多いのにびっくりした。国宝館を見るのは2度目だが、改めて国宝、重要文化財である阿修羅像や、千手観音菩薩などの数々の仏さまの豊かな表情に見惚れてしまった。
 バスを降りたところで集合し、午後4時過ぎに今宵泊まるホテルに入る。猿沢の池のすぐそばと立地が良い。夕食は各自自由となっていたので、"ならまち"を歩く。ホテルでおすすめの食事処を聞いてみた。どこか居酒屋風のところでよいところないかと思ったが、第一推薦の店に行ってみると、すでに外国人観光客の方も含めて、10名ほどの人が並んで待っていたのでやめてしまった。少々、歩き疲れてホテルに戻り、改めてホテルの方に尋ねて、ホテルの近くにあったこじんまりとした小料理屋さんに電話予約をした。朝が早かったこともあり、ぐっすりと寝ることができた。TVの野球放送は阪神戦の中継のみで、巨人戦はなかった。
 なお、東大寺や興福寺に関する記述は、そのホームページやwikipediaを参照させていただいた。

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東大寺鏡池と中門と大仏殿 2023年4月5日 奈良県奈良市雑司町

001_2304050001 X900 新横浜駅 G7X.jpg 1.朝6時半の新横浜駅構内
まだ、人は多くない。「相鉄新横浜線・東急新横浜線 3月18日 新横浜駅誕生」の幕が掛けられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
002_2304050006 X900 伊勢湾岸道 G7X.jpg 2.伊勢湾自動車道の3つの兄弟橋「名港トリトン」(車窓から)
バスは伊勢湾自動車道を走る。前方に赤い橋が見えてきた。この橋は名古屋港横断三大橋「名港トリトン 」の3本目の橋である。伊勢湾岸自動車道のうち、伊勢湾岸道路の東海IC~飛島ICの間に3つの兄弟のような橋がある。橋は伊勢に向かう順に、青・白・赤に色分けされている。見事なこの橋は、世界的にも大規模な往復6車線の海上斜張橋梁群で、長大斜張橋が三橋連立しているのは、世界でも珍しいそうだ。どの橋も夜間にはライトアップされるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_2304050010 X900 伊勢湾岸道 太陽光パネル G7X.jpg 3.ソーラー・パネル畑(車窓から)
これは三重県、愛知県が公募し、丸紅株式会社が事業者として選ばれ、木曽岬干拓地に建設した太陽光発電所だ。ナゴヤドーム約20個分の広さ(約78ha)の土地にたくさんの太陽光発電システムが設置されていた。太陽光パネルは約20万枚で太陽光発電量は49,155kwあるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_2304050013 X900 伊勢湾岸道 ながしま G7X.jpg 4.ナガシマスパーランド(車窓から)
伊勢湾岸道路は木曽岬の先で三重県に入る。この大きなジェットコースターがあるのは、三重県桑名市長島町浦安にある長島観光開発株式会社の運営する遊園地で、同社が形成する「ナガシマリゾート」の中核施設である。西日本有数の絶叫マシンの台数を誇り「東の富士急、西のナガシマ」と並び称されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
005_2304050018 X900 伊勢湾岸道 G7X.jpg 5.東名阪道(車窓から)
バスは四日市JCT.で東名阪道に入る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
006_2304050040 X900 名阪国道終点 天理 G7X.jpg 6.名阪国道(車窓から)
バスは亀山で東名阪自動車道から名阪国道に入り、12時40分に「天理・奈良 出口」を下りた。名阪国道というのは、いわば無料の自動車専用高速国道である。東名阪自動車道(東名阪)と西名阪自動車道(西名阪)の間に位置する日本の高規格幹線道路網を構成する道路の一つで、両端が東名阪・西名阪の両自動車道と直結した一般国道25号の自動車専用道路である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
007_2304050474d X900 奈良 氷室神社 Z50 Z18-140.jpg 7.奈良の到着 氷室神社
奈良に到着したバスは県庁の駐車場に入る。我々ツアー一行はベテランのツアコンさんに引率されて、奈良国立美術館の前にある氷室神社を参拝した。氷室神社の縁起は、和銅3年(710年)7月22日、元明天皇の勅命により、吉城川上流の春日山にある月日磐に氷神を奉祀し(下津岩根社)たのに始まるという。氷の神様をお祭りする神社である。ホームぺージには、冷凍、冷蔵、製氷販売業の守護神、また、冷凍、冷蔵技術の守護神とあった。春日造の一ノ鳥居が、大宮通りに面する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
008_2304050405d X900 奈良 氷室神社 Z50 Z18-140.jpg 8.氷室神社 表門
鳥居からまっすぐ進み、正面石段を登ると表門(四脚門)があった。wikipediaによれば、表門(奈良県指定有形文化財) は、 元々は内裏の日華門で応永9年(1402年)に現在地に移築された。寛永18年(1641年)には内裏の日華門の扉と金5枚が下賜されている。門は四脚門形式で屋根は本瓦葺、東西廊は門に接続している。狛犬は安政4年(1857年)8月に奉納され石工名不詳とのこと。ぶっとい眉毛と大きな鼻の浪速顔だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_2304050406 X900 奈良 氷室神社 Z50 Z18-140.jpg 9.氷室神社 拝殿と本殿
手前の拝殿(奈良市指定有形民俗文化財)は舞殿でもある。勾欄付きの舞楽殿でかつての南都楽所の中心部であった。本殿(奈良県指定有形文化財) は文久年間(1861年 - 1864年)再建。三間社流造・檜皮葺。本殿床下には2室があり、両開き板戸が付けられている。wikipedia参照。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 28mm ISO900 ) 露出補正 なし
010_2304050411 X900 奈良 氷室神社 Z50 Z18-140.jpg 10.お参り
お嬢ちゃんに着物を着せ、お参りしている女性がいた。何のお参りなのだろうか ?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 25mm ISO900 ) 露出補正 なし
011_2304050413 X900 奈良 氷室神社 Z50 Z18-140.jpg 11.奈良一番桜
鳥居を入って右側に手水舎があるが、その向こうの鏡池という池の前に枝垂桜があった。このサクラは、奈良市内で一番早く咲き、奈良一番桜とも言われている枝垂桜だそうだ。他にも八重桜などの桜の木が植えられ、桜と四脚門・鏡池・参道・鳥居などの光景が素晴らしいと言われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 25mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_2304050477 X900 〇奈良 氷室神社 トキワマンサク.jpg 12.ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)
桜の花の向こうに深紅の花が見えた。何だろうと思い傍に行ってみる。糸状の細い花びらの集合体が花となっている花の形状はマンサクだった。トキワマンサクの変種のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_2304050417d X900 奈良 氷室神社 Z50 Z18-140.jpg 13.鳥居と桜
境内側から鳥居を見ると、満開の枝垂桜があった。花は一重のようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO3200 ) 露出補正 なし
014_2304050478 X900 〇奈良 氷室神社.jpg 14.鳥居の桜と深紅のトキワマンサク
桜の花と比べて、深紅のトキワマンサク(ベニバナトキワマンサク)の印象は際立つ。境内の警備をしていた方と話すと、あの花は何だとよく聞かれるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.3 1/1000秒 70mm ISO800 ) 露出補正 なし
015_2304050422 X900 奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 15.東大寺南大門へ向かう
氷室神社を出て、奈良公園を歩いてみた。外国からの観光客がとても多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.3 1/1000秒 72mm ISO560 ) 露出補正 なし
016_2304050425 X900 〇奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 16.奈良公園の鹿
奈良公園に生息するシカは国の天然記念物に指定されている野生動物である。 飼育されている動物ではない。奈良公園に生息する鹿の数は昨年7月の調査でおよそ1200頭確認され、2021年より80頭ほど増えたという。 奈良公園の鹿は「奈良のシカ」として国の天然記念物に指定されていて、保護活動をしている「奈良の鹿愛護会」が毎年7月に鹿の数を調査している。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 63mm ISO400 ) 露出補正 なし
017_2304050429 X900 〇奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 17.南大門 正面から
東大寺は華厳宗の大本山の寺院であり、本尊は奈良大仏として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)。開山(初代別当)は良弁である。正式には金光明四天王護国之寺(こんこうみょうしてんのうごこくのてら)ともいい、奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺である。奈良時代には中心堂宇の大仏殿(金堂)のほか、東西2つの七重塔(推定高さ約70メートル以上)を含む大伽藍が整備されたが、中世以降、2度の兵火で多くの建物を焼失した。現存する大仏は、度々修復を受けており、台座(蓮華座)などの一部に当初の部分を残すのみである。また現存する大仏殿は江戸時代中期の宝永6年(1709年)に規模を縮小して再建されたものである。写真の南大門は国宝である。平安時代の応和2年(962年)8月に台風で倒壊後、鎌倉時代の正治元年(1199年)に復興されたもの。「大華厳寺」の扁額がかかっている。これは古い記録にそのような扁額があったと書かれていたことに基づき、2006年(平成18年)10月10日に行われた「重源上人八百年御遠忌法要」に合わせて新調されたものである。(wipipediaを参照)

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
018_2304050430 X900 奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 18.南大門から中門へ
東大寺「中門」は「東大寺大仏殿」の正面に建つ大きな楼門である。鎌倉時代の「大仏様」建築の傑作として知られる東大寺南大門と比較すると目立たない存在ではあるが、享保元年(1716年)頃の建立と推定される建築は、東大寺では珍しく朱色が目立つ外観となっており、重要文化財にも指定されている貴重な建築である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 61mm ISO500 ) 露出補正 なし
019_2304050436 X900 奈良 奈良公園 Z50 Z18-140.jpg 19.中門へ 鹿の数が多くなる
中門は東大寺大仏殿の正面、大仏殿を取り囲む「回廊」沿いに位置するため、大仏殿にお参りするために通る正式な参入門として長らく用いられてきた。現在は大仏殿の拝観料を徴収するための受付が回廊内に設けられているため、通常時は中門から入ることはできない。2010年8月に来た時には大仏殿に入り、高さ46.8mある盧舎那仏を拝んできたが、今回は中門で失礼した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.3 1/1000秒 68mm ISO500 ) 露出補正 なし
020_2304050440 X900 〇奈良 東大寺 Z50 Z18-140.jpg 20.東大寺鏡池と中門と大仏殿
南大門から中門へ向かう右側に鏡池(かがみいけ)がある。鏡池に中門と大仏殿が映り込む様子は東大寺の景観のハイライトとなっている。風のない日の方がきれいに映り込む。この時は池にさざ波がたっていた。鏡池という名称は、池にある小島が取っ手のある手鏡のような形をしていることからそう呼ばれている。その小島には弁財天が祀られている。紅葉が美しいらしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.2 1/1000秒 35mm ISO180 ) 露出補正 なし
021_2304050442 X900 〇奈良 奈良公園 若草山 Z50 Z18-140.jpg 21.若草山
若草山は、奈良公園の東端に位置する標高342m、面積33haの、ノシバ(日本芝の一種)に覆われた山で、山頂には、5世紀頃に築造されたといわれる史跡鶯塚古墳がある。毎年1月には、若草山焼きがある。夜空をこがす壮観さはまさに、炎の祭典というのにふさわしい行事と言われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 103mm ISO250 ) 露出補正 なし
022_2304050452 X900 〇奈良 奈良公園 Z50 Z18-140.jpg 22.中門と回廊
中門と回廊を鏡池の東側から撮った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 23mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_2304050454 X900 奈良 東大寺 Z50 Z18-140.jpg 23.大仏殿
中門から大仏殿(金堂)を眺める。正式には東大寺金堂というが、「大仏殿」の名で広く知られ、東大寺の公式ホームページでも主に「大仏殿」が使用されている。大仏殿は、1181年(治承4年)と1567年(永禄10年)の戦火で2度にわたり焼失し、現在の建物は1709年(宝永6年)に公慶(こうけい)上人によって再建され、落慶(寺社などの新築、また修理の完成を祝うこと)したもので、国宝に指定されている。天平・鎌倉の大仏殿は桁行11間(約88m)であったが、財政困難の理由で7間に規模が縮小された。それでも高さや奥行は創建時のままで、世界最大級の木造建造物である。東西 57.012m、南北 50.480m、高さ は48.742m ある。大仏殿の正面には、国宝に指定されている金銅八角燈籠が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 25mm ISO125 ) 露出補正 なし
024_2304050463 X900 奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 24.南大門 裏手(北側)から
国宝である。先に記したように、平安時代の応和2年(962年)8月に台風で倒壊後、鎌倉時代の正治元年(1199年)に復興されたもの。東大寺中興の祖である俊乗房重源が中国・宋から伝えた建築様式といわれる大仏様(だいぶつよう、天竺様ともいう)を採用した建築として著名である。大仏様の特色は、貫と呼ばれる、柱を貫通する水平材を多用して構造を堅固にしていること、天井を張らずに構造材をそのまま見せて装飾としていることなどが挙げられる。裏手からは見られないが、門内左右には金剛力士(仁王)像と石造獅子1対(重要文化財)を安置する。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 23mm ISO1000 ) 露出補正 なし
025_2304050464 X900 奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 25.南大門 横(西側)から
戻るときに改めて南大門を眺めると修復が必要と思われるほど傷んできているようにも思えた。現在は退色しているが、本来南大門は赤い門だったそうだ。ブログで、将来の修復時にも再塗装して欲しくなく、この門には歴史を感じさせる今の古色蒼然さがとても似合っているという意見を述べている方がいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO1600 ) 露出補正 なし
026_2304050468 X900 〇奈良 南大門 Z50 Z18-140.jpg 26.世界遺産認定の碑と鹿
奈良公園クイックガイドというページに、「鹿に鹿せんべい以外の食べ物を与えたりしないでください。鹿せんべいはすぐにあげてください。焦らすと怒ります。」と記されていた。また、いつから奈良公園に鹿が住んでいるのか?という問いには、春日大社に祀られている神様武甕槌命(タケミカヅチノミコト)が白い鹿に乗ってやってきたという伝説があり、その春日大社の祭神、武甕槌命は鹿島神社(茨城県)から神鹿に乗ってってやってきたと伝わるため、鹿は神の使いとして古くから手厚く保護されてきて、万葉集(750年)に実際に鹿がいたことが書かれているとあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 32mm ISO900 ) 露出補正 なし
027_2304050481 X900 奈良県庁→興福寺 Z50 Z18-140.jpg 27.興福寺へ
興福寺へ阿修羅像を見に行くことにした。県庁まで戻り、大宮通りを左に曲がって、右側の拝観受付から国宝館へ行く途中、鹿4頭が道に飛び出して、自動車を止めてしまった。何せ、鹿は神の使いである。こういう光景はどこでも見られるのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1000秒 32mm ISO900 ) 露出補正 なし
028_2304050498 X900 奈良興福寺 西金堂 Z50 Z18-140.jpg 28.興福寺 中金堂
国宝館で見た阿修羅像をはじめ数々の国宝の像は、そのお顔の表情がそれぞれ豊かであり、心を癒された。2010年に奈良に来た時にも国宝館は見学したが、また、新たな印象を持った。国宝館を出て興福寺の境内を歩く。まず、新しい中金堂が目に入った。中金堂は長い寺史の中で7度の火災に遭い、1717年の大火で焼失した後は仮堂が建設されただけにとどまっていた。今回は300年ぶりの復興となる。創建1,300年となる2010年(平成22年)に中金堂再建工事が着工され、2017年(平成29年)、翌年に中金堂が完成するのを見越し仮金堂内の諸仏を早くも中金堂に移し、今見る中金堂は、2018年(平成30年)10月に9代目の中金堂として落慶した。コロナ感染防止のため内部の拝観はできなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO180 ) 露出補正 なし
029_2304050490 X900 奈良興福寺 東金堂 Z50 Z18-140.jpg 29.東金堂
応永22年(1415年)再建された。5代目である。1952年(昭和27年)3月29日、文化財保護法に基づく国宝に指定されている。東金堂は神亀3年(726年)、聖武天皇が伯母にあたる元正上皇の病気平癒を祈願し、薬師三尊像を安置する堂として創建された。治承4年(1180年)の兵火による焼失後、文治3年(1187年)、興福寺の僧兵・東金堂衆は飛鳥の山田寺(現・奈良県桜井市)にあった天武天皇14年(685年)に蘇我倉山田石川麻呂の冥福を祈って造立されたものと思われる講堂の本尊・薬師三尊像を強奪し、それを新たな東金堂の本尊として安置した。東金堂はその後、応永18年(1411年)に五重塔と共に焼け、現在の建物は応永22年(1415年)に再建された室町時代の建築である。様式は、唐招提寺金堂を参考にした天平様式。平面規模は、創建時の堂に準じている。木造維摩居士坐像(国宝)、木造文殊菩薩坐像(国宝)、木造四天王立像(国宝)、木造十二神将立像(国宝)、銅造薬師三尊像(重要文化財)が安置されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 57mm ISO720 ) 露出補正 なし
030_2304050492 X900 奈良興福寺 南円堂 Z50 Z18-140.jpg 30.興福寺 南円堂 日本で最大の八角堂
弘仁4年(813年)藤原冬嗣が父 内麻呂追善の為に建てた。 基壇築造の際には地神を鎮めるために、和同開珎や隆平永宝を撒きながら版築したことが発掘調査で明らかにされた。また鎮壇には弘法大師が係わったことが諸書に記されている。不空羂索観音菩薩像を本尊とし法相六祖像、四天王像が安置されている。創建以来四度目の建物で、寛保元年(1789年)に再建された。江戸時代の建物といっても、その手法はきわめて古様で、鎌倉初期の再建だが、興福寺に残る最も古い建築物である美しい八角形の北円堂を参考にしたと考えられる。南円堂のすぐ北側にある北円堂を見過ごしてしまったのが残念だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO560 ) 露出補正 なし
031_2304050495 X900 奈良興福寺 南円堂 Z50 Z18-140.jpg 31.金銅灯篭
南円堂正面におかれた高さ236cmの金銅製の灯篭で、南円堂が建立された平安時代から現存するのはこの灯篭のみだそうだ。弘仁7年(816年)に藤原氏の一門が寄進したことが判明している。現存する灯篭では東大寺大仏殿の正面に立つ国宝「八角灯篭」に次いで古く、現在は国宝館に収蔵されているが、南円堂前にはそのレプリカが据えられている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.8 1/1000秒 27mm ISO800 ) 露出補正 なし
032_2304050505 X900 奈良興福寺 五重塔.jpg 32.興福寺 五重塔
興福寺の五重塔は、730年(天平2年)に光明皇后の発願で創建された。初層の東に薬師浄土変、南に釈迦浄土変、西に阿弥陀浄土変、北に弥勒浄土変を安置し、各層には水晶の小塔と垢浄光陀羅尼経が安置されていたという。現在の塔は、1426年(応永33年)の再建で国宝である。初層の須弥壇には、東に薬師三尊像、南に釈迦三尊像、西に阿弥陀三尊像、北に弥勒三尊像が安置されている。なお、大規模修理に向けた調査が進む興福寺の国宝五重塔で、修理現場を覆う「素屋根」の設置が始められる。2023年7月から設置し始め、30年3月には修理工事が終わる予定だ。今回見ることができて幸いだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.0 1/1000秒 56mm ISO6400 ) 露出補正 なし
033_2304050045 X900 奈良町 G7X.jpg 33.ならまち
ホテルには4時過ぎに入った。今夜の夕食は各自でとることになっている。ホテルの方に、どこかちょっとお酒が飲めて、食べられるところで良いところはないかと相談したところ、2軒ほど教えてもらえた。まだ、時間は早いので、少し町を歩いてみようと外に出た。「ならまち」とは奈良の旧市街地で、特に元興寺や興福寺の門前町だった奈良時代に始まり、その後も発展を続け、近世以降は奈良を代表する商業地となったあたりをいうそうだ。戦後は駅周辺の開発とともに閑静な住宅地に変わっていったが、1980年代に町並み保存の機運が高まり、現在に至っている。奥深い魅力を持つ町だという。こんなアーケードの商店街もあったが、観光客の姿は少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
034_2304050047 X900 奈良町 G7X.jpg 34.古美術店
ちょっと雑然としたところもあるのだが、新しい感覚のカフェなどに混じって、こんな優雅な店もあった。ホームページを見ると、「初代より大和古物(仏教美術・南都漆器)、一刀彫、古赤膚焼を扱っております。現在では、三代、四代、五代目の三人により、茶道具。日本画、現代作家(人間国宝中心)鑑賞陶器など多岐にわたって取り扱っております。是非一度お立ち寄りください。」とあった。ここは西寺林町である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels

シャッタースピード優先オートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
034+_2304050513 X900 〇奈良興福寺 Z50 Z18-140.jpg 34+.興福寺三重塔ライトアップ
1枚追加。近くで夕食を終え、ホテルに戻ると、窓から興福寺の三重塔がライトアップされているのが見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.0 1/20秒 120mm ISO6400 ) 露出補正 なし

2023年4月24日

小石川植物園 春のチョウ② 2023年4月4日 文京区白山 東京大学大学院理学系研究所付属植物園

旧東京医学校本館の前の草地でキアゲハを撮影して、北へ、次郎稲荷の方へ上がっていった。そこへツマグロヒョウモンが現れる。まだ4月のはじめである。今年のチョウの発生は全般的に早くなっているようだ。
 桜の花はまだ残っているだろうか?ハンカチの木はどうかな、などと思いながら歩く。白いこんもりとした花が咲いている木があった。傍に行ってみると白いトキワマンサクだった。マンサクは黄色い花や、赤い花を見ることが多いが白い花は初めてである。
 ハンカチの木は、花を咲かせ、白いハンカチを広げている。ツツジ園の各種のツツジもみんな満開だった。名残りのサトザクラは咲いていて、その下では小さな子供さんを連れた若いお母さんたちが、シートを敷いてお昼を楽しんでいる。
 総合研究博物館本館の前を入園口まで戻り、再度ツマキチョウの撮影を試みようと、ナノハナとショカツサイの咲くポイントへ向かった。だが、♂を含めて何頭かのツマキチョウは翔んでいるが、撮影できない。白いチョウのほとんどはモンシロチョウだった。例年はもっと多く翔んでいるはずだが、今年のツマキチョウの最盛期は10日ほど早かったのではなかろうか。

000_230404072 X700 小石川植物園 RX10M4.jpg
旧東京医学校本館(重要文化財) 2023年4月4日 文京区白山 小石川植物園

018_230404081t X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 18.ツマグロヒョウモン♂ -1
ツマグロヒョウモンの発生も早い。いつもの年では4月の後半になってみることが多いのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 146mm ISO200 ) 露出補正 なし
019_230404147t X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 19.ツマグロヒョウモン♂ -2
前の写真と同じ個体。この種が関東の平地で、大型ヒョウモンの普通種となって久しいが、私がまだ小学生のころ、高尾山山頂から小仏峠へ向かう尾根道で、真正面から飛来してきた本種を、無我夢中でネットを一振り、ゲットしたのを鮮明に覚えている。もう70年も前のことである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO140 ) 露出補正 なし
020_230404154 X900 小石川植物園 トキワマンサク Z50 Z18-140.jpg 20.白い花のマンサク(万作)
保土ヶ谷公園では黄色いマンサクを、舞岡公園ではオレンジ色、そして先日は深紅のマンサクの花も見た。この白いマンサクにはトキワマンサクという札が掛けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 54mm ISO360 ) 露出補正 なし
021_230404154 X900 小石川植物園 トキワマンサク Z50 Z18-140.jpg 21.トキワマンサクの木
その白い花が密集して咲いているトキワマンサクの木は、高さが5mくらいはあるとても大きな木だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
022_230404095 X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 22.スズカケノキ<br> 説明版があって、「この木は明治9年に導入された日本で最も古いスズカケノキの一つです。街路樹として現在広く使われているモミジバスズカケはこのスズカケノキとアメリカスズカケノキの雑種であることが知られています・・・」と書かれていた。見上げるほど高い木だ。♪友と語らん・・・で始まるダークダックスの歌を連想する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels<br> シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
023_230404104t X900 ○小石川植物園 ハンカチの木RX10M4.jpg 23.ハンカチノキ
花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「幽霊の木」などと呼ばれる。英語では"Handkerchief tree"、"Ghost tree"、"Dove tree"(鳩の木)などというそうだ。木の高いところで咲いていたので、写真が撮り難かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
024_230404116 X900 ○小石川植物園 ツツジ園 RX10M4.jpg 24.ミツバツツジ (三葉躑躅) ツツジ園
ミツバツツジという名称は、個別の種と、ミツバツツジ類の総称を指す場合が紛らわしい。これは傍に「ミツバツツジ」という札が立てられていたので、個別の種としてのミツバツツジと思う。他のミツバツツジ類の多くは雄しべが10本なのに対し、本種は5本であることが大きな特徴で、雌しべは1個ある。おしべは確かに5本だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
025_230404172 X900 小石川植物園 ツツジ園 Z50 Z18-140.jpg 25.シロバナフジツツジ(白花藤躑躅) ツツジ園
花が藤色のためフジツツジという。これは白花である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 103mm ISO100 ) 露出補正 なし
026_230404173 X900 小石川植物園 甘藷試作跡 Z50 Z18-140.jpg 26.甘藷試作跡の碑
青木昆陽がこの場所でサツマイモの試作を行ったことを示す碑があった。wikipediaによれば、和名のサツマイモは、江戸時代に琉球王国(現・沖縄県)を経て薩摩国(現・鹿児島県)に伝わり、そこでよく栽培された事に由来、「薩摩藩から全国に広まった芋」を意味している。別名として甘藷(かんしょ)があり、中国植物名も甘藷である。甘藷は「甘味のある芋」の意味である。また、江戸時代に飢饉を救う救荒作物として栽培が奨励された。飢饉対策に腐心していた江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の命によって、1735年、蘭学者の青木昆陽が薩摩から江戸に種芋を取り寄せて、小石川御薬園(現:小石川植物園)などでサツマイモを試作し、これをきっかけに東日本各地でも栽培が広がった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
027_230404177 X900 ◎小石川植物園 桜園 Z50 Z18-140.jpg 27.サトザクラ(里桜)の下で
総合研究博物館の手前にはソメイヨシノ林とう広場がある。ソメイヨシノは最盛期を過ぎていたが、まだまだサトザクラの札が掛けられた木は花がいっぱいであった。wikipediaによると、広義のサトザクラとは、サクラの栽培品種の総称である。そして狭義のサトザクラはオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群(Cerasus Sato-zakura Group)のことをいう。ソメイヨシノは、母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラの雑種とする自然交雑もしくは人為的な交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO200 ) 露出補正 なし
028_230404181 X900 ◎小石川植物園 桜園 サトザクラ Z50 Z18-140.jpg 28.サトザクラ
何というサクラと、何というサクラの雑種であるのかはわからない。白い花の八重桜である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 101mm ISO100 ) 露出補正 なし
029_230404191 X900 〇小石川植物園 ショカツサイ Z50 Z18-140.jpg 29.ショカツサイ(諸葛菜)
もう一度ツマキチョウの写真を撮ろうと、ショカツサイとナノハナの咲くポイントへ行った。ショカツサイはアブラナ科でツマキチョウの食層の一つである。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正式名称で、ショカツサイは諸葛孔明が広めたとの伝説からの別名だという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.5 1/1000秒 110mm ISO125 ) 露出補正 なし
030_230404121 X900 ◎小石川植物園 モンシロチョウ RX10M4.jpg 30.モンシロチョウ♂
ナノハナが咲くところには、一視野に4~5頭の白い蝶が翔んでいるが、そのほとんどはモンシロチョウが。ツマキチョウとは翔び方で区別できるが、目の前を翅を開いてスーッと翔ぶ個体の翅先のオレンジ色を見て、目で追うがまったく止まってくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 210mm ISO320 ) 露出補正 なし
031_230404197 X900 ◎小石川植物園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 31.タンポポに止まるモンシロチョウ♂ -1
モンシロチョウとツマキチョウの大きさはほとんど変わらない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
032_230404201 X900 ◎小石川植物園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 32.タンポポに止まるモンシロチョウ♂ -2
前の画と同じ個体。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
033_230404203 X900 ◎小石川植物園 ツバメシジミ Z50 Z18-140.jpg 33.ツバメシジミ♂ -1
足元でツバメシジミが翔んでいた。きれいなブルーの雄だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし
034_230404207 X900 ◎小石川植物園 ツバメシジミ Z50 Z18-140.jpg 34.ツバメシジミ♂ -2
裏面が見えるように撮る。尾状突起のところの小さなオレンジ色が良い。桜を見るには少し遅くなってしまったが、明日から某旅行社のツアーで奈良・吉野山へ2泊3日の旅行の予定である。新横浜6時45分集合と朝も早い。1時過ぎに帰路に着いた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO360 ) 露出補正 なし

2023年4月20日

小石川植物園 春のチョウ① 2023年4月4日  文京区白山 東京大学大学院理学系研究所附属植物園

昨年は迂闊にも月曜日の休園日に行ってしまい、入園できなかった。先月30日に舞岡公園で、ツマキチョウが比較的多く発生しているのを確認していたので、小石川植物園には例年より1週間ほど早めに来てみた。
 入園早々、アマナの白い花が咲き、ツツジも満開に近い状況なのを目にし、例年より春が早く来たと実感した。
 この日はツマキチョウの良い写真を撮るのが目的だったので、さっそく、菜の花や、ショカツサイの咲くところへ行く。先客が2組おられた。「お邪魔します」と、まず菜の花に舞う白いチョウを眺める。「♀が産卵してますよ」と教えてくださった。♀が止まっているところはさっそく撮影できたのだが、♂の個体数は少ないし、しかも撮影チャンスを与えてくれない。この日はとうとう♂の写真を撮ることができなかった。
 ベニシジミ、キアゲハ、ツマグロヒョウモンが翔んでいたが、いずれも羽化したばかりのようなきれいな個体だった。
 サクラの開花に代表されるが、今年の春の訪れは早かった。

000_230404123 X700 〇小石川植物園 ショカツサイ Z50 Z18-140 - コピー.jpg
ショカツサイの花で吸蜜するツマキチョウ♀ 2023年4月4日
  文京区白山 東京大学大学院理学系研究所附属植物園

001_230404004 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 1.ツツジとメタセコイヤ林
いつものように入園して左へ、日本庭園の方へ歩き始める。ツツジが咲き、背の高いメタセコイヤがまっすぐ青空を指していた。パンフレットには「三木茂が化石に基づき1941年(昭和16年)に発表、後に中国で生きている株が発見された。」と記されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
002_230404122 X900 小石川植物園 オオアマナ Z50 Z18-140 - コピー.jpg 2.オオアマナ(大甘菜)
白い花が群落となって、地表に近いところ一面に咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
003_230404007t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 3.ベニシジミ
春に出てくるベニシジミはオレンジ色が鮮やかである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_230404012t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 4.ツマキチョウ♀ -1
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)で吸蜜。ツマキチョウは小さな花で吸蜜することが多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 195mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230404022t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 5.ツマキチョウ♀ -2
4.の写真と同じ個体。トリミングして、シャープを調整した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 193mm ISO250 ) 露出補正 なし
006_230404036 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 6.ツマキチョウ♀ -3
ショカツサイ(諸葛菜)で吸蜜。オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正式名称なのかもしれない。このショカツサイはツマキチョウの食草の一つでアブラナ科の植物である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230404039t X900 〇小石川植物園 RX10M4.jpg 7.ツマキチョウ♀ -4
同じ個体。広角端で接近して撮影した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230404044 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 8.ウラギンシジミ♀
越冬したウラギンシジミが勢いよく翔んで来た。この時期に見る本種はほとんが♀である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 120mm ISO800 ) 露出補正 なし
009_230404051 X900 ○小石川植物園 ハナズオウ マメ科 RX10M4.jpg 9.ハナズオウ(花蘇芳)
高さ3mくらいの木に花をいっぱい付けていた。マメ科の植物というが花を見るとなるほどと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 54mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230404130 X900 〇小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 10.ハナズオウとオオリキュウバイ
ハナズオウの隣に同じくらいの高さの白い花の木があった。オオリキュウバイという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230404132 X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 11.オオリキュウバイ(大利休梅)
中国原産の落葉植物でバラ科だそうだ。花の同定のためには、花だけではなく、葉と枝、木全体の画像を撮っておくべきなのは理解しているのだが、現場では怠りがちである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f7.1 1/1000秒 140mm ISO100 ) 露出補正 なし
012_230404136 X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140 - コピー.jpg 12.キリシマツ ツジ(霧島躑躅)
日本庭園には満開のツツジがあった。これはキリシマツツジだと思うが、ちょっと自信がない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 43mm ISO160 ) 露出補正 なし
013_230404064 X900 ◎小石川植物園 RX10M4.jpg 13.キアゲハ♀ -1
日本庭園を旧東京医学館本校の方へ歩いていくと、キアゲハが翔んできた。カラスノエンドウに産卵を試みているように見える。しかし、キアゲハの食草はセリ科の植物なのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 84mm ISO400 ) 露出補正 なし
014_230404069t X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 14.キアゲハ♀ -2
きれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.0 1/1250秒 102mm ISO250 ) 露出補正 なし
015_230404140 X900 ◎小石川植物園 Z50 Z18-140.jpg 15.キアゲハ♀ -3
どう見ても産卵しようとしている姿勢である。傍にセリ科の植物があったのだろうか。もっとしっかり確認してくればよかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし
016_230404144 X900 〇小石川植物園 Z50 Z18-140.jpg 16.キアゲハ♀ -4
翔び去る際に翅を広げて見せてくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
017_230404077 X900 ○小石川植物園 RX10M4.jpg 17.旧東京医学校本館の屋根
この旧東京医学校本館の建物は昭和45年に重要文化財に指定されている。現在は臨時休館中だった。旧東京医学校本館(現東京大学総合研究博物館小石川分館)は、東京大学の前身にあたる東京医学校時代の建物である。この建物の創建までの経緯は、安政5年(1858年)の神田お玉が池種痘所創設以来、幾たびかの変遷を経て、明治7年5月に東京医学校となり、同年11月に本郷旧加賀藩邸への移転を決定、明治8年に着工、翌9年に一応の完成をしたという。明治44年、屋上の時計台を撤去するなど、規模を縮少して移築、さらに昭和44年現在地に移築されたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.5 1/1250秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし

2023年4月16日

舞岡公園 ツマキチョウ翔ぶ 2023年3月30日

今年になって初めてチョウを見たのは、3月8日の舞岡公園でのモンシロチョウだった。今年はモンシロチョウの発生が早い。
 今春は篠原へギフチョウを見に行く機会を逸した。気温が上って今日は飛びそうだと思う日は、他に予定があっていけなかった。また、毎年増えるギフチョウ愛好家が押し寄せるその場所は、ちょっと飽きてきている。
 舞岡公園のチョウの発生状況を見ておきたいと思い、3月30日、午前中は晴れるというので行ってみた。トラフシジミは出ていないか、ツマキチョウはどうだろう。アゲハは翔んでいないかといつものルートを歩き始めた。
 春型のトラフシジミをターゲットに食樹のあるところを探していると、先日、虹の館で行われていた「舞岡公園 写真展 生き物たち」でお目に掛ったGさんばったり会った。やはり"ハルトラ"狙いのようだった。異口同音に「いませんね」と言い、お仲間の方が撮られた今年の篠原のギフチョウの写真を見せてくださった。「では、また後ほど」と公園のどこかでまた顔を合わせるだろうと思いながらその場を離れた。
 11時を過ぎて、チョウが翔び始めた。菜の花に白いチョウが翔びかっている。翔び方でツマキチョウとわかる個体を目で追ってみると、そのオレンジ色が見えた。しかし、なかなか撮影チャンスを与えてくれない。連写で翔んでいるところを撮ってみたが、見られる画像は得られなかった。例年ツマキチョウを見るのは4月になってからで、3月に見るのは初めてだった。すでに♀も発生していた。
 冬を越したキタテハ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウも飛んでいた。

000_230330102 X700 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg
菜の花にきたキタテハ秋型 2023年3月30日 横浜市戸塚区舞岡公園

001_230330002 X900 舞岡公園 イロハモミジ Z50 Z18-140.jpg 1.イロハモミジの花
秋にはテリトリーを張るウラギンシジミがいる日当たりのよい、道路わきのイロハモミジに花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO180 ) 露出補正 なし
002_230330084 X900 舞岡公園 レンギョウ G7X.jpg 2.レンギョウ(連翹)
この時季に咲くレンギョウの花は黄色が濃く、鮮やかだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
003_230330088 X900 ◎舞岡公園 カラタチ G7X.jpg 3.カラタチ(枳殻、枸橘)の花
長久保池の脇を入ったところにカラタチの植え込みがある。新芽があるときは時々アゲハの♀が産卵に来ている。G7Xでマクロ撮りを試してみようと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
004_230330099 X900 〇舞岡公園 古民家 枝垂れ桜 G7X.jpg 4.ハナカイドウ (花海棠)
古民家の門の傍で咲いているのはシダレザクラとばかり思っていた。ところが「Picure This」で検索してみると、ハナカイドウと答えが出てきた。いろいろネットで検索した結果、葉っぱの形状からハナカイドウが正解のように思える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 16mm ISO200 ) 露出補正 なし
005_230330019 X900 舞岡公園 Z50 Z18-140.jpg 5.古民家の門から谷戸を見る
舞岡公園には、こぶし広場をはじめ何ヶ所か桜がある広場があるが、谷戸に沿った散策路には桜の木は多くない。古民家の門を背に、谷戸越しに丘の上の東門の方角を見ると、ここには何本かの桜が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.8 1/1000秒 46mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_230330020t X900 舞岡公園 ツマキ♂ Z50 Z18-140.jpg 6.ツマキチョウ♂
3月にツマキチョウを見たのは初めてだった。しかも個体数も多い。舞岡公園では、ツマキチョウは例年4月10日ごろに飛び始めていた。今年は発生が早いと思う。なかなかよいところに止まってくれず、やっと撮れたのがこれ1枚だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO320 ) 露出補正 なし
007_230330031 X900 ◎舞岡公園 ツマキ♀ Z50 Z18-140.jpg 7.ツマキチョウ♀
ツマキチョウの♀は♂より少し遅れて羽化してくるのだが、すでに♀も発生していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
008_230330101 X900 ◎舞岡公園 キタテハ G7X.jpg 8.菜の花にキタテハ
狐久保に入るところの体験畑に咲く菜の花に、越冬したキタテハの秋型が来ていた。柵があって手を伸ばせないが、かえって背景が入った環境の分かる写真になった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
009_230330103m X900 〇舞岡公園 シュジョウツツジ・ミツバツツジ G7X.jpg 9.シュジョウツツジ ?
かっぱ池の傍の目立たないところにミツバツツジが咲いていた。ツツジも似たような花をつける種があるので難しい。「Picture This」ではシュジョウツツジと出てきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
010_230330108 X900 〇舞岡公園 ナシ G7X.jpg 10.ナシ畑
火の見櫓の少し手前に農家の方が営んでいるナシ畑がある。その花がきれいだった。マクロで周囲の環境を入れられた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
011_230330061 X900 ◎舞岡公園 モンシロ Z50 Z18-140.jpg 11.モンシロチョウ♂
菜の花畑で翔んでいる白い蝶は、ツマキチョウもわずかに混ざるが、ほとんどはモンシロチョウである。ツマキチョウとは翔び方で判別できるのだが、大きさがほとんど同じで紛らわしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
012_230330066 X900 ◎舞岡公園 スジグロ Z50 Z18-140.jpg 12.スジグロシロチョウ♂
菜の花畑に翔んでいるモンシロチョウにの中には、スジグロシロチョウも混ざっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO220 ) 露出補正 なし

2023年4月12日

旅行 高松→丸亀→鞆の浦→尾道 ⑤尾道へ

2泊3日の旅行の最後は尾道へ行くことになった。
 午前中に鞆の浦という古い町並を見て歩き、福山から午後1時過ぎの山陽本線で尾道まで約20分、1時半ごろに尾道に到着した。駅前からタクシーに乗り、千光寺山へ上るロープウェイの乗り場に向かった。歩かずに上まで上がって瀬戸内海を眺めようというわけだ。ロープウェイの運賃は往復1人、700円。3分少々で着いてしまう。
 ロープウェイの山頂駅からエレベータで展望台まで行く。前に日に比べこの日は空気が澄んでいて、展望台からの瀬戸内海の眺めは素晴らしかった。
 千光寺へ参拝するには、少々急な散策路を下らなくてはならない。千光寺からはロープウェイには乗れないので、下った道を登ってロープウェイ山頂駅まで戻らなくてはならない。かみさんと娘は待っているというので、上がってくるのはきつかったが婿殿と二人で参拝してきた。
 ロープウェイで下りて、尾道の駅まではぶらぶらと商店街を通って歩く。途中、尾道ラーメンを食べた。腹が減っていたこともあって、とても旨かった。尾道駅で福山駅からの新幹線の切符を求めたが、指定席は離れ離れの席しか空いていなかった。

000_230313708 X700 尾道 手前新尾道大橋 奥尾道大橋 Z50 Z18-140.jpg
瀬戸内海・尾道水道の眺め 瀬戸内しまなみ海道に架かる新尾道大橋
2023年3月13日 広島県尾道市東土堂町 千光寺公園展望台から

093_230312261 X900 備後赤坂駅 エトセトラ G7X.jpg 93.エトセトラ
福山駅から山陽本線の電車に乗り尾道へ向かう。新幹線に新尾道という駅があり、1時間に1本「こだま」があるが、在来線の尾道駅とは離れていて利用しづらい。福山で在来線に乗ると、5分ほどで次の駅である備後赤坂という駅に停車した。隣のホームに「etSETOra」という観光列車が停車していた。この観光列車は尾道から西へ広島まで運行される。尾道14時38分発なのでここで待機しているのだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
094_230312266 X900 尾道 ロープウェイ G7X.jpg 94.千光寺山ロープウェイ
尾道駅から5分ほどタクシーに乗り千光寺山ロープウェイの乗り場のある長江口というところまで行った。ロープウェイは1957年(昭和32年)3月25日 に開業した。長江口から千光寺山頂を結んでいる。ロープウェイの車内から撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 13mm ISO160 ) 露出補正 なし
095_230312272 X900 尾道 ロープウェイ G7X.jpg 95.千光寺山ロープウェイ山頂駅からの眺め
ロープウェイを降りて振り返るとさっそく瀬戸内海の美しい眺めがあった。川のように見えるのは瀬戸内海の尾道水道で向こう側は、福山方面の海、右側に見える尾道水道の対岸は向島である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
096_230313709 X900 尾道 尾道水道 向島 Z50 Z18-140.jpg 96.尾道水道と向島 -1
空気が澄んでいて、千光寺山の展望台からは遠くまでよく見渡せた。尾道水道の対岸に見える向島(むかいじま)にフェリーが着岸しようとしているのが見える。wikipediaによれば、向島は「本州尾道市街から南に約300m幅の尾道水道を隔てた位置にある島で、文字通り尾道の向かい側に位置する島。北側が本州、南側が因島、西側が岩子島でそれぞれ橋で結ばれている。東側が尾道市の飛び地である浦崎町、無人島の加島その先が有人島の百島。面積22.22㎢。周囲約28km。北岸に平地が広がり、その他はほぼ丘陵地である。最高峰は高見山283m 。気候は瀬戸内海式気候。」と記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 34mm ISO110 ) 露出補正 なし
097_230313717 X900 瀬戸内海 Z50 Z18-140.jpg 97.尾道水道と向島 -2
前の写真と同じ位置を撮っている。フェリーは着岸し終えた。向島の奥の方に見える小高い山は海抜283mの高見山というところと思う。手前に西瀬戸自動車道(しまなみ海道)が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 63mm ISO100 ) 露出補正 なし
098_230313718 X900 瀬戸内海 Z50 Z18-140.jpg 98.尾道水道の南西
カメラを右に振って尾道水道の反対側(南西側)に向ける。瀬戸内海に浮かぶ幾つかの島々が見えるが、それぞれの島の名前は把握できなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 75mm ISO100 ) 露出補正 なし
099_230312294 X900 〇尾道 千光寺 G7X.jpg 99.千光寺鐘楼からの眺め
展望台から正岡子規や徳富蘇峰の石碑がある「文学のこみち」と名付けれた、ところどころ石段がある散策路を下って千光寺に行く。千光寺は正式名を大宝山権現院千光寺という。開基は不詳で創建年は大同元年(806年)と伝えられているようだ。本尊は千手観音(秘仏)。鐘楼は明治23年(1890年)に再建されている。鐘楼からの尾道水道の眺めがよい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
100_230312300 X900 尾道 千光寺 G7X.jpg 100.大師堂
鐘楼の右側に大師堂がある。千光寺のホームページによれば、千光寺を開いた空海(弘法大師)を祀るお堂である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO320 ) 露出補正 なし
101_230312306 X900 尾道 千光寺 G7X.jpg 101.夫婦岩
千光寺には花崗岩の巨岩が多く、鏡岩、玉の岩、梵字岩、鼓岩、そして夫婦岩もまた奇岩であった。それぞれが大きな岩であるのに驚く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
102_230313725 X900 千光寺 Z50 Z18-140.jpg 102.大仙堂と三十三観音堂
手前の朱塗りの堂が大仙堂である。千光寺のホームページによれば、大山智明大権現は鳥取の大山寺の御本尊、地蔵菩薩のことで、その御分体ががここに祀られているそうだ。大山へお参りできない人は、この大仙堂を参拝したそうだ。向こう側は三十三観音堂で、関西一円の西国観音霊場の各札所の御本尊、観世音菩薩33体が祀られ、ここにお参りすると西国観音霊場を巡拝したのと同じ功徳があると伝えられている。天井には勇壮な龍の絵が描かれている。この手前に本堂がある。本堂は貞享3年に建てられたこの地方には珍しい舞台造りである。俗に赤堂と呼ばれる千光寺本堂の本尊千手観世音菩薩は、33年に一度開帳される秘仏。俗に火伏せの観音とも称されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO125 ) 露出補正 なし
103_230313727 X900 尾道 千光寺 Z50 Z18-140.jpg 103.三重岩
千光寺まで下りてきた「文学のこみち」をロープウェイの乗り場まで登っていかなければならない。これが結構きつかった。下りてくるときには気が付かなかったが、三重岩という大きな奇岩もあった。千光寺山や、その東側にある浄土寺山は、花崗岩の良材が採石できるとして、石材の切り出し場にもなっていたそうだ。また、江戸時代には、北前船の帰り荷として尾道の石材が積み込まれ、日本海沿岸各地へと運ばれていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 27mm ISO2500 ) 露出補正 なし
104_230313731 X900 尾道 ロープウェイのりば Z50 Z18-140.jpg 104.千光寺山ロープウェイのりば
再びロープウェイに揺られ下山する。ロープウェイの全長は約365m、高低差は約115mである。定員は30名とそれほど大きくはない。料金は往復で700円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
105_230312308 X900 尾道 街 G7X.jpg 105.尾道の商店街
ロープウェイは、当初は観光客の利便性から尾道駅裏からの軌道敷設が計画されていたが、観光客を目論んだ尾道本通り商店街などの要望もあって、現在のルートに決定したそうだ。ロープウェイを降りて、国道2号線を渡ると、その国道2号線と並行するように尾道駅まで商店街が続く。尾道駅までぶらぶらと歩いていくことにした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
106_230312322 X900 〇尾道 中央桟橋付近 G7X.jpg 106.海岸通り
商店街に並行して、もう1本海岸通りがある。商店街とその間を結ぶ何本もの小道がある。その一つである荒神堂通りを南へ抜け海岸通りに出ると、「おのみち海の駅」と中央桟橋があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
107_230312324 X900 〇尾道 中央桟橋付近 G7X.jpg 107.桜の花とお嬢さん
河津桜のような桜の花が咲いていた。この写真、手前の桜の花に焦点を併せ、2人のお嬢さんたちを、ぼかしてしまったほうがよかったなと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 10mm ISO160 ) 露出補正 なし
108_230312327 X900 尾道 尾道ラーメン G7X.jpg 108.尾道ラーメン
ご当地の尾道ラーメンを食べようということになった。娘がスマホで人気店を探し出す。「尾道ラーメン専門店 丸ぼし」というところへ行ったが、7~8名の人が並んでいた。待つことにする。店のホームページには、尾道ラーメンの特徴は、鶏ガラで取った澄んだダシと瀬戸内の小魚からとったダシに醤油を合わせたスープがベースだそうだが、表面に浮く背脂のミンチがこってり感を加えているという。美味しかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
109_230312342 X900 尾道 本通り商店街 G7X.jpg 109。尾道本通り商店街 大和湯跡
大和湯という銭湯の家屋を利用したこの店は、中華料理店だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
110_230312346 X900 尾道 海岸通り 本通り商店街 G7X.jpg 110.旧尾道商業会議所
本通り商店街には、こういった古い建物がところどころにあった。この建物は尾道市の重要文化財である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
111_230312358 X900 尾道駅 G7X.jpg 111.尾道駅
山陽本線の下り各駅停車の車両。JR 西日本の2015年に製造された「レッド・ウィング」である。この車両は黄色一色で塗られた老朽化した近郊型・通勤型車両(113系・115系など)の置き換えを目的として、アーバンネットワーク(京阪神エリア)の新快速などで運行される225系0番台をベースに、開発された。わたくしたちが福山駅まで乗った上り列車は、まだ、黄色い古い車両だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO200 ) 露出補正 なし
112_230312363 X900 福山駅 在来線 福山城 G7X.jpg 112.福山城
  尾道から福山まで在来線で19分、午後4時38分に福山に到着した。ホームを歩くと左手に福山城が見える。ここはその月見櫓である。福山駅在来線ホームから撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO200 ) 露出補正 なし
113_230312368 X900 〇福山駅 新幹線 福山城 G7X.jpg 113.新幹線のホームから見る福山城
福山城の伏見櫓と天守が見えた。立派な城である。wikipediaによれば、福山城は1615年(慶長20年)の一国一城令発布後の元和8年(1622年)に竣工した城である。大規模な新規築城による近世城郭では最後の例となった。備後福山藩の藩庁かつ藩主の居城であった。1873年(明治6年)の廃城令によって、大蔵省の所管となり、建物の払い下げ、取り壊しが実施されていたが、翌1874年(明治7年)に所在自治体の福山町などの請願によって、本丸の天守(付櫓を含む)・筋鉄御門・伏見櫓・御湯殿・鐘櫓の5棟の建築物が残されることとなった。現在の天守(付櫓含む)、月見櫓、御湯殿は1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリート構造で復興されたものである。再建された天守内部は福山市立福山城博物館として利用されている。乗車する「のぞみ」がホームに入ってきた。特急料金は大人の休日3割引きが適用されないが、別に購入し、家族で同じ列車で新横浜まで帰る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし

2023年4月 8日

旅行 高松→丸亀→鞆の浦→尾道 ④鞆の浦の街並み

坂出の静かな住宅地の中のひっそりとした場所に佇み、江戸末期に造られ、代々受け継がれてきた風格のある屋敷のフレンチ・レストランで食事を楽しんだあと、坂出駅まで送っていただいた風月堂の社長とそのお嬢さんに感謝と別れを述べ、改札口を入った。
 坂出から岡山まで「マリンライナー」に乗る。岡山からは新幹線で福山へ、福山駅からはタクシーで鞆の浦の今夜の宿へ向かった。温泉に浸かり、露天風呂に入った。日が暮れて吹く風が冷たい。
 翌日は古い町並みが残る鞆の浦を散策した。鞆の浦は坂本龍馬にゆかりのある土地である。港にはシンボルである常夜燈があり、保命酒という「みりん」を原酒とし、甘口の酒の中に桂皮などのハーブ16種を漬け込んで造る特産の薬味酒の老舗がある。町は「ひなまつり」で、ひな壇の飾り付けが見られた。そう広い町ではないが、全部を見て回ることはできなかった。
 旅行の最後は、尾道へ行こうと婿殿が計画してくれていた。鞆の浦からは、距離的は福山駅へいくのと、そう変わらないようなのでタクシーで行こうとしたが、この町にタクシーは少ない。結局バスで福山駅へ出て、在来線の山陽線で尾道まで行くことにした。

000_230313635 X700 ◎鞆の浦 常夜燈 Z50 Z18-140.jpg
鞆の浦の港とシンボルである常夜燈 2023年3月12日 広島県福山市鞆町

066_230312169 X900 瀬戸大橋線 G7X.jpg 66.瀬戸大橋線(本四備讃線)車窓より
坂出からは瀬戸大橋線に再び乗車する。だが、この日は晴れているのに、空はすっきりしない。黄砂のためだと思う。瀬戸大橋は、下津井瀬戸大橋から始まり、6つの橋と4つの高架橋で本州と四国を結んでいるが、wikipediにれば、「瀬戸大橋は、本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市を結ぶ10の橋の総称である。瀬戸内海をまたぐ本州四国連絡橋の児島・坂出ルートにあたり、橋の大部分は香川県に属する。1988年(昭和63年)に全線開通。それにより初めて四国と本州が陸路で結ばれた。」とされている。坂出から児島に向けて進行方向右側を見ている。この島の名前はわからなかったが、帰宅して地図で調べたところ、室木島のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 34mm ISO125 ) 露出補正 なし
067_230312173m X900 〇瀬戸大橋線 G7X.jpg 67.瀬戸内海のうねり
室木島(もろきしま)は塩飽諸島に属する坂出市の無人島である。漁船が1艘見える。海が潮の流れでうねっているように見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
068_230312174m X900 〇瀬戸大橋線 G7X.jpg 68.大槌島(おおづちじま)
やや遠くに三角形の島が見えた。この島は大槌島だと思う。大槌島は瀬戸内海に浮かぶ無人島。島の中心に県境が通っており、北側は岡山県、南側は香川県である。wikipediaによれば、島の周辺が好漁場であったため古くから領有権争いが絶えず島内に県境があるのもその名残であるとれている。岡山藩と高松藩の間でこの島の領有権を巡る紛争が発生したが、享保17年9月21日(西暦1732年11月8日)に幕府の勘定奉行が下した判決により決着したという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
069_230312175m X900 〇瀬戸大橋線 G7X.jpg 69.釜島(かましま)
マリンライナーは児島に近くなった。櫃石島(ひついしじま)に差し掛かった辺りを通過中である。右手に見えるこの島は釜島だと思う。間違っていたらご容赦を。手前に見える左側の児島は大裸島、右側の小島が小裸島であろう。手前に櫃石島の港が見える。岡山県倉敷市下津井に属する無人島である。水島諸島(児島諸島)に属する。かつては有人島であったが、無人島化しているそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 35mm ISO125 ) 露出補正 なし
070_230312177 X900 〇瀬戸大橋線 G7X.jpg 70.松島(まつしま)
右側に見える島は、鷲羽山麓の大浜の方約600m沖にある有人島の松島。周囲は約1.2km。wikipediaによれば、松が多いことが島名の由来とされる。島に平坦地は少なく、集落は海岸沿いにある。中世には松島庄太夫という豪族が島内を開発し、その宅地跡の遺跡が現存する。また、水軍の根拠地の一つとなり、島全体が要塞化されていたこともあり、島内には、藤原純友に由来する純友神社が存在する。『吉備温故秘録』には田畑1反2畝、家数2軒、男女9人と記載されている。近代には移住者が増え、大正年間には20戸以上になるなど、人口が増えていった。また、島の周囲は、岡山県下でも有数の優良な漁場とされる。まもなく右手に鷲羽山を見て児島に到着する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
071_230313604 X900 鞆の浦 鳩風亭 Z50 Z18-140.jpg 71.鞆の浦 朝の海
前日に本州に渡り、広島県福山市の鞆の浦に着いた。原漁港の傍の「鷗風亭」という立派なホテルだった。夕食前に温泉、露天風呂に入った。夕食も旨かった。夜に雨が降ったようだ。この写真は朝9時頃に撮ったがどんよりした空だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 70mm ISO100 ) 露出補正 なし
072_230313607 X900 鞆の浦 鳩風亭 Z50 Z18-140.jpg 72.原漁港 -1
宿の通用口のドア越しに撮った原漁港。ここは絶好の釣りポイントだそうだ。四季を通してさまざまな魚が釣れる人気の釣り場で、メバルやスズキの魚影が濃い釣り場という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 23mm ISO110 ) 露出補正 なし
073_230313611 X900 〇鞆の浦 鳩風亭 Z50 Z18-140.jpg 73.ひなまつり
2023年2月16日(木)〜3月26日(日)に「第21回 鞆・町並みひな祭」が開催されていた。宿のロビーにも立派なお雛様が飾られていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/200秒 31mm ISO6400 ) 露出補正 なし
074_230313610 X900 鞆の浦 鳩風亭 Z50 Z18-140.jpg 74.原漁港 -2
3日目は、まず鞆の浦の古い町並みの散策から始まる。比較的軽い Nikon Z50 を首から下げて、歩き始めた。先ほど宿の上から見た原漁港だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.2 1/500秒 83mm ISO125 ) 露出補正 なし
075_230313619 X900 鞆の浦 Z50 Z18-140.jpg 75.弁天島 -1
宿を出て、海沿いのバス道を南へ歩く。左手(東側)弁天島という島が見える。福山市のホームページに次のようなことが書いてあった。「仙酔島への渡船に乗ると右側に朱塗りのお堂が見えます。鎌倉時代、近江の侍が弁天島近くの海に家宝の太刀を落としてしまいました。侍は、「銭百貫をほうびに出すから太刀を探してくれ」と漁師たちに頼みました。しかし、フカ(サメ)がいると恐れて誰も海に入ろうとしません。「この地に勇気あるものはいないのか」と侍がののしると、若者が海に飛び込みました。太刀は見つかりましたが、若者はフカに足を食い取られて命を落としてしまいます。侍は渡すはずだった銭百貫で若者を弔い、弁天島に11層の石塔婆を建てました。この石塔婆は年代が判明する石塔の中では県内最古のもので、県の重要文化財になっています。夜にはお堂がライトアップされ、日中とはまた違った幻想的な港町の雰囲気を楽しめます。瀬戸内海国立公園である鞆の浦の中でも,欠かせない景色の1つといえます。」と。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 ) 露出補正 なし
076_230313628 X900 鞆の浦 Z50 Z18-140.jpg 76.龍馬観音
この石垣の上に見える福禅寺対潮楼のすぐ下にある浄泉寺に「龍馬観音」がある。幕末の慶応3年、龍馬ら海援隊が乗る蒸気船いろは丸と紀州藩の明光丸が衝突したのがこの鞆沖で、事件(いろは丸事件)の際に鞆に上陸して談判した場所なのだそうだ。真言宗の寺院の客殿・対潮楼は眺めがよいことで知られている。参拝は失礼した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 20mm ISO110 ) 露出補正 なし
077_230313634 X900 鞆の浦 Z50 Z18-140.jpg 77.鞆港
更に南へ歩いていくと波止(はと)と呼ばれるところがあった。鞆の浦には江戸時代に造られた石積みの波止が現存している。1791年(寛政3年)に完成している。波止は台風などの強風や高波から船を守るための防波堤のことだが、この波止の西側・鞆港から撮った。 ここは鞆湾の東側にある大可島下の波止であるが、鞆湾の西側の淀姫神社下の波止、その南方の玉津島下の波止の3基が、鞆の浦を護っている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 44mm ISO110 ) 露出補正 なし
078_230313640 X900 〇鞆の浦 常夜燈n Z50 Z18-140.jpg 78.常夜燈
模擬側に見えるのが鞆港のシンボルである常夜燈だ。1859年に建てられた船の出入りを誘導してきた灯台で、高さは5.5m、海中の基礎の上から宝珠まで11mあり、現存する江戸時代の常夜燈としては最大級の大きさだそうだ。地元では「とうろどう」と呼ばれている。鞆港は江戸時代に大きく整備され、この時代の港湾施設である「常夜燈」、「雁木」、「波止場」、「焚場」、「船番所」の全てが全国で唯一残されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
079_230313692 X900 鞆の浦 太田家 Z50 Z18-140.jpg 79.重要文化財 太田家住宅 入口
江戸時代にこの建物は「保命酒中村屋」として栄え、敷地内には保命酒を中心に様々な酒類の醸造が行われたという。また、藩の主要人物の宿所のほか、ビジネスの商談の場として利用された数寄屋造りの建物には市松模様を配した土間や板と竹を編み込んだ網代造りの天井など、モダンなインテイリアが施されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 26mm ISO560) 露出補正 なし
080_230312192 X900 鞆の浦 太田家住宅 G7X.jpg 80.「鞆・街並ひな祭」 太田家住宅の雛飾り -1
鞆町内、約100か所の町屋、商家、寺院などにお雛様が飾られる毎年恒例のイベントが行われていて、期間中、太田家住宅でも江戸時代から現代までの大小さまざまな雛飾りが展示されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
081_230312201 X900 〇鞆の浦 太田家住宅 G7X.jpg 81.「鞆・街並ひな祭」 太田家住宅の雛飾り -2
「源氏粋 明治~大正」という説明書きがあった。源氏物語をテーマにしたひな人形なのだろうか。調べてみると、「いき」とは、江戸時代に生じ、時代に従って変転した美意識で、遊興の場での心意気、身なりや振る舞いが洗練されていること、女性の色っぽさなどを表す語。 「いき」は、単純美への志向であり、「庶民の生活」から生まれてきた美意識であるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/100秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
082_230312194 X900 〇鞆の浦 太田家住宅 G7X.jpg 82.「鞆・街並ひな祭」 太田家住宅の雛飾り -3
いずれも豪華なひな人形である。このひな壇は「大木平蔵 御殿飾り(明治末期)」とあった。説明には、「この御殿飾りは縁あって神戸市の旧家から譲り受けたものです。御殿は組み立て式で2つの大きな箱に収まります。釘などを1っ本も使わずに木と木をうまくはめ込ませることで、きちっと完成させることができます。御殿に飾ってある3人官女に注目してください。真ん中の官女はなんと「おかめ(お多福)」で大変珍しいものです。両端の官女は未婚(袖が長い)、中の官女は既婚(袖が短く、眉を剃っている)。真ん中の官女がリーダー格です。」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
083_230312209 X900 鞆の浦 太田家住宅 G7X.jpg 83.太田家土蔵
母屋を取り囲むように何棟かの土蔵が建っていた。瓦と漆喰でできた海鼠壁にはサイコロの目のような模様が施されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
084_230313697 X900 鞆の浦 Z50 Z18-140.jpg 84.太田家の東側路地
昔の家並みが続く路地である。この路地を挟んで向かい側が朝宗亭である。朝宗亭は太田家住宅の別邸で、藩主の来訪の際に使用されていた。敷地の西側道路に面して門屋と離屋が並び,門屋の奥に主屋が建てられている。主屋、門屋とも江戸時代、享和元年(1801年)頃の建設と考えられる。国指定重要文化財で、鞆の町並みの主要部を構成する町家として価値が高いといわれる。この時は気が付かずに通り過ぎてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 38mm ISO110 ) 露出補正 なし
085_230313661 X900 鞆の浦 太田家 Z50 Z18-140.jpg 85.古い家屋
これは多分保命酒の醸造所の建物だったと思う。ここは西町と言われるところで、倉庫や町屋が数多く残り、鞆の浦らしい町並みが残されているという。前に突き出す出格子窓が見られる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 36mm ISO110 ) 露出補正 なし
086_230313670 X900 〇鞆の浦 保命酒 岡本家 Z50 Z18-140.jpg 86.保命酒岡本家 -1
江戸時代、保命酒の独占した製造販売の許可を得ていたのは、最初に保命酒を造った中村家だけだった。万治2年(1659年)、大阪の漢方医「中村家」の子息である中村吉兵衛氏によって、当時備後鞆の津で醸されていた「吉備の旨酒(現在の味醂酒に準ずる)」に、大陸産の薬味を漬け込んで造られたのが、保命酒の始まりという。一方、岡本家は安政2年(1855年)に、当時の藩が発行する酒造株を得て、清酒業で生業を起こした。明治の後期になると、元祖である中村家が保命酒業の暖簾を下ろすことになり、かねてより懇意にしていた岡本家が、中村家伝統の看板と道具一式を譲り受けて今に至るいという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 31mm ISO5000 ) 露出補正 なし
087_230313671 X900 〇鞆の浦 保命酒 岡本家 Z50 Z18-140.jpg 87.保命酒岡本家 -2
保命酒は桂皮などの薬味十六種を味醂酒に漬け込み、じっくりと成分を浸出させて造る薬味酒(和製リキュール)である。健康や美容にも良いと言われるアミノ酸を多く含んだ濃厚な本味醂に、薬味をじっくり漬け込み、本味醂本来の米の甘味と薬味の香りのバランスに優れた、まろやかな味わいの薬味種という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 18mm ISO2200 ) 露出補正 なし
088_230313678 X900 鞆の浦 阿弥陀寺 Z50 Z18-140.jpg 88.阿弥陀寺 鞆の大仏
どこをどう歩いたかわからないが、町の西側でお寺の多い通りに出た。江戸時代初期、鞆城を築いた福島正則が、城下町整備の一環で「寺町通り」を造営し、各宗派のお寺がほぼ一直線に並べられた。ここ阿弥陀寺は、永禄年間(1558年~1570年)の創建。本堂には「鞆の大仏」と称される阿弥陀如来坐像が鎮座していた。江戸時代から残るという梵鐘もあった。山門の右の方には、「鞆の津塔」と呼ばれる江戸時代前期の石塔が12基並んでいて、これは鞆独特のお墓で、大名でないとお墓が建てられなかった時代の庶民のお墓だそうだ。暗いのでISOは6400に上がっていたが、きれいに撮れている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/160秒 34mm ISO6400 ) 露出補正 なし
089_230312244 X900 鞆の浦 保命酒 G7X.jpg 89.保命酒通り
そろそろ尾道への移動を考え、寺町通を南へ下り、東のバス通りを目指す。古い建物の保命酒の店が並ぶ通りに出た。wikipediaによれば、現在の保命酒製造元は何れも明治時代に開業し台頭した店である。最盛期は昭和初期ごろで海外への輸出も行われ、鞆町内では各店による値引合戦やサービス競争により商工省に調停依頼が出されるほどであった。しかし、太平洋戦争中の物資不足による質の低下があったり、戦後は過当競争や鞆町の衰退により保命酒の生産量は減少していき、平成までに醸造元は4軒(入江醸造元など)を残すのみとなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
090_230312247 X900 鞆の浦 保命酒通り G7X.jpg 90.古い保命酒店の看板のある店
保命酒通りで撮ったこの写真は屋号が分からなかった。「真正十六味(肥)地黄保命酒 」という古い看板も見える。その下に「醸造元森田商会本店」と書かれている。いろいろネットで検索してみたが、ヒットしない。やっとこの店の画像を見つけ出し、さらに検索していった。「鞆物語」というサイトなどによると、おそらくは、江戸時代から問屋を商い、肥後の国からやってきたといわれ、屋号はそのまま「肥後屋」。明治期に入ってからは保命酒屋として財を成した森田商店で10年位前から空き家になっていたという。かつてこのあたりは鞆銀座と呼ばれ、メインストリートとして栄えた場所だった。その中でも肥後屋は、とりわけ大きく立派な家だったという。鯛味噌や鯛の佃煮を扱い始めたのは、昭和に入ってからで、今より10年ほど前に店を畳んでからしばらく空き家のままだったが、満を持して鯛味噌屋として甦った。江戸時代に栄華を極めた商家が屋号をそのままに、今ふたたび現代に息を吹き返した。その鯛味噌の製造元は森田商店になっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
091_230313704 X900 鞆の浦 Z50 Z18-140.jpg 91.海岸通り
保命酒通りを抜けて、鞆公民館のわきからバス通りに出た。観光案内所へ行って、タクシーの情報を聴くが、ここにはタクシーはないという。幸いなことに観光案内所の前にバス停があり、ちょうど福山行のバスが来た。約30分で料金は1人520円だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
092_230313705 X900 鞆の浦 弁財天寿福堂 Z50 Z18-140.jpg 92.弁天島 -2
12時20分、これで鞆の町ともお別れだ。もう少しゆっくり滞在し見てみたいところもあった。阿弥陀寺からそう遠くないところにある鞆城跡にも行ってみたかった。鞆港の西側を歩いて、そこから常夜燈方面の眺めと、淀媛神社もどんなところか見たかった。これから尾道へ行く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO6100 ) 露出補正 なし

2023年4月 4日

旅行 高松→丸亀→鞆の浦→尾道 ③丸亀 宝月堂・丸亀城・アザレ

2日目、この日は丸亀で婿殿の家の法事がある。9時前にホテルを出発し、朝の商店街のアーケードを通り抜け、右手に高松城の石垣と琴電の駅に電車が入るところを見ながら高松駅まで歩く。
 高松から丸亀までは、予讃線の各駅停車に乗った。丸亀まで1時間弱である。10時半ごろ丸亀駅に着いた。落ち着いた良い町だと感じた。今回は婿殿の母の法事だったが、親しかった方が車で駅まで迎えにきてくださっていた。その方が経営されている「宝月堂」という老舗のお菓子司の店を訊ねた。
 法事は12時から市内のお寺で行われるが、その前に丸亀城を案内していただいた。丸亀城は丸亀市民の心の支えになっている。
 法事が終わって、「宝月堂」の社長さんに、坂出にある「アザレ」というフランス料理のレストランでご馳走になった。田舎の町(失礼)にこんなところがと思うほど洗練された店だった。料理も美味しかったし、古い和風建築で昭和レトロ風の波を打つ障子ガラスの向こうには庭が見える。香川県在住の画家でセツ・モードセミナー卒業後、イラストレーターとして雑誌広告の仕事に携わってこられ、 現在は青山のDEE'S HALLなどで定期的に個展を開催し、海外のギャラリーでも展示会を行われている山口一郎さんによる玄関のデザインなど、素晴らしかった。
 坂出から予讃線の「マリンライナー」で岡山へ、岡山からは在来線の山陽線で福山へ行く。高松ー岡山間を瀬戸大橋線というのは愛称だそうで、正しくは高松駅ー坂出駅ー宇多津駅間はJR四国の予讃線で、宇多津駅ー児島駅はJR四国の本四備讃線、児島駅から茶屋町駅間はJR西日本の本四備讃線、そして茶屋町駅ー岡山駅間がJR西日本の宇野線である。(マリンライナーは宇多津駅には入らないで坂出から児島へ出てしまう。)山陽線ではSuicaが使えた。
 この日は天気は良かったのだが、中国からの黄砂なのだろうか霞がかかったように濁っていた。花粉も飛んでいたようで目が痒くてて仕方なかった。
 今宵は鞆の浦どまりである。タクシーで鞆の浦のホテルへ向かった。

000_230312547 X700 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg
丸亀城の石垣 2023年3月12日 香川県丸亀市

041_230312091 X900 〇高松 百間町 G7X.jpg 41.高松アーケード商店街
翌朝、高松三越のすぐ近くにあるホテルを出て、アーケード商店街を通って、高松駅まで歩いた。後で知ったのだが高松アーケード商店街は総延長約2.7kmで日本一長いのだそうだ。アーケード商店街は全部で7つあり、それらはつながっている。写真は丸亀町商店街と片原町商店街、兵庫町商店街が交差する高松中央商店街というところ。ミラノのヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを思い起こさせられた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
042_230312092 X900 〇高松 アーケード G7X.jpg 42.讃岐うどん -1
丸亀町商店街と片原町商店街、兵庫町商店街のアーケードが交差する高松中央商店街から兵庫町商店街を中央通りをへ抜ける。さすが讃岐うどんの県、商店街にもうどん屋さんが多い。この店は「さぬき麺業」で午前10時開店だそうだ。1926年(大正15年)香川県香川郡川岡村(現川部町)に「香川屋」として創業。1964年(昭和39年)2月、高松市周辺の当時の製麺業者30数店が出資して「さぬき麺業」が設立された。東京、大阪にも出店している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
043_230312093 X900 高松 アーケード G7X.jpg 43.讃岐うどん -2
同じく兵庫町商店街の「はなまるうどん」の店だ。「はなまるうどん」は2000年に香川県高松市で創業した。全国各地、海外にも店舗があり、ホームページ検索すると、439店あった。はなまるの注文スタイルは、本場「讃岐」と同じセルフ形式。誰もが、どこかで見たことがあるという店だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
044_230312099 X900 〇高松城 琴電 G7X.jpg 44.高松城石垣と琴電
寿町というところに出た。右手に高松城の石垣(玉藻公園)と終点高松築港駅に入る琴電(高松琴平電気鉄道株式会社)が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
045_230312103 X900 〇高松駅 G7X.jpg 45.高松駅
岡山行の8時55分発のマリンライナー16号が出て行く。マリンライナーは丸亀には止まらない。むこうのホームに見えるのは、高松ー松山間の「特急いしずち」。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 20mm ISO250 ) 露出補正 なし
046_230312104 X900 〇高松駅 G7X.jpg 46.予讃線 各駅停車
私たちが乗車する9時26分発の予讃線の各駅停車の電車(7200系)。JR四国の電化区間は予讃線 高松~松山と土讃線 多度津~琴平間のみだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
047_230312106 X900 高松駅 G7X.jpg 47.2700系特急気動車
この列車は徳島へ行く「特急うずしお」だ。2019年8月にデビューした。最高速度は130km/hdで制御付自然振子方式を採用し、軽量・低重心化を図り、安らぎと先進性を併せ持たせた特急車両という。ここは関東では見慣れない車両が多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 ) 露出補正 なし
048_230312109 X900 丸亀 宝月堂 G7X.jpg 48.丸亀 宝月堂
丸亀駅には10時20分に到着した。丸亀駅に宝月堂のT社長が迎えに来ていただいていた。車でまず、宝月堂のお店に伺う。宝月堂は2017年に創業100年を迎えた。老舗の御菓子司である。HPによれば、店舗として使用されている北側の白い漆喰がまぶしい建物は最も古く、明治31年の建築である。2017年に柱や梁など、骨組みを残したまま改築し、先代が住居として使用していた2階の部屋は全て繋げ、和菓子教室の会場として使用されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1250秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
049_230312112 X900 〇丸亀 宝月堂 有形文化財 G7X.jpg 49.風月堂の建物は登録有形文化財
店舗の左側の木造3階建ての建物は、大正7年に建築。昭和6年の増築により洋風建築と町屋風建築が融合する建物となっている。1階は製造工場として使用し、2階は地域の人たちとの交流の場として使えるよう、模索しているという。スパニッシュ瓦や、スクラッチタイルが目を引くこの建物は2017年に文化庁の登録有形文化財となった。写真では見えないが、さらにその隣の南側に位置する昭和6年建築の建物があり、黒漆喰が目を引く町屋風造り。二段構えのうだつが特徴である。当時の防火設備として造られたうだつは、丸亀城から丸亀港に抜ける街道だった歴史を感じさせてくれる。今でも、工場として使用しているその建物の安全を見守っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
050_230312125 X900 〇丸亀 宝月堂 G7X.jpg 50。東京オリンピック聖火ランナー
社長のTさんは、2020年東京オリンピックの聖火ランナーとして、雨の中、香川県の瀬戸大橋のたもとを丸亀城まで走られた。店内にそのトーチのレプリカが展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 16mm ISO3200 ) 露出補正 なし
051_230312131 X900 丸亀 宝月堂 蝶という名の和菓子 G7X.jpg 51."ちょう" という題の和菓子
宝月堂謹製の"ちょう"という名を付けられた生菓子をご馳走になった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
052_230312138 X900 丸亀 宝月堂 G7X.jpg 52.宝月堂のペット
宝月堂にはペットの猫が飼われていて、社長さん以下のお店の人達に可愛がられている。外で写真を撮っていたら近寄ってきてくれた。とても人懐こい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
053_230312542 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 53.丸亀城 大手二の門(高麗門)
法事の時間まで少し時間があったので、丸亀城へ案内していただいた。丸亀市街地の南部に位置する亀山(標高66m)を利用し、ほぼ四角形に亀山の廻りを堀(内堀)で囲む、渦郭式の平山城である。丸亀城は石垣で有名だが、その石垣は、緩やかであるが荒々しい野面積みと端整な算木積みの土台から、頂は垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」と呼ばれる。山麓から山頂まで4重に重ねられ、合わせると60mになり、総高としては日本一高く、三の丸石垣だけで一番高い部分は22mあるそうだ(wikipediaより)。丸亀城は生駒氏が慶長年間築城したが、一時廃城となり、山崎氏が寛永末年復興、万治元年京極氏が代り六万石の居城となった。大手一の門及び二の門は寛文10年の再建になり、一の門は櫓門、二の門は髙麗門で これに両脇塀が附属している。これら遺構は手法にも特徴があり。且つ大手口の堂々たる偉容を示し、枡形の保存上からも大事な建物である(文化遺産オンライン)。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
054_230312544 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 54.大手二の門と一の門の櫓
天守を背後にする丸亀城の正門で城の北側に位置するのが大手一の門。現存する門は1670年(寛文10年)に再建された櫓門で、国の重要文化財。藩士が太鼓を打ち、時を知らせていたことから太鼓門とも呼ばれている。内堀を渡るとまずは大手二の門(高麗門)で、枡形を経て大手一の門(櫓門)に続く。天守に遠い方が二の門となるので、登城にあたってはここが最初の門。1670年(寛文10年)に再建された高麗門で国の重要文化財である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f11.0 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
055_230312552 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 55.大手一の門(櫓門)
入母屋造の本瓦葺きの大手一の門は、棟の両側に鬼瓦と鯱瓦(しゃちほこがわら)をのせている。鯱瓦は、火事の際に水を噴き出して火を消すという伝説があり、鬼瓦同様に門の守り神となっているのだそうだ。城を防御するための石落としなども仕掛けられている実戦的な門でもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
056_230312555 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 56.鏡石
一の門と二の門の枡形の中には、切り込みハギと言われる石垣の構築技術の一つがみられる。石を削り精加工した石を用いるが、石の合わせ口を精巧に隙間なく積んでいる。整層積みしたものや乱積みとなるものもある。大手枡形は城の正面玄関であり、鏡石と呼ばれる2mを超える大きな石が用いられている。鏡石は大手枡形などの城の重要な箇所に魅せる石垣として用いられた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
057_230312555 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 57.「幸運のハート石」
枡形の石垣に男石と女石のふたつの鏡石があるが、その間にハート形に見える石がはめ込まれている。男石と女石の間にあるから縁結びにご利益があるということらしい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO110 ) 露出補正 なし
058_230312558 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 58.大手一の門(櫓門)の門扉
門扉についての説明がないので、詳細は分からないが、重厚な門扉である。「お城の基礎講座 39.門扉(もんぴ)の構造」というサイトに丸亀城大手門の門扉の写真があり、そこには「門扉は肘壺(ひじつぼ)と呼ばれる金具を使って門に取り付けられている。肘壺は肘金(ひじがね)と壺金(つぼがね)の二つからなり、壺金は扉に、肘金は鏡柱に付けられる。肘金の突き出た先には乳金物(ちちがねもの)というまんじゅう型の金物で隠される。後略」と解説されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO800 ) 露出補正 なし
059_230312553 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 59.鉄砲狭間
丸亀城には、周囲を巡るように内堀が残り、その内堀の北側に架けられた石橋の先に大手門がある。丸亀城の大手門は、四方を囲まれた枡形に、出入り口となる虎口を二つ設けた「枡形虎口」と呼ばれる構造であるが、石橋を渡って、最初にくぐるのが大手二の門でその大手二の門の両側には、狭間が設けらtれた狭間塀があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8.0 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
060_230312568 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 60.丸亀城 天守
丸亀城の天守は1660年に完成した。築城400年余りを誇る丸亀のシンボル「丸亀城」は、全国に現存する「木造天守十二城」の一つである。「現存12天守」とは、江戸時代以前に建設された木造天守のこと。全国にたった12カ所しかない貴重な天守といわれる。頂部の本丸には江戸時代に建てられた御三階櫓が現存する。この建物は唐破風や千鳥破風を施して漆喰が塗られ高さは15mあり、現存天守の中で最も小規模である(wikipedia)。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
061_230312597 X900 〇丸亀城 Z50 Z18-140.jpg 61.丸亀城の石垣
先にも記したが、丸亀城は標高約66mの亀山という丘陵地に築城された平山城で「亀山城」という名前でも知られている。丸亀城の石垣は、石垣を築く技術が最高水準であった江戸時代前期に造られており、隙間なく積まれた石ときれいな曲線が魅力的である。石垣は美しい曲線を描いて立ち上がり、「扇の勾配」と称されている。場所ごとに石垣の積み方が異なっているため、細部の違いを楽しみながら見ることができる。迫力のある高さ60mの石垣に対し、現存12天守の中では最小で、高さ15mの天守が建設されており、ほかの城にはないような独特な雰囲気が味わえるという。天守へは10分、美しい石垣を見ながら登城することになる。2018年、台風や豪雨によって(写真の右側のほうで写っていないが)南西部の石垣が崩落した。石垣崩落による観光への影響はないが、現在も修復作業が行われている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 77mm ISO100 ) 露出補正 なし
062_230312151 X900 坂出 Azalee G7X.jpg 62.アザレ(Azalée)
法事が終わって「宝月堂」の社長さんに、昼食をご馳走になったのだが、そこは素晴らしいフレンチ・レストランだった。丸亀から10分ほど車に乗って、坂出に向かった。着いたところは、「えっ、こんなところに」にと思うようなところだったが、これはその入り口で、最初に記した画家の山口一郎さんのデザインである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
063_230312152 X900 坂出 Azalee G7X.jpg 63.アザレの室内
住宅地の中にポツンとある邸宅である。和を感じる庭を通って、玄関を入り部屋に通された。昭和初期の木造屋敷をリノベーションして見事に再生させた建物と聞いた。 通された広い部屋は見事な欄間が施された和室だが、床はホワイトマーブルの大理石を敷いたようなフロアだった。詳しく食レポはできないが、料理も、その雰囲気と調和し、味わいも絶品だったのは言うまでもない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO400 ) 露出補正 なし
064_230312155 X900 〇坂出 Azalee G7X.jpg 64.azareの庭
レトロを感じる波をうったガラスが嵌められた障子を通して見える庭も、また素晴らしかった、その季節になると、店の名にもなっている躑躅が見事だと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
065_230312158 X900 坂出 Azalee G7X.jpg 65.「蝶」
床の間に山口一郎さんの作品が掛けられていた。チョウの写真を撮るのが趣味である私を惹きつける。デフォルメはされているが、この渋い色で構成された翅の感じは本物のチョウを感じさせる。帰りがけにはシェフが挨拶をしに来てくれた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし