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2022年12月25日

金沢紀行 11月20日~22日 その8 にし茶屋街 と 忍者寺 11月21日

近江町市場のエルザ口を出て、百万石通り(国道157号線)からタクシーに乗り、にし茶屋街に向かった。157号線を南に進み、犀川に架かる犀川大橋を右に行ったところがにし茶屋街の入口だった。
 にし茶屋街は金沢三茶屋街のひとつで、文政3年(1820年)、加賀藩12代藩主前田斉広の公許を得たことにより、ひがし茶屋街と共に誕生した。金沢城の方角からそれぞれ「東の廓」、「西の廓」と呼ばれた。現在でも料亭や芸妓置屋が立ち並び、藩政期の独特の雰囲気を味わうことができる。金沢の茶屋街において、にし茶屋街に在籍する芸妓数は最大となっているそうだ。多くの観光客で賑わうひがし茶屋街に比べ、にし茶屋街のエリアは南北130m、東西180m、1.8haが指定エリアと小さいが、約100mの目抜き通りは江戸時代の面影を色濃く残し、出格子が美しい2階建ての茶屋建築に老舗割烹が軒を並べ、趣のある一角を作り上げている。夕暮れ時になると、着飾った芸妓が街を歩き、家並みからは三味線の音色が流れて、芸の町・金沢の夜が感じられるという。いわば、現役の茶屋街なのである。確かに観光客の姿は少なかった。夕暮れ時に訪れると良かったのかもしれない。
 にし茶屋街の近くには「寺町台寺院群」がある。しかしこの日は、兼六園、金沢城公園、近江町市場と歩き回って、少々疲れてきた。ちょっと休もうと、和風のカフェとみて入った「甘納豆かわむら」という店の店員さんに、比較的近くにある忍者寺(妙立寺)へ行く道を教えてもらう。忍者村の境内に入ると、外国人を含め多くの観光客の姿があった。拝観は要予約となっている。
 そこから歩いて犀川大橋を渡り、片町にあるホテルに戻った。一休みして、夕食は、あれこれ考えるのも "しんどい" ので、また昨日と同じ、ホテルの近くにある寿司屋へ行くことにする。酒の肴に注文した、12月から禁漁になる白エビのから揚げがとても美味かった。
 記述については、wikipedia、金沢旅物語などのサイト、また、各店のことについてはそれぞれのホームページなどを参照させていただいた。

000_221121223 X700 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg
金沢三茶屋街の一つ 「にし茶屋街」の出格子が美しい街並み 2022年11月21日 石川県金沢市野町

164_221121214 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 164.にし茶屋街入り口
タクシーは犀川大橋を渡り、寺町通りを右に曲がって、にし茶屋街の入り口で止めてくれた。入り口の前に立つと茶屋街には観光客は少なく、それほど長くない茶屋街の全貌を見渡すことができた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
165_221121215 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 165.にし茶屋街
にし茶屋街は、この通りがメインストリートで茶屋建築の町屋が続く。およそ100mほどだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO160 ) 露出補正 なし
166_221121216 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 166.「らくがんや」
茶屋街の入り口の右側に、「らくがんや」という店があった。落雁とは、米や麦、豆などの穀類を蒸してから作った粉に砂糖や水あめなどの甘味を加えて着色し、さまざまな形の型に押し固めて乾燥させた干菓子である。暖簾に「諸江屋」とある。「諸江屋」は、嘉永2年(1849年)創業の和菓子屋だそうだ。落雁を中心に金沢の菓子文化を今に伝えるとうたう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO160 ) 露出補正 なし
167_221121217 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 167.手裏剣体験 忍者武器ミュージアム
金沢らしい店があった。中に入ってみなかったが、館内には、手裏剣や鎖武器、甲冑の他、50種類、約160点が展示されているそうだ。子供にも楽しめる「手裏剣体験」コーナーもあり、もちろんお土産ショップもある。近くの寺町には忍者寺もある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO500 ) 露出補正 なし
168_221121218 X800 〇金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 168.出格子 -1
にし茶屋街は、出格子が美しい2階建ての茶屋建築が並ぶ。出格子とは、町屋の1階の表通りに突き出た形式の格子のことだ。木虫籠と書いて「きむすこ」または「きむしこ」と読む金沢の町家の特徴である格子は、割付が細かい出格子(格子の桟の間隔が狭い)で、インドのベンガル地方の赤色顔料を用いたことから「弁柄(紅殻)格子」とも呼ばれるようになったという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 21mm ISO640 ) 露出補正 なし
169_221121219 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 169.にし茶屋街の説明板
にし茶屋街一帯は、明治13年(1880年)の大火により焼失してしまったが、通りに面して、一階に揃いの出格子を設け、座敷を備える背の高い二階を吹放しの縁側とする藩政期以来のお茶屋の伝統的な街並みが、大火以降も踏襲されて現在に残っていると記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO320 ) 露出補正 なし
170_221121220 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 170.出格子 -2
外側は美しい茶屋建築である。しかし、右側の建物は「数登美」という古いお茶屋を改装した和風モダン・バーだそうだ。ここは夜に来ないとわからない。左側の建物は割烹、懐石料理 「にし料理茶屋」という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO500 ) 露出補正 なし
171_221121221 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 171.越前おろしそば「手打ちそば はなれ」
越前おろしそばという暖簾の掛かった店を、外国人連れの観光客が覗き込んでいた。ここは「手打ちそば はなれ」という店だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 32mm ISO1000 ) 露出補正 なし
172_221121222 X800 〇金沢 にし茶屋街 Dr.Xのすし屋G7X.jpg 172.すし屋「桜桃(ゆすら)」
赤い床几に2人の観光客が待っている店は、すし屋「桜桃(ゆすら)」という。「現地ガイドが配信する金沢観光メニュー」というサイトを見ると、この店、「Doctor-X 外科医・大門未知子 スペシャル」で撮影に使われた店だそうだ。この店は2014年2月まで「田むら」という贔屓のお客さんの多い有名な寿司屋だったらしい。店を閉める時には、石川県で最も部数のある北國新聞に「にし茶屋街の名店に別れ 寿司・田むら 今月限り」と大きく掲載されたという。店主の田村さんが高齢になったため閉店と記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO400 ) 露出補正 なし
173_221121226 X800 〇金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 173.西検番事務所
にし茶屋街の芸妓たちの稽古場や管理事務所として、大正11年(1922年)に建築された。事務所のある洋風建築が正面に建ち、その洋風の事務所棟と中庭を隔てた木造2階建、和風の稽古場棟とから成り、事務所棟は寄棟造、桟瓦葺の木造2階建、下見板張りで、明治期に流行したバージボード(軒先飾板)付きの玄関ポーチに特色がある。稽古場のある和風建築が奥に繋がっている。伝統的な茶屋建築が建ち並ぶにし茶屋街において、洋風意匠が目を引くシンボル的な存在である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
174_221121225 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 174.「甘納豆かわむら」 テイクアウト専門店「MAME ノマノマ」
西検番事務所の前、ちょうどにし茶屋街のメインストリートが終わるあたりに「甘納豆かわむら」という和菓子店のような感じの店があった。「甘納豆かわむら」には、「MAME ノマノマ」というモナカスイーツなどのテイクアウト店があった。「甘納豆かわむら」で注文すると蔵や中庭を眺められるところに用意された椅子のあるところで食べることができた。ラムレーズンの最中スイーツを注文すると、早めに食べてくれという。モナカのサクサク具合が保たれる時間が6分なのだそうだ。「甘納豆かわむら」の2階は「サロン・ド・テ・カワムラ」というカフェになっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
175_221121230 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 175.「甘納豆かわむら」の店内
店内の様子を撮らせていただいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 ) 露出補正 なし
176_221121231 X800 金沢 にし茶屋街 G7X.jpg 176.「MAME ノマノマ」で注文
テイクアウト専門店「MAME ノマノマ」でラムレーズンの最中を注文し、ここにあるベンチで食べた。写真に見える蔵の中にも椅子があり、空いていればそこでも食べられる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
177_221121232 X800 金沢 寺町寺院群 G7X.jpg 177.願念寺
「甘納豆かわむら」で会計をする際に、忍者寺への行き方を聞いてみた。西検番事務所の右手の路地を道なりに行って、国道157号線を渡って、そのまままっすぐ行くと着くという。その途中、157号線(ここでは南大通りという)を渡って少し行くと右手に願念寺という寺があった。願念寺は「寺町台寺院群」の一角にある。真宗大谷派の寺で、慶長年間(1596年~1615年)創建で、万治2年(1659年)に河原町(現在の片町)からここに移転した。本堂は文化5年(1808年)に再建されたもので、いわゆる現代の真宗の本堂形式の典型的な建物だそうだ。後から知ったが、境内に松尾芭蕉の「塚もうごけ我が泣く声は秋の風」の句碑があり、この句は奥の細道の旅の途中、弟子・小杉一笑の死を知って詠んだ句という。寺町は加賀藩3代藩主前田利常の城下町づくりによって、犀川南岸の高台に70を超える寺院が集められた町である。寺院が並ぶ寺町通りの築地塀の連なりや、苔むした石垣は、今もなお藩政時代の香りを漂わせている。寺町台は2012年(平成24年)、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
178_221121235 X800 金沢 寺町寺院群 妙立寺 G7X.jpg 178.妙立寺(忍者寺) -1
加賀藩第三代藩主前田利常が創建した。複雑な建築構造と外敵を欺く仕掛けから、忍者寺(にんじゃでら)とも呼ばれる。ちょっと長くなるがwikipediaを引用させていただくと、「寛永20年(1643年)、三代藩主利常が金沢城の近くから移築建立する。利常は徳川幕府により改易されるのを避けるため、徳川家から嫁を迎えるとともに母親を人質に出し、鼻毛を伸ばして馬鹿殿様を演じることで幕府を欺き安心させる。一方、多くの武士が起居できる寺院群(現在の寺町寺院群)を新築し、その中心に出城の役目を持たせた妙立寺を建立する。要塞としての機能を備えた妙立寺は、隠し階段・隠し部屋・落とし穴・見張り台・金沢城へ続く地下通路など外敵を欺く種々な仕掛けを備える。忍者寺と称されるのは、同寺に忍者がいたからではなく、伽藍の複雑な建築構造に由来する。建造は、日蓮の法孫、日像と伝えられる。」と記されている。なんで利常は城下町の寺院を移転させてまで、わざわざ寺町を築いたのだろうか。その理由は二つあるという。一つは、金沢城の防衛能力を強化する為である。金沢城は弱点も多く、あまり堅固な城郭ではなかった。そこで城下町の入口に寺町を設ける事で、有事の際にはこれらの寺町に武士を配置し、砦として用いる意図があった。もう一つの理由は、一向一揆対策だった。一向宗以外の寺院をまとめ、一向宗の寺院はあえて城下町内に散在させたままにしておく事で、一向宗に対して監視の目を光らせ、一揆を未然に防ぐという目的があったという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1250 ) 露出補正 なし
179_221121236 X800 〇金沢 寺町寺院群 妙立寺 G7X.jpg 179.妙立寺(忍者寺) -2
この妙立寺は日蓮宗の寺院である。寛永20年に日通上人が運上町に創建、のちに藩命により、能登の石動山、新堅町へと移築され、万治2年(1659年)現在地に転じている。文久2年に祖師堂の一部を焼失、それ以前は、ここ、願念寺の前の通りを正面としていたが多数の参拝者で混雑のため、13代藩主前田齋泰の命により、兼六園内にあった「竹澤御殿」の正門を移築、鶴来街道(県道179号)側を正面とした。ここ(写真178)はいわば旧正門ということか。この左わきの路地を進んだ右側に境内、本堂があった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1250 ) 露出補正 なし
180_221121237 X800 金沢 寺町寺院群 妙立寺 G7X.jpg 180.妙立寺(忍者寺) -3
旧正門と思しきところの左側の路地の先は、絵馬が奉納されているところがあり、ここから見ると閑静な寺に思えた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 16mm ISO1250 ) 露出補正 なし
181_221121240 X800 金沢 寺町寺院群 妙立寺 G7X.jpg 181.妙立寺(忍者寺) -4 境内と本堂
絵馬が奉納されているところから右を見ると、そこは境内と本堂になっていて、多くの観光客がいた。鶴来街道側の門から入ってきた参拝者だ。本堂は幕命で3階建て以上の建物は禁止されていたことにより、外観は2階建てだが、内部は4階建て7層になっているという。中2階、中々2階があり、部屋数は23、階段数は29もあるのだとか。藩主が庶民に気づかれずに、お忍びで詣るための隠し拝殿が、本堂内に中2階のような形で設けられている。戦火を免れた妙立寺は、歴代藩主の祈願所として崇拝される。北陸の豪雪に耐え、その独特の建築様式を現在に伝えている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO500 ) 露出補正 なし
182_221121241 X800 金沢 犀川大橋 G7X.jpg 182.犀川大橋 -1
忍者寺に入ってきた路地を戻り157号線に出て右へ行くと、犀川大橋が見えてきた。車道上部の梁には、現在の犀川大橋が完成した1924年(大正13年)当時の石川県知事であった長谷川久一が記した橋名板が掛けられている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
183_221121243 X800 神明宮大けやき G7X.jpg 183.神明宮の大ケヤキ(欅) -1
犀川大橋の手前、左側に大きなお社があった。まず、大きなケヤキの木が目につく。そこは、幣形に串刺しにした餅を聖火であぶり食すると悪事災難厄除けに御利益があると言われている300年以上続く「あぶり餅神事」でも知られていて、詩人中原中也や文豪室生犀星とも縁深い神社だそうだ。境内には樹齢1000年を超える大ケヤキが立っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO200 ) 露出補正 なし
184_221121247 X800 神明宮大けやき G7X.jpg 184.神明宮の大ケヤキ -2
神明宮の御神木で、パワースポットでもある "神明の大けやき" は、樹齢1000年を越えると云われる県下最大の大けやき(樹高33m、幹周7.83m、枝幅25m)で、1943年(昭和18年)に当時の文部省より「史跡名勝天然記念物」の指定を受け、金沢市指定保存樹の第一号であると説明されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO800 ) 露出補正 なし
185_221121251 X800 〇神明宮大けやき G7X.jpg 185.神明宮 大ケヤキの紅葉
神明宮は天照皇大神、豊受姫神を祭神とし、古来より "お神明さん" の愛称で親しまれ、金沢旧五社(藩政期より藩主・前田家の信仰特に厚く、中別当または社僧が奉仕しないで、神官だけが守護する5つの神社)の一社で、加賀藩5代藩主・前田綱紀は当宮を氏神とするに至ったそうだ。そして、全国七神(他の6つは東京・芝神明、山形・湯殿山神明、大阪城神明、長野・安曇神明、京都・東岩倉神明、京都・朝日神)、または三神明の一社と云われる。私が住む横浜市保土ヶ谷にも神明社がある。神明社、神明宮は神社本庁によると日本全国に約5千社あるとされている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO320 ) 露出補正 なし
186_221121254 X800 犀川大橋 G7X.jpg 186.犀川大橋 -2
再び犀川大橋に向かって歩く。犀川大橋の橋長は62.3 m、幅員は18.7 m(完成当時の幅員は車道12.5m、歩道1.8mX2)である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
187_221121255 X800 〇犀川大橋 G7X.jpg 187.犀川大橋から犀川下流の眺め
浅野川の愛称「女川」に対して、犀川は、「男川」と呼ばれ金沢市を流れて日本海に注ぐ二級河川である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 21mm ISO125 ) 露出補正 なし
188_221121259 X800 〇犀川大橋 G7X.jpg 188.犀川大橋から犀川上流の眺め
金沢市の南端に位置する奈良岳に源を発し北流する。上流には犀川ダム、内川ダムがあり、さらに2012年(平成24年)には、洪水対策として工事が行われていた辰巳ダムが竣工した。江戸時代初期、犀川上流の水を金沢城に引いた辰巳用水が建設され、現在も流れている。そのほか、金沢市内を流れる数々の用水が取水しており、市民の水資源として重要な役割を果たしている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
189_221121262 X800 〇犀川大橋 G7X.jpg 189.犀川大橋 -3
現在の犀川大橋は1924年(大正13年)に完成し、国の登録有形文化財に登録されている。犀川大橋の完成当時は鋼材が関東大震災の影響もあり入手し難く、英国産を一部使用している。最初の架橋は加賀藩祖、前田利家が造った木造大橋だ。城下一の大きさを誇り、犀川に架かる唯一の大橋であったことから、今と変わらず当時も人の交流や物流が盛んだったという。明治維新以後も洪水や氾濫により度々流失し、明治31年(1898年)に木造橋最後の架け替えが行われた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 14mm ISO125 ) 露出補正 なし

2016年2月26日

茨城県桜川市へ行く(1) 真壁のひな祭り 2月10日

TV​の旅番組を見ていて、​茨城県​桜川市​の真壁という町で​、住民自らが風情ある​街並みを訪れる人をもてなしたいとスタートさせた「ひなまつり」があることを知った。「ひなまつり」は14年目になる。
​  今回も​「和の風 第十四章」として、2月4日~3月3日までの1ヶ月間にわたり町中の家や店などにたくさんのお雛様が飾られ​る​。約300余の見世蔵、土蔵、門などが軒を連ねる真壁の町並みと、その歴史ある建物の中に代々伝わるお雛様が飾られ、春の真壁は懐かしいぬくもりに溢れ​るという​ので、是非行ってみたいと思った。

​ ​

常磐道をカーナビの指示通りに走る。朝食をした守谷SAを出発、土浦北ICで下りるのかと思っていたが、カーナビはその手前の矢田部ICで下りろというので、それにしたがった。​つくば学園都市の先まで県道19号線を走り、国道408号線に入る。筑波山を右に見ながら、県道14号線、同じく41号線をさらに北へ向かった。やがて左折して県道7号線に入ったら真壁のひな祭りのために用意されている駐車場があった。10時20分、駐車場はいくつもあったが、私が入った駐車場にはまだ1台も停まっていなかった。
 ​ 事前にこれだけは見たいと思っていたいくつかのポイントがあったが、その中の一つである「花の井」という銘酒の酒蔵である西岡本店の大きな看板が目についた。まず、そこから回り始める。そのあと町の中心部へ行ったが、そこにはもうたくさんの観光客の姿があった。「ひなまつり」期間中の最後の週あたりはとても混むのだろうと思う。今では、お雛様が約160軒に飾られるようになり、観光客も10万人を超えるように​なったという​。見つけられない探していた​ところもあったが、2時間足らずの時間、真壁の街と「ひなまつり」を楽しんだ。​​
 昼食はあとにすることにして、真壁から少し北東へ行ったところにある雨引観音へ行ってみることにした。15分くらいで着く。驚いたのは境内に放し飼いにされている孔雀(インドクジャク)だった。
 午後2時前に帰路に着く。カーナビは帰りは桜川筑西​IC​から北関東道​に入れという。友部JCTで常磐道に入り、最初のSAで​遅めの昼食にした。

1.「花の井」西岡本店​​
蔵元西岡本店は県道7号線を真壁の町と反対側に入ったところにあった。観光客の姿は見えない。 ​​
​​
Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G​​
プログラムオートで撮影 ( F​11​ 1/​500​秒 ​17​mm ISO200 ) ​露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
2.「花の井」西岡家のおひなさま​​
この酒蔵の敷地内の6か所で​お雛さまが展示されている。入り口の左の蔵に西岡家所蔵のお雛さまが飾られていた。明治時代から大正、昭和とそれぞれの時代の西岡家に伝わるお雛さまだそうだ。
​​
Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G​​
プログラムオートで撮影 ( F​3.5​ 1/​8​0​秒 ​32​mm ISO​3​200 ) ​露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
3.「花の井」蔵元 西岡本店​​
そこには「花の井」に因む品や、薦被り、昔の看板が飾られ、古い電話機の上には「真壁町電話番号表」が掛けられていた。ホームページによれば、西岡本店は天明​2​年​(​1782年​)​​創業だそうだ​。近江商人​の出で、酒づくりに適したこの地で創業以来230余年、伝統を守ると共に常に進取の精神で真摯に酒を造り販売​していると記されている。​
​​
Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G​​
プログラムオートで撮影 ( F​5.6 1/​5​0​秒 ​26​mm ISO​3​200 ) ​露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
4.「国威宣揚」
「国威宣揚」​と刻まれたこんな石柱があった。調べてみると​、「国威宣揚」とは、明治元年3月14日(1868年4月6日)、五箇条の御誓文の宣言に際して明治天皇が臣下に賜ったことば​、すなわち「​億兆安撫国威宣揚の御宸翰(おくちょうあんぶこくいせんようのごしんかん)​」​​のことが最初にでてきた。​​しかし、この石柱に刻まれた「国威宣揚」は、そういうことではなく、太平洋戦争のおり、文字通り、国の威光を世の中にはっきり示そうということのようだ。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​11 1/​5​00​秒 ​38​mm ISO​200 ) ​露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。
5.愛窟神社の大木
真壁の街並みに向かって歩きはじめると、神社があり、その小さな境内に大きなケヤキの木があった。大ケヤキは社殿の後方、向かって右手に立っている。主幹を失い、内部には大きな空洞が開いていると思われる。表面もかなり傷みかけている。幹が太い。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​11 1/​5​00​秒 ​32​mm ISO​200 ) ​露出補正 -0.7段
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6.潮田家 登録有形文化財
真壁には登録文化財に指定されている建物が多くあり、街並みを形作っている。江戸末期に呉服、荒物、雑貨商を営み、明治時代には土浦の豪商と親戚関係を持ち、商圏を拡げ、関東の三越と呼ばれるようになったそうだ。現在はタバコ小売業を営むが当時の主要な建物はそのまま現存しており、当時の繁盛ぶりを偲ばせる。見世蔵は明治​43​年の建築で​、​1階は通り側に広く帳場を構え​、​奥に座敷を配する。高い棟積をもつ重厚な黒漆喰塗の町家で​、真壁の​御陣屋前通りの角地に際だった姿をみせている​と説明されている。​真壁には99棟もの登録文化財が​あるそうだ。​
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​10 1/​400​秒 ​29​mm ISO​200 ) ​露出補正 -0.7段
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7.旅館伊勢屋
ここは必ず見てこようと思っていたところだ。伊勢屋​(​田中家​)​は、既に幕末からこの地にあったが、2代前までは「勢州楼」と称し、真壁でも最も名の知られた料亭であった​そうだ​。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​10 1/​400​秒 ​32​mm ISO​200 ) ​露出補正 -0.7段
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8.旅館伊勢屋 帳場
中に入ると大勢の観光客が見学されている。伊勢屋旅館は、明治中期に料亭「勢州楼」として建造され、平成12年に国指定の登録文化財となっている。入って正面には、昔のままの帳場や長火鉢があり、当時の様子が偲ば​る​。​そこにこの雛壇があった。​また屋敷の奥には、現代の名工によって修繕された江戸時代の土蔵もあ​るという​。 テレビや雑誌でもたびたび紹介され​ているそうだ。ひな人形は、大正、昭和、平成のそれぞれの時代の雛人形が展示さ​れている​。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​5.6 1/​80​秒 ​26mm ISO3200 ) ​露出補正 -0.7段
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9.旅館伊勢屋のチビ女将
帳場の脇には、この旅館のお嬢さんなのだろう、額装された写真が何点か掲げられていた。ちょっと迷ったが、こうやって大勢の観光客に見てもらっているのだから、この写真を載せさせていただいた。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3.2 1/​250​秒 ​24mm ISO1250 ) ​露出補正 -0.7段
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10.旅館伊勢屋 座敷雛​
向かって右手の座敷にも雛人形が飾られていた。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3 1/​250​秒 ​19mm ISO1000 ) ​露出補正 -0.7段
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11.旅館伊勢屋​ 竹蓋年男​さん​​の切り絵​
最近、旅館伊勢屋では竹蓋年男​さん​の切り絵展​が​定期的に開催​されているそうだ。​この日も何点か鑑賞することができた。​傍にぬいぐるみがあった。「いしおです」と名札が付いている。真壁は良質な、小目​といわれる粒度が細かい御影石で有名なところであることを知った。この地の石材業の始まりは約​500​年前と伝えられ​ているそうだが、​明治期に​入る​と、迎賓館(旧赤坂離宮)の造営に使用されたことをきっかけに​「​常陸こみかげ石​」​として知名度が向上し採掘、加工技術の進歩と相まって、皇居の縁石、三越本店、多摩御殿(浅川の橋)、などの公共の建物等に真壁石が使われ​た。​
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3.5 1/​250​秒 ​24mm ISO750 ) ​露出補正 -0.7段
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12.塚本茶舗 登録有形文化財
この地は、明治期には飯塚家の屋敷があり、「肴屋」と称する呉服店を営んでいたと伝えられている。この崩れそうな2階建ての瓦葺、建築面積23㎡の2階建の土蔵​は​飯塚家が建てた文庫蔵であり、既に明治中期には存在していたことが知られている。塚本家がこの土地・建物を買い取って進出したのは昭和​10​年代のこと​だそう​で、当初は塩の卸商を営んでいたが、戦後になって新たに茶舗を開業したと​いわれる​。潮田家から旧郵便局前の通りを「御陣屋前通り」という。真壁は、佐竹氏と同盟関係にあった真壁氏が、関ヶ原の後転封となり、400年の真壁氏の時代が終わると、浅野長政の隠居料として浅野氏の領地になる。その後、三男の長重が笠間とともに領有。それまでは浅野氏は城下町としての整備を熱心に行っていたという。現在の町並みは、浅野氏の時代の町割りだそうで、「御陣屋前通り」という通りの名前にもその名残が残っている。 そのことが記された札が立てられていた。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​8 1/​250​秒 ​19mm ISO200 ) ​露出補正 -0.7段
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13.旧真壁郵便局
旧真壁郵便局は、真壁町の中心部の通称「御陣屋前通り」と高上町通りの交差点の北西角に位置している。昭和2年に第五十銀行(現・常陽銀行)真壁支店として建設されたものだそうだ。その後、所有者も替わり、幾度かの転用を経て、昭和31年から真壁郵便局(特定郵便局)として昭和61年まで使用されてきた。見たところ真壁にはこの旧郵便局以外洋風建築というのはなかった。内外部に郵便局時代の面影を残したまま、街並み案内所として活用されている。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​13 1/​640​秒 ​24mm ISO200 ) ​露出補正 -0.7段
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14.園児制作のお雛さま
旧真壁郵便局の中には、真壁町町田というところにある「ひなの里幼稚園・保育園」の園児たちが作ったお雛さまが飾られていた。園児たちも見学に来るという。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​4 1/​250​秒 ​45mm ISO320 ) ​露出補正 -0.7段
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15.石雛
石雛というのを見たいと思っていた、確か民家の軒先に飾られた石雛の写真が何かに載っていたと記憶していたのだが、それを探し出すことはできなかった。「旧真壁郵便局」のボランティアの方に「石雛はどこで見られますか」と尋ねたところ、教えていただいたのがこの「石匠の蔵」だった。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​6.3 1/​640​秒 ​70mm ISO320 ) ​露出補正 -0.7段
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16.旅籠 ふるかわ
160年前の建物を平成20年に宿泊施設として改装、整備して開業した旅館だという。1日1組限定だそうで、2間続きの部屋に8名まで泊まれるというが、女性限定との話もある。2階の縁に飾られているお雛さまが印象的だった。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​9 1/​320​秒 ​40mm ISO320 ) ​露出補正 -0.7段
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17.川島書店見世蔵のお雛さま
本、雑誌、教科書、文具、学用品、教材、事務用品、事務機器、印章などを販売している川島書店という店があった。近年になって、店舗と家屋を新築したため、見世蔵は現在空き店舗となっている。その見世蔵は初代清兵衛が江戸時代末期に建設したものと伝えられ、登録重要文化財である。そこには江戸時代から平成に至るまでのお雛さまが飾られていた。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3.6 1/​250​秒 ​38mm ISO1600 ) ​露出補正 -0.7段
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18.川島書店 山岡鉄舟の書
川島書店見世蔵​では江戸時代に​川嶋薬舗として生薬店​が営まれていたというが、これは山岡鉄舟の書​による店の看板だ。山岡鉄舟​は​幕臣で​あり、​ 明治期には茨城県参事などを務めた​そうだ。川嶋薬粧とのかかわりはわからない。​
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3.3 1/​250​秒 ​29mm ISO400 ) ​露出補正 -0.7段
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19.村井醸造
真壁伝承館を見学して、下宿十字路へ歩くとその左手に村井醸造があった。滋賀県日野町観光協会発行の「日野・その歴史と自然」には、江戸時代の初期である延宝年間(1673~1680)に常陸の国・真壁の町へ、行商人(近江商人)であった村井重助が醤油・味噌販売の出店を構えたのが、近江商人の関東出店の最も古い記録である記載されているそうだ。初代村井重助が、この地で創業したのも、良質な米と水があったからだと云われている。明治時代に建築された店舗に、脇蔵と大正時代に建築された石蔵と昭和初期の煙突は、登録文化財にも指定されているなど、建物にも歴史がある。​ひな祭りの期間中、店舗内の倉庫では、地元芸術家による日本画の絵画展が開催され​ている。​
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3.3 1/​250​秒 ​29mm ISO400 ) ​露出補正 -0.7段
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20.増田酒店のおひなさま
増田酒店は、村井醸造と同じく、近江(滋賀県蒲生郡日野町)が、店舗創始者の出身地だそうだ。 最初に訪れた「花の井」西岡本店も近江商人の出だったが。近くにある村井醸造の全商品と、蔵でも商品にされていない酒を販売する酒類販売店だが、店の中には昭和53年のお雛​さま​が飾ってある。見学者に無料で甘酒を振る舞ってくれた。かみさんはその甘酒をご馳走になり、美味しかったようだ。真壁の地酒​(​村井醸造)「公明」を売る店で、量り売りもしてるそうだ。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​7.1 1/​250​秒 ​24mm ISO200 ) ​露出補正 -0.7段
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21.つるし雛
​これがどこのお店のつるし雛だったか、解らなくなってしまった。多分、旅館伊勢屋の近くの石田金物店だったと思うが定かではない。​
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​3 1/​250​秒 ​21mm ISO900 ) ​露出補正 -0.7段
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22.蜜弘寺のケヤキ
真壁伝承館から川原町十字路への道筋に大きなケヤキの木が見えた。そこは真言宗熊野山密弘寺だった。密弘寺は、宝治元年(1247)、恵寿僧都が開山したと伝えられている。密弘寺の不動堂は登録有形文化財に指定されている。真壁町指定天然記念物の大ケヤキは、境内に入って参道石畳の脇に立っていた。かなりの年齢を重ねているのだろうと思う。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​11 1/​500秒 ​21mm ISO200 ) ​露出補正 -0.7段
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23.魚キ商店
魚屋さんなのだろうか。お店の土間におひなさまが飾られていた。昭和37年のおひなさま​だそうだ​。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​4 1/​250秒 ​17mm ISO200 ) ​露出補正 -0.7段
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24.高松家のおひなさま -1
そろそろ駐車場へ戻ろうと、下宿通りを県道7号線を目標に歩いて行く途中に、真壁のひなまつりに登録されていない高松家というお宅があった。「のれんの奥の隠れ雛」と張り紙があって、ガラス越しにおひなさまを見る。昭和3年生まれの母が幼い時分に親戚や懇意にしている近所の方々からいただいたものです。当初は雛壇を贈るよりも親戚や懇意にしている方々で申し合わせて一つ一つの小さな雛を贈っていただいたということです。」と説明されていた。なんともやさしい顔をした内裏雛(享保雛)だ。ガラス越しなのでこちら側の映り込みがないように気を付けた。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​4.5 1/​100秒 ​70mm ISO3200 ) ​露出補正 -0.7段
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25.高松家のおひなさま -2
説明の張り紙に「最前列の翅を背負って踊る二蝶舞、犬(チン)連れ雛は珍しいと言われています」とあった。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​4.5 1/​250秒 ​70mm ISO3200 ) ​露出補正 -0.7段
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26.高松家のおひなさま -3
おひなさまは藍染ののれんの向こうにひっそりと飾られていた。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​4.5 1/​250秒 ​70mm ISO360 ) ​露出補正 -0.7段
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27.真壁から見る筑波山
筑波山は日本の関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877mの山。この写真では右側に見える西側の男体山(871m)と、東側の女体山(877m)からなる。真壁からは普段見慣れている筑波山を裏側から見るようになる。
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Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F​9 1/1​250秒 ​70mm ISO360 ) ​露出補正 -0.7段
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