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2010年11月22日

トルコ旅行 その4 エフェス遺跡


 皮製品の店を出て、午後1時少し前にエフェス遺跡に着いた。現在エフェスという町があるわけではなく、観光拠点はセルチュク(Selçuk)という町になる。
 エフェスは紀元前10世紀頃から建設が始まった古代都市でヘレニズム、コリント、イオニア各様式のレリーフなどが見られる。ギリシャ文字の移りかわりなどもみられ長い間発展したことが伺える。ただ現在残っている建築物の多くはローマ時代に作られたものが多いという。
 地中海文明のなかで最も重要な遺跡といわれている。

30.エフェス遺跡 アゴラ
我々一行は南側入り口から入る。午後も快晴、日差しが眩しい。それほど観光客は多くなくゆっくりと見学できそうだ。紀元前1世紀後半に造られたという国家管理下の集会場が広がる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
エフェス遺跡 アゴラ;クリックすると大きな写真になります
31.ヴァリウスの浴場
まず2世紀に造られたという豪華なローマ浴場跡が目に入ってくる。貧富の差を問わず利用でき、市民の社交の場だったという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 44mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヴァリウスの浴場;クリックすると大きな写真になります
32.オデオン
2世紀中ごろに建てられたという小音楽堂。収容人員は1,400人。コンサートだけではなく、会議にも使われたという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
オデオン;クリックすると大きな写真になります
33.メミウスの碑
クレティア通りを北西の方向に進む。その入口にメミウスに碑というのがあった。ポントスの乱からエフェスを平定した、ローマの独裁官スラと息子ガイウス、孫のメミウスという三代にわたるエフェスの支配者を祭った碑で紀元前1世紀に建てられたという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
メミウスの碑;クリックすると大きな写真になります
34.クレティア通り
当時の目抜き通りなのだろうか、正面にセルスス図書館を見て、緩やかな下り坂である。右側にトラヤヌスの泉やパトリアヌス神殿がある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1000秒 95mm ISO400 ) 露出補正 なし
クレティア通り;クリックすると大きな写真になります
35.公衆トイレ
クレティア通りをさらに進むと公衆トイレがあった。1世紀に造られたという水洗式トイレ。便器前の溝にも手洗い用の水が流れていた。横の仕切りはなかったようで話しながら用を足したらしい。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
公衆トイレ;クリックすると大きな写真になります
36.セルスス図書館
エフェスで一番美しい建築物といわれる。この地の当事者であったセルススを偲び、その息子ティベリウスが117年に建てたという。1万冊を越える蔵書があったと伝えられる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 24mm ISO400 ) 露出補正 なし
セルスス図書館;クリックすると大きな写真になります
37.港通り
セルルス図書館を右に出ると商業アゴラとう広場があって、大理石通りが大劇場へ通じている。その大劇場から左、つまり西に向かってこの港通りがある。幅11m、長さ500mのプロムナードで紀元前1世紀に造られた。両側にはアーケード付きの商店が立ち並んだという。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし
港通り;クリックすると大きな写真になります
38.大劇場
収容人員は25,000人を誇ったという。ヘレニズム~ローマ期でも最大級の古代劇場で紀元前3世紀に完成。観客席の高さは38m、広さは直径158mの半月形である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
大劇場;クリックすると大きな写真になります
39.アルテミス神殿跡
アルテミスはギリシアの女神である。その神殿は、紀元前550年頃に、クレタの建築家ケルシプロンと彼の息子メタゲネスによって設計され建築された。エフェスのアルテミス神殿は、紀元前356年7月21日に、ヘロストラトスによる放火で破壊された。まさにこの事件と同じ夜、アルゲアデス朝のマケドニア王、コリント同盟の盟主、エジプトのファラオを兼ねた人物であるアレキサンダー大王が生まれたという。アレキサンダーの死後の紀元前323年に神殿は再建されたとのこと。現在残っているのは柱1本+αである。背景には聖ヨハネ教会とアヤスルク城砦が見える。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
アルテミス神殿跡;クリックすると大きな写真になります
(追記:2011/1/14)撮影データのNIKKOR VR 18-55mmとあったのは、NIKKOR VR 18-200mmが正しいので訂正しました。