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2013年3月28日

タバナン バタフライ・パークで撮った蝶 -2 2月8日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 タバナン バタフライ・パークには約1時間滞在したが、もっと時間を取るべきだったと思う。蛹を付けたゲージがあり、次々と羽化しているようだった。羽化シーンも写真に撮ると余計なものも写りこんでしまい興ざめするが、その瞬間を眺めて、何が出てくるのか見届けるも興味深いと思う。
 バリ島は裏面の美しいカザリシロチョウの仲間がいると聞いていたので、写真に撮るのを楽しみにしていたが、とうとう旅行中会うことはなかった。時期が悪かったのだろうか。
 帰りにショップがあったので、ガイドブックを買って帰ろうと思い尋ねてみたが、ページがちぎれたようなのを見せてくれて、これが残っている最後の1冊だという。せめてパンフレットでもと思ったが、それも在庫切れとのこと。なんだかここもオフ・シーズンという感じだった。

オビモンアゲハ;クリックすると大きな写真になります 12.オビモンアゲハ
初めてみる蝶だった。日本での記録は無いようだ。海野和男さんのブログ「海野和男デジタル昆虫記」によると、「オビモンアゲハはアジアに広く分布するアゲハで、サカハチチョウのように卵を重ねて産み付ける変わった習性を持つ。幼虫も群生し、気持ちが悪い。」と記されていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオネアゲハ;クリックすると大きな写真になります 13.アオネアゲハ
バリ島は蝶愛好家の間で、15年前頃にアオネアゲハ(Papilio peranthus)の多産地として有名になった島だそうだ。このことは予備知識としてあったので、飛翔中のアオネアゲハを園内で見たときにはすぐわかった。よい写真が撮れなかったのが残念。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオネアゲハ 開翅;クリックすると大きな写真になります 14.アオネアゲハ 開翅
花から飛び立った時に一瞬見えたエメラルドグリーンは見事だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Cethosia hypsea  ヒプセアハレギチョウ;クリックすると大きな写真になります 15.Cethosia hypsea ヒプセアハレギチョウ
羽化したてのきれいな個体だった。この蝶は表も裏も晴れ着を着ているようにあでやかである。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
オオゴマダラ?;クリックすると大きな写真になります 16.オオゴマダラ?
沖縄で見るオオゴマダラに比べ、褐色がかった翅の色をしている。また、翅にある黒いドットの模様が極めて少ない。どう見ても同じ種には見えなかったが、種名はわからない。いくつもの図鑑を見比べたが分からなかった。アカボシゴマダラの春型に見られる著しい白化と同じような現象かなと思ったりする。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Papilio ambrax?;クリックすると大きな写真になります 17.Papilio ambrax?
この蝶も同定が難しかった。Papilio ambrax というのはいろいろなタイプがあるようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
130327_018.jpg 18.ハイイロタテハモドキ
ハイイロタテハモドキが開翅してくれた。地味だけど趣のある模様をしている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
キシタアゲハ;クリックすると大きな写真になります 19.キシタアゲハ
ヘレナキシタアゲハと思う。トリバネアゲハはキシタアゲハ属、アカエリトリバネアゲハ属を含めて3つの属からなる。開帳11cm~13cm。園内に数は多かった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
フタオシジミの仲間 シタジロフタオルリシジミ;クリックすると大きな写真になります 20.フタオシジミの仲間 シタジロフタオルリシジミ
彩がきれいなところに止まってくれた。産卵しているようにも見える。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし 
チャイロタテハ;クリックすると大きな写真になります 21.チャイロタテハ
しばらく追い掛け回して撮った蝶だ。きれいな個体と思ったが、残念ながら左後翅が破損していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
チャイロタテハ裏面;クリックすると大きな写真になります   22.チャイロタテハ裏面
21.と同じ個体だが、こちら側から撮ると左後翅の破損が見えない。♀はより黒っぽいというので、これは♂のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし 
.見られなかったカザリシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 23.見られなかったカザリシロチョウ
出発前に中林花山さんのブログを拝見して、バリ島では是非カザリシロチョウに会いたいと期待し、また、実際に会えると思っていた。ところが、ここバタフライ・パークでも、 field でも見ることができなかった。発生時期の問題なのだろうか。バタフライ・パークの資料室で標本を眺めるだけだった。
滞在時間1時間少々で引き上げることになったが、もっともっと時間をとるべきだったと思う。撮影した蝶は20種に満たない。いままで、海外ではカナダのナイアガラとか、シンガポールのセントーサ島など、日本では多摩動物公園昆虫館はじめ各地の昆虫館、昆虫園を訪れたことがあるが、ここタバナンのバタフライ・パークはとても自然で、fieldにいるような感じがあった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 6.1mm ISO800 ) 露出補正 なし