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2011年10月31日

北イタリア旅行 その17 フィレンツェ(4) 9月9日


 まだ、露天商を見て回りたいという、かみさんと娘を残し、娘の主人と2人で、いよいよ、ジョットの鐘楼へ上ることにした。入場料はひとり6ユーロだった。エレベーターのない414段の階段は辛かったが、テラスに上がると素晴らしい展望が待っていてくれた。汗びっしょりで降りてきて、カフェで冷たいビールと、簡単な昼食を摂り、ミラノ行きの列車の時間まで、再びフィレンツェの町を楽しんだ。
  日本を出発する前に、親友からミラノ在住の友人を紹介され、その方からメールをいただき、今夜、ミラノのホテルに着いたら電話をすることになっていた。海外で使えることを確認しておいた私の携帯電話で、その方の携帯電話にかけたところ、コンタクトすることができた。夜8時に、指定していただいたレストランで落ち合い、お互い初対面ながら、一緒に楽しく食事をさせていただいた。私たちだけでは、なかなか注文できないイタ飯を堪能することができた。

221.ジョットの鐘楼を昇る
大聖堂(ドゥオーモ)の建設にあたって、1334年に工匠頭に任命されたジョットは、アルノルフォ・ディ・カンビオの構想にあった鐘楼の計画に専念し、すぐにその建築を開始した。しかし、ジョットは基底部分の建築が済んだ時点(1337年)で死去し、以後は弟子のアンドレア・ピサーノ、1350年以降は聖堂の建築を指揮していたフランチェスコ・タレンティが引き継いでいる。聖堂よりも100年も早い1387年に塔は完成したが、当初計画された塔頂部の尖塔は造られなかった。
  高さ84mの鐘楼は、途中、3、4か所にフロアがあって、そこから外を眺めることが出来る。最初のフロアからの眺めた洗礼堂。右手に見えるクーポラはサン・ロレンツォ教会。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F16 1/1000秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジョットの鐘楼を昇る;クリックすると大きな写真になります
222.ジョットの鐘楼の鐘
2段目のフロアだったろうか、過去実際に使われていた大きな鐘が置いてあった。いま使われている鐘も大きいだけあって、その音は遠くにいてもよく響き、近くで聞くと迫力満点と言われている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジョットの鐘楼の鐘;クリックすると大きな写真になります
223.ドゥオーモの展望台
やっとの思いで414段の狭い階段を上り、鐘楼の屋上の展望台に出た。高さ107mのドゥオーモのクーポラの展望台が、ほぼ同じ高さに見え、多くの観光客が上っている。もう一日あれば、ドゥオーモの方にも上がって、クーポラの内側に描かれている「最後の審判」を近くで見たかったが、今回はジョットの鐘楼の展望台からドゥオーモを眺めることを優先した。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 80mm ISO400 ) 露出補正 なし
ドゥオーモの展望台;クリックすると大きな写真になります
224.ジョットの鐘楼から眺めたドゥオーモ
鐘楼の屋上の展望台から、眺めるドゥオーモのクーポラ、そしてフィレンツェの町の眺めは素晴らしかった。こちらのジョットの鐘楼が85m、ドゥオーモが107mとされているので、向こうの方が高いが、クーポラが「なで肩」なためか、こちらの方が高く感じる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジョットの鐘楼から眺めたドゥオーモ;クリックすると大きな写真になります
225.カフェテリア
ジョットの鐘楼から下りてくると、かみさんと娘が待っていた。汗をかいて、のどが渇いた。冷たいビールが飲みたくて、近くのカフェテリアに入った。席を確保して、座り込み、ビールを買ってきてほしいと、娘たちに頼んだところ、パスタとか、サラダとか、軽食を買ってきて、昼飯にしようということになった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
カフェテリア;クリックすると大きな写真になります
226.シニョーリア広場 ネプチューンの噴水
ヴェッキオ宮の前にはシニョーリア広場がある。ここはフィレンツェの行政の中心で、共和政治をむねとしたフィレンツェでは、ことあるごとに、ここに集まり、議論を戦わせ、挙手によって採決を行ったと言われている。写真はネプチューンの噴水(大理石とブロンズ)で、バルトロメオ・アンマナーティ作(1575年)である。この写真には映っていないが、右手のヴェッキオ宮の入口近くには、ミケランジェロのダビデ像のレプリカがある。ミケランジェロの制作したオリジナルはアカデミア美術館にある。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし
ネプチューンの噴水;クリックすると大きな写真になります
227.ランツイのロッジア
シニューリア広場では市民集会がしばしば開かれたが、その集会が雨でも続けられるようにと1382年に建設されたという。そして、古代およびルネッサンス彫刻のギャラリーになっている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
ランツイのロッジア;クリックすると大きな写真になります
228.ウッフィツイ美術館の入場を待つ人たち
1994年にツアーでフィレンツェに来た時は、この写真と同じように行列を作って、ウッフィツイ美術館の入場を待った。この日は並んでいる人の数はそれほど多くはないようだった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウッフィツイ美術館の入場を待つ人たち;クリックすると大きな写真になります
229.フィレンツッェの似顔絵かき
ウッフィツイ美術館の脇をアルノ川の方へ歩くと、似顔絵を描く絵描きさんたちが営業中だった。アルノ川に出て、右へ向かうとヴァサーリの回廊があり、ヴェッキオ橋に出る。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 35mm ISO400 ) 露出補正 なし
フィレンツッェの似顔絵かき;クリックすると大きな写真になります
230.ヴェッキオ橋
川上の方から眺めたヴェッキオ橋だ。右手にヴァサーリの回廊があり、ヴェッキオ橋まで続く。そして、さらにヴェッキオ橋の階上を通るこのヴァサーリの回廊は、ウッフィツイ宮とアルノ川対岸にあるピッティ宮を結ぶ通路としてヴァサーリにより建設された。橋の中央に3つのアーチが見えるが、昨夕はそこからアルノ川の夕焼けを眺めた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 34mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヴェッキオ橋;クリックすると大きな写真になります
231.ヴェッキオ橋を渡る
ヴェッキオ橋の中に入って、左右の商店を見ながら、その焦点が途切れてアルノ川が見渡せるところまできた。上の写真で3つのアーチがある場所である。そこから上流の方を眺めた。きのうはここで月が昇る夕景色を見た。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 27mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヴェッキオ橋を渡る;クリックすると大きな写真になります
232.ヴェッキオ橋に並ぶ彫金細工店、宝石店
ヴェッキオ橋はアルノ川にかかるフィレンツエ最古の橋である。橋、すなわちこのしゃれたプロムナードも、13世紀にはなめし皮屋や、肉屋が並び、異臭を放っていたと言われる。宮殿近くに臭い市場があることを嫌ったフェルディナント1世の命令により1593年に市場は撤去され、宮殿周辺にふさわしい宝石店が並ぶようになったそうだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヴェッキオ橋に並ぶ彫金細工店、宝石店;クリックすると大きな写真になります
233.フェラーリの店
日本でも、イタリアの名車フェラーリの人気は高い。娘の主人もその一人で、明日はミラノから小一時間ほどのモンツァというところで行われるイタリアGPを観戦に行くという。ドゥオーモの方へ歩いて行く途中で、この店を見つけた。店に入らないわけがない。元気の良い、大阪弁を話す日本人女性の店員さんに迎えられた。私もついつい、ポロシャツをお買い上げ。ここはフェラーリのライセンスを得たPUMAの店だった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし
フェラーリの店;クリックすると大きな写真になります
234.昼間見るドゥオーモ
今日は快晴である。青空のもと、ピンク、グリーンが混じる美しい大理石の洗礼堂、ドゥオーモ、ジョットの鐘楼が映える。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F14 1/800秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
昼間見るドゥオーモ;クリックすると大きな写真になります
235.ミラノ駅到着
フィレンツェの散策を堪能し、サンタマリア・ノヴェッラ駅から16:00発のユーロスターに乗り、17:45、ミラノ中央駅に着いた。 ミラノ中央駅(ミラノ・チェントラーレ) は、ミラノを代表する駅で、前にも記したが、ローマ・テルミニ駅に次いでイタリアで2番目の乗降客数(1日約32万人)であるだけでなくヨーロッパの鉄道駅としても主要な駅の一つであると言われる。線路、プラットホームの上のアーチ型の屋根は偉大である。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 26mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミラノ駅到着;クリックすると大きな写真になります
236.おまけ ジョットの鐘楼展望台からのパノラマ写真
5枚の写真を Photoshop Elements で合成した。画角は180度弱と思う。左にサン・ロレンツオ教会が見え、その右側の緑色の屋根は中央市場。中央右にまっすぐ伸びる道はリカーソリ通りというのだろうか。洗礼堂や花の聖母教会の頭越しに撮っている。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
ジョットの鐘楼展望台からのパノラマ写真;クリックすると大きな写真になります