北イタリア旅行 その19 マッジョーレ湖(2) 9月10日
遊覧船でマードレ島、ペスカトーリ島、ベッラ島と廻って、ベッラ島に上陸し、島の中を散策した。それほど大きな島ではなく、しかもその大部分は宮殿と庭園になっていて、宮殿と庭園を見なくては意味がない。入場料はひとり12ユーロと少々高めだった。しかし、その宮殿の中で見たものは宝の山であり、庭園からの眺めも抜群であった。11時から小1時間、宮殿と庭園を鑑賞し、12時頃の船に乗って、元の船着場に戻った。
午後はロープウェイに乗ろうと思う。その前に、バールに入って、生ハムのサンドウィッチとビールで昼飯にした。折角ロープウェイでMATTARONE山に上がったが、空は雲が覆っていて、陽が差さない。蝶の写真を撮りたいとの期待もあったが、気温も低まったく蝶を全く見ることができなかった。
午後3時過ぎに、ストレーザの駅に戻った。15:48発の各駅停車に乗り、16:52にミラノ中央駅に帰着した。所要時間は1時間4分、行きに乗ったユーロシティと10分しか違わない。料金は一人6.65ユーロだった。
253.ベッラ島の土産物屋 ベッラ島にはボッロメオ家のボッロメオ宮殿(Palazzo Borromeo)と階段状のバロック庭園があり、イタリアバロック建築の傑作と言われている。島の面積のほとんどがこの宮殿と庭園であるが、それでもその周囲には、土産物屋とレストランが並んでいる。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 22mm ISO450 ) 露出補正 なし | |
254.ベッラ島から見たペスカトーリ島 ベッラ島からは、北西の方向、すぐ近くにペスカトーリ島が見える。ペスカトーリ島は100mの幅で300mほどの長さしかない小さな島で、その名の通り「漁師の島」だそうだ。San Vittoreを奉る教会が見える。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 95mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
255.白い孔雀 船着場の傍に戻り、入場料を払って、宮殿の中に入った。宮殿の中は残念ながら撮影禁止だった。(宮殿内部の写真)1797年にはナポレオンも逗留したという部屋や、、日本ではあまり知られていないが、イタリアでは誰もが知っている偉大な彫刻家カノーヴァの作品などで飾られた宮殿内の各部屋は、贅を尽くし、ボッロメオ家の繁栄ぶりをうかがわせる。地下にあった貝と小石で天井から壁や床まで装飾した洞窟風の部屋は興味深かった。上階で見てきた豪華な部屋との隔たりを感じた。 宮殿の見学を終え、アラス織り(つづれ織りの一種)で飾られた廊下を抜け庭園に出ると、白い孔雀がいた。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
256.ベッラ島から見たマッジョーレ湖対岸 南側および西側のマッジョーレ湖の岸は近い。500mから1kmくらいではなかろうか。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 50mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
257.ボッロメオ宮殿のバロック庭園 -1 このバロック庭園はボッロメオ伯爵カルロ三世が妻イザベラ・ダッダへの贈り物として造らせたそうだ。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 18mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
258.ボッロメオ宮殿のバロック庭園 -2 庭園のテラスから眺めるマッジョーレ湖は美しい。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 15.7mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
259.マッジョーレ湖畔で日光浴 さて、宮殿と庭園の見学を終え、ちょうど昼ごろの船で、元の船着場へ戻る。今度はほかの島への寄り道はなしで直行だった。天候がいまいちであまり期待はできないが、午後はMATTARONE山にかかるロープウェイに乗って上に行ってみたいと思い、ストレーザの町の中心から1kmほどの Lido という場所にある乗り場に向かった。船着場から、戻るような道になる。湖を右手に見て歩く途中、気持ちのよさそうなカフェがあったので入って、昼食にした。湖畔で日光浴をしている人たちもいる。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/1250秒 13.8mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
260.ロープウェイから ロープウェイの乗り場は、ベッラ島のすぐ南にあった。ロープウェイには途中乗換がある。天候は芳しくなく、写真を撮っても色が出ない。乗客も少なかった。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F11 1/400秒 44mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
261.ロープウェイからベッラ島、ペスカトーリ島を望む 右手に見えるのが、午前中歩いたベッラ島で、左手がペスカトーリ島である。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 46mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
262.中間駅 ALPINO 10分ほどで中間駅のALPINOに着いた。標高は803mと記されていた。ここには4万㎡の広大な植物園があるそうだ。ハイキングコースもある。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/160秒 12.1mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
263.MATTARONE駅 乗り継いだロープウェイでさらに10分、MATTARONEに着いた。標高1385mと記されている。MATTARONE山の標高は1491m。頂上へはここから15分ほど歩くようだ。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
264.MATTARONE 山頂へのリフト だが一歩、ロープウェイ駅舎の外に出ると、2人乗りのリフトがあり、さらに上へと向かっている。天気が良ければ行ったのだが。頂上に上ると、マッジョーレ湖の反対側にオルタ湖見え、天気が良ければアルプスのモンテローザも見えるとのこと。ロープウェイの駅の周辺を少し歩いてみようと思ったが、ガスが出ていて、視界が悪く諦めた。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
265.ロープウェイで下山 MATTARONE 山頂駅付近には、何も見るものはなく、山頂に向かっても視界は悪い。仕方なく、早々に下りのロープウェイに乗る。残念だが仕方がない。下りのロープウェイだが、途中はこのように昇って行くところがある。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/450秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
266.下りロープウェイから また、途中のALPINOで乗り継いで、まもなく麓の駅に到着する。下へ降りてくると空はやや明るくなり、薄日が差していた。この右手の方がストレーザの駅になる。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/800秒 56mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
267.ストレーザ駅 ストレーザの駅に着いたのは午後3時ごろだった。時刻表を見ると、次のミラノ行きは15:48発の各駅停車だ。窓口でミラノ中央駅までの切符を買い求め、プラットホームに入る。貨物列車が通過していった。16:52にミラノ中央駅に着いた。 モンツァへイタリアGPを見に行った娘の主人とは7時に荷物を預けてあるホテルのロビーで落ち合うことになっている。2時間ほどあるので、ミラノ中央駅から地下鉄に乗ってドゥオーモまで行って見ることにした。地下鉄の切符を買おうと自動券売機の前に行くと、また、1ユーロをねだるお助けマンが寄って来て、何か話しかけてくる。 かみさんが、自動販売機で切符を買っている日本人らしき青年に「日本の方ですか?」と尋ねたら「はい」という返事。切符の買い方を教えてもらって、礼を言うと、自分もドゥオーモまで行くとのこと。地下鉄3駅をご一緒いただいた。オランダの大使館に勤務されている方だった。おかげで第3のトラブルにならずに済んだ。
Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/400秒 62mm ISO400 ) 露出補正 なし |