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Studio YAMAKOで“マンホールの蓋”が含まれるブログ記事

2022年7月29日

⑤時計台、二条市場、すすきの など(6月29日) 北海道旅行 札幌,、そして富良野・美瑛バスツアー 6月27日-30日 

北大総合博物館を見学し、ポプラ並木を見て、北大正門の前でタクシーに乗り、サッポロファクトリーと告げた。札幌駅の東側の、昨日、富良野へ行くバスで通ったところにある。バスの中から見たときは、蔦が絡まったレンガ造りの壁しか見えなかったが、中に入ると透明な高い天井で覆われたアトリウム(温室のような建物)が広がり、その両側には、ショッピングモール、アミューズメント施設、レストラン、フィットネスクラブ、ホテルなどの施設があり、それぞれの建物は連絡通路で接続していた。入って左奥に見えたレストランエリアへ行って見た。外階段で3階に上がったところに、北海道らーめん 奥原流「久楽」というところが見えた。4~5人待っていたが、急ぐ旅ではないので並んで入ることにする。味は良かった。
 ラーメンを食べたあと、アトリウムの外に出て、札幌開拓使麦酒醸造所跡の建物や煙突などを見てきた。
 そこから、時計台まではそう遠くはない。腹も満たされたし、婿殿の案内で歩き始めた。正式名称を「旧札幌農学校演武場」という札幌市時計台は、今まで何回も札幌へ来たことがあるのにゆっくり見学したことがなかった。
 今日の夕食は「すすきの」でジンギスカンと決めていたが、まだ午後3時である。次は何処に行くかと協議の結果、「二条市場」をのぞいて見ようということになった。南へ1kmほど下がった創成川沿いにある。平日の午後であったが、お客さんはほとんどなく活気がない。コロナの影響を大きく受けているのだろう。
 ここから狸小路を通って「すすきの」へ向かう。婿殿のお目当てのジンギスカン店は2っあった。ひとつは「松尾ジンギスカン」のすすきの店、もう一つは、「だるま」という店だった。探しながら歩く。ジンギスカンの店が多い。「だるま」という店を探し当てた。開店は4時半だという。あと10分だ。入り口の前に立って開店を待つことにする。私たちのすぐ後に若いご夫婦が来られた。「どちらからですか」と尋ねると、「京都です」ということだった。
 ゆっくりと本場のジンギスカンを楽しんで、「すすきの」から地下街を歩いて札幌駅に戻ってきた。デパ地下で夜食をちょっと探してホテルに戻る。この日は18,000歩も歩いたので、少し疲れた。

000_220629301 X700 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg
重要文化財 札幌市時計台(旧札幌農学校演武場) 2022年6月29日 札幌市中央区北1条西2丁目

086_220629811 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 86.札幌開拓使麦酒醸造所跡の建物 レンガ館
明治政府は、明治2年(1869年)北海道の開拓と近代国家建設のために「開拓使」を設置したことは北大博物館でも学んだ。アメリカなどから招いた技術者の指導のもと新たな産業を数多く興していった。農業と勧業の柱になったのが、ビール造りだったという。原料の大麦・ホップの調達、低温で発酵・熟成させるビール造りには欠かせない氷が豊富に手に入る北海道は、ビール造りに必要な条件に恵まれていたことがその理由だった。そして、明治9年(1876年)ドイツで醸造法を学んだ日本人技術者らも集まってサッポロビールの前身となる開拓使麦酒醸造所が誕生したのだ。そこは現在サッポロファクトリーとなり「札幌開拓使麦酒醸造所」はその一角で当時の製法にならったビール造りを続けているブルワリーである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 160) 露出補正 なし
087_220629816 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 87.サッポロファクトリー 商業施設
サッポロファクトリーは、サッポロビール工場跡地につくられた大型複合商業施設である。レンガ造りの壁から中に入ると、写真のような広大なアトリウムが広がる。館内は大きく7つのエリアに分かれ、特徴的なのは大きな温室のような造りになっているアトリウムだ。地下から4階分が吹抜けになっており、日差しが注ぐ気持ちのよい空間。吹抜けを囲むように並ぶアウトドアショップや雑貨店、インテリアショップやカフェをめぐりながら買い物が楽しめるようになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 250) 露出補正 なし
088_220629819 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 88.煙突広場
レンガ館として転用されている「赤煉瓦建築群」の中で最も古いものは明治25年に建てられた煙突である。「サッポロビール煙突」は大正4年に作られたもので、ともに開拓使時代からの歴史を物語る風貌が印象的である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 13mm ISO 125) 露出補正 なし
089_220629829 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 89.札幌開拓使麦酒醸造所見学館
前の写真で煙突の右側に見える赤レンガの建物が見学所になっていた。中に入ってみる。階段を上がって2階が展示室になっていて、復刻版と思うが、札幌開拓使麦酒醸造所のクラフトビールが並べられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 800) 露出補正 なし
090_220629834 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 90.「男は黙ってサッポロビール」
こんなコピーが流行った時代があった。三船敏郎、石原裕次郎、長嶋茂雄がポスターに登場している。サッポロのHPには「サッポロビールは爽やかで切れ味が特色であり、やや女性的であるとされていました。当時のヘビーユーザーは男性でしたから、男らしいイメージに方向転換させなければなりませんでした。こうした背景で生まれたのが"男は黙ってサッポロビール"。1970(昭和45)年のことです。世界の三船敏郎の起用は必然性があったのです」とあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 400) 露出補正 なし
091_220629837 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 91.赤レンガの札幌開拓使麦酒醸造所見学館
前後したが、札幌開拓使麦酒醸造所見学館の正面である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO 125) 露出補正 なし
092_220629844 X800 サッポロファクトリー G7X.jpg 92.札幌開拓使麦酒醸造所の煙突跡
開拓使は1876(明治9)年6月、醸造所の建設が着手され、9月に「開拓使麦酒醸造所」が完成。サッポロビールの歴史が始まった。その後、1886年に開拓使廃止されて北海道庁が開設され、1886年(明治19年)11月、官営ビール事業は民営化され「大倉組札幌麦酒醸造場」として新たなスタートをきった。この「サッポロビール煙突」は大正4年に作られたもので、開拓使時代からの歴史を物語る。煙突の根元を見る機会はないので迫力を感じた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO 400) 露出補正 なし
093_220629296l X800 札幌の街 Z50 18-140.jpg 93.札幌市時計台 -1
正式名称を「旧札幌農学校演武場」といい、1878年(明治11年)に建てられた。特徴的な外観の建築物であり、時計台としては日本最古である。計画者は札幌農学校の2代目教頭であったウィリアム・ホイーラーであり、北辺警備に備えた訓練を目的として、安達喜幸をはじめとする北海道開拓使工業局による設計・監督のもと建造された。この写真を撮ったところに、撮影スポットとして台が設けられていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 50mm ISO 110 ) 露出補正 なし
094_220629300 X800 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg 94.札幌市時計台 -2
正面の前を通って奥へ行って見た。なるべくビル群が映り込まない位置を探したが、どうしても入ってしまう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 180 ) 露出補正 なし
095_220629860 X800 札幌時計台 G7X.jpg 95.時計台が描かれたマンホールの蓋
日本独特の伝統や文化の中でも、外国人観光客を強烈に惹きつけるコンテンツの一つにマンホールの蓋があるという。日本でも以前からマンホール蓋に魅力を感じるマニアが存在しているが、そのルーツは、デザイナーで路上観察学会員の林丈二さんが1984年に「マンホールのふた 日本篇」という本を出版した。「マンホール蓋」を観察する文化はそれから始まったといえるようで、実は結構長いようだ。写真のマンホールの蓋は時計台の敷地内にあった、時計台と鮭が描かれ印象に残った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 400) 露出補正 なし
096_220629880 X800 札幌時計台 G7X.jpg 96.時計台の中
時計台の中に入ってみた。平成7年から10年にかけての改修工事が終了し、資料館として整備されている。2階は明治32年札幌農学校卒業生として初めて博士号を授与された佐藤昌介、南鷹次郎、宮部金吾の学位授与祝賀会の時の講堂の情景を再現している。夜間は音楽会、講演会、結婚式などのホールとして貸し出しがされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/160秒 14mm ISO 3200) 露出補正 なし
097_220629888 X800 札幌時計台 G7X.jpg 97.クラーク博士の像
クラク先生と一緒に写真が撮れるコーナーもあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/80秒 16mm ISO 3200) 露出補正 なし
098_220629306 X800 〇札幌の街 Z50 18-140.jpg 98.札幌市時計台 -3
時計台と道路を挟んで反対側の建物にあったカフェでお茶にすることにした。階段を2階に上がったところがテラスになっていて、時計台を正面から見られる。トップの写真は反対側の道路から撮った写真だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 20mm ISO 400 ) 露出補正 なし
099_220629900 X800 札幌時計台 G7X.jpg 99.テレビ塔
テレビ塔を見ながら南へ、二条市場を目ざして歩き始めた。当初は電波発信塔としての役割を担っており、1956年(昭和31年)にはすでに塔体が完成していて、12月22日にはNHK札幌放送局が、1959年(昭和34年)4月1日には札幌テレビ放送 (STV)が、それぞれテレビ放送の電波を発射し始めた。塔体が完成した翌年の1957年8月24日 、 塔体に付属する展望台などが完成し、展望台の営業が開始された。2002年(平成14年)に内外装の大改修が実施されている。今も大通の景観上重要な存在だが、近隣に40階建ての超高層マンションが完成するなど周囲の建物の高層化が進み、かつての突出感はなくなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 18mm ISO 160) 露出補正 なし
100_220629903 X800 〇札幌時計台 G7X.jpg 100.秋野総本店薬局
数日前、TVで「札幌で100万円を使う」といったようなテーマのお笑い番組で、この薬局が登場した。「さっぽろふるさと文化百選」に選ばれている秋野総本店薬局である。南1条西1丁目にある。この建物は1901年(明治34年)に竣工しているが、南1条通に面した部分は石造倉で隣が店舗になっている。明治の商家の佇まいを今に伝える貴重な文化資産だ。開拓使が札幌の街造りを始めた時期に始めた老舗中の老舗といえるだろう。そのTV番組では創業明治5年、ご主人は6代目と言っていた。南一条通の先にもう1軒、上村漢薬堂薬局とい大きな漢方の薬局があった。ここは昭和4年創業だった。漢方薬の大きな薬局が2件もあったのにちょっと驚いた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO 320) 露出補正 なし
101_220629909 X800 二条市場 G7X.jpg 101.二条市場
創成川の向こうに二条市場が見えてきた。特に何を買いたいという目的はない。平日の午後というためか、あるいはコロナのためか、ひっそりとしている。かつては、 「二条魚町」と呼ばれ、現在も正式名称は「札幌二条 魚町商業協同組合」という。 この市場が生まれたきっかけは、明治初期に浜の漁師が石狩川を上って札幌に入り、鮮魚を売り 始めたことといわれている。アクセスの良さが魅力の二条市場。南二条通に面した道路沿いには創業100年以上の商店があり、常連客も多い歴史ある市場である。札幌にはもうひとつ、少し離れてはいるが地下鉄東西線の二十四軒駅近くに札幌市中央卸売市場の場外市場がある。そこは約60店舗のお店で食事もお土産も叶えられる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO 160) 露出補正 なし
102_220629911 X800 二条市場 G7X.jpg 102.二条市場の路地
ここは飲食店の多い区画なのだろうか。中途半端な時間のためか、閑散として、閉まっている店が多い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
103_220629913 X800 〇二条市場 G7X.jpg 103.二条市場の鮮魚店 -1
表通りに面した鮮魚店には蟹が並んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO 1000) 露出補正 なし
104_220629917 X800 〇二条市場 G7X.jpg 104.二条市場の鮮魚店 -2
鮮魚店が軒を連ねているが、お客さんがいない。淋しく感じるのは平日の午後のためだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 640) 露出補正 なし
105_220629920 X800 〇狸小路 G7X.jpg 105、狸小路
二条市場の前の創成川を渡ると、1丁目から7丁目迄続く狸小路商店街のアーケードが見えた。総延長約900m、店舗数約200軒の北海道で歴史ある商店街の一つになっている。1869年(明治2年)に明治政府が開拓使を設置して1871年(明治4年)に札幌に本庁舎が移転すると、現在の南1条から南3条までの間に町屋や飲食店が建ち並び始めた。1873年(明治6年)頃には、すでに現在の西2丁目から西3丁目の一角を「狸小路」と呼んでいたという。145年以上の歴史があるのだ。全蓋アーケードは、1958(昭和33)年に狸小路3丁目に設置されたのを皮切りに、狸小路商店街はその街区ほとんどの部分が全蓋アーケードとなった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO 800) 露出補正 なし
106_220629928 X800 すすきのへ G7X.jpg 106.「すすきの」を走る札幌市電1100形(愛称シリウス)
札幌市電の新しい車両である。運転開始後50年以上経過し老朽化した路面電車車両を置き換えるため、2024年度まで毎年1、2両ずつ、新型低床車両の導入を計画していた。しかし、東京オリンピック・パラリンピックを前に、全国の鉄道会社などから車両メーカーへ注文が殺到した。そのため車両メーカーの生産が追いつかず、計画通りに車両を導入できなくなった。そこで、先に2013年(平成25年)と2014年(平成26年)に3編成導入した3車体連接車であるA1200形(愛称ポラリス)の導入計画を変更し、2018年(平成30年)からは、構造がシンプルで作りやすい「単車タイプ」の車両とすることとして、新型車両の導入を急ぐこととなり、1100形が制作され、2018年(平成30年)10月27日より営業運転を開始した。今後、2028年(令和10年)度までに10両が導入される予定となっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO 800) 露出補正 なし
107_220629934 X800 すすきのへ G7X.jpg 107.札幌市電ラッピング車両
札幌にはいろいろなラッピング車両の市電が走っている。これは「不動産のビッグ」というラッピング車両、210形である。「すすきの」停留所に停車中。210形は1958年(昭33)に札幌で製造された道産車両だそうだ。2軸車の電気部分を一部流用して新造したもので、210形・220形・240形は3形式とも仕様は同だが、製造年の違いから形式番号を変えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO 640) 露出補正 なし
108_220629936 X800 すすきのへ 札幌で一番 G7X.jpg 108.きょうど料理亭 「杉の目」
婿殿が「あそこはなかなか高級なところです」と教えてくれた。昭和38年創業のかにと北海道料理の店である。HPには「昭和38年に札幌・すすきのに誕生して以来、地元をはじめ多くのお客様に支えられてまいりました。大正4年に建てられた札幌軟石づくりの石蔵の中で、北海道ならではの歴史を感じながら北の味覚をご堪能いただけます。」とあった。残念!今夜はジンギスカンに決めている。どっちにしても水曜日は定休日だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO 2000) 露出補正 なし
109_220629940 X800 すすきのへ ジンギスカンだるま G7X.jpg 109.成吉思汗「だるま」
ジンギスカンのお目当ての店「だるま」を探し当てた。店の前へ行って見ると開店は4時半である。あと10分ほどだ。人気店なのであとで来て入れなくなっても困る。そのまま待って、京都から来られていた若いご夫婦と同時に入店した。まだ、注文をし終わらないうちに、どんどんお客さんが入ってきた。「だるま」は昭和29年創業の老舗である。値段はリーズナブルだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO 1600) 露出補正 なし
110_220629941 X800 すすきのへ ジンギスカンだるま G7X.jpg 110.成吉思汗「だるま」 店内
なかなか清潔感のある店だった。365日欠かさず仕入れている新鮮なマトン肉だそうで、全く臭みなどない。女将自らが仕込む秘伝のたれでジンギスカンを楽しんだ。帰る頃は店は満席で、京都から来たご夫婦に「よい旅を」と挨拶して店を出た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2000) 露出補正 なし
111_220629947 X800 札幌地下街 G7X.jpg 111.札幌地下街
ほろ酔い気分で、「すすきの」の街に出た。まだ宵の口である。だが、この日は随分と歩いた。早くホテルに帰って休みたいと思う。しかし、「すすきの」からもうひと歩きすることになってしまった。 札幌地下街  である。 札幌地下街  を私たちは「すすきの」駅から札幌駅まで歩くことになった。仕事帰りの人たちが多い。1972年札幌オリンピックに向けた札幌市営地下鉄建設に合わせて建設された。地下空間の発展は、積雪寒冷地にある札幌の市街形成の特徴のひとつでもある。JR北海道札幌駅北側から札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)・ポールタウンを通ってすすきの駅までの1,900 mがほぼ直線でつながっており、日本国内で最も直線距離が長い地下通路(地下道)になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO 2500) 露出補正 なし


2016年11月 1日

犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く 10月17日~18日 (2) 郡上八幡 10月17日

犬山では針綱神社と三光稲荷神社をゆっくり見たかったが、バスへの集合時間が迫り、拝殿で手を合わせただけだった。
  10月17日、次の観光は郡上八幡だ。ここも古い町並みを見ることになる。
  14時15分、バスは城下町犬山から岐阜各務原ICを東海北陸自動車道に入った。1時間少々かかって郡上八幡に到着。ここでも車内で郡上踊りの実演などの見学ができる「郡上八幡博覧館」への入場が募集されが、これもやめて、古い町並みを見ることに専念することにした。
  郡上八幡は飛騨高地の南部に位置する。長良川が町の西側を北から南に貫流しており、市街地の標高はおよそ200メートルと比較的低く、町の東西の山地から支流が流れ込む。集落は長良川とその支流沿いに形成されており、吉田川が長良川に流れ込む辺りが郡上八幡の市街地である。今もきれいな城下町が残る情緒溢れる町で「水のまち」とも呼ばれるほど町のあちこちに水路がある。歴史に残る「郡上おどり」も郡上八幡の伝統の1つだ。
 バスは「郡上八幡博覧館」の駐車場に入った。そこから職人町、鍛冶屋町といった古い町並みを午後4時半過ぎまで歩いて回った。

  バスは郡上八幡から東海北陸自動車道を走り、ひるがの高原スマートICで下りた。今夜の宿はひるがの高原にある「郡上高原ホテル」だ。ホテルの後ろがすぐスキーのゲレンデになっている。海抜1,000mのところにある。温泉ではないかもしれないが、広い露天風呂があり、夕食前に入浴した。到着して急いで大浴場へ行ったら、その時たまたま他の入浴者がいなかっただけかもしれないが、一番風呂だった。

19.長敬寺
バスへの集合時間を確認して、さっそく古い町並みを見て歩くことにする。長敬寺という寺があった。辻の突き当りには城下の防御のための寺が配置され、13もの寺が狭い町の中にあるそうだ。wikipediaによれば、慶長6年(1601年)に八幡城主遠藤慶隆は、古今伝授の祖といわれる東常縁の玄孫の正勧坊正欽が、飛騨高山の照蓮寺にいると聞き及び、これを招いて創建し、自らの菩提寺としたと。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO250​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.職人町、鍛冶屋町
長敬寺の角を左に曲がって、職人町、鍛冶屋町を歩く。古い家並みの軒先にはほとばしるように流れる水路がある。振り返ると突き当りに長敬寺がある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 48mm ISO480​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.軒先を流れる水路
町割りに沿って通りの両側を流れる水路は、寛文年間(1660年ころ)に城下町の整備を進めた城主の遠藤常友が防火の目的のために4年の歳月をかけて構築したものだそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 50mm ISO640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.登録有形文化財 堀谷医院​​
ちょっと雰囲気の異なる建物が目を引いた。登録有形文化財の銘板があるが何の建物かわからなかった。戻ってきて、写真に写し込まれた「第21-0036号」という登録番号をもとに検索した結果、大正9年(1920年)築の堀谷医院と分かった。現在も診療が行われているようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 22mm ISO720​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.お店の前で立ち話
職人町、鍛冶屋町をまっすぐ進んで本町に入った。「白雪」という歴史を感じる看板には上田酒店と書かれた酒店があった。郡上で一番古い酒屋だそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO1000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.にっき飴
先を歩いていたかみさんが入った店がある。桜間見屋(おうまみや)と書かれた古い看板が掛けられていた。この老舗はこれから行く宗祇水への入口にある。創業明治20年で当初から飴屋で肉桂玉を作り、現在6代目を継いでいるという。桜間見屋のこの看板は創業当時のもので、大正8年の大火でここ一帯が焼け野原と化した時にも、避難させて唯一残したと伝えられている大切な看板だそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO1600​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.桜間見屋の店内​​
お店のお嬢さんに「店の中の写真を撮らせていただいていいですか」とお断りして写真を撮らせていただいた。さすがにっき飴の専門店「元祖肉桂玉本舗」は豊富な品揃えだった。私はにっき飴が好きだ。かみさんは良い店を見つけてくれた。もちろんお買い上げ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 18mm ISO2800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.宗祇水​​​​
本町の通りから右に入る小道があった。そこの石畳を下ると吉田川にそそぐ小駄良川にかかる赤い橋があり、その手前右側に宗祇水があった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 46mm ISO720 ​) 露出補正​ ​なし
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27.宗祇水​​​​
宗祇水とは、要するに名水百選に選ばれた泉である。1985年(昭和60年)宗祇水(白雲水)として名水百選第1号に指定されているそうだ。室町時代の領主 東常縁 と連歌の祖 飯尾宗祇 の古今伝授の故事を伝える泉という。江戸時代に修復されたのち、現在まで往時の姿をとどめ、美しい水がこんこんと湧き出している。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 28mm ISO1000 ​) 露出補正​ ​なし
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28.赤い橋
長良川の支流である吉田川にそそぐ小駄良川に赤い橋(清水橋)が架かっていた。橋のすぐ向こうがもう吉田川である。wikipediaによれば、小駄良川(こだらがわ)は、岐阜県郡上市を流れる木曽川水系の河川で、吉田川の支流のうち、唯一一級河川に指定されている。郡上市八幡町北部、明方村との境界にある河鹿に源流部がある。山間部を南へ流れていくつかの小河川と合流して八幡町市街部で吉田川と合流するとある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 24mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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29.小駄良川の川上​​
宗祇水のところにある赤い橋(清水橋)から小駄良川の川上を望む。洞泉寺橋が見える。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 38mm ISO380 ​) 露出補正​ ​なし
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30.マンホールの蓋
清水橋を渡って少し進むと、小駄良川が吉田川に流れ混むところがあった。中河原公園という公園になっている。そこから再び、清水橋にむかって戻る。マンホールの蓋には清流を泳ぐ魚が描かれている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 20mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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31.石畳の坂道
再び宗祇水のところへ戻り、清水橋を背に降りてきた坂道を上がって本町通りに出た。右へ行って、吉田川の宮ケ瀬橋を渡る。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4 1/​250​秒 31mm ISO560 ​) 露出補正​ ​なし
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32.宮ケ瀬橋から新橋を見る
宮ケ瀬橋から上流を眺める。見えているのは新橋で、よくTVで子供たちが川に飛び込む夏の風景として報じられる橋だそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250​秒 56mm ISO320 ​) 露出補正​ ​なし
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33.新町通り​​
宮ケ瀬橋を渡ってまっすぐ南へ進むと四つ角があって、真っすぐが橋本町、右(西)が新町、左(東)が左京町になっている。写真は新町通りのアーチ。ここも古い町並みで、ここも郡上踊り会場になる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f9 1/​320秒 38mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
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34.願蓮寺
橋本町の突き当りには願蓮寺があった。門も立派で、本堂も立派だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250秒 24mm ISO480 ​) 露出補正​ ​なし
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35.郡上八幡旧庁舎
一旦、左京町へ戻って、左京町の通りを東へ歩くと、昭和11年に建てられた国の登録文化財に指定されている郡上八幡旧庁舎があった。今は記念館となって、観光案内所などがある。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 22mm ISO220 ​) 露出補正​ ​なし
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36.新橋から上流を望む
郡上八幡旧庁舎の前を左に曲がると新橋に出た。ここで再び吉田川を渡る。上流を眺めると八幡橋が見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8 1/​250秒 48mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
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37.旅館「備前屋」​​
新橋を渡って左に曲がるとその右側の岩をくりぬいて神農薬師の洞があった。その先を右に折れると柳町の通りだ。そこに、趣のある門構えの「備前屋」という旅館があった。老舗なのだろう。郡上八幡の250年の歴史の中で現存するもっとも古い旅館だそうだ。門の左側に金色のプレートがあり、「藩校 潜竜館跡 江戸時代後半 青山時代」と記されている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250秒 24mm ISO1800 ​) 露出補正​ ​なし
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38.安養寺​​
​​ 柳町の町屋群も「統一された町屋と水利施設が一体となって歴史的風致を伝えている」として国の伝統的建造物保存地区に選定されているそうだ。その選定を受けたのはここ柳町のほか、歩いてきた職人町、鍛冶屋町と、その職人町、鍛冶屋町が本町へ入る左側の大手町がある。これらの町は大正の大火の直後、競って建てられ、袖壁と紅殻後格子が街並みを特徴づけていると言われる。柳町から郡上八幡城へ登るところに安養寺があった。安養寺は郡上で一番大きな寺だそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250秒 26mm ISO800 ​) 露出補正​ ​なし
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39.安養寺と郡上八幡城
​​ 安養寺本堂の大きな屋根の向こうに郡上八幡城の天守閣が見えた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250秒 82mm ISO2000 ​) 露出補正​ ​なし
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40.郡上八幡城 天守閣​​
​​ 郡上八幡城はそこから歩いて片道30分かかるという。もう午後4時半である。とても時間がない。現在の城は、昭和8年(1933)、当時の大垣城を参考に再建され、木造4層5階建の天守閣等は郡上市重要文化財に、一帯の城跡は県史跡に指定されている。日本最古の木造再建城だそうだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f6.3 1/​250秒 280mm ISO2500 ​) 露出補正​ ​なし
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41.浄因寺の鐘楼と紅葉​​​​
​​ 古い町並みを1時間余りで一回りしてきた。もちろん、もっとゆっくりと見たいと思うが、バスへの集合時間が決められている。そのバスの駐車場の近くに浄因寺という寺があった。その鐘楼の傍にあるもみじが少し色づいて来ていた。出発したバスは東海北陸自動車道を走り、ひるがの高原スマートICを出て5時半ごろ、今宵の宿である郡上高原ホテルに到着した。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250秒 38mm ISO1800 ​) 露出補正​ ​なし
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