Studio YAMAKOで“カタクリ”タグの付いているブログ記事

2015年4月14日

ギフチョウ舞う 3月31日


 小学生のころ、近所に住むお兄さんと高尾山へギフチョウを採りに行ったのは4月の20日ごろだったと思う。その頃を思うとギフチョウの発生が早くなっているようだ。今年は一挙に気温が上がった3月26日に初めて、藤野のギフチョウの便りをネットで見た。

  3月30日も良い天気だった。いてもたってもいられず、急遽、翌31日に出掛けることにした。 いつもは、国道16号を橋本から入っていくのだが、この日は、圏央道を利用しようと思った。しかし、月末のためか、16号線の東名の入り口のだいぶ手前から大渋滞が始まっていた。東名に入る左車線の渋滞を横目に見ながら、諦めてそのまま16号線を走る。カーナビの設定をそのままにしておいたら、鵜野森というところを左に入り、北里大学病院の前を通って、圏央道の相模原・愛川インターへ案内してくれた。圏央道を八王子JCTから中央道に入り、相模湖東で降りた。
 しかし、現地到着は11時半になってしまった。この日も大勢のギフチョウ愛好家が来ておられる。D5300にTAMRONの90mmマクロを付けて行ったが、これで撮れるディスタンスまで近寄ることができなかった。

 昼過ぎになって、梅の花や、マメザクラというのだろうか咲き始めた小さな花の桜、キフジの花にギフチョウがやってくる。私を含めてカメラを持った愛好家が駆け寄るのはいつもの光景だ。
 ちょっと、タイミングがずれてしまったが、今年のギフチョウの記録を残しておきたい。チャンスがあればもう一度出かけようと思っていたが、気温が低い日が続き、たまの好天の日には用事があって、結局、チャンスを逸してしまった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.梅に来たギフチョウ -1
なかなかシャッターを切るチャンスが来ず、やっと撮ったのは正午を過ぎていた。今年はまだ梅がいっぱい花を付けていた。蝶までの距離があるので、90mmマクロでは撮れない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 124mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.ルリタテハ
登山口に流れる小川にルリタテハが吸水に来た。まるで首を突っ込んで水を飲んでいるようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/900秒 133mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.梅に来たギフチョウ -2
午後になって、飛んでくるギフチョウの数が多くなってきた。これは、前の写真とは違う個体。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 185mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.梅に来たギフチョウ -3
3.と同じ個体である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 185mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミヤマセセリ
民家の庭に咲くムスカリの花にミヤマセセリが来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/340秒 79mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.マメザクラにもギフチョウが
陽が当たりだすとギフチョウも活発に花を訪れる。咲き始めたマメザクラにも飛んできた。白トビしてしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/340秒 155mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.カタクリの花に来たギフチョウ
民家の庭に咲いていたカタクリの花にギフチョウが来た。人垣ができる。私の位置は日陰で蝶の裏側だった。 カタクリの花とギフチョウは定番だが、どなたかが人為的にカタクリを植えられたのだろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/210秒 92mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.庭の花に来たギフチョウ
庭に咲いている園芸種の花にもギフチョウは訪れる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.キフジの花に来たギフチョウ -1
午後2時。そろそろ引き上げようかと思っていたところ、ちょっと離れたところに人垣ができている。近寄ってみるとキフジの花にギフチョウが飛んできていた。キフジの花の来たギフチョウを撮ったことがない。しかし、蝶に近づくことができない。ちょっと手振れしてしまったようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 160mm ISO400 ) 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 10.キフジの花に来たギフチョウ -2
このギフチョウはしばらくの間キフジの花から花へと飛び回っていた。もう少し良い写真を撮りたかったが残念。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185mm ISO200 ) 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 11.キフジに来ているギフチョウを取り囲む人
ギフチョウは千両役者。多くの人を引き付ける。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 34mm ISO100 ) 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 12.ヤマザクラにもギフチョウが
駐車場へ戻る途中にヤマザクラ?が咲いているところがある。その花にもギフチョウが来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 34mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 13.津久井湖城山公園の桜 -1
急ぐ旅ではないので帰りは一般道路を行くことにする。かみさんに「何か花があったら買ってきて」と言われていたのを思い出して何時もトイレ休憩する津久井湖城山公園に寄った。桜は満開だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/450秒 51mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 14.津久井湖城山公園の桜 -2
道路の反対側の高台に咲く桜も満開だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/350秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 15.リモコン ヘリコプター
高さ10m?20mの空に小さなヘリコプターが舞っていた。下を見るとその持ち主がラジコンで操縦していた。いま流行っているらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/600秒 64mm ISO100 ) 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 16.黄色い水仙と桜
菜の花が植えられていたところに、今年はキズイセンが植えられている。見事な花を咲かせていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/850秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3


2008年4月 8日

ギフチョウ

 4月4日、そろそろギフチョウ便りが聞かれるようになったので、2年ぶりに神奈川県藤野の石砂山へ出かけた。篠原側から上り始め、頂上に着いたのが11時ごろ。最後の500mほどの急坂は堪える。しかし、頂上にはギフチョウが待っていてくれた。天気もよく、ハイカーも多いし、ギフチョウの写真を撮りに来ている人もいる。ここのギフチョウは、手厚く保護されており、もちろん採集禁止である。

クリックすると大きな写真になります1.自宅から車で1時間半ほどで石砂山の篠原側の登山口に着く。D300にTokina100mmを付け首からぶら下げ、COOLPIX S10をベストのポケットに入れて、出発。ずっと登りが続くが、頂上までは、30分?40分ほどの距離。途中、ギフチョウを2頭目撃したが、写真は撮れなかった。ここは石砂山の頂上。
Nikon COOLPIX S10
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 )
クリックすると大きな写真になります2.頂上には次から次とギフチョウが現れる。しかし、日光浴のため地面に止まるが、上から撮っては絵にならない。S10でカメラの位置を地面に平行になるように構え、背景が入るようにした。
Nikon COOLPIX S10
プログラムオートで撮影 ( F4 1/450秒 )
クリックすると大きな写真になります3.越冬したヒオドシチョウが、山頂でテリトリーを張っている。他のヒオドシチョウにはもちろん、ミヤマセセリ、ギフチョウとすべての侵入者(蝶)にスクランブルをかけている。
Nikon COOLPIX S10
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 )
クリックすると大きな写真になります4.篠原の反対側の登山口である伏馬田側から上ってきた6人のおばさま達がベンチで食事をしている。ギフチョウには興味があるらしく、止まったギフチョウを見つけると携帯のカメラや、デジカメをもって、忍び足で撮りにくる。
Nikon COOLPIX S10
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 )

クリックすると大きな写真になります5.日向ぼっこ中のギフチョウをマクロで撮影。少々翅が痛んでいて、尾状突起も片方がない。そこで尾状突起をはずしてアップにした。
Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 )
クリックすると大きな写真になります6.小さなスミレの花に吸蜜にきたギフチョウ。しかし、あまり蜜がないのか、すぐ飛び立ってしまう。
Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F11 1/500秒 )
クリックすると大きな写真になります7.本当はこのような梅の花に止まるギフチョウの写真が撮りたかった。一昨年、梅に来たギフチョウを撮ることができた梅林も、この日はさっぱりだった。
Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 )
クリックすると大きな写真になります_Tokina100.jpg8.篠原登山口まで降りてきたところで、梅の花にこそ来てくれなかったが、新鮮なギフチョウが現れた。羽化したてのようだ。美しい。
Nikon D300 Tokina 100mm macro
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 )
クリックすると大きな写真になります9.民家の庭に咲くカタクリの花。カタクリの花に頭を突っ込み、吸密するギフチョウは絵になる。きっとこのカタクリにもギフチョウが訪れることがあるのだろう。

Nikon COOLPIX S10
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/60秒 )