Studio YAMAKO


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2025年7月 9日

ミツバウツギに集まるチョウ 2025年4月30日 東京都 八王子城跡

昨年の春は、5月4日と10日に二度八王子城跡へ撮影に行った。4日はミツバウツギの花に来るアオバセセリを狙って連休中、二度目の5月10日はクモガタヒョウモン狙いだった。
 八王子城跡はマイカーで来ると圏央道を利用して1時間ちょっとで来ることが出来るので、来やすいところである。だが、この5月の更新に際し、運転免許を返上しようと思っている。
 来年からは来難くなるので、今春も2回行きたいと思っていた。

 4月30日、幸いにもミツバウツギの花はよく咲いていた。ミツバウツギの花には、アオバセセリや、カラスアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハが集まって来る。いつもは、もっぱらハルジオンの花に来るところを撮るウスバシロチョウなのだが、この日はミツバウツギの花にも来ていた。
 さすがにクモガタヒョウモンは現れなかった。

000_250430159t X700 ◎ アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg
ミツバウツギの花に来て吸蜜するアオバセセリ 2025年4月30日 東京都 八王子城跡

001_250430002 X900 アゼリア 八王子城跡 RX10M4.jpg 1.満開のアゼリア
駐車場に入ると大きなアゼリアの木の花が満開で迎えてくれた。今年は、4月の前半は寒い日が続いたりして、花の開花時期がなかなか難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 65mm ISO250 )
002_25043006 X900 ◎カラスアゲハ♂ 八王子城跡 RX10M4.jpg 2.カラスアゲハ -1
午前10時少し前にミツバウツギのポイントに着いた。だが、蝶の姿は無い。しばらくして黒いアゲハが飛来した。カラスアゲハだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
003_250430012 X900 〇カラスアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg 3.カラスアゲハ -2
日当たりの良い、私の背より高いところに咲くミツバウツギの白い花に、ぶら下がるようにして吸蜜する黒いカラスアゲハを撮るのは露出が難しい。旨く日の当たるところに止まってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1250 )
004_250430014 X400 〇カラスアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 4.カラスアゲハ -3
全くの逆光で、翅が透き通って見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
005_250430019m X900 〇カラスアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 5.カラスアゲハ -4
何とか色が出た。これは♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
006_250430021 X900 ◎カラスアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 6.カラスアゲハ -5
傷のないきれいな個体だった。まだ発生初期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )
007_250430023 X900 ◎カラスアゲハ♂ 八王子城跡 RX10M4.jpg 7.カラスアゲハ -6
後翅はカラスアゲハらしい色が出た。前翅は裏側から陽を受けている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
008_250430029 X900 ◎カラスアゲハ♂ 八王子城跡 RX10M4.jpg 8.カラスアゲハ -7 飛翔
次から次へとミツバウツギの花を求めて飛び回る。オナガアゲハは現れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 172mm ISO1600 )
009_250430043 X900 △クロアゲハ 八王子城跡 RX10M4.jpg 9.クロアゲハ -1
クロアゲハがやってきた。裏面の赤い紋が鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 155mm ISO1600 )
010_250430045 X900 ◎クロアゲハ♀ 八王子城跡 RX10M4.jpg 10.クロアゲハ -2
♂かと思っていたが、♀のようだ。翅表後翅に鮮やかな赤い紋が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 147mm ISO1600 )
011_250430049m X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 11.アオバセセリ -1
やっとアオバセセリが現れた。アオバセセリも緑の背景と同化したような色だ。尾端の橙色の紋がひときわ鮮やかに見えるのが魅力だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 147mm ISO1600 )
012_250430062t X900 ◎ アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 12.アオバセセリ -2
比較的撮りやすいところで吸蜜を始めたのだが、ミツバウツギの花の白に負けてしまい、アオバセセリの露出がアンダーになってしまう。スポット測光での撮影を学ばなければいけない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 172mm ISO1600 )
013_250430070 X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 13.アオバセセリ -3
背景の青葉の緑に溶け込んでしまう。シャッタースピード1/2000秒、 ISO1600 は手振れをしたくないからなのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 172mm ISO1600 )
014_250430070tm X900 ◎アオバ 八王子城跡 RX10M4.jpg 14.アオバセセリ -4
なかなか良い写真が撮れないでいるとき、2人の同好の撮影者が、「いますか?」とやって来られた。3人で思い思いのポジションから動きの速い吸蜜を続けるアオバセセリを狙う。なかなか、近づけない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1600 )

八王子城跡,カラスアゲハ,クロアゲハ,アオバセセリ,ミツバウツギ,

2025年7月 6日

つづき・東武東上線で行く 武蔵嵐山「蝶の里」 2025年4月22日 埼玉県比企郡嵐山町

ショカツサイの小さな群落のある所で、しばらく撮影を続けた。ツマキチョウの雌雄を狙っていると、モンキアゲハが現れた。春に現れる第一化だが、とても小さく感じる。
 そこで、小一時間いただろうか、ウスバシロチョウ、ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、ツマキチョウ、モンキアゲハを撮影できたので、まずまずの成果だった。

 マイカーで来ていた時には、活動センターの駐車場に車をとめていた。そのオオムラサキの森・活動センターにごく近いところのエノキの木に、グリーンのネットが被せられ、オオムラサキの幼虫が保護されている。成虫になるのは2か月先のことだが、元気に羽化して欲しい。ここで羽化したオオムラサキは放蝶されている。

 2時半ごろ、再び、「埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡」へ戻った。今まで何回も来ているのに博物館に入ったことがなかったので、見学することにした。
 wikipediaによると、この博物館は、昭和51年(1976年)に埼玉県立歴史資料館として開館し、平成18年(2006年)4月1日に現在の名称になった。城館跡、寺院跡、武蔵武士、板碑・五輪塔・宝篋印塔などの中世石造物、鎌倉街道上道などをテーマとする博物館で、主に古代から中世にかけての比企郡に関わる歴史資料を扱っているというが、私にとってはあまり興味ある展示は無かった。菅谷館(すがややかた)は、菅谷城とも呼ばれる。鎌倉幕府の有力御家人として知られる畠山重忠の館跡である。昭和48年(1973年)、国の史跡に指定されたそうだ。

 オオムラサキが描かれたタイルが埋め込まれた道を武蔵嵐山駅へと歩いた。

000_250422138ts X700 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg
ショカツサイの花に吸蜜に来たモンキアゲハ♂ 2025年4月22日 武蔵嵐山 蝶の里

021_250422100 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 21.ツマキチョウの雌雄 -1
この2頭は長い間連れ添って飛んでいた。なかなか撮り難い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO800 )
022_250422104 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 22.ツマキチョウの雌雄 -2
♀は茎に止まって交尾拒否の体制をとる。♂はその上を翅を開いて飛ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO400 )
023_250422113 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 23.ツマキチョウの雌雄 -3
♂は顔を摺り寄せるようにアプローチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO640 )
024_250422115 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 24.ツマキチョウの雌雄 -4
それでも♀は茎に止まって姿勢を変えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO640 )
025_250422117tm X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 25.ツマキチョウの雌雄 -5
雌雄の表翅が見える良い写真が撮れた。粘って追いかけているとこういうチャンスがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 84mm ISO1000 )
026_250422132 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 26.モンキアゲハ♂ -1
モンキアゲハの春型のきれいな個体が、ショカツサイの花に来た。ここ最近モンキアゲハを撮っていないかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO500 )
027_250422133m X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 27.モンキアゲハ♂ -2
傷や擦れのない、羽化したばかりと思われる美しい個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO320 )
028_250422135 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 28.モンキアゲハ♂ -3
忙しくに花から花へと移りながら吸蜜を続ける。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO640 )
029_250422137t X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 29.モンキアゲハ♂ -4
次の花へと移動する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 178mm ISO1000 )
030_250422143 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 30.モンキアゲハ♂ -5
少し移動して開翅して見せてくれた。Z50に付けたのマクロレンズ」で撮りたかったが、足場が悪く近づけなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1600秒 183mm ISO1600 )
031_250422145 X900 ◎モンキアゲハ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 31.モンキアゲハ♂ -6
何とかシャープな画像を撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 187mm ISO800 )
032_250422223 X900 セリバヒエンソウ 蝶の里 武蔵嵐山 Z50 Z105mc.jpg 32.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草) ショカツサイに似ているセリバヒエンソウが咲いていた。セリバヒエンソウは、中国原産の帰化植物で、日本には明治時代に渡来した外来種だ。葉がセリに似ており、花が燕が飛んでいるように見えることから、セリバヒエンソウと名付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO200 )
033_250422153 X900 ◎ツマキチョウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 33.ツマキチョウ飛ぶ -1
活動センターへ上っていく途中、また、ツマキチョウに出会った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO500 )
034_250422155t X900 ◎ツマキチョウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 34.ツマキチョウ翔ぶ -2
小石川植物園にいたツマキチョウの♂は、特に午前中はほとんど花に止まることなく、パートナーを探してきびきびと、速く飛びまわるが、♀はゆったりと飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO320 )
035_250422177 X900 セグロセキレイ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 35.セグロセキレイ -1
広くなったところでセグロセキレイを見つけた。先日鎌倉の円覚寺で初めて本種を観察し、ハクセキレイとの違いが解った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO250 )
036_250422180tm X900 ◎セグロセキレイ 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 36.セグロセキレイ -2
ハクセキレイに比べると目の下の首から背にかけて、祖名の通り黒い羽毛が覆っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO200 )
037_250422164 X900 オオムラサ野外飼育 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 37.オオムラサキの野外飼育
活動センターの手前には何本かのエノキがあり、緑のネットをかぶせられた枝が見える。オオムラサキの幼虫が保護され、飼育されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 12mm ISO640 )
038_250422206 X900 埼玉県立嵐山史跡の博物館 RX10M4.jpg 38.菅谷館跡からオオムラサキの森への道
活動センターの前の道路を渡った一帯は、オオムラサキの森と称され、オオムラサキが観察できるところだ。そこから、ここ菅谷館跡に上がる道もある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO1000 )
039_250422181 X900 埼玉県立嵐山史跡の博物館 RX10M4.jpg 39.「埼玉県立嵐山史跡の博物館」見学
今まで見学したことのなかった埼玉県立嵐山史跡の博物館に入った。菅谷館は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する鎌倉時代の有力武士畠山重忠が居住していたと言われる。ドラマでは畠山重忠は、武勇に優れ、清廉潔白な人柄から「武士の鑑」と称される人物として描かれているが、北条氏による陰謀によって、最終的には討たれてしまう。展示はその畠山重忠に関することが多かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/60秒 9mm ISO1600 )
040_250422210 X900 武蔵嵐山駅へ RX10M4.jpg 40.武蔵嵐山駅へ
国道254号線のバイパスを渡って、武蔵嵐山駅へ向かう。その道の歩道にはオオムラサキの絵が描かれたタイルが埋め込まれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO125)

2025年7月 4日

東武東上線で行く 武蔵嵐山「蝶の里」 2025年4月22日 埼玉県比企郡嵐山町

今年の5月末に運転免許証を自主返上し、車も手放すことにした。ゴルフはやめてしまったのだが、写真撮影は続けたい。今までは、信州の入笠山、そして、箱根湿性花園、八王子城跡などへは車で出かけていたが、これからは電車などを利用して行かねばならない。  その手始めに、まだ車を運転して行けるのだが、手始めに武蔵嵐山へ東武東上線を利用して行って見ることにした。

 7時に家を出て、朝の混雑を少しでも避けようと思い、相鉄線の西谷でからJRの湘南新宿ラインに乗り入れる電車にお乗る。羽沢国大から武蔵小杉まで駅がなくノンストップは早い。大崎までは混んでいたが恵比寿で座れた。渋谷では車内もすく。池袋で東武東上線急行小川町行に乗り、ゆっくり座って、9時45分ごろ武蔵嵐山に到着した。車で来るより1時間ほど余計にかかったている。
 武蔵嵐山駅から15分ほど歩いて、「埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡」に着く。いつもは車をチョウの里の活動センターの駐車場に停めて、そこまで上がっていく。今回は逆にここから都幾川の方へ下りていくことになる。

 外来種のホソオチョウを撮りたいなどというと、顰蹙を買うかもしれないが、それも狙いだった。菅谷間跡(鎌倉時代の有力武士であった畠山重忠が居住した)の原っぱにはホソオチョウが飛んでいるのだが、この日は、全く姿を見なかった。

 菅谷館跡から、ショカツサイの咲く毎回ウスバシロを撮影するところに行くが、その数は少ない。トンネルの向こう側(道路のむこう側)でジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ツマキチョウ、ダイミョウセセリ、そしてウスバシロとこの日の殆どを撮影した。

 駅前にはラーメン屋が1軒あったが、準備中。自販機もない。そのまま、帰路につく。電車は森林公園行の各駅停車しかなく、しかも30分に1本。仕方なく森林公園行に乗る。森林公園で池袋行の始発急行が待っていた。和光市駅に到着した時、反対側の相鉄線の塗装の電車が停車中だった。行先を見ると湘南台行。飛び乗った。これで池袋、横浜の混雑する駅の乗り換えを回避できた。帰りも2時間半かかってしまった。

000_25042211s X700 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg
ツマキチョウのカップル 2025年4月22日 埼玉県武蔵嵐山 蝶の里公園

001_250422009 X900 〇ヒメウラナミ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 1.ヒメウラナミジャノメ
春先に第一化が発生する地味なチョウである。食草は、ササ、ススキ、チガヤなどだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
002_250422016 X900 ◎ベニ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 2.ベニシジミ -1
菅谷館跡の草地を歩いてみるが、ホソオチョウは現れない。ベニシジミが元気だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO250 )
003_250422016 X900 X900 ◎ベニ 埼玉県立嵐山史跡の博物館.jpg 3.ベニシジミ -2
向きを変えて裏面を見せてくれた。隣のハルジオンではハナムグリが吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO250 )
004_250422039 X900 ◎菅谷館跡 三の郭 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 4.ベニシジミ -3
また向きを変えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 181mm ISO250 )
005_250422042 X900 〇カントウタンポポ 菅谷館跡 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 5.カントウタンポポ
自宅近くの保土ヶ谷公園などでは、外来種であるセイヨウタンポポしか見られない。ここで咲いていたタンポポを注意してみると、花の下の総苞片が反り返っていない在来種のカントウタンポポだった。なんだかすごく嬉しくなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 15mm ISO640 )
006_250422043 X900 〇アザレア 菅谷館跡 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 6.アゼリア
赤い花が小さかったのでサツキかと思ったが、念のためPictureThisで検索してみるとアゼリアと同定された。ともにツツジ科ツツジ属であり、見分けは難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO800 )
007_250422047 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 7.ウスバシロチョウ -1
菅谷館跡ではこれといった成果はなく、蝶の里公園まで下ってきた。ウスバシロチョウが飛んでいる。カメラを持った同好のかたが数人おられた。忙しく飛び回っていたウスバシロチョウが、タンポポの花に止まり始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
008_250422048 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 8.ウスバシロチョウ -2
例年、ここのウスバシロチョウはハルジオンの花に来ることが多いのだが、今年はタンポポに来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
009_25042205t X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 9.ウスバシロチョウ -3
このタンポポもカントウタンポポであることが良く判る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
010_250422058 X900 ◎ウスバシロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 10.ウスバシロチョウ -4
前の写真と同じ個体。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO640 )
011_250422062 X900 ◎ジャコウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 11.ジャコウアゲハ♂ -1
パートナーを探しているのか、ジャコウアゲハの♂がゆっくりと飛び回る。やがて、葉の上に開翅して止まり、一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO1000 )
012_250422066 X900 ◎ジャコウ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 12.ジャコウアゲハ♂ -2
♂の胴体下部の赤い紋が鮮やかだ。♀ではあまり赤が目立たない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 198mm ISO1250 )
013_250422217tm X900 〇ダイミョウ 蝶の里 武蔵嵐山 Z50 Z105mc.jpg 13.ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリが忙しそうに飛来し、オオカラスノエンドウの葉に止まった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
014_250422217tm X900 X900 〇ツマキチョウ♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 14.ツマキチョウ♀ -1
二瀬橋で都幾川を渡る道路の下を潜ると、ちょっとしたショカツサイの群落があった。ツマキチョウが飛んでいる。先客の女性がいらっしゃって、「お邪魔します」といって、近づくと「産卵しようとしてますよ」と教えてくれた。アブラナ科のショカツサイはその食草のひとつである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 121mm ISO400 )
015_250422077 X900 ◎ツマキ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 15.ツマキチョウ♀ -2
いい感じの写真が撮れた。先日小石川植物園へ行ったときは、発生初期だったようで、♂ばかりで♀は見られなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 168mm ISO500 )
016_250422084t X900 ◎ツマキとスジグロ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 16.ツマキチョウとスジグロシロチョウ
たまたまカメラで追っていたツマキチョウが、止まっていたスジグロシロチョウの傍を飛んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 39mm ISO250 )
017_250422219tm X900 〇ツマキ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 17.ツマキチョウ♀ -3
産卵するショカツサイの新芽を探して緩やかに飛ぶ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO200 )
018_250422089tm X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 18.ツマキチョウ ♂と♀ -1
何処からか♂が飛んできて、♀にアプローチする。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 201mm ISO800 )
019_250422092 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 19.ツマキチョウ ♂と♀ -2
♂は開いた♀の翅の間に飛び込んだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO400 )
020_250422093t2 X900 ◎ツマキ♂♀ 蝶の里 武蔵嵐山 RX10M4.jpg 20.ツマキチョウ ♂と♀ -3
雌雄の開翅写真が撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 25mm ISO250 )

2025年7月 1日

4月の日比谷公園 2025年4月26日 東京都千代田区 日比谷公園

昨年の7月に、ここ日比谷公園で数十年に1回咲くと言われるリュウゼツラン(アオノリュウゼツラン)の花が咲いたというニュースが流れた。
 学生時代の仲間10人ほどが集まり、毎月、内幸町で五七五の句会を行っている。昨年7月19日のその句会が始まる前の時間に、日比谷公園に行き、黄色い花を咲かせたリュウゼツランを見た。
 それ以降、毎月の句会の始まる前に毎回、日比谷公園を散策するようになった。最初はリュウゼツランのその後をフォローするのが目的だったが、日比谷公園の四季を追ってみようと思うようになった。 今日はその10か月目である。

 日比谷公園は、桜はあまり多くない。散策路にはネモフィラやハナニラ、花壇にはパンジーなどが咲き、アオスジアゲハが舞っていた。

000_250418025 X700 ◎ネモフィラ 日比谷公園 G7X.jpg
散策路に咲くネモフィラ 2025年4月26日 日比谷公園

001_250418004 X900 ◎ナノハナ 日比谷公園 G7X.jpg 1.アブラナ(油菜) -1
いつものように幸門から日比谷公園に入る。にれのき広場に出ると、右手に菜の花が咲いている。この季節は黄色い花がよく目立つ。PictureThisで検索してみると、アブラナと同定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 )
002_250418006m X900 ◎日比谷公園 G7X.jpg 2.アブラナ(油菜) -2
ナノハナとアブラナは違うのかと、ChatGPTに尋ねたところ、「アブラナとナノハナは基本的には同じ植物を指す場合がありますが、使い方や意味合いに違いがあります。アブラナは、菜種油の原料として栽培される品種を指すことが多く、農業用語です。ナノハナは、菜の花の意味で、春に咲く黄色い花の総称として使われます。アブラナだけでなく、セイヨウアブラナ(カナリアナタネ)やカラシナも「ナノハナ」と呼ばれることがあります。」とあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO125 )
003_250418020 X900 芝庭広場 日比谷公園 G7X.jpg 3.芝庭広場 -1
芝庭広場は、中に入って芝生の上で遊んだり、寝転がったりして楽しめるようになっている。ところが、一部芝生が荒れて茶色になっているところが見える。綱が張られ、「芝生養生中」とされ、立入り禁止になっていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
004_250418012 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 4.芝庭広場 -2
大噴水の方へ行くと、保育園の子供たちが保育士さんと楽しそうに遊んでいた。ここは、立ち入り禁止にはなっていなかったが、やがてそうせざるを得なくなるのではないかと心配する。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
005_250418015 X900 〇日比谷公園 G7X.jpg 5.花が埋め込まれた塀
子供たちが遊んでいた芝生の向こうは、工事中の大噴水を覆う塀になっていた。塀には、花が咲く小さな植木鉢がはめ込まれていた。さすが日比谷公園だ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 11mm ISO125 )
006_250418017 X900 〇工事中の大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 6.工事中の大噴水 -1
東京都は、老朽化した既存の大噴水を撤去し、その形状やスケールを継承した新たな噴水を整備する方針を示している。この再整備は、バリアフリー化を含む「都立日比谷公園再生整備計画」の一環として行われているとのこと。まだ撤去工事の段階である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 )
007_250418021 X900 工事中の大噴水 日比谷公園 G7X.jpg 7.工事中の大噴水 -2
撤去工事は2025年1月下旬から6月上旬までが予定されている。その後、再整備工事が進められるのでまだまだ工事が完了するまでには時間がかかる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 12mm ISO125 )
008_250418022 X900 ◎ネモフィラ 日比谷公園 G7X.jpg 8.ネモフィラ
ネモフィラは国営ひたち海浜公園が有名であるが、日比谷公園にもネモフィラの咲くところがある。ここは宮崎県から贈られた埴輪がある傍である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 17mm ISO125 )
009_250418032m X900 〇ハナニラ 梅園 日比谷公園 G7X.jpg 9.ハナニラ(花韮)
色がネモフィラによく似ていたが、これはハナニラだ。原産地はアルゼンチンだそうで、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、今は逸出し帰化している。球根植物だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 11mm ISO125 )
010_250418040 X900 〇第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 10.アオノリュウゼツラン
第一花壇の奥のペリカン噴水の四隅にアオノリュウゼツランが植えられている。写真のアオノリュウゼツランの影になって見えないが、ペリカン噴水の南西側に植えられていたのが、昨年7月、7mほどに伸びた花茎の先に黄色い花を咲かせていたリュウゼツランだった。この次の数十年先に花を咲かせるのは、多分この写真の株ではないかと思う。残念ながら見届けることはできないだろう。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 9mm ISO125 )
011_250418046 X900 第一花壇 日比谷公園 G7X.jpg 11.自由の女神像
第一花壇の北側のバラ園に立つ自由の女神像(乗松巌 作)は 昭和25年11月3日に文化の日制定を記念して設置された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 28mm ISO125 )
012_250418056 X900 ムラサキセキナン 日比谷公園 G7X.jpg 12.ムラサキセキナン(紫石楠)
この日は日比谷公園に入る時間が遅くなってしまい、そろそろ句会の時間が近くなってきたので、西幸門の方へ戻る。その途中に見慣れない紅紫色の花が咲いていた。シャクナゲに似ているが雄蕊が黄色い。PictureThisで検索するとムラサキセキナンと同定された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 14mm ISO125 )
013_250418058 X900 〇アオスジ 内幸町 G7X.jpg 13.都会の蝶 アオスジアゲハ
句会が終わるのは午後2時半ごろだ。都営地下鉄に乗るため国会通りを内幸町駅まで歩く途中、ビルの谷間に置かれた花壇の花にアオスジアゲハが飛来した。アオスジアゲハはこういった都会でもよく見る蝶である。アオスジアゲハの食草は、市街地でも植えられているクスノキなのだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO180 )

2025年6月28日

帷子川 今年も泳ぐ鯉のぼり 2025年4月17日 横浜市保土ヶ谷区帷子川遊歩道

あまりにも天気が良いので、また、カメラを持って帷子川を歩いた。
 今年も桜が咲くころから鯉のぼりが泳いでいる。この季節、天気の良い平日の午前中は、保育園の子供たちが数人乗れるベビーカー(お散歩カートと呼ばれている)に乗せられて保育士さんにお散歩させてもらうのに最高だ。

000_X700 IMG_2737.jpg
お散歩カートに乗った園児たちと鯉のぼり 2025年4月17日 保土ヶ谷区 帷子川河畔

001_250417006 X900 〇八重桜と鯉のぼり 帷子川.jpg 1.帷子川を彩る鯉のぼり
今年は山桜が咲き始めるころから帷子川に鯉のぼりが架けられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 28mm ISO125 ) 
002_250417015 X900 〇八重桜と鯉のぼり 帷子川.jpg 2.高層住宅の屋上から
12階建てほどの高層住宅の屋上から、等間隔に鯉のぼりが繋がれた綱が、帷子川左岸の堤に架けられて、鯉たちは元気よく泳いでいる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 )
003_250417018 X900 〇 椿 帷子川.jpg 3.ヤブツバキの花
ヤブツバキの花は朽ちる前に地に落ち、まるで花が咲き続けるように地面を赤く染める。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 
004_250417012 X900 〇八重桜と鯉のぼり 帷子川.jpg 4.鯉のぼりの色
Wikipediaでは、"鯉のぼりは、江戸時代に武家で始まった端午の節句に男児の健やかな成長を願って家庭の庭先に飾る鯉の形に模して作ったのぼりで、初期の鯉のぼりは真鯉(黒い鯉)だったが、やがて真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)の二色となり、さらに青鯉も加わって家族を表すようになった。さらに最近では緑やオレンジ、紫、ピンクといった、より華やかな色の子鯉も普及してきており、所によっては女の子も含め家族全員の分の鯉を上げる家もある"といったことが書かれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 15mm ISO125 ) 
005_250417020 X900 〇 椿 帷子川.jpg 5.遊歩道を行くお散歩カート
お散歩カートは乳母車とも呼ばれており、保育園や幼稚園で幼児を安全に移動させる大型ベビーカーにななっている。 お散歩の時間には保育園から公園などへ安全に幼児を移動させることができる。 また、災害時には避難車の役割を果たし、一度に数人の園児を避難させることができるので、保育施設を運営するうえで欠かせない備品だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 15mm ISO125 ) 
006_250417021 X900 ◎椿 帷子川.jpg 6.鯉のぼりと桜
桜の木に花はまだ残っていたが、さすがに葉が多くなっていた。風もない快晴は良いのだが、鯉のぼりを撮るときはちょっとの間でも吹いて、鯉を泳がせてほしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
007_250417024 X900 〇椿 帷子川.jpg 7.古町橋の辺りから
天王町に近くなった。上流を眺める。気に入ったショットが撮れた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
008_250417026 X900 〇ハナミズキ 帷子川.jpg 8.ハナミズキの赤い花 
白いハナミズキを品種改良した赤いハナミズキがある。ハナミズキは、明治時代末期の1912年に東京市からアメリカのワシントン市に送ったソメイヨシの返礼として、大正初期の1915年にワシントン市から東京市に贈呈されたのが始まりである。贈られてきたハナミズキは全部で60本で、うち白花の苗木が40本、ピンク花の苗木が20本で、日比谷公園、小石川植物園などに植えられたそうだ。花弁のように見えるのは総苞(花の集まり(花序)の基部にある特殊化した葉のこと)で、中心の塊が花序であるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )

2025年6月25日

保土ヶ谷公園 春の花 2025年4月16日 横浜市保土ヶ谷区

梅が終わり、今年は少し遅かったカワヅザクラも終わった。その後の保土ヶ谷公園はどうかなと思い、先日京都で設定をチェックしないで、ISO25600や12800で撮影してしまった失敗の再現が起きないかどうか、もう一度確認したくて、Nikonをぶら下げって、出掛けた。

 この季節は、撮るチョウはアゲハかベニシジミくらいしかいないが、春の花は多く咲いていた。
 バス通り脇には八重桜が咲き、中には同じ枝に紅白の花を咲かせている木もあった。黄色いレンギョウや、サツキ、ハナカイドウ、深紅の花弁に黄色い蕊も鮮やかな、ツバキも咲いていた。

 清々しい快晴で春の日を楽しんだ。

000_250416074 X700 ベニ 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg
ハルジオンで吸蜜中のベニシジミ♀にアプローチする♂ 2025年6月16日 横浜市保土ヶ谷公園

001_250416011 X900 八重桜 咲き分け 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 1.八重桜(ヤエザクラ) -1
明神台のバス停から、バス通りに沿って保土ヶ谷公園のミニ運動広場と呼ばれるところへ、降りようと歩いていると、八重桜が咲いていた。この時期に来ることはほとんどなかったので、改めて見る。花は小ぶりだが、たくさんの花びらを付けた花が満開だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 55mm ISO200 )
002_250416003 X900 八重桜 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 2.八重桜 -2
一般的な桜の花弁は5枚で、この咲き方を一重咲と呼称するのに対し、桜の場合は6枚以上の花弁を付けるものを八重咲の八重桜として区分しているそうだ。この八重桜の花びらは20枚近くあるように見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 55mm ISO200 )
003_250416010 X900 〇八重桜 咲き分け 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 3.八重桜 -3 絞りの花びら
気を付けて花を見ていると、同じ枝から白に近い花弁と、ピンクの花弁の花が咲いていた。また、白い花弁の先の方がピンクの花もあった。ChatGPTに画像を送って同定をお願いしてみたところ、「関山(カンザン)」の枝変わり、あるいは「咲き分け」の特徴をもつ八重桜 です。つまり、明確な品種名というよりも、個体の遺伝的・環境的な特徴によって発生した「咲き分け現象」の可能性が非常に高いです。」と解説していただいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 55mm ISO200 )
004_250416016 X900 〇サツキ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 4.サツキ(皐月)
名前は旧暦の皐月に咲くことから名付けられた。サツキはツツジと同じツツジ科ツツジ属であるが、サツキの方が開花時期が遅く、花や葉がやや小さいのが特徴である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 )
005_250416023 X900 〇保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 5.サツキ -2
サツキが咲いている小高いところに登ってみた。サツキの向こうに辻広場の方に下りて行く道が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO220 )
006_250416020 X900 〇八重椿 旗弁 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 6.ヤブツバキ(藪椿)
深紅の花弁に黄色い蕊が鮮やかである。花弁と蕊の間に桃色がかった小さな花弁のようなものが見える。以前にもこのことについて疑問に思い、梅の思いのままに見られる旗弁と同じ類かと思い、ChsatGPTに尋ねたことがあった。だが、八重咲きのヤブツバキは、花弁の数が通常よりも多くなり、雄しべが花弁化していることがあり、このように変化した花弁は「変化弁」や「花弁化した雄しべ」と呼ばれ、旗弁とは別の概念だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 56mm ISO800 )
007_250416028 X900 〇ヒメウラナミジャノメ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 7.ヒメウラナミジャノメ
しかし、こんなに天気が良いのにチョウは姿を見せない。やっと。現れたのはヒメウラナミジャノメだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 140mm ISO200 )
008_250416043 X900 カエデの新緑 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 8.辻広場の新緑 -1
秋には紅葉が美しいイロハモミジやトウカエデの新緑が輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 23mm ISO200 )
009_250416049 X900 レンギョウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 9.ユリノキ(百合の木)大木とレンギョウ(連翹)
過日には小石川植物園で見た大きくて高いユリノキがあった。冬の寒い時期は落葉しているので分かり難いが、大きな葉を見ると図鑑などを見て同定しやすい。高さは45mにもなることがあるという。レンギョウの黄色は鮮やかだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO200 )
010_250416053 X900 〇雑種 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 10.ミックス
愛犬を散歩させている女性がいた。「何という犬種ですか?」と尋ねてみたところ、「ミックス」です」というお返事があった。聞いて悪かったかなと思ってしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO280 )
011_250416058 X900 〇ムクドリ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 11.ムクドリ(椋鳥)
ムクドリが下草に下りてきて、植物の種子や果物、虫の幼虫などを見つけ啄んでいる。繁殖期は春から夏で、番いで分散し、木の洞や人家の軒先などの穴に巣を作るという。繁殖期は巣で寝るが、ヒナが巣立つと親子ともに集まって群れを形成するようになり、夜は一か所に集まってねぐらを形成する。鳴き声は「ギャーギャー」と、かなりの音量であり、大量にムクドリが集まった場合には、パチンコ店内の音量と同じレベルに達すると言われる。農作物にも害を与え、姿は可愛いのだが、害鳥である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 )
012_250416061 X900 トキワマンサク 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 12.トキワマンサク(常磐満作)
先日は小石川植物園で白い花の咲くトキワマンサクを見てきたが、此処のは紅色の変種であるベニバナトキワマンサク(中国原産)だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO500 )
013_250416065 X900 〇ハナカイドウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 13.ハナカイドウ(花海棠) -1
テニスコートのわきを通って梅林へ行く途中に、桜のような花が咲いていた。ハナカイドウのようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 )
014_250416066 X900 ハナカイドウ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 14.ハナカイドウ -2
下を見ると、下池から上池へ上がっていく道が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 43mm ISO200 )
015_250416077mt X900 〇ベニ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 15.ベニシジミ求愛
飛んでいるチョウの個体数は少ない。やっと、ハルジオンの花に止まっていたベニシジミの♀に、♂が近寄ってきていたところを見つけた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 43mm ISO200 )
016_250416082 X900 ◎ベニ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 16.ベニシジミ♀ -1
♀はきれいな個体だった。ベニシジミは夏が近くなっていくに従って、生まれてくる成虫の翅色は黒ずんでくるが春型はきれいだ。1997年に発行された通常切手に描かれた本種も春型だ。海外でもこのチョウのファンがいると聞く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 101mm ISO200 )
017_250416086 X900 ◎ベニ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 17.ベニシジミ♀ -2
裏面も美麗である。。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/800秒 101mm ISO200 )
018_250416098 X900 〇ショカツサイ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 18.ショカツサイ(諸葛菜)の群落
また、テニスコート脇の道を戻って上池から下池の辺りから、公園の西門の方へ向かう。その右側に今まで気が付かなったショカツサイ(オオアタセイトウともいう)が群落を作っていた。だが、チョウの姿は無い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500秒 18mm ISO200 )
019_250416105 X900 ◎新緑 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 19.辻広場の新緑 -2
再び辻広場を右に見る。鮮やかな新緑にカメラを向けたくなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 26mm ISO220 )
020_250416117 X900 〇モモ 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 20.ハナモモの咲き分け
さっきは八重桜の咲き分けを見たが、これは花梅だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/1000秒 85mm ISO200 )
021_250416119 X900 〇絞りの椿 保土ヶ谷公園 Z50 Z18-140.jpg 21.絞りの椿
典型的と思われる絞りのツバキの花が咲いていた。八重で、花弁の地色は白で、赤や桃色の不規則な縞模様(絞り模様)がある。ヤブツバキ系の栽培品種と思われる。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 70mm ISO720 )

2025年6月20日

小石川植物園 ③ スプリング・エフェメラル(春の妖精) ツマキチョウ 文京区小石川植物園

ソメイヨシノの林から小石川植物園の本館の前の緩やかな下り坂を下りて、正門の手前を再び右へいく。時間は1時20分。そろそろツマキチョウも花に来る時間だと思う。

 10分ほどして、最初のツマキチョウが菜の花に止まった。きれいな♂である。菜の花が咲くところに行くと、モンシロチョウに混じって翔ぶツマキチョウの姿があった。飛び方で両者を区別することはできるが、ツマキチョウの個体数は少ない。セイヨウタンポポの花にも来る。
 アゲハの春型の♂も花に来る。今年の春型のアゲハはことさら小さいように見える。

 2時20分、♀は現れてくれなかったが、ツマキチョウもまあまあの成果で、そろそろ、帰路に着くことにした。

 都営三田線の白山駅で電車を待つ間にLINEをチェックしてみて驚いた。中学時代から同じ学校で、卓球という同じ道を歩いてきた親友が昨夜、脳梗塞で倒れ、救急車で病院に入ったという一報が、彼の息子さんから入ってきていた。重篤な状況でないことを祈る。

000_250408173 X700 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg
セイヨウタンポポに飛来したツマキチョウ♂ 2025年5月8日 文京区小石川植物園

046_250408130 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 46.ソメイヨシノの並木
午後1時。満開のソメイヨシノの並木の木陰では、来園者の皆さんがそれぞれの過ごし方をされている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/2000秒 9mm ISO160 )
047_250408133 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 47.散るソメイヨシノの花びら
ソメイヨシノはそろそろ終わるのだろう。地面にはピンクの花びらが散っている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/2000秒 13mm ISO320 )
048_250408282 X900 オオバベニガシワ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 48.オオバベニガシワ(大葉紅槲)
小石川植物園の本館の西側に植えられたオオバベニガシワの柿色の大きな葉は、よく目立つ。この時期にここにツマキチョウの写真を撮りに来るたびに、この柿色の大きな葉を撮りたくなる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 105mm ISO640 )
049_250408287 X900 キリシマツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 49.キリシマツツジ(霧島躑躅)
Wikipediaによると、鹿児島県下の霧島山の山中に自生するツツジの中から江戸時代初期に選抜されたもので、関東の土壌が生育に適していたこともあって江戸を中心に爆発的に流行したそうだ。これから小ぶりの花を開花させる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 105mm ISO1250 )
050_250408140 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 50.精子発見のソテツ
本館の前のだらだら坂を下りていく途中に「精子発見のソテツ」というのが植わっていた。明治29年(1896年)、当時は東京帝国大学農科大学助教授であった池野誠一郎博士は、裸子植物のソテツに精子が存在することを初めて明らかにした。wikipediaによれば、「裸子植物は、胚珠が心皮によって包まれず、露出状態になっている種子植物である。3.8億年前の中期デボン紀に出現し、種子植物の中で、祖先的な特徴を持つ。」と説明されていた。池の博士は、1912年にはソテツ精子発見により帝国学士院恩賜賞を受け、1913年には学士院会員に選出された。正門近くにあるこのソテツの株は、池野博士が研究に用いた鹿児島市に現存する株の分株で、鹿児島県立博物館のご厚意によって分譲されたものだそうである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 22mm ISO1600 )
051_250408141 X900 モチツツジ 小石川植物園 RX10M4.jpg 51.モチツツジ(黐躑躅)
wikipediaによれば、本州(静岡県・山梨県~岡山県)と四国に分布する。花びらは5枚あり、濃紅色の斑点などがみられる。葉は秋を迎えると紅葉し、芽を囲む一部を除き、大きく茂った葉は落葉するという特徴があるそうだ。また、花の萼や柄、葉(両面)、若枝、子房、果実に腺毛が多く見られ、そこから分泌される液滴によって粘着性を持つ。野外ではここに多くの昆虫が粘着してとらえられているのが観察される。この腺毛は花にやってくる、花粉媒介にあずかる以外の昆虫を捕殺して、花を昆虫に食害されるのをふせぐために発達したものらしく、実験的に粘毛を剃ると、花は手ひどく食害される。また、粘りのあるとりもちに由来してモチツツジと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000秒 27mm ISO640 )
052_250408144 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 52.アザレア
西洋ツツジ、オランダツツジとも呼ばれ、大輪八重咲きの豪華な花を咲かせる。品種名が見つからなかったので、和名がア分からないが、PictureThisで検索した。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 85mm ISO1000 )
053_250408290 X900 セリバヒエンソウ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 53.セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
和名は、葉がセリに似ていること(セリバ)と花姿がツバメが飛ぶ姿に似ていること(ヒエンソウ)に由来している。明治時代に日本に渡来したとされ、現在では本州の一部で野生化している。環境省によると、群馬県では絶滅危惧種の植物への影響が懸念されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO720 )
054_250408293 X900 地面で咲くジュウニヒトエ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 54.ジュウニヒトエ(十二単)
シソ科。地面に小さな紫の花が咲いていて踏みつけそうになった。花が重なって咲く姿を古代の女官の装束に見立てて、和名が付けられたそうだ。茎は数本が束になって生え、花が咲く時に直立または斜上して、高さは10-25cmになり、写真で見るように全体に白い長毛が密生する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 105mm ISO1250 )
055_250408147 X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 55.ツマキチョウ♂ -1
午後1時40分、やっとツマキチョウの撮影チャンスがきた。近づく前にまず1枚。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 151mm ISO320 )
056_250408153 X900 〇モンシロ 小石川植物園 RX10M4.jpg 56.モンシロチョウ♂
春の羽化してくるモンシロチョウの、特に♂は小さいので、飛んでいる時はツマキチョウと見紛う。ショカツサイに止まったのはモンシロチョウだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 140mm ISO320 )
057_250408158 X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 57.ツマキチョウ♂ -2
菜の花は葉の基部が茎を抱き、茎を巻き込むように葉が出るのが特徴で、カラシナは葉の基部が茎を抱かず、ギザギザの葉を付けるという。同定は難しいが、これはカラシナのように思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
058_250408165 X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 58.ツマキチョウ♂ -3
前の写真と同じ個体だが、向きを変えてくれた。傷一つないきれいな個体だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
059_250408173m X900 〇ツマキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 59.セイヨウタンポポに来たツマキチョウ
ツマキチョウはタンポポにも来て、吸蜜する。低い位置に泊まるので撮影はしにくい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 220mm ISO400 )
060_250408305t X900 ◎ツマキ カラシナ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 60.ツマキチョウ♂ -4
ツマキチョウは年1回、4月に発生するスプリング・エフェメラルである。スプリング・エフェメラルはツマキチョウのほかに、ギフチョウ、ヒメギフチョウ、ミヤマセセリ、スギタニルリシジミ、コツバメ、少し遅れてウスバシロチョウといったところである。春が近づくとこれらのチョウたちが飛び始めるのが楽しみである。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO720 )
061_250408186 X900 ◎アゲハ 小石川植物園 RX10M4.jpg 61.アゲハ 春型♂ -1
羽化したばかりのようなきれいなアゲハがカラシナの花に飛来して吸蜜を始めた。小さくて可愛らしい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/2000秒 201mm ISO400 )
062_250408323 X900 ◎アゲハ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 62.アゲハ 春型♂ -2
しばらくの間花から花へと飛び回っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO640 )
063_250408339 X900 ショカツサイ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 63.ショカツサイ((諸葛菜)
オオアラセイトウ(大紫羅欄花)というのが正式和名かもしれない。また、ムラサキハナナ(紫花菜)とも呼ばれ、これは「紫色の菜の花」の意である。この花はアブラナ科であり、ツマキチョウの食草の一つである。ハナダイコン(花大根)(カブ)とも呼ばれることがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO1800 )
064_250408341 X900 シナレンギョウ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 64.シナレンギョウ(支那連翹)
中国原産種。 株立ちして枝が立ち上がる樹形になる。 春に公園などで見られるいわゆるレンギョウは、このシナレンギョウが多く、レンギョウ類では最もよく植えられている。 植栽されているのもののほとんどは、枝が刈り込まれ形が整えられている。春は、ロウバイに始まり、マンサク、サンシュユ、ナノハナ、タンポポ、ヤマブキ、ミモザ、そしてこのシナレンギョウなど黄色い花が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f13 1/500秒 105mm ISO1250 )
065_250408199 X900 ハルサザンカ 小石川植物園 RX10M4.jpg 65.ハルサザンカ(春山茶花)
始めて見る椿が咲いていた。CKZ植物事典によれば、サザンカはツバキ科の常緑樹である。サザンカとヤブツバキとの交雑種と推測されている。花形は、ヤブツバキに近いものから山茶花に近いものまで多様であるが、いずれも両者の特徴を併せ持っている。ハルサザンカ群には50品種程度の園芸品種が知られている。と記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 110mm ISO1600 )

2025年6月16日

小石川植物園 ② 桜咲く広場 2025年4月8日 文京区 東京大学小石川植物園

次郎稲荷をお参りして日本庭園をあとに上へと登る。上がったところには、珍しいコブシモドキの木や、カリンの木、大きなスズカケノキなどがある。サトザクラの木もあり、花を咲かせていた。ヤマブキもきれいに咲いていた。
 そこから、東の方へ歩く。トキワマンサクや、始めて見るアメリカハナノキの花も咲いていた。ハンカチの木は咲いていたのかどうか、場所を思い出せず、確認せずに歩いてしまった。

   その先にはツツジ園があり、ミツバツツジなど大きな赤紫の花が咲いていた。旧養生所の井戸や、甘藷試作跡の碑を過ぎると桜が咲く広場へ行く道沿いにソメイヨシノが満開の花を咲かせていた。
 来園者が憩う桜咲く広場で、私も今年の見納めになるだろうと花見を楽しみ、その雰囲気を撮った。

 小石川植物園の本館を見て、緩やかな道を正門の方へ下る。ここからこの日の目的であるツマキチョウの写真を撮りに、そのポイントへと歩く。

000_250408125 X700 小石川植物園 RX10M4.jpg
桜咲く広場で憩う人々 2025年4月8日 小石川植物園

021_250408066 X900 〇コブシモドキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 21.コブシモドキ(辛夷擬)
ガイドさんが5~6人の見学者にこの木の前で説明されていた。説明は聞き取れなかったが、何やら珍しい木のようだった。少し調べて見ると、本種は、昭和23年(1948年)に徳島県相生町で1株だけ発見されている。コブシに近縁といわれている。徳島県には野生のコブシはなく、このコブシモドキは三倍体であり謎である。(三倍体とは、通常2つの染色体セットを持つ二倍体に対し、3つの染色体セットを持つ個体である。三倍体は、種子を形成しにくい、あるいは形成しない性質を持つため、種なし果実の生産や観賞植物の育成など、様々な分野で利用されている。)コブシモドキはすでに接ぎ木繁殖がなされていて、その苗を畑に植えて、繁殖用親木として育てているようだ。小石川植物園にはこの苗木が移植されたものと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO125 )
022_250408063 X900 コブシモドキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 22.コブシモドキ 花
GKZ植物事典によると、コブシモドキは「4月中旬頃、枝先に、径12~15㎝程度で白色の花をつける。花被片は6個。本種は、発見された一株以外に発見されておらず、加えて、 三倍体であることから、結実もせず、そもそも四国にはコブシが自生していない等々と未解明要素の多い存在である。本種は、上述のように種子を得られないことから、挿し木により増殖され、各地の植物園で植栽されている。」とあった。開花時に見られたことはラッキーだったが、花はそれほど大きいとは感じなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 67mm ISO500 )
023_250408070 X900 カリン 小石川植物園 RX10M4.jpg 23.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -1
カリンの木が何本か生えていて、丸みのあるピンクの花びらが包むように黄色い蕊がある美しい花が咲いていた。バラ科カリン属の落葉高木で、中国原産だそうだ。果実は硬く生食はできないが、カリン酒や砂糖漬け、のど飴などに使われる。また、古くから薬用としても利用されてきた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 27mm ISO160 )
024_250408079 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 24.カリン(花梨・花櫚・榠樝) -2
もうだいぶ前のことであるが、長野県の諏訪湖畔を散策した時にカリンの実を見たことがある。ところが、wikipediaによれば、「長野県諏訪地方で、「カリン」と称するものはマルメロのことであり、導入時にカリンとマルメロを間違えたことにより、現代もその呼称でよばれている。」という記述があった。とすれば私が見たのは、カリンの実ではなくマルメロだったのかもしれない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
025_250408074 X900 アメリカハナノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 25.アメリカハナノキ(亜米利加花の木)
別名をベニカエデという。カエデの一種で、春早く葉に先立って小さいが鮮やかな赤い花をつけるのでハナノキと呼ばれる。秋の紅葉は美しい。初めて見たがカエデの仲間とは思わず、何の花だろうとPictureThisで調べるまではわからなかった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 29mm ISO500 )
026_250408085 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 26.トキワマンサク(常磐満作・常磐万作) -1
案内図にはトキワマンサクとなっていた。トキワマンサクの花の色は、基本種はごく薄い黄色であるが、紅色の変種であるベニバナトキワマンサク(中国原産で葉も赤みを帯びる)がよく栽培されている。一昨年の4月に奈良の氷室神社を参詣した時に見事に咲いたベニバナトキワマンサクを見た。(シロバナ)トキワマンサクを見たのは、ここ小石川植物園で昨年4月だった。ここのトキワマンサクの木はとても大きい。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO250 )
027_250408231 X900 トキワマンサク 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 27.トキワマンサク -2
マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木というが、ここのトキワマンサクは大木であり、開花期に花をいっぱい付けた枝葉は枝垂れる。花はマンサク(ヒモ状の4本の花弁が特徴の黄色い花)に似たヒモ状の花が6~8輪ずつ咲く。4枚ある花弁は線形で長さは1~3cmほど。日本の自生種は白花だが、昭和の終わり頃に入ってきた中国南部原産のベニバナ種が席捲しているという。奈良の氷室神社で見たのもベニバナ種であった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO360 )
028_250408090 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 28.モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木) -1
木にはモミジバスズカケノキという札が掛けられれていた。Wikipediaによるとスズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 9mm ISO100 )
029_250408094 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 29.モミジバスズカケノキ -2
現在の樹齢は約130年と推定されている。小石川植物園には、ユリノキやスズカケノキからなる巨木の並木がある。スズカケノキ属の木々が老成した大木として育っており、幹の基部の形態などにそれぞれの特徴が現れている。これらは明治時代に街路樹用樹木として試験的に植えられたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO125 )
030_250408233 X900 サトザクラ 紫桜 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 30.サトザクラ ムラサキザクラ(紫桜) -1
wikipediaによれば、「サトザクラ(里桜)は、広義ではバラ科サクラ属のサクラの栽培品種の総称で、狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群のこと。」とあった。ここでは、狭義のサトザクラのことと思う。またwikipediaには「明治時代に入り、大名屋敷の荒廃や文明開化・西洋化のため庭園が取り潰されると同時に、そこに植えられていた数多くの栽培品種の桜が伐採され、植えられるのはソメイヨシノばかりになっていった。これを憂いた駒込の植木・庭園職人の高木孫右衛門は多くの栽培品種の枝を採取し自宅の庭で育てた。これに目を付けた江北地区戸長(後に江北村村長)の清水謙吾が村おこしとして荒川堤に多くの品種による桜並木を作り「五色桜」として評判となり、これを嚆矢として多くの栽培品種が小石川植物園などに保存されることになり、その命脈を保った。」という記述があった。この紫桜はその一つと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 105mm ISO720 )
031_250408099 X900 サトザクラ 紫桜 石川植物園 RX10M4.jpg 31.サトザクラ ムラサキザクラ -2
紫桜は、狭義のサトザクラ群(狭義ではオオシマザクラを基に誕生した栽培品種の品種群)に属する園芸品種の桜である。薄く紫がかった桜色をしている。花びらの端に行くほど色が濃い。蕾はより鮮やかな桃色であるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 147mm ISO200 )
032_250408096 X900 セイヨウバクチノキ 小石川植物園 RX10M4.jpg 32.セイヨウバクチノキ(西洋博打木)
始めて見る花があった。PictureThisで検索すると、セイヨウバクチノキと同定された。ヨーロッパ東南部(ブルガリア、セルビアなど)及びアジア西部を原産とするバラ科サクラ属の常緑樹で、近縁関係にある日本のバクチノキに似ることからセイヨウバクチノキと呼ばれるそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO640 )
033_250408102 X900 ヤマブキ 石川植物園 RX10M4.jpg 33.ヤマブキ(山吹)
ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木で、鮮やかな黄色の花を咲かせる。春に咲く花は、古くから親しまれており、万葉集にも詠まれている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 81mm ISO250 )
034_250408103 X900 クサイチゴ 石川植物園 RX10M4.jpg 34.クサイチゴ(草苺)
くっきりした直径40mmほどの5弁花である。クサイチゴもバラ科であった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 190mm ISO640 )
035_250408108 X900 サトザクラ 一葉 石川植物園 RX10M4.jpg 35.サトザクラ イチヨウ(一葉) -1
一葉もオオシマザクラを基に生まれた栽培品種のサトザクラ群のサクラで日本原産のヤエザクラ。イチヨウザクラと呼ばれることもある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO640 )
036_250408240m X900 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 36.サトザクラ イチヨウ(一葉) -2
江戸時代以前からある栽培品種で荒川堤で栽培されていたサトザクラの一つである。花弁の色は淡紅色。花弁の内側が白いため開花が進むと白色に見えるようになる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO280 )
037_250408112 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 37.シュジョウツツジ(守城躑躅) -1
ほぼ園の中央になろうか、ツツジ園があった。濃いピンク色のツツジの花が木いっぱいに咲いていた。付けられた札にシュジョウツツジとあった。ツツジ科ツツジ属の園芸品種の一つで、特に宮崎県高千穂町の守城(しゅじょう)地区を原産地とする、非常に珍しい在来種または栽培種とされているという。ツツジという漢字は難しい字だ。濃いピンクのツツジの向こうには桜の淡いピンクがあり、左には新緑が重なる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 26mm ISO180 )
038_250408242 X900 シュジョウツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 38.シュジョウツツジ(守城躑躅) -2
ツツジの品種はどれくらいあるのだろうかと疑問を持ち、AIに尋ねてみた。「ツツジ属は、世界的に見ると非常に大きなグループで、約1,000種以上の原種が知られており、そこから生み出された園芸品種(栽培品種)は、なんと全世界で10,000種以上にのぼるとされている」という答えが返ってきた。日本の状況は示されなかったが、グループ別に、クルメツツジ(久留米躑躅)最も多くの園芸品種をもつ。小ぶりな花が密に咲く。品種数は300種以上。ヒラドツツジ(平戸躑躅)花が大きく見ごたえがある。街路樹や公園で多用される。サツキツツジ(皐月)5月〜6月に開花。葉が小さく盆栽仕立てにも人気。園芸品種は500種以上とも。ヤマツツジ系 日本の野生種が元。原種やそれに近い姿を持つものが多い。自然風の庭園に使われる。それに外国品種があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO250 )
039_250408250 X900 カラムラサキツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 39.カラムラサキツツジ(唐紫躑躅)
カラムラサキツツジという札があった。Wikipediaによれば、朝鮮半島、中国東北部に自生し、日本にはほとんど自生しておらず、日本で見られるのは植物園などで栽培しているものにほぼ限られると記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 105mm ISO200 )
040_250408253 X900 ミツバツツジ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 40.ミツバツツジ(三葉躑躅)
ミツバツツジというのはよく聞く名前であるし、自分も似たようなツツジを見るとすべてミツバツツジと呼んでしまっている。ミツバツツジという名称は、個別の種と、ミツバツツジ類の総称を指す場合が紛らわしいので、種としてはホンミツバツツジという和名への改称が提案されているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 105mm ISO200 )
041_250408258 X900 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 41.満開の桜 ソメイヨシノの林
つつじ園の前の道に立って小石川植物園本館のある東の方に目をやると、満開の桜が輝いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/800秒 105mm ISO200 )
042_250408264 X900 ソメイヨシノ 染井匂 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 42.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -1
ソメイヨシノをマクロで撮る。ソメイヨシノの特徴である白い花弁と、星のような形をしたやや緑色の額が際立つ。満開だ。染井匂という札が掛けられていた。外観はソメイヨシノに似ているが、芳香があることから本種の名がある。散り際には、花の中心が赤く染まる。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 105mm ISO500 )
043_250408270 X900 ソメイヨシノ 染井匂 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 43.ソメイヨシノ ソメイニオイ(染井匂) -2
さらに調べて見ると、ソメイニオイは、ソメイヨシノとニオイザクラ(=カンヒザクラ系品種)の交配種と言われる。そのソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの雑種で、江戸時代後期に開発された栽培品種の桜である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1600秒 105mm ISO200 )
044_250408118 X900 ソメイヨシノ 天城吉野 小石川植物園 RX10M4.jpg 44.アマギヨシノ(天城吉野)
ソメイヨシノの交配実験中に生まれた品種。オオシマザクラを母とし、エドヒガンを父として交配を行い、得た品種だそうだ。(山と渓谷社「日本の桜」に拠る)。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 87mm ISO100 )
045_250408119 X900 ソメイヨシノ 天城吉野 小石川植物園 RX10M4.jpg 45.アマギヨシノの前で
私が撮っていたアマギヨシノの前で入れ替わるように記念撮影をされていた方がいた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO100 )

2025年6月13日

小石川植物園 ① 春の花の五目撮り 2025年4月8日 文京区 東京大学小石川植物園

4月8日 快晴、ツマキチョウが飛ぶ頃、毎年恒例になっている小石川植物園へ行った。
 ツマキチョウは、午前中はパートナーを探して忙しく飛び回っていてなかなか花に止まってくれない。結婚相手を探して、飛び回っているところを撮るのは、私の腕では無理だ。それはいつものことなので、少し遅めに家を出て、11時少し前に現地に着いた。ツマキチョウは数少ないながら、時折♂が飛んでいるのを見かける。♀の発生はまだ少ないようだ。思っていた通り、♂は♀を探して忙しく飛び回り、撮影できない。
 ということで、しばらくは美しく咲いている春の花を五目撮りする。

 小石川植物園は、正式には東京大学大学院理学系研究科付属植物園といい、東大の付属施設であり、1684年(貞享元年)に徳川幕府が設けた小石川御薬園がその前身である。東西約750m、南北約300mで面積は16haある。出入り口は1か所で東南側の正門から入園する。
 入園料500円をお支払いして、西の方へ歩く。園では最も低いところになる。ツマキチョウはその先左側の菜の花や、ショカツサイが咲くあたりにいる。何か白いチョウが菜の花の咲くあたりを翔ぶが、ほとんどがモンシロチョウである。時折、飛び方に特徴があるツマキチョウを見るが、止まることなく翔び続ける。
 そこへは一回りした後で、また来てみることにして、その先の日本庭園、そこから北へ上ってカリンや白いトキワマンサクが咲く、園の北西に位置する高いエリアを写真を撮りながら歩いた。

000_250408219 X700 カリン 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg
カリンの花 2025年4月8日 文京区小石川植物園

001_250408001 X700 オオアマナ 小石川植物園 RX10M4.jpg 1.オオアマナ(大甘菜)
入口を入って歩いて行くとこの白い花、オオアマナが咲いていた。wikipediaによれば、英名を「ベツレヘムの星」といい、それはイエス・キリスト生誕の夜にに由来するという。東方の三博士と牧人たちを飼葉桶へ導き、流星のように飛び散った。そして野原の花オオアマナになったとされる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 181mm ISO100 )
002_250408006 X900 セイヨウタンポポ 小石川植物園 RX10M4.jpg 2.セイヨウタンポポ (西洋蒲公英)
セイヨウタンポポは行って見れば植物園の雑草である。wikipediaによれば、ヨーロッパ原産の帰化植物。環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。1904年に北アメリカから北海道の札幌市に導入され、全国に広がった(札幌農学校のアメリカ人教師ウィリアム・ブルックスが野菜として持ち込んだという説がある)。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 136mm ISO200 )
003_250408008 X900 ショカツサイ 小石川植物園 RX10M4.jpg 3.ショカツサイ(諸葛菜)
ショカツサイの名は、諸葛孔明が陣を張ったときに真っ先にこの花の種を播いたという伝説から、そうよばれているという説があるそうだ。オオアラセイトウ、ムラサキハナナともいう。アブラナ科で、ツマキチョウの食草の一つである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 218mm ISO1250 )
004_250408011 X900 モンシロ 小石川植物園 RX10M4.jpg 4.モンシロチョウ♂
白い小さなチョウが飛んでいた。ツマキチョウかなと思ったが、飛び方が違う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 220mm ISO125 )
005_250408013 X900 ハナズオウ 小石川植物園 RX10M4.jpg 5.ハナズオウ(花蘇芳) -1
菜の花が咲くあたりでツマキチョウらしき飛び方の白いチョウを見るが、ほとんどがモンシロチョウのようだ。毎年ツマキチョウが飛ぶ時期に小石川植物園に来ると、ハナズオウが印象強く咲いている。中国原産のマメ科ハナズオウ亜科ハナズオウ属の落葉小高木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 220mm ISO100 )
006_250408018 X900 ラッパスイセン 小石川植物園 RX10M4.jpg 6.ラッパスイセン(喇叭水仙)と高台の桜
ハナズオウが咲くあたりの右側は、これから上がっていく高台になっている。ピンクの桜を背景に黄色のラッパスイセンが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 41mm ISO250 )
007_250408017 X900 ラッパスイセン 小石川植物園 RX10M4.jpg 7.ラッパスイセン
英名daffodil。昔Brothers Four 歌った 「Seven Golden Daffodils」をよく聴いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 201mm ISO125 )
008_250408019 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 8.ソメイヨシノ
北側の高台への斜面には桜が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 38mm ISO160 )
009_250408020 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 9.ハナズオウとリキュウバイ(利休梅) -1
ハナズオウの咲く道へ戻る。ハナズオウの奥には、白も鮮やかなリキュウバイが咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 37mm ISO125 )
010_250408211 X900 ハナズオウ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 10.ハナズオウ
和名の由来は、花の色がマメ科の染料植物スオウで染めた蘇芳染(すおうぞめ)の汁の色に似ていることによるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 105mm ISO200 )
011_250408023 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 11.リキュウバイ -2
中国揚子江下流域を原産とする落葉低木。別名はウメザキウツギ、バイカシモツケ、ウツギモドキ、マルバヤナギザクラと沢山ある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 37mm ISO100 )
012_250408213 X900 リキュウバイ 小石川植物園 Z50 Z105mc.jpg 12.リキュウバイ -3
主張し過ぎない清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多い。このため茶道の祖である千利休にちなんで、リキュウバイと名付けられたそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO200 )
013_250408026 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 13.ハナズオウとリキュウバイ(利休梅) -2
散策路の間に咲くこのハナズオウとリキュウバイはとても印象的な光景であった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 14mm ISO100 )
014_250408032 X900 小石川植物園 ハナニラ RX10M4.jpg 14.ハナニラ(花韮)
先ほどのオオアマナによく似ている。そのためかこの花も「ベツレヘムの星」と呼ばれることがあるという。原産地はアルゼンチンで。Wikipediaによれば球根植物で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付ける。地上部が見られるのは開花期を含め春だけだそうだ。葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/2000秒 9mm ISO1600 )
015_250408034 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 15.日本庭園
小石川植物園の南西側の一番奥の旧東京医学校本館の前は、池が設けられ、日本庭園になっている。ここにもところどころに桜の木がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 28mm ISO125 )
016_250408036 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 16.日本庭園と旧東京医学校本館
桜と池とそこに姿を映す旧東京医学校本館の建物が良く調和している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 25mm ISO160 )
017_250408046 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 17.旧東京医学校本館
1868年5月(慶応4年4月)、明治政府が旧江戸幕府の医学所を接収したものを、「医学校」と改称し設立された。その後大学東校に改編され、1874年(明治7年)に東京医学校と改称された。 この建物は、明治8年に着工、翌9年に一応の完成を見る。木造建築で、建築面積430.6m2、二階建、桟瓦葺、正面玄関及び中央部塔屋付。国指定の重要文化財となっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 51mm ISO200 )
018_250408051 X900 オオアメリカキササゲ 小石川植物園 RX10M4.jpg 18.オオアメリカキササゲ
日本庭園の南側の隅の方に、地を這うように枝を張った古そうな木があった。和名をハナキササゲ(花木大角豆)という。中国原産の外来植物で、小石川植物園では6月頃に、木全体にふわっとした淡黄色の花が咲き、周囲にほのかな芳香も漂わせるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO100 )
019_250408055 X900 小石川植物園 RX10M4.jpg 19.次郎稲荷
少し、北の高台の方に登り始める。まだ日本庭園の一角にある次郎稲荷というお稲荷さんがあった。創建年は不明だが、江戸時代以前からの信仰があると考えられている。入口から日本庭園に歩いてくる途中に太郎稲荷もあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO1600)
020_250408061 X900 次郎稲荷 小石川植物園 RX10M4.jpg 20.次郎稲荷と外国人観光客
次郎稲荷は植物園の賑やかなエリアから少し離れた、ひっそりとした林の中に鎮座している。小さな鳥居があり、自然と信仰が融合したあの空間は神聖でどこか神秘的な空気が漂っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 26mm ISO1600)

2025年6月 8日

鎌倉お花見 鶴岡八幡宮と円覚寺 ③ 円覚寺 仏殿 2025年4月5日 鎌倉鶴岡八幡宮

何回か円覚寺には参詣しているが、方丈を拝観したには初めてのことだった。唐門の扉の浮彫の彫刻を見て、左手の小さな通用門から退出する。仏殿に行く道の石段の手前には枝垂桜が咲いていた。

 円覚寺の伽藍は、鎌倉独特の谷戸と呼ばれる丘陵地が浸食されて出来た谷に沿って建てられている。総門から三門を入り、仏殿、方丈へと徐々に登っていく配置は、この土地の高低差を生かした壮大な空間をつくりだしている。
 仏殿にも上がって拝観した。円覚寺のホームページを見ると。仏殿(大光明宝殿)は、円覚寺の本尊が祀られている建物であり、大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964年)に再建(鉄筋コンクリート)された。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物である。扁額「大光明宝殿」は、後光厳天皇の勅筆と伝えられる(1378年 明和4年)。開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅(ぎょうてんざぜん)が仏殿で行われている。

000_250405242 X700 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg
仏殿天井画 「白龍の図」 2025年4月5日 北鎌倉円覚寺 仏殿

038_250405265 X900 ◎円覚寺 方丈出口から Z50 Z18-140.jpg 38.円覚寺 唐門
大方丈の拝観を終え、唐門のわきから退出した。大方丈の正門にあたる唐門には柵が置かれ、通ることはできない。延慶元年(1308年)に律令制下において官大寺・国分寺に次ぐ寺格の定額寺に列せられ、都より勅使を迎えたことから勅使門とも呼ばれている。他の多くの建物と同様に幾度となく再建を繰り返してきたと思われるが、現在の唐門は、天保6年(1835年)に建てられ、関東大震災で全壊した後、昭和10年に復旧した。唐門の両側にそれぞれ施された浮彫の彫刻は見応えがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO280 )
039_250405106 〇円覚寺 G7X.jpg 39.枝垂桜 -1
唐門を出たところに枝垂桜が咲いていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )
040_250405107 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 40.枝垂桜 -2
仏殿の裏側にあたる所にも枝垂桜が咲いていた、仏殿を背景にして撮った。品種はエドヒガンと思う。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 33mm ISO125 )
041_250405113 X900 ◎円覚寺 G7X.jpg 41.仏殿に咲くエドヒガン
仏殿の側から唐門を背景に枝垂桜を撮る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 31mm ISO125 )
042_250405230 X900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 42,仏殿とソメイヨシノ -1
仏殿の正面に廻る。山門から仏殿への参道は広くなっている、その両側にソメイヨシノが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 26mm ISO220 )
043_250405233 3900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 43.仏殿とソメイヨシノ -2
これは、その左側のソメイヨシノで、後ろに見えるのは松籟院である。松籟院は、第百五十世叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所であり、もとは不閑軒という名称だったそうだ。松籟院の墓地には、俳優佐田啓二、女優田中絹代、オウム真理教の被害者坂本弁護士の墓がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f9 1/500秒 28mm ISO220 )
044_250405237 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 44.仏殿
山門を背に仏殿を拝む。円覚寺の仏殿は、国指定の名勝に指定されている。先にも書いたが、仏殿は大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊し、昭和39年(1964年)に鉄筋コンクリートで再建された。鉄筋コンクリート造りには見えない。元亀4年(1573年)の仏殿指図(さしず 設計図)に基づいて建てられている禅宗様の建築様式だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 18mm ISO220 )
045_250405240 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 45.仏殿の本尊
靴を脱いで仏殿に上がる。円覚寺仏殿の本尊は宝冠釈迦如来である。鎌倉観光公式ガイドによると、仏光国師が華厳の教えに基づいて開創したため、当初は華厳の仏様である毘盧遮那仏が本尊とされたが、やがて釈迦如来として、宝冠をかぶっていることから宝冠釈迦如来と呼ぶようになったとされている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/320秒 22mm ISO6400 )
046_250405075 X900 円覚寺 G7X.jpg 46.本尊のお顔
この円覚寺の仏殿に安置されている宝冠釈迦如来は、凛々しい表情で、禅定(ぜんじょう)の姿勢をとっている。禅定とは、心を集中させ、煩悩を断ち切って真理を深く思惟するための修行である。仏教では、戒・定・慧(かい・じょう・え)の三学の一つとして重視され、サンスクリット語のdhyāna(ディヤーナ)を音写した「禅」と、その意訳である「定」を合わせた言葉といわれる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 19mm ISO3200 )
047_250405243 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 47.「白龍の図」
円覚寺仏殿の天井画は、1964年仏殿再建に際し制作された。前田青邨画伯監修、守屋多々志画伯揮毫の「白龍の図」という。(前田青邨画伯が監修し1962年に制作を始め、翌年2月に完成)前田、守屋両画伯はともに岐阜県出身の日本画家でwikipediaによれば、前田画伯の弟子には平山郁夫画伯もいると記されている。東慶寺墓地の一角には、監修を務めた前田青邨画伯の筆塚がある。前田青邨(1885~1977年)は優れた歴史画家で、代表作の「洞窟の頼朝」(2010年、国指定重要文化財に指定)は郵便切手の図柄にもなっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/160秒 24mm ISO6400 )
048_250405245 X900 ◎円覚寺 仏殿 Z50 Z18-140.jpg 48.松籟院の前の道
仏殿を退出し、松籟院の前の道から大方丈の屋根を見る。手前の塀の中は百観音石像が並んでいる。この妙香池に向かう道は趣があり好きだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 26mm ISO200 )
049_250405253 X900 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 49.国宝舎利殿のある正続院(しょうぞくいん) 舎利殿
再び、大方丈の方へ戻るように、松籟院の前の道をまっすぐ進み、大方丈の先にある妙香池の先の左側に正続院の山門が見えた。正続院は円覚寺の塔頭である。神奈川県唯一の国宝建造物である舎利殿は、この正続院の中にある。1216年(建保4年)、三代将軍・源実朝は、宋の能仁寺から仏舎利を請来し、勝長寿院に安置した後、この仏舎利(釈迦の歯)を納めるために、鎌倉幕府九代執権・北条貞時が1285年(弘安8年)、に祥勝院を建立した。祥勝院は後に正続院と改称された。境内には舎利殿、開山堂、雲水の修行道場となっている禅堂などがある。釈迦如来の骨がまつられていると言う現在の舎利殿は、入母屋造、柿(こけら)葺きで、日本で最も古い唐様建築であり国宝。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 64mm ISO200 )
050_250405256 X900 円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 50.大方丈 書院
松籟院の前の道を正続院山門から総門へと戻る。途中左側に大方丈の庭が見えるが、先ほど拝観した大方丈から庭を囲むようにコの字型に続くのが書院である。参拝者はそこに入ることはできない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 38mm ISO200 )
051_250405273 ◎円覚寺 Z50 Z18-140.jpg 51.仏殿前の桜 -1
山門まで戻ってきた。山門から仏殿への参道が広くなったところから、仏殿の右側に咲くソメイヨシノにレンズを向けると、向こうには、唐門が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 79mm ISO200 )
052_2504052781 X900 円覚寺 総門とさくら  Z50 Z18-140.jpg 52.総門前の桜 -1
山門を出る。山門から総門の方へ少し下がったところにも桜が咲く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 41mm ISO200 )
053_2504052784 X900 ◎円覚寺 山門と桜  Z50 Z18-140.jpg 53.総門前の桜 -2
総門を背にして撮る。ほぼ満開のソメイヨシノの向こうに山門の屋根が見えた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 38mm ISO200 )
054_2504052788 X900 円覚寺 白鷺池  Z50 Z18-140.jpg 54.白鷺池(びゃくろち)
総門の石段を転ばないように気を付けて下り、横須賀線の踏切を渡ったところに白鷺池がある。横須賀線の線路と北鎌倉駅前から鎌倉鶴岡八幡宮へ通じる県道山之内道の間にある白鷺池の周囲には、そう多くはないが桜が咲く。この桜はソメイヨシノではない。エドヒガンのようだが、花びらは八重のように見える。AIに尋ねて見ると「エドヒガン系(彼岸桜の一種)で八重咲きの品種は複数存在します。」という回答があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/500秒 48mm ISO220 )
055_2504052789 X900 円覚寺 北鎌倉駅  Z50 Z18-140.jpg 55.北鎌倉駅下りホーム
時間は12時を回ったところ。北鎌倉駅の下り線(鎌倉方面)の改札口は人が多くなっている。私は、反対側の横浜方面行の電車に乗る。午前中の鶴岡八幡宮段葛と北鎌倉円覚寺の半日お花見散策は、快晴に恵まれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f7.1 1/800秒 60mm ISO200 )