時刻は11時を少し回った。少し空が明るくなってきたように思う。今年は例年ミドリシジミが吸蜜に集まるノリウツギの木が花を付けていなかった。ミドリシジミに会えるかどうかわからないが、あと1時間ほど頑張ってみようと思う。
目に触れるチョウの数は多くなったが、種類は多くない。
この日はオオウラギンスジヒョウモンのフレッシュな個体を撮影できたことで納得し、そろそろ引き上げようかと思ったころ、散策路から2mほど離れたところに咲く、いつもとは別のノリウツギの花に止まっているミドリシジミを見つけた。閉じた翅の付け根から金属光沢のある緑色が輝くのが見えたので♂だと思う。新鮮な個体なので、発生初期なのだろう。最盛期はやはり7月中頃なのだろう。
午後1時少し前に湿性花園を退出し、駐車場前の「湿性茶屋」でとろろそばを食べて帰路についた。
24.オオウラギンスジヒョウモン -6
後半もオオウラギンスジヒョウモンのフレッシュな♂から撮り始める。緑色を背景にオレンジ色が引き立つ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO800 ) 露出補正 なし
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25.オオウラギンスジヒョウモン -7
Nikon D5300に付けたTAMRON 90mm で撮った。やや鮮やかな発色になった。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
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26.オオウラギンスジヒョウモン -8
群生するオカトラノオには常に数頭のオオウラギンスジヒョウモンが飛んでいる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
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27.キキョウ(桔梗)
つぼみが風船のような形状であるため "balloon flower" という英名を持つ。花期は6月~8月だが秋の七草のひとつに数えられる。花の形から「桔梗紋」が生まれた。明智光秀の紋所である。美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。明智光秀も土岐氏一族であった。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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28.ソバナ(岨菜)
園内にある花の案内板をみるとこの花はソバナというらしい。名前は葉の形が ソバ の葉に似ているから、という説と、切り立った崖「岨」に咲くからという説があるそうだ。
Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f4.5 1/500秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
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29.スイレン (睡蓮)
入り口近くにある池にはスイレンが咲いていた。スイレン属は世界中に分布し、50種ほどが知られる。日本にはただ1種、ヒツジグサ(未草)のみが自生する。さまざまな種が観賞用に栽培され、また多数の園芸品種が作出されている。私はスイレンとハスとの違いは何処がポイントなのか判らなかったが、「水面に咲くのがスイレン。 水面より上の方で咲くのがハス。 水面に浮かべてるのがスイレン。 水面より上へと立ち上がらせてるのがハス」なのだそうだ。スイレンはスイレン目スイレン科で、英語ではWater lily、ハスはヤマモガシ目ハス科で英語でLotus。辛子蓮根の 蓮根はハスの根である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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30.ポンテデリア
入り口近くの池には紫色の花を咲かせた水生植物が生えている。ポンテデリアという名札が立てられていた。wikipediaで検索してみると、ミズアオイ科(Pontederiaceae)として開いた。この種はナガバミズアオイ(長葉水葵)という栽培種と思う。イチモンジセセリなどがしばしば吸蜜している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 94mm ISO320 ) 露出補正 なし
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31.群生するオカトラノオ
さて、もう一回りしよと「仙石原湿原復元実験区」に戻る。ここではオカトラノオが群生し、この花はチョウが好む花のようで、オオウラギンスジヒョウモンはじめ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハ、そして今朝はルリタテハが吸蜜に訪れていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO250 ) 露出補正 なし
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32.カセンソウ(歌仙草)とオオウラギンスジヒョウモン -1
「仙石原湿原復元実験区」の西側の地域にはカセンソウの黄色い花も群生する。この花もオオウラギンスジヒョウモンなどが好んで吸蜜に来る。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
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33.カセンソウとオオウラギンスジヒョウモン -2
この時間になって、カセンソウで吸蜜するオオウラギンスジヒョウモンが多くなった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO200 ) 露出補正 なし
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34.カセンソウとオオウラギンスジヒョウモン -3
なかなか遊歩道の近くの花には寄ってきてくれない。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO100 ) 露出補正 なし
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35.ウラギンヒョウモン -4
また、ウラギンヒョウモンがオカトラノオに来ていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 なし
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36.オオウラギンスジヒョウモン -9
「仙石原湿原復元実験区」を背にして池を背景に広角端で撮った。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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37.バッタかイナゴか
よくチョウとガの違いは何かと聞かれることがある。「同じ仲間ですよ」と答えることにしている。バッタとイナゴはどうだろうか?わたくしは詳しい知識はないが
「バッタ」と「イナゴ」は、同じ「直翅目バッタ科」の昆虫であり、根本的な違いはない。 「イナゴ」は、「バッタ」の仲間である。 見た目も大きな違いはないが、唯一「喉の突起」で見分けることができるようだ。 「イナゴ」の喉のあたりには、小さな突起状のものがあるのに対し、「バッタ」にはこうしたものがないそうだ。写真の個体はバッタなのかイナゴなのか? ネットで検索してみたところ、ツマグロイナゴモドキという種のようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
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38.ミドリシジミ -1
「仙石原湿原復元実験区」から園の入り口の方へ戻りかけたとき、散策路の柵の向こう側、2mくらいのところに咲く高さ3mくらいのノリウツギの花に何やらチョウを見つけた。これはミドリシジミに違いないと思い望遠端にして撮影を始めた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
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39.ミドリシジミ -2
開翅してくれないかと待つが、吸蜜に夢中である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
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40.ミドリシジミ -3
今日見られたミドリシジミは後にも先にもこの個体だけだった。この時には♂か♀かは分からなかった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 なし
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41.ミドリシジミ -4
閉じられている前翅の襟元からかすかに緑色の金属光沢が見えた。♂だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO160 ) 露出補正 なし
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42.ミドリシジミ -5
発見してから10分近くたった。彼は花を歩いて移動し、向きを変えながら吸蜜を続ける。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO320 ) 露出補正 なし
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43.ミドリシジミ -6
とうとう翅を開いて美しい緑色の輝きを見せてくれることはなかった。この直後、何かに驚いて飛び去ってしまった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 218mm ISO160 ) 露出補正 なし
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44.オオウラギンスジヒョウモン -10
他にミドリシジミはいないかと、さらに離れたところに咲くノリウツギに目をやる。オオウラギンスジヒョウモンが花から花へと移動して吸蜜していたが、ミドリシジミの姿はない。まだ発生初期なのだろう。最盛期まであと4~5日というところか。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO320 ) 露出補正 なし
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45.「湿性茶屋」
3時間弱、箱根湿性花園に滞在した。ミドリシジミの姿を見ることが出来たことに満足して切り上げることにする。駐車場前にある 「湿性茶屋」でビールは飲めないが、とろろそばを食べて帰路についた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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