帰り道に、センニチコウのヤマトシジミを撮ろうと思い、Z50をぶら下げて近くのコンビニまで出かけた。そろそろ、チョウの翔ぶ季節も終わりに近づいてきた。
20分ほどで家に戻ろうとしたが、その時、一人の女性が桜の木の小さな枝にカメラを向けていた。何だろうと思って見ると「桜が咲いてますよ」と教えてくださった。10月に入ってからも、夏日になるほどの暖かい日が数日あり、桜も騙されて花を咲かせたのであろう。日当たりのよい小さな枝に5輪ほどの花を咲かせていた。
小さな公園に咲いた季節外れのソメイヨシノ 2023年10月26日 横浜市保土ヶ谷区峰岡町
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1.ヤマトシジミ♀ -1
多くは紅いセンニチコウの花で吸蜜するが、このヤマトシジミは珍しく白い花で吸蜜していた。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
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2.ヤマトシジミ♂ -1
開翅しているところを見て、クロマダラソテツシジミがまだ、生きていたかと思った。しかし、さにあらず鱗粉も剥げてしまったヤマトシジミの♂だった。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 105mm ISO100 )
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3. ヤマトシジミ♀ -2
1.と同じ個体である。少し青い鱗粉が出ていた。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
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4.ヤマトシジミ♂ -2
白いセンイチコウの花で蜜を吸っていた。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
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5.ヤマトシジミ♂ -3
これは別の個体である。前翅の黒い縁が微妙に異なる。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO100 )
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6.狂い咲きのソメイヨシノ
公園の縁にある大きな、太い幹の桜の木が数輪の花を咲かせていた。俳句の世界で季節外れに花が咲く、所謂、狂い咲きは「帰り花」といって、初冬の季語となっている。ここに住んで20年になるが、こんなことは初めてである。今年は植物も異常である。アサガオもいま、咲いているという。公園の向こう側にいる子供たちを画面に入れようとf22まで絞り込んだが、雰囲気が解る程度にしかならなかった。
絞り優先オートで撮影 ( f22 1/500秒 105mm ISO6400 )
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7.その中の一輪
ソメイヨシノの花の色は淡いピンクだが、注意してみると咲き始めは最も色が淡く、次第にピンク色が濃くなり、散る直前が最も色濃いという。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.3 1/500秒 105mm ISO320 )
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8.咲き始めの一輪
この花は中心部もまだ白い。いつまで咲いていてくれるだろうか。冷たい雨が降らねば良いが。
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.3 1/500秒 105mm ISO320 )
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