嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (1)チャツボミゴケ公園 7月19日 - Studio YAMAKO

2017年8月 6日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (1)チャツボミゴケ公園 7月19日

梅雨が明けた頃に、信州へ1泊2日の撮影旅行に出かけようと予定していたところ、年に1~2度はドライブ旅行をご一緒する友人夫妻が、なにかの折に我が家に来られたとき、今回はチョウの撮影が目的なので、我々だけで行ってくると計画を語ったところ、一緒に行きましょうという話になった。チョウを追いかけたいので、ご迷惑をおかけすると告げたが、それでも良いとおっしゃってくださって、どうせなら2泊にしようということになった。
 宿泊は、湯の丸高原の近くにある休暇村に決めていた。その場で宿に電話して、2名追加、1泊追加の電話を入れたところ、幸い19日と20日が取れた。21日からは子供たちの林間学校もあって、満室だそうだ。
 2泊3日でチャツボミゴケ公園、池の平湿原、高峰高原、嬬恋農場、湯の丸高原周辺、そして小諸などを巡り、計600kmのドライブ旅行になった。
 さて、第1日目、友人ご夫妻に朝6時半に迎えに来ていただいて、我が家を出発した。圏央道→関越と走り、渋川伊香保ICで下りた。県道55号→R145→R292を通って、1971年に廃線となった鉄鉱石輸送のための路線であった旧国鉄長野原線太子支線の太子駅跡に立ち寄った。六合地区元山には鉄鉱石の鉱床があり、昭和41年(1966年)まで露天掘りによる採鉱が行われていた。
 友人の奥様から、最近話題になっているチャツボミゴケを見に行きたいとのご希望があり、草津の奥にあるチャツミゴケ公園へ行く。カーナビの案内と道路わきにある道案内が一致しないこともあって、細い道も走ったが、昼前に駐車場に到着した。ここは「奥草津休暇村」という、昭和51年に開設されたJFE(日本鋼管)健保組合の保養所であったが、平成24年4月1日に草津町に移管され、「チャツボミゴケ公園」となったところだ。
 咲いていたヨツバヒヨドリには多くのアサギマダラが来ていて、私としてもラッキーだった。
 初日は午後3時に嬬恋鹿沢の宿に着いた。宿の周辺も蝶が多い。ひと風呂浴びる前に、近くの小さなスキーのゲレンデのようになった草原を歩いた。ヒョウモンチョウなど高原のチョウが飛んでいた。
 明日は、池の平湿原に行く。

クリックすると大きくなります。 1.旧国鉄長野原線太子支線 太子駅 ​wikipediaによれば、​日本鋼管群馬鉄山の専用線として1945年(昭和20年)に開業した。京浜地区に向けて鉱石を発送していたが、鉱石輸送の廃止と吾妻線の大前方面への延伸により1970年(昭和45年)に休止、翌年廃止された。廃止時の所属路線は吾妻線だが、長野原線から吾妻線に路線名称が変更されてから列車が運転されたことはなかった。平成25年​​​以降、ホーム​​​や線路、駅名標などが遺構として整備されつつある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.8 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 2.太子駅 ホッパー跡
太子駅は1面2線の旅客用ホームのほか、側線と鉱石積み出し用のホッパーを持つ駅であった。ホッパーは積み出し設備を兼ねるため、主に貨物線・専用線の引込み線や運搬用の道路の上に作られている。平成29年度までには駅舎の復元まで予定されているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4 1/250秒 10mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 3.チャツボミゴケ公園
最近の旅行会社から送られてくるパンフレットに、"大型バスでは入れない貴重なチャツボミゴケ群生地"として紹介されている「チャツボミゴケ公園」へ行く。旧太子駅から、道の駅「六合」へ寄って、草津温泉を迂回するように、細い道を走って、「チャツボミゴケ公園」の駐車場に着く。一旦、ここで入園料を支払って、さらに車に乗って、チャツボミゴケ群生地への遊歩道の入り口に設けられた駐車場に車を置く。その遊歩道を歩き始めると、この温泉大滝があった。温泉が流れる川の落差15m、幅20mの段瀑である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​​​​​​​5.6​​​ 1/​250​秒 28mm ISO​5​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.アサギマダラ -1
遊歩道の脇に咲くヨツバヒヨドリに複数のアサギマダラが来ていた。チャツボミゴケ公園での蝶の撮影はあまり期待していなかっただけに、うれしかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​6​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​5​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.アサギマダラ -2 開翅​​
開翅して吸蜜中のアサギマダラに寄って撮る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​​ 1/​250​秒 195mm ISO​5​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.アサギマダラ -3
個体数が多いので、ゆっくりと撮影することが出来た。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3​​​​​​​​​ 1/​800​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.湯滝​​
遊歩道は川に沿って進むが、その先にまた滝が見えた。あの滝の向こうがかっての露天掘りの窪みで、俗称「穴地獄」と呼ばれる強酸性PH2.8の鉱泉が噴出しているところだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​​​​​​​ 1/​1000​秒 70mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.湯滝 展望スポット​​​​
記念写真が撮れるように展望台が設けられていた。この辺りでは、バイオミネラリゼーションと呼ばれる生物が鉱物を作り出す作用により、現在でも鉄鉱石が生成されているという。かって、この地は群馬鉄山と呼ばれ、国内第2位の生産量を誇る露天掘り鉱山として栄えたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​​​​​​​ 1/​800​秒 35mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.アサギマダラ -4
先を歩いていた仲間の3人が、手を振って私を招いている。行ってみると「チョウチョ、チョウチョ」と指さしてはしゃいでいた。どうやら3人はさっき私が撮っていたアサギマダラには気が付かなかったようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3​​​​​​​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.ヒメキマダラセセリ
ここは群馬県だが、お馴染みのヒメキマダラセセリが、テリトリーを張るように開翅して葉の上に静止していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3​​​​​​​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​2​​20​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.穴地獄
​​ 湯滝の上が強酸性の鉱泉が噴出する俗称「穴地獄」と呼ばれるところだ。きれいなチャツボミゴケが生えている。受付でくれたパンフレットによると、チャツボミゴケはPH2.0~4.6程度までの強酸性火山性水域に生育するウロゴケ目ツボミゴケ科の苔類で学名はユンゲルマンニア・ブルカニコーラというそうだ。世界中の蘚苔類、約18,000種の中でも最も耐酸性の強い特異な苔とある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​​​​​​​ 1/​800​秒 92mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.チャツミゴケの群生
​​ 穴地獄の周りは木道が設けられている。ここでは東アジア最大級の群生を形成し、その環境や生態系が評価され、周辺の自然資産とともに、2015年5月ラムサール条約に登録されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​​​​​​​ 1/​800​秒 92mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.穴地獄 展望スポットから​​
​​ 少し高くなったところに設けられている展望台からは、穴地獄全体を見渡すことが出来る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6​​​​​​​​​ 1/​1250​秒 20mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.ヒメシジミ♂​​​​
​​ 駐車場に戻る途中、ヒメシジミが飛んでいた。なかなかよい位置に止まってはくれない。少し開いたところからは表翅のブルーが見えた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3 1/​250​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.ヒメアカタテハ
​​ ヒメアカタテハが飛んできて、ヨツバヒヨドリに止まった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6.3 1/​500​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし​​
;クリックすると大きな写真になります。 16.ミドリヒョウモン -1​​
ミドリヒョウモンが翅を休めていた。羽化して間もない個体のようだが、左側の触角が垂れている。どうしたのだろうか。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3 1/​400​秒 300mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.ヨツバヒヨドリに群がるアサギマダラ
​​ 何処のヨツバヒヨドリにもアサギマダラが群がっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6 1/​800​秒 130mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.ミドリヒョウモン -2
​​ チャツボミゴケ公園を後にして、昼食の場所探しだ。草津の温泉街は混雑しているだろうと思い、嬬恋鹿沢に向かう途中でどこか適当なところに入ろうと車を走らせる。ロマンチック街道(R292)に入ったところに、道の駅「草津運動茶屋公園」があった。ここで昼食にしたが、食べた蕎麦が意外と旨かった。 食後、隣接する「高山植物公園」を歩いてみた。コマクサが植えられていたが、時期的に少し遅かった。ミドリヒョウモンがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/125秒 179mm ISO450​ )露出補正 -0.3段

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