9時40分、湿原植生復元区で撮影を続ける。オオウラギンスジヒョウモンはますます元気に翔びかう。カセンソウには多くが集まるし、ヌマトラノオ、チダケサシでも吸蜜している。
ヌマトラノオの花でミヤマカラスシジミが吸蜜しているのを見つけた。そして、下草で強い日差しを避けるようにしている小型のチョウを見つけた。ここにもいたかと思ってカメラを向けると、この日の本命、ミドリシジミだった。別の個体もヌマトラノオで吸蜜している。♂だった。まだ、♂がいるということは例年通りの発生状況のようだ。
10時半に一旦入口にある休憩所に戻り、自販機で冷たい飲み物を買って一休みすることにした。冷房が効いているところではないので、汗が拭きでる。
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22.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -9
相変わらずカセンソウにはオオウラギンスジヒョウモンが止まり、口吻を伸ばしている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO400 )
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23.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -10
たくさんいるオオウラギンスジヒョウモンだが、いろいろな角度から、しっかりと撮っておこうと思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO500 )
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24.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -11
♂の前翅の性標が見える。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 215mm ISO320 )
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25.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -1
この個体、前翅の翅頂部に小さな三角の白斑がある。♀である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO640 )
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26.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -2
雌は♂に比べて翅の色はやや暗くなる。飛んでいるときは♂より大きく見えた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO500 )
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27.ミヤマカラスシジミ -2
ヌマトラノオで吸蜜するミヤマカラスシジミを見つけた。さっき見たときから15分ほど経っている。別の個体であろう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 220mm ISO1000 )
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28.ミドリシジミ -1
ヌマトラノオの葉の陰に入り込んだ同じように見える別の個体がいた。見ると、ミヤマカラスシジミではなく、紛れもないミドリシジミだった。例年のミドリシジミはノリウツギや、チダケサシ(乳茸刺)の花で吸蜜していることが多かったし、いる場所も違っていた。今年はノリウツギの花はすでに終わっていたし、チダケサシの花は最盛期ではあるが、日当たりの良いところに咲いていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO1250 )
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29.ミドリシジミ -2
そのミドリシジミは少し飛んで、ヌマトラノオの花にとまって吸蜜を始めた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 187mm ISO800 )
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30.コバギボウシ(小葉擬宝珠)
カセンソウの黄色が目立つ草原のところどころで紫色の可憐な花が咲いていた。何とこの種は、ここのところ、数十年に一度咲くというアオノリュウゼツランと同じ亜科に属する(リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)。どう見ても同じ亜科とは見えないのだが。ただ、ユリ科、キジカクシ科、リュウゼツラン科という記述も見られるが、新しいAPG植物分類体系では、リュウゼツラン科を従来のユリ科とともに再編成している。それによると、ギボウシ属をリュウゼツラン科に含めるとしている。アオノリュウゼツランは、リュウゼツラン亜科のリュウゼツラン属、コバノギボウシは、ギボウシ属である。ややこしい。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO100 )
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31.ミドリシジミ -3
ミドリシジミはもっぱらヌマトラノオで吸蜜する。この個体は肛角部がちぎれてしまっている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 206mm ISO640 )
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32.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -3
日当たりの良いチダケサシ(乳茸刺)の花で吸蜜する。♀が多く発生してきているようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 206mm ISO640 )
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33.オオウラギンスジヒョウモンの雌雄
チダケサシの花穂で♂と♀が吸蜜していた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 140mm ISO320 )
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34.ミドリシジミ -4
日陰に入る。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO180 )
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35.クサレダマ(草連玉)
和名はマメ科のレダマに似て、草本であることに由来する。別名、イオウソウ(硫黄草)という。漢字で記された和名を見ると、植物の素人にも連想しやすい。茎の先端または葉腋に円錐花序をつけ、多数の花をつける。オカトラノオ属の多年草だそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 193mm ISO320 )
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36.ミドリシジミ -5
これはきれいな個体だった。草陰に隠れていることが多く、見つけにくいが個体数は多いようだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO125 )
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37.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -12
オオウラギンスジヒョウモンの♂は、破損している個体も多かったが、これはきれいだった。ヌマトラノオで吸蜜する。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO400 )
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38.オオウラギンスジヒョウモン ♂ -13
前の写真と同じ個体。丁度良い光線が後翅に当たるように止まってくれた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 213mm ISO400 )
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39.カセンソウとオオウラギンヒョウモン -1
もっと近づいて背景を入れたオオウラギンヒョウモンを大きく撮りたいのだが。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/2000 27mm ISO400 )
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40.カセンソウとオオウラギンヒョウモン -2
ちょっと暑いけど、カセンソウの咲く草原を思う存分飛びまわり、チョウも爽快な気分だろう。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 44mm ISO400 )
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41.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -4
HPによれば、箱根湿生花園のある仙石原は標高が650mで、とても爽やかだそうだが、久しぶりに晴れた今日は特別に暑い。旧暦のお盆(旧盆は8月13日~16日)を過ぎると秋の花が咲き始めるという。そのころにもう一度来てみたい。コオニユリ、ミソハギなどにはチョウも飛来する。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 151mm ISO400 )
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42.オオウラギンスジヒョウモン ♀ -5
♀は今からが発生のピークのようだ。きれいな個体が多い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 151mm ISO500 )
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43.ヒメアカタテハ -2
カセンソウにはオオウラギンスジヒョウモンに混じってヒメアカタテハも吸蜜している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 164mm ISO500 )
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44.ヒメアカタテハ -3
前の写真と同じ個体。傷のないきれいな個体だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 102mm ISO320 )
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45.コウホネ(河骨)
スイレン科コウホネ属に属する水草の1種。コウホネ (河骨)」の名の由来は、底泥中を這う白い地下茎が骨のように見えるためとされることが多いが、異説もあるそうだ。花期は6-10月、長い花柄 (直径 3-6 mm) が地下茎から生じて水上へ伸び、その先端に直径 3-5 cm で上向きに咲く黄色いカップ状の花を1個つける。暗い背景で明るい黄色い花を撮るのは難しい。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 120mm ISO250 )
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46.写真を撮る人
さて、そろそろ一息入れようと思う。喉も乾いた。熱中症にも注意しなくては。湿原区の散策路を休憩所のある入口へと歩く。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000 9mm ISO100 )
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47.サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
wikipediaによれば、サラシナショウマは、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草の植物である。和名サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来するそうだ。これから多く咲く。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 102mm ISO160 )
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48.ハグロトンボ
園内の湿原区の水のある散策路で、ぱたぱたと飛ぶハグロトンボを見つけた。 ハグロトンボは、真っ黒な翅が特徴的なトンボで、♀は胴体まで真っ黒だが、オスの胴体は写真のように金緑色をしていている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/2000 102mm ISO160 )
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