長岡大花火まつり - Studio YAMAKO

2010年8月11日

長岡大花火まつり


 8月2日 かみさんの友人夫婦に誘われて新潟県は長岡へ花火を見に行ってきた。バスで往復である。
   花火を見る席は信濃川の大手大橋と長生橋の間の河川敷にあるテニスコートが有料桟敷席なっていた。主たる打ち上げ場所は正面で、大きな花火は見上げなくてはならない。
 もちろん花火の写真に挑戦してきた。事前学習したところでは、露出はマニュアルで絞りはF8~F11、シャッタースピードは3秒から8秒程度、しかもバルブにして、頃合いを見計らって閉じろとなっている。もちろん三脚使用だ。ホワイトバランスはオートは不向きというので太陽光にした。
  はじめは、F11でシャッタースピード3秒で撮り始めた。しかし、白飛びするカットがあって、試しにプログラムオートでも撮ってみた。また、マニュアルでいくつかシャッタースピードを変えて試みたが、不慣れなこともあり、1.6秒に設定しようと思って、1.6分の1秒にしてしまったり、失敗が多かった。この日の2時間の学習では、事前学習したマニュアルの通り、シャッタースピードは3秒から8秒程度というのが正解であろうと感じた。しかし、花火までの距離や、上がる花火の種類によっては、調整もしなくてはならないのかと思うが難しそうだ。
  カメラはD5000にVR18-200mmを付けて行った。バリアングルモニターと、リモコンを使って撮った。この機能は役に立った。ただし、花火がどの打ち上げ場所から打ち上げられるか、その時まで解らないので、カメラの位置取りが難しかった。三脚に付けたカメラの左右、上下への移動、ズーミングに忙しく、構図には集中できなかった。シャッターを押すタイミングもなかなか難しい。
 
  1.花火会場
長岡は新潟県第二の都市であり、市の中心を信濃川が流れる。信濃川は長野県に遡ると千曲川と呼ばれるが、日本で一番長い川である。その信濃川の河川敷で8月2日、3日の両日、「長岡まつり」として大花火大会が行われた。見えている橋は長生橋である。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.8-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 9.6mm )
花火会場;クリックすると大きな写真になります
2.予約席
信濃川の河川敷にテニスコートがあり、そこがこの日の予約マス席になっていた。テニスコートなので地面はたいらでその上にパレットのようなものが敷かれている。ひとマス6人が入る。現在5時15分、花火の打ち上げ開始は7時30分とのことなのであと2時間ほどある。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.8-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 7.3mm )
予約席;クリックすると大きな写真になります
3.メッセージ花火
ビールを飲みながら弁当を食べて腹ごしらえをしたあと、D5000を三脚に付け、露出の設定をしているうちに暗くなってきた。花火のプログラム表を見ると、7時30分に打ち上げられる1番から、最後は9時10分、39番まである。その前に、メッセージ花火が打ち上げられた。「誰々から誰々さんへ、○○歳のお誕生日おめでとうございます」といったメッセージとともに花火が供される。露出はマニュアルにして、F11、3秒で撮り始めた。この写真では、もっと露光時間が長いほうが良かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
マニュアル露出で撮影 ( F11 3秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
メッセージ花火;クリックすると大きな写真になります
4.7時20分
河川敷の何箇所かに打ち上げ場所があり、次の玉がどこから上がるかが解らない。上がり始めてカメラをそちらへ向けることになる。まだ、空の青さが残っている。赤い色の花火が上がった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
マニュアル露出で撮影 ( F11 3秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
7時20分;クリックすると大きな写真になります
5.プログラムオートで撮影
この花火は本番に入って9番目か10番目のスターマインである。ここまでF11、3秒で撮った写真の中に白飛びしてしまう駒があった。そこで、試しにプログラムオートで撮ってみた。ただし、絞り優先オートと同じことになるが、絞りF値とシャッタースピードの組み合わせで、絞りをF11まで絞り込んだ。良い露出が得られるかどうかの結果はまちまちである。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 2秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
プログラムオートで撮影;クリックすると大きな写真になります
6.ワイドスターマイン
花火はだんだん佳境に入ってくる。色どりが見事である。花火の大きさも違うので、カメラの向きも変えなければならずズーミングも難しい。シャッタースピードは2.5秒になっていた。タイミングも良かったようだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 2.5秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
ワイドスターマイン;クリックすると大きな写真になります
7.超大型花火
この花火は大きかった。試行錯誤であるが、これはプログラムオートだが1.6秒で良い感じに撮れたと思う。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F11 1.6秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
超大型花火;クリックすると大きな写真になります
8.天地人花火 -1
今日の花火の中でも呼び物の一つである天地人花火。長岡ゆかりの武将、直江兼続の生涯を壮大なスケールで描く芸術性の高い花火。見事だった。花火にもストーリーがあって、その一場面を切り取った写真では趣は伝えられない。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 4秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
天地人花火;クリックすると大きな写真になります
9.天地人花火 -2
天地人花火の続きである。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 2.5秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
天地人花火 -2;クリックすると大きな写真になります
10.天地人花火 -3
これはシャッタースピードが速くなりすぎた。もっと光の筋が伸びなくては花火らしさが出てこない。やはり、シャッタースピードは、少なくとも1秒以上にならないと光の糸が表せない。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/4秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
天地人花火 -3;クリックすると大きな写真になります
11.失敗
プログラムオートで撮っていて絞り込むのを怠ると、その分シャッタースピードが速くなり、こんな写真になってしまう。花火の光が糸にならず、点になってしまうのだ。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/10秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
失敗
12.緑色の花火
地味ではあるが緑色の美しい花火が上がった。また、マニュアル露出に戻してみたが、はじめの頃の白飛びが気になってシャッタースピードは1秒に設定してみた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
マニュアルで撮影 ( F11 1秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
緑色の花火;クリックすると大きな写真になります
13.米百俵花火・尺玉100発
戊辰戦争(1868年)で焦土と化した長岡藩に、支藩の三根山藩から見舞いとして百俵の米が送られたが、藩の参事であった小林虎三郎はその米を売却して文武両道に必要な書籍や器具の購入に充て、長岡の近代教育の土台を築いたという故事にならった花火。これは凄かった。夜空いっぱいに花火が広がった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
マニュアルで撮影 ( F11 1秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
米百俵花火・尺玉100発;クリックすると大きな写真になります
14.最後の花火
これも大きな花火だった。シャッタースピードを1.6秒に設定しようとして、1/1.6秒にしてしまった。しかし、花火が明るいので何とか撮れた。初めて花火の写真に挑戦してみたが、試行錯誤であった。次にチャンスが来れば、徹底的にマニュアル露出で撮ってみたいと思う。 花火が終了したのは9時10分過ぎ。バスが停めてある駐車場にたどり着くのがひと苦労。さらにそのバスが10時半出発の予定のところ、大渋滞で道路が塞がっていて、動くことができず、駐車場を出たのは夜11時半を過ぎていた。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
マニュアルで撮影 ( F11 1/1.6秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
最後の花火;クリックすると大きな写真になります

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