河口湖へ1泊2日のドライブ旅行(2) 田貫湖と西湖いやしの里(根場) 3月3日
観光客が少なかった音止めの滝、白糸の滝をゆっくり見て、次は田貫湖へ向かった。ここへは2012年の6月に来ている。 その時は新緑が美しい季節だったが、この時期は富士山だけが迎えてくれる。休暇村富士に着いたときは、テラスから眺める富士の頂は雲をかぶっていた。その雲は取れそうになるのだが、また、新しい雲が沸いて来て、全景がなかなか見えない。しかし、田貫湖キャンプ場の方へ行く頃には見事な姿を見せてくれた。田貫湖では、4月20日と8月20日前後にはダイアモンド富士が出現する。
田貫湖を出たのは午後1時40分。朝霧高原から国道139号線の裏街道と言われる県道71号線を走り、本栖湖越しに雪を頂く南アルプス連峰が眺められる大室山西展望台に車を止めた。晴れていたのでよく眺められた。
そのまま県道71号線を走り樹海の中を通り抜けて、再び139号線に合流し、左折して少し戻り、こんどは右折して西湖の方へいった。目的は「西湖いやしの里根場(根場)」である。単なる造られた民家園程度に思っていたが、なかなか良かった。
13.休暇村富士から眺める富士山 ここへは2012年の6月にも訪れている。その時は曇っていて富士山は全く見られなかった。今回はほぼ富士山の全容が見えるのだが、山頂付近の雲がなかなか取れない。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 44mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
14.富士山頂付近 遮るものなく富士山の山頂とその山肌を見ることができる。正面に大きな裂け目がある。これが大沢崩れだ。大沢崩れとは、富士山の山体の真西面側にある大沢川の大規模な侵食谷のこと。最大幅500m、深さ150m、頂上の火口直下から標高2,200m付近まで達している。大沢崩れは現在も進行しており、落岩の音が絶えないという。崩壊が更なる崩壊を呼ぶため、崩壊地は拡大する一方である。大沢崩れの形成の年代は明らかではないが、堆積している古い土石流の中に埋もれていた木片を年代測定した結果、約1,000年前に大規模な土砂移動があったと推定されたとのこと。(wikipedia)
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f9 1/1250秒 102mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
15.田貫湖畔 田貫湖を左回りに一周する。ここはキャンプ場の近くで、釣りをする人がいる。ヘラブナ釣りかバス釣りか? あれ!、富士山頂の雲がなくなっている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f10 1/400秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
16.国道139号線 朝霧高原 田貫湖周回道路からふたたび139号線に出て、朝霧高原を走る。途中、広い駐車スペースがあった。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
17.牧草地と富士山 道の駅朝霧高原には寄らずに、その手前を県道71号線に入る。牧草地が広がり、その向こうに富士山の全景が眺められた。大沢崩れは、右の方に見えている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
18.大室山西展望台 また、しばらく走って、ここ大室山展望台で車を停めた。樹海を手前に、その先に本栖湖があり、その向こうに南アルプス連峰が眺められた。山の名前は定かではないが、方向からすると左から間の岳、北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳のあたりだろうか?
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/800秒 116mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
19.青木ヶ原 しばらく青木ヶ原の中を走る。昨日雪が降ったようだが、その雪が少し残っていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 31mm ISO1000 ) 露出補正 なし | |
20.西湖 いやしの里 根場(ねんば) 青木ヶ原を抜けて、再び139号線に合流する。河口湖は右だが、ここを左折して、富岳風穴を通り、西湖入り口を右へ入る。やがて、西湖いやしの里根場があった。西湖畔の西北に位置する根場地区は、かって 「かぶと造り」の茅葺屋根が立ち並ぶ集落だったという。ところが、昭和41年の台風で甚大な被害を受け、集落のほとんどが消滅した。そして、40数年の歳月を経て、昔懐かしい茅葺屋根群と富士山の景色がよみがえり、地域の歴史や文化、自然環境を舞台とした「西湖いやしの里根場」が誕生したとパンフレットに記されている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
21.茅葺屋根と富士山 「西湖いやしの里根場」 -1 いやしの里の中央に本沢川が流れ、遊歩道になっていて、その両側に20軒ほどの藁葺屋根の家屋が建っている。本沢川の右側から上に登っていく。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
22.ひな祭り そうだ、この日は3月3日ひな祭りの日だった。5番目の民家の座敷にひな人形が飾られていた。本来、根場ではひな祭りはひと月遅れで行われているのだが、いやしの里では、2月18日~4月3日に、ひな祭りが行われている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
23.民家の中 ひな人形が飾られていた民家の中は、囲炉裏があり、炬燵で2人のご婦人が、まるでいつもの生活の一部のように談笑されていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 18mm ISO1800 ) 露出補正 なし | |
24.砂防資料館 藁葺屋根の民家が砂防資料館になっていて、昭和41年9月25日に発生した台風24号の被害に関する資料や砂防工事に関する資料が展示されている。台風24号では、記録的な豪雨で山腹が崩落し、土石流が発生した。根場地区本沢川、西湖地区の三沢川で発生した土石流はそれぞれ両地区の中心部を直撃し、その結果根場地区では人口235名のうち、死者50名、行方不明13人、西湖地区では人口513名のうち、死者31名という甚大な被害となった。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
25.茅葺屋根と富士山 「西湖いやしの里根場」 -2 いやしの里の一番高いところまで登ってきた。ふじみ橋という小さな橋を渡って、本沢川の右岸に廻る。ここからも茅葺屋根の上に富士山が見える。いつでも見られるわけではないだろうに、晴れていてラッキーである。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 44mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
26.ガラス、金工、陶芸 この家では、山梨県内の優れた工芸作家による特色ある短期作品展が行われていた。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f5 1/250秒 28mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
27.シジュウカラ この辺りは野鳥が多い。シジュウカラ(四十雀)は群れをなしている。近くに野鳥の森公園というところもある。少しトリミングしている。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
28.ヤマガラ ヤマガラ(山雀)もいた。P610を持ってきておけばよかったと思った。もう少し野鳥を撮っていたかったが、そう時間をかけるわけにはいかない。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
29.水車小屋 水車は樋から流れ出る水で回っていた。西湖いやしの里(根場)は、どうせどこにでもある民家園かと考えていたが、間違っていたようだ。来て見てよかったと思う。さて、午後3時半を回った。これから西湖の北側を走って河口湖へ向かう。
Nikon D5000 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO プログラムオートで撮影 ( f9 1/320秒 44mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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