久しぶりのヨーロッパ旅行 (6)サン・セバスティアン 滞在 8月3日
この日も快晴だった。リーダーがランチに「KOKOTXA」というミシュラン星一つのレストランを予約してくれているが、それ以外はさサン・セバスティアンでのんびり過ごそうという日だった。日本では安倍内閣改造があったと報じられている。
8時半にホテルロビーに集合し、朝の海岸を見がてら散策を始める。市庁舎の近くにCafeがあった。そこで朝食にする。さわやかだ。
さて、これからどうしようと相談する。私の希望で、昨日、バスの中からみたウルメア川に沿って歩いてみようといことになった。市庁舎の脇からこの街の中心地であるアラメダ・デル・ブールバードを東に歩く。10分ほどで、ズリオラ橋に着いた。ズリオラ橋を渡って、ウルメア川の右岸をrenfeのサン・セバスティアン駅へ向け歩く。10時、そろそろ、昨日バスの中から見た露天商が店を開き始めていた。
サンタ・カタリーナ橋、そしてマリア・クリスティーナ橋まで来た。RENFEの駅まで行ってみた。たまたま特急列車が入ってきた。
マリア・クリスティーナ橋を左岸に渡って、商店が軒を並べる新市街の立派な街を、ふたたび旧市街に向け東へそぞろ歩きをする。バルセロナの塔の下りが響いてか左ひざが少々傷む。街の通りにはベンチがあり、女性陣が店に入って物色している間はベンチに座っていた。一旦、ホテルに戻る。
レストラン「KOKOTXA」は午後2時に予約されていた。場所は旧市街のサンタ・マリア教会のそばだ。広島に行ったことがあるというウェイトレスが付いてくれた。たこ焼きは旨かったと言っていた。腕にダルマのタトゥーを入れている。味は良かった。前菜も工夫がされていて、特にソフトシェルの味付けは気に入ってしまった。
夕食後は再び午前中に歩いた街を、2時間近く散策した。これは女性陣の希望だ。18時にホテルに戻る。我々老夫婦は、この日は休養日にしようと、それ以降街へ出なかった。夕食もなし。しかし、もちろん若夫婦は夕闇の街へ出かけて、バル巡りを楽しんだことだろう。
154.モンテ・ウルグルのキリスト像 -1 モンテ・ウルグルには、背に朝の光を受けて、キリスト像が立っている。12世紀に山頂にモタ城が建設されて以来、モンテ・ウルグルは重要な防御地点だったが、20世紀初頭にサン・セバスティアンが観光リゾート地化するとモンテ・ウルグルは軍事拠点としての関心が失われ、1924年には土地が市に売却された。1950年には全高12mものイエス・キリストの像が設置され、現在のモンテ・ウルグルは大部分が緑に覆われている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1600秒 300mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
155.モンテ・イゲルド この山の頂上にはホテル(ホテル・メルキュール・インテ・イゲルド)や遊園地があり、ケーブルカーで登ることが出来る。明日の朝、時間が取れれば行ってみたいなと思う。朝日をいっぱいに浴びている。あの丘の向こうはビスケー湾だ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1600秒 300mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段 | |
156.コンチャ湾の朝 コンチャ・ビーチの海岸線から少し離れた沖には多くのヨットやボートが係留されていた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/2000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
157.朝のカフェ 市庁舎のすぐそばにこんなカフェがあった。朝食はここにする。オレンジジュース、コーヒー、生ハムを載せたトーストがセットになっていて、€7 だった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影( f6.3 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
158.カフェの店内 なんの飾りもないシンプルな店だったが清潔なのが良い。かみさんが頼んだクロアッサンを半分奪った。バターを練り込んだ生地がフワフアしていてとても旨い。もう一個追加!
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f2.8 1/400秒 20mm ISO3200 )露出補正 なし | |
159.ズリオラ橋 Cafeを出て、市庁舎を背にして、アラメダ・デル・ブールバードを東に歩くとウルメア川に架かるズリオラ橋に出る。最も河口側の橋である。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
160.ウルメア川河口 ズリオラ橋の橋の上から、北を眺めるとそこは河口で、ビスケー湾だ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影( f6.3 1/1000秒 18mm ISO200 )露出補正 なし | |
161.クルサール ズリオラ橋を右岸に割った先に、ちょっと斜に構えた、大きな建物があった。通称クルサールと呼ばれているクルサール国際会議場・公会堂だ。設計はスペイン人建築家のホセ・ラファエル・モネオ。1999年開館。1,839席のクルサール公会堂、多目的ホール、展示場などがある。日本語ではサン・セバスティアン文化会議センターと呼ばれることがある。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 18mm ISO280 )露出補正 なし | |
162.モンテ・ウルグルのキリスト像 -2 ズリオラ橋の上から、モンテ・ウルグルのモタ城の上に建つ高さ10mのキリスト像を見る。横顔になった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影( f6.3 1/1600秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
163.ズリオラ・ビーチ サン・セバスティアンにはコンチャ・ビーチとこのズリオラ・ビーチがある。このズリオラ・ビーチは大西洋のビスケー湾に面した、フランスのビアリッツ、 イギリスのニューキーに肩を並べる欧州サーフィンきっての名地として知れわたっているそうだ 。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 43mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
164.クルサール国際会議場・公会堂 全景 毎年9月にここでサン・セバスティアン国際映画祭が開催されているが、日本映画の話題はない。中国映画は2009年、2016年に最優秀映画賞を受賞している。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
165.サンタ・カタリーナ橋 ウルメア川のズリオラ橋付近から、上流を眺める。次の橋はサンタ・カタリーナ橋という。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
166.サンタ・カタリーナ橋の欄干 サンタ・カタリーナ橋はサン・セバスティアンでもっとも早く架けられた橋であり、長い間木橋だったが現在は石橋である。フアン・アルダイがデザインして1926年に設置された街路灯を見ることができる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 31mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
167.マリア・クリスティーナ橋 -1 サンタ・カタリーナ橋の上からさらに上流のマリア・クリスティーナ橋を眺める。昨日バスで渡った橋だ。それまではサンタ・カテリーナ橋しかなかったが、1893年、サン・セバスティアンの旧市街から木造の仮設橋が建設された。しかしその後橋は崩壊して木橋の通行が禁止された。1904年に当時としては異例の9カ月間をかけて鉄筋コンクリート造の恒常的な橋が完成。1905年1月20日、聖セバスティアンの祝祭時にスペイン王室を迎えて開通式を行い、毎年夏季をサン・セバスティアンで過ごしていた王妃マリア・クリスティーナの名を譲り受けてマリア・クリスティーナ橋と命名されたそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
168.サンタ・カタリーナ橋 街路灯 前後してしまうが、サンタ・カテリーナ橋には、フアン・アルダイがデザインして1926年に設置された街路灯を見ることができる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
169.マリア・クリスティーナ橋 -2 右岸から左岸を見たところ。4基設置されている全高18mの方尖塔(オベリスク)が2基見える。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影( f6.3 1/800秒 116mm ISO200 )露出補正 なし | |
170.露天商 ウルメア川右岸のバスセンターやrenfeの駅に近い右岸の袂から、川沿いに露天商が並んでいた。まだ、人通りは少ない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 31mm ISO800 ) 露出補正 なし | |
171.マリア・クリスティーナ橋 -3 パリのアレクサドル3世橋を模して作られたというが・・・ なかなか重厚な橋である。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 135mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
172.サン・セバスティアン駅 マリア・クリスティーナ橋右岸を入ったところにrenfeのサン・セバスティアン駅があった。タイミングよく特急車両が入ってきた。レンフェはマドリードとイルンの間で長距離高速列車のアルビアを運行しており、その一部がサン・セバスティアン北駅に達している。アルビアにはレンフェ120系電車が使用される。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 135mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
173.renfe 特急車両 (120系) レンフェ(renfe)は、スペイン政府100%出資の鉄道である。日本語ではスペイン国鉄などと呼ばれる。企業としては2005年に解体され、その後は運行会社レンフェ・オペラドーラ(Renfe Operadora)に名を残す。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 270mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
174.マリア・クリスティーナ橋から下流を望む サンタ・カタリナ橋方面を撮る。露天商がずっとつながっている。この露天商が連なる道を歩いて、一番下流に架かるズリオラ橋を左に曲がると市庁舎に出る。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
175.カテドラル(Buen Pastor Cathedral) -1 マリア・クリスティーナ橋を左岸へ渡った。旧市街からも見えたカテドラルの美しい尖塔があった。このカテドラル1897年に建てられたネオ・ゴシックの教会である。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 98mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
176.きれいな街 時刻は11時だ。予約したレストランの時間にはまだ少しある。この辺りは、いわば新市街なのだろう。きれいな街をそぞろ歩きをする。センスの良い品を売っている店が軒を連ねていて、入って見る。もう秋物が並んでいた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 38mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
177.クラシックな建物 スペイン独立戦争中の1808年、フランスのナポレオン1世軍はサン・セバスティアンを占領した。1813年に町が破壊された後、わずかにレイアウトを変更して同じ場所に町を再建することになった。建築家のP・M・ウガルテメンディアによる近代的な八角形の草案をおさえて、結局M・ゴゴルサの青写真が承認されたが、ウガルテメンディアが都市建設の指揮を執ったという。その後も1833年から1876年まで3次にわたって続いた、スペインの王位継承をめぐる戦争である第三次カルリスタ戦争中の1875年には町を砲撃が襲った。スペイン王アルフォンソ12世が死去した1885年以降には、アルフォンソ12世の妻マリア・クリスティーナが毎年従者を連れて夏季の間滞在し、ミラマール宮殿に宿泊した。マリア・クリスティーナの名前はマリア・クリスティーナ橋やホテル・マリア・クリスティーナなどに残っている。(wikipedia参照)
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
178.コンチャ・ビーチ ビーチまで戻ってきた。老若男女が太陽のもと、海を楽しんでいるヨーロッパの避暑地だ。一旦ホテルに戻る。宿泊しいるホテルはほんとに便利なところにある。予約してくれたリーダーに感謝!
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1600秒 300mm ISO200 )露出補正 なし | |
179.午後の旧市街 予約したレストラン「KOKOTXA」は、サンタ・マリア教会のすぐそばにある。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 78mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
180.ソフト・シェル・クラブ そして予約の時間になったのでレストラン「KOKOTXA」に入る。出された料理はどれも満足できるものだったが、特にこのソフト・シェル・クラブのフリッターは絶品だった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/200秒 66mm ISO3200 ) 露出補正 なし | |
181.レストラン「KOKOTXA」 食事を終え、レストランを出たのは午後4時半だった。レストラン「KOKOTXA」の窓ガラスにサンタ・マリア教会が映る。私達はこの窓のところで、時々窓から見える人波を眺めながら食事をしていた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 28mm ISO450 ) 露出補正 なし | |
182.サンタ・マリア教会 ファザード この教会はサン・セバスティアンの守護聖人サンタ・マリア・デル・コロ(Santa Mari'a del Coro)を奉った教会。建物はゴシック様式で、ファサードのチュリゲラ様式の彫刻が美しい。 17世紀末から18世紀のスペイン独自のバロック様式。建築家や彫刻家を輩出したチュリゲラ一族の家名から。絢爛たる密な装飾が特徴だそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
183.バス・ストップ 市庁舎の前にあるバス停だ。花が植えられて公園になっている。バスには乗らなかったが、昼食後、再び新市街へいく。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
184.カテドラル(Buen Pastor Cathedral) -2 再びカテドラルまでやってきた。ひっそりとしている。このカテドラルはEnsanche de Amaraにあり、バスク建築家のManuel de Echaveの作品だそうだ。教会は1,915㎡の面積があり、1897年に竣工した。ステンドグラスの窓、ガーゴイル、ピナクルなどの装飾的な要素が豊富にある。 ネオ・ゴシック様式である。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
185.カテドラル(Buen Pastor Cathedral) -3 ファサードの前の石段に腰かけて女性が読書をしていた。そろそろ午後6時だ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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