梅雨空の保土ヶ谷公園を歩く 2025年6月14日 神奈川県立保土ヶ谷公園 - Studio YAMAKO

2025年8月 3日

梅雨空の保土ヶ谷公園を歩く 2025年6月14日 神奈川県立保土ヶ谷公園

  梅雨入りして相変わらずはっきりしない天気が続く。前々日は、区役所の前の通りに咲くアジサイを撮りに小一時間ほどカメラを持って歩いたが、この日は約一時間半、保土ヶ谷公園を散策した。

 この季節に保土ヶ谷公園を歩くことは、いままでにほとんどなかった。それにしてもチョウの姿はない。下草を飛ぶヤマトシジミくらいだ。被写体は花、そしてお散歩中のペットしかいない。

 しかし、紫陽花も良く咲いていたし、ネムノキの花も咲いていた。季節の移り変わりを感じさせてくれる。帰路はバスに乗らずにのんびり花の写真を撮りながら銀杏並木に沿って歩いて下りて来た。駅近くの高層住宅の花壇でも多くの花が咲いていて、目を楽しませてくれた。

000_250614053 X700 ネムノキ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg
淡紅色の花が髭のように上に向いて咲く合歓木 2025年6月14日 保土ヶ谷公園

001_250614002 X900 星川駅前 居酒屋 Z18-140.jpg 1.星川駅南口
相鉄線の星川駅は1927年(昭和2年)5月に神中鉄道(相模鉄道の前身)の北程ヶ谷駅として開業した。当時はここが横浜側の終点であり厚木駅とを結んでいた。約90年後の2018年(平成30年)11月に高架化が完成し、2021年(令和3年)3月に駅1階南北自由通路及び改札外の階段、エスカレーター、エレベーターの使用が開始された。南口はバスターミナルが整備され、見違えるような立派な駅になった。以前から南口を出たところから水道道に抜ける道には、飲食店があったが、この居酒屋さんには今まで気が付かなかった。今年の6月で2周年を迎えたそうだ。この店の看板にアゲハや、アサギマダラらしき蝶の絵が描かれているのが目に留まった。水道道から明神台までバスに乗る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640 140mm ISO800 )
002_250614004 X900 保土ヶ谷公園 トイプードル Z18-140.jpg 2.トイプードル -1
保土ヶ谷公園を歩き始める。午前10時、愛犬のお散歩の時間だ。「撮らせてください」とお願いして撮ったが、"お母さん"は写らないように離れてしまった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500 41mm ISO640 )
003_250614005 X900 保土ヶ谷公園 トイプードル Z18-140.jpg 3.紫陽花が咲く群落
辻広場への道の途中の左側に、紫陽花が集まって咲いているところがあった。まだ、咲き始めのようで葉もきれいだった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500 48mm ISO320 )
004_250614007 X900 保土ヶ谷公園 トイプードル Z18-140.jpg 4.ホンアジサイ
白い花、淡い青の花が多いが、これから日が経つにつれて花(萼:装飾花)の色は濃くなるのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f8 1/500 28mm ISO200 )
005_250614011 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 5.ガクアジサイ
ガクアジサイの、花びらに見えるところは実は萼であり装飾花である。花は中央の粒々に見えるところである。これはまだ、蕾の状態だ。AIに尋ねて見ると、アジサイの装飾花は、花を昆虫にアピールするための「看板」のような役割を果たしている。本来の花である両性花は小さく目立たないため、装飾花が大きく色づくことで、昆虫を効率よく引き寄せ、受粉を助けると考えられているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500 53mm ISO360 )
006_250614016 X900 〇ユリノキ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 6.ユリノキ(百合の木)
辻広場に大きな一本の木がある。葉が落ちているときは何という木か解らなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 18mm ISO220 )
007_250614014 X900 〇ユリノキ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 7.ユリノキの葉
近くによって、葉をPictureThisで検索してみるとユリノキと判った。4月にツマキチョウを撮りに行った小石川植物園にも大きなユリノキがあるのだが、ユリノキの新しい葉は、一般的に4月下旬から5月上旬にかけて出てくるので、その頃は葉がなく、分からないままでいた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 120mm ISO320 )
008_250614018 X900 〇トイプードル 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 8.トイプードル -2
また、お散歩中のトイプードルに会った。さっきとは別のトイプードルだったが、このペットもカメラ目線を送ってくれた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500 18mm ISO360 )
009_250614021 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 9.ホンアジサイ
ガクアジサイは本来の花である両性花と、萼である装飾花がはっきり分かれて花序を構成するが、ホンアジサイは、ガクアジサイを改良した園芸品種で、花序のほとんどが装飾花で構成され、手まり咲きになるのが特徴だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500 40mm ISO720 )
010_250614029s X900 ◎ヤマトシジミ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 10.ヤマトシジミ♀
蝶はほとんど飛んでいない。草むらにチラチラと見えるのはヤマトシジミだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO800 )
011_250614032 X900 〇ヒメブタナ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 11.ヒメブタナ(姫豚菜)
ともにヨーロッパ原産であるよく似たブタナとヒメブタナの主な違いは、開花時期、葉の様子、そして全体の大きさだそうだ。ヒメブタナはブタナよりも開花時期が早く、花はやや小さめである。また、ヒメブタナは全体的に無毛で、ブタナよりも葉が薄く、縁が赤みを帯びることがあるという。キク科エゾコウゾリナ属。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO320 )
012_250614038 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 12.ガクアジサイ
これは良く見るガクアジサイの品種である。装飾花の色がだんだんと紅くなっていく。土壌のpHぺーや品種による影響が考えられるが、土壌がアルカリ性に傾くと、装飾花は赤みを帯びることがある。また、ベニガクなどの品種は、咲き進むにつれて装飾花が赤くなるのが特徴である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500 26mm ISO200 )
013_250614047 X900 〇ヒメキンシバイ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 13.ヒメキンシバイ(姫金糸梅) -1
一昨日も峰岡公園でヒメキンシバイを見た。別名をセイヨウキンシバイという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500 85mm ISO400 )
014_250614043 X900 ◎ヒメキンシバイ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 14.ヒメキンシバイ -2
峰岡公園で見たヒメキンシバイに比べ、綺麗に咲いていた。ウマオイかキリギリスの仲間が来ていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 110mm ISO400 )
015_250614049 X900 イタリアン・グレーハウンド 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 15.飼い主もペットもお友達
いつも保土ヶ谷公園にペットを散歩に連れて来られているお仲間だろうと思う。蝶のような耳をしたパピオンとイタリアン・グレーハウンドと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO250 )
016_250614054 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 16.小ぶりなヒマワリ
背丈が低く小ぶりな花序のヒマワリが咲いていた。一般的にミニヒマワリと呼ばれる品種だそうだ。従来のヒマワリを改良したもので、草丈が低く、コンパクトなのが特徴である。プランターやコンテナでも育てやすく、可愛らしい姿から人気があるという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 60mm ISO200 )
017_250614055 X900 〇ガウラ ハクチョウソウ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 17.ガウラ ハクチョウソウ(白鳥草)
見たことのない花が咲いていた。検索すると北アメリカ原産の ガウラ ハクチョウソウ、別名ヤマモモソウという。園芸種で初夏から秋に白い花が開花するアカバナ科の多年草だそうだ。wikipediaによると、一方でこぼれ種などで野生化している個体を見かけることもあるが、本種の種子での繁殖は、あまり激しくは無いので一部の侵略外来種のような深刻な事態を引き起こすような事態にはなっていないという。この写真はこぼれ種による野生化したものかもしれない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640 140mm ISO200 )
018_250614059 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 18.銀杏並木に沿って
帰りは明神台からバスに乗るのはやめて、銀杏並木に沿ってバス通りを下りて来た。ホンアジサイが咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500 32mm ISO220 )
019_250614065 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 19.ガクアジサイの花
青い蕾が開いて、ガクアジサイの白い本来の花が咲いていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500 48mm ISO450 )
020_250614068 X900 〇保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 20.ミセスクミコ
AIに尋ねたところ、この紫陽花はミセスクミコという品種のようだ。ミセスクミコは、日本で育成されたガクアジサイの園芸品種のひとつ。淡いピンクと白が混ざり合う、可憐で品のある咲き方が人気の品種だそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500 48mm ISO220 )
021_250614074 X900 〇ハアザミ 保土ヶ谷公園 Z18-140.jpg 21.ハアザミ(葉薊)
また、見たことがない花を見つけた。PictureThisでの検索ではハアザミと同定された。wikipediaによると、ハアザミは、またはアカンサスと言い、アザミに似た形の葉は古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモチーフとされる。特にギリシア建築のオーダー(柱と梁の構成形式)の一種で、コリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱頭を特色としている。アカンサスをモチーフとした柄は絨毯にもしばしば用いられ、ビザンチンリーフとして知られる。ギリシアの国花だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 115mm ISO1100 )
022_250614083 X900 〇リリウム・ブルビフェラム or ヘメロカリス ステージ星川 Z18-140.jpg 22.リリウム・ブルビフェルム
リリウム・ブルビフェルムはユリの仲間だ。星川駅の南口に立つ高層住宅の花壇に、印象的な花色である。園芸品種も多くあるようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f63 1/500 140mm ISO1100 )
023_250614086 X900 〇ワスレグサ ステージ星川 Z18-140.jpg 23.ワスレグサとリリウム・ブルビフェルム
オレンジ色の花は、ワスレグサの仲間だ。キスゲ、ヘメロカリス、カンゾウなどがある。園芸品種(デイリリー、ヘメロカリスと呼ばれる)も多数ある。wikipediaによれば、この仲間は「濃黄色の花を咲かせるゴールデンゼブラや深紅の花を咲かせるクリムゾン・パイレーツなどの品種が属名のヘメロカリスの名で、ゼンテイカがニッコウキスゲの名で流通している。ワスレグサの園芸品種は3万品種を超えるとも言われており膨大な数の園芸品種が作られている。野生種のノカンゾウやヤブカンゾウなどもオレンジ色の花が好まれ庭に植えられることも多い。」と。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6 1/500 115mm ISO640 )
024_250614079 X900 〇テッポウユリ ステージ星川 Z18-140.jpg 24.テッポウユリ(鉄砲百合)
その名の通りユリ科ユリ属の種で、ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。西之表市や川口市の市の花となっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500 140mm ISO800 )

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