2025/6/21-24 関西旅行 関西旅行 ① 大阪へ 黒門市場・千日前・高島屋資料館・道頓堀 2025年6月21日 大阪市中央区・浪速区 - Studio YAMAKO

2025年8月10日

2025/6/21-24 関西旅行 関西旅行 ① 大阪へ 黒門市場・千日前・高島屋資料館・道頓堀 2025年6月21日 大阪市中央区・浪速区

私の祖父母、両親、兄夫婦の墓は、和歌山県にある。兄が生きているときは親戚も集まり、3年に一度の墓参りと親族の集いがあった。その後も私は数年に一度は墓参に出かけていて、2018年には母親の50回忌にお参りしてきた。そして、2022年の春には娘の婿殿と一緒に行ってから3年目になる。私はその墓には入らないが、今は兄の嫡男が墓を立派に守ってくれている。

 今年は大阪関西万博があり、娘が行こうかと誘ってくれた。私は多分最後になるかもしれないと思い、高野山にもお参りして来ようと有難く関西旅行を決めた。
 梅雨入りして、雨は覚悟の上であったが、幸い大降りになったのは一度だけだった。

 6月21日、私たち夫婦はいつも通り、「大人の休日」の3割引きを利用し、「ひかり」で新大阪へ行く。新大阪で婿殿と合流し、別件で大阪に行っていた娘と今宵の宿のロビーで合流した。

 婿殿が推す黒門市場の製麺屋がやっている釜揚げうどんの店で昼食をしたあと、黒門市場を歩いて、高島屋東別館にある高島屋史料館へ行った後、一旦、ホテルに戻り一休みして、夕闇迫るミナミ繁華街へ出かけた。驚くほどの人出だった。外国人観光客も多い。  夕食は大阪らしく、お好み焼きとタコ焼きを楽しんだ。

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商売繁盛 千日前道具屋筋の看板屋さん 賑やかなアイキャッチ 2025年6月21日 千日前道具屋筋

001_250621007 X900 新幹線 富士川 G7X.jpg 1.富士川を渡る
新横浜で10時21分発の「ひかり」に乗り、今回の関西旅行が始まった。近畿地方は6月9日に、そして関東地方も10日に、いずれも平年より3日ほど遅く梅雨入りしたしたのだが、天気は悪くない。熱海を出た「ひかり」は富士川を渡った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 
002_250621010 X900 大井川 G7X.jpg 2.大井川を渡る
静岡に停車した「ひかり」は11時7分に発車。しばらくして大きな川を渡った。大井川だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 )
003_250621018 X900 新幹線 三河安城通過 G7X.jpg 3.待機中の「こだま」
三河安城駅で停車中の「こだま」をパスする。シャッタースピードは1/1250秒だが、3カット連写した中の1枚が先頭車両を捉えていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO125 )
004_250621028 X900 新幹線 関が原 G7X.jpg 4.関が原付近を通過
子供の頃、C62がけん引する特急「つばめ」で、東海道本線の関が原を越えたことがあるが、新幹線の速さは比較にならない。当時は東海道本線の特急は東京―大阪間が8時間を8時間かけて走った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
005_250621036 X900 新幹線 米原 G7X.jpg 5.米原駅付近 「ひかり」は関が原を越え、米原を通過する。かって、東海道本線の電化に伴って電気機関車の基地が置かれ、電気機関車と蒸気機関車の中継基地の役割も果たした。しかし、現在では機関車交換基地としての役割を失っている。一方で、現在では東海道新幹線と北陸本線(特急「しらさぎ」など)との接続で重要な駅となっている。(wikipedia参照)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 )
006_250621042 X900 新大阪地下鉄 G7X.jpg 6.地下鉄新大阪駅
新大阪12時着の「のぞみ」で到着した婿殿とホームで合流し、地下鉄で難波へ行く。現役時代、大阪へ出張がしていた頃は、よく利用した地下鉄である。2018年4月1日に、大阪市営地下鉄から大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)として民営化された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 )
007_250621049 X900 千日前  G7X.jpg 7,なんばグランド花月
3人は地下鉄御堂筋線の難波駅で降りて、千日前通りの地下の「難波ウォーク」を歩いて、ミナミ千日前筋に出た。南へミナミ千日前通りを歩いて、今宵一泊の宿である「なんばオリエンタルホテル」に入り、ロビーで待っていた娘と合流した。チェックインを済ませ、さっそく大阪のミナミの繁華街へ散策に出かける。ホテルのすぐそばに「なんばグランド花月」があった。吉本興業が運営するお笑・喜劇専門の劇場で、通称、NGK(エヌ・ジー・ケー)といいキャッチコピーは「笑いの殿堂」だ。老朽化した「なんば花月」に代わる劇場として、1987年11月1日に新築開場したそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 )
008_250621049 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 8.千日前道具屋筋商店街 -1
「なんばグランド花月」からさらに進むと、道の名称が「道具屋筋」と変わった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
009_250621050 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 9.千日前道具屋筋商店街 -2
ここは南海電車の難波駅に近い。賑やかな通りである。飲食店などで用いる業務用の厨房機器(調理器具や什器)を扱う店が密集している。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 17mm ISO800 )
010_250621052 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 10.千日前道具屋筋商店街 -3
店の前にはセイロなどが並べられている。品揃えも豊富なようだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )
011_250621055 X900 千日前 道具屋筋 G7X.jpg 11.千日前道具屋筋商店街 -4
この店には、たこ焼き器や、たい焼き器などが並べられていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 10mm ISO500 )
012_250621060 X900 黒門市場 G7X.jpg 12.黒門市場入口
道具屋筋から東へ堺筋に出た。黒門市場は、堺筋から一つ東の筋を中心に、大阪市中央区日本橋1丁目と2丁目にまたがる千日前通の南側に展開する商店街である。商店街の類型は超広域型商店街で、キの字形に伸びる総延長距離約580mのアーケード街に、およそ150~160店舗が軒を連ねる(2019年時点)。商店街は7つの町会で構成されている。鮮魚だけでなく、野菜や果物、精肉、漬物、乾物、和菓子や洋菓子など多種多様な食品を販売しており、食料品を幅広く扱う。大阪においては、東成区の鶴橋市場、豊中市の豊南市場などと並んで食の宝庫として知られる。その歴史は文政5~6年(1822~1823年)頃に魚商人が集まり始めたのが起源で、当時は近くの圓明寺の黒門にちなんで「圓明寺市場」と呼ばれていたそうだ。特徴として食い倒れの街大阪を代表する市場で、食べ歩きグルメも楽しめる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO125 )
013_250621063 X900 黒門市場 製麺うどん・二葉 G7X.jpg 13.釜揚げうどん 二葉
婿殿が懐かしいから行って見たいということで、黒門市場にある大阪で100年以上続く製麺所が営むうどん屋へ昼飯を食べに行く。ここの釜揚げうどんは、普通の釜揚げとは異なり、いわゆるつけ麺ではなかった。 ゆがきたてのうどんに"こだわりの鰹節"をどっさり入れて、更に"厳選した醤油"で味をつけて食べた。元々は製麺所のまかないとして食べていた二葉流釜上げなのだそうだ。いい味だった。お店もご家族で営んでおられ、人柄の良い奥さんだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/640秒 127mm ISO3200 )
014_250621625 X900 難波千日前 Z50 Z18-140.jpg 14.黒門市場 -1
二葉で釜揚げうどんを食べた後、少し黒門市場を歩いてみようということになった。京都の錦市場ほどではないが外国人観光客が多い。釜揚げうどんの二葉の奥さんも「昔と変わりましたよ」と言っていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO640 )
015_250621627 X900 黒門市場 Z50 Z18-140.jpg 15.黒門市場 -2
この辺りが黒門市場の忠臣なのだろうか。賑やかである。「黒門ええもんほんまもん」 という垂れ幕とともに KUROMON INFORMATION CENTER there are also lavatories.と書かれた「TOILET」の垂れ幕も目立つ。この辺が二葉の奥さんが言う「昔と変わりましたよ」という市場の姿なのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/500秒 64mm ISO2800 )
016_250621633 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 16.高島屋史料館
黒門市場から南へ下がって堺筋とさんさん通りの角にある高島屋史料館を見にいった。高島屋史料館は、歴史的建築物の高島屋東別館のなかにある。その高島屋東別館は2019年に登録有形文化財(建造物)に登録され、2021年に重要文化財(建造物)に指定された。高島屋史料館の入り口は高島屋東別館南側3階にある。 高島屋史料館は、高島屋の株式会社設立50周年事業の一環として、昭和45年(1970年)に開館され、創業以来の美術染織品の下絵や能装束などを中心に、長い歴史を持つ社業の中で収集された数々の史料コレクションが保存されている。写真は2019年、髙島屋医療官のニューあるオープンを記念して収蔵品にあった有徳福来尊像をモチーフにした「大黒天ロズちゃん」という。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 25mm ISO500 )
017_250621636 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 17.南海髙島屋の模型
1932年に南海電鉄難波駅・南海ビルディングに開店した南海髙島屋の模型。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO4000)
018_250621637 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 18.玉虫厨子模造 -1
1960年に大阪店で開催した「昆虫科学博覧会」で始めて披露された玉虫厨子の模造。日本鱗翅学会が創設15周年記念事業として国宝玉虫厨子(奈良・法隆寺)の模造を企画。戦前に漆工芸家・北村大通が制作したものの戦争がはじまり完成に至らないままであった原寸大模造を使用し、髙島屋が全面協力して完成に至った。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/320秒 18mm ISO6400)
019_250621639 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 19.玉虫厨子模造 -2
透かし金具の下に敷きつめられた美しい輝きを放つ玉虫(ヤマトタマムシ)の羽は新聞紙上で全国の小中学生に呼びかけて集まった15,595匹のうち5,348匹の羽を使い完成したものだそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/125秒 18mm ISO6400)
020_250621645 X900 高島屋資料館 Z50 Z18-140.jpg 20.有徳福来尊像
  作 平櫛田中 1975(昭和50)年 木彫彩色。岡山県生まれ。人形師・中谷省古のもとで彫刻修行をしたのち、1897年(明治30年)に高村光雲の門下生となった。大正期にはモデルを使用した塑像の研究に励み、昭和初期以降は彩色を使用し表現の可能性を求めた。本作は、高島屋のために5年の歳月をかけて制作されたものだそうだ。楠の一木造りで、彩色は日本画家・奥田元宋によるものである。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/250秒 22mm ISO6400)
021_250621653 X900 高島屋史料館 Z50 Z18-140.jpg 21.万国博覧会の賞牌
髙島屋史料館では、今回の大阪関西万博開催に際して、また、リニューアルオープン5周年記念展として、「博覧会の時代」と題した特別展が開催されていた。左はバルセロナ万国博覧会(1888年 明治21年)、右はパリ万国博覧会(1889年 明治22年)の賞牌。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5 1/80秒 65mm ISO6400)
022_250621650 X900 高島屋史料館 Z50 Z18-140.jpg 22.ローマ・トリノ万国博覧会
1911年 イタリア王国の建国50周年を記念いて、ローマ市で万国美術博覧会、トリノ市で万国産業博覧会が開催された。日本は万国博覧会出品協会を組織し、それぞれの会場に出品、参加、ローマの万国美術博覧会には特別展示館を建設した。髙島屋は刺繍、織物を出品し大賞を受賞した。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)

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