2014年9月アーカイブ: Studio YAMAKO

2014年9月30日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (3)織姫神社/ココ・ファーム/草木ダム→日光湯元へ 9/11


 雨の鑁阿寺を見て、香雲堂本店で「古印最中」を買って、次に足利の中心地の西側にある織姫神社をお参りした。渡良瀬川を見渡せる高台にあり、3人は車で上がって駐車場へ行ったが、私は境内まで229段の石段を上がっていった。幸いこのころには雨も小降りになっていた。
  昼食はココ・ファームというワイナリーでしようと決めていた。ココ・ファームの生い立ちは、1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されたことに始まる。

 1969年、この葡萄畑の麓で、社会福祉法人・指定障害者支援施設こころみ学園がスタートした。社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されないため、1984年有限会社樺崎産業(後のココ・ファーム・ワイナリー)が設立され、酒類製造免許を取得したという。有限会社ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害を持った人たちをはじめ、みんながいきいきと力を発揮できることを目的としていてつくられた会社である。聞くところによると、2000年に開催された九州沖縄サミットでは首里城での晩餐会の「乾杯」に同社のスパークリングワイン 「のぼ・ドゥミセック」が、 また記憶に新しい2008年洞爺湖サミットの公式晩餐会でも同社の赤ワイン 「風のルージュ」が使用される等、その高い品質で栃木はもちろん全国的にも知られる素晴らしい ワイナリーとなった。
  食事を楽しんだ後、足利から北関東自動車道へ入り、次の太田薮塚で下り、渡良瀬渓谷沿いの国道122号線を行き、途中、草木ダムで一休みし、日光清滝に出て、いろは坂から中禅寺湖畔へ上がった。

1.織姫神社の登り口
織姫神社の登り口の前で車から降ろしてもらった。3人はそのまま上にある駐車場まで行く。そして、境内まで229段あるという石段を登り始めた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f8 1/250秒 18mm ISO1000 ) 露出補正 なし
織姫神社の登り口;クリックすると大きな写真になります。
2.織姫神社 参道
参道になっている階段の途中で一息入れ、登ってきたところを見下ろしてみる。階段の石畳は雨に洗われてきれいだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/250秒 27mm ISO1400 ) 露出補正 なし
織姫神社 参道;クリックすると大きな写真になります。
3.織姫神社 境内
織姫神社社殿は昭和12年に建築された鉄筋コンクリート造りで、中央に拝殿、その両側に翼廊を配する形は日本古来の寝殿造り建築をモデルにしている。当時の神社建築は木造が主流であったが、設計者である小林福太郎(1882年~1938年)は鉄筋コンクリートを用いて木造の意匠を再現した。織姫神社は織物を中心とした足利の産業を信仰面から支えてきた存在であり、足利市の近代化を語る上で欠かせない貴重な文化遺産である。・・・と説明されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f9 1/250秒 30mm ISO720 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内;クリックすると大きな写真になります。
4.織姫神社 境内からの眺め -1
織姫神社の中腹にある境内からは、渡良瀬川と足利の街が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 35mm ISO280 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内からの眺め -1;クリックすると大きな写真になります。
5.織姫神社 境内からの眺め -2
鉄道橋のように見えるが、鉄道は川の向こうに東武、手前にJRが走っている。橋は渡良瀬橋と言い、橋を渡って左に行くと東武鉄道の足利市駅だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
織姫神社 境内からの眺め -2;クリックすると大きな写真になります。
6.ココ・ファーム・ワイナリー
織姫神社を後にして、車で10分ほど北の方へ走って、本日の次の目的であったココ・ファーム・ワイナリーに着いた。さっそく、Cafeに入り、案内されて、雨が止んだテラス席に座った。ランチコースを注文し、デキャンタで白ワインを注文した。グラスには2013の文字が見えるが、ワインは樽で10年以上蓄えられたものだという。少し、発泡性を感じるさわやかなワインだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/320秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
ココ・ファーム・ワイナリー;クリックすると大きな写真になります。
7.急斜面のブドウ畑でカラスを追う人
Cafeのテラス席から見える急斜面に造られたブドウ畑のほうから、「ジャン、ジャン、ジャン」とドラのような音が聞こえてきた。見ると、人がブドウ畑のてっぺん近くに立って、何かを打ち鳴らしていた。聞いてみると、カラスを追っているのだという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
急斜面のブドウ畑でカラスを追う人;クリックすると大きな写真になります。
8.ココ・ファームの Cafe
Cafeの屋内のテーブルと、テラス席からは、ブドウ畑を見ながら食事ができるようになっている。Cafeでのみ飲める自家製の特別ワインがあるというが、それが私たちが飲んだワインだったのだろうか。ワイン・ショップもあったので、今晩、食後に飲む赤ワインを1本購入した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f10 1/250秒 22mm ISO2500 ) 露出補正 なし
ココ・ファームの Cafe;クリックすると大きな写真になります。
9.草木ダム
ココ・ファームでの食事を終えて、ワインを飲まないで我慢していただいた、友人のご主人に運転をしていただき、渡良瀬渓谷沿いの国道122号線を足尾銅山のほうへ進む。有名な富弘美術館の少し手前に草木ダムとダム湖があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
草木ダム;クリックすると大きな写真になります。
10.草木ダム 噴水
対岸近く、ダム湖の湖上で噴水が吹き上がった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 140mm ISO400 ) 露出補正 なし
草木ダム 噴水;クリックすると大きな写真になります。
11.木になるイチゴのような実
イチゴのような大きさ、形、色をした実がなっている木があった。後日、調べてみたところ、どうやらヤマボウシのようだ。ヤマボウシは6月に舞岡公園で白い花を咲かせていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
木になるイチゴのような実;クリックすると大きな写真になります。
12.竜頭の滝
国道122号線はわたらせ渓谷鉄道に沿って走るが、並走するところはなく、列車を見ることはなかった。沿線には富弘美術館、足尾銅山などがあるが今回は割愛し、そのまま日光の清滝に出て、国道120号線のいろは坂を中禅寺湖へ上った。車の数は少なかった。国道120号線が中禅寺湖を離れると、竜頭の滝の上に出た。車を停められたので湯川にかかる橋から中禅寺湖を眺める。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/250秒 34mm ISO1800 ) 露出補正 なし
竜頭の滝;クリックすると大きな写真になります。
13.竜頭の滝の上流
橋から上流も、狭い谷にようになっていて、水量も多い。紅葉の頃はきれいだと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f11 1/200秒 26mm ISO6400 ) 露出補正 なし
竜頭の滝の上流;クリックすると大きな写真になります。
14.湯元温泉到着
午後4時半ごろに湯元温泉に到着した。今宵の宿である「休暇村日光湯元」にチェックインしたあと、風呂を浴びる前に、周囲を散歩した。「休暇村日光湯元」は1994年に全面改築されたが、その設計を担当したのは2005年に亡くなられた建築家の清家清さんであることを知った。その頃の作品では、八景島シーパラダイスや鎌倉プリンスがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/70秒 8mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
湯元温泉到着;クリックすると大きな写真になります。
15.湯ノ湖と大きなサギ
湯ノ湖畔に出るころには、少し暗くなってきていた。湖の奥の方に白い大きなサギが倒れた木に止まっている。アオサギだと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 92mm ISO800 ) 露出補正 -1.7段
湯ノ湖と大きなサギ;クリックすると大きな写真になります。
16.湯ノ湖を渡るサギ
しばらくすると、その大きなサギはゆっくりと羽ばたいて、湖面を対岸に向け飛んで行った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 92mm ISO800 ) 露出補正 -1.7段
湯ノ湖を渡るサギ;クリックすると大きな写真になります。
17.マガモ
湯ノ湖には鴨もいた。カルガモだと思っていた。しかし、くちばしの先だけではなく、全体が黄色っぽい。顔の模様、特に目の周りにカルガモの特徴がないので、マガモの♀だと思う。また、マガモの非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になるそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/120秒 44mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マガモ;クリックすると大きな写真になります。
18.暮れゆく湯ノ湖
空に浮かぶ雲の色が茜色に染まってきた。男体山が湖面に映る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/680秒 12mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
暮れゆく湯ノ湖;クリックすると大きな写真になります。
19.スキー場のリフト
湯ノ湖の湖畔を離れて、背後の山のほうを歩いてみた。そこにはスキー場があり、今の季節には使われていないリフトがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/85秒 66mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
スキー場のリフト;クリックすると大きな写真になります。
20.シカ
ゲレンデとなっている草地の上には、シカの糞がいっぱい落ちていて気を付けて歩かないと踏んでしまう。遠くにシカを見つけた。数頭が群れになっていて、こちらを見ているシカがいる。やがてキューンという甲高い鳴き声が聞こえたかと思うと、一斉に林の中に駆け込んでいった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/150秒 103mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
シカ;クリックすると大きな写真になります。
21.近づく秋
葉を赤く染めはじめたカエデの木があった。秋はすぐそこまで来ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/52秒 21mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
近づく秋;クリックすると大きな写真になります。
22.休暇村日光湯元
小一時間の散歩を終え、今宵の宿へ戻ってきた。時間は5時半を少し回ったところで、7時からの夕食までの時間、ゆっくりと温泉に浸かった。露天風呂が良かった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/60秒 16mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
休暇村日光湯元;クリックすると大きな写真になります。


 訪れた地点については、奥日光旅行地図を参照ください。

2014年9月27日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (2)雨の鑁阿寺(ばんなじ) 9/11


 足利でもう一つ見ておくべきところがある。それは足利学校と隣り合わせにある鑁阿寺である。鑁阿寺は詳しくは金剛山 仁王院 法華坊 鑁阿寺(こんごうさん におういん ほっけぼう ばんなじ)といい建久7年(1196年)に創建された。開基は足利義兼だ。鑁阿寺はもともとは足利氏の館であり、現在でも、四方に門を設け、寺の境内の周りには土塁と堀がめぐっており、鎌倉時代前後の武士の館の面影が残されている。

  足利学校の入徳門を出て、すぐ右に曲がる。突き当りを右に曲がると正面に鑁阿寺の楼門が見える。入徳門を出て、楼門までの道は趣のある街並みになっている。
  ところが、その途中で雨が急に激しくなった。軒先を借りてしばし雨宿りをする。しばらくすれば止むだろうと思っていた雨も、止む様子がなく、足利学校でお借りした小さなビニール傘で楼門に向けて歩いた。カメラが濡れる。
  雨の中、史跡足利氏宅跡として国の史跡に指定されている鑁阿寺を歩いたが、雨宿りする時間のほうが長かったようだ。

1.鑁阿寺への道
鑁阿寺への石畳の道が雨に濡れている。見えるのは鑁阿寺の楼門である。鑁阿寺の方形の境内には東西南北に門があり、楼門は南門にあたる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
鑁阿寺への道;クリックすると大きな写真になります。
2.街並み
少々雨が強くなってきた。鑁阿寺への道の軒先で雨宿りをさせてもらう。風情のある街並みだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 27mm ISO1600 ) 露出補正 なし
街並み;クリックすると大きな写真になります。
3.征夷大将軍足利尊氏公像
鑁阿寺は史跡足利氏宅跡として国の史跡に指定されている。12世紀の半ばに足利氏の祖で、源義康の孫にあたる足利義康が同地に居館(足利氏館)を構えたとされる。鑁阿寺の開基、足利義兼は、足利氏の第2代当主。平安時代末期から鎌倉時代前期の武将で鎌倉幕府の御家人であった。足利氏の第8代当主である足利尊氏は、鎌倉時代後期から南北朝時代の武将で室町幕府の初代征夷大将軍(在職:1338年 - 1358年)だ。足利将軍家としての祖である。延元3年/暦応元年(1338年)、尊氏は光明天皇から征夷大将軍に任じられ、室町幕府が名実ともに成立した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 90mm ISO2500 ) 露出補正 なし
征夷大将軍足利尊氏公像;クリックすると大きな写真になります。
4.楼門と屋根付きの反橋
雨の中、鑁阿寺の南門である楼門にたどり着いた。堀の向こうに門があるが、堀には屋根つきの反橋がかけられている。建てられた札に、楼門は、仁王門または山門といい、建久7年(1196年)に創建されているが、室町時代に兵火にあい、永禄7年(1564年)、足利幕府13代将軍 足利義輝のときに再建されている。また、反橋は俗に太鼓橋とも言われ、江戸時代安政年間に再修されている・・・と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/200秒 90mm ISO6400 ) 露出補正 なし
楼門と屋根付きの反橋;クリックすると大きな写真になります。
5.楼門正面
楼門の左右の仁王尊像は、楼門の建物より古く鎌倉時代の運慶の作と言われているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 42mm ISO3600 ) 露出補正 なし
楼門正面;クリックすると大きな写真になります。
6.本堂への石畳
本堂は室町幕府初代将軍足利尊氏の父・貞氏(さだうじ)が正安元年(1299年)に再建したもので、鎌倉時代の禅宗様建築は全国的にも類例が少ないために、平成25年(2013年)8月に国宝に指定された。入母屋造、本瓦葺き。正安元年(1299年)の建立(再建)だが、応永14年から永享4年(1407 - 1432年)に大規模な改造が行われ、この時に柱をすべて入れ替え、正面に向拝を付した。(Wikipediaによる)

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 60mm ISO2200 ) 露出補正 なし
本堂への石畳;クリックすると大きな写真になります。
7.多宝塔
本堂への道の右側に多宝塔があった。開祖足利義兼の創建と言われているが、現在のものは再建で、相輪の宝珠を調査したところ寛永6年(1629年)の銘が発見されている。多宝塔の右側には樹齢約550年の大銀杏があった。天然記念物に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 32mm ISO4000 ) 露出補正 なし
多宝塔;クリックすると大きな写真になります。
8.本堂から楼門を見る
雨が降り続く。楼門で雨宿りをする人が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 56mm ISO1400 ) 露出補正 なし
本堂から楼門を見る;クリックすると大きな写真になります。
9.賓頭盧尊者(ビンズルソンシャ)
本堂の前にあった。「このお像は賓頭盧尊者です。通称 おびんずる様 といい、みなさまの足腰身体の悪いところを信心を受けて直してくれる仏様です。」と張り紙されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/80秒 24mm ISO6400 ) 露出補正 なし
賓頭盧尊者(ビンズルソンシャ);クリックすると大きな写真になります。
10.本堂の脇に置かれていた電気おみくじ機
200円を入れると獅子がおみくじを引いてきてくれる仕掛けである。国宝となった本堂とは違和感がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 24mm ISO4000 ) 露出補正 なし
本堂の脇に置かれていた電気おみくじ機;クリックすると大きな写真になります。
11.経堂
開基足利義兼が妻の供養のため一切経会を衆する道場として鎌倉時代に創建したといわれるが、現在の建物は応永14年(1407年)関東管領足利満兼により再建された。堂内に八角の輪蔵(経棚)があり、一切経二千余巻を蔵するが、経棚は江戸時代宝永年間の大修繕のものとされる・・・と記されている。昭和59年国重要文化財に指定された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 40mm ISO1100 ) 露出補正 なし
経堂;クリックすると大きな写真になります。
12.中御堂(不動堂)
開基足利義兼の創建とされるが、文禄元年(1592年)生実御所国朝の再修による。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 32mm ISO1600 ) 露出補正 なし
中御堂(不動堂);クリックすると大きな写真になります。
13.鑁阿寺本坊の表門
「解説林」と書かれた扁額が掲げられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 70mm ISO1600 ) 露出補正 なし
鑁阿寺本坊の表門;クリックすると大きな写真になります。
14.堀のカルガモ
雨が降る鑁阿寺の堀にカルガモが泳いでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 70mm ISO1600 ) 露出補正 なし
堀のカルガモ;クリックすると大きな写真になります。
15.北門(薬医門)
鑁阿寺はずっと雨の中の散策だった。鑁阿寺には東西南北と4っの門がある。鑁阿寺を離れる際、友人のご主人が足利学校の駐車場から車を回してきてくださった。鑁阿寺の東門で乗せていただく。北門の前で少し止まっていただいてこの写真を撮った。北門はちょうど本堂の後ろ側にある。開基足利義兼の子、足利義氏は父の建てた鑁阿寺維持にため、堀の外に十二の支院(塔中十二坊)を鎌倉時代に建て、その筆頭(頭塔)を千手院とした。この門は先手院(現在の足利幼稚園)の門であり、弘化2年39世臥学頭來昌上人の再建である。・・・薬医門としては規模雄大にして、典型的な江戸末期の形式を有している。・・・と案内札に書かれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 48mm ISO3600 ) 露出補正 なし
北門(薬医門);クリックすると大きな写真になります。
16.香雲堂本店
以前、香雲堂本店の足利銘菓「古印最中」を、今回も一緒に旅行している友人の奥様から、初めてただいて食べた時、とても美味しいと思い、その後、時々通販で買い求めている。東京、横浜では売っている店がない。足利に来たのでその本店に寄ってみた。お土産に買った「古印最中」はずっしりと重たい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 34mm ISO500 ) 露出補正 なし
香雲堂本店;クリックすると大きな写真になります。


 訪れた地点については、奥日光旅行地図を参照ください。

2014年9月21日

足利から渡良瀬渓谷沿いに日光へ 9月11日~12日 (1)足利学校 9/11


 年に一、二度、一緒に旅行をしている友人ご夫妻と奥日光湯元温泉に行った。第1日目は、足利学校、鑁阿寺(ばんなじ)など、足利を観光する。そのまま、渡良瀬渓谷を日光へ出て、いろは坂から中禅寺湖へ上がり、奥日光湯元に一泊するドライブ旅行だ。宿泊は休暇村日光湯元。

 2日目は、赤沼から低公害バスに乗り、千手ヶ浜、小田代ヶ原を巡る。
 気がかりは天候だったが、天気予報の通り、1日目の9月11日は不安定な天気で、足利では短時間ではあったが、強い雨に襲われた。しかし、2日目は快晴。とてもさわやかな日になったのだ。

 夏に比べるとこの時期は観光客は少なく、ゆっくりと楽しむことができた。
  しかし、この旅行で、ひとつ失敗をしてしまっていた。今回はほとんどをD5300で撮ったが、絞り優先オートで、いつもの通りf6.3に設定していたのだが、足利で雨に降られたりして、カメラを拭きながらの撮影となった時に無意識にコマンドダイアルに触れてしまい、f6.3からf7.1へ、さらにf10、f11と動かしてしまっていた。2日目もf11になったままなのに気がつかず、最後はf14で撮っていた。まったくの初歩的で、不注意なミスだ。 撮影では、インフォ画面を確認せずにファインダーを覗いてしまっている。ファインダー内にもf値は表示されるのだが、構図を作るのに夢中になり、見ていない。気を付けなくてはいけない。風景の写真では多少絞り込まれても、ISO感度が上がることがあるのを除けば、それほど問題は感じなかったが、蝶の撮影は、たとえばf14で撮るとボケがきれいにならない。反面、被写界深度が深くなって、蝶全体がシャープに撮れるということもあった。

 足利ではまず、一番の目的であった日本最古の学校、国指定史跡である足利学校へ行った。足利学校の創建については、奈良時代、平安時代などの説があるが、歴史が明らかになるのは、室町時代の上杉憲実が現在国宝に指定されている書籍を寄進し、庠主(しょうしゅ)(学長)制度を設けるなどして学校を再興したころからだそうだ。天文18年(1549年)にはフランシスコ・ザビエルにより、日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学と世界に紹介され、「学徒三千」と言われるほどになったとパンフレットに書かれている。
方丈で小学生だろうか、子供たちが論語の素読をしていたのが印象に残った。

1.入徳門
足利学校へはこの入徳門から入る。門をくぐると右手に受付がある。入場券には「日本最古の学校 足利学校入学証」と書かれていた。入学金@420円を納め中に入る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO1000 ) 露出補正 なし
入徳門;クリックすると大きな写真になります。
2.學校門
入徳門からまっすぐに學校門が見える。「學校」と掲額された足利学校の象徴的な史跡だ。寛文8年(1668年)の創建だそうだ。足利学校のシンボルとして今に継承されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 66mm ISO640 ) 露出補正 なし
學校門;クリックすると大きな写真になります。
3.孔子像
學校門に向かって歩いていくと左側に孔子の像があった。この孔子の像はどこかで見たことがあると思った。思い出した。2011年1月に、湯島天神から御茶ノ水のニコライ堂へ歩いたが、そのときに寄った湯島聖堂で見たのだった。湯島聖堂にも入徳門がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 27mm ISO500 ) 露出補正 なし
孔子像;クリックすると大きな写真になります。
4.正一位霊験稲荷社
孔子像の先、左側に稲荷社があった。正一位霊験稲荷社といい、縁起が書かれた説明札には、「足利学校第七世庠主 玉崗瑞與(ぎょこうずいよ)(九華)が書いた天文23年(1554年)9月の棟札に、足利学校の鎮守である稲荷大明神が、年代が古く神体・社殿ともに破損しているので、あらたに神体を造立し、社殿を造営し、八幡大菩薩を合せ祀ったとあるから、稲荷社の創建は天文23年(1554年)よりかなり時代がさかのぼると思われる。(中略)社殿は天文23年(1554年)創建当時のものと思われるが、明和9年(1772年)あらたに梅や竜などの彫刻を社殿にとりつけた。(攻略)・・・」と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO800 ) 露出補正 なし
正一位霊験稲荷社;クリックすると大きな写真になります。
5.學校門
學校門は寛文8年(1668年)の創建だそうだ。足利学校のシンボルとして江戸、明治、大正、昭和そして平成へと継承されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO1000 ) 露出補正 なし
學校門;クリックすると大きな写真になります。
6.杏壇門
學校門を抜けると正面に杏壇門が見え、その奥に孔子廟が見える。杏壇門は學校門と同じく寛文8年(1668年)の創建。明治25年(1892年)に、街の大火の飛び火により、屋根門扉が焼け、堂30年代に再建したものだそうだ。杏壇とは孔子が弟子たちを教えたところに、杏の木が植えられていたことに由来するのだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO560 ) 露出補正 なし
杏壇門;クリックすると大きな写真になります。
7.杏壇門の扉
杏壇門の左右の扉には彫刻が施されていた。どのような意味があるのかはわからない。湯島聖堂にも杏壇門があった。その扉にはどんな彫刻がなされていたかは覚えていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO640 ) 露出補正 なし
杏壇門の扉;クリックすると大きな写真になります。
8.孔子廟
寛文8年(1668年)、徳川幕府4代将軍家綱の時に造営されたもので、中国明時代の聖廟を模したものと伝えれている。孔子廟(聖廟)は大成殿という。湯島聖堂の大成殿は元禄時代、5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟である。孔子の座像がある中は暗く、絞りはf7.1に動いてしまっていたが、それはともかくとして、ISOは6400、1/60秒のシャッタースピードになっていた。D5300のISO6400はこんな時に助けられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/60秒 18mm ISO6400 ) 露出補正 なし
孔子廟;クリックすると大きな写真になります。
9.方丈で勉強する子供たち
孔子廟から一旦杏壇門を外に出て、左手に行くと、方丈があるが、子供たちの論語の素読の声が聞こえてきた。方丈とは学生の講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使用されたところだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 62mm ISO1250 ) 露出補正 なし
方丈で勉強する子供たち;クリックすると大きな写真になります。
10. 庫裡
方丈に続いて庫裡がある。ここはいわば学校の台所で、食事など日常生活が行われたところだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 18mm ISO450 ) 露出補正 なし
 庫裡;クリックすると大きな写真になります。
11.宥座の器
庫裡の前に「宥座の器」というのがあった。宥座(ゆうざ)とは、常に身近に置いて戒めとするという意味で、孔子の説いた「中庸」ということを教えるものだそうだ。壺状の器に水が入っておらず空の時は傾き、ちょうど良いときはまっすぐに立ち、水をいっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまう。孔子は、「いっぱいに満ちて覆らないものは無い。」と慢心や無理を戒めた。これは館林市在住で、鍛金の伝統技法の伝承に努め、平成11年に国の「現代の名工」に選ばれている針生清司さんから平成24年4月21日に寄贈されたそうだ。最近のものである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 23mm ISO1250 ) 露出補正 なし
宥座の器;クリックすると大きな写真になります。
12.論語の素読
先ほどの子供たちである。方丈と庫裡から書院へ渡る廊下から撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 27mm ISO5000 ) 露出補正 なし
論語の素読;クリックすると大きな写真になります。
13.方丈の縁から眺める北庭園
方丈の後ろ側にある縁から、北庭園を眺めることができる。方丈、書院から鑑賞するように作られている。形式は方丈の表にあった南庭園と同じく築山泉水庭だ。向こうに見えるのは孔子廟だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 24mm ISO1600 ) 露出補正 なし
方丈の縁から眺める北庭園;クリックすると大きな写真になります。
14.書院
庠主の書斎である。庠主の接客や学生の個人教授が行われたところという。座敷飾り(床、棚、付書院)の付く上の間(向こう側)と次の間(手前)からなる座敷、縁側、雪隠で構成されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/60秒 22mm ISO6400 ) 露出補正 なし
書院;クリックすると大きな写真になります。
15.庫裡にあったかまど
大きな釜だ。これで学生たちの飯を炊いたのだろう。庫裡から外に出ようとするとポツンポツンと雨が降ってきた。書院の案内をしてくれた女性がビニール傘を全員分貸してくださった。後で駐車場で返せばよいという。ありがたい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/100秒 32mm ISO6400 ) 露出補正 なし
庫裡にあったかまど;クリックすると大きな写真になります。
16.旧遺蹟図書館
書院を見学したあと、衆寮、木小屋、土蔵などを見て、孔子廟の裏を通って進むと、歴代庠主の墓が並んでいた。明治2年に足利学校が藩校になるまで、430年間にわたり、23代の庠主がいた。庠主の墓は全部で17基あり、そのうち8基には文字が刻まれていて、誰の墓かわかるが、残りの9基は不明とのこと。そこから學校門へ戻る途中にこの旧遺蹟図書館があった。足利学校が廃校になった以降、明治36年(1903年)に遺蹟図書館が開設され、書物を継承し現在に引き継がれている。この建物は大正4年(1915年)に建てられたもので、市重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 30mm ISO3200 ) 露出補正 なし
旧遺蹟図書館
17.學校門を退出
學校門を出て、振り返ると杏壇門、そして孔子廟が見える。眺めが良かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 30mm ISO2200 ) 露出補正 なし
學校門を退出;クリックすると大きな写真になります。
18.學校門の眺め
學校門を構図を変えて撮った。足利学校のシンボルである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f7.1 1/250秒 35mm ISO1100 ) 露出補正 なし
學校門の眺め;クリックすると大きな写真になります。


2014年9月19日

横田基地日米友好祭2014(3) 撮影した軍用機 2 of 2 9月6日


 思いがけずオスプレイをまじかで見ることができた。普天間基地から来ているそうだ。さすがすごい人気で人垣ができていた。翼やプロペラが折りたたまれているオスプレイもあったが、ずいぶん小さくなるのだなと思った。オスプレイを見た後、先へ進むと、そこは進入禁止になっていて、その向こうには展示ではない、米軍横田基地のCー130輸送機が並んでいた。

 軍用機の展示は2列になっていて、オスプレイのところから左へ回って反対側の展示スペースに進む。空中給油機や、双発ジェットの大型輸送機、さらに、軍用ヘリコプターなどが展示されていた。
 小一時間ほど軍用機の写真を撮って、かみさんが待つセスナ機の翼の陰に戻った。まだ午後1時少し前だが、そろそろ引き上げることにする。汗びっしょりになったので、Tシャツでも買って着替えたいと思ったが、LとMサイズはすでに売り切れで、Sサイズしかなく断念せざるをえなかった。
 1時20分過ぎには第5ゲートを出て、先にも記したように拝島駅へ向かって歩き始めた。

18.オスプレイだ !!
E-3早期警戒管制機の向こうにオスプレイがいた。上を向いているプロペラはとても大きい。さすがにすごい人気である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
オスプレイだ !!;クリックすると大きな写真になります。
19.米空軍 MV-22 Osprey -1
この機は普天間基地から来た MV-22 オスプレイだ。アメリカ海兵隊 第265海兵中型ティルトローター飛行隊 MV-22BのEP01号機である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍 MV-22 Osprey -1;クリックすると大きな写真になります。
20.米空軍 MV-22 Osprey -2
オスプレイは、回転翼の角度を変更することによる垂直、水平飛行を可能としたティルトローター方式を採用した垂直離着陸機であり、固定翼機とヘリコプターの特性を併せ持った機体である。近くで見るティルトローターは大きい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍 MV-22 Osprey -2;クリックすると大きな写真になります。
21.もう1機のオスプレイ -1
隣には、主翼を折りたたんだ状態の、EP07号機も展示してあった。翼とティルトロータを折りたたむと、とても小さくなる。通常の幅25.78m、長さ17.48m、高さ6.73mから、幅5.77m、長さ19.20m、高さ5.56mにまで小さくできるという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
もう1機のオスプレイ -1;クリックすると大きな写真になります。
22.もう1機のオスプレイ -2
傍にいた米軍の兵士に手をあげたら、こちらを向いて写真を撮らせてくれた。今日はオスプレイを見られるとは思っていなかったので、何か得した気分である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
もう1機のオスプレイ -2;クリックすると大きな写真になります。
23.米軍横田基地所属のC-130H輸送機 ハーキュリーズ
展示区域の先には横田基地所属のC-130輸送機たちが駐機していた。尾翼にYJの文字が見える。米軍横田基地の常駐航空機として第36輸送飛行隊所属のC-130 が13機ある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
米軍横田基地所属のC-130H輸送機 ハーキュリーズ;クリックすると大きな写真になります。
24.米空軍KC135R
空中給油・輸送機だ。愛称はストラトタンカー(Stratotanker:成層圏の油槽機という意味)という。民間旅客機であるボーイング707の姉妹機として知られるが、実際には先行設計されていた輸送機型の367-80をベースにしつつ、開発中であったボーイング707の設計を反映させる形で造られたそうだ。このためボーイング707よりも就役は先であるという。この機は嘉手納基地所属。機内を見学させていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍KC135R;クリックすると大きな写真になります。
25.米空軍C-17A輸送機
アメリカ空軍 ヒッカム空軍基地所属 C-17A 5150号機で、グローブマスターⅡ という。航空自衛隊で C-1 の後継候補となったが、使用できない飛行場があり、最高巡航速度が性能要求を下回ることから採用されなかったとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
C-17A輸送機;クリックすると大きな写真になります。
26.陸上自衛隊 OH-6D ヘリコプター カイユース
展示されているこの機は空自ではなく陸上自衛隊立川駐屯地・東部方面ヘリコプター隊に所属する。軽観測ヘリコプターとして、世界各国で使用されているという。とてもかわいらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
OH-6D ヘリコプター カイユース;クリックすると大きな写真になります。
27.陸上自衛隊 OH-1 ニンジャ
OH-1は、川崎重工業によって製造された陸上自衛隊の観測ヘリコプター(偵察機)だ。敵陣に忍び込み情報を得る任務から、ニンジャの愛称があるという。国産機らしい愛称だ。この機は陸上自衛隊立川駐屯地・東部方面ヘリコプター隊に所属する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
陸上自衛隊 OH-1 ニンジャ;クリックすると大きな写真になります。
28.航空自衛隊 CH47J チヌーク
このCH-47J 07-4499 は航空自衛隊 航空救難団・入間ヘリコプター空輸隊 に所属する。ボーイング・バートル社(現ボーイングIDS社のロータークラフト部門)で開発されたタンデムローター式の大型輸送用ヘリコプターだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊 CH47J チヌーク;クリックすると大きな写真になります。
29.UH-60J
 このヘリコプターは航空自衛隊 航空救難団・浜松救難隊に所属している救援ヘリコプター。UH60J は航空自衛隊と海上自衛隊に配備されている。三菱重工業がライセンス生産を行っているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 24mm ISO200 ) 露出補正 なし
UH-60J ;クリックすると大きな写真になります。
30.UH-60J の顔
隊員たちの間ではロクマルという通称で呼ばれているという。乗員:5名、全長:19.76m、全幅:5.43m、全高:5.13m、ローター直径:16.36mだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
UH-60J の顔;クリックすると大きな写真になります。
31.米空軍 MC-130P コンバット・タロン
これは在日米軍嘉手納基地のMC-130Pだ。C-130H ハーキュリーズをベースに特殊作戦に従事するための改装が施された輸送機・特殊作戦機だそうだ。主たる任務に、敵地での特殊部隊の潜入・退去・補給、捜索救難活動の支援、心理作戦があるという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍 MC-130P コンバット・タロン;クリックすると大きな写真になります。
32.航空自衛隊C-130H ハーキュリーズ -1
航空自衛隊 小牧基地・第1輸送航空隊・第401飛行隊のCー130Hだ。航空自衛隊は、1984年(昭和59年)から1998年(平成10年)までに C-130H型 を16機購入し(完成品の輸入でライセンス生産ではない)、2013年3月末時点の保有数は C-130H が15機、KC-130H が1機である。戦術輸送機として愛知県の小牧基地第1輸送航空隊第401飛行隊で運用し、陸上自衛隊第1空挺団の降下訓練・作戦なども支援する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊C-130H ハーキュリーズ -1;クリックすると大きな写真になります。
33.航空自衛隊C-130H ハーキュリーズ -2
機内見学に大勢の人が集まっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊C-130H ハーキュリーズ -2;クリックすると大きな写真になります。
34.日本民間機セスナ172 スカイホーク
当時一般に利用されていたセスナ172型機は、パイロット候補生の適性検査に使用するため、アメリカ空軍に購入され、T-41 初等訓練機として使用されたのだそうだ。1964年に170機、1976年にはさらに34機購入された T-41 初等訓練機は民間の訓練学校に納入され、空軍パイロットの選別に使用されたという。これは民間機で機体に守礼の門、シーサーなど沖縄的な絵が描かれていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
日本民間機セスナ172 スカイホーク;クリックすると大きな写真になります。


2014年9月16日

横田基地日米友好祭2014(2) 撮影した軍用機 1 of 2 9月6日


  小さなセスナ機の翼が作る日陰で、バドワイザーでのどを潤し、持参したカツサンドを腹に入れた後、ここで待っているというかみさんを残して、展示されている軍用機を見て歩いた。次々に写真を撮っていったが、結構時間がかかる。

  航空自衛隊と米空軍のジェット戦闘機を近くで見たが、迫力がある。
 子供のころ、まだプラモデルはなく、大まかにカットされた木のモデルを彫刻刀やサンドペーパーを使って、形作っていくソリッドモデルという模型作りがあった。私はF86 セイバーが好きだった。

  展示されている軍用機の機種や形式名があとで解るようにしておきたいと思っているのだが、なかなか思うようにいかない。一部はそこにいた兵士さんの説明を聞いた。また、帰ってきてから、インターネットで、撮ってきたのと同じ飛行機を探り出して調べた。写真の機種等の説明はWikipediaを参照させていただいた。

  機内を見学できる米軍機もいくつかあったが、どれも長い列ができていた。こんなに人が多くてはどうしようもなかった。直射日光は遠慮なく照りつける。しかし、飛行機の説明などをしてくれる兵士さんたちは、長袖を来ている。さすがだ。

1.航空自衛隊 F-15J ジェット戦闘機 -1
小松基地の航空自衛隊 第306飛行隊 F-15J イーグル 810号機 だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
ジェット戦闘機 -1;クリックすると大きな写真になります。
2.航空自衛隊 F-15J ジェット戦闘機 -2
F-15Jは、アメリカ合衆国のマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発したF-15C/Dイーグルを、三菱重工業が中心となり、航空自衛隊向けにノックダウン及びライセンス生産した戦闘機だそうだ。F-104Jが実戦部隊から退いた1986年(昭和61年)からは主力戦闘機として使用されている。なお、事故で12機が失われ、2014年3月31日時点で保有数は201機だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊 F-15J ジェット戦闘機 -2;クリックすると大きな写真になります。
3.航空自衛隊 F-4EJ ジェット戦闘機 -1
F-4EJ ファントム2は1973年から航空自衛隊に配備が始まった。米空軍の採用型であるF-4Eをベースに日本導入時に改修を加えたものだそうだ。日本のF-4は301号機から440号機までの140機だそうで、この318号は古い部類だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
EJ ジェット戦闘機 -1;クリックすると大きな写真になります。
4.航空自衛隊 F-4EJ ジェット戦闘機 -2
写真に写っている方ではないが、そこに居合わせたもう一人の自衛隊ファンタム2のパイロットが、自衛隊に入って15年になるが、このファンタム2は40年飛んでいると話していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊F-4EJ ジェット戦闘機 -2;クリックすると大きな写真になります。
5.米空軍 F15-C
これは嘉手納基地のF-15Cである。。F-4の後継となる空軍の戦闘機の開発計画は1965年にスタートしていたが当然にベトナムでの戦訓を大いに取り入れるものとなった。その中でも最も重視されたのはドッグファイトに打ち勝つ強力な空戦性能であったそうだ。MIGー25への対抗とベトナム空中戦の戦訓から生まれた最強の鷲と言われる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍F15-C;クリックすると大きな写真になります。
6.米空軍 F-16CJ
アメリカ空軍 第35戦闘航空団 F-16CJ 357号機だ。三沢基地35FWから来ている隊長機だそうだ。航空自衛隊にはF16は配備されていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍F-16CJ;クリックすると大きな写真になります。
7.航空自衛隊 F-2
F-16をベースにアメリカと共同開発したF-2は、青森の三沢、宮城の松島、岐阜、福岡の築城と浜松に訓練用機材として一機配備されている。この機は 航空自衛隊 築城基地・第8航空団・第6飛行隊所属機 F-2A 540号機だ。F-2は、米国のF-16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機だそうだ。昭和63年にFS-Xとして開発に着手し、平成7年に初飛行、12年度に開発は完了している。とても格好の良い戦闘機だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊F-2;クリックすると大きな写真になります。
8.T4練習機
T-4は航空自衛隊で使用している中等練習機で、プロペラ機による初等訓練を終えたパイロットがつづいて訓練する中等練習のために製作された亜音速ジェット機だ。この機は航空自衛隊 百里基地 第302飛行隊 T-4 610号機である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
T4練習機;クリックすると大きな写真になります。
9.航空自衛隊 C-1輸送機 -1
戦後初めて開発された国産の中型輸送機である。輸入か国産か検討した結果、アメリカ空軍のC-130輸送機を退けて国産とすることになり、戦後初の国産輸送機YS-11を製作した日本航空機製造に発注された。この機は航空自衛隊 第403飛行隊 C-1 008号機だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊C-1輸送機;クリックすると大きな写真になります。
10.航空自衛隊 C-1輸送機 -2
C-1も導入から30年を経過し老朽化が激しいこと、航続距離の短く、現状に見合った運用がしづらい事などから、2011年度より退役が始まり、2000年に後継機(仮称C-2)の導入が決定し、2001年から国内開発が始まり、2010年に初飛行が行われたとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊C-1輸送機 -2;クリックすると大きな写真になります。
11.航空自衛隊 U-125A -1
航空自衛隊が運用している双発ジェット機の名称。U-125が飛行点検機、U-125Aが救難捜索機として運用されている。機体原型は英国デ・ハビランドが開発したビジネスジェット機DH125だそうだ。この機体は那覇救難隊018号機である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 48mm ISO200 ) 露出補正 なし
U-125A;クリックすると大きな写真になります。
12.航空自衛隊 U-125A -2
同じく那覇救難隊018号機である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊U-125A -2;クリックすると大きな写真になります。
13.航空自衛隊 KC767J -1
ボーイング社が開発した空中給油・輸送機で、日本の航空自衛隊は2001年12月に採用を決定し、防衛省の名称としてはKC-767、ボーイング社の名称としてはKC-767Jとなっているそうだ。この機体は航空自衛隊 第404飛行隊 KC-767J 602号機である。第404飛行隊は、航空自衛隊航空支援集団第1輸送航空隊隷下の空中給油・輸送機部隊である。小牧基地に所属している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
KC767J;クリックすると大きな写真になります。
14.航空自衛隊 KC767J -2
機体には飛行長廣岡洋平と記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊KC767J -2;クリックすると大きな写真になります。
15.航空自衛隊 KC767J -3
機体の反対側に回るとタラップが付けられて、見学者が機内に入る順番を待っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
航空自衛隊KC767J -3;クリックすると大きな写真になります。
16.米空軍 E-3早期警戒管制機(AWACS機) -1
E-3はボーイング社が製造した早期警戒管制機だ。愛称は歩哨・哨兵・見張りの意味をもつセントリーという。この機体はアメリカ空軍 第18航空団 E-3C 0139号機。旅客機のB737と同じようなノーズをしていが、機体は、ボーイング707-320を母体として利用しているそうだ。機内見学者が列を作っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍E-3早期警戒管制機(AWACS機) -1;クリックすると大きな写真になります。
17.米空軍 E-3早期警戒管制機(AWACS機) -2
大きなレーダーが特徴的だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
米空軍E-3早期警戒管制機(AWACS機) -2;クリックすると大きな写真になります。


2014年9月12日

横田基地日米友好祭2014(1) 会場へのアプローチと会場風景 9月6日


 送られてくる阪急交通社のブックレットを見ていたら、「2年ぶり!! 米軍横田基地 日米友好祭 日帰り」というのを見つけた。9月6日、7日に米軍横田基地で行われる日米友好祭に行く日帰りのバスツアーだ。

  7時半に横浜駅西口を出発した。土曜日の中央高速下りは、若干の渋滞もあったが、10時少し過ぎにJR八高線の東福生駅に着いた。横田基地のゲートは国道16号線に面していて、近くでバスを停めて乗降することができないため、JRの東福生駅から約30分、第5ゲートまで歩く。
 東福生駅から国道16号線に出て、第5ゲートまで歩く道は、すでに人の列になっていた。沿道には面白いものがたくさんあり、楽しかった。写真ももっと撮りたかったが、なにせ行列となって進むので、立ち止まって写真を撮ることもはばかられる。
  やっと11時に第5ゲートに到着した。しかしこれから基地内に入るのにまた時間がかかった。簡単な人物チェックと荷物検査があった。この日米友好祭には入場無料で誰でも入れるのだ。20分ほどかかって基地内に入った。

  基地内は、お孫さんと一緒のお年寄りや、幼い子供をベビーカーに乗せた若い夫婦も多い。子供たちも多いし、飛行機マニアらしき人も多い。とにかくすごい人だ。飲み物、ハンバーガーやホットドッグを売る模擬店は列ができ、通行を妨げる。
  基地内では約4時間滞在する時間があったが、日差しが強く、気温も高く、日陰も、座るところもなく、困惑してしまう。展示されているセスナ機の小さな翼で出来た日陰を見つけ、持参した小さな椅子を拡げて座る場所を確保した。家内がやっとの思いで、バドワイザーと水を買って来てくれていたので、そこで持参したカツサンドで昼食にした。幸いにも係りの人に、セスナ機の翼の日陰から追い出されることもなく、のどを潤し、腹に入れた。
 20分ほどして、セスナの翼の日陰で待っているというかみさんを残し、目の前に駐機、展示されている米軍と自衛隊の軍用機の写真を撮りに廻った。軍用機の写真は、後でアップすることにする。

 4時半までに朝バスを降りた東福生駅前にもどることになっていた。会場内での自由時間は4時間ほどはあるのだが、とても耐えられない。軍用機に乗り込んで見学するには、長蛇の列に並ばなくてなならない。格納庫ステージではひっきりなしにバンド演奏やダンスが行われているが、申し訳ないが見る気がしない。
  結局、午後1時半にはゲートを出た。もて余す時間を費やすために、拝島駅まで歩き、そこで、どこか店に入って、一休みして、涼んでから八高線で一駅先の東福生へもどることにした。

1.集まってくる観光バス
バスは基地の前を通る国道16号線から東福生駅前に入った。途中、バスの中から、16号線をゲートへと進む人の列が見える。拝島方面からも歩いてくる。東福生駅前でバスを降り、八高線の踏切を越えて、国道16号線に出たが、踏切の右側に「もくせい公園」というところがあり、そこが各地から日米友好祭に集まってくる観光バスの臨時駐車場になっていた。添乗さん曰く、我々が乗ってきた阪急交通社のバスは、予約が遅れてここには停めておけないとのことだった。なお、この日、阪急交通社からは23台のバス(横浜からは4台)が来ているそうだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/200秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
集まってくる観光バス;クリックすると大きな写真になります。
2.セスナ340
国道16号線を横田基地第5ゲートのほうへ歩く途中に、駐車場のようなところがあり、上を見ると双発のセスナ機があった。何年ごろに造られたのだろうか?

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
セスナ340;クリックすると大きな写真になります。
3.交通事故
来るときにバスの中から見たのだが、16号線の反対車線で3~4台の玉突き事故があった。トラックとトラックの間にバイクか自転車が挟まれていた。乗っていた人は大丈夫だったのだろうか。それから20分ほどたった事故現場だ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/640秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
交通事故;クリックすると大きな写真になります。
4.第5ゲートへ向かう人の列
それほど広くない16号線の歩道を東福生のほうから、横田基地日米友好祭への入り口である第5ゲートへ歩く人、人、人・・・。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
第5ゲートへ向かう人の列;クリックすると大きな写真になります。
5.ARIZONA BURGER -1
ハンバーガー屋さんの移動販売のミニ・ライトバンだろうか。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
ARIZONA BURGER -1 ;クリックすると大きな写真になります。
6.ARIZONA BURGER -2
見たことのない、かわいい車だった。眺めていたら運転手さんが笑顔で目線をくれたので、正面から撮らせてもらった。あとで調べてみたら、この車は1961~1975年にかけて、ジープブランドとして製造されたFleetvan(フリートバン)」と呼ばれる小型貨物車のようだ。その中でも FJ-3と呼ばれる初期モデルで、フリートバンの中でも一番かわいいと言われている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1600秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
ARIZONA BURGER -2;クリックすると大きな写真になります。
7.第5ゲート入り口
30分以上かかってやっと入り口に着いた。横田基地にはアメリカ 空軍とアメリカ沿岸警備隊、航空自衛隊が置かれている。また、在日米軍司令部及び第5空軍司令部が置かれている極東におけるアメリカ軍の主要基地であり、極東地域全体の輸送中継ハブ基地(兵站基地)としての機能を有している。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
第5ゲート入り口;クリックすると大きな写真になります。
8.基地の中に入る
ゲートでは米軍兵士による簡単な人物チェックが行われていた。軽率には口にできないが、爆破テロでもあったら大変なことだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
基地の中に入る;クリックすると大きな写真になります。
9.持ち物の検査
さらに進むと入り口が狭められていて、入場者の手荷物検査が行われていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 130mm ISO200 ) 露出補正 なし
持ち物の検査;クリックすると大きな写真になります。
10.記念撮影
遊覧車の前で、米軍の兵士さんが子供たちと一緒に写真に納まっている。子供たちの笑顔がとてもかわいらしく、ぼかしを入れたくないのだが、念のため。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
記念撮影;クリックすると大きな写真になります。
11.仮設トイレ
仮設トイレの数も半端ではない。仮設トイレは向かい側にも並んでいる。この暑さ、用を足すのにも体力を消耗しそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
仮設トイレ;クリックすると大きな写真になります。
12.軍用警察犬
K9UNIT(警察犬班)による軍用警察犬のデモンストレーションが行われていた。もっともっと迫力のある写真を撮りたかったが、タイミングが合わなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
軍用警察犬;クリックすると大きな写真になります。
13.軍用警察犬訓練用防具
兵士さんが持っているのは、訓練時に腕にさして咬ませる防具。実際に咬ませているところも観たが、迫力があり、犬はなかなか離そうとしない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
軍用警察犬訓練用防具;クリックすると大きな写真になります。
14.ポリネシアンダンス
格納庫にステージが設けられていた。この時、Mariana Islands Dance Groupによるポリネシアンダンスが演じられている。唯一、日陰を得られるところなので、大勢の人が座り込んでいる。ダンスを見るより、おしゃべりをしたり、ほかのことをしたりで、ダンスを見ていない人が多いようだが。残念ながらここに割り込むことはかなわない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO720 ) 露出補正 なし
ポリネシアンダンス;クリックすると大きな写真になります。
15.模擬店にも列
この日はとても暑い。まして、その日差しを遮るところがない飛行場である。のどが渇いたので、何か飲みたくなった。小腹も空いてきている。かみさんに並んでもらって、やっとの思いでバドワーザーと水を手にいれた。ハンバーでも食べてみたいところだが、店はどれもこれも長蛇の列。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
模擬店にも列;クリックすると大きな写真になります。
16.基地の中の日本庭園
ここは静かだった。来場者は入ることはできない。赤い鳥居に横田基地AIR FORCEのマークが入っているのは違和感がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
基地の中の日本庭園;クリックすると大きな写真になります。
17.セスナ機の翼の影が憩いの場
この小さなセスナ機(セスナ172H-RAM型)の翼の影で、持参した小さな携帯用の椅子を開き、持参したカツサンドと模擬店で買ったバドワイザーで昼食にした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
セスナ機の翼の影が憩いの場;クリックすると大きな写真になります。
18.ジェット戦闘機と米軍兵士と若い御嬢さんたち
ジェット機の説明役の米軍兵士さんに、一緒に入ってもらってカメラに収まる若い女性。ぼかしを入れたが、右側のの女性の目が輝いていた。背景のジェット戦闘機は航空自衛隊第306飛行隊(小松基地)のF15J。その左側に米空軍嘉手納基地のF15Cがあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
ジェット戦闘機と米軍兵士と若い御嬢さんたち;クリックすると大きな写真になります。
19.軍用機内の見学に並ぶ来場者
米軍のE3Cというボーイング社が製造した早期警戒管制機の機内を見学するために炎天下に並ぶ人たちの列ができていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
軍用機内の見学に並ぶ来場者;クリックすると大きな写真になります。
20.オスプレイだ !!
アメリカ海兵隊のMV22オスプレイが普天間基地から来ていた。さすがすごい人気である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
オスプレイだ !!;クリックすると大きな写真になります。
21.兵士さんと記念撮影
可愛い男の子が米軍ヘリコプターに乗り込んで、兵士さんと記念撮影をしていた。順番を待って、次々と母親が我が子を差し出す。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
兵士さんと記念撮影;クリックすると大きな写真になります。
22.溢れる来場者
このとき、12時少し前である。模擬店が両側に並ぶ"通り"は、広場のようだが、それがこのように来場者で溢れている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/640秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
溢れる来場者;クリックすると大きな写真になります。
23.ハンバーガー、ホットドッグ
ハンバーガーやホットドッグも食べてみたいが、この行列にはついていけなかった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
ハンバーガー、ホットドッグ;クリックすると大きな写真になります。
24.まだまだ続く入場者の列
午後1時半少し前、我々は横田基地から退出することにした。しかし、これから入場しようとする人の列もまだまだ続いている。横田基地日米友好祭は昨年は行われず、今年は2年ぶりの開催であった。2012年は2日間で17万8000人の来場者があったとのこと。今日は何人くらいの来場者があるのだろうか? 5万人は下らないだろう。阪急交通社だけで、バス23台、約4000人が来ている。しかし、航空自衛隊入間基地祭は1日で30万人だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
まだまだ続く入場者の列;クリックすると大きな写真になります。
25.拝島駅
拝島駅に来た。拝島駅はJRの青梅線、五日市線と八高線が入り、西武新宿線小平を結ぶ西武鉄道拝島線もある。写真は西武鉄道拝島線のホーム。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/200秒 18.6mm ISO125 ) 露出補正 なし
拝島駅;クリックすると大きな写真になります。
26.拝島駅改札口
とても立派な駅ができていた。2010年3月にこの橋上駅舎化工事が完成している。新しい駅舎ができて、その周囲が拝島駅市周辺整備事業として再開発されている。周りはいたるところ工事中だった。拝島から八高線に一駅乗って、4時半にバスが出発する東福生駅へ向かうことにした。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/50秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
拝島駅改札口;クリックすると大きな写真になります。

2014年9月 8日

蝶は夏の終わり 舞岡公園 9月2日


  ここ一週間ほど晴れる日がなく、気温も30度を越えなかったが、今朝は青空が出ている。涼しかったので蝶たちはどのような状況になっているか、3週間ぶりに舞岡公園へ出かけることにした。
ゴマダラチョウやクロコノマチョウなどにも会えるかと期待もあったが、結果は、いつもの年と同じく夏の終わりの蝶相だった。しかも蝶の数は少なく、ツマグロヒョウモンや、アカボシゴマダラ、ウラギンシジミにも会えなかった。

ツバメシジミの交尾 -1;クリックすると大きな写真になります。 1.ツバメシジミの交尾 -1
長久保池の近くで交尾中のツバメシジミがいた。まず、D5300+NIKKOR18-140 で撮る。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツバメシジミの交尾 -2;クリックすると大きな写真になります。 2.ツバメシジミの交尾 -2
奥行きのある写真を撮ろうとHS50に持ち替える。翅の白トビを避けるため、-0.7段の露出補正をした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
クモに捕まったイチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 3.クモに捕まったイチモンジセセリ
公園を歩くとクモが巣を張っていることが多いが、狭くなった道で、自分がクモの巣に引っかかりそうになって凝視すると、イチモンジセセリが捕まっていた。捕まってからあまり時間が経っていないようだ。クモの名前はわからない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/160秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ;クリックすると大きな写真になります。 4.イチモンジセセリ
イチモンジセセリは9月になると多くなる。クモに捕まらないように・・・。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
クサギの花に来たモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 5.クサギの花に来たモンキアゲハ
古民家の裏のクサギの花にモンキアゲハが来ていた。クサギの花は先月(8月15日)に来たときにはまだ咲き初めであったが、まだ咲いていた。これから開く花も多い。このところの涼しさで長持ちしているのだろうか。モンキアゲハは傷んだ個体が多い。これはまだ良い方だが、右前翅の前縁と左後翅尾状突起が破損していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO1800 ) 露出補正 なし
ヤブガラシに来たモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 6.ヤブガラシに来たモンキアゲハ
狐久保に入る道の途中のヤブガラシの花に複数のモンキアゲハが舞っていた。モンキアゲハのほかに、クロアゲハ、カラスアゲハやアオスジアゲハもヤブガラシが好きだ。ヤブガラシの花までは距離があったので、飛び道具、HS50で撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 124mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
葉上で休むモンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 7.葉上で休むモンキアゲハ
ヤブガラシの小さな花の吸蜜に飛び回っていたモンキアゲハは、時々、葉の上に翅を拡げて止まり、休む。残念ながらこのモンキアゲハも後翅が破損していたので、"上半身"だけ撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/90秒 103mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カマキリに捕まったアブラゼミ;クリックすると大きな写真になります。 8.カマキリに捕まったアブラゼミ
何かバタバタと音がするので何がいるのだろうかと見ると、カマキリがアブラゼミを捕まえていた。まだ、捉えたばかりのようで、捕まったアブラゼミが翅を打ち振るわせていたのだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO640 ) 露出補正 なし
ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 翅表;クリックすると大きな写真になります。 9.ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 翅表
かっぱ池のそばのヤブガラシにはカラスアゲハの♀がいた。大分擦れている。尾状突起も破損していたので、トリミングした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 裏面;クリックすると大きな写真になります。 10.ヤブガラシとカラスアゲハ♀ 裏面
同じ個体である。お腹が大きい。前翅裏面の白帯の幅が広い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 640mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヤマトシジミ♀ HS50 で撮る;クリックすると大きな写真になります。 11.ヤマトシジミ♀ HS50 で撮る
ヤマトシジミもいつもより数がとても少ないように思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
ヤマトシジミ♀ D5300+NIKKOR18-140 で撮る;クリックすると大きな写真になります。 12.ヤマトシジミ♀ D5300+NIKKOR18-140 で撮る
前の写真と同じ個体だ。じっくりと目にピントを合わせた。シジミチョウを撮るにはもう少し蝶に寄りたいところだ。トリミングした。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 640mm ISO200 ) 露出補正 なし
イチモンジセセリ翅表;クリックすると大きな写真になります。 13.イチモンジセセリ翅表
イチモンジセセリが開翅しているところは、写真に撮れることが少ない。もう少しきれいな個体だったらよかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO280 ) 露出補正 なし
秋の収穫;クリックすると大きな写真になります。 14.秋の収穫
古民家の作業棟の軒には、房は小さいがトウモロコシが吊るされていた。秋の気配が感じられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 52mm ISO1400 ) 露出補正 なし
産卵するアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 15.産卵するアゲハ
長久保池の近くのカラタチの植え込みでは、アゲハの♀が産卵に来ていた。カラタチの新芽にホバリングをしながら腹を曲げて、産卵している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハの産卵;クリックすると大きな写真になります。 16.アオスジアゲハの産卵
駐車場に戻る途中、アオスジアゲハが茂みの中を飛んでいた。見ていると、どうやら産卵をしているようだ。産卵するアオスジアゲハは良い写真が撮れなかったが、飛び去った後を見ると葉の上に1卵生みつけられていた。葉っぱからみて、食草のクスノキの新芽だと思う。

上:FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/160秒 32mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
下:Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年9月 2日

iPhone4S と 国立歴史民俗博物館 8月29日


 佐倉にお住いの大学卓球部の大先輩から、パソコンに詳しい同期の友人に、新しいパソコンに換えるのでemailなど、設定をして欲しいと話があり、私も一緒に、そのご自宅に伺うことになった。マンションの7階にお住まいだが、その廊下からの眺めは、収穫を控えた緑の田が広がり、気持ちが良かった。

 お茶をいただいて、友人はさっそくパソコンの設定に取り掛かった。SP から Windows 8 に変わる。2~3時間はかかるだろう。パソコンは主に奥様が使われるので、奥様と一緒に作業をする。
この間、先輩が近くにある国立歴史民俗博物館を案内してくださるという。存在すら知らなかったが、充実した博物館だった。
 「歴博」の愛称で親しまれているここ国立歴史民俗博物館は、昭和58年3月に開館した。本館は日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館で、千葉県佐倉市 にある佐倉城址の一角、約13万平方メートルの敷地に延べ床面積約3万5千平方メートルの大きな歴史の殿堂である。
 展示の豊かさとその内容の広がりは、単に「歴史」にとどまらなかった。第1展示室から第6展示室まであったが、ざっと見て歩いて2時間かかった。 じっくり説明を見聞きしながら進むと1日がかりでも足りないほどだ。展示室から展示室への移動は少しずつ下りになっていて楽だ。最後はエスカレータで玄関に戻った。

 この日はコンデジすら持ってきていなかった。受付で写真撮影について伺うと、一部撮影禁止のところがあるが、他はストロボ、三脚を使わなければOKとのこと。iPhone しかない。
しかし、iPhone で215カットも撮影してしまった。もちろん手振れ覚悟で、どれだけ歩留まりがあるかというところだ。結果は思ったよりよく撮れていた。照明が良いのか、色も良い。もしかしたら、撮影禁止となっているところも気が付かずに撮ってしまったかもしれない。ご容赦いただきたい。最後の第6展示室でiPhoneのバッテリーが無くなってしまった。

 撮った写真の一部をアップするが、説明は、国立歴史民俗博物館のパンフレット、展示の説明、ホームページを参照、引用した。
 展示は原始・古代から近代に至るまでの歴史と日本人の民俗世界をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などが積極的に取り入れられていて、日本の歴史と文化について、興味深く、理解を深めることが可能である。アップした写真と説明は断片的であり、受け売りではあるが、それを綴ることにより知識を深めることができた。
 国立歴史民俗博物館は桜がきれいだという。また訪れたいと思う。

 先輩のお宅へ戻ると、パソコンの設定も無事終わっていた。そして、夕食はとても雰囲気の良い「CASTELLO」というイタリアン・レストランでご馳走になった。私はパソコンの設定は何もせず、国立歴史民俗博物館を見せていただき、美味しい夕食もごちそうになって、一番良い思いをさせていただいた。

1.田んぼの風景
先輩が住んでいらっしゃる佐倉のマンションの7階外廊下から下を眺めると、緑豊かな田んぼが広がっていた。先輩もこの眺めが気に入られて、ここに住むことを決めたといわれている。白いサギが何羽も集まっていた。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/2000秒 4.3mm ISO50
田んぼの風景;クリックすると大きな写真になります。
2.国立歴史民俗博物館 第一展示室(原始・古代) -1 縄文中期の土器
すぐ近くなのだが、先輩の運転する車に乗せていただき、「歴博」の愛称で呼ばれている国立歴史民俗博物館へ行った。駐車場には車がそこそこ止められていたが、館内に入ったら、来館者は少なかった。まず、第一展示室に入る。第一展示室は原始・古代がテーマになっていた。入り口を入ると日本各地の「縄文中期の土器」の展示があった。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/15秒 4.3mm ISO500
国立歴史民俗博物館 第一展示室(原始・古代);クリックすると大きな写真になります。
3.国立歴史民俗博物館 第一展示室(原始・古代) -2 青森市三内丸山遺跡の復元家屋
約3万7千年前~10世紀にかけてを原始・古代として、いくつかの時代に分け5つのテーマで展示されていた。これは青森市三内丸山遺跡の復元家屋で、6000年前から4500年前(縄文前・中期)までの約1500年間続いた大規模な村の跡と説明されていた。そのこともさることながら見事に作られた模型に見とれてしまった。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第一展示室(原始・古代) -2;クリックすると大きな写真になります。
4.国立歴史民俗博物館 第一展示室(原始・古代) -3 人面付土器
これは弥生時代の人面付土器。複製だとは思うが、これが弥生時代の人が作ったのかと思うほど見事だ。少し手振れはしているものの、前に置かれている札を読み取れるほどの解像力はなかった。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第一展示室(原始・古代) -3;クリックすると大きな写真になります。
5.国立歴史民俗博物館 第二展示室(中世) -1 王朝貴族の服装
平安時代の半ばから戦国時代にかけての中世。摂関政治のころには、唐風の文化を日本の人びとの生活や好みに合わせて行こうとする考え方や工夫がなされ、王朝文化と呼ばれる独自の文化が見られるようになったという。男子では束帯が儀式の際の正装で、ほかに通常服の直衣・狩衣があった。女子では女房装束が女官の正装だったという。 2014年5月13日から夏服に衣替えしているとのこと。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第二展示室(中世) -1;クリックすると大きな写真になります。
6.国立歴史民俗博物館 第二展示室(中世) -2 民衆の生活と文化
   室町時代の暮らしの様子を再現した模型。京都の街なみを復元した模型もあった。人びとの模型が良く作られている。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第二展示室(中世) -2;クリックすると大きな写真になります。
7.国立歴史民俗博物館 第二展示室(中世) -3 大航海時代の中の日本
東アジアには、中国を中心とする国際秩序があったが、ヨーロッパ勢力の東アジアへの進出はこの体制を崩し、また多くの文物をもたらした。これは17世紀初の御朱印船模型。この舟で東南アジアまで行っていたという。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO640
国立歴史民俗博物館 第二展示室(中世) -3;クリックすると大きな写真になります。
8.国立歴史民俗博物館 第三展示室(近世) -1 江戸橋広小路
第三展示室は近世で、それは江戸時代であった。明暦の大火(1657年)のあと、幕府は火事の拡大を防ぐため一部の町を立ち退かせて空地を設けた。江戸橋広小路もその一つであった。しかし、日本橋川、楓川に面していることから、河岸や市として発達し、蔵も設けられた。・・・結果、江戸橋広小路は盛り場となってさまざまな人が集まった、と説明されている。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第三展示室(近世) -1;クリックすると大きな写真になります。
9.国立歴史民俗博物館 第三展示室(近世) -2 道標  
右東海道いせみち、左中山道・・・と書かれていた。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第三展示室(近世) -2;クリックすると大きな写真になります。
10.国立歴史民俗博物館 第三展示室(近世) -3 旅籠
三重県津市芸濃町町椋本の旅籠「角屋」の復元模型。伊勢神宮へお参りする途中にあった旅籠だそうで、〇〇講と書かれた古い看板が並べられていた。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO800
国立歴史民俗博物館 第三展示室(近世) -3;クリックすると大きな写真になります。
11.国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -1 尾形家住宅
宮城県気仙沼市にある築200年以上の古民家の一部が復元されている。尾形家で実際に使用されていた部材や生活用具が利用さている。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -1;クリックすると大きな写真になります。
12.国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -2 東日本大震災で被災した尾形家住宅
2011年3月11日の東日本大震災による被害は尾形家のある気仙沼でも甚大であった。尾形家は地震の後に押し寄せた津波によって流失したが、茅葺きの屋根はかろうじて残り、リアス・アーク美術館、気仙沼市教育委員会と国立歴史民俗博物館の連携による救出活動の結果、多くの生活用具が、屋根やがれきの中から発見され、保全がはかられた。この展示(前の写真など)はそうした作業から見出された生活用具や部材を各所に生かして造作、構成されている。手振れしてしまった。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO500
国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -2;クリックすると大きな写真になります。
13.国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -3 薬の看板
近江商人や富山の薬売りの展示など日本の生活と文化がよくわかる。近世以降、越中、越後、大和、肥前で薬売り商人が出現し、全国で活躍している。中でも使った分だけ料金を得る家庭配置薬は北海道から沖縄まで広く人々の生活に浸透した。彼らは薬を売るだけではなく、様々な情報や物資を流通させる役割を担っていた。風邪薬、ビタミン剤、痛み止め、胃腸薬が家庭配置薬の主力商品になっており、現在も医薬品市場の中で安定したシェアを保っている。製薬会社に勤務した私にはとても興味ある展示だった。ちなみに六神丸の看板には亀田利三郎の文字が見えるが、現在も亀田利三郎薬舗として健在のようだ。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO320
国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -3;クリックすると大きな写真になります。
14.国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -4 近江西物部集落模型
滋賀県長浜市高月町西物部の集落を再現した模型だそうだ。設定は、昭和50年代後半の初夏のある日にしているとのこと。水田耕作では水は多すぎても少なすぎてもいけない。高槻町は少雨期の用水、多雨期の排水ともに悩まされる地域であった。現在では余呉湖のダム化や琵琶湖から余呉湖へのポンプアップ、そして圃場整備などにより、安定的な農業用水の供給がはかられている。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO160
国立歴史民俗博物館 第四展示室(民族) -4;クリックすると大きな写真になります。
15.国立歴史民俗博物館 第五展示室(近代) -1 舂米(つきよね)学校模型 第5展示室は19世紀後半の近代の出発から1920年代までが、「文明開化」、「産業と開拓」、「都市の大衆の時代」の3つのテーマで構成されている。これは1875年(明治6年)山梨県に建てられた擬洋風建築の小学校。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第五展示室(近代) -1;クリックすると大きな写真になります。
16.国立歴史民俗博物館 第五展示室(近代) -2 山葉オルガン
明治23年製山葉(やまば)オルガン。オルガンの普及で、唱歌は学校教育に定着した。ヤマハのホームページを見ると、「今から110余年前、ヤマハの創業者山葉寅楠は、リードオルガンの修理を依頼されたことがきっかけとなりオルガンの試作研究を開始、洋楽の普及という時代の要請にも後押しされ、 「山葉風琴製造所」を設立しました。」とある。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第五展示室(近代) -2;クリックすると大きな写真になります。
17.国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -1
国立歴史民俗博物館 最後の第六展示室(現代)は1931年(昭和6年)の満州事変から敗戦までの「戦争の時代」と1945年(昭和20年)から7年間にわたる「占領の時代」、1955年(昭和30年)前後を起点とする「高度経済成長の時代」を対象としている。下限は1970年まで。この展示はグアム島の日米戦闘だ。1941年12月10日日本軍がグアムを占領した。佐倉連隊と呼ばれる歩兵第57連隊の一部は、1944年に満州からグアム島に入った。のんきに、ここ10年間、学生時代の仲間と毎年ゴルフを楽しんできたグアム島だが、1944年7月には米軍が上陸し、激しい戦闘が繰り広げられた。歩兵第57連隊の生存者の帰還は、僅か118名であったという。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO320
国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -1;クリックすると大きな写真になります。
18.国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -2 戦後の闇市、露店
戦争終結後、各地にできた闇市のようすを写真にもとづき実物大に再現されている。私は満州からの引き揚げ者だが、4、5歳のころだろうかこんな場面を見たような気がする。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/17秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -2;クリックすると大きな写真になります。
19.国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -3 田子倉水没集落再現模型
1956年(昭和31年)田子倉ダムの建設にともない水底に沈んだ山村を縮尺500分の1の模型で復元。それまで薪炭や木材の供給地でもあった山村は、ダムの建設によって都市への電力と水の供給地へと変化した。福島県只見川上流の田子倉ダムは1959年(昭和34年)に一部運転が開始され、村人は長く住み慣れた村から移転を迫られ、集落は水底に沈んだ。ダムの水面と、沈んだ村落の範囲が良くわかる模型になっている。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO200
国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -3;クリックすると大きな写真になります。
20.国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -4 日本住宅公団団地
1962年(昭和37年)に建設された赤羽台団地のダイニングキッチンほかが実物大に再現されている。新婚当初、公団住宅を申し込んだが、抽選でなかなか当たらなかったのを思い出す。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/15秒 4.3mm ISO400
国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -4;クリックすると大きな写真になります。
21.国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -5 映画「浮雲」のセット再現
1955年(昭和30年)に制作された成瀬幹巳喜男監督による映画「浮雲」(東宝)で使われたセットの再現で、「かつどう屋気質」に根を置く技術伝承の貴重な復元である。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/15秒 4.3mm ISO800
国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -5;クリックすると大きな写真になります。
22.国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -6 衣食の変化
銀座の風景を背景に、昭和30年代から40年代の戦後日本の衣食の移り変わりなどがパネルになっている。都電の走る銀座の街、森永の球形ネオンサインなどとても懐かしい。ニッサンのサニーやトヨタのカローラといったいわゆる大衆車の普及、太陽族、みゆき族、アイビー・ルック、ミニスカート、パンタロン、ジーパンとTシャツ、ホットパンツといった服装の変化、食文化では家庭料理の洋風化、インスタント食品の普及、外食の日常化といった現象を見る。

iPhone 4S F2,4 4.3mm 8.0 Mega Pixels
f2.4 1/20秒 4.3mm ISO80
国立歴史民俗博物館 第六展示室(現代) -6;クリックすると大きな写真になります。