2015年12月アーカイブ: Studio YAMAKO

2015年12月28日

紅葉の古都鎌倉を巡る (2) 明月院 12月7日

若かった頃、北鎌倉に住んでいたことがあるが、円覚寺、東慶寺は行ったことがあるもののアジサイ寺で有名な明月院を訪れた記憶がない。この季節はどのような風情なのかわからないが、この日、明月院へ行くことを目的の一つにしていた。
  円覚寺総門の石段を下りて横須賀線の線路を渡り、鎌倉街道へ出て、左へ進む。再び横須賀線の踏切をわたり、すぐ左へ行く。明月院通りという小さな川沿いの道が明月院の入り口まで続いていた。
 明月院はアジサイで有名だが、紅葉の季節もなかなか見どころがあった。​花菖蒲と​​紅葉の見ごろのみ特別公開されるという本堂後庭園を見ることができてラッキーだった。

26.明月院通り
北鎌倉駅前から鎌倉へ通じる鎌倉街道を歩いていくとJR横須賀線の踏切に出る。ちょうど鎌倉方面から電車が来てしばらく待った。踏切を渡ってすぐ左へ行くと明月院通りがあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 45mm ISO2200 ) 露出補正 なし
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27.明月院入口
明月院通りを10分ほど歩くと明月院の入り口に着いた。正面に総門があるがここからは入れない。国指定史跡 明月院は、臨済宗建長寺派に属する寺。明月院は今から約850年前の永歴元年(1160)に、この地の武将で平治の乱で戦死した山内首藤俊通の菩提供養のため、俊通の子、山内首藤経通によって明月院の前身である明月庵を創建したことに始まるという。その後、康元元年(1256)、鎌倉幕府五代執権・北条時頼が執権を北条長時に譲って、この地に最明寺を建立し、出家生活をここでおくったが37歳で死去。後に時頼の子・八代執権・北条時宗が最明寺を前身に蘭渓道隆を開山に禅興寺を創建した。康暦二年(1380)、足利氏満から禅興寺中興の命を受け、関東官領・上杉憲方は寺院を拡大し、塔頭も建てた。この時、明月庵は明月院と改められ支院の首位におかれたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 26mm ISO2200 ) 露出補正 なし
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28.茶々橋のウサギとカメ
入口は総門手前を左に曲がるが、小川に掛けられた茶々橋という橋にウサギとカメがせせらぎを眺めるように置かれていた。カメの右前足に包帯が施されていて、「負傷中、触れないで下さい」と札が立てられていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO4500 ) 露出補正 なし
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29.月笑軒と時頼公墓所
右側にある建物は月笑軒というカフェだった。庭がきれいなようだ。左手に歩くと五代執権北条時頼の廟所がある。その奥に墓所があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 24mm ISO560 ) 露出補正 なし
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30.北条時頼の廟所とモミジ -1
明月院はアジサイ寺として有名である。紅葉の時期はどうかと思ったが、なかなか見事なモミジもある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 48mm ISO250 ) 露出補正 なし
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31.北条時頼の廟所とモミジ -2
少し離れて撮った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 50mm ISO450 ) 露出補正 なし
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32.北条時頼墓所
写真の廟所の左手に墓、北条時頼の宝篋印塔があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO450 ) 露出補正 なし
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33.本堂と開山堂 時頼廟所から一旦総門まで戻って、左に行くと山門がある。山門の突き当りが本堂になり左手奥に開山堂が見える。後ろの山も紅葉している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
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34.本堂 明月院の本堂には「方丈」の額が掲げられている。本尊は聖観世音菩薩(鎌倉時代:鎌倉観音巡礼第30番札所)。この写真では、右の方に4分の1ほど見えているが、庭園の景色を眺める事ができる丸窓があり「悟りの窓」と言われている。本堂前に枯山水庭園がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 40mm ISO3600 ) 露出補正 なし
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35.「悟りの窓」
本堂の「悟りの窓」越しに本堂後庭園の眺めを撮るのがネットなどで紹介されている。撮影者は並んで順番にシャッターを切っていく。右側のガラス戸越しに見える景色も良い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 40mm ISO2200 ) 露出補正 なし
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36.開山堂
「悟りの窓」からの写真は後でもう一度並んで撮ることにして開山堂の方へ進んでみた。禅興寺の明月院境内にあった宗猷堂を後に開山堂としたものだそうだ。 堂内中央に開山密室守厳の木像、向かって左に最明寺、禅興寺、当院の歴代の住持の位牌が祀られているという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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37.明月院やぐら
やぐら​と​は鎌倉の周辺にある鎌倉時代中期以降から室町時代前半にかけて作られ、または使用された横穴式の納骨窟または供養堂​のことだそうだ​。 現在では風化で苔むした洞穴にしか見えないが、建立当時の内装は豪華​だったという​。開山堂の裏手の山腹に​は​間口約​7​m、奥行き約6m、高さ約3mのやぐらがある。鎌倉で最大級のやぐらだそうだ。 やぐらの壁面中央には、阿弥陀如来像、多宝如来、両側には十六羅漢の浮彫りが彫られている。やぐら中央には宝篋印塔(上杉憲方の墓)があ​る​。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​0​0秒 ​40​mm ISO​640​0 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.瓶の井
鎌倉十井のひとつで、内部が水瓶のようにふくらみがあることから「瓶の井」と呼ばれるようになったと伝えられている。 鎌倉には昔から鎌倉五山・鎌倉七口(切通)・鎌倉十橋のように名数で数えた史跡が伝えられている。鎌倉は昔から水にあまり恵まれていないという。まして800年前の鎌倉時代においては良い水は大変に貴重なものだったにちがいない。この様なことから、水にまつわる言い伝えが起こったものと思われる。更に江戸時代にいたり、観光地として鎌倉が再び繁栄するにつれて、「鎌倉十井」とか「鎌倉五名水」等水に関連した名数(名数とは、同類のものをいくつかまとめ、その数をつけて総称する呼び方)が称えられる様になったのだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​18​mm ISO​5000 ) 露出補正 なし
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39.花想い地蔵
​本堂前の枯山水庭園に、胸の前に季節の花をかかえた「花想い地蔵」があった。そばに立てられた札には「人は誰しも、はかない花の想い出の中に生きています。大切な人との別れ、いとおしい物との別れ、そんな時、ふと目に止まった花がどんなにか、心を慰めてくれたことでしょうか。  いつくしみ深き花地蔵」とあった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​60​秒 6mm ISO80 ) 露出補正 ​-0.3段​
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40.「悟りの窓」で写真撮影の順番を待つ
​本堂​の円窓は、悟りや 真理、大宇宙などを円形で象徴的に表現したもので「悟りの窓」と呼ばれている。​本堂​後庭園は​花菖蒲と​​紅葉の見ごろのみ特別公開されるが、​通常非公開で​あり、​円窓からしか見る ことができない。​..

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​23mm ISO​900 ) 露出補正 なし
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​41.「悟りの窓」 紅葉の本堂後庭園​ -1
順番を待ちながら、少し左側の位置から人がかぶらないようにレンズを伸ばして撮った。モミジが良い位置にはいる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​122mm ISO​1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.「悟りの窓」 紅葉の本堂後庭園​ -2
自分の番になった。しゃがみ込んでローアングルで狙う。時間が変わると写り方も違ってくるのだろう。「悟りの窓」と呼ばれる円い窓は何事にもとらわれないおおらかな気持ちを「禅と円通」の心で表しているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​80mm ISO​1250 ) 露出補正 なし
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43.本堂後庭園
この日は紅葉の見ごろの時期として本堂後庭園が公開されていた。500円の入園料をお支払して中に入る。逆光で見上げるこのモミジはきれいだった。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​70mm ISO​220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.後庭園から本堂の「悟りの窓」を見る
先ほど写真を撮った「悟りの窓」を反対側から見た。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​140mm ISO​800 ) 露出補正 なし
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​45.​本堂後庭園の紅葉 -1
あまり期待していなかった明月院の紅葉だったが、​本堂後庭園では鮮やな紅葉を見ることができた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​48mm ISO​280 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.​本堂後庭園の紅葉 -2
中でも真っ赤に染まった1本のモミジが目を牽いた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.5 1/​80秒 ​12​mm ISO​100​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
​47.古い民家?
明月院の拝観を終えて外に出ると、そこにこんな家があった。生活感は感じられないが住んでいらっしゃる方がおられるのだろうか。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2​50秒 ​23mm ISO​2000 ) 露出補正 なし
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2015年12月24日

紅葉の古都鎌倉を巡る (1) 円覚寺 12月7日

久しぶりに鎌倉に出かけた。この日は円覚寺明月院建長寺、そして鶴岡八幡宮と北鎌倉から鎌倉へ歩くコースを選んだ。
 円覚寺は紅葉が適期だと思う。明月院は初めて訪ねる。建長寺は通り道なので見直してみようと思う。そして、鶴岡八幡宮は新しい大銀杏がどこまで育っているか見てみたい。天気が良く気持ちが良い日だった。1日で600カット近く撮ってしまった。

横須賀線の北鎌倉駅に降りたのは9時半ごろだった。まず円覚寺だ。午前の光が紅葉したイチョウやモミジに降り注ぐ。この時間二も大勢の参拝客、観光客が見えている。カメラで紅葉を撮っている人が多い。わたくしもその一人に加わった。

1.円覚寺
北鎌倉の駅を降りて線路の左側を少し歩くとすぐ円覚寺の総門がある。wikipediaによれば円覚寺は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院。山号を瑞鹿山と称し、正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺と号する。臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる。本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元であると記されている。要するに鎌倉時代後期、北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建された。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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2.円覚寺総門の石段
臨済宗大本山 円覚寺は言わずと知れた禅宗である。円覚寺の総門には、山号の「瑞鹿山」(ずいろくさん)の額が掲げられている。開山無学祖元の創建開堂にあたっての法話に、山中から白鹿が出てきてこれに連なったことから、この名が付けられたという。私は結婚した当初7年間この北鎌倉で間借り生活をした。娘の幼稚園も円覚寺の幼稚園だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 23mm ISO450 ) 露出補正 なし
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3.円覚寺総門の紅葉
円覚寺の紅葉は適期だった。真っ赤に染まっている。ここから境内に入るが円覚寺のホームページにある境内案内を参照していただきたいと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
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4.桂昌庵
総門から境内に入ってすぐ左側に塔頭(たっちゅう)の一つである桂昌庵がある。桂昌庵の本尊は地蔵菩薩(矢柄地蔵)。永禄9年(1566年)、大道寺資親の寄進により創建されたそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
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5.山門(三門)
円覚寺の山門(三門)は、夏目漱石の​「​門​」​にも描かれた​そうだ​。 楼上には十一面観音、十二 神将、十六羅漢像が安置されている​という​。 現在の山門は、天明年間(​1781​~​89​年)、第 ​189​世誠拙周樗によって再建されたもの​という​。 山門は「三門」とも呼ばれ、三解脱門の略​。「円覚興聖禅寺」は伏見上皇の勅額だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 35mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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6.仏殿
山門をくぐらずに桂昌庵の前の道を進むと右手に仏殿が見えてくる。円覚寺の本尊が祀られている建物だ。大正12年(1923)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964)に再建された。コンクリート造りだ。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物で、開山毎歳忌(かいさんまいさいき)、達磨忌(だるまき)、臨済忌(りんざいき)、祝聖(しゅくしん)などの行事や毎朝の暁天坐禅が、ここで行われているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.モミジの通り -1
桂昌庵、その先にある選佛場から妙香池への通りはモミジがとてもきれいだ。正面に見えるのは佛日庵だろう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO450 ) 露出補正 なし
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8.モミジの通り -2
もう少し先に進んでカメラをモミジに向ける。大勢の写真愛好家がレンズを向けられていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
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9.モミジの通り -3
選佛場のあたりから見る山門の屋根を背景にしたモミジが鮮やかだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 34mm ISO360 ) 露出補正 なし
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10.方丈
本来は住職が居住する建物を方丈というが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われている。庭の池に紅葉した木々が映っている。障子のガラスにも赤いモミジが映っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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11.妙香池と虎頭岩
妙香池の周囲もモミジがきれいだ。池に正伝庵の建物が映っている。妙香池は円覚寺創建当初から知られた放生池で建武2年(1335)頃の絵図にすでに見られるという 。江戸初期の絵図に基づき自然風の姿に戻し虎頭岩と呼ばれる岸の露出岩盤を景観の中心として復元したそうだ。虎頭岩はことうがんと読むらしい​。しかし、​なかなかこの岩は虎の頭には見えない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 27mm ISO500 ) 露出補正 なし
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12.モミジと妙香池と虎頭岩
妙香池のほとりはモミジがきれいだが、その間から妙香池と虎頭岩を見る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/80秒 6mm ISO80 ) 露出補正 ​-0.3段​
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13.​妙香池と正伝庵
妙香池​の向こう側に見える​正伝庵​は、​第24世明巌正因の塔所​だそうだ。本尊は宝冠釈迦如来。 ​1348​年(貞和​4​年)、万寿寺(廃寺)内に創建された寿塔を、​1354​年 (文和​3​年)、円覚寺に移した​とのこと​。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​125​秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
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14.佛日庵
佛日庵の建物を背景にしたモミジがとても​鮮やかだった。佛日庵は、円覚寺の塔頭寺院のひとつである。円覚寺の開基鎌倉幕府第8代執権北条時宗公の廟所(墓所)をお守りする塔頭寺院とのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 ​52​mm ISO​320​ ) 露出補正 なし
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15.国宝 舎利殿
​舎利殿は円覚寺塔頭正続院の昭堂(高僧の墳墓を院内につくり,その墓塔を弟子が守り拝礼するところ)。鎌倉で唯一の国宝建造物だそうだ。舎利殿には、源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」というお釈迦様の歯が祀られている。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する最も美しい建物として国宝に指定されている。当初の舎利殿は1563年(永禄6年)の火災で焼失してしまうが、1573年(天正元年)、北条氏康によって西御門にあった尼寺太平寺の仏殿が移築された。室町時代中期(​15​世紀​)​の建築物と推定され、日本最古の唐様(禅宗様)建築物。サワラ木葺の屋根は日本建築にはない急勾配なものであるが、これが禅宗様の特色であり、屋根の四方が反り上がりは、尼寺の仏殿らしい女性的なものに造られているとのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​640​秒 ​75​mm ISO​200​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.佛日庵 開基廟​
舎利殿から戻ってきて佛日庵の開基廟へ来た。先に記したとおり、佛日庵はその開基 北条時宗を祀る塔頭寺院である、時宗はこの場所に小さな庵をむすび禅の修業を行ったという。8代執権北条時宗の廟所(開基塔)であり、9代執権貞時および14代執権高時も合葬されているとのこと。本尊は地蔵菩薩。北条氏滅亡後は衰退したが、室町時代に鶴隠周音が再興して塔頭とした。本堂には地蔵菩薩坐像(鎌倉地蔵霊場十四番)と鶴隠周音像を安置。開基廟には十一面観音坐像(鎌倉観音霊場第三十三番)と北条時宗・貞時・高時の木像を安置されているとのこと。拝観料100円をお支払して中に入った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 45mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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17.黄梅院 聖観世音を安置している観音堂
円覚寺には、塔頭が42あったとされるが、今も17の塔頭が残っているそうだ。円覚寺がある谷の一番奥にあるのが黄梅院だった。黄梅院は観応2年(1351年)に示寂した第15世夢窓疎石の塔所で、文和3年(1354年)に弟子の方外宏遠によって創設された。境内最奥の地で華厳塔が建っていた場所である。当時の状況を描く円覚寺境内絵図(1333~1335年頃)に三重塔が描かれているが、これが華厳塔であろう。足利将軍家や鎌倉御所の手厚い保護を受け、関東夢窓派の拠点として栄えたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.モミジと竹林
方丈のそばに竹林があった。竹林の緑とモミジの赤がきれいだ。

​Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 42mm ISO​450​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.百観音霊場 -1
方丈の中に百観音霊場という所があり、石仏が並んでいる。​・・・​江戸時代,拙叟尊者(せっそうそんじゃ)が​百態の石仏を岩窟に奉安したことが​由緒となり、明治に至って今北洪川​老​師​が整備した。・・・と説明板があった。​   

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​640​秒 ​18​mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.百観音霊場 -2​
「仮想旅へ」というブログを拝見したら、次のようなことが記されていた。​・・・「拙叟尊者」とはどんな人だったか全くわかりません。尊者とは敬称でありますから、お坊様では無くて「在家でありながら尊い人」、そんな人だったのでしょう。拙叟さんが塔頭(松嶺院)の奥の岩屋に閉じこもって、観音像を彫った訳でした。円覚寺の観音像は一味も​、​ふた味も違っているのです。観音像はどれも「浮世絵」から出てきたような細面、かぎ目、厚い唇の美人なのです。時代の雰囲気や美意識は絵にも彫刻にも現れるものです。​・・・​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​500​秒 ​24​mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.方丈のガラス戸に映るモミジ
方丈の引き戸のガラスにモミジが映っていた。

​Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​250秒 ​56​mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.山門とモミジ
方丈から山門へと戻ってきた。ここは半ば紅葉したモミジが陽の光を浴びていた。​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​60秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.山門から総門を見る
時刻は11時少し前、参拝者がどんどん入ってくる。それにしてもこの日は良い天気だった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5​ 1/​160秒 30mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.総門を出る
円覚寺の紅葉を堪能し、次の目的地である明月院へ移動しようと総門を出た。石段に垂れる目の前のモミジもまた素晴らしく美しい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4. 1/​125秒 ​14​mm ISO​80​ ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
25.北鎌倉駅
​50年近く前になるが結婚したころ、7年間はこの駅から​毎朝東京へ通勤していた。記憶では朝7時半ごろの電車に乗っていたと思う。しかし、その頃からこの駅の佇まいはほとんど変わっていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/​640秒 ​122mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2015年12月21日

蝶 自選年間ベスト10 (​8) 2010年

愛用している Nikon D300 ​に不満はないのだが、​2010年5月に Nikon D5000 を手に入れた。理由は二つある。一つは D300 は少し重たい。もう一つは D5000 はフリー・アングルのモニターでライブ・ビュー撮影が可能になった。ただし、古いタイプのAF NIKKOR レンズおよびその互換レンズはAFが機能しない。D300 に付けていたmacroレンズの Tokina100mm やSIGMA105mm はマニュアル・フォーカスでしか使えない。そこで、D5000 を使うときは、しばらくは2007年6月に購入した NIKKOR VR 18-200mm を使用していた。
 この年は、6回目のグァム島へのゴルフ・ツアーでヤエヤマムラサキなどを撮った。10月末から11月初めのトルコ旅行では、ヨーロッパアカタテハなどを遺跡で撮ったのだが良い写真は撮れなかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ギフチョウとマメザクラ 2010年4月6日 神奈川県相模原市
ほぼ毎年のように訪れている藤野町で撮った。毎年、ギフチョウが発生する時期はほとんど変わらないが、その時に咲いている花は年によって異なる。この年はマメザクラが咲いていて、そのマメザクラにギフチョウが訪れた。この写真は平成23年の年賀はがきの写真に使った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F9 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.春のベニシジミ 2010年4月13日 横浜市舞岡公園 
舞岡公園の春は一斉にやってくる。ハルジオンが咲き、ヒメオドリコソウが咲く。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​2000​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 3.黄色に黒 ジャコウアゲハ♂ 2010年5月8日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
  南足柄は毎年、ウスバシロチョウと黒いアゲハたちの春型を撮りに行くところ。ナノハナ畑にジャコウアゲハの♂が休んでいた。

​Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
   絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​800​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 4.モンキアゲハ♂ 2010年5月15日​ ​横浜市舞岡公園 
タニウツギのピンクの花が咲いていた。昼過ぎ、モンキアゲハやナガサキアゲハが吸蜜にくる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F​5.6​ 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 5.ミドリシジミ開翅 2010年6月11日 横浜市舞岡公園 ​
​なかなか翅を開いてくれないミドリシジミの♂だが、美しい金属光沢を披露してくれた。

​Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​00​0秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 6.​キタキチョウ 2010年7月31日 横浜市舞岡公園
夏の舞岡公園は蝶が少なくなる。キタキチョウは元気に飛んでいるがなかなか良い写真が撮れない。可憐さが表現できれば良いのだが。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1400秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウラギンヒョウモン 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の終わりに信州へ高原の蝶を撮りに行った。湿原の広がりを撮るには、蝶に少なくとも10cmくらいに近づいて広角レンズで撮らなくてはならないが、コンパクトデジカメのマクロで撮ると被写界深度が深く、背景も表現できる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​5​00秒 ​7​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.サカハチチョウ夏型 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
サカハチチョウは春型の方が撮る機会が多いが、夏型の装いの方が好きだ。イタドリの花に来ていた。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​1600​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 9.クジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
  湿原の草地に咲くノアザミの花に鮮やかなクジャクチョウが止まっている。何とか背後に広がる湿原を映しこみたかったが、如何せん蝶までの距離が離れていた。しかし、これはこれで良い写真になったと思う。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
  絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし​
;クリックすると大きな写真になります。 10.ジャノメチョウ 2010年8月21日 長野県美ヶ原山麓三城
  ルドベキアという花でジャノメチョウが吸蜜していた。ジャノメチョウは関東周辺のゴルフ場などで、ゴルフを楽しんでいる折にもしばしば見かけるほど珍しくもない蝶だが、なかなかきれいに撮れない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
  絞り優先オートで撮影  ( F​5.6​ 1/​640​秒 100mm ISO400 ) 露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ヤエヤマムラサキ 2010年1月29日 グァム島マンギラオ・ゴルフ・クラブ
  マンギラオ・ゴルフ・クラブでアウトコースのプレーを終え、スルーで、海沿いのコースが広がるインコースへ向かう。途中、赤い花をつけた樹があり、そこに黒い蝶たちが集まっていた。前の組と少し詰まっていたので、同伴者に頼んで少しのあいだ写真を撮らせてもらった。花はテイキンザクラといい、マルバネルリマダラも好きな花だ。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f4 1/​640秒 ​7​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.高原のクジャクチョウ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原
夏の青空のもと、広々とした八島が原湿原を背景にクジャクチョウを狙っていた。もう少し翅表が見えるような位置にいてくれたらなお良かったのだ。こういう写真は被写界深度の深い広角レンズで蝶に寄って撮るのだが、レンズの焦点距離が短いコンパクト・デジカメのワイド端のマクロは、腕を伸ばしてモニターで撮影できることもあって、画質こそ期待できないが、その代わりをしてくれる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​125秒 ​10​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ミヤマシジミ 2010年8月21日 長野県八島が原湿原​
​ヒメシジミと良く似ているがこれはミヤマシジミのようだ。後翅の黒班がつながっている。 ​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.​ウラナミシジミ 2010年10月16日 横浜市舞岡公園 
​セイタカアワダチソウなど秋の花が咲く舞岡公園で、コセンダングサの花で吸蜜していたウラナミシジミが翅を開いてくれた。背景のボケもきれいでファンタジックな写真になった。​

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1​640​秒 200mm ISO400 ) 露出補正 ​なし


2015年12月18日

江戸城ウォーキング (2) 12月1日

「江戸城歴史ウォーキング」の一行32名はガイドさんの案内に従って中之門跡から御殿の領域にに入った。中之門跡【江戸城内最大級の巨石】・・・大番所・・・中雀門【本丸に通じる最後の門】 ・・・本丸御殿跡【大奥があった】・・・​展望台・・・​富士見櫓【現存する唯一の三重櫓】・・・松之大廊下跡【元禄赤穂事件発生の場所】・・・富士見多聞【長屋造りの武器庫】・・・石室・・・​天守台【天守閣跡】・・・汐見坂​(遠望)​・・・北桔橋門【東御苑の出入口】・・・北の丸公園・・・田安門と進む。
 途中になってしまったが環境省のホームページにあった皇居外苑案内図を参考にさせていただいたので転載させていただく。

ガイドさんが2本の大きな木を指さして、「ここからが本丸です」と教えてくれた。眼の前には本丸御殿のあった広い芝生が広がっていた。今上天皇が即位されたときは平成2年(1990年)11月12日に即位の礼が皇居正殿で行われ、11月22日から23日に大嘗祭が行われている。大嘗祭のための祭場である大嘗宮は、この広大な芝生の本丸跡に5日間で建てられ、祭後ただちに撤去された。トイレ休憩を兼ねて立ち寄った本丸休憩所には、その大嘗宮の模型が置いてあったがそれは立派なものだった。
  江戸城にはなぜ天守閣がないのかなど、今まであまり疑問に思ったことはなかったが、そのことについてもガイドさんは要領よく説明してくれた。
  北桔橋門で大手門でもらった入場証をお返し、東御苑の外に出る。そのまま歩いて北の丸公園へ行く。一旦、その出口である田安門まで行き、その説明を聞いて、再び北の丸公園の芝生へ戻ってきた。そこでなだ万のお弁当を配られ、思い思いのところで昼食をとって自由解散となった。九段下駅へで出て半蔵門線に乗り、渋谷経由で横浜に戻った。

27.大番所
中之門跡を過ぎて右側に大番所がある。本丸の中にあり、大判所の役割は極めて大きかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 30mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.中雀門跡の石垣
本丸御殿に通じる最後の門。日光門主と徳川御三家もこの門で乗り物を降りて徒歩で本丸御殿に向かったという。この石垣の黒い石は元々 家光が造営した三代目天守台の石(伊豆石)を、天守炎上後さすがにボロボロになったのでバラして中雀門の石垣に再利用したとか。そしてこの中雀門も、幕末の大火で燃えてしまい、この伊豆石は二度の大火に見舞われたことになる。焼けて表面が剥がれているのが見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.本丸御殿入口
目の前に広い芝生の広場が広がる。ここが本丸御殿の跡で手前に見える2本の大きな木が本丸御殿の入り口だとガイドさんが説明してくれた。かってここには、大奥・中奥・表からなる 本丸御殿が建ちならんでいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.汐見坂
二の丸跡が展望台になっている。台所櫓があったところだそうだ。ここから白鳥濠、その向こうに汐見坂が見える。あの坂から海が見えたそうだ。かって二の丸には将軍の世子やその他の御殿があった。たびたび火災に遭い慶應3年(1867年)からは再建されていない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1400秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.10月桜
本丸御殿跡の芝生広場のそばに本丸休憩所があり、そこで小休止となった。その前にはちらほらと10月桜が咲いていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/​2000秒 ​6​mm ISO​1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.本丸御殿跡
1863年に本丸御殿が焼けた。wikipediaによれば最初の本丸御殿は1606年(慶長11年)に完成、その後1622年(元和8年)、1637年(寛永14年)(同16年焼失)、同17年(明暦の大火で焼失)、1659年(万治2年)(1844年(弘化元年)焼失)、1845年(弘化2年)(1859年(安政6年)焼失)、1860年(万延元年)(1863年(文久3年)焼失)と再建・焼失を繰り返している。5回も再建された本丸御殿だが、文久の焼失以降は再建されずに、その機能を西ノ丸御殿に移している。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/​2500秒 ​7mm ISO​1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.本丸跡果樹園
皇居東御苑に江戸時代の品種である果樹を植えれば,訪れる人々に とっても興味深いことではないかとの(今上)天皇陛下のお考えを受けて、皇居東御苑本丸地区に果樹古品種を植栽した果樹園が整備された。これは柿の一種のようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 70mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.富士見櫓
1863年の明暦の大火で本丸御殿が焼けたあと、4代将軍家綱が天守閣を再建しようとしたが、3代将軍家光の異母弟で、家光と4代将軍家綱を輔佐し幕閣に重きをなした保科正之に天守閣再建より江戸市民のために金を使えと意見され、それに従った。当時千住大橋しかなかった隅田川に両国橋を造った。家綱はこの富士見櫓を天守と思えとふれたとガイドさんは説明してくれた。現在の富士見櫓は明暦の大火の後、1659年(万治2年)に再建されたもので、高さは15.5mある。関東大震災で倒壊したが、主要部材に旧材を用いて修復されたものが残っている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 50mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.イロハモミジ
南西の角にある富士見櫓を見てまた戻ってくる。東御苑にはイロハモミジの木があったがまだ緑のままだった。これはこれで美しい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO560 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
36.お茶の花
茶畑があった。「ツバキ科チャノキ」という札が差してあった。チャノキの花は10月~12月に咲くが少しだけ残っていた花をガイドさんが教えてくれた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​320秒 ​6mm ISO​1000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.竹林 キッコウチク
皇居東御苑にある竹林は13種の竹が植栽されている。竹林というより、竹の種毎の坪庭のようだ。それらは、天皇陛下のご意向で、お印が若竹(わかたけ)であった昭和天皇の時代に献上され、皇居吹上御苑で増えた株を分け、移植したものだそうだ。 この竹はキッコウチクという亀の甲のような節をしている。一般財団法人国民公園協会 皇居外苑のホームページに自然歩きマップというのがあったので載せさせていただいた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.竹林 キンメイモウソウ -1
節を挟んで交互に竹の肌の色模様が異なる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.竹林 キンメイモウソウ -2
ネットで調べてみたところ、モウソウチク(金明孟宗竹)の稈が黄金色になり、芽溝部に淡緑色の縦縞が節毎に交互に出現している珍品とある。国の天然記念物に指定されている。この種は突然変異によって発現するため、時には普通のモウソウチク林から突如発生するという珍事が起こるそうだ。 キンメイモウソウは普通のモウソウチクと同様に大変生活力が旺盛なことから、庭園用に栽培されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO2500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.タチバナ
皇居東御苑には、実に数百種の植物が管理され育てられているという。武蔵野の 多くの野草、雑木が各所で見られる。.日本に古くから野生していた日本固有の柑橘であるタチバナがあった。果実は滑らかで、直径3 センチメートルほど。キシュウミカンやウンシュウミカンに似た外見をしているが、酸味が強く生食用には向かないため、マーマレードなどの加工品にされることがあるという。どなたかが「食べられるのですか?」と聞いたところガイドさんの答えは「食べられますよ。でも、食べると大変なことになりますよ。」だった。1937年に制定された文化勲章は橘をデザインしている。wikipediaをみると昭和天皇の意向で意匠が橘花とされたとする説があるという。タチバナは永劫悠久の意味を有してゐるものであり、その悠久性永遠性は文化の永久性を表現するのに最も適するものとの聖慮と拜察されるとあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO2500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.天守台
高さ11mほどの天守台が残っている。江戸城の天守は慶長度(1607年)・元和度(1623年)・寛永度(1638年)と三度築かれているそうだ。家光の天守は60mあった。1657年にその寛永度天守が焼失した後、ただちに再建が計画され、現在も残る御影石の天守台が前田綱紀によって築かれたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 22mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.紅葉
紅葉している木は多くはなかったが、この天守台近くの紅葉は赤く色づいていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
43.天守台から本丸跡を眺める
本丸御殿跡の東側を歩いて、松之大廊下跡、富士見多聞石室を見て天守台が見えるところまで来た。天守台は本丸御殿の北側にある。本丸御殿は表・中奥・大奥が南から北にこの順で存在していた。表は将軍謁見や諸役人の執務場、中奥は将軍の生活空間であるが、政務もここで行っていた。大奥は将軍の夫人や女中が生活する空間である。大奥は表や中奥とは銅塀で遮られていたそうだ。大奥と言えば春日局だが、ガイドさんの説明では、春日局は女性の地位を向上させ、大奥取締りを設け、老中と同等の給料にしたそうだ。また大奥に仕える女性は最低でも今のお金で約200万円の年収があった。年金制度も作ったという。明暦の大火では神田が火元で高さ60mの天守閣が燃え、本丸も燃えた。この時将軍家綱以下幕閣は西の丸に移ったという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
44.天守台の石垣と桃華楽堂
桃華楽堂は、昭和41年2月に完成し収容人員200名の音楽堂で、音楽好きの昭和天皇の皇后である香淳皇后(こうじゅんこうごう)の還暦記念として建設された。屋根は、テッセンの花弁を形どっている。八つある壁画は、各画とも大きく羽ばたく鳥を中央に、それぞれ日月星、松竹梅、楽の音などをイメージした図柄が陶片で描かれている。香淳皇后のお印の「桃」にちなんで命名されたそうだ。東京の建築遺産50選の一つで建築家今井兼次氏の基本設計。ここで行われる音楽会の会場に入ることは困難なようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.天守台石垣
ただただ立派な石垣と感心する。使用された石は伊豆石から御影石に変えて、より精緻な切石で積まれたそうだ。もとの伊豆石の石材のうち、再利用できるものは中雀門前の石垣に転用された。東京五輪に合わせて江戸城天守閣を再建しようという話がある。再建には300億円、いや500億円かかるそうだ。江戸城再建を提案するのは、認定NPO法人「江戸城天守を再建する会」(理事長 小竹直隆氏)だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
46.大手濠 北桔橋門を出る
天守台を見た後 北桔橋門で入場証を北桔橋門の守衛さんに返却して城外に出る。北桔橋門は本丸の背後に位置し、本丸御殿に至近の地点であったので、はね橋であり、その濠は深く石塁は堅固であった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.江戸城米倉
現在毎日新聞本社のあるところは江戸城の米倉だったと説明があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
48.北の丸の主 大銀杏
北桔橋門を出て、真っ直ぐ北の丸公園へ行く。途中北の丸の主と言われる大銀杏があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 23mm ISO200 ) 露出補正 なし
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49.田安門
北の丸公園を抜けて田安門に来た。ガイドさんの説明はここが最後だ。田安門は江戸城で一番古い門でおよそ380年前に建てられた。門名の由来は、門内には田安台といって、はじめ百姓地で田安大明神があったので門名に称としたといわれている。田安門は、寛永13年(1636)に建てられたと考えられ、昭和38年には解体修理が行われた。北面する高麗門(一の門)とその西側に直交する渡櫓門(二の門)からなる枡形門である。これはその渡櫓門の手前から石垣の上に見える弥生慰霊堂を見たところ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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50.枡形門の田安門高麗門
これは田安門の北側、つまり九段下の方へ下りる最後の門である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 34mm ISO220 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.職人の残した文字
高麗門の扉の蝶番に「寛永十三・・・」と掘られた製作に携わったと考えられる職人の文字があった。確かに380年近く前だ。ガイドさんに教えてもらわなければわからなかった。たまたま通りかかった近所の年配の方がこのガイドさんの説明を小耳にはさみ「毎日のようにここを通っているが知らなかった。勉強になった。」と言っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO4500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.田安門を振り返る
昭和38年に解体修理が行われたという渡櫓門を高麗門側から見た。ここから再び北の丸公園の芝生まで戻り、お弁当が配られた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO450 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.北の丸公園の芝生前でお弁当
弁当を食べていると、スズメ、カラスが傍にくる。まだ1時を過ぎたばかりなのに冬の日差しは傾き始める。プログラムオートで撮っているがG12の動作がおかしい?気付かぬうちに何かダイヤルを動かしてしまったらしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/​1250秒 ​6mm ISO​1000 ) 露出補正 なし
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54.常燈明台
高麗門を出て靖国通りに下りる。靖国通りに出て右へ行き東京メトロの九段下駅に出るのだが、左手を見るとこの石造りの塔が見えた。千代田区観光協会のホームページによれば、この石塔は靖国神社正面の常夜灯として明治​4​年(​1871​)に建設され​​た​とのこと。靖国神社(当時は東京招魂社)に祭られた霊のために建てられたといわれて​いる。​。正式には高燈篭と​いうのだ​が、常燈明台ともいわれて​いる。当時、九段坂の上からは、遠く筑波山や房州の山々まで見渡すことができ、品川沖を行きかう船にとっては大変良い目印として灯台の役目も果たし​たそうだ​。当初は靖国通りをはさんで反対側に建てられていたが、道路の改修に伴い昭和​5​年(​1930​)に現在地に移転した。午後2時に九段下から地下鉄半蔵門線に乗り、渋谷経由で横浜に帰り着いた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/​1250秒 ​6mm ISO​1000 ) 露出補正 なし
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2015年12月14日

江戸城ウォーキング (1) 12月1日 

ある旅行会社が企画した「江戸城歴史ウォーキング」というコースに参加した。 ​ ​JR東京駅丸の内中央口(9:​5​0)集合・・・和田倉門​左折​・・・​皇居外苑・・馬場咲門右折・・・正門石橋・・・二重橋・・・​坂下門・・・桔梗門、桜田二重櫓・・・大手門【江戸城の正門】・・・ 大手三の門【同心番所】・・・百人番所・・・中ノ門跡【江戸城内最大級の巨石】・・・大番所・・・中雀門【本丸に通じる最後の門】 ・・・本丸御殿跡【大奥があった】・・・​展望台・・・​富士見櫓【現存する唯一の三重櫓】・・・松之大廊下跡【元禄赤穂事件発生の場所】・・・富士見多聞【長屋造りの武器庫】・・・石室・・・​天守台【天守閣跡】・・・汐見坂​(遠望)​・・・北桔橋門【東御苑の出入口】・・・北の丸公園・・・田安門​・・・そこから再び北の丸公園に戻って[なだ万]謹製のお弁当が配られた。​
 江戸城のことは普段いろいろ見聞きすることはあるものの実はその歴史の多くは理解していない。​ ガイドの方が付いてくれて説明をしてくださった。なかなか解り易い説明で​とても有意義な半日だった。

1.東京駅北口ドーム
東京駅には9時20分ごろに着いた。北口改札を出ると朝の光が差し込んだドームの天井があった。 ​

​Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels​
プログラムオートで撮影 ( f4 1/​160​秒 ​6​mm ISO​8​00 ) 露出補正 なし
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2.丸ビル
集合場所は東京駅の「丸の内中央口を出たところ」だった。集合時間になると点呼がとられ、ガイドさんが紹介された。32名が参加している。まず、ガイドさんから、丸ビルは32万石の岡山藩池田家の上屋敷があったところだと説明された。​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/​1250秒 ​6​mm ISO​8​00 ) 露出補正 なし
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3.旧国鉄本社 現在は丸の内オアゾ
このビルは旧国鉄本社のあったところ。熊本細川家54万石の上屋敷のあったところで、このあたりにあった江戸藩邸として最も大きい大名だったという。ちなみに前田家の江戸藩邸は東大本郷キャンパスにある。東大赤門は旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門であり、1827年に第12代藩主前田斉泰が第11代将軍徳川家斉の第21女、溶姫を迎える際に造られたそうだ。国の重要文化財とのこと。東京国際フォーラムのあるところは坂本龍馬の藩である土佐藩山内家の江戸藩邸があったそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/​12500秒 ​9mm ISO​8​00 ) 露出補正 なし
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4.和田倉門交差点
一行32名がぞろぞろと行幸通りを真っ直ぐに進んで、和田倉門の交差点に出る。和田倉門はかって江戸城の守衛のために築かれた内郭門の一つだそうだ。橋を渡ると皇居外苑側には枡形石垣があり、橋と一体で門を構成している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 38mm ISO200 ) 露出補正 なし
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5.コサギ
​和田倉橋​を渡るとコサギがいた。​和田倉橋の左側は馬場先濠。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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6.和田倉濠と石垣
江戸城の石垣の構造は打込み接ぎ(はぎ)と切込み接ぎとがある。打込み接ぎは表面に出る石の角や面をたたき、平たくし石同士の接合面に隙間を減らして積み上げる方法である。関ヶ原の戦い以後、この手法が盛んに用いられた。野面積みより高く、急な勾配が可能になる。一方、切込み接ぎは方形に整形した石材を密着させ、積み上げる方法である。慶長5年(1600年)以降、隅石の加工から徐々に平石にまでわたるようになり、江戸時代初期(元和期)以降に多用されるようになったそうだ。石材同士が密着しているので排水できないため排水口が設けられる。江戸城の石垣は切込み接ぎが多く用いられているが、この積み方は時間を要する。ここは打込み接ぎだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.切込み接ぎの石垣
こちらは切込み接ぎの石垣だ。隙間がなく形を整えられた石が積まれている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.皇居前広場
​皇居前広場は​芝生と黒松が植わっている広場​で、珍しいとガイドさんは言う。​皇紀2600年を記念して​今のような姿になった​そうだ​。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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9.丸の内のビル街
皇居前広場からは丸の内や日比谷のビル街が眺められる。この写真の後ろ側は内堀通りが縦貫する。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.二重橋と伏見櫓
私は二重橋を見たことがない。写真などで見るめがねのような橋が二重橋とばかり思っていたが、本当の二重橋はその奥にある橋だという。その向こうに見えるのは伏見櫓で江戸城築城の第二期(三代将軍家光の時)の寛永五年(1628年)に京都伏見城から移築したものと伝えられている。それ以来燃えたことがないとガイドさんが話してくれた。東日本大震災の時白壁をつくりかえた。別名で「月見櫓」とも呼ばれており、皇居で最も美しい櫓と言われ櫓の高さ約13.4メートルあるそうだ。もっと先の正面石橋の近くまで行けるようなので行ってみたかったがガイドさんは右へ曲がってしまった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.ほんとの二重橋
これが二重橋と思っていた石の橋の向こう側に鉄の橋が見える。堀が大変深く、江戸時代には補強のため橋桁を上下二重に組んで橋の上に橋を作っていたので二重橋と呼ばれていたそうだ。明治になって鉄製になったので「正門鉄橋」が正式名称になっているという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1640秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.正門石橋
私はこのメガネのような橋を二重橋とばかり思っていた。一般的にはそうだと思う。しかし、これは「めがね橋」でも、「二重橋」でもなく正式名称を「正門石橋」というそうだ。しかし、今朝配られた「江戸城歴史ウォーキング散策マップ」には二重橋となっている。手前の「正門石橋」と奥の「正門鉄橋」を合わせて二重橋が通称になっていると記されていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 40mm ISO200 ) 露出補正 なし
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13.正門石橋と正門鉄橋
この位置から見ると正門石橋と正門鉄橋が良くわかる。もっと先まで行けるようなので行ってみたかったが。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 45mm ISO200 ) 露出補正 なし
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14.坂下門
内堀の前を歩いて坂下門に出た。手前の橋は皇居外苑から皇居(旧江戸城西の丸)に通じる土橋で坂下門橋という。門内の近くに宮内庁がある。坂下門は江戸城西の丸造営直後に造られたと伝えられていて西の丸大奥に近く、西の丸の通用門として利用されていたが、今は宮内庁の出入口となっている。文久2年(1862)1月、老中安藤対馬守がこの門外で水戸浪士に襲われたのが「坂下門外の変」だ。この中には入れない。正月・天皇誕生日の一般参賀の際の出口のひとつとして指定されており、一般人が通れるのはこの機会以外にはないそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.坂下門と宮内庁
坂下門を左手に見ながら桔梗門(内桜田門)へ歩く。左手は蛤濠だ。宮内庁の建物が見える。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
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16.桔梗門(内桜田門)
三の丸への出入り口だそうだ。かってこの門の瓦などに太田道灌の家紋である桔梗の紋が施されていたことから桔梗門と呼ばれる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 42mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.桜田二重櫓(巽櫓)と内桜田門 その奥に富士見櫓
桜田二重櫓(巽櫓)は江戸城に残る唯一の隅櫓だそうだ。明暦の大火のあと1659年以来焼けていない。本丸から見て巽の方角にあるので巽櫓桜田二重櫓(巽櫓)ともいう。関東大震災で損壊したのちに解体して復元されている。歩いてきた内桜田門の奥に三重櫓である富士見櫓が見えた。天守閣が明暦3年(1657年)の大火で焼失した後は復旧されなかったので、富士見櫓が天守閣に代用されたと伝えられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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18.桜田二重櫓(巽櫓)
石落としが備わっており、実戦的な櫓としてつくられたという。直角に曲がる桔梗濠には藻(アオコ)が生えている。お堀の水はどう流れているのだろうか?ネットで検索してみる。江戸時代から明治時代の中頃までは、お濠は江戸の六上水の一つである「玉川上水」と接続しており、玉川上水は最も水位の高い半蔵濠、千鳥ヶ淵に流れ込んで、各濠の水門を順繰りに下りながら、最も低位の日比谷濠から江戸湾(東京湾)に流れ出るという「きれいな水の循環」が作られていたという。ところが時代は過ぎ、1965年(昭和40年)、それまでお濠に流れ込んできていた玉川上水が完全に廃止され、きれいな水の供給は途切れ、お濠の水はほとんど雨水に頼らざるを得なくなった。水たまりになったのだ。それに加えて、外苑濠には長年にわたり周囲からの落葉等が流れ込んでくる。このような状況を受け、濠を管理する環境省では、平成7年から濠水浄化施設の運用を行うなどの対策を行ってはきた。平成25年4月から運転を開始している「新濠水浄化施設」という新しい浄化施設は、「高速凝集沈殿方式」という方式を採用したもので、浄化性能が高く、一日当たり最大2万トンの濠水を浄化する能力があるという。詳しく皇居外苑の濠水浄化施設についてという「国民公園協会 皇居外苑」のwebサイトにでていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
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19.大手門
桔梗濠に沿って歩いていくと大手門が見えてきた。大手門は城と城下町をつないだ江戸城の正門だ。1万石以上の大名と役高500石以上の役人以外は大手門の手前で乗り物を降り供回りは数人に制限されたという。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 52mm ISO200 ) 露出補正 なし
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20.皇居東御苑への入り口 大手門
桔梗濠と大手濠の間にかかる土橋の向こうに枡形になった大手門の高麗門(正門)がある。一行32名はここで守衛さんから入場証をいただき中に入った。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 32mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.大手門と渡櫓門
高麗門を入って枡形になった右手に石垣で囲まれた立派な入母屋造りの渡櫓(わたりやぐら)を持つ大きな櫓門がある。枡形門は、敵の侵入を防ぎ、味方の出撃を容易にする構造となっている。一の門(高麗門)は狭くて多勢では入れず、入ると三方の石垣から弓、鉄砲の攻撃ができるようになっていた。江戸時代も火災・震災のたびに再建されてきた。1957年の明暦の大火の際も10か月で再建された。1923年の関東大震災でも大破、2年後に渡櫓を解体し両側の石垣を築き直す大修理が行われた。太平洋戦争末期の1945年4月13日、渡櫓は全焼。1965~67年にかけて復元工事を行った。一方、高麗門はほぼ江戸時代の様子をとどめているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.旧大手門渡櫓の鯱
1945年(昭和20年)4月、太平洋戦争戦災で焼失した旧渡櫓の屋根に飾られていた鯱。頭部に「明暦三丁酉」と刻んであることから明暦の大火(1657年)で焼失したのち再建された時に作られたと推定される。今の大手門渡櫓は1968年(昭和43年)に再建されたものと説明書きがあった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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23.矢穴
大手門の石垣に残る矢穴である。矢穴とは石垣の石を切り出す際に大きな岩にミシン目のように穴を穿ち、鉄の矢を打ち込んだ穴だそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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24.大手門の門扉
大手門渡櫓門の門扉。蝶番を見てもとても古いようだ。戦災で全焼したときにはこの門扉も焼けたろうと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.東御苑 同心番所
大手門の渡櫓門を出て左に歩いていくと右手に同心番所があった。城の奥の番所ほど位の上の役人が詰めていた。ここ同心番所は同心が詰め主として登城する大名の伴の監視にあたっていたという。この同心番所の手前が大手三之門の跡だそうだ。御殿の入り口であり、ここでで御三家(尾張・紀州・水戸の3徳川家)を除くすべての大名・役人は、駕籠をおりて徒歩にて入門した。この先左手に百人番所があり、右に中之門跡の石垣がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 18mm ISO500 ) 露出補正 なし
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26.中之門跡
ここから江戸城の雰囲気が変わるとガイドさんが説明してくれた。ネットの竹橋ガイドというサイトによると、この中之門の石垣は1638年(寛永15年)にその原形が普請され、1657(明暦3)年の明暦の大火で焼け、1658(万治元)年に熊本藩主・細川綱利により再構築され、1703(元禄16)年に起きた地震でも被害を受け、翌年に鳥取藩主・池田吉明によって修復された。その後、明治政府によって取り壊されたという説と、関東大震災で大破したまま再建されなかったという説を聞いたが、確認できいないとのこと。傍に建てられていた説明札では、皇居内の石垣は特別史跡「江戸城跡」に指定されている。「本丸中之門石垣」修復工事は平成17年8月~平成19年3月にかけて行われた。石垣は江戸城の中でも最大級の巨石が使われ布積みという技法で積まれている。この中之門石垣には本丸御殿への登城口として渡櫓門が配置されていたと解説されている。また、石垣は白い花崗岩と黒い安山岩とで築かれていて、白い花崗岩は瀬戸内の犬島か小豆島あたりから、黒い安山岩は東伊豆から運ばれたものであるそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 26mm ISO500 ) 露出補正 なし
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2015年12月10日

神宮外苑のクラシック・カー・フェスティバル ・・・ 懐かしいクルマの思い出 11月29日

この日の昼、大学の体育会各部同期の忘年会が日本橋であった。会は正午に始まり、総勢約60人が集まる賑やかな会になった。2時半に信濃町で用事があったので、お開きになる少し前に中座した。信濃町での用事はあまり時間が掛からずに済んだので、秋晴れの神宮外苑を歩いて地下鉄の外苑前駅まで歩こうと思い車で通ることの多い周回道路へ出る。一昨年だったか、マイカーで首都高速の外苑出口をでて、この周回道路に入るところで一時停止違反で違反切符を切られたことを思いだす。

外苑前駅へ続く銀杏並木を見ようと、歩きはじめると右側の絵画館のあたりがとても賑やかだ。何が行われているのだろうかと入ってみたところ、「CLASSIC CAR FESTIVAL in JINGU GAIEN]が開催されていて 沢山のクラッシック・カーが並んでいた。愛知県のトヨタ博物館所蔵の珠玉のクラッシク・カーとオーナー所有の愛車約100台が所狭しと聖徳記念絵画館前の広場に展示されている。
 もうすっかり日が西に傾きかけている時間だが、ラッキーな時に来たと思い、はや足ながらじっくりと見て歩いた。配られていたリーフレットにクラシックという言葉は単に「古典」「古いもの」ということではなく、「時代を超えて愛され続ける普遍的な芸術などに使われる最高級の褒め言葉ある」というトヨタ博物館の館長さんのことばがあった。確かに並んでいる車たちを見ると陳腐さを感じさせない美しさがある。
 約1時間ほど楽しませてもらった。イギルス、アメリカ、ドイツ、イタリアなどの名車とともに国産車も多く展示されていたが、私にとっても運転したことのある車がいくつかあってとても懐かしかった。
 帰りは銀杏並木を通ったが、イチョウ祭りも行われていて、大勢の人で賑わっていた。あちこちから中国語も聞こえてきていた。
 展示されていた車両の解説は当日配布されたリーフレットとウィキペヂア等を参考にさせていただいた。

1.聖徳記念絵画館
信濃町駅前の歩道橋を渡って神宮外苑の中に入る。青山通りの青山2丁目交差点を目指して外苑周回道路を歩いていくと右手に聖徳記念絵画館が見える。なにやら賑わっているので立ち寄ってみる。聖徳記念絵画館へは小学生の頃に課外授業で来たことがある。幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた歴史的・文化的にも貴重な大きな絵画が展示されている。また、勤務先のお得意様との懇親野球のため軟式野球のグランドを確保するのにこの建物の中にある管理事務所に朝6時にその整理券を取りに来たこともあった。聖徳記念絵画館の前にはたくさんのクラシイク・カーが並べられていた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/800秒 7mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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2.1957年式 トヨペット クラウン
手近なところから見ていく。展示されている車にはトヨタ博物館所蔵のクルマとオーナー所有の車があった。これはオーナー所有の車である。初めての恰好いい国産乗用車だった。私が免許証を取ったのは昭和37年(1962年)だ。今も付き合いのある学生時代の友人のこの形式のクラウンを運転させていただき、山中湖へ行った帰りに前で停車した軽自動車にポコンと当ててしまった。前の車のドライバーは良いおじさんで「学生さんか。ちょっとへこんだけどしょうがないな」と許してくれた。クラウンの前もちょっとへこんだが、これも許していただいた。申し訳なく思っている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/800秒 7mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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3.1962年式 トヨペット クラウン
この形のクラウンの最後の形式だと思う。これも学生時代の友人の同じ塗色の車を運転したことがある。トヨグライドという初期の自動変速だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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4.1970年年式 グロリア スーパー デラックス
プリンス自動車は1966年に日産自動車に併合された。デラックスと名がついたクルマがやたらと多くなり、その上にスーパーもついた。カミさんの兄貴の会社にこの車があって、頼まれて運転をしたこともある。突然の豪雨に見舞われ、下から水が入り込んできた記憶がある。わたくしも2台目の車として9代目となるグロリアを購入し、そのあとも11代目後期型のグロリアに買い替えたが、それがグロリアと名の付く車の最後だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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5.1967年年式 トヨタ パブリカ800
パブリカは懐かしい。私が1964年に就職し営業職となって初めて与えられた社用車が初代のパブリカだった。空冷2気筒だったが雨が降ると時々1気筒になったこともある。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/800秒 8mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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6.1967年年式 ヒルマン インプ
今は聞くことがないヒルマンという名前が懐かしかった。16歳違う兄が確かいすゞ自動車が提携してノックダウン生産したヒルマン・ミンクスの中古車を買って乗っていた。寒い朝はエンジンがかかり難くてラジエーターにお湯をかけていたのをいたのを思い出す。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 8mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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7.1971年式 日野コンテッサ 1300クーペ
この車も懐かしい。日野自動車がルノー・4CVのライセンス生産で得た経験をもとに開発し、1961年から1967年まで[生産したリアエンジン・リアドライブの乗用車だった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/320秒 8mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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8.1859年式 オースチン A50 ケンブリッジ(日産製)
日産が1955年から60年まで生産した車である。この車を学生時代の友人の家で持っていて、その友人の山中湖にあった別荘に乗って行ったのを思いだす。運転もしたと思う。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/320秒 7mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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9.1962年式 ダットサン ブルーバード
ダットサン ブルーバード は名車と言われる車だ。これはその初代ブルーバード310型。この車も学生時代に運転させてもらった記憶がある。その後ブルーバードは車体が大きくなっていったように思う。ダットサンは黎明期以来の日産を代表するブランドであり、特に米国市場ではNissanの何倍もの認知があったにもかかわらず、1981年に日産ブランドへ統一するという方針が定められ日産ブルーバードと呼ばれるようになっていった。それ以降順次新型車からダットサンというブランド名が外されて消滅したという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 8mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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10.1959年式 DAF600
この車は見たことがない。トヨタ博物館所蔵の車だ。戦後初のオランダ国産乗用車とのこと。当時小型車としては画期的な無段可変自動変速、いわゆるオートマや全輪独立懸架などを採用し、初物づくしのクルマと言われたそうだ。デザインは気に入らない。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 9mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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11.1918年式 フランクリン シリーズ9
これもトヨタ博物館所蔵のクルマ。早稲田大学から寄贈されたらしい。とても美しい形をしている。まさに時代を超えて愛される「クラシック」だ。当日配られたリーフレットによれば1902年創業のアメリカのフランクリン社は軽量化にこだわりアルミボデlィや木製フレームや空冷エンジンを採用するなど積極的に新技術を取り入れ、寒冷地での始動性や乗り心地、タイヤの長寿命化、メンテナンスの簡易性などを追及していたという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/160秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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12.1960年式 トヨペット クラウン
トヨタ博物館所蔵のトヨペッ クラウンで、写真3.のRS31形式1962年式クラウンのひとつ前のRS21形式である。トヨペット クラウンは何と言ってもトヨタを代表する、日本を代表する車種である。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 10mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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13.1975年 マセラッティ メクラ SS
言わずと知れた高級スポーツカーである。オーナーが運転してデモンストレーション走行があった。そのデザインは古さを感じさせない。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/80秒 16mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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14.1937年式 モーガン スリーホイラー
モーガンはイギリスの少量生産スポーツカーのメーカーだ。前方から見ていてなんか変だなと感じたのは、その名の通り後輪が一つの3輪車なのだ。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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15.1931年式 フォードモデルA フェートン
良き時代のフォードがあった。きれいに維持されているボディには慶應義塾の文字があった。慶應義塾体育会自動車部所有のクルマである。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/2000秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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16.1931年フォードモデルA フェートン ナンバープレート
このナンバープレートは何時取得したのだろうか? 日本のナンバープレートの歴史というサイトがあった。昭和30年3月28年に施行されたナンバープレートのようだ。東京都の場合は県を意味する漢字はない。車検でナンバープレートを変えずに維持しているのだろう。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/250秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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17.1931年フォードモデルA フェートン 慶應義塾体育会自動車部
慶應の自動車部は、1931年にモーター研究会として発足している。一年後の1932年、医学部モーター研究会、慶應義塾自動車協会が発足し、1933年にこの3つのクラブが合併して、慶應義塾自動車部が創立されたそうだ。その後1952年に体育会へ加入し、慶應義塾体育会自動車部となった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/640秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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18.1931年フォードモデルA フェートン エンジンルーム
平成6年卒のOBの方がボンネットを開けて説明してくださった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/100秒 9mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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19.1925年式 ロールスロイス ファンタムⅠ
オーナー所有の展示車では最も古い。ウィキペディアによればイギリスのロールス・ロイス(Rolls-Royce Ltd 、Rolls-Royce Motors )は、1929年から1991年までの間ファントムI、ファントムII、ファントムIII、ファントムIV、ファントムV、ファントムVIの6世代に渡り製造・販売していた高級サルーンとあるが、これはそれよりも古いようだ。ロールス・ロイス社の設立は1906年という。不思議に思いウィキペディアの ロールスロイス ファンタムⅠを開くと、ロールス・ロイスがシルヴァーゴーストの後継車種として1925年から1931年まで製造した大型高級自動車であるとあった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1250秒 5mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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20.1959年式 ダイハツ ミゼット
TVコマーシャルでも一世を風靡した懐かしい商用車だった。町中のいたるところで見かけた。当時ダイハツがスポンサーとなっていたコメディドラマ「やりくりアパート」(1958年-1960年)の生CMに、ドラマの主役である大村崑を起用、番組終わりのCM枠では毎回、大村がギャグ混じりで「ミゼット!」の名を連呼した。これらの拡販策は大当たりとなり、ミゼットは一躍ベストセラーとなったという。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1600秒 8mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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21.1967年式 ニッサン プリンス スカイライン 2000GT
「2代目のスカイライン1500GTのボディのフロントを20cm伸ばし、プリンスグロリアのG7エンジンにウェーバー3連キャブレタを搭載して1964年の第2回日本グランプリでポルシェとの死闘を繰り広げ"羊の皮を被った狼"としてスカG伝説が始まり、翌年にS54B型が発売になったという名車です。」とオーナーが説明されていた。2000GTのハンドルは握ったことはないが、借り物であったが1500GTは運転した記憶がある。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 8mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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22.1966年式 フォード マスタング コンパーチプル
カミさんの2番目の兄が、コンパーチプルではなかったが、一時ムスタングを所有していた。まだ娘が小さかった頃、箱根へ家族旅行をすると言ったら心良く貸してくれた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 10mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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23.1964年式 プリンス グロリア スーパー6
日本初の6気筒2000ccのG7エンジンを載せている。ボディ周囲をモールディングでぐるりと縁どった「フラットデッキスタイル」とよばれたデザインは好きだった。この車も運転した記憶がある。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 6mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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24.神宮外苑イチョウ並木
展示されていたクラシック・カーはほとんど見た。トヨタ博物館の主催だったが、他メーカーの懐かしい車も沢山あった。偶然ではあったが、とても楽しいひと時を過ごした。イチョウ並木を通って青山通りに出る。この日は土曜日で恒例のイチョウ祭りも開催中とあって、人出が多かった。外国人観光客も多く、特に中国語が多く聞こえてきた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/000秒 13mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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2015年12月 7日

雨の石神井公園散策 11月25日

ここのところ1年に2度集まっている小学校のクラス会で今秋は石神井公園へ行くことになっていた。ところがこの日に限って冷たい雨が降っている。誰かひとり雨女と呼ばれている人がいる。
 11時半に西武線の石神井公園駅で待ち合わせた。参加予定者の全員が時間通りに集まった。毎回集まる場所はメンバーそれぞれの地元近くを順番にということにしている、今回アレンジしてくれた石神井公園のすぐ近くに住むクラスメートの段取りで、地元では人気のあるイタ飯屋さんで昼食にする予定だが、12時になると満席になってしまうとのこと。そこで、そのクラスメートは少し早目にそのイタ飯屋さんへ行って人数分の席を確保してくれていた。ワインとパスタを楽しんだが、とても旨かった。しかし、我々の年齢では量が多すぎて食べきれない人もいた。

昼食後小雨の降る中を三宝寺池の方へ歩き始めた。すぐ公園の中に入る。落ち葉が地面を覆う小道は落ち着いた静寂があった。左手に池のほとりにある厳島神社をみながら進むと氷川神社があった。それぞれにお参りして石神井城跡を通って、下石神井大泉線(都道444号線)から少し入ったところにあるクラスメートのご自宅にお邪魔した。コーヒーをご馳走になったが、私ともうひとりの男性はワインをいただき、二人で1本空けてしまった。
 2時間ほど楽しい時間を過ごし、帰路に着く。案内をしていただきながら今度は石神井池(通称ボート池)を左手を見ながら石神井公園駅に着いたのは4時半を過ぎていた。お世話になった地元クラスメートに感謝する。私はタイミングよく石神井公園から横浜まで地下鉄副都心線、東横線乗り入れで乗り換えなしの特急に乗ることができた。
 新緑の頃に、ミドリシジミに会えるのを楽しみに再び石神井公園に訪れてみたいと思っている。

1.石神井公園の道
石神井公園は三宝寺池、石神井池の二つの池を中心とした公園で、園内は起伏に富み、武蔵野の自然がよく残されている。富士街道の近くにある昼食をしたイタ飯屋さんを出て、三宝寺池の西側から石神井公園に入った。落ち葉が雨に濡れて滑りやすいので注意!

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
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2.紅葉は?
石神井公園の紅葉は全般的にはまだだったが、この木はイロハモミジだろうか真っ赤に染まっていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/125秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
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3.野鳥誘致林
こんな札があった。そういえばさっきから鳥に鳴く声が聞こえる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/25秒 7mm ISO800 ) 露出補正 なし
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4.氷川神社
この石神井氷川神社は、石神井郷の総鎮守社とのこと。そのホームページによれば、神社の創建は、古く室町時代に遡る。社伝によれば、本社は応永年間(1394年-1428年)に、このあたりに勢力が大きかった豊嶋氏が、この地を護る石神井城の中に、城の守護神として祀ったのが創まりだそうだ。武蔵国一ノ宮である大宮の氷川神社から御分霊を祀ったという。みんなそれぞれに拝殿にお参りした。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
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5.氷川神社参道
参道はまっすぐ都道25号線の方に続いている。私たちは再び三宝寺池の道へ戻る。その左側池畔にはこんもりと雑木林で覆われた小高い丘があり、 そこが豊島氏の居城石神井城跡だ。回廊の様な木橋で三宝寺池を渡り丘を登るとそこが石神井城の本丸跡だ。城跡には空堀、土塁がよく整備されて保存されている。豊嶋氏は大田道灌に攻められ、善戦するもその甲斐なく退却を強いられたという。そして遂に文明9年(1477)4月18日、道灌により石神井城が攻略され、城主豊島泰経(やすつね)とその息女・照姫は池に身を投げて自害したと伝えられている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/60秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
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6.三宝寺池
三宝寺池の東側にきた。池のほとりのモミジは赤くなっているが、あまり鮮やかではない。赤くなる前に枯れているようにも見える。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/50秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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7.カルガモ
雨が落ちる池にカルガモが2羽いた。翼鏡の青が鮮やかに見える。手前が♂で向こう側が♀だろうか。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/50秒 25mm ISO800 ) 露出補正 なし
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8.落ち葉
落ち葉が雨に濡れていた。ここは三宝寺池の一番東側のあたりだ。下石神井大泉線(都道444号線)が通っていて三宝寺池前というバス停があった。クラスメートのご自宅はここからすぐ近くだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 11mm ISO800 ) 露出補正 なし
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9.石神井池
2時間ほどクラスメートのご自宅にお邪魔して、コーヒーやワインをご馳走になり、昔話にも花が咲き、楽しいひと時を過ごさせていただいた。ここから石神井池のほとりを歩いて石神井公園駅へ向かった。雨もほとんど止んでいる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/13秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
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10.静かな公園
雨上がりの夕方、公園の広場は静かだった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/6秒 18mm ISO800 ) 露出補正 なし
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11.石神井池のほとりの道
石神井公園前バス停に向かって歩く。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/20秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
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12.高級住宅地
池の反対側は高級住宅地。瀟洒な家が立ち並ぶ。すっかり暗くなってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/8秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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13.飛行機が埋まっている?
この近くに中島飛行機の軍需工場があったらしいが、ここらあたりに飛行機が埋められているという話があるという。真偽のほどはわからない。西武線の石神井公園駅まではここからそれほど時間がかからなかった。半年後の再会を楽しみに今回のクラス会は解散となった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/8秒 16mm ISO800 ) 露出補正 なし
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2015年12月 4日

上野寛永寺から恩賜公園を歩く (2) 11月24日

上野寛永寺の根本中堂を後にして右手に国立文化財機構を見ながら上野桜木を歩く。やがて左側に徳川綱吉霊廟勅額門が見えてくる。夕日に照らされて赤く映える。
 再び芸大のところへ戻ってきた。音楽学部の正門から中に入る。左側の手前に赤レンガ1号館、その奥に2号館があった。いずれも明治時代に建てられたもののようだ。そのあと、噴水広場を歩いて上野東照宮に出た。外国人観光客が多い。灯篭の並ぶ参道の奥には金色に輝く唐門と社殿が見える。右には五重塔が見えた。

そろそろ「上野やぶ蕎麦」へ行く時間が近づいてきた。春は花見で賑わう上野のお山を下る。途中、寛永寺の清水観音堂の「月の松」から暮れかけた不忍池を眺めて、京成上野駅へ出た。5時20分前に「上野やぶ蕎麦」に着き、予約してあった2階の奥の席に落ち着いた。ちょっと歩き疲れ、のども乾いていたので、友が来る前にビールを頼んでしまった。旨かった。

18.上野桜木辺り
右手に国立文化財機構の建物を見ながら上野桜木の道をのんびりと歩く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
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19.スカイツリー
今日は天気が良く空気が澄んでいる。東京スカイツリーもくっきりと見えた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
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20.綱吉霊廟勅額門 -1
やがて左手に歴代将軍の霊廟が見えてきた。夕日が当って赤く映えるのは重要文化財になっている五代将軍徳川綱吉霊廟勅額門だ。綱吉は延宝8年(1680年5月)に将軍の座につき、宝永6年(1709年)11月に63歳で没した。法名を常憲院という。勅額とは、皇帝・天皇などの為政者が国内の寺院に特に与える直筆の書で記された寺社額のこと。いくつかあった勅額門の多くは、維新後に解体されたり、第二次大戦の戦火により焼失したりしているが、宝永6年11月に竣工したこの勅額門はその霊廟とともにそれらの災いを逃れた貴重な遺構とのこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.綱吉霊廟勅額門 -2
その勅額を見つけることはできなかった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 38mm ISO400 ) 露出補正 なし
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22.東京芸術大学音楽学部赤レンガ1号館
東京都内で最古のレンガ建築と言われる東京芸術大学赤レンガ1号館・2号館は芸大音楽学部の正門守衛所の裏に並んで建てられている。。東京芸術大学の前身である東京美術学校の開設前からあるこの建物は最初の校舎であり、いわば芸大のルーツともいえる歴史的に非常に大切な建物だそうだ。1号館の竣工は1880年(明治13年)で 設計は林忠恕とのこと。教育博物館​(現在の国立科学博物館)​は1877年(明治10年)に上野公園に創設され、 1881年(明治14年)7月に東京教育博物館に改称された。 1号館は明治9年に教育博物館の書庫として建てられたもので、書籍庫として耐火を重視し、すべての開口部に鉄扉を付設するなどの不燃性を重視したつくりが幸いし、127年を経た今も現存している。暗くなってきて日が当たらないところは色が出ない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 27mm ISO4000 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.赤レンガ2号館
2号館の竣工は1885年(明治19年)で設計:は小島憲之だそうだ。1885年(明治18年)6月に湯島にあった東京図書館が上野公園に移り、 東京教育博物館と合併した。2号館は旧東京図書館書籍閲覧所の書庫として建てられた、洋小屋形式の木造屋根を持つレンガ造り建築だ。長い年月と共に風化しつつ、周りの緑と溶け込んでいる素朴な味わいの赤煉瓦造り2階建てである。半円アーチの窓に白色の桟が並び開口部鉄扉のデザインが印象的だ。シャッタースピードの下限を1/250秒に設定してたら、ISOが5600に上がってしまっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 2​3​mm ISO​5600​ ) 露出補正 なし
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24.​東京芸術大学音楽学部正門
煉瓦造りの門柱に「東京藝術大學」とかかれた看板が架かっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 2​3​mm ISO​5600​ ) 露出補正 なし
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25.​旧因州池田屋敷表門(黒門)
東京都美術館の裏手から通りの向こうに見える​旧因州池田屋敷表門(黒門)を撮った。旧丸の内大名小路(現在の丸の内3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門だそうだ。明治時代、当時の東宮御所正門として移されたのち、高松宮邸に引き継がれ、さらに昭和29年(1954)東京国立博物館の敷地内に移築されたという。重要文化財に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 112​​mm ISO​2500​ ) 露出補正 なし
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​26.​旧因州池田屋敷表門(黒門)と東京国立博物館表慶館
表慶館の屋根に夕日が当たって、この時間しか見られない光景になっていた。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​6​2​​mm ISO​500​ ) 露出補正 なし
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27.竹の台噴水広場
​竹の台噴水の現在の場所は、幕末まで寛永寺の根本中堂が建っていたが、戊辰戦争の時に焼失してしまったとのこと。明治になって本堂跡に博物館を建てることになり、その前庭として大噴水と緑地公園が計画されたという。博物館に向かって左右対称の景観 となるように作られた噴水は、日本で初めて誕生した噴水​だそうだ​。竹の台とは慈覚大師​(​​794​~​894​)が唐の五台山から竹を根分けして持ち帰り、比叡山に移植したのを、更に根分けして、寛永寺のこの噴水の付近に植えられたことからこの地名に​なったと伝えられる​。​木々も紅葉し始め、噴水の周囲に植えられた花々も美しい。

​Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​34​​mm ISO​320 ) 露出補正 なし
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28.上野東照宮上野東照宮大石鳥居​
1633年(寛永10年)酒井忠世​により奉納​された​。国指定重要文化財。石材には備前の御影石が使用されてい​るそうだ​。関東大震災の​時​も少しも傾かなかったほど頑丈だったことは当時大変驚かれ​たという。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​50mm ISO​3600 ) 露出補正 なし
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29.旧寛永寺五重塔
上野東照宮の参道を進むと右手に五重塔が見えた。​この塔はもともと上野東照宮の一部として建てられたが、明治になってから神仏分離令により寛永寺の所属となり、さらに昭和​33​年に寛永寺より東京都に寄付され、現在では上野公園の管理下にある。塔は 寛永​8​(​1631​)年に建立されたが、同​16​年​3​月に花見客の失火により焼失、現在の塔はその後直ちに再建されたもの​だそうだ​。現在、旧寛永寺の五重塔は上野動物園の中にある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​24mm ISO​1250 ) 露出補正 なし
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30.上野東照宮唐門​
大石鳥居をくぐって灯篭が立ち並ぶ参道を​進むと金色に輝く唐門がある。1651年(慶安4年)造営​、国指定重要文化財​だそうだ​。正式名称は唐破風造り四脚門​(​からはふづくりよつあしもん​)という​。柱内外の四額面には左甚五郎作の昇り龍・降り龍の彫刻があり、 毎夜不忍池の水を飲みに行くという伝説があ​る​。​残念ながら社殿の拝観は午後4時までで、中に入ることはできなかった。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​27mm ISO​720 ) 露出補正 なし
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31.絵馬
上野東照宮の境内には願い事が書かれた絵馬が​奉納されていた。中国語、英語、アラビヤ文字など外国語で書かれた絵馬のほうが日本語で願い事が記された絵馬より多かった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​40mm ISO​3200 ) 露出補正 なし
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32.石灯籠
石灯籠は全部で​200基以上あるそうで、ほとんどが現在の社殿の建築の年1651年(慶安4年)に諸大名より奉納されたものだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​60mm ISO​4000 ) 露出補正 なし
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33.上野東照宮 唐門、社殿を振り返る
参道を歩きながら​後ろを振り返って見た。唐門の上に見える社殿が立派だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO​2000 ) 露出補正 なし
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34.寛永寺清水観音堂
上野の山を下ってきて左を見上げると清水観音堂というのがあった。天海大僧正は寛永2年に、二代将軍徳川秀忠から寄進されていた上野忍が岡に平安京と比叡山の関係に倣って東叡山寛永寺を開いた。そして比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を次々と建立した中の一つが寛永8年に創建された清水観音堂だそうだ。約150年ぶりに復活した江戸時代の浮世絵師、歌川広重の代表作の一つで連作の「名所江戸百景」で描かれた「月の松」があった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​34mm ISO​2800 ) 露出補正 なし
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35.「月の松」
「月の松」に惹かれて上に上がってみた。「月も松」からは不忍池の辨天堂が眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​34mm ISO​2800 ) 露出補正 なし
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36.不忍池 辨天堂​
この時16時20分。この日の日没時間は16時30分だった。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​48mm ISO​800 ) 露出補正 なし
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37.上野駅
なんだか懐かしい上野駅だ。この建物が見られるのもあとわずかかも知れない。​この駅舎は二代目の駅舎として1932年(昭和7年)4月3日 に落成している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​66mm ISO​2200 ) 露出補正 なし
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38.鈴本演芸場
ちょうどはねたところなのだろうか、櫓太鼓の音とともに​お客さんの出入りがある。鈴本演芸場はすべて椅子席で285の座席があるという。通常興行の入場料は2800円だそうだ。新宿末広亭とともに寄席の定番だ。私はまだそのどちらにも入ったことがない。一度経験したいと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED V​R​
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​18mm ISO​6400 ) 露出補正 なし
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39.上野やぶ蕎麦​
今宵の会場「やぶ蕎麦」さんだ。年に2回程度同じメンバーでここで酒を飲んでいる。閉めの「せいろ」が楽しみでとても旨い。3時間ほどお邪魔してしまった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/​125​秒 ​30mm ISO​6400 ) 露出補正 なし
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