2009年11月アーカイブ: Studio YAMAKO

2009年11月29日

中欧旅行 その5 世界遺産の町 レーゲンスブルク

 ホーエンシュバンガウでの昼食を済ませ、私たちを乗せたバスは240km、3時間半の行程を走り、予定より少し早目の午後4時半少し前、レーゲンスブルクに着いた。
 5時には閉まってしまうというので、バスを降りて早足で大聖堂に向かった。すでに夕方となり、太陽が傾いている。大聖堂に到着してみるとまだ、5時前であったが扉が閉ざされていて、中に入ることができなかった。残念。
 町の中を歩いてドナウ川にかかる石橋のたもとにやってきた。ソーセージを食べさせる古い有名な店があった。しばし、ソーセージを食べながら暮れゆくドナウ川のほとりで思い思いの時間を過ごした後、バスに戻り、プラハに向け、またまた、約260km、4時間の長距離移動となった。外は暗く、サービスエリアでトイレ休憩になるまで、寝入ってしまった。ドイツとはお別れである。
1.夕暮れのレーゲンスブルク
ドナウ川である。右側はドナウ川にかかる石橋。向こうに見えるのは大聖堂の尖塔である。レーゲンスヴルクは2006年に世界遺産に登録された。かってケルト族が支配していたこの地の歴史は179年、ローマ軍の駐屯地として始まる。現在の人口は約128,000人。時刻は午後4時30分、暗い。ISOは1400になった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 36mm ISO1400 ) 露出補正 0段
夕暮れのレーゲンスブルク:クリックすると大きな写真になります
2.ドナウ川河畔 -1
ここはドナウ川が二筋に分かれている。河畔の黄葉が美しく、夕暮れ時のこの時間はとても穏やかな感じがする。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 26mm ISO1100 ) 露出補正 0段
ドナウ川河畔 -1:クリックすると大きな写真になります
3.旧市街を望む
石橋を渡りながら対岸の旧市街西側を眺める。西側の空は茜色に染まりつつあった。ISO100でシャッターを切ると、1/5秒~1/10秒のシャッタースピードとなる暗さで、確実に手ぶれをしてしまう。ぶれた写真よりは、多少画質がザラついてもシャープな写真のほうが良い。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 75mm ISO2000 ) 露出補正 0段
旧市街を望む:クリックすると大きな写真になります
4.石橋と旧市街への門
この石橋はドイツ最古の石橋と言われる。この門をくぐると旧市街に入る。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO800 ) 露出補正 0段
石橋と旧市街への門:クリックすると大きな写真になります
5.ドナウ川河畔 -2
石橋を旧市街のほうへ渡りながら振り返ってみると樹上に西陽を浴びた河畔の黄葉がきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ドナウ川河畔 -2:クリックすると大きな写真になります
6.大聖堂
13世紀から建造が始まり、16世紀に完成したバイエルン地方の代表的なゴシック建築。ここの少年合唱団は世界的に有名である。時刻は4時37分、夕陽が塔を照らし美しい。素晴らしい瞬間に遭遇することができた。中に入れなくて残念だったが、中に入ることを優先したらこの写真は撮れなかったと思う。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 20mm ISO720 ) 露出補正 0段
大聖堂:クリックすると大きな写真になります
7.古代ローマ時代の要塞跡
レーゲンスブルクは古代ローマ時代のカストラ・レギーナ(レーゲン川沿いの要塞)として成立した。レーゲンスブルクはドナウ川とレーゲン川の合流点に位置する。写真の黒い石積みの部分が、古代ローマ時代の要塞の跡である。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 0段
古代ローマ時代の要塞跡:クリックすると大きな写真になります
8.石橋
12世紀に建造されたドナウ川にかかるドイツ最古の石橋は310mの長さがある。薄暗くなってきて、ISO3200で1/50秒のシャッタースピードになった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/50秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 0段
石橋:クリックすると大きな写真になります
9.ソーセージ屋 ヴルストコフ
これが橋の建設時には飯場だったと言われている歴史的なソーセージの店である。焼鳥屋のような感じで、客はビールを飲み、ソーセージを食べている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/80秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ソーセージ屋 ヴルストコフ:クリックすると大きな写真になります
10.名物ソーセージ
ヴルストコフの店内では、おばさんが炭火で細身のソーセージを焼いている。私たちはそこで、2ユーロでソーセージ1本がパンに挟んであるのを買い、ドナウ川の河畔で立ち食いした。旨かった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 26mm ISO400 ) 露出補正 0段 内臓フラッシュ使用
名物ソーセージ
11.夕暮れの大聖堂
再び、石橋を渡り、バスに戻ったが、振り返って見るライトアップされた大聖堂がきれいだった。この時間は空の色が青く残り、町の灯りも映える。ISO3200でも1/13秒と厳しいが、VR(手ぶれ補正レンズ)が効いてくれた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/13秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 0段
夕暮れの大聖堂:クリックすると大きな写真になります

2009年11月25日

中欧旅行 その4 ヴィース教会とノイシュバンシュタイン城

 11月2日は、標高804m、アルプスにも近いドイツバイエルン地方のフュッセンに泊まった。翌3日、朝7時半ホテルを出発し、牧草地の中に建つヴィース教会に8時少し前に着いた。外観はシンプルだが、中はなかなか豪華である。ここの見学を終えたあと、ノイシュバンシュタイン城の麓の村であるホーエンシュバンガウへ向かった。
 ホーエンシュバンガウは周辺に緑の牧草地が広がり、背後にはアルプス前衛の山々が迫る、白鳥のいる湖や森に恵まれた小さな村で、ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城という2つの城への出発地である。私たちのツアーは、ホーエンシュバンガウ城はこの村から眺めるだけだった。
1.ヴィース教会
ご覧のとおり、外観はとてもシンプルで美しい。年間100万人が訪れる世界遺産である。周囲には牧草地が広がる。教会が朝8時に開くのを待って、中に入った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヴィース教会:クリックすると大きな写真になります
2.ヴィース教会の内部
教会の中に入ると、とても豪華であった。これは主祭壇にある「鞭打たれるキリストの像」である。この「鞭打たれるキリストの像」は1730年に作られ、その悲惨な姿のため、修道院の屋根裏に放置されていたという。それを哀れに思った農夫がが譲り受け、熱心に祈りをささげたところ、1738年6月14日、奇跡が起きキリスト像が涙を流したという。その話が伝わり巡礼者が来るようになり、ヴィース教会が建てられた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/30秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
ヴィース教会の内部:クリックすると大きな写真になります
3.ホーエンシュバンガウの村
午前9時前にノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城という2つの城のある村に着いた。ツアコンさんは、ノイシュバンシュタイン城の入場手続きをしに行った。この写真は、村から見上げたホーエンシュバンガウ城。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ホーエンシュバンガウの村:クリックすると大きな写真になります
4.麓から見たノイシュバンシュタイン城
ホーエンシュバンガウの村から裏側のノイシュバンシュタイン城が眺められる。入口は反対側だ。紅葉が美しい。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 130mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
麓から見たノイシュバンシュタイン城:クリックすると大きな写真になります
5.マリエン橋
ホーエンシュバンガウの村でノイシュバンシュタイン城入場の手続きをしていたツアコンが戻り、ミニバスに乗って、ノイシュバンシュタイン城のビューポイントであるマリエン橋へ向かった。この写真は後で城に着いてから振り返って撮った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 22mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マリエン橋:クリックすると大きな写真になります
6.マリエン橋から眺めたノイシュバンシュタイン城
有名な城である。ディズニーがシンデレラ城のモデルにしたと言われている。1869年、バイエルン国王ルートヴィヒ2世の命により着工された。1886年、謎に満ちた王の死により工事は中止され、未完になっているという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マリエン橋から眺めたノイシュバンシュタイン城:クリックすると大きな写真になります
7.ノイシュバンシュタイン城から見下ろすホーエンシュバンガウ城
背後に湖とアルプス前衛の山を控えたホーエンシュバンガウ城の眺めは、紅葉に囲まれて美しかった。この城は12世紀に建てられ、その後数100年間は見捨てられたようになっていたのを、1829年ルートヴィヒ2世の父であるマクシミリアン2世が散策中にこの城を見つけ、美しく再建したという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 65mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノイシュバンシュタイン城から見下ろすホーエンシュバンガウ城:クリックすると大きな写真になります
8.ノイシュバンシュタイン城入口
城の中に入る入場券を買う時に、入城する時間が決められている。私たちのグループは10時35分に入る。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段 
ノイシュバンシュタイン城入口:クリックすると大きな写真になります
9.ノイシュバンシュタイン城の窓から
城の内部を撮影することはご法度になっているが、開いている窓から外を撮るのはOKとのことだった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 22mm ISO400 ) 露出補正 0段
ノイシュバンシュタイン城の窓から:クリックすると大きな写真になります
10.美しい黄葉
城の見学を終えて、麓の村までのんびりと下り坂を降りていく。黄葉が素晴らしい。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 38mm ISO400 ) 露出補正 0段 
美しい黄葉:クリックすると大きな写真になります
11.麓まで降りてくると、上からも見ていたアルプ湖という湖のふちに出た。アルプス前衛の山はすでに雪化粧をしている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 0段
アルプ湖:クリックすると大きな写真になります
12.ホーエンシュバンガウ城
12時50分。麓の村に戻り着くころ、こちらへ来てはじめて青空が広がった。ホーエンシュバンガウ城が映える。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 32mm ISO400 ) 露出補正 0段
ホーエンシュバンガウ城:クリックすると大きな写真になります
13.レーゲンスブルクへ
昼食を終え、バスに乗り込み、世界遺産の町、レーゲンスブルクへ向かった。240km、3時間半の行程である。高速道路に陽が差し、黄葉が美しい。バスの後部座席から、ズームを200mmにして、少し色がついてるフロントウィンドウ越しに撮った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 0段  トリミング 
レーゲンスブルクへ:クリックすると大きな写真になります

2009年11月23日

中欧旅行 その3 ローテンブルク

 ハイデルベルクの観光は1時間少々とあわただしかった。再びバスに乗り込み、古城街道を通り、ローテンブルクへ向かった。バスの車窓からは時々、崖の上に建つ古城が見える。170km、約2時間半の移動である。
 ローテンブルクに到着し、まず、昼食。あまり旨いとは思わなかったが、マウルタッシェン(ドイツ風ラビオリ)を食べた。昼食後1時間半、ローテンブルクの観光となった。
  ローテンブルクはドイツ南部のバイエルン州ミッテルフランケンのアンスバッハ郡にあり、よく保存された中世都市として有名である。人口は12,000人弱。しかし、年間、人口の100倍の人が観光に訪れるという。
1.市壁
ローテンブルクに市砦が築かれたのは10世紀のことだという。そして、写真にある矢挟間付きの市壁は14世紀に築かれた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/125秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
市壁:クリックすると大きな写真になります
2.市壁の門
市壁には、クリンゲン門、レーダー門、ブルク門など、いくつかの門が築かれている。ここがどの門だったか分らなくなってしまったが、多分、この門は、町の北東にあるガンガー門と思う。中世の街並みがよく保存されている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 52mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
市壁の門:クリックすると大きな写真になります
3.ブルク公園
ローテンブルクはタウバー川沿いの高台にある。並木道がきれいで、紅葉とその落葉が、雨の日に風情があった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 42mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
ブルク公園:クリックすると大きな写真になります
4.ブルク公園からの眺め -1
ブルク公園(多分ブルク公園と思うが定かではない)からは、ローテンブルクの街並みが眺められる。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 120mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
ブルク公園からの眺め -1:クリックすると大きな写真になります
5.ブルク公園からの眺め -2
同じくブルク門から眺める市壁の外側の景色。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 50mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
ブルク公園からの眺め -2:クリックすると大きな写真になります
6.拷問
鉄でできた籠のようなものは、中世に拷問の用具として使われたという。この籠の中に、罪人を入れ、水のなかに浸けたそうだ。残酷な刑である。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
拷問:クリックすると大きな写真になります
7.ローテンブルク市庁舎
マルクト広場にある市庁舎。16世紀に火災に遭い、左側に見える広場に面した部分がルネッサンス様式で再建された。右側の建物は市議会員宴会館で、仕掛け時計がある。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ローテンブルク市庁舎:クリックすると大きな写真になります
8.仕掛け時計
前の写真にある市議会員宴会館の仕掛け時計は、このときは午後2時だったが、毎正時に時計の両側の窓が開き、将軍と市長が現れ、ジョッキのワインを飲み干すコミカルな姿を見せる。カメラを上に向けるとレンズに雨が水滴を作る。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 65mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
仕掛け時計:クリックすると大きな写真になります
9.聖ヤコブ教会
不精をしてしまいカメラの位置が悪く全景が撮れなかったが、この教会はゴシック様式で奥に2本の塔がある。1311年に着工し、170年あまりの歳月を経て完成したローテンブルクの主教会である。

Canon IXY900IS プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート )
聖ヤコブ教会:クリックすると大きな写真になります
10.観光用馬車
マルクト広場の市庁舎の脇には観光用の馬車がいた。中世の町によく似合う。後ろの建物のように、外装を木枠で飾るドイツ伝統の建築様式が残る家々が立ち並んでいる。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
観光用馬車:クリックすると大きな写真になります
11.レーダー門
これはレーダー門で間違いない。マルクト広場から、東へまっすぐ2~300m位のところにある。午後3時過ぎに再びバスに乗り、ローテンブルクを後に、オーストリアに近い今夜の宿泊地フュッセンへ向かった。270kmの行程で約5時間かかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
レーダー門:クリックすると大きな写真になります

2009年11月21日

中欧旅行 その2 ハイデルベルク

 フランクフルトには現地時間で午後5時ごろに到着した。ソウルから、おおよそ11時間30分のフライトであった。これから最後まで利用するバスが迎えに来ていて、そのバスに30分ほど乗り、この日はホッケンハイムというところに泊まった。
 翌、11月2日は、ホテルを7時半に出発し、ハイデルベルクへ向かった。8時には到着、朝のハイデルベルクを散策することになった。ハイデルベルクは、バーデンヴェルテンベルク州北西部に位置する都市で人口は14万人とのこと。1386年に創設されたドイツ最古のハイデルベルク大学が有名である。朝から雨が降っている。
 なお、ドイツの記述に関しては、Wikipedia および JTBパブリッシング刊 「ワールドガイド ドイツ」 を参考にさせていただいた。

1.ネッカー川河畔
あいにくの雨で鮮やかな色が出なかったが、バスを降りたところから見たネッカー川対岸の黄葉がきれいだった。今回、D300は、暗い室内での撮影も想定し、プログラムオートで最も遅いシャッタースピードを1/125秒にして、自動感度の上限をISO3200まで拡げた。暗い雨の朝、早速、ISOは1800になった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 34mm ISO1800 ) 露出補正 -0.3段
ネッカー川河畔:クリックすると大きな写真になります
2.朝のパン屋
晩秋のヨーロッパ、朝が明けるのは遅い。午前8時15分、広場の前にあったパン屋のウィンドウ越しに撮った。ほかに開いている店はない。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 40mm ISO720 ) 露出補正 -0.3段
朝のパン屋:クリックすると大きな写真になります
3.ホテル騎士亭
ハイデルベルクに現存する最も古い建物はホテル「ツム・リッター」(騎士亭)である。この建物は、1592年に織物商人の一家によって建設されたという。聖霊教会の向かい側に建つこの建物は、ハイデルベルクで最も多くの観光客が訪れる見所と言われるが、この時間、他に観光客はいなかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 26mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
ホテル騎士亭:クリックすると大きな写真になります
4.ハイデルベルク大学
マックス・ウェーバーやカール・エスパースも教鞭をとり、ノーベル賞受賞者も多く輩出しているハイデルベルク大学の歴史は古い。ここは現在、学生食堂として使用されている。落ち葉がきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 27mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
ハイデルベルク大学:クリックすると大きな写真になります
5.石橋とエリザベート門
正式にはカール・テオドール橋と称され、1786年に着工されたアルテ・ブリュッケ(石橋)の門塔であるエリザベート門。右側の写真に写っている石橋の入り口である。残念ながら橋をゆっくり見物する時間は与えられなかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
左:プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 80mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
右:プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
石橋とエリザベート門:クリックすると大きな写真になります
6.< a name="castle">ハイデルベルク城
マルクト広場から見たハイデルベルク城である。14世紀から16世紀まで増改築がおこなわれた。今は半ば廃墟となっている。30年戦争(1618-1648. ドイツを舞台に行われた宗教戦争)やプファルツ継承戦争(1688年-1697年、膨張政策をとるフランス王ルイ14世とアウクスブルク同盟に結集した欧州諸国との戦争)による戦禍が完全に修復されないままになっているという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 80mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハイデルベルク城:クリックすると大きな写真になります
7.ハイデルベルク市庁舎
日本の熊本市がハイデルベルクの姉妹都市となっているらしい。この市庁舎の前がマルクト広場、左手に噴水が見える。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハイデルベルク市庁舎:クリックすると大きな写真になります
8.聖霊教会
プファルツ選帝侯(=ライン宮中伯・神聖ローマ帝国の諸侯。ドイツ西部のライン地方を支配した)の墓所となっていた教会。17世紀後半のプファルツ継承戦争の際にフランス軍によって破壊されている。後期ゴシックの代表作として有名らしい。塔からの眺めは素晴らしいらしいが、その時間はなかった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/80秒 4.6mm ISOオート )
聖霊教会:クリックすると大きな写真になります
9.ハイデルベルクの街で
自転車を停めようとしているのはハイデルベルク大学に通う学生だろうか。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
ハイデルベルクの街で:クリックすると大きな写真になります

2009年11月18日

中欧旅行 その1 大韓航空でフランクフルトへ

 2009年11月1日から8日まで、晩秋の中欧を旅行してきた。紅葉には少し遅いかなと思っていたが、訪れた各地での紅葉、いや、黄葉はなかなかきれいであった。しかし、あいにく天気が悪く、陽が差さないと鮮やかな発色をしてくれないのが残念である。晴れ間があったのはほんのわずかで、傘を片手に、レンズに着く水滴を拭いながら写真を撮ることが多かった。
 ドイツ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリアと5か国を巡る忙しい旅であったが、いずれも古い街並みと黄葉とを楽しむことができ、満足できる旅行だった。
  何回のシリーズになるかわからないが、日を追ってアップしていきたい。
  出発の日は、朝の早い集合だったので、成田のホテルに一泊した。旅行中、車を無料で預かってくれるのでありがたい。9:20発のソウル行きの大韓航空でソウルは仁川(インチョン)国際空港へ行き、乗り継いでフランクフルトに向かった。
1.大韓航空機内
インチョンへ向かう機内風景である。機内食はなかなかうまかった。キャビン・アテンダント達もきびきびと動き、優しく感じが良い。日航がピンチであるが、この大韓航空は1969年に民営化され、エアバスA380も7機、B787も8機発注済みで頑張っている。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/30秒 14.7mm ISOオート )
Capture NXで部分補正
大韓航空機内:クリックすると大きな写真になります
2.仁川(インチョン)国際空港 -1
正午に仁川国際空港に着いた。立派な空港である。永宗島と龍遊島の間にあった干潟を埋め立てて、2001年3月に開港した。先日、日本のハブ空港のことで成田か羽田かと話題になったが、ここインチョンは、日本の地方空港と結ぶ航空便が就航していて、日本のハブ空港としての機能も果たしている。したがって今回のツアーのように、インチョン乗り継ぎでヨーロッパへ向かうということにもなる。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 10.8mm ISOオート )
Capture NXでD-ライティング処理   
仁川(インチョン)国際空港:クリックすると大きな写真になります
3.仁川(インチョン)国際空港 -2
乗り継ぎの場合、乗り継ぐ飛行機を待つ間、空港で時間をつぶすことになるが、ここインチョン国際空港は、トランジット客ももてなしてくれる。ここは、韓国民芸店であるが、シマチョゴリの女性が応対し、写真を撮らせてくれとねだったら、店の前に出てきてくれた。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/25秒 4.6mm ISOオート )
Capture NXで部分補正
仁川(インチョン)国際空港 -2:クリックすると大きな写真になります
4.仁川(インチョン)国際空港 -3
トランジット客向けに多くのショップがある。かみさんは、さっそく、化粧品をお買い上げ。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
仁川(インチョン)国際空港 -3:クリックすると大きな写真になります
5.中国北方上空
インチョンを離陸して、およそ1時間ほど飛んだ。窓から下を見ると、白い世界が見えた。どこであるかよくわからないが、飛行コースと時間からすると中国北方と思う。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/500秒 17.3mm ISOオート )
中国北方上空:クリックすると大きな写真になります

2009年11月 2日

三井の森蓼科ゴルフ倶楽部と浦和ゴルフクラブ

 さわやかな秋、ゴルフを楽しんできた。10月23日は、毎年1回、今年で第20回となったが、友人夫妻が諏訪の原村で営むペンションに泊まって、三井の森蓼科ゴルフ倶楽部でプレーした。27日は、台風一過快晴の一日、浦和ゴルフ倶楽部でラウンドした。三井の森蓼科ゴルフ倶楽部は紅葉が始まり、八ヶ岳連峰が美しかったし、浦和ゴルフ倶楽部ではスタート前に見た富士山は今年一番の眺めだった。
1.三井の森蓼科ゴルフ倶楽部
からまつコースからスタートした。真っ赤に紅葉する木は少ないが、桜の木などが美しく紅葉している。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 29.2mm 1/400秒 ISOオート )
三井の森蓼科ゴルフ倶楽部:クリックすると大きな写真になります
2.赤岳と横岳の稜線
一番右が八ヶ岳の主峰、赤岳(2.899m)である。そこから左へ横岳(2,829m)、さらに峰の松目(2,567m)と続く。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 21.7mm 1/640秒 ISOオート )
赤岳と横岳の稜線:クリックすると大きな写真になります
3.硫黄岳と天狗岳
右側が硫黄岳(2,760)左側が天狗岳(2,646m)とキャディーさんに教えていただいた。手前の池にそれらの山が映っている。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 14.9mm 1/500秒 ISOオート )
硫黄岳と天狗岳:クリックすると大きな写真になります
4.カラマツの黄葉
カラマツが色づき始めている。午後の日を浴びた主峰の赤岳は雄大だった。ついてくれたキャディーさんはベテランの男性で、山の名前も教えてくれたが、「写真ばかり撮っていないで、パーもとってください」と。叱られたのか、激励されたのか。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 21.7mm 1/640秒 ISOオート )
カラマツの黄葉:クリックすると大きな写真になります
5.浦和ゴルフ倶楽部の富士
朝8時15分 昨日の雨、強風は止み、雲ひとつない空が広がった。空気は澄み渡っている。保土ヶ谷の自宅から見る富士山より、遠くに見える。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F5.8 17.3mm 1/320秒 ISOオート )
浦和ゴルフ倶楽部の富士:クリックすると大きな写真になります
6.越冬前のウラギンシジミ
1番ティーグランドのそばの植え込みに、キラキラと翅を輝かせてウラギンシジミ♂が飛んできて、止まった。翅を拡げて日光浴だ。暖かい日は飛び出すこともあるが、これから成虫で冬を越す。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F2.8 4.6mm 1/800秒 ISOオート )
越冬前のウラギンシジミ:クリックすると大きな写真になります
7.1番ティーグランドから富士を望む
この日は女性ゴルファーが多かった。談笑しながらフェアウェーを歩く。午後3時、プレーを終わったころは、富士山は雲に姿を隠されていた。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F5.8 17.3mm 1/320秒 ISOオート )
1番ティーグランドから富士を望む:クリックすると大きな写真になります