かみさんがみかんを買った売店のおばさんに、瑞雲寺まで車で行けるか聞いてみた。瑞雲寺は御殿場線の下曽我駅の近くで中河原梅林というところにあり、車なら10分もあれば行くという。駐車場も問題なさそうだ。梅林の中にある花の寺ということなので、行ってみようと思う。
残念ながら梅の花には少し遅かった。境内にピンクの枝垂れ梅が咲いていた。ちょっと、事前学習が不足していて、曽我兄弟が父の仇を討つために願文を納めて十人力を授けられたという「力不動尊」が安置されている祠や、市指定の天然記念物のモッコクを見損なってしまった。
もうひとつ、この近くに旧曽我六ヶ村の総鎮守であり、小田原北条氏の時代から小田原城鬼門擁護の神社とされていたという宗我神社(そがじんじゃ)というところがあったのだが、ここであまり時間を取りたくないので、割愛してしまった。
25.瑞雲寺入口
11時少し過ぎに瑞雲寺に着いた。寺の少し手前に車を置いてしまい、歩くことになったが、すぐ入口が見えた。枝垂れ梅の向こうに本堂が見える。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f10 1/400秒 40mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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26.鐘楼と顕彰碑
自修学校発祥の地という石碑があった。明治時代、小学校の制度は全国的に普及したものの、それ以上上級の進学は困難だったのを、瑞雲寺21代住職・大井龍跳(りゅうちょう)和尚は、寺の本堂でこの地域の青年を教導し、やがて明治43年、 ここで校舎の建設に着工した。これが自修学校である。その後移転して、湘北中学校・湘北高等学校→向上高等学校へ発展している。昭和55年 11月20日の市制40周年記念式典において、大井龍跳先生を特別表彰するとともに、 文学碑を 建立しその功績を永く顕彰する碑が建てられた。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f11 1/400秒 18mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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27.曽我自修学校発祥の地
曽我自修学校発祥の地の石碑である。大正15年、規模を拡大するため東方の台地上に移転し、後に校名は湘北中学校・湘北高等学校・向上高等学校と改名した。明治・大正・昭和にわたり、この私学の果たした地域への貢献はまことに大きかったと云う。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f10 1/400秒 30mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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28.石仏群 六観音石龕(ろくかんのんせきがん)
「瑞雲寺と石仏群」という案内札が立っていた。そこには「龍珠山瑞雲寺は曹洞宗の寺で、寺伝では明応元年(1492年)の創立という。寺号は小田原北条氏家臣の本多豊前守信親(法名 瑞雲寺龍珠宗洞)に由るので、このころ中興したものであろう。山内には石造物群が多い。」とある。この石仏は六観音石龕といい、座像と立像の二型が現存し、この地方の六観音信仰の遺物として珍しいそうだ。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/250秒 30mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
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29.石像観音菩薩立像
これはそのうちの一体で、石像観音菩薩立像と思われる。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f4 1/250秒 30mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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30.石仏
道を挟んで六観音石龕の前にも石仏があった。左は地蔵様、右は閻魔大王だ。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f10 1/400秒 30mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
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31.瑞雲寺本堂
瑞雲寺は宗派・曹洞宗、開基・相州黒岩城主本多豊前守信親、開山・太井山功雲寺5世仁忠継儀大和尚、創建・明応元(1492)年、本尊・十一面観世音菩薩 とある。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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32.瑞雲寺本堂 扁額
本堂の入り口には龍珠山と書かれた扁額が架かっている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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33.本堂内部
本堂の中には瑞雲寺という額が掲げられていた。本堂は関東大震災で倒壊、昭和2年(1932)に再建されたとのこと。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f3.5 1/250秒 18mm ISO4500 ) 露出補正 -0.3段
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34.瑞雲寺 枝垂れ梅と富士山
ここから見えた富士山もきれいだったが、なかなか良いポジションを探せなかった。時間は11時30分少し前。昼飯を食べるところもないので、今日の予定の最後である小田原城へ向かうことにした。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f8 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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35.瑞雲寺の枝垂れ梅
駐車したところまで戻る途中の民家の庭に、きれいに枝垂れ梅が咲いていた。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f9 1/320秒 50mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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