「おしどり隠しの滝」で渓谷にかかる幾重にも段のある美しい滝と紅葉を見た後、「御射鹿池」駐車場へもどる。
私にとって今回の目玉はこの「御射鹿池」だった。もっと小さな池を想像していたが、思ったより大きい。ここは長野県茅野市豊平で標高は1,540mある。wikipediaによれば、1933年(昭和8年)、灌漑用のため池として御射鹿池が完成した。流れ込む冷たい水を留め、温めることによって農業用水として使用できるようになった。池の面積は約0.1ha、最大水深は8m、貯水量は26、000㎥である。水は渋川から引いているが、水源が魚などは生息できない程に酸性が強く稲作にも適さないという問題を湧水からの加水によって解決が図られた。池の水は今でも麓の笹原地区で大切に利用されており、池の周囲も笹原の人たちによって整備されているそうだ。
日本画家・東山魁夷の1972年(昭和47年)の作品「緑響く」のモチーフとして有名な池である。
「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われている。諏訪大明神が狩りをする場所として「神野」と呼ばれ神聖な土地であったそうだ。
紅葉を水面に映す「御射鹿池」 2024年10月30日 長野県茅野市豊原
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22.「御射鹿池」 -1
「御射鹿池」の前の道路は、長野県道191号渋ノ湯堀線(湯みち街道)という。駐車場からはその道路を渡って、「御射鹿池」を眺めることになる。「おしどり隠しの滝」から戻ってきて、池の左側(東側)から道路わきの歩道を歩く。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 30mm ISO100 )
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23.コナラ(小楢)の紅葉
コナラが紅葉していた。コナラはブナ科の落葉高木である。wikipediaによれば、「秋には紅葉し、はじめ黄色、しだいに黄褐色や橙色に色づき、寒冷地や若木では赤茶色に染まるものもある。落ち葉はすぐに褐色に変わる。」と記されていた。ドングリが成る木だ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/500秒 140mm ISO1100 )
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24.カラマツとカエデ
まっすぐ伸びるカラマツ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 32mm ISO100 )
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25.「御射鹿池」 -2
風は穏やかで湖面は静かだった。カラマツやカエデの紅葉が水面に写っている。茅野観光ナビというサイトには、「静かな水面には背景の山々の風景が逆さに映り込み、幻想的な光景を創り出します。その姿は多くの人のインスピレーションを呼び覚まし、日本を代表する画家、東山魁夷氏の有名な作品《緑響く》のモチーフにもなったことでも知られています。」と紹介されている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/500秒 37mm ISO200 )
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26.「御射鹿池」 -3
八ヶ岳高原では、カラマツの紅葉の見ごろは例年10月下旬から11月上旬ごろと言われ、今年は夏の熱さもあって、少し色づくのが遅いようだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 45mm ISO220 )
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27.「御射鹿池」 -4
少し陽が差してくるようになって、水面に写るオレンジ色も鮮やかになった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 34mm ISO280 )
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28.「御射鹿池」 -5
ここは池の中ほどの対岸である。標高1,500m、周囲のカラマツ林は、季節ごとに大胆に色を変える。春には新緑、夏には深い緑、秋には黄金色に黄葉し、そして冬には真っ白な雪と氷に閉ざされる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 47mm ISO320 )
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29.「御射鹿池」 -6
日が当たるとカエデは輝き、カラマツも黄色くなり始めていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 47mm ISO320 )
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30.「御射鹿池」 -7
カラマツ林の上に青空が出てきた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/500秒 60mm ISO125 )
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31.「御射鹿池」 -8
池の西の端の方へカメラを向けた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO400 )
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32.「御射鹿池」 -9
この3本の紅葉している木がアクセントになっている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 50mm ISO200 )
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33.「御射鹿池」 -10
同じような写真が続くが、カメラを向けて景色を切り取ることが楽しい。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO4320 )
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34.「御射鹿池」 -11
この紅葉している3本の木はカエデかどうかかはわからない。カラマツを除くと、カエデのほかに、ブナ、ミズナラ、コナラ、また、ヤマザクラなどもあるようだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 52mm ISO320 )
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35.「御射鹿池」 -12
そろそろバスへ戻らなくてはいけない時間になった。戻りながらの最後のショットだ。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/500秒 70mm ISO180 )
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36.駐車場に植えられた真っ赤なカエデ
バスに乗って、座って、御射鹿池の方を見ると、駐車場のわきに植えられたイロハモミジが真っ赤に染まっていた。霧が出てきたようだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 21mm ISO250 )
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