高速道路翅横線から見えた懐かしい子安漁港を散策 2024年6月7日 横浜市神奈川区 - Studio YAMAKO

2024年7月11日

高速道路翅横線から見えた懐かしい子安漁港を散策 2024年6月7日 横浜市神奈川区

前回、丁度ひと月前の5月7日に柴又・スカイツリー・豊洲「千客万来」 日帰りバスツアーに参加した時の記事をアップした。その時、東神奈川から首都高速の羽横線に入り、間もなく、左下に何とも懐かしさを感じる水路と船溜まりが見えた。この高速道路はよく利用する。自分で運転しているときは決して見ることが出来ないが、この時はたまたま左側最前列の席だった。横浜にこんなところがあるとは知らなかった。あっという間に通り過ぎてしまったが、是非一度歩いてみたいという気になった。
 横浜駅から京浜急行の各駅停車に乗り、子安駅で降りる。観光地ではないので、案内図などはない。海側に行くとすぐ国道1号線に出た。信号を渡って、細い路地に入り更にまっすぐ進むと、高速道路から見えた水路に沿った通りにぶつかった。これが子安浜通りということはすぐにわかった。どうやら水路に架かる常盤橋の近くだ。浜通りを右(東神奈川方面)に歩くと常盤橋があった。常盤橋の上に立つと、水路の対岸には首都高が走る。この水路は入江川という河川なのだ。
 水路に沿って、浜通りを常盤橋から、東神奈川・横浜方面へ歩く。100mほど行ったところに東京湾へ注ぐ水路が直角に分かれていた。そこからさらに100mほど行くと新浦島橋があった。片側2車線の道路になっているが、交通量は多くはない。橋の対岸、つまり東京湾寄りは埋め立て地である。GoogleMapでは、この常盤橋と新浦島橋の中間が子安漁港と示されている。
 新浦島橋を渡ってみた。テクノウェイブ100という大きなビルディングが建っていた。
 再び子安浜通りにに戻り、右へ、つまり鶴見方向に歩く。常盤橋への浜通りには50年前の昔の姿もあった。屋形船も係留されている。
 常盤橋を過ぎて、来るときに第一京浜国道から付き合ったところをさらに200mほど進むと富士見橋があった。福本稲荷神社が祀られていた。そこから最初に子安駅から浜通りに入ってきた路地へ戻り子安駅行った。
 改めて横浜の懐かしさを感じることが出来た僅か1kmにも満たない散策であった。

000_240607013 X700 常盤橋-富士見橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg
入江川の船溜まり 2024年6月7日

常盤橋から、富士見橋 首都高速羽横線 羽田方面を望む

001_240607007 X900 京急子安駅 浜通りへの道 SX620HS.jpg 1.浜通りへの路地 京浜急行を各駅停車しか止まらない子安駅で降り。海へと歩く。第一京浜国道を渡って、目の前の路地をまっすぐ進む。すると正面に浜通りが見えてきた。

Canon PowerShot SX620HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/80秒8mm ISO100 )
002_240607008 X900 常盤橋付近 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 2.生け簀
その近くに写真のようなところがあった。水道の水が勢い良く出ている。右側が海で漁を終えた船が止まるのだろう。どうやら「生け簀」のようだ。この辺りは子安浜と言って、古くから漁業が行われ、江戸時代には幕府に海産物を献上する御菜八ヶ浦の一つとして栄えたそうだ。明治期に入っても名産品の"小安浜のシャコ"をはじめ、江戸前魚介類の供給地として知られたが、急速に近代化していく横浜港の埋め立てなどにより、漁場が失われ、漁業は徐々に衰退した。昭和40年代には漁業権を放棄するに至ったようだ。現在は自由漁業が行われアナゴなどが水揚げされているという。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
シャッタースピード優先で撮影  ( f3.5 1/1000秒 18mm ISO500 )
003_240607010 X900 常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 3.浜通りと入江川第二派川
子安駅からまっすぐ浜通りに出たあたりから、道の反対側の建物の間から、入江川第2派川を眺める。高速道路の上から見たとき運河のように見えたのは、れっきとした川だったのだ。右に見える橋が常盤橋で、川向こうの高速道路は首都高速神奈川1号線(通称羽横線)で右へ行くと横浜、左へ行くと羽田だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 18mm ISO100 )
004_240607017 X900 常盤橋-新浦島橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 4.常盤橋の上から
常盤橋の上に立ち、新浦島橋方面(横浜方面)の船溜まりを眺める。比較的、新しい船が多い。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 18mm ISO110 )
005_240607023 X900 常盤橋-新浦島橋 横浜東漁協 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 5.漁協の建物
浜通りを常盤橋から新浦島橋の方へ歩いていくと横浜東漁業協同組合という建物があった。なかに人影が見える。netで検索してみたが、詳しい情報は得られなかったが活動されているのだと思う。Netでジャーナリストの吉田光宏さんが、グローバルネット2021年2月号に書かれた「第47回 漁業権放棄後も続く自由漁業のアナゴ漁―東京湾・横浜子安浜」という記事を見つけた。その記事によると、横浜東漁業協同組合 常務理事の秋元靖教さんに聞かれた話ということで、子安浜にあった子安浜と西神子安浜の2漁協は、地先の大黒ふ頭、扇島東ふ頭埋め立てに伴って1971年(昭和46年)に漁業権を放棄した。その後合併して現在の横浜東漁協となった。200カイリ問題を契機に79年から漁船や漁具を持っていた人たちが再び自由漁業でアナゴ漁を始めた。オイルショックなどの経済不安もあって、アナゴ漁は漁業者の生計を支えた。漁業権放棄から半世紀が経過し、400人ほどいた組合員は脱退や死去などで数が減り続ける。現在漁に出るのは28人。アナゴ漁をしている漁船は11、12隻だということが記されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO100 )
006_240607026 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 6.のどかな浜通り
子安浜通りは、東側は富士見橋の少し先から、西側(横浜より)は新浦島橋の先あたりまでのことを言う。ここは常盤橋から新浦島橋方面を眺めたところである。浜通り地区は、神奈川区浦島町と子安通1丁目にまたがり、旧海岸線の入江川第二派川に沿って東西に約700mほど細長く伸びる。海岸線はかつて遠浅の砂浜であったが、周辺の埋立てにともない、船溜まりの運河と護岸に沿って小屋が立ち並ぶ現在の姿となっている。のどかなという言葉が適切かどうかはわからないが、平日の午前中、歩く人の姿は無かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 46mm ISO125 )
007_240607028 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 7.海への出入り口
浜通りの入江川(埋め立て前は海)側には、そこから入江川に留てある船に出入りできる構造の建物が長屋のように並んでいた。今はガレージとして利用されているところもある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
008_240607036 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 8.屋形船 -1
屋形船も係留されている。この船は営業しているのかどうかわからなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
> プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO125 )
009_240607037 X900 常盤橋-新浦島橋 浜通り 子安浜  Z50 Z18-140SX620HS.jpg 9.屋形船 -2
海鮮屋形船「うら嶋」「Yokohama PIER4」という文字がみえたので、ネットで検索してみた。「漁師町で仕込んだ料理を囲み、洋上で取る食事。陸上から離れ、日常とは違う空間で、自分を見つめる大切な時間。 仲間たちとの幸せな輪。」 を届けることにより、1990年(平成2年)11月に創業された。ピア・フォー(PIER4)の社名は、 それらの理念に由来し、そして、サウスピア(South Pier/大桟橋)、センターピア(Center Pier/赤レンガ倉庫)、ノースピア(North Pier/みずほ埠頭)の3つの埠頭から形成される横浜における第4番目の埠頭(Pier)となるべく、名付けられましたと解説されていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 33mm ISO160 )
010_240607040 X900 新浦島橋から見る-常盤橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 10.新浦島橋から、鶴見方面を眺める
右側を首都高速羽横線が走っている。常盤橋と新浦島橋の間あたり、浜通り沿いだ。この辺りが子安漁港の中心なのだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 62mm ISO100 )
011_240607049 X900 新浦島橋上から 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 11.新浦島橋を渡る
新浦島橋を渡って、高速道路の袂から入江川を見ると、何か川面から突き出たものに、鵜(カワウと思う)がとまっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 44mm ISO110 )
012_240607058 X900 新浦島橋から横浜方面 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 12.新浦島橋から横浜方面を見る
新浦島橋から先は歩かなかったが、もう東神奈川に近い。荒木橋が見えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO180 )
013_240607062 X900新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 13.浜通りを常盤橋方面へ -1 新浦島橋のこと
新浦島橋の海側の入江川第二派川を挟んだ北東側対岸埋め立て地には1990年に竣工した地上18階地下1階の「テクノウェイブ100」が建っていた。郵便局やコンビニも入っている。入江川の海側の埋め立て地の新浦島町は明治40年(1907年)開始された埋め立て工事により造成され、新浦島橋は長い間日本カーボン株式会社などの専用橋として使用されていたが、昭和62年(1987年)に横浜市に移管された。その橋の橋脚、床版の劣化が激しくなり、地震対策の必要性から平成25年(2013年)に架け替え工事をはじめ平成30年(2018年)にこの新浦島橋が開通したという説明版があった。旧橋のレンガ造りの一部が展示されている。再び浜通りに戻り常盤橋の方へと戻った。子安浜通りは何か落ち着きを感じさせる静けさがある。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO110 )
014_240607063 X900 新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 14.浜通りを常盤橋方面へ -2 Bar of the bay
表現は良くないかもしれないが、浜通りの一杯飲み屋という雰囲気が落ち着く。後ろのビルは新浦島橋の北東側対岸埋め立て地に1990年に竣工した地上18階地下1階の「テクノウェイブ100」だ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 18mm ISO110 )
015_240607065 X900 新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 15.屋形船の入口
この屋形船は、今は営業されてないようだ。ホームページを見ると、「当船はこの度臨時休業を2022年2月28日まで延長することを決定致しましたのでのでお知らせいたします。また営業再開につきましては今後の情勢を鑑み、改めてお知らせ致します。」と記されていた。定食屋さんも営んでおられたようだが、食べログによれば、現在、移転・閉店の事実確認が出来ないでいるようで掲載保留となっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒18mm SO100 )
016_240607068 X900 新浦島橋-富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 16.こののぼりは?
ごく普通のお住まいのようだが玄関先に「新鮮刺身」ののぼりが立てられていた。どういうことなのだろうか?

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒33mm SO100 )
017_240607069 X900 新浦島橋-富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 17.アナゴ漁の船
常盤橋あたりまで戻ってきた。これから浜通りを富士見橋まで歩く。入江川を見ると、漁船で何か作業をされている人がいた。パイプがたくさん積まれている。これはアナゴ漁の船だと思う。初めて船の上で作業をしている人の姿を見た。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒38mm SO100 )
018_240607071 X900 常盤橋から新浦島橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 18.常盤橋から新浦島橋方面を見る
一般的なアナゴ漁の方法は、狭い穴の中を好むアナゴの習性を利用して漁獲する。筒の中にイワシなどの餌を入れて、海底に仕掛けておく。筒には「返し」と呼ばれる中が狭くなっているふたがついていて、餌の匂いにつられて筒に入ったアナゴはこの「返し」に邪魔されて外にでることができなくなるというのだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒32mm SO100 )
019_240607079 X900 常盤橋から富士見橋 子安 Z50 Z18-140.jpg 19.立派な屋形船
常盤橋から少し先に横浜正義丸(よこはままさよしまる)という立派な屋形船が係留されていた。この船は現在も営業されているに違いない。今年6月に更新されたホームページを見ると、「2022年末に逝去した先代の意志を承継し航海を続けて参ります。屋形船という文化を繋いでいく新たな正義丸を、これからもどうぞよろしく」とあいさつされていた。2024年の乗合船出航スケジュールも書かれていた。ランチプラン、ディナープラン、花火鑑賞プランなどが用意されている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒27mm SO100 )
020_240607120 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 20.横浜正義丸の店
船の乗り場は、ここからではなく桜木町乗船場になっていた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒38mm SO320 )
021_240607082 X900 常盤橋から富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 21.古い建物
常盤橋から富士見橋に向かって歩いていくと、山側の家並みが途絶えるところがあって、空き地となったところに写真のような古い、頑丈そうな蔵が建っていた。その奥には古い木造の大きな家屋もあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒24mm SO110 )
022_240607089 X900 常盤橋から富士見橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 22.浜通り 富士見橋付近から常盤橋方面を望む
時刻は11時半。子安浜通りの静けさは変わらない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒68mm SO125 )
023_240607093 X900 富士見橋から常盤橋 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 23.富士見橋付近の船溜まり -1
手前には目印となるオレンジ色の旗を積んだアナゴ漁船らしき船も見えた。左手が高速羽横線で、先に見える橋げたが青く塗らてた常盤橋が見える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒73mm SO100 )
024_240607096 X900 富士見橋から鶴見方面 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 24.富士見橋付近の船溜まり
富士見橋を渡って見た。橋の海側(高速道路側)から山側の船だまりを見る。杭の上に板が張られ、生活の場になっているようなところもある。また係留された船が作業場になっているようなところもあった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒26mm SO110 )
025_240607103 X900 富士見橋 福本稲荷神社 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 25.浜通り 福本稲荷神社
富士見橋から第一京浜国道へ向かう道のすぐ右側に「福本稲荷神社」という扁額が架けられていた小さなお社があった。住宅地の一角にある小さなお社である。このあたりは、漁業や屋形船など海で商売をしている人が多く住む町であるが、その安全を祈る稲荷神社だろうか。建立に関する情報は得られなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒37mm SO250 )
026_240607106 X900 富士見橋 福本稲荷神社 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 26.向かって珠を咥える右側の狐
全国に8万社程ある神社のうち、3万社以上が稲荷神社というデータもあるそうだ。両脇に鎮座しているキツネが象徴する。キツネは稲荷神社のの神様ではなく、眷属(家来、従者)だそうだ。稲荷神社は、今では稲作・農業だけでなく、衣食住、家内安全、商売繁盛、厄除など生活全般のご利益があると信仰されている。この右側の狐は、諸願成就の象徴で宝珠を咥えていた。左の狐が巻物を咥えている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒37mm SO1600 )
027_240607108 X900 富士見橋 入江川 浜通り 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 27.富士見橋
富士見橋には入江川と彫られた標識が埋め込まれていた。ここは埋め立てられる前の海に注いでいた入江川の河口付近である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒72mm SO1000 )
028_240607111 X900 富士見橋の先 浜通りの終わり 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 28.入江川 かっての河口
子安浜通りは、富士見橋を過ぎて少し行ったところで行き止まりになっていた。JR横浜線と平行して南に流れてきた入江川は、大口商店街横を通ってここに至るのだ。ここで国道15号線(第一京浜)の入江橋から下流80mで鶴見川へと流れる第一派川と今日歩いた東神奈川方面へ流れ、横浜港に注ぐ第二派川と分派している。ここは埋め立て前は河口である。写真は船溜まりにある船の整備工場のようで、水面まで軌道が敷かれている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒18mm SO110 )
029_240607119 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 29.浜通りを常盤橋の方へ
そろそろ散策をやめることにして、常盤橋の手前の路地を右に曲がって、京浜急行子安駅へ戻った。まもなく正午になる。道路わきに1台のオートバイが止まっている浜通りは、様子は変わらなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒23mm SO110 )
030_240607124 X900 富士見橋→常盤橋 子安浜 Z50 Z18-140.jpg 30.京浜急行子安駅
第一京浜国道を渡って、子安駅へ。狭い改札口はここ1か所だけで、改札を通って地下道に下りる。地下道から横浜方面、あるいは品川方面のホームへ上がる。この駅は1905年(明治38年)開業。当初は特急停車駅であったので2面4線の駅構造となり、待避設備が使用開始されたが、1965年(昭和40年) 特急の停車駅が隣駅の神奈川新町駅に変更されたため、特急通過駅となる。現在、当駅 と神奈川新町間は上り線のみ線路が2本ある複単線区間である。これを活用し、ラッシュ時には普通列車と快特または特急が並走することもある。現在の1日乗降客数は7,000人弱で、2022年のデータでは京急線全72駅中62位とのことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒18mm SO110 )

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