足立美術館 へ行ってみたいというのは、実は家内の要望だった。足立美術館は、島根県はJR山陰本線の安来駅から車で20分くらいのところにある。
地元出身の実業家・足立全康(あだちぜんこう、1899年 - 1990年)が1970年(昭和45年)、71歳のときに開館したものである。 足立全康は裸一貫から事業を起こし、一代で大コレクションをつくりあげたという。質量ともに日本一として知られる大観の作品は総数130点にのぼり、足立コレクションの柱となっている。大観のほかにも、竹内栖鳳、橋本関雪、川合玉堂、上村松園ら近代日本画壇の巨匠たちの作品のほか、北大路魯山人、河井寛次郎の陶芸、林義雄、鈴木寿雄らの童画、平櫛田中の木彫なども収蔵している。(wikipedia)
また、「庭園もまた一幅の絵画である」と、足立全康が名画の感銘を深めるよすがとして、理想の庭園を思い描き、一木一草に至るまで、心血を注いだ5万坪の日本庭園が広がる。
横山大観などの美術品は写真撮影禁止であったが、外に出て撮影はできなかったものの、反射しにくい、映り込みの少ないガラス越しに庭園を撮影することができた。
横山大観の「紅葉」という絵を是非見たかったが、その絵は毎年秋の秋季展にのみ展示されるとのことで、鑑賞することはできなかった。東京竹橋にある東京国立近代美術館で「生誕150年 横山大観展」がこの4月13日から5月27日まで開催されている。調べてみたら「紅葉」はこの企画展に展示されている。是非、観に行きたい。
44.大山の朝
第1日目は伯耆大山の北西側に建つホテルに泊まった。前日はホテル到着が遅かったので、大山南側の険しい山容を見ることはできなかった。翌朝、快晴だった。ホテルからは、大山の北西側を見るが、これが南壁と違って、とても穏やかな姿である。6時半、ホテルの12階の食堂を開放した展望室へ上がり、写真を撮った。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/250秒 24mm ISO100 )露出補正 なし
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45.「枯山水庭」
朝8時半、足立美術館は9時開館であるが、その前に入れるよう手はずが整っていた。美術館の新館の脇を通って本館の玄関から入館する。チケットは外国人の従業員男性が受け取ってくれた。きれいに磨かれた大きなガラスの向こうに、足立美術館の主庭である「枯山水庭」が広がった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 19mm ISO100 ) 露出補正 なし
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46.「案内する足立翁」
「苔庭」の脇には「案内する足立翁」という像が立ち、2003年から15年間、日本庭園日本一という銘が入った石碑があった。外国人が選ぶ日本庭園として15年間トップに挙げられているという。ちなみに第2位は桂離宮だそうだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.喫茶室 「翠」
「枯山水庭」を一望できる喫茶室である。まだ、朝早いのでお客さんはいないが、借景の山並みを見て、「枯山水庭」を独り占めしたような気分で、喫茶を楽しむのだろう。この美術館にはもう一つ「大観」という喫茶室があり、そこは食事もできるようだ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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48.「亀鶴の滝」
遠くに滝が見えた。昭和53年に開館8周年を記念して造られた高さ15mの人工の滝だ。9時前なので、まだ水は流れていないかもしれないという。ポンプが動いていないと滝は流れないのだ。幸い水は流れていた。滝口から勢いよく流れ落ちる水が庭園に動きと緊張感を与える。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO400 ) 露出補正 なし
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49.「枯山水庭」と「亀鶴の滝」
手前に「枯山水庭」を入れて「鶴亀の滝」を撮る。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
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50.池庭
この庭は、周囲の庭との対比と、美術館の洋風的な建物との調和を考え、和洋折衷の新しい感覚で造られた池庭という。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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51.生の衝立
本館1階の奥、中庭を挟んでその向こうにある和室には、左手の小さな庭「自然の額」、右の和室の向こうには「生の衝立」があった。衝立のように切られた壁からはまるで衝立の絵のように「枯山水庭」が眺められた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 -3.0段
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52.生の掛軸
次に「生の掛軸」があった。細長く仕切られた間から、「枯山水庭」、遠くには「亀鶴の滝」が見える。あたかも一幅の山水画が掛かっているように見える足立美術館の名物だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO200 ) 露出補正 -3.0段
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53.「白砂青松庭」
横山大観の名作「白砂青松」をイメージして造られた庭園だそうだ。白砂の丘陵には右に黒松、左に赤松を配置し、対照的な調和美を生み出しているという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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54.電話ボックス?
これは携帯電話専用となっていた。本館2階は大展示室、小展示室、そして、横山大観特別展示室があった。ゆっくりは見られなかったが、名画を鑑賞した。ただ、是非見たいと思っていた大観の「紅葉」が展示されていなかったのは残念だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/160秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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55.地下通路
名画を鑑賞した後、本館からの新刊への地下通路にでた。順路としてはこの地下通路を通って新館から退出するようになっていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/200秒 12mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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56.足立美術館正面玄関
朝、入場するときはガイドさんの後について入ったので、写真も撮らなかったが、これが足立美術館の正面である。ミュージアム・ショップに寄って、ガイドブックを買った。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 19mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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