9月4日、10年以上前からの、お知り合い女性ピアニストの西本梨江さんから、渋谷で「若い巨匠シリーズ」と銘打った小さなコンサートに出演するというご案内をいただいていた。コロナ禍の為、ここ数年、コンサートも聴きに行く機会がなかったので「行きます」との返事をしていた。
横浜から渋谷へ行く。東横線の渋谷駅は、昔は高架だったが、今は地下鉄の副都心線に乗り入れ、地下にもぐってしまった。コンサートの会場は渋谷マークシティーを道玄坂の方へ上がっていったところにある「ノナカ・アンアホール」というところだった。
コンサートは午後2時開演だった。何か食べていくつもりで少し早めに渋谷に着いた。もう何年も前になるが、時々食事をしに行った「渋谷東急プラザ」」を目指した。しかし、その建物はすっかり変わっていた。1965年に建てられた「渋谷東急ビル」は、1969年に「渋谷東急プラザ」と名前が変わったが、2015年に 渋谷駅周辺の再開発に伴う建て替えのため閉館、2019年12月に新しいビルが竣工し、「東急プラザ渋谷」はその2-8階、17・18階にキーテナントとして入居し営業再開されている。その6階にあった「築地玉壽司」に入った。この店は横浜駅のルミネにもある。
渋谷はまだまだ再開発の最中である。「東急プラザ渋谷」からもその状況を見ることが出来た。
マークシティに入り、井の頭線の横を通って道玄坂方面に上がり、突き当りの扉を出て左へ行ったところに「ノナカ・アンアホール」があった。この日の「若き巨匠」は西本梨江さんで、バンドネオンの鈴木宗朗さんが共演だった。どれも素晴らしい演奏だったが、特にガルデル作曲のポル・ウナ・カベサ(曲名は競馬用語の「首(ひとつ)の差で」を意味する。カルロス・ガルデルが1935年の映画「タンゴ・バー」 (Tango bar) の挿入歌として作曲したもの)が良かった。
2023年10月から大規模改修中の岡本太郎画伯「明日の神話」 2024年9月4日 渋谷マークシティ内
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1.「東急プラザ渋谷」入口
前身である「渋谷東急ビル」は1965年に「東急プラザ」に名前が変わったが、そのころ、住んでいたところから学校への通い路であった渋谷には立ち寄ることが多かった。「渋谷東急ビル」にも良く行ったが、そこは、すっかり様変わりして真新しい「渋谷フクラス」というビルになり、その中にキーテナントとして「東急プラザ渋谷」が入っていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO250 )
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2.「東急プラザ渋谷」館内 -1
かっての「東急プラザ渋谷」を懐かしく思いながら、新しい「東急プラザ渋谷」のエスカレーターに乗り、レストランが入っている6階に上がった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )
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3.「東急プラザ渋谷」館内 -2
エスカレーターがある吹き抜けの周りには、いろいろな食事処があった。ラーメン屋さんや鰻屋さんなどもある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )
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4.「築地玉寿司」
何を食べようかと、私たちは6階フロアを一回りしたが、寿司を食べようということになった。この店は、横浜駅の「ルミネ」にも出ている。立派な板前さんが前で握ってくれるのだが、食べ放題というメニューがあった。隣の席の若い女性2人組はどうやらそれを召し上がっているようだ。何を、いくら食べてもいいのかと思ったが、聞いてみる勇気はなかった。結局10貫ほどのセットメニューを注文した。値段はまあまあリーズナブルだった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500 )
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5.「東急プラザ渋谷」 6階からの眺め -1
渋谷駅周辺はまだまだ再開発工事が進められている。JR 山手線の駅の方向を眺めているが、いくつものクレーンが立ち上がっていて、これからどう変わっていくのかよくわからない。この真下にはバスターミナルがある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 15mm ISO160 )
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6.「東急プラザ渋谷」 6階からの眺め -2
これはスクランブル交差点の方向、原宿方面を見ている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 25mm ISO250 )
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7.渋谷マークシティに向かう
食事をした後、渋谷マークシティ、井の頭線のりばの方へ向かった。左側に見える陸橋が渋谷を東から西へ渡る通路だ。向こう側がJRの渋谷駅になるが、地下の通路は複雑で慣れないと何処へ出るのか分からない。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
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8.東側バスターミナル
渋谷を東から西へ渡る陸橋の下はバスターミナルになっている。この先が井の頭線の乗り場への入り口で、通りの右側がハチ公広場だ。スクランブル交差点がある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 21mm ISO160 )
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9.スクランブル交差点 -1
スクランブル交差点が見えてきた。Chat GPTに尋ねたところ、渋谷のスクランブル交差点における信号の切り替わりの間隔は、交通や人出の状況に応じて異なることがあるが、一般的には信号は約90秒から120秒の周期で変わりのだそうだ。通常、車両用の信号が青になる時間は60〜90秒程度続き、その後、歩行者専用の青信号が約30〜60秒間点灯する。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1250秒 9mm ISO250 )
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10.渋谷マークシティ -1
一旦、地上へ下りて、井の頭線の乗り場の導入路のエスカレーターを上がり、マークシティに入った。マークシテイは地下鉄銀座線渋谷駅構内の引き込み線(渋谷車庫)、京王電鉄渋谷駅に跨って建てられている。wikipediaによれば、「東西を貫く遊歩道を設置し、鉄道の相互アクセスの改善と道玄坂を含めた街の回遊性を高め、副都心である渋谷の活性化に資するとの方針に基づき建設された。」と記されていた。その通路の両側には飲食店やショップが並んでいたが、この店は「春水堂」といって、台湾の有名なタピオカの店だ。5年前に台湾旅行をした折、南京でこの「春水堂」で喉を癒した。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
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11.渋谷マークシティー -2
平日の午後1時。結構人通りがあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO800 )
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12.「ノナカ・アンアホール」入口
「渋谷マークシティ」を通り抜けて、すぐ左側に「ノナカ・アンアホール」があった。開場は1時15分だったが、外で待っている人たちがいた。ここは、半世紀以上にわたって、名器として高く評価されている楽器を世界中から厳選し、また最高の状態で、日本の音楽愛好家に紹介しているという野中貿易株式会社のホールだ。コンサートホールは6階にある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
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13.「ノナカ・アンアホール」
コンクリートの打ちっぱなしの、それほど大きくないホールだが、舞台にはマホガニーの深く綺麗な色合いと美しい木目が魅力のSTEINWAY & SONSのピアノ(O-180)が置かれていた。定員70名ほどのホールはピアノのコンサートには程よい大きさである。この日は「若き巨匠」は西本梨江さんと、バンドネオンの鈴木宗朗さんの演奏を聴きに来た。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 )
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14.スクランブル交差点 -2
東から西へ渡る陸橋に入る所でスクランブル交差点を眺めた。時刻は午後3時40分。ハロウィンの時はこんなものではないだろうが、さっきより人出が多くなったようだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO320
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15.岡本太郎画伯の巨大壁画「明日の神話」
渋谷マークシティの連絡通路に下りてきて、ここを通るたびに目にしていた岡本太郎画伯の巨大壁画をみた。修復中なのだそうだ。wikipediaをはじめ、インターネットで得られた情報をもとに整理してみた。
大阪万博のシンボルタワー「太陽の塔」と対をなす岡本太郎画伯の代表作で、1968年から翌年にかけて同時制作され、岡本太郎のパブリックアートの代表ともなったと言われる。「明日の神話」は、長さ30m、高さ5.5mの巨大壁画で、1968年から1969年に制作された。元々は、メキシコシティに建築中のホテルのロビーに飾るために依頼された作品だったが、依頼者の経営状況が悪化し、ホテルは未完成のまま人手に渡っていたそうだ。壁画はその後、屋根のある資材置き場を転々としたとされているが、2003年9月にメキシコの資材置き場で発見され、太郎のアトリエ兼自宅を岡本太郎記念館として改装を行い館長となった岡本敏子さんが、壁画に再会したときには絵の具もほぼそのまま残っていた。
「明日の神話」発見から半年後に、岡本敏子さんが再びメキシコを訪れると、壁画は屋根のない場所に保管され、ひびが入り欠損があり劣化も進んでいたそうだ。敏子さんは「明日の神話」の再生を「最後の仕事」として奮い立ったという。そして、岡本敏子さんが亡くなられた後、2008年に岡本太郎記念館館長の平野暁臣氏は渋谷マークシティを視察し、パブリックアートとして鑑賞目的以外の人がたまたま作品に出会うのに適した場所であるという感想を持ち、2008年10月からここ渋谷マークシティ内の京王井の頭線渋谷駅とJR渋谷駅を結ぶ連絡通路に恒久設置された。
そして、設置から15年が経過したため、亀裂や変色が進み、作品を次世代に残すための抜本的なメンテナンスが必要と判断され、2023年10月10日から大規模な改修が始まったのだ。改修は複数年にわたる予定だそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1600 )
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