前回まで北海道旅行のことを載せていたので、クロマダラソテツシジミ観察記録の間が開いてしまった。後追いになるが、残しておいたメモを頼りに続けたい。
9月24日、しばらくセンニチコウの咲く花壇でクロマダラソテツシジミが見られなくなり、心配していたが、この日は複数の個体を見ることが出来た。しかも擦れていない、発生したばかりのような個体もいた。だが、確認出来た個体はすべて雄だったようだ。
今回の写真はすべてクロマダラソテツシジミである。広角で背景の状況も入れて撮ってみた。
公園の隅の花壇に咲くセンニチコウで吸蜜するクロマダラソテツシジミ 2021年9月24日 横浜市
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1.クロマダラソテツシジミ 雄 -1
センニチコウの咲く花壇には複数のクロマダラシジミが来ていて、いずれも傷のないきれいな個体だった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2.クロマダラソテツシジミ 雄 -2 2頭
1頭の雄が吸蜜しているセンニチコウの花に、後ろからもう1頭、別の雄が飛来した。先に吸蜜していた雄は押し出されそうになっていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 178mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.クロマダラソテツシジミ 雄 -3
羽化したばかりのような雄だ。いったいどこで発生しているのだろうか?
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 198mm ISO100 ) 露出補正 なし
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4.クロマダラソテツシジミ 雄 -4
完全な個体だ。細く長い尾状突起が風にそよぐ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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5.クロマダラソテツシジミ 雄 -5
ズームを広角側の9mmにして、モニターを見て撮影した。後ろは公園のグランドである。トリミングしている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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6.クロマダラソテツシジミ 雄 -6
前の写真と同じ個体、同じ状況で撮影。ボケてしまっているが右側に、もう1頭、クロマダラソテツシジミがいた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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7,クロマダラソテツシジミ 雄 -7
この個体は少々擦れていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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8.クロマダラソテツシジミ 雄 -8
センニチコウについて少し調べてみた。センニチコウ(千日紅)は、センニチソウ(千日草)ともいい、熱帯アメリカ原産の一年草。茎の高さは15~50cm。茎頂や葉腋から伸びる枝に、直径約2cmの紅紫色の頭花(写真は白い頭花)を1~2個つける。頭花は葉が変化した多数の小苞からなり、小花は2個の小苞片につつまれていて目立たない。小花は両性花で、花弁は5裂し、長さ約5mmの針形で、綿状の毛に覆われている。雄しべは個で、花糸は筒状に癒合し葯は黄色。雌しべの柱頭は2裂する。茎葉は対生し、楕円形~長楕円形で、先がとがり、茎を抱き、全縁。頭花の基部の葉は、柄がなく、長さはふつう1cmほどだが、茎葉のように長くなる場合もあり、変異が大きい。茎や葉には軟毛がある。和名は花の色が長い間色あせないことに由来し、古くから仏花やドライフラワーとして利用されていたという。花色は紅紫、赤、桃、橙、白がある。写真の赤紫色の球形に見えるのが上記の説明でいう頭花であり、小花は2個の小苞片に包まれるとあるが、黄色く天のように見えるのが小花と思う。チョウはその小花にストローを入れて吸蜜している。ストローに黄色い花粉が付いている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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9.クロマダラソテツシジミ 雄 -9
この日は公園のセンニチコウの咲く花壇にクロマダラソテツシジミが多かった。しかも数頭いたそのほとんどが傷のないきれいな個体であった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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10.クロマダラソテツシジミ 雄 -10
センニチコウの花壇で元気なクロマダラソテツシミを見たあと、ソテツの鉢植えのあるお宅へ寄ってみた。ここでも1頭のクロマダラソテツシジミの雄が飛んでいた。しかし、大分擦れてしまっていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 175mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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11.クロマダラソテツシジミ 雄 -11
前の写真と同じシーンを広角側で撮った。雌がいて欲しいと期待していたが、この日は現れなかった。このカメラのズームレンズは広角側が9mm(35㎜版24mm相当)で、望遠側が220mm(同じく600mm相当)であるが、最短撮影距離は9mm(24mm相当)側で3cmだが、250mm相当では140cmしか寄れない。いっぽう、望遠側600mm相当では72cmまで寄れる。従って、被写体から10cmくらいまで近寄れる場合は別にして、シジミチョウのような小さなチョウを撮るときは、思い切って220mmいっぱいに伸ばして撮るのが良い。ただ、望遠端で撮ると、手持ちなので、1/500秒のシャッタースピードでもブレが気になる。連写して、その何コマかの中からピック・アップすることになる。デジタルだから出来ることで、フィルムカメラではコストやフィルムの装填頻度からして不可能と思う。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 11mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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