蓼科日帰りバスツアー ① おしどり隠しの滝 2024年10月30日 - Studio YAMAKO

2024年11月24日

蓼科日帰りバスツアー ① おしどり隠しの滝 2024年10月30日

某旅行社の「御射鹿池・長円寺・おしどり隠しの滝・横谷観音展望台 信州4つの紅葉紀行」という日帰りツアーに参加した。
 このツアーは、特急「あずさ」で茅野まで行き、そこからバスで蓼科の紅葉を巡るツアーである。
 集合は新宿駅であったが、私たち夫婦は八王子駅で「あずさ1号」に乗車、合流することにした。横浜から八王子まで小一時間かかるが、朝の時間帯はその方が楽だと判断したのだ。それにしても、八王子駅7時30分発の「あずさ1号」に乗るには、暗いうちに家を出なくてはならなかった。
 茅野駅到着は9時07分。駅前にバスが待っていてくれた。
 まず、15分ほど乗って、峠の釜めしの荻野屋(諏訪店)に寄った。ここで後で参加者に配られる「峠の釜めし」がバスに積み込まれる。
 そこから、今回の最初の観光スポットである「おしどり隠しの滝」と「御射鹿池」に向かう。
 「おしどり隠しの滝」と「御射鹿池」は茅野から東へ、「湯みち街道」を八ヶ岳に向かって走る。そこは標高1,500mを越える。学生時代の友人夫婦が長野県の原村でペンションを営んでいた頃、毎年秋に、同期の仲間で集まって宴を張り、三井の森蓼科や、フォレストカントリークラブでゴルフを楽しませてもらったが、そのゴルフ場のごく近くをバスは上っていった。
 1時間ほど走って、バスは「御射鹿池」の駐車場に入った。目の前の御射鹿池は後にして、先にそこから15分ほど歩いて「おしどり隠しの池」を見に行った。

「おしどり隠しの滝」という名の由来が知りたくなった。AIに尋ねてみると、いくつかの説があるようで、次のような回答があった。
 一つは、おしどり夫婦にちなむ説で、おしどりは一生を共にする夫婦愛の象徴とされている。この滝が持つ静けさと神秘的な雰囲気が、仲睦まじい夫婦が静かに寄り添いながら隠れる場所のようだと感じられたこと。 次に、滝の形状や周囲の景観による説で、滝の流れが穏やかで、滝壺や周囲の岩場がまるでおしどりが身を隠しているように見えること。
 また、地元の伝説や民話として、地元の人々の間で、滝周辺が恋人たちの密会場所だったとか、おしどりのような鳥がこの滝を訪れていた、などの伝承があった可能性もあるそうだ。
 この滝は奥蓼科の自然豊かな環境の中にあり、静けさと癒しを感じられる場所として知られている。名前の背景には、滝そのものが持つ雰囲気や地元の文化的な思いが込められているのかもしれないと付記されていた。

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「おしどり隠しの滝」 2024年10月30日 長野県奥蓼科

001_241030002 X900 あずさ車内 G7X.jpg 1.「特急あずさ1号」車内
時刻は8時8分、大月と甲府の間を走行中。多分、笹子トンネル通過中だと思う。普通車のシートは快適で、カーブで少々揺れるものの、走行音は静かだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO3200 )
002_241030004 X900 あずさ車内 G7X.jpg 2.諦めていた天候が・・・
朝、家を出るときは小雨が降っていた。午後からは止むという予報だったが、期待していなかった。だが、列車が進むほどに晴れ間が出てきた。期待を持たせる。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 37mm ISO125 )
003_241030010 X900 茅野駅 G7X.jpg 3.茅野駅到着
9時7分に茅野に付いた。2階にある改札口から階段を下りて東口広場に出る。植えられたモミジ(トウカエデ?)が赤く色づいていた。ここでバスは待っていてくれた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/1000秒 11mm ISO250 )
004_241030110 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 4.「おしどり隠しの滝」 -1
バスは荻野屋諏訪店に寄り、1時間ほど八ヶ岳に向かって走って奥蓼科の「御射鹿池」の駐車場に入った。「御射鹿池」は目の前だが、添乗さんはまず歩いて15分ほどのところにある「おしどり隠しの滝」へ一行を引率する。途中、渓谷の両脇の紅葉が綺麗だった。写真を撮るのは後にする。やがて、渓谷沿いにある「山の宿・明治温泉」(休館中)という旅館があった。標高1500mの高地にある一軒宿の「明治温泉」は、江戸時代末期より湯治場として栄えてきた。旅館の創業は明治21年(1890年)。その下が「おしどり隠しの滝」だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 52mm ISO100 )
005_241030014 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 5.「おしどり隠しの滝」 -2
滝は大きくはないが何段にも分かれている。周囲の紅葉が美しい。「おしどり隠しの滝」を流れる川は渋川で横谷渓谷(横谷峡)という。「おしどり隠しの滝」は、その横谷渓谷の最上部にある落差15mの段瀑で, 山の家・明治温泉のすぐ脇を流れ落ちている。滝の一番の特徴はその流れの殆どすべての川底が苔むしていることだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 11mm ISO200 )
006_241030016 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 6.「おしどり隠しの滝」 -3
この滝の下流には、王滝、霧降の滝(日光の滝とは異なる)、乙女滝などいくつもの滝がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 11mm ISO250 )
007_241030112 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 7.「おしどり隠しの滝」 -4
渋川と名の付く河川は全国にいくつもあるようだが、この渓谷を作る渋川は、長野県茅野市の八ヶ岳の西麓から諏訪湖に流れる上川水系の源流渋川の流域で横谷渓谷の水源である。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 51mm ISO160 )
008_241030119 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 8.「おしどり隠しの滝」 -5
渓谷の紅葉。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 37mm ISO280 )
009_241030125 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 9.「おしどり隠しの滝」 -6
渓谷の紅葉。快晴とまではいかないが、晴れ間があり、樹々の紅葉が陽の光に映える。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.2 1/500秒 37mm ISO400 )
010_241030020 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 10.「山の宿・明治温泉」の愛犬
旅館から「おしどり隠しの滝」へ下りる階段の前で、飼われている犬がつながれていた。怖そうだけどおとなしい。見たところ、耳が黒く甲斐犬の血を引くようだ。甲斐犬は、日本犬のなかでも野生のにおいを強く感じさせる犬種という。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 25mm ISO500 )
011_241030023 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 11.明治温泉の三十三番 十一面観音
「御射鹿池」の駐車場へと戻る途中に、明治温泉三十三番 十一面観音という石仏があった。蓼科中央高原観光協会のホームページを見ると、この一帯、奥蓼科温泉(八ヶ岳西麓に存在する温泉郷で、横谷温泉・明治温泉・渋川温泉・渋温泉・渋の湯温泉の4つが含まれている)は武田信玄の隠し湯と言われ、戦いで傷負った武将が傷を癒すのに湯治に訪れたと言い伝えられており、その道順に道しるべとして、そして安全を祈願したものと伝えられているそうだと記されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 11mm ISO160 )
012_241030130m X900 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 12.横谷峡の紅葉 -1
「御射鹿池」の駐車場へ戻る林道では、横谷峡の対岸には日が当たり、見頃の紅葉が輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.3 1/500秒 68mm ISO180 )
013_241030134 X900 〇おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 13.横谷峡の紅葉 -2
広がった青空を背景に、赤、橙、黄に色づいた葉と、緑が残る葉が織りなすコントラストが美しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f5.0 1/500秒 30mm ISO100 )
014_241030026m X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 14.横谷峡の紅葉 -3
ひときわ赤く色づいた木もある。ツタカエデだろうか。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 21mm ISO200 )
015_241030138 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 15.犬の散歩
犬を連れた女性とすれ違った。ご近所のかたのようには見えないので、車に愛犬を乗せてきて散歩させているのだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
016_241030140 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 16.横谷峡の紅葉 -4
真っ赤に紅葉した木があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO110 )
017_241030142 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 17.横谷峡の紅葉 -5
横谷峡から少し離れ、林の間で、紅葉した木が陽を浴びている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO160 )
018_241030145 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 18.千手千眼観音
傍らに明治温泉 三十番 千手千眼観音という石仏が立つ林道を歩く。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 43mm ISO250 )
019_241030148 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 19.真っ赤に紅葉したツタカエデ -1
ツタカエデと思う。真っ赤に紅葉していた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 29mm ISO125 )
020_241030151 X900 おしどり隠しの滝 Z50 Z18-140.jpg 20.真っ赤に紅葉したツタカエデ -2
まっすぐ伸びた常緑樹と真っ赤に紅葉したツタカエデ、ススキも穂をつけている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )
021_241030035 X900 おしどり隠しの滝 G7X.jpg 21.シロスジカエデ
PictureThisで検索した結果、シロスジカエデと同定された。Wikipediaによれば、ムクロジ科カエデ属の種類は「世界におよそ130種が存在する。その多くはアジアに自生しているそうだ。検索するには葉っぱの写真を撮っておくことだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO140 )

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