6月に南イタリアのツアーを予約していたが、東日本大震災があり、行く気分になれず、3月中にキャンセルしてしまった。夏になって、娘夫婦から北イタリアへ行かないかと誘われた。4人で旅行するのも、これからは段々と難しくなるだろうと思い、同じイタリアも南から北へ変わったが、一緒に行くことにした。
JALがミラノ直行便をやめてしまった。ミラノへはヨーロッパのどこかで乗り継いで入らなくてはならない。今回の旅の手配は娘の主人が全てやってくれた。便数が減ったためか飛行機も混んでいるらしく、フィンランド航空でヘルシンキで乗り継ぎミラノへ行くことになった。お陰で一日ヘルシンキ観光ができた。
なお、このブログの記述にあたってはWikipediaなど、インターネットで得られる情報、およびダイアモンド社発売の「地球の歩き方 イタリア '11~'12」を参照させていただいている。
旅のスケジュールは次のようになった。私にとってミラノ、フィレンツェは3度目である。
9月2日 午前11時 成田出発、ヘルシンキ泊
9月3日 ヘルシンキ観光後、ミラノへ
9月4日 ミラノから日帰りでコモ湖観光 ミラノ泊
9月5日 ミラノからジェノバへ。ジェノバ観光後、ラ・スペツィアへ
9月6日 ラ・スペツィアからチンクエテッレ観光、夜パルマへ
9月7日 パルマでグルメツアー、夕方パルマ市内観光 パルマ泊
9月8日 パルマからフィレンツェへ
9月9日 午前中フィレンツェ観光、観光後ミラノへ
9月10日 娘は仕事のため帰国、娘の主人はモンツァへGPイタリア観戦。さて、私たち老夫婦は?
9月11日 娘の主人はもう1日F1を観戦、私たちはヘルシンキ経由で帰国の途へ
9月12日 午前9時 成田着
ヘルシンキには9月2日午後3時過ぎについた。空港からタクシーでホテルへ。ホテルは旧港に近く、ヘルシンキ大聖堂にも近い。エスプラナーディ公園、エスプラナーディ通りに面し、便利なところだった。一休みして、市内観光に出かけた。
目指したのは、テンペリアウキオ教会というところ。エスプラナーディ通りにあるショップをのぞきながら、その教会に着いたのは5時半過ぎだった。残念ながら閉館時間が過ぎたのか扉が閉まっていて中に入ることはできなかった。
仕方なく、ヘルシンキ中央駅や、大聖堂を見ながら、戻ってきて、食事にすることになった。いくつかのレストランの扉の外に示されているメニューを見ながら、フィンランド魚料理の店に入ることにした。
1.ヘルシンキ空港
フィンランド航空のAY74便は、定刻15時20分にフィンランド空港に到着した。ヘルシンキ国際空港はヴァンター空港と呼ばれ、フィンランド最大の空港であり、北欧のみならず、中欧や東欧へ向けた便のハブ空港として機能している。また、日本と欧州を結ぶ最短飛行距離の空港であるため、毎年多くの日本人観光客が利用するという。ヘルシンキから15kmのところにあり、ここからはタクシーで、運転手に紙に書いたホテル名とその所在地を示し、ホテルへ向かった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/2000秒 4.9mm ISOオート ) 露出補正 なし
|
|
2.エスプラナーディ公園
ホテルはとても便利な所にあった。午後4時半、さっそく、夕方の観光と夕食に出かけた。日本との時差はサマータイムなので-6時間、ということは日本は、夜の10時半である。ホテルの前のエスプラナーディ公園には、若者が芝生に車座になって語り合っていた。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1000秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
3.エスプラナーディ通り
ヘルシンキの目抜き通りのひとつであるエスプラナーディ通りは公園に並行して延びている。マリメッコやイッタラという有名店も並んでいる。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
4.マリメッコ
娘がまずは入ったのはこの店だった。私にはわからないが、マリメッコは鮮やかな色の大胆なプリント柄をデザインした商品ラインナップで世界的に知られるているフィンランドのアパレル企業で、もちろん日本にも入ってきている。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
5.マンネルヘイミン通り
最新型のトラムが走る目抜き通りだった。デパートはじめ大きな建物が立ち並ぶ。ヘルシンキ中央駅に近い。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/250秒 30.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
6.テンペリアウキオ教会
地図を片手に、寄り道をしながらトーロというところにあるテンペリアウキオ教会にやっと着いた。福音ルーテル派の教会であるとのこと。スオマライネン兄弟によって設計され、1969年に完成したと言われる。時刻は5時半を少し回っていたが、扉がすでに閉ざされていて、内部を見ることができなかった。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
7.ヘルシンキ中央駅
是非見たいと思っていた。想像通り立派な駅である。駅はフィンランド産の花崗岩で造られ、高さ48.5mの時計塔が目を引く。正面出入り口の両脇に2体ずつ、計4体のランプを持った像が鎮座している。ヘルシンキ中央駅は1860年に開業した。1904年に新駅舎のデザイン・コンペが行われ、エリエル・サーリネの新駅舎案が採用された。サーリネンは他の若い建築家達達の意見を聞き入れ、徹底的な計画変更を行い、鉄筋コンクリートを使用した現在の駅舎案を1909年に完成させ、これを元に建設が行われ、1919年に新駅舎が完成したとのこと。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
8.ヘルシンキ中央駅プラットフォーム
駅には19のプラットフォームがあり、東側から順に番号が振られている。1から4番線はローカル線(近郊電車)、5番線から12番線は長距離列車の発着が行われている。11番線、12番線はエスポー経由トゥルク行きの特急列車が使用する。13番線から19番線は西行きのローカル線が発着する。写真の左端に見える車体に「ALLEGRO」と書かれた列車は、昨年末から走り出したというロシアのサンクトペテルブルグ行きの特急列車だ。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
9.午後6時23分
まだまだ明るいが、陽がだいぶ傾いてきた。ヘルシンキ大聖堂に向かって歩く。振り返るとトラムの線路が光ってきれいだった。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
10.元老院広場
トラムの向こう側に見える広場は元老院広場という。この広場はカール・ルドゥヴィグ・エンゲル(1822年-1852年)によって設計された。四方をヘルシンキ大聖堂、政府宮殿、ヘルシンキ大学本館、国立図書館の4っの建物に囲まれている。中央には、ロシアの皇帝アレクサンダー2世の像があった。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
11.ヘルシンキ大聖堂
この大聖堂はヘルシンキ・ルター派教区に属している。1917年のフィンランドの独立までは「聖ニコラウス教会」と呼ばれていた。ヘルシンキの中央のランドマークであるこの教会は1830年から1852年にかけてネオ・クラシック様式に改築された。カール・エンゲルによって独自にデザインされ、彼の後継者であるエルンスト・ロールマンによって継承されたと言われている。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 9.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
|
|
12.エスプラナーディ通りの夕暮れ
大聖堂を見終えて、さて、どこで食事にしようかと言うことになった。無難にホテルでという案も出たが、少し歩いてみた。エスプラナーディ通りを旧港の方へ歩くと、Finnish Restaurant 「AINO」という店があった。どうやら魚を食べさせてくれるようだったので、ここにしようということになった。メニューがよくわからなかったが Grilled Vendace Fish というのを食べてみることにした。食べた感じはシシャモのようであり、とても旨かった。帰国して調べてみると Vendace とはシロマスのようだ。食べ終わって外に出ると、夜9時になろうとしているのに、外はまだうす明るかった。
Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/30秒 18.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
|
|
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)