小石川植物園 4月15日
4月8日に目黒の自然教育園へ行った時に、ツマキチョウの飛翔写真を撮っておられた方が、小石川植物園にもツマキチョウがたくさん飛んでいたと話してくださった。ツマキチョウはこの時期しか撮れない。そこで昨年10月3日に訪れた小石川植物園に再び行ってみることにした。正しくは、東京大学大学院理学系研究科付属植物園という。
入園料400円を支払って、園内に入る。去年来た時を思い起こして、ツマキチョウのいそうな園内の場所を、正門からすぐ左へ日本庭園への道筋と考え、歩き始めた。しばらく歩くと真っ赤な花を咲かせたオオヤマツツジがあった。その少し先をちらちらと白い蝶が飛んでいる。ツマキチョウだ。目黒ではまだ発生していなかった♀を最初に見たが、そのあと、個体数はどんどん増えた。しかし、なかなか止まってくれず、撮り難い。
しばらく、粘ってみたがあまり多くのショットを撮ることはできなかった。また、後で来ようと、先に進む。日本庭園から旧東京医学校本館をみて、上へ上がり、ハンカチノキを見に行った。分類標本園へも行ったが、ここはこの時期、蝶を見ることはなかった。喉が渇いたので、 売店でアイスティーを買って、一息入れる。もう午後1時になっていた。
再びツマキチョウのいるところへ戻り、約1時間粘ったが、なかなか花で吸蜜することも少なく。多くは撮れなかった。よくあれだけ疲れずに飛び続けられるものだと感心してしまう。 2時過ぎに退出した。
1.小石川植物園入口 都営地下鉄三田線を白山で降りた。昨年10月に行った時は、筋向いにある雑貨屋さんで入園券を購入したが、今日は門の中の受付で販売していた。昨年は330円だったが、400円になっていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/850秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
2.オオヤマツツジ 今日はツマキチョウ狙いである。受付の脇から、日本庭園への道を歩く。少し進んだところに真っ赤なツツジが咲いていた。満開である。アゲハでも来ていないかと見たが、蝶の姿はない。赤とびを用心して、露出を抑えたが、撮れた画像を確認してみると、もう少し明るくても良いと思った。ここで撮り直しておかないといけないのだが。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 4.8mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段 | |
3.ツマキチョウ♀ 開けたところでツマキチョウが飛び始めた。路傍の小さな花に止まる。見ると♀だった。目黒では♂ばかりだったのに、季節は進んでいる。
Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
4.ツマキチョウ♀ 最初と同じ個体はのんびりと吸蜜を続けている。HS50に持ち替えて、撮る。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段 | |
5.ツマキチョウ♂ 菜の花が咲いていた。白い蝶が絡んでいるが、なかなか止まらない。やっと止まってくれたツマキチョウの♂だった。もう一歩寄りたかったのだが、すぐ、飛んでしまった。ここではモンシロチョウとツマキチョウが混ざっている。
Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
6.ツマキチョウ♀ ♀も菜の花に来た。近寄れないので、HS50で撮る。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
7.ハナズオウとオオリキュウバイ 日本庭園の池の手前に紅色のハナズオウ(花蘇芳)と白いオオリキュウバイ(大利休梅)が咲いていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
8.アオサギ 日本庭園の石橋にいた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 25.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段 | |
9.ハンカチノキ 小石川植物園の名物である。開花時期は4月下旬で、今日はツマキチョウもさることながら、この花を見たかった。花についた白い大きな2枚の苞葉が垂れ下がりよく目立つため、日本では「ハンカチの木」や「幽霊の木」などと呼ばれる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/800秒 110.8mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段 | |
10.日本庭園と
旧東京医学校本館(現 総合研究博物館小石川分室) ここに来ると撮りたくなってしまう。この時期が一番きれいなのではなかろうか。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/800秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段 | |
11.サトザクラ サトザクラ 一葉 という木札がかけられていた。オオシマザクラをもとにして掛け合わせらえた桜の一品種だそうだ。その桜の下で家族連れがお弁当を開いている。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/800秒 7.3mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段 | |
12.オドリコソウ ヒメオドリコソウは舞岡公園などでたくさん咲いているが、 オドリコソウというのは、どんなのだろうかと思っていた。菜の花の傍でツマキチョウを追っているときに目についた。
Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
13.ツマキチョウ♂ ツマキチョウは小さな花が好きなようだ。なかなか止まってくれない。「止まった!」と思って近づく。落ち着いて吸蜜を始めてくれるとシャッター・チャンスはあるのだが、多くは、こちらがアプローチする前に飛び立ってしまう。
Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
14.ツマキチョウ♀ 同じ花に来た、これは♀のようだ。午後になって、少しは花に来る個体が多くなりはしないかと、30分以上、この場所に待機していたが、チャンスは2度しかなかった。それにしても、ツマキチョウはよく止まることなく飛んでいられるなと改めて思う。
Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
15.ベニシジミ ベニシジミも飛び始めた。あまり珍重されないが、特に春型は可憐な蝶だ。
Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro 絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
16.モンシロチョウ 欧米各国に伝わる童謡に日本で野村秋足(1819年 - 1902年)が歌詞を付けた「蝶々 蝶々 菜の葉に止まれ」という「唱歌 ちょうちょう」のように、菜の花に止まる蝶の代名詞であるモンシロチョウ。「菜の葉に飽たら 桜に遊べ」と続くが、桜の花に来たモンシロチョウは見たことがない。HS50の望遠端で撮る。少しピントが甘くなる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段 | |
17.ダイサギ? ハンノキ並木がある池に白いサギがいた。5m位まで近寄ったが、獲物を狙うのに夢中である。いつも見るコサギより大きい。頸の形や、くちばしの色、眼の下の緑色から、夏羽になったダイサギではないかと思う。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 73.7mm ISO160 ) 露出補正 -0.7段 |
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