2泊3日 青森県の旅(1) 五能線 秋田から「不老ふ死温泉」へ 7月5日 - Studio YAMAKO

2018年7月25日

2泊3日 青森県の旅(1) 五能線 秋田から「不老ふ死温泉」へ 7月5日

年に一二度ご一緒に旅行をしている友人のKさん御夫妻と、前々から計画をしていた五能線乗車、白神山地などを訪れる旅行をしてきた。日程は7月の5日から2泊3日と決めていたが、もちろん梅雨の雨は心配だった。青森県はあまり梅雨前線の影響を受けないだろうという考えが甘かった。友人のご主人が「晴れ男」というので、期待もしていたのだが、奥様によると、最近ちょっと神通力が衰えているという。関東甲信越地方は6月末に梅雨明け宣言がされ、夏の暑さがやってきた。ところがそのあとに発生した台風7号が、湿った空気を巻き上げてきて、西日本で大雨を降らし、大きな被害が出たのはご承知の通りである。被災された方々にはお見舞いを申し上げる。その被害が大きく伝えられる前の7月5日、雨の中、朝7時発のJALで秋田に向かった。私たちの旅行も3日間雨模様だった。
 雨が降る秋田空港からバスでJR秋田駅に到着する。駅の売店で駅弁を買い求めた。9時46分発の大館行きの奥羽本線各駅停車で東能代まで行き、そこから五能線の各駅停車に乗り換えた。初日、五能線には各駅停車でウェスパ椿山まで乗った。その私たちの乗った2両編成の中の1両は、途中から我々の占有空間になった。他1両も乗客は1人しかいない。雨の日本海を眺めながら駅弁を食べた。「リゾートしらかみ」には翌日乗る。
 ウェスパ椿山に12時29分に到着すると、今宵の宿である「不老ふ死温泉」の迎えのバスが来てくれていた。この日はチェックインしたあと、宿のレンタカーで十二湖周辺まで行き、散策する。

1.羽田出発
私たちの搭乗した7:00発のJAL0161便は予定通り出発した。滑走路の離れたところに、ANAのボーイング787機が止まっていた。見るとエンジンの後ろ半分がない。そういえば、昨日のTVニュースで、ANAの787が使用しているロールス・ロイス製エンジンが 安全性を確保するため整備や改修がされると報道されていた。当初は主に国際線を飛ぶ787-9が搭載しているエンジン66基が対象だったが、さらに改修対象のエンジンが、主に787-8が使用している136基に増えたことで、国内線の機材繰りに影響が及び、羽田-伊丹線、福岡線など幹線を含む多くの欠航が決まったという。その整備対象の機材と思われる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 ) 露出補正 なし
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2.雲の上は青空
JAL0161便はボーイング737-800。ボーイング737の初期型は1965年に初飛行。その第4世代と呼ばれるボーイング737-800は1987年に初飛行し、2008年からJALエキスプレスに導入された。離陸後20~30分で雲の上に出た。今回の旅行3日間で初めて見る青空だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.秋田駅西口バス・ターミナル
秋田空港から乗ったリムジン・バスは9時に秋田駅西口バス・ターミナルに到着した。このバス・ターミナルはなかなか瀟洒な佇まいである。2015年に「日本一周鉄道の旅」をしたときに、列車を待つ間、秋田駅の構内から見下ろした記憶がある。その時にも記したが、グッドデザイン金賞を受賞したそうだ。秋田杉をふんだんに使った木造のバス・ターミナルで、建替えのきっかけは、以前のバス・ターミナルは、東日本大震災を契機として実施した耐震性調査で、脚柱部に腐食がみられ補強対策が必要との調査結果が出たことからという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 29mm ISO320 ) 露出補正 なし
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4.奥羽本線 各駅停車
秋田からはまず奥羽本線に乗って、五能線の起点である東能代まで行く。 車両は701系の2両編成。クロス・シートの軽快なワンマン電車だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 29mm ISO320 ) 露出補正 なし
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5.ワンマン
ワンマン電車は、乗車券の回収箱が一番前に置かれていて、改札口のない駅では運転手が切符を回収する。そこでは一番前のドアーでしか降りられないし、乗車も一番前の車両の後ろのドアーからのみだ。この電車、ワンマンなのに運転室に4人も乗っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO640 ) 露出補正 なし
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6.奥羽本線 八郎潟駅
列車は八郎潟に着いた。左手に、かっては面積220㎢と、日本の湖沼面積では琵琶湖に次ぐ第2位であった八郎潟があった。 wikipediaによれば、第二次世界大戦後、食糧増産を目的として干拓工事が行われ、干拓の先進国であるオランダの技術協力を受け、20年の歳月と約852億円の費用を投じて約17,000haの干拓地が造成されたそうだ。工事は1957年(昭和32年)に着工して、1967年(昭和42年)から全国から公募された入植者が移住を始めた。全体の事業は1977年(昭和52年)に竣工している。現在では日本の湖沼において18位の面積だそうだ。八郎湖や、八郎潟残存湖といった別名でも呼ばれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 ) 露出補正 なし
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7.五能線起点駅 東能代
我々が乗った奥羽本線各駅停車の列車は、10:43に東能代駅に到着した。ここが五能線の起点駅となる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.東能代駅
ここで10:59発の五能線各駅停車に乗り換える。反対側のホームを見ると、秋田杉で造られたベンチが置かれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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9.五能線各駅停車
10:59発の弘前行の五能線各駅停車の列車はすでに入線していた。キハ40形の気動車だ。ボタンを押してドアーを 開けて、乗車する。乗客は少なく、私たち以外に観光客の姿はない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.駅弁
進行方向が逆になり、定刻に発車した。秋田駅で仕入れた駅弁を食べることにする。私が食べたのは「特製牛めし」。温めて食べられるように発熱材が仕込まれていたので、その紐を引いたところ、やけどしそうに熱かった。味は"まあまあ"というところか。ほかの3人は「秋田肉三昧」を召し上がる。比内地鶏、秋田錦牛、十和田湖高原ポークとごうせいだった。

上下とも
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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11.八森駅
五能線の駅にはどの駅にもこのような絵看板がある。秋田県側の白神山地が近い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし
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12.岩舘駅
私たちの乗った弘前行き各駅停車は岩舘駅で快速「リゾートしらかみ」と行きかう。次の駅は大間越で青森県に入る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO640 ) 露出補正 なし
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13.絶景ポイントを徐行
岩舘を出た列車は、トンネルを抜けると左手の眺めが開けて、荒波に洗われる岩の海岸線を走る。ここからしばらく列車は徐行運転して、乗客に景色を楽しませてくれる。この天気では海の藍、空の青が出ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.岩舘海岸
この辺りは岩舘海岸というらしい。波が静かであれば子供たちが磯遊びをするところだろうが、今日は風が強く、波が荒い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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15.岩と波
大きな岩も波を被り、その波が砕けて白い泡となっている。列車は12:01に岩舘駅の次の大間越に着いた。さらに十二湖駅からは、ツアーの観光客が乗車して、私たちだけで占有していた車両は急に賑やかになった。 外の写真を撮ろうと窓を開けていたが、雨が入るので閉めてほしいと言われてしまった。申し訳ない。12:29にウェスパ椿山駅に到着、私たち4人は下車する。「不老ふ死温泉」のマイクロバスが迎えにきてくれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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