台風10号・ライオンロックは8月19日に八丈島の東の海上で発生し、いったん南西に進んだ後、8月25日ころから沖縄の南東海上でUターンを始め、その後北上して30日には岩手県に上陸した。岩手県や北海道で大きな被害をもたらし、やっと日本海へ抜けてくれ、温帯低気圧になった。しかし、30日夜半から、31日朝にかけて、河川の氾濫と土砂災害で岩手県では12名の方が亡くなっている。北海道でも3人の方が行方不明で、南富良野町では空知川が氾濫し、家や車が流されるという多くの被害が出た。被害に遭われたかたがたには心からお見舞い申し上げたい。
今年の8月は天候が定まらず、なかなか蝶の写真を撮りに出かけられなかったが、8月31日、関東はやっと快晴となった。舞岡公園へ行ってみることにする。
この日は、どんな蝶でもよかった。元気に翔ぶ姿が見たいと思った。食草であるクズの花が咲くところでは、樹上でウラギンシジミ♂がテリトリーを貼っている。フヨウやトロロアオイの大きな花も咲いていた。セミの鳴き声はあの暑苦しいアブラゼミの鳴き声に代わって、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの声が大きく聞こえるようになった。クサギの花はそろそろ終わりだ。ナガサキアゲハやモンキアゲハが悠々と飛んでいるのは見かけるが、クサギの花には来てくれなかった。
この日の収穫はジャコウアゲハの産卵シーンを撮ることができたことだ。これは次回アップしたい。
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1.コミスジ -1
長い間、舞岡公園を散策してきたことで、どのあたりでどんな蝶が出てくるかがわかるようになってきた。南門を入って谷戸の方へ降りていくとコミスジが迎えてくれる。小さくてかわいいコミスジだった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO280 ) 露出補正 なし
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2.コミスジ -2
前の写真と同じ個体。裏面を見せてくれた。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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3.ウラギンシジミ
クズの花が咲いているところがある。ウラギンシジミがテリトリーを貼っている。時々飛び立つが、この蝶の飛び方は方向性が全くなくジグザグだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.イチモンジセセリ -1
この時期のイチモンジセセリは裏面の鱗粉がしっかりついていて、赤褐色に見える。この蝶は小さな花で吸蜜する。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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5.イチモンジセセリ -2
後翅表面の一文字模様がよく見える。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO360 ) 露出補正 なし
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6.ツリガネニンジン 釣鐘人参
まだ、咲き始めのようだ。昨日は雨だったので、みずみずしく見える。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO640 ) 露出補正 なし
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7.トロロアオイ 黄蜀葵
オクラに似た花を咲かせることから花オクラとも呼ばれるそうだ。花の大きさは20cm近くあった。D5300のライブ・ビューで下から撮影した。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/1600秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
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8.ナンバンキセル 南蛮煙管
イネ科の単子葉植物(イネ、ススキ、サトウキビなど)の根に寄生するという。寄生する植物の陰で咲いていた。ここでは大事に保護されている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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9.ニイニイゼミとツクツクボウシ
ついこの間までは聞こえてこなかったが、今日は暑苦しいアブラゼミの鳴き声が聞こえなくなるほどツクツクボウシの甲高い声が響いてくる。上に止まっているのがニイニイゼミで下の止まっているのがツクツクボウシだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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10.ウメモドキ 梅擬
古民家の裏に生えているウメモドキのきは、毎年今頃になると真っ赤な実をつけ、楽しませてくれる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/640秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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11.アゲハの産卵行動?
ユズのような実がなった木が1本生えていた。その枝先をアゲハの♀がホバリングしていた。産卵行動のように見えるが・・・。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.黒い粒の混じったトウモロコシ
古民家の軒先にトウモロコシが吊るされているが、そのトウモロコシには黒い粒が混じっていてる。スィートコーンと黒もちトウモロコシの交雑なのだろうか?
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒 35mm ISO280 ) 露出補正 なし
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13.フヨウ 芙蓉
花の大きさは10cm~15cmくらい。トロロアオイよりは小さいけど、大きな花だ。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/200秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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14.ルリシジミ♂
新鮮なルリシジミの♂がいた。この蝶の開翅写真はなかなか撮れない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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15.アカボシゴマダラ
偶然に面白い写真が撮れた。G7Xに持ち替えてルリシジミの写真を撮ろうとしていたところ偶然にアカボシゴマダラがモニターに飛び込んできた。ルリシジミは飛び立ち、このアカボシゴマダラが撮れていた。残念ながらだいぶ破損している。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/800秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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16.赤蜻蛉
赤蜻蛉が多くみられる季節になったのだ。これは翅の付け根が褐色なのでネキトンボだと思う。ネキトンボという和名は根黄蜻蛉と書き、翅の根本が黄色(褐色)であることに由来する。これは眼まで赤褐色で♂のように思う。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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17.アゲハ
カラタチの新芽に尾端をまげて産卵しようとしているアゲハ♀がいた。このアゲハ、翅表の黄色が一般的な♀より色が濃く、前翅裏面は黒っぽい。ピントを外してしまったのが残念だ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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18.ヒメウラナミジャノメ
この蝶には気の毒だがあまり魅力がない。G7X接写の練習台になってもらった。
Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f4 1/100秒 9mm ISO125) 露出補正 なし
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19.アカボシゴマダラ -1
そろそろアカボシゴマダラの数が多くなる季節になった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO250 ) 露出補正 なし
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20.アカボシゴマダラ -2
これは前の写真とは違う個体だ。いずれもきれいな個体だった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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21.アカボシゴマダラ -3
これは前の写真と同じ個体。裏面を撮った。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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22.ジャコウアゲハ♀
そろそろ引き上げようとしていたところ、ジャコウアゲハがその食草のウマノスズクサ(馬の鈴草)に来て、産卵していた。はじめは1頭だけだったが、そのあとでもう1頭やってきた。滅多に遭遇できないチャンスだったので30分近く粘って撮った。その写真は次回見ていただくとして、そろそろ切り上げようと、その場から離れ、しばらく歩いて行ったところで、このジャコウアゲハ♀が葉の上に静止ていた。産卵行動に疲れ、休んでいるのだろうか?
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO900 ) 露出補正 なし
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