前の週から天気予報を鑑みながら、7月8日に山梨県北杜市(日野春)の
オオムラサキセンター、および八ヶ岳南麓の観音平へ行こうと計画していた。
予報通り、当日は前日に続き、好天となった。朝、6時に自宅をマイカーで出発、中央高速の笹子トンネルを通るのは昨年暮れに起きた天井版落下事故以来初めてであるが、その天井板は取り払われていて、ドーム型になった天井は高く感じ、圧迫感がなくなっていた。9時ごろオオムラサキセンターに到着した。一番乗りだ。
ここオオムラサキセンターには、人工的ではあるけれど オオムラサキが本来生活している環境を再現し、飼育されているビバリウムがある。職員の方に伺ってみると、ビバリウムの中にあるクヌギの木から樹液が出ていて10数頭が集まっているとのこと。今年は発生が幾分早く、すでに♀の羽化が多いらしい。確かにビバリウムでは♂はすでに擦れたり、破損している個体が多い。一方、羽化まもないと思われる新鮮な♀が多い。沢山のオオムラサキが飛び交っていた。
1時間半ほど、ビバリウムの中で撮影し、外に出た。先ほどの職員の方が屋外、つまり自然環境でも、樹液の出ている木があり、そこにはオオムラサキが来ていると、その場所を教えてくださった。
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1.樹液に集まるオオムラサキ
ビバリウムに入る。まず、職員の方に教えていただいたクヌギの木を探した。あった。オオムラサキ数頭が来ていた。新鮮な♀も吸汁している
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
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2.きれいな♀
♀は♂に比べて大きく立派だ。この♀は羽化したばかりのきれいな個体だった。樹液の出ている木の近くで、吸汁の順番を待っているのだろうか?
Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO271 ) 露出補正 なし
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3.たくましい♀
オオムラサキの場合も♂の発生が先行して、その後、♀の発生が始まるが、すでに♀が多く見られた。大きくて、凛として美しい。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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4.オオムラサキ♂
オスもメスもクヌギの木の樹液に集まっている。翅を広げているのは♂だ。しかし、さすがに紫色は美しいが、すでに破損して擦れてしまっている。
Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO334 ) 露出補正 なし
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5.♀開翅 -1
きれいな♀が葉先に止まってポーズをとってくれた。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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6.♀開翅 -2
この個体もきれいだった。
Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1600 ) 露出補正 なし |
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7.♀開翅 -3
樹液で翅を広げている。自分のポジションを作ろうとしているのだろうか。樹液には通常、カナブンやカブトムシ、また、スズメバチも集まってくるが、さすがここはビバリウムの中、オオムラサキ専用食堂になっている。
Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO1376 ) 露出補正 なし |
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8.破損した♂
♀の写真ばかりだったが、もちろん♂も飛んでいる。多くの♂たちはすでに破損している個体が多かったが、さすが紫色は美しい。
Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO305 ) 露出補正 なし
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9.顔
カメラを近づけたら、ちょっと睨まれてしまった。実はこの♂も後翅が破損している。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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10.きれいな♂
やっと羽化して間もない♂に出会えた。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
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11.羽化まもない♂の開翅
この日見たもっともきれいな♂の開翅だった。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 ISo800 ) 露出補正 なし
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12.羽化まもない♀
これは、きれいな♀だった。♂より一回り大きい。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/500秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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13.羽化まもない♂
ここにも羽化まもない♂がいた。よく見ると、その下に抜け出した蛹の殻がある。触角がたくましい。陽のあたっている部分に引っ張られて露出がアンダーになってしまったのでレベル補正した。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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14.クヌギの食堂 -1
クヌギの樹液には10数頭が集まってきている。このときは比較的破損がない個体が多かった。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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15.クヌギの食堂 -2
どうも♀の方が勢力があるように見える。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 ISO800 ) 露出補正 なし
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16.クヌギの食堂 -3
オオムラサキ専用食堂では、席が空くのを待っている客がいる。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/250秒 ISO1000 ) 露出補正 なし
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17.メスグロヒョウモン♂
ビバリウムの中でオレンジ色の蝶が飛んだ。葉の裏に隠れるように止まる。どうやらメスグロヒョウモンの♂のようだ。どうして、ビバリウムの中にいるのだろうか?ここで羽化したのだろうか、それともどこからか飛来して、たまたま出入り口の閉会の際にでも入り込んだのだろうか?
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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18.メスグロヒョウモン♀ -1
♂だけかと思ったら♀もいた。ブッドレアの花で吸蜜している。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/1000秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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19.メスグロヒョウモン♀ -2
1頭だけかと思ったらもう1頭いた。これは18.とは別の個体である。さて、時刻は10時半になった。オオムラサキ羽化の瞬間は撮ることはできなかったが、ほぼ目的を達したので、この辺でビバリウムから出ることにする。
Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影 ( F6.3 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 なし
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