過日アップした「人もいない、蝶もいない 保土ヶ谷公園 9月4日」のタブノキのことを記そうとして、保土ヶ谷公園のホームページを見ていたら、翌9月5日(土)に保土ヶ谷公園のラグビー場で大学ラクビーの定期戦が行われることを知った。慶應義塾大学と関西の同志社大学との定期戦で、午後3時キックオフとあった。この定期戦は、この7月23日に亡くなられた全日本の代表選手であり、卒業後トヨタ自動車で選手として活躍したのち、母校ラクビー部の監督となり、1986年にその慶大ラグビー部を日本一にした上田昭夫氏の追悼試合でもあるという。上田氏はその後フジテレビのニュースキャスターとして活躍されたことも衆知のことだ。
しかし、この日も暑い日で保土ヶ谷公園までの坂道を上がっていくのは少々きつい。そこでバスに乗ろうと決めた。星川駅前のバス停で待っていると横浜駅西口発の満員のバスが来た。何とか乗り込む。3っ目の明神台というところがラグビー場の最寄駅だったが、ほとんどの人達が降りる。公園の駐車場を横切ってラグビー場の入り口へ行く。入場無料だった。既に大勢の観客がスタンドに座っておられた。同志社大学のOBの方々も多いようだ。午後3時キックオフの予定だったが、2時45分頃キックオフとなった。
私はP610で写真を撮りたかった。攻め込む慶大選手を撮りたくて、スタンドではなく、あまり人がいない同志社大サイドのゴールポストの奥の芝生席で見ることにした。
P610でスポーツ写真を撮るのは初めてだった。いつも蝶の写真などを撮るときの設定、最低シャッター1/125秒のプログラムオートで撮っていた。始めのうちは比較的速いシャッタースピードだったが、だんだん日が傾いてきて陰ってくると、1/125秒になってしまっていた。やはり、1/500秒は欲しいところだ。ISOが上がってもシャッタースピード優先にして撮った方が良かったと反省。
試合の結果は、45対56で同志社大学が勝利した。
スポーツの写真は卓球以外あまり撮ったことがないので試行錯誤だったが、ご笑覧いただきたい。
1.両校整列
右側に観覧席がある。両校のフィフティーンが整列し、観客に挨拶する。恐らく両校のOBの方々が多いと思うが、拍手を受けていた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/640秒 19mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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2.半旗
この試合は7月23日、代謝性疾患の難病アミロイドーシスのため62歳の若さでに亡くなられた元慶大ラクビー部の監督、上田昭夫氏の追悼試合だった。整列した選手と観客は半旗に向かって黙とうをささげた。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/400秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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3.スクラム
3時キックオフの予定だったが、その15分ほど前にキックオフとなった。私は1.の写真で並んでいる選手たちの向こうに写っている同大サイドのゴールラインの後ろにある芝生で写真を撮ることにした。これは開始早々のスクラムプレイ。慶大のフォワードの平均体重は100.1kg、同大は100.3kgと互角だ。P610で125mmになっていたが、35mm版換算では700mm位になる。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 125mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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4.ゴールキック
開始5分、最初にトライしたのは慶大。このゴールも決まって7点先取。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 125mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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5.突進
ボールを持って突進しようとする慶大選手をタックルしようとする同志社大選手。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 54mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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6.捕まった!
ボールを持った慶大選手に2人の同志社大選手が抑えにかかる。タックルされ、地面に倒された選手(膝が付いたら倒れたと見なされる)はボールを離さなければならない。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 90mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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7.トライ成功
前半開始後21分スクラムからボールを出した慶大側がふたつ目のトライに成功した。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 64mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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8.ゴールキック成功
慶大のこのトライ(写真7.)の後のゴールキックも成功した。しかしこの後同志社大が逆転する。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.3 1/200秒 32mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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9.ラインアウト
同志社大のラインアウト。タッチラインの外にボールが出た時に、タッチラインに対して垂直に並んだ両チームのプレーヤーの間にボールを投げ入れ、ボールを奪い合いリスタートする。ボールを投げ入れるのは、ボールを蹴りだしたチームと逆のチームが行う。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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10.ゴールキック
追いかける慶大は前半23分にも3っ目のトライを決めたが、そのゴールキックは成功しなかった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 90mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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11.後半、ボールの奪い合い
40分間の前半が終了し、10分間のハーフタイムのあと、後半に入った。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/200秒 54mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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12.パスで回されるボール
パスされるボールを流し撮りしてみた。上手く撮れない。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 64mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
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13.トライなる
慶大後半15分右中間にトライ、ゴールも成功し31対34と同志社大に肉薄する。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 72mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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14.同志社大のゴールキック
ラグビーの試合は動きが激しいのでボールを追うプレイを撮るのが難しい。しかし、ゴールキックは止まっているボールを選手が蹴るので撮りやすいと思う。でも、微妙なタイミングをとらえるのは難しいが。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/108秒 64mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
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15.得点
トライすると5点、そのゴールが決まると2点が追加される。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 81mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
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16.スクラムから出たボール
午後4時を過ぎて日が陰り大分暗くなっていた。いつもの設定のまま、シャッタースピード最低限度を1/125秒にしたプログラムオートで撮っていたが、暗くなってくるとこれではいけないと気が付いてシャッタースピード優先オートにして1/500秒にしたが、時すでに遅かった。失敗。慶大は38対51とリードされた後半終了前の38分にトライし、ゴールも成功、45対51となり、あと1トライ、1ゴールで逆転というところまで迫ったが、その後同志社大がトライを決め、最終的には45対56で同志社大学が勝利した。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( f5.5 1/500秒 59mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
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なお、ラグビーの用語解説つについては http://www.sports-rule.com/rugby/words/index.html を、試合経過については同志社大学ラクビー部のホームページを参照させていただいた。
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