髙島屋史料館を観賞して、高島屋東別館の中で一休みした。メニューに「馨和 KAGUA」というクラフトビールがあったので飲んでみたが、なかなか美味かった。1階のシャレたフードコートのような店には、スバル360を思い起こさせるような、可愛い車があった。
昭和初期の建物である高島屋東別館は重要文化財になっている歴史的建造物である。エレベーターや階段の造りなどもクラシックだった。
高島屋東別館を出て、広い堺筋を北へ向かってしばらく歩く。この辺りは、看板だけが残っている感じだが、「でんでんタウン」と言われる秋葉原のような電気街だったそうだ。堺筋側の黒門市場の入り口を見て、左(西)へ行くと今宵のホテルのオリエンタルホテルがある。一旦ホテルに戻った。
夕方6時頃ホテルを出て、ミナミの繁華街を歩く。今晩の夕飯は、たこ焼きとお好み焼きに決められていた。入った店は、「本家大たこ法善寺店」というところだった。雰囲気を味わいながら、本場のたこ焼きと、お好み焼きを堪能して店を出る。
そこから、道頓堀川へ出て、太座衛門橋を渡り、宗右衛門町を西へ歩き、グリコの看板を見て、戎橋を渡り、人が溢れる道頓堀商店街を歩いてホテルに戻ってきた。少々、疲れてしまった。
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23.髙島屋東別館のエレベーターホール
重要文化財髙島屋東別館は、建物内の構造物も"史料"である。そのホームページを見ると、「昭和のはじめに松坂屋大阪店として建築され、地域と共に時を刻んできた歴史的な建築物です。設計は鈴木禎次(1870~1941)。建物全体はヨーロッパ歴史様式にアール・デコ調の装飾デザインが取り入れられ、特に堺筋に沿って続く11連アーチのアーケードや所どころに施されたアカンサス(ハアザミ)の葉をモチーフにしたテラコッタ(素焼きの焼物)の装飾、内部のエレベーターや階段まわりの細やかな装飾など、建築的に価値のある見どころが随所に残っています。」と述べられていた。エレベーターの両脇には黒大理石張りの柱が立っていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
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24.髙島屋東別館のエレベーターの照明
エレベーターの扉の上のアーチにある照明灯は凝ったデザインになっていた。エレベーターは東洋オーチス社製のギヤレスマイクロドライブで、31人乗り、毎分約107mのスピードは当時の最新式だったそうだ。現在、当時のカゴは撤去されている。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 28mm ISO2500)
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25.髙島屋東別館のエレベーターホールと階段
壁は黄色大理石張りで、この正面エレベーターホールに相応しい美しさを感じる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 )
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26.小さなクラッシック・カー -1
1階に下りて来た。コミュニティーフードホール(レストラン)というところに赤い小さなクラッシック・カーが展示されているのが目に付いた。時間は午後3時半だったので、お客さんの姿はない。店内にいた女性に「車の写真を撮らせていただいていいですか」とお願いし「OK」をいただいて撮った。その女性にこの車の名称を訊ねてみたが「存じません」との答えだった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 18mm ISO6400)
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27.小さなクラッシック・カー -2
旅行から戻って、AI(チャットGPT)で、撮った写真を添付して尋ねてみた。フランス製の「Arola 4H」という超小型自動車(マイクロカー)だと返事があった。メーカーはArola(アローラ社、フランス)、モデル名は4H、製造時期は1970年代後半〜1980年代初頭、エンジンは多くは49cc〜125cc程度の原付用エンジンでモデルによって異なるそうだ。座席数は1人または2人用で見てもわかるように非常に狭い。構造はFRP製(繊維強化プラスチック Fiber Reinforced Plastics で作られた製品)といい、軽量で簡易的な構造だとのこと。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)
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28.小さなクラッシック・カー -3
フランスでは、この車の特定の年式のものは一時期、免許なしで運転可能な「sans permis(サン・ペルミ)」車として扱われていたそうだ。サン・ペルミを検索していたら、https://ameblo.jp/hobbyandlife/entry-12880128248.html というサイトを見つけ、そこには、「フランスでは14歳から乗れる自動車規格があり、免許無し車両「Voitures sans permis(ヴォワチュール・サン・ペルミ)(英:cars without permission)」と呼ばれる超小型車が存在します。これはAMというヨーロパ共通カテゴリー(原動機付き四輪)で、私が知る限り、イタリアやスペインにも同様のカテゴリーがあります。」という記述があった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/400秒 28mm ISO6400)
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29.大阪の日本橋
髙島屋東別館を出てきたところは、日本橋(にっぽんばし)というところだった。ここは堺筋の「でんでんタウン」と呼ばれるところである。言ってみれば、大阪の秋葉原である。北はなんさん通りから南は名呉橋跡(高津入堀川を埋立)に架かっていた名呉橋跡の阪神高速1号環状線えびす町入口付近までの堺筋(日本橋筋)周辺に展開している。だが、西日本一の電気街も今は「煮詰まった電気街」と言われてしまうようだ。大手電機メーカーの看板が残っていた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 28mm ISO200)
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30.黒門市場の入り口
道幅の広い堺筋を北へ歩くと、右側に黒門市場の入り口が見えた。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f11 1/500秒 28mm ISO220)
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31.なんば千日前通り
堺筋を黒門市場の入り口あたりから、左(西)へ曲がる。4時半ごろ、一旦オリエンタルホテルに戻った。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 20mm ISO280)
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32.夕食はたこ焼きとお好み焼き
夕方6時が近くなったころ、4人はまずたこ焼きとお好み焼きを食べに、南の繁華街へと繰り出した。娘がスマホで調べてくれて、道頓堀の一本手前の法善寺横丁にある「本家大たこ法善寺店」という店を目指した。たこ焼きは、柔らかく、ふんわりとしていてうまかった。お好み焼きは自分たちで焼くのではなく、焼き上げて運ばれてきたのが、ちょっと物足りなかったが、味は良かった。近くに法善寺があったのならお参りしてくればよかった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 )
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33.道頓堀へ
1時間ほどたこ焼きとお好み焼きで過ごした後、道頓堀川にかかる太座衛門橋を目指してキョロキョロしながら街を歩く。横丁には、大阪らしい「こなもん天国」という店もあり、道にテーブルと椅子が張り出して置かれ、お客さんで賑わっていた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1600 )
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34.太座衛門橋を渡る
道頓堀の賑やかな通りへ出て右へ、道頓堀川の太座衛門橋を渡り、宗右衛門町を西へ歩いた。今日は6月21日土曜日だ。さすが賑やかだ。写真は道頓堀商店街。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )
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35.道頓堀川 太座衛門橋の上から
道頓堀川の太座衛門橋の上から戎橋方面を撮った。宗右衛門町側には「とんぼりパーククルーズ」という遊覧船の乗り場がある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO1250 )
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36.太座衛門橋の猫
太座衛門橋の上に台車に乗せられたトラ猫が腹を見せてじっとしていた。乳母車の猫の頭の上には、チッフ入れてくれと言わんばかりの丸い缶が置かれていた。傍に飼い主さんがいるようだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO1600 )
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37.道頓堀川端の道
道頓堀川の遊覧船の太座衛門橋船着場がある賑やかな道を、戎橋の北詰へと歩いた。行き交う人が多く、歩くのも苦労する。川沿いの飲食店のテラス席は外国人観光客が多い。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 23mm ISO2000 )
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38.戎橋
タイガースが優勝するとファンが道頓堀川に飛び込む戎橋の北側にたどり着いた。トップの写真もご覧いただきたい。大阪のランドマークである「道頓堀グリコサイン」が見えるが、グリコのホームぺージによると、その大きさは 高さ 20.00m × 横幅 10.38m、 点灯の仕組みは LEDチップ 約14万個、点灯時間 日没後~24時 となっている。今、ちょうど7時だ。6月21日は一年で最も昼が長い夏至で、調べて見ると大阪の日没時間は午後7時15分だった。どうも暗いなと思ったら、まだ点灯の時間である日没時間になっていなかったのだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO160 )
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39.戎橋の上から太座衛門橋方面を眺める
左側にさっき通ってきた太座衛門橋船着場が見える。舟がひっきりなしに出入りしているようだ。左側には、黄色いタワーになっているドン・キホーテが見えるが、このドン・キホーテの上部に「道頓堀大観覧車えびすタワー」がある。右側には、有名な「かに道楽」があり、その正面は道頓堀商店街の通りに面している。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/1000秒 11mm ISO320 )
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40.道頓堀 -1
道頓堀という名称は地名であり、道頓堀商店街の通りの名称も道頓堀という。ここはこの「食い倒れ」の看板がある戎橋の南詰で、ここから東へ道頓堀商店街が始まる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 )
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41.道頓堀 -2
いま、「金龍ラーメン」というのが人気なのだろうか? 賑わっている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2000 )
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42.難波センター街入口
小一時間、大阪ミナミの繁華街を垣間見て、ミナミ千日前商店街の通りへ戻ってきた。今宵のホテルの手前の右側に「難波センター街」のアーケードがあった。明るい時は気が付かなかったが、夜になると賑やかで人通りも多い。さすが、ミナミ繁華街は広域で厚みもあるなと実感した。千日前という名前は、wikipediaによると、難波にある法善寺と竹林寺(現在は天王寺区に移転)で千日念仏が唱えられていたことから、両寺(特に法善寺)が千日寺と呼ばれ、その門前であることに由来するとあった。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 14mm ISO1250 )
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