曼珠沙華の巾着田 9月27日 その1
前日の9月26日に行こうと考えていたが、あいにく天候が悪く、予定を入れ替えて、9月27日に出かけた。
埼玉県日高市にある巾着田というところは、毎年、曼珠沙華(ヒガンバナ)が一面に赤い絨毯のように咲く。巾着田とは、この地に流れる清流高麗川の蛇行により、長い年月をかけて、「きんちゃく」に似た地形ができ上がり、巾着田と呼ばれたことに由来する。
昭和40年代後半に、巾着田の用地を日高市が取得し、藪や竹林、葦に覆われたその土地を整理したところ、、9月頃に一斉に曼珠沙華が咲きそろったという。日高市観光協会のパンフレットによれば、高麗川の増水等により漂流物の中に混じっていた球根が漂着し、根付いたものと考えられると、書かれている。巾着田には5百万本におよぶ曼珠沙華が、赤い絨毯を敷きつめたようにに咲く。
9月27日は幸運にも最盛期であった。
混雑が予想されたので、マイカーで行くのは止めにして、池袋を8時30分に出発する、西武池袋線のレッドアロー号、特急「ちちぶ7号」で行くことにした。この曼珠沙華の時期は高麗駅に臨時停車する。自宅からおよそ2時間で高麗駅に到着した。
1.西武秩父に向け高麗駅を出発する特急「ちちぶ7号」 横浜から湘南新宿ラインで池袋に出て、池袋を8時30分に出発する特急「ちちぶ7号」に乗った。電車は空いていた。1時間足らずで、このシーズンのみ臨時停車する高麗駅に到着する。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/596秒 32.7mm〈Equiv.135≑178mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし | |
2.高麗駅前 高麗駅の改札を出ると、駅前広場には大勢の年配者の方々が集まっておられた。これから巾着田へ行かれるのだろう。現地は大勢の人々で賑わうことが予想される。「天下代将軍」「地下女将軍」と男女の標がついになったチャンスン(将軍標)が立っていた。韓国では村の入り口や道端に魔除けや、道しるべとして置かれているという。そういえば2006年に韓国旅行をした際、釜山近くの通度寺で見かけたのを覚えている。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/949秒 8.8mm〈Equiv.135≑48mm〉 ISO100 ) 露出補正 なし | |
3.ハナナス 高麗駅から、巾着田への案内板に従って、国道299号線を渡って、決して広くない道を進む。曼珠沙華やキバナコスモスが咲いている。道沿いには、いろいろなお土産を売る店が営業している。かぼちゃを小さくしたようなハナナスという実を打っている店があった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/171秒 11.5mm〈Equiv.135≑63mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし | |
4.鹿台橋 高麗駅から10分ほど歩いただろうか、県道川越・日高線にでた。右へ行くと、JR八高線と川越線の高麗川駅方面だが、少し歩くと、鹿台橋があり、その下を高麗川が流れている。清流だ。鹿台橋から見る高麗川は、この先、左にU字型に迂回し、再び、県道川越・日高線の200~300m先に架かる天神橋の下を流れる。その鹿台橋と天神橋の間のU字型の平地が巾着田だ。この写真では、川の左側が巾着田である。手前が上流である。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F6.1 1/910秒 12.9mm〈Equiv.135≑70mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし | |
5.巾着田へ 鹿台橋を渡りきったところに、巾着田への入り口がある。曼珠沙華が咲く高麗川の左岸を歩く。左側の堤の向こう側が、巾着田だ。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/215秒 12.4mm〈Equiv.135≑68mm〉 ISO200 ) 露出補正 なし | |
6.曼珠沙華と青空 前回、このHS50EXRを使ったときに、少し色のりが悪いように感じたので、この日はフィルムシュミレーション(発色設定)をPROVIA(スタンダード)から、Velvia(ビビッド)に切り替えて撮ってみた。天気も良いためか鮮やかな発色になった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 6.8m〈Equiv.135≑37mm〉 ISO400 ) 露出補正 なし | |
7.巾着田曼珠沙華公園 高麗川の流れが左に向きを変えはじめ、「きんちゃく」の底のあたりに来ると、日高市が管理する巾着田曼珠沙華公園の入り口があった。入園料は300円。曼珠沙華の群落は、赤い絨毯を敷き詰めたようだ。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 12.4mm〈Equiv.135≑68mm〉 ISO200 ) 露出補正 -1.0段 | |
8.白い曼珠沙華 ごく稀に白い花をつけた曼珠沙華があった。白花曼珠沙華というのだろうか。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/695秒 61.3mm〈Equiv.135≑334mm〉 ISO200 ) 露出補正 -1.0段 | |
9.群落 高麗川の河原から少し中に入ったところは、曼珠沙華の花の赤で埋め尽くされていた。「赤」が飛んでしまわないように、露出補正している。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/572秒 4.4mm〈Equiv.135≑24mm〉 ISO200 ) 露出補正 -1.0段 | |
10.対岸からの眺め 再び河原に出た。この写真は、対岸に渡る細い橋の中ほどから、撮った。高麗川の水は透きとおっていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/274秒 27.0mm〈Equiv.135≑147mm〉 ISO100 ) 露出補正 -0.3段 | |
11.赤い絨毯 高麗川のU字型に迂回してできた、「きんちゃく」の一番底のあたりが、もっとも、曼珠沙華の赤い絨毯の幅が広かった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/545秒 11.9mm〈Equiv.135≑147mm〉 ISO200 ) 露出補正 -1.0段 |
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