2日目、午前9時に宿を出発し、県道94号線を地蔵峠へ向けて登っていく。地蔵峠で群馬県嬬恋村から、長野県東御市へ入る。地蔵峠には湯の丸スキー場の広い駐車場があり、その先を左に入ると高峰高原(車坂峠)に通じる湯の丸高峰林道だ。ゆっくりと車を進める。昨年夏に来た時にベニヒカゲなどを撮影したスキーゲレンデは柵が施されていて入れなかった。
9時半には池の平駐車場に着いた。まだ、駐車できるか心配していたが、十分空いていた。
ここで一行4人は、女性2人と男性2人に分かれて散策することになる。私と友人のご主人とは見晴らしの良い湿原の外側の道を行く。雷の丘 2.108m から雲の上の広場 2,110m へ登る。さらに進むと、眼下に佐久平、小諸方面が眺められる。湿原に沿うように北西へ進み、コマクサの群生を見て、忠治の隠岩広場へ下りた。
一方ご婦人たちは、湿原の中央を通る池の平三方歩道(木道)を歩き、忠治の隠岩広場へ出て、放開口からコケモモラインを歩いて、出発点へ戻った。雲の上の広場から、湿原越しに忠治の隠岩広場から放開口へと歩くご婦人たちの姿が確認できた。
私は途中でチョウの写真を撮りながら、合流点へ戻るまで2時間少々かかってしまい、だいぶ待たせてしまった。
池の平駐車場へ戻り、湯の丸高峰林道を高峰高原へ向け進む。久しぶりにこの林道を通る。舗装されているかと思っていたが、未舗装のがたがた道のままだ。ただ、要所要所で道幅が広げられていたように思う。
高峰温泉を通り、車坂峠の高峰高原ホテルの駐車場に車を入れた。このホテルのレストランで昼食だ。
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38.アヤメに止まるコチャバネセセリ
舞岡公園にもいるコチャバネセセリがアヤメ(菖蒲)の花びらに止まった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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39.幹が倒れて・・・
見晴歩道を雷の丘へと登っていく途中に、倒れた幹が根を張って頑張り、その倒れた幹から、数本の枝が幹に育っていた。子供の幹はまっすぐ上へと伸びている。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.3 1/200秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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40.ウスユキソウ 薄雪草
ウスユキソウが咲いていた。ウスユキソウの高山型であるミネウスユキソウかもしれない。ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイスは、和名をセイヨウウスユキソウといい日本には自生していない。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.3 1/400秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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41.ヒメキマダラヒカゲ
生まれたばかりのきれいな個体だった。発生初期のようだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO450 )露出補正 なし
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42.池の平湿原俯瞰
雲の上の広場から池の平湿原を見下ろす。雲の上広場は標高2110mある。鏡池、忠治の隠岩が見える。このあと見えている道へと降りていく。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.5 1/320秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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43.湯の丸山と烏帽子岳
一昨年7月にミヤマシロチョウとミヤマモンキチョウを撮りに登った烏帽子岳と湯の丸山を望む。手前が湯の丸山(2101m)、奥の尖った山頂が烏帽子岳(2066m)だ。今いる雲の上広場の方が高い。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1000秒 14mm ISO100 ) 露出補正 なし
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44.グンナイフウロ 郡内風露
和名の「郡内」とは山梨県の郡内地方の三ッ峠で発見されたため。「風露」は茎にある羽毛のような刺に付いた露が風に揺らぐ様を表したという、風流な意味があるそうだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
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45.ギンボシヒョウモン
まさに高原のチョウである。よく似ているウラギンヒョウモンは低い標高のところに多いが、このギンボシヒョウモンは標高1000m以上の山地に生息する。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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46.コヒョウモン
嬬恋鹿沢休暇村で見てきたのはヒョウモンチョウだったが、これはコヒョウモンだ。翅表の前翅内縁に並ぶ黒い斑紋にその特徴がみられる。真ん中の黒斑は中央に寄り、外側の2っの黒斑はつながっている。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.ノアザミで吸蜜するギンボシヒョウモン -1
高原らしい背景で撮りたかった。チョウに陽が当たっていればよかったのだが。フラッシュを使っても良かったが、後の祭り。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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48.ノアザミで吸蜜するギンボシヒョウモン -2
こんなきれいなギンボシヒョウモンを見るのは久しぶりだった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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49.コマクサ 駒草
見晴歩道は左、三方ヶ峰、右、地蔵峠への三方見晴歩道へ出る。三方ヶ峯の裾を降りて、忠治の隠岩へと向かうが、三方見晴歩道を左へ行ったところにコマクサが咲いていた。wikipediaによると、コマクサは美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれていて、和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来するとあった。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/640秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
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50.ミヤマモンキチョウ♂ -1
この日の本命、ミヤマモンキチョウが飛び始めた。個体数は比較的多い。ネバリノギラン(粘芒蘭)で吸蜜する。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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51.コヒョウモン裏面
飛んできたコヒョウモンがアヤメの花に止まった。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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52.ミヤマモンキチョウ♂ -2
ミヤマモンキチョウはネバリノギランの花が好きなようだ。ハクサンフウロも咲いているが、ここではネバリノギランで吸蜜することが多い。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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53.ミヤマモンキチョウ♂ -3
♂は擦れている個体が多い。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 )露出補正 なし
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54.ミヤマモンキチョウ♂ -4
前の写真と同じ個体。ミヤマモンキチョウはモンキチョウと同じように吸蜜するときは翅を閉じる。なかなか開翅シーンは撮影できない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/1000秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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55.ミヤマモンキチョウ♀
飛び立つときにタイミングよくシャッターが切れた。♀はまだ、新鮮な個体が多いようだ。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/640秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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56.産卵するミヤマモンキチョウ♀
食草のクロマメノキが多く生えていて、♀が産卵するシーンが観察できた。写真の左上のクロマメノキの葉の上に産み付けられた1卵が見られる。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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57.ミヤマモンキチョウ
なんとか良い写真を撮りたいと、チャンスを待っていたが、だいぶ時間もたってしまった。そろそろ、3人の同好者と合流しなくてはならない。
Nikon D5300 SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
プログラムオートで撮影( f6.3 1/800秒 300mm ISO200 ) 露出補正 なし
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58.手乗りのヤマキマダラヒカゲ
汗を吸いに来るのだろうか、クロヒカゲ、ヒメキマダラヒカゲ、そしてこのヤマキマダラヒカゲがハイカーにまとわりつく。そして、止まってはストローを伸ばして汗を吸っている。吸われるとチクッと痛みを感じる。
Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
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