能登半島ドライブ旅行(2) 10月11日
昨日、巌門で乗った遊覧船の船長が言っていたように、この日の天候は荒れ模様だった。朝食前に海岸に出てみる。ここは千里浜の一番北側のあたりだ。まだ、雨は降っていなかったが、波は荒い。
朝食を済ませ、チェックアウトをして、まず、近くの気多大社に参拝する。「けたたいしゃ」と呼ぶらしい。とても立派な神社だった。
次に、和倉温泉の脇を通って、能登島大橋を渡り、能登島へ。雨がザーザー降っていて、せっかくの景色が見られない。再び能登島を離れて、九十九湾へ行く。雨は降っていたが静かな湾に逃れているイカ釣り漁船などを眺めて、日本海倶楽部というビア・レストランで昼食にした。これが素晴らしかった。自家製のピルスナー・ビールとイタリアンのランチに大満足。昼食後はさらに北に進み、見附島と、能登半島最北端の狼煙というところにある禄剛埼灯台を見て、最後に白米(しらよね)の千枚田に寄った。
この日の泊りは輪島の「高州園」。少し早めに入ってのんびり風呂に入り、夕食を楽しんだ。食後に宿で催された「御陣乗太鼓」も良かった。
22.日本海の波 朝6時50分、まだ雨は降っていなかったが、海は荒れている。台風は過ぎ去ったようだが、また、低気圧が来ているらしい。今日は1日雨を覚悟する。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 130mm ISO900 ) 露出補正 なし | |
23.犬の散歩 海岸に通じる道から軽自動車が砂浜に出てきた。運転しながら、窓からリードを出して、犬の散歩をさせている。ダルメシアンのような犬だったが、ちょっと横着な散歩にも思える。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 95mm ISO1800 ) 露出補正 なし | |
24.気多大社(けたたいしゃ) 雨の中を、能登半島の先端の方に向かって、20分ほど走ると気多大社に着いた。拝殿には数々の試練を乗り越えて恋を成就させた伝説の大国主神(おおくにぬしのかみ)が祭られ、縁結びの神様として有名だそうだ。傘をさしながらIXY30Sのシャッターを押す。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.9 1/125秒 8.9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
25.気多大社 神門と拝殿 カメラを付けた三脚を抱えた神官が、神門への階段を上がっていった。お参りりした後、振り返ると、神門の脇から拝殿を写真撮影をしていた。なぜ、雨の日に?
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/100秒 18.6mm ISO640 ) 露出補正 なし | |
26.気多大社 神門と巫女さん 神門の下では巫女さんがお札の受付をしている。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 10.3mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
27.九十九湾 -1 次に能登半島の反対側に出て、能登島大橋を渡った。晴れていれば景色の良いところだと思う。残念だ。能登島臨海公園も車から降りることなく、能登島を離れ、九十九湾というところへ来た。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/250秒 14.7mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
28.九十九湾 -2 入り江になっている内海は波静かでイカ釣り漁船等が風雨を逃れて係留されていた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1000秒 7.0mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
29.「日本海倶楽部」 ビア・レストラン 2日目の昼食は、友人ご夫妻の計らいで、ここ「日本海倶楽部」に決められていた。九十九湾から電話で場所を確認しながら、到着すると、素晴らしい外観の建物があった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 6.8mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
30.「日本海倶楽部」 ビア・レストラン レストランの中に入る。ビールの製造工程で使われる煮沸釜が展示されていた。飯田湾が見渡せる窓側の席に座ることが出来た。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 6.3mm ISO250 ) 露出補正 なし | |
31.ピルスナー・ビール 今朝、宿を出て、ここまで私が運転してきたが、これは友人夫妻のビール好きの私への思いやりで、深く感謝している。昼食後は御主人がハンドルを握ってくれ、私はビールを飲ませていただくことが出来た。 ここのHPによれば、市販の「生ビール」は、加熱処理をしていないという点では生ビールだが、ビール酵母は除去されている。 しかしここで造られるビールには酵母が生きたままで残されているそうだ。麦芽、ホップ、ビール酵母のみを使用したモルト100%の生ビールは、完全な自然食品であると謳われている。しかも、食事(イタリアン)はとても旨かった。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
32.見附島 雨はまだ降り続いている。「奥のとトロッコ鉄道」も予定に入っていたが、ここは割愛し、見附島に行った。軍艦のような形をした島だ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 11.4mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
33.「えんむすびーち」 この見附海岸から恋路海岸までの3kmを「えんむすびーち」と呼んでいるそうだ。写真にある鐘を二人で鳴らすと、恋が成就するとか・・・。老夫婦が二人で鳴らすとどうなるのか?
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 11.6mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
34.禄剛埼灯台 能登半島最北端 さらに能登半島を北進し、道の駅「狼煙」(のろし)というところへ来た。ここには禄剛埼灯台がある。灯台までは、徒歩7分の坂道を登って行かなくてはならない。雨は激しく振っている。しかし、ここまで来たからには能登半島最北端の燈台を観ようと、ご主人と2人で登って行った。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/320秒 9.9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
35.日本列島の中心 ここは能登半島最先端であるとともに、このあたりは日本列島の中心になるらしい。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/250秒 9.9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
36.輪島塩 能登半島最先端の道の駅「狼煙」を出発して、能登半島の西側、つまり、日本海側を輪島に向かって走る。このあたりは奥能登塩田村と言われ、塩田が多い。道の駅「輪島塩」というところがあったので、車を停めた。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 9.7mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
37.塩田 能登は揚げ浜式塩田で塩づくりされている。春から夏にかけて朝早くから海水をくんで砂地の塩田に撒く。 太陽の光と熱で乾いた砂を集め、再び海水で洗い流して「カンスイ」と 呼ばれる濃い塩水を採る。 これを大釜に入れ、薪でじっくりと炊き上げ、揚げ浜塩を作っているという。 長い工程のあとにわずかにとれる海の恵だそうだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/100秒 18.6mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
38.濃い塩水を炊き上げる大釜 これが最後の行程の、薪でじっくり炊き上げる大釜である。丁寧に説明していただいた。輪島の塩は、食塩に比べ、ナトリウム分が10%程度少なくなっていて、食生活の減塩に効果があるそうだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.0 1/30秒 4.9mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
39.白米千枚田 -1 道の駅「輪島塩」を後にして、この日最後の目的地である白米(しらよね)千枚田へ向かう。白米千枚田の駐車場は工事中で、臨時駐車場から千枚田までは少し歩く。田の枚数は1,004枚あるという。期待が大きかっただけにちょっと淋しかった。見栄えがするのは季節によるのかもしれない。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 20.0mm ISO1100 ) 露出補正 なし | |
40.白米千枚田 -2 Wikipediaによると、白米千枚田は、石川県輪島市白米町の棚田であり、数が多いので千枚田と呼ばれるが、「狭い田」から転じたという説もあるそうだ。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 52.0mm ISO1100 ) 露出補正 なし | |
41.白米千枚田 -3 海からの強い風を遮るものがない田のなかにある木は、風で曲げられている。雲の切れ間から、日が射してきた。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 44.0mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
42.白米千枚田 -4 上から見た時は、田にあまり拡がりがないように見えたが、下へ降りて眺めると、そこそこの規模を感じる。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
43.午後の日が射し込む白米千枚田の海 雲の切れ間ができ、千枚田の西の海が、午後の日差しに輝いた。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/4000秒 82.0mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
44.輪島の夕焼け 夕方5時少し過ぎに今宵の宿、輪島の「高州園」に着いた。眼下に日本海が広がる部屋だった。
Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 24.0mm ISO1000 ) 露出補正 なし | |
45.御陣乗太鼓 -1 「高州園」の宵はゆっくりと風呂に入り、夕食も旨かった。ただし、試しに飲んでみようと頼んだ能登ワインは、いただけなかった。値段も高い。仲居さんが、「9時からお祭り広場で、御陣乗太鼓が行われるので是非見てください」という。御陣乗太鼓とは、約430年前の天正4年に上杉謙信が七尾城攻略に成功し、余生を駆って輪島を攻めたててきたときに、村人たちが木の皮で造った仮面をかぶり、髪に見立てた海草を頭につけて、夜襲をかけて立ち向かったときに、打ち鳴らした陣太鼓のことで、上杉軍を恐れをなして敗走したと伝えられているそうだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/8秒 18.6mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
46.御陣乗太鼓 -2 御陣乗太鼓の発祥の地である石川県輪島市名舟町は、現在、世帯数約70戸、人口約250人の小さな小さな町だそうだ。その中で約20名の打ち手が御陣乗太鼓の選手として活動しているという。御陣乗太鼓は石川県指定無形文化財、輪島市指定無形文化財、に指定されてはいる。しかし、国としての伝統芸能や文化財に対する保護育成のための助成などがほとんどないというのが実情のようだ。約30分、太鼓の響きで満腹が収まったようだ。
Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/30秒 14.2mm ISO800 ) 露出補正 なし |
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