鎌倉お花見 鶴岡八幡宮と円覚寺 ② 円覚寺 方丈 2025年4月5日 鎌倉鶴岡八幡宮
鎌倉の鶴岡八幡宮参詣を終え、鎌倉駅から一駅、横須賀線に乗って北鎌倉で下車した。鎌倉散策は北鎌倉から鎌倉へと歩くのが良いと良く言われる。円覚寺、東慶寺、明月院、建長寺、鶴岡八幡宮などがメインコースになる。ゆえに下りの電車では北鎌倉駅で降りる人が多い。
円覚寺はその北鎌倉駅のすぐ前である。円覚寺の桜はあまり多くなく、お花見に来る人たちはあまり多くは無い。
横須賀線の線路に沿って円覚寺総門への石段がある。その石段を上がると拝観受付があり、500円をお支払いして境内に入る。山門(三門)の周囲の桜はなかなか見応えがある。
従来、方丈にある百観音霊場、ビャクシン、庭園などは外から眺めて済ませてしまっていたが、今回は500円拝観料をお支払いして大方丈に上がった。

山門の左側にある緩やかな道を妙香池へ 2025年4月4日 北鎌倉円覚寺
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21.北鎌倉駅 上りホーム 一駅乗って北鎌倉駅で下りた。ホームの幅は狭く、ローカル色豊かな駅である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO400) |
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22.円覚寺総門 線路を渡って下りホームの先から少し進むと円覚寺の総門へ上がる石段がある。円覚寺は正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)といい 山号を瑞鹿山という。総門の扁額には瑞鹿山と書かれている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1000秒 12mm ISO125) |
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23.山門(三門) 山門と三門という字があるが、山門は、寺院の門全般を指し、特に寺院が山中に建てられている場合に使われる。一方、三門は、中央の大きな門と左右の小さな門の3つを連ねた1つの門を指すというが、円覚寺の場合は特にこだわりがないようだ。総門で拝観料をお支払いし、少し広くなったところには桜が咲いていた。その先にまた、石段があり、山門(三門)がある。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125) |
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24.松籟院の石垣 山門をくぐらず、その左側の松籟院の塀に沿って、妙香池へと進む。その塀の終わる所に松籟院の門があり、大きなさくらの樹が花を咲かせていた。松嶺院は、円覚寺の塔頭(たっちゅう)で、円覚寺第150世・叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所である。もともとは不閑軒といわれていたが、松嶺院月窓妙円尼から寺領の寄進があったことから松嶺院と呼ばれるようになったそうだ。円覚寺には最盛期には42院の塔頭があったが、現在は19院だそうだ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125) |
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25.大方丈と庭園 右に見える仏殿は後で拝観することにして、まっすぐ妙香池の方に進むと右手に大方丈と庭園が見えた。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125) |
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26.百観音霊場と百観音 大方丈の手前を総務本所の方へ入る。塀の内側に沿って多くの観音さまの石像が並ぶ。ちょっとややこしいのだが、百観音霊場とは鎌倉郡内(三浦郡を含む)にある20ヶ寺が霊場としてまとめられたもので円覚寺派の寺院で構成されている観音霊場である。ここ円覚寺のほか、円覚寺山内で黄梅院、続燈院、仏日庵、寿徳庵、龍隠庵の札所がある。また、山外には東慶寺、浄智寺などがある。その母体となるのが、円覚寺境内にあるこの百観音なのだ。この百観音像は江戸時代、拙叟尊者が境内にある岩窟を掘り、百体の観音像を祀ったことに由縁があると考えられている。その後荒廃したが、明治21年洪川(こうせん)禅師が発願して西国33体の観音像を新らたに刻み、補陀落迦観自在窟(ふだらかかんじざいくつ)と名づけて境内の一部に安置した。1983年(昭和58年)に方丈前に移された。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125) |
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27.百観音 -1 それぞれ異なったお姿の観音像が整然と並ぶ。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 9mm ISO125) |
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28.百観音 -2 数えてはみなかったが、AIによると、実際に100体あるわけではなく、約100体の観音像が並んでいるため、「百体観音」と呼ばれているという。.
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125) |
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29.百観音 -3 それぞれの観音像はお顔、お姿が異なる。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 13mm ISO125) |
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30.柏槇(ビャクシン) 大方丈の前に柏槇(ビャクシン)の古木があった。市指定天然記念物だそうだ。円覚寺には他にもビャクシンの木があるそうだが、円覚寺開山、無学祖元により植えられたとの伝説があるという。カヤランという名の着生蘭の花だ咲くらしい。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320) |
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31.大方丈拝観 円覚寺の大方丈は一般公開されている。春に秋に何回か円覚寺に来ているが、大方丈を拝観したことがなかったので、拝観する。幸い、円覚寺は参詣者も多くない。拝観料500円をお支払いして靴を脱いで上がる。本尊・釈迦牟尼坐像の仏壇がある。どこも方丈には必ず本尊が祀られ、修行僧や来訪者が礼拝を行う場所になっている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200) |
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32.仏涅槃図と五百羅漢図 方丈には、仏涅槃図と五百羅漢図が展示されていた。仏涅槃図は、釈迦の入滅の様子を描いたもので、五百羅漢図は、仏教徒の模範である五百人の羅漢を描いたものだそうだ。羅漢とは釈迦亡き後の世界で仏教を守る役割を持たされた聖者だそうだ。仏涅槃図と五百羅漢図は、円覚寺方丈の宝物であり、展示されていたのはともに複製である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO2500) |
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33.仏壇と仏涅槃図 本尊・釈迦牟尼坐像の仏壇から下がったところで撮った。仏壇の左側には、仏涅槃図の展示が見られる。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 18mm ISO6400 ) |
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34.仏心 仏壇の右側に「仏心」と書かれた書が展示されていた。「仏心(ぶっしん)」の書は、鎌倉時代からの禅の精神を象徴するものだそうだ。円覚寺は鎌倉時代、1282年に北条時宗によって建立された臨済宗の大本山であるが、中国の宋代の禅文化を取り入れた道場として発展し、日本における禅の中心の一つとなった。その方丈に掲げられている「仏心」の書は、歴代の高僧や名僧によって書かれたこともあり、書として価値も高いものといわれる。禅では「仏心」を自己の内面にある真理を見つめること、迷いや煩悩を超えて、心の静けさに到ること、他者への思いやりを持ち、今この瞬間を大切に生きることだそうだ。この展示されていいる「仏心」を書かれた人は金澤翔子さんという方で、金澤翔子さんのお父様のお墓は円覚寺にあり、三年ほど前、お父様の十七回忌を記念して、お墓から見える円覚寺の仏殿で、「佛心」の二字を揮毫していただいたと臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺さんが述べられている。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200) |
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35.方丈から眺める庭園 方丈の縁からは庭園を眺めることが出来る。さっきは逆に外から庭園と方丈、書院を眺めて百観音霊場に入った。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2 1250秒 9mm ISO125) |
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36.セグロセキレイ 方丈の庭園に来ていたのはハクセキレイかと思ったら、どこか違う。セグロセキレイだった。セグロセキレイを見るのは初めてのことだった。
Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) |
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37.山笑う 方丈から北の方の山を見る。桜があり、樹々は常緑の中に新緑が混じる。まるで山が笑っているように見える春の様子を擬人化した俳句の季語である。
Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1250秒 37mm ISO125) |

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