琵琶湖をぐるっとGo To トラベル 11月25日~27日 (1)メタセコイヤ並木 11/25
10月の中頃だったか某旅行会社からのダイレクトメールで『明智光秀ゆかりの「西教寺」と通常非公開「教林坊」ライトアップ 琵琶湖ぐるっと紅葉10景3日間』というツアーが紹介されていた。昨年の2月には、仏事で京都へ行った帰りに石山寺、日吉大社を訪れていた。また、一昨年11月にも、高野山からの帰りに、京都駅から出発する日帰り観光バスで金剛輪寺、西明寺、百済寺の湖東三山を巡っている。 私たち一家は、1945年にかっての満州は奉天(現・瀋陽)から、父親の郷里である滋賀県に引き揚げてきた。私は小学校へ入る前の2~3年の間、そこで育った。私の本籍地は結婚するまでは滋賀県だったのだ。父親に連れられて琵琶湖に注ぐ小川へ行き、今は少なくなってしまったというモロコ釣りをした思い出もある。 というわけで、滋賀県には愛着がある。10月中頃にこのツアーに参加を申し込んでいたが、その後、新型コロナウィルス感染の第三波で感染者がじわじわと増えてきてしまったのが気がかりになったが、思い切って行くことに決めた。
今回のツアーのおおよそのコースは、第1日目に高島市マキノ町の県道小荒路牧野沢線のメタセコイア並木を見て、白髭神社を車窓から眺め、南へ下がってきて琵琶湖大橋を渡り、近江商人の街、近江八幡を散策した。近江八幡の近くで早めの夕食を済ませ、秋の夜間特別公開としてライトアップされた教林坊を訪れる。宿泊は2晩とも草津のホテル。2日目は、草津から名神高速を北へ走り八日市で下り、まず、湖東三山の金剛輪寺と西明寺の紅葉を観賞する。その後、彦根城を訪れ、昼食時間を含め、自由に3時間ほど過ごす。彦根城の駐車場に集合し、残りの湖東三山のひとつである百済寺を訪れ、早めに草津に戻ってきた。夕食は各自自由にする。最終日は比叡山延暦寺へバスで上がり、坂本ケーブルで坂本に下り、明智光秀の菩提寺である西教寺に行く。最後は大津に近い湖岸に建つ旧琵琶湖ホテルの建物のびわこ大津館で琵琶湖を眺めながらの昼食となった。帰路は大津から名神高速に上がり、岐阜羽島から新幹線に乗車した。
さて、第1日目。新横浜から乗車した新幹線の車内はほぼ満席だった。乗客はみなさんマスクをして、時々女性の笑い声が気になったが、静かに過ごしている。 米原駅で下車、駅前に近江交通の観光バスが待っていた。参加者は、1人旅行から3人グループまで全部で17人だった。片側にひとりずつ座る。乗車するときにベテランガイドさんが、乗車口でアルコール消毒液のスプレーを持って迎えてくれ、差し出した手のひらに吹きかけてくれた。 バスはまず北陸自動車道を北へ向かう。ガイドさんは小谷城や長浜の町の説明をしてくれる。木之本で下りて国道303号線へ。賤ケ岳、余呉湖の説明を聴きながら、敦賀へ向かう道と別れて、琵琶湖の西側へ向かう。最初に下車したところは、韓国ドラマの「冬のソナタ」のオープニングシーンや各場面に登場した並木道に良く似ていると話題になった、高島市マキノ町のマキノピックランドのメタセコイア並木だった。
1.マキノ高原のメタセコイヤ並木 -1 場所は琵琶湖の北側で、西側へ回り込んだあたりの三国山、赤坂山など標高800m~900mの山が連なる福井県との県境である野坂山地の麓にある。高島市マキノ町の蛭口~牧野の農業公園マキノピックランドを縦貫する県道小荒路牧野沢線に延長約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられている。高島市は、滋賀県の西部、琵琶湖の北西に位置する市。市の面積は県内最大であるが、人口密度は67人/㎢と県内でも少ない方だ。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO320 ) 露出補正 なし | |
2.マキノ高原のメタセコイヤ並木 -2 バスは県道小荒路牧野沢線の美しく紅葉したメタセコイア並木の下を潜るように走り、並木が終わるところにある駐車場に入った。若い人たちが大勢訪れていた。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO2000 ) 露出補正 なし | |
3.マキノ高原のメタセコイア並木 -3 車の往来は結構多いが、車と車の合間を見計らって車道に出て、見事に紅葉したメタセコイア並木の写真を撮っている。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 46mm ISO2000 ) 露出補正 なし | |
4.マキノ高原のメタセコイア並木 -4 おおよそ2.4kmにわたりメタセコイア約500本が植えられているというが、先は見えないほど続いている。1981年(昭和56年)に当初、約2mの苗木が植えられたが現在では樹高25m程度にまで成長している。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO1250 ) 露出補正 なし | |
5.マキノ高原のメタセコイア並木 -5 車も多い。京都ナンバーと地元の滋賀ナンバーが多いようだ。「冬のソナタ」のオープニングシーンや各場面に登場した並木道に良く似ているというが、「冬のソナタ」のロケ地「南怡島(ナミソム)」のことは知らないものの、それを凌ぐではないかと思うほど立派である。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 51mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
6.マキノ高原のメタセコイア並木 -6 同じような写真で恐縮である。当初、メタセコイアではなく桜並木にという意見もあったらしいが、桜百選に選定されている海津大崎の桜並木がすぐ近くにあること、果樹園を運営していることから防風林が必要であったこと、また整備当時近隣よりメタセコイアの化石が発見されていたことも理由となり、メタセコイアが選ばれたという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
7.メタセコイアとは wikipediaによれば、メタセコイアは、ヒノキ科メタセコイア属の落葉樹。1属1種。和名はアケボノスギ、イチイヒノキ。和名のアケボノスギは、英名 dawn redwoodを訳したものだそうだ。 樹高は生長すると高さ25-30m、直径1.5mになる。 葉はモミやネズに似て線のように細長く、長さは-3cm程度、幅は1-2mm程度で、羽状に対生。秋に赤茶色に紅葉した後、落葉すると記されていた。また、同じくwikipediaによれば、メタセコイアは、当初は日本を含む北半球で化石として発見されるのみで、絶滅した植物と考えられていたが、1946年に中国四川省(現在の湖北省利川市)で現存していることが確認されたという。1948年にアメリカのチェイニー(Ralph W. Chaney)が、湖北省から苗を持ち帰り育成。その一部が1950年に" target="_blank">三木茂博士 が結成したメタセコイア保存会に送られ、保存会により日本国内の研究機関や自治体に配布されたといわれる。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO1600 ) 露出補正 なし | |
8.メタセコイアの幹 成長すると幹は直径1.5mほどになるというが、まだそれほどではないにしても太い。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO2000 ) 露出補正 なし | |
9.マキノ高原のメタセコイア並木 -7 この並木は、1994年11月、読売新聞社の「新・日本の街路樹百景」に選定されて以降は、観光地として注目を集めている。2010年9月には「日本紅葉の名所100選」(主婦の友社選)にも選ばれている。昨年夏に行った北海道の十勝牧場の入口のTVドラマのロケに使われたこともあるという白樺並木を思い出した。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO1250 ) 露出補正 なし | |
10.ピザ屋 ピザを売る屋台の車に若い人たちが列を作っているのを横目で見ながら駐車場のバスに向かった。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
11.白髭神社 メタセコイア並木を出発したバスは琵琶湖の西側をJR湖西線に添うように南下する。小1時間ほど走って、ガイドさんが左側車窓に湖水に鳥居が立つ白髭神社の説明を始めた。右側には境内と社殿が見えた。降りて見たかったと思った。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
12.沖島 比良山地を右に見て、堅田から琵琶湖大橋を渡り琵琶湖の東側に入る。まもなく近江八幡というところで左側に島が見えた。ガイドさんは沖島と説明してくれた。wikipediaによれば、沖合約1.5 kmに浮かぶ小島。琵琶湖最大の島だそうだ。約250人が居住する有人島で、島の南西部に集落が形成されており、市立小学校や郵便局なども設置されている。また、ネコが多く生息しているというのをTV番組で見たことがある。電気・通信は、近江八幡市本土と沖島の間に湖底ケーブルがあるという。
SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 56mm ISO160 ) 露出補正 なし |
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