舞岡公園では珍しい蝶 9月29日
そろそろ秋の蝶も多くなってきたのではないかと、久しぶりに舞岡公園へ出かけた。この日はさわやかな快晴だった。
駐車場から公園へ向かう橋からは、ウラギンシジミたちがテリトリー争いをしていた。橋のほうへ張り出した木の枝に止まって、他のウラギンシジミが飛んでくると、スクランブルをかける。4~5頭の♂が飛び交っていた。
公園の中に入る。あまりチョうの数は多くない。谷戸へ下りるとヒヨドリバナが咲いていて、何かヒョウモンが飛んでいる。ツマグロヒョウモンではないようだ。オオウラギンスジヒョウモン♀がいた。ミドリヒョウモンもいる。オオウラギンスジヒョウモンを舞岡公園で見るのは初めてだ。ミドリヒョウモンは2005年に古民家で見たが、それ以来見ていない。先日、保土ヶ谷公園でもミドリヒョウモンを見ている。この両種はどちらかというと山地にいる蝶なのだが、今秋はどうしたのだろうか? n-shuhei さんも、大阪の泉北ニュータウンや、府立花の文化園で撮られているし、インターネットで見る他の蝶関連のブログ等でも、平地で撮ったミドリヒョウモンが紹介されている。
ナガサキアゲハの♀が悠々と飛んでいる。仰ぎ見ると後翅の白斑がきれいだ。♂も飛んでいる。しかも破損のないきれいな個体だ。しかし、この日、撮影することはできなかった。舞岡公園には以外と花が少ない。
1.ウラギンシジミ♂ 駐車場から公園に入る橋のそばで、何頭ものウラギンシジミがテリトリー争いをしていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/480秒 155mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段 | |
2.ヤマトシジミの求愛 道端のレンゲソウの花で吸蜜する♀に、♂が求愛している。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
3.遊歩道のヒカゲチョウ 公園の遊歩道を歩きはじめる。いつもヒカゲチョウがいるところで、この日も飛んでいた。路上に止まるところを広角側ロー・アングルで数カット撮ったが、私が撮っている間、自転車の人、散歩中の人がじっと待っていてくれた。「ありがとうございます」と礼を言ったら「何を撮っていたのですか?」と聞かれた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/980秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
4.アゲハチョウ産卵 カラタチの葉にアゲハチョウが産卵していた。尾状突起のあたりが大きく破損していたので、トリミングしてかくした。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
5.イチモンジセセリとアザミ 谷戸のあぜ道に咲くアザミの花にはイチモンジセセリが多くいた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
6.イチモンジセセリとヒヨドリバナ ヒヨドリバナにもイチモンジセセリが多い。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 140mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
7.オオウラギンスジヒョウモン♀ -1 谷戸のあぜ道を歩いていると、ヒョウモンが飛んでいる。ツマグロヒョウモンとは違う。オオウラギンスジヒョウモンの♀だった。舞岡公園では初めて見る。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/2000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
8.オオウラギンスジヒョウモンが止まった案山子 公園の谷戸では、案山子コンクールが行われていた。クマもん、フナッシー、ドラえもんなどの案山子が並んでいた。これは「ぬか床べに子」という作品。これにオオウラギンスジヒョウモン♀が止まった。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
9.オオウラギンスジヒョウモンとヒヨドリバナ オオウラギンスジヒョウモンと分かりやすいように裏面を撮った。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3。6 1/950秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
10.赤米 実り始めた稲穂がこうべを垂れる田んぼの一角に、黒紫色の穂を見つけた。撮った写真を古谷戸の事務所の方に見てもらい、「これは何でしょう?」と尋ねてみたところ、赤米ということだった。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 62mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
11.オオウラギンスジヒョウモン この日、多くのオオウラギンスジヒョウモンが飛んでいた。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
12.オオウラギンスジヒョウモン♀ -2 オオウラギンスジヒョウモンの♀とミドリヒョウモンの♀は表側だけを見ると判定が難しい。翅表の暗化傾向を見るとミドリヒョウモン♀のようにも見えるが、かすかに見える後翅裏面から、やはりオオウラギンスジヒョウモン♀のようだ。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/1600秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
13.コスモス 夏にヒマワリが咲いていた畑ではコスモスが咲いていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5。6 1/900秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
14.アカボシゴマダラ♀ アカボシゴマダラも多く見られるようになってきた。瓜久保の休憩所の傍で撮った。前翅の形から観て♀のようだ。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5。6 1/240秒 138mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
15.アカボシゴマダラ♂ 水車小屋まで戻ってくると、また、アカボシゴマダラが飛んできて、今度は目の前の葉に止まってくれた。今度は♂だ。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
16.アカボシゴマダラ開翅 -1 前の写真と同じ個体である。開翅してくれた。すっかり日本の蝶になっている。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/320秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし | |
17.アカボシゴマダラ サイドビュー 回り込んで、開翅しているアカボシゴマダラの横向きになったところを撮る。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 116mm ISO280 ) 露出補正 なし | |
18.アカボシゴマダラ開翅 -2 HS50の広角側で、水車小屋を背景にして撮った。後翅の赤いドットがきれいだ。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし | |
19.オオウラギンスジヒョウモン♀ -3 またヒヨドリバナにオオウラギンスジヒョウモン♀が来ていた。この日は何頭ものこの蝶を見た。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/80秒 99mm ISO400 ) 露出補正 なし | |
20.アカタテハとヒヨドリバナ この季節になるとアカタテハやヒメアカタテハが多くなる。しかし、今年はヒメアカタテハはほとんど見ない。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/170秒 99mm ISO800 ) 露出補正 なし | |
21.ミドリヒョウモンの求愛 ミドリヒョウモンの♂が、♀の後を追い、路上に止まった♀に求愛を続けている。♂のほうは間違いなくミドリヒョウモンだが、さて、♀のほうはひょっとしてオオウラギンスジヒョウモンかもしれない。翅表の暗化の状態や、若干前翅が細長く感じるので、これはやはりミドリヒョウモンの♀だろうか。第一、♂が他種のメスをここまで追いかけるだろうか。しかし、この2頭はとうとう交尾に至らず、♂は飛び去ってしまった。オオウラギンスジヒョウモンの♀かも知れないという疑念を拭いきれない。
Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 112mm ISO360 ) 露出補正 なし | |
22.初めて見るエゾビタキ いつもはあまり通らない「おおなばの丘」を周ってみた。数人の野鳥撮影の方がいらっしゃる。邪魔にならないように通り過ぎたが、スズメほどの大きさの鳥が前方の木の高い枝に止まった。HA50の1000mm換算(185mm)で撮る。だが名前がわからないので、n-shuheiさんに尋ねてみたところ、、コサメビタキではないかと教えていただいた。さっそくインターネットで検索してみると、熊本の大学生の方の「里山人雑記」というブログサイトに「識別ポイント エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ」というのがあった。それでみると、エゾビタキに似ているように見える。n-shuheiさんのアドバイスで「野鳥鑑定掲示板」に投稿したところ、向井さんという方からエゾビタキだろうと教えていただいた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/280秒 144mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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